午前0時から午前4時までの時間帯に
怖い話をリアルタイムで語っていくスレッドです。
怖い話については、出典元、既出、オリジナルなど一切不問。
ただし、コピペはなるべく控えて「自分の言葉」で語ってください。
百物語、と銘打ってはいますがあまり拘らずに
「こんな話知ってる?」「前、友達の友達に聞いたんだけど……」
と手軽に話していきましょう。
雑談のみのスレッドではなく
怖い話を酒の肴に夏の夜を楽しむスレッド、ということで。
本日の午前0時よりスタートです
・午前0時〜午前4時まではage進行
・既出でも荒れない、煽らない
その話の背景や初出がいつか、なんて話へもっていきましょう
・一週間に一度、
>>1が話をまとめサイトにまとめる予定
4 :
本当にあった怖い名無し:2005/07/30(土) 12:34:16 ID:Is1TGm9e0
2
γ
(
_ノ
/
__
,、'" . `' 、
i`ー _ ',
. l| !| i""!|
}: }i |{ !j
〈| 'J |! }j :}
_ノ;し i} {J |
,、-,、' ハ- 、
( .( '、_ _ ,ノ ノ:i )
,、'""`ー---‐'"フ、_ - _,、' -'"
( _ ,、'"  ̄
`ー--─'"
百本目の蝋燭が湿気てつきませんです・・・
新しい蝋燭を立ててくださいです・・・
┌──┬──┐
│// /.│//./ │
│/ //.│ ///.│
│// ./│('A`)│
└──┴──┘
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・) ,,、,,
`ヽ_っ⌒/⌒つ;;';;;'
⌒ ⌒
>>3 うわ、本日の午前0時って……
7月31日 午前0時より
最悪、
>>1が一人で語ってますので暇な方は顔を出してください
8 :
へたれ語り部 ◆hdUppeK1Rw :2005/07/30(土) 21:06:30 ID:V69u5SLU0
すいません、親戚から訃報が入ったので
今日はちょっと無理みたいです。
ごめんなさい
9get
今日もやんないの?
いや、今日はやれると思いますよ
病院で、ちょっとした体験もできましたし
そろそろ、ですかね。
窓の外も静かになったようですし。
先日、法事ついでに長期入院中の友人の見舞いに行きました。
入院生活の長い彼から、病院の怖い話を聞けたので、いくつか。
彼は呼吸器系の病気で療養中なのですが
基本的には元気で、出歩くこともできるため、気分転換に散歩をするそうです。
それは昼間のこともあれば寝付けない夜のこともあるそうで
時々不気味なものを見てしまうことあるよ、と寂しそうに笑っていました。
彼は、中学生の頃から入院が多く
院内学級、というのにお世話になったといいます。
病院の中の小さな学校、という感じで
数人の仲間と勉強やリハビリをしていたらしいです。
ある時、みんなで七夕の短冊を書いたそうです。
「早く元気になりたい」「学校に行きたい」「お外で遊びたい」
今思うと残酷だったよ、と彼。
なんといっても、彼自身は完治することが無い病でしたから。
そんな彼も適当に書いて済ませていたそうですが
ひとりだけ最後まで何も書かなかった少女がいたそうです。
その俯いた姿が印象的でよく覚えている、と。
その七夕の日から数週間、その少女は院内学級に
顔を見せなくなり、教室の名簿から彼女の名前は消えたそうです。
やっぱり、病院内だけあって直接は誰も言いませんが
彼女が亡くなった、ということや心臓病で仕方なかった、という話を
彼も聞いていたらしく、あまりショックはなかった、といいます。
時は流れて、数年前の彼。
当時、高校生で、院内学級のこともほとんど忘れていたと言います。
七夕の日、どうしても寝付けなかった彼は
病院のロビーにお茶を買いにいったそうです。
夜の病院、というのはやはり不気味で
緑の非常灯と別の棟にある夜間外来の光がぼーっと照っている。
ふと、彼が玄関のほうに顔を向けると女の子が座っていたそうです。
