有名な怖い話をクールに反撃する話に改変しよう 4

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420メリーvs聖徳太子 1/4
メリーの所に招待状が届いた。
「アホのメリーへ。
  法隆寺ができました。ざまーみろ。
  おみやげを持って来い。
  いいおみやげを持って来い。
           聖徳太子」

(メリー、太子の家へ向かう途中で
 その辺の石と草を拾って袋に入れる)

「私、メリー。今、あなたの家の前にいるの」
「さあ、とにかく入って入って。
 できたてホヤホヤの法隆寺だぞ。
 ちょっと変なにおいがするけど、入って入って。
 あ、待った。おみやげは持ってきただろうな」
「私、メリー。やっぱ、いります?」
「いりまくるよ。(太子、袋を開けながら)
 こちとらこれだけが楽しみで…
 …………………………!
 お前…」
421メリーvs聖徳太子 2/4:2005/08/18(木) 23:53:31 ID:SV8/xFZL0
(聖徳太子、メリーを法隆寺の中に案内する)

「私、メリー。今、あなたの後ろに…」
「メリー、お茶入れて。台所あるから」
「私、メリー、お客よ」
「ほざきやがれ!私は摂政だぞ」

「私、メリー。今台所にいるの。
 カメムシみたいな臭いがしたわ。
 床はギシギシいうし…大丈夫かしら、この法隆寺」

(メリー、おフロと書いてある扉を見つける)

「私、メリー。今、お風呂にいるの。
 なんで、台所とかフロがあるの、法隆寺に」

(メリー、扉を開ける。
 中にいたフィッシュ竹中さんから
 『リカちゃん…』と、言われる)
422メリーvs聖徳太子 3/4:2005/08/18(木) 23:54:02 ID:SV8/xFZL0
「私、メリー。名前を間違えられたわ」
「ごめん、私が間違えて教えちゃったんだ。
 後で訂正しとくよ!ムクとかそんなんでいいだろ」 
「私、メリー。いいわけないだろ!
 私、もう帰ります」
「泊まっていきんしゃい。ちゃんと布団もあるぞ。
 変な臭いがするけど」
「私、メリー。何で何もかも変な臭いがするのよ。
 泊まりませんよ」
「なんだよ。枕投げを楽しみにしていたんだぞ。
 ねー、たのむよ。一生のお願い」

(メリー、枕をとって軽く太子に一回投げて
 そのまま玄関から出ようとする。
 聖徳太子、『待アてええええ────!!』
 と言いながら飛んでくる)

「もっと本気でガンガンこんかい!」

(メリー、袋から石を出して太子の顔面に当てる。
 太子、キレてメリーに湯飲みを投げつけるが、
 メリーがよけて湯飲みの破片が太子に刺さる)
423メリーvs聖徳太子 4/4:2005/08/18(木) 23:54:35 ID:SV8/xFZL0
「もう…ゆるさん。マジでゆるさんメリー…
 生きて帰さん……」
「私、メリー。今のは太子の自業自得よ」
「だまれ!私の辞書には自業自得という言葉はないんだ!
 くらいやがれ!超必殺飛鳥文化アタック!」
「私、メリー。こんな狭い室内で暴れないで」

(太子、体育座りの状態で回転しながら飛んでくる。
 しかし、メリーがよけて壁に直撃する)

「あっやばい!今の衝撃で法隆寺がくずれそうだ!
 実はこの法隆寺急いでてきとーに造ったから
 柱とかけっこうゆるゆるなんだよ。
 チクショー!こんなことならメリーなんかに
 伝説の大技使わなきゃよかった」
「私、メリー。伝説の技だったの、今のが!?
 えっと…飛鳥時代アタック?」
「飛鳥文化アタック!」
「私、メリー。どっちでもいーわ!
 それより太子、速く外へ逃げ…」

(法隆寺、完全に崩壊する)