こんな時間に、と不思議に思った彼が近づいていくと
その女の子は、たしかにあの院内学級の女の子にそっくりで
着ていたパジャマも、うっすらと記憶に残っていたそうです。
不思議と怖くはなかった、といいます。
彼はその女の子の視線の先に、笹が飾ってあるのを見て
その七夕の日を思い出した、といいます。
彼いわく、そのあとはよく覚えていない、と。
ただ、二言三言話したような気がする、とも。
翌朝、顔なじみの看護師さんにそのことを話すと
知らなかったの?、という目で見られたそうです。
なんでも、七夕の日に限らずその女の子を見かける人は多いそうで
看護師さんも二回は見かけた、と。
ただ、それ以降、その子を見る人はいなかったそうです。
ただ、それでも七夕の日になると
夜に病院のロビーに行ってしまうんだよ、と
少し恥ずかしそうにいっていました。
また別の話。
病院に長くいると、本当は見えない病院の裏側もわかるといいます。
例えば、夜中に彼のいる個室に移される患者さん。
たいていの場合、ICUでもう長くない、と判断されると
家族のため、また周りの患者さんのために個室に移される、といいます。
彼は重病、というわけではないのですが
突発的に症状が現われることもあるため、ナースステーションに近い
小規模な個室にいるので、そういった真夜中の移動には詳しいそうで
彼が言うには、今年に入って三回は体験したといいます。
五月の末、いや六月の初めだったか、と始まった彼の話。
なんでも、窓に雨があたる音が気になって寝付けなかったある夜
彼のすぐ隣の部屋から何人かの声が聞こえたそうです。
彼は直感的に「あぁ、あのお爺ちゃんかな」なんて考えながら
かなり薄い壁に隔てられた隣の部屋の音に何の気なしに耳をたてていたそうです。
廊下からは、何人かの人が歩く音や、ドアの開閉の音も聞こえ
一種、静かになったかと思うと、すすり泣きや何かを話しかけている声が
響いてきて、耳にはいる……
今夜は寝られないかもな、と彼が思ったとき
遠くから救急車のサイレンの音が聞こえてきたそうです。
もうほとんど慣れていたその音も、神経が高ぶっていた彼の耳には
よく響いて、隣の部屋の音はかき消されてしまったそうです。
そうこうしているうちに、窓の外は明るくなり
寝不足ながらも、彼は起き上がりふと気がついた、と。
数日前、ベットの向きを変えていた。
彼が「隣の部屋」と考えていた壁のほうは
ちょうど非常階段に接している外壁のほうで
隣の個室との壁ははるか足元のほうだったことに。
彼は、念のために血圧の測定にきたドクターに確認したそうです。
ドクターいわく、昨日から夜勤だったけど、家族を呼んだ覚えは無い、
聞き間違いが夢だろう、と。
ただ、そのドクターはこうもいったそうです。
「僕も経験あるけどね、誰かの話し声で一夜眠れないこと
それがたまたま誰かの臨終の時の話し声だったんじゃない?
場所も場所だしさ」
そういってドクターは微笑むと壁を何度か叩いて出て行ったそうです。
21 :
へたれ語り部 ◆hdUppeK1Rw :2005/08/01(月) 00:45:46 ID:3kOREc+Z0
それでは今日はこのへんで。
窓の外にご注意を。
今日も楽しみにしてます。
23 :
へたれ語り部 ◆hdUppeK1Rw :2005/08/02(火) 00:01:13 ID:3kOREc+Z0
そろそろですね
今日は、私自身の体験を。
窓の外も静かになったようですし。
私は、もともと怖い話が好きでした。小さい頃から
心霊特番は、怖い怖いと言いながら親と一緒にビクビク見てましたし
学校の怪談シリーズなんかも、夜寝られなくなること覚悟で読んでました。
ただ、そんな私が経験した怖い話、というのはあまりありません。
でも、かなり記憶に残っているのが、ある一枚の心霊写真の話です。
今、目の前に一枚の心霊写真があります。
私は、心霊写真に興味はありますが、あまり信じないほうです。
高校時代、体操部と写真部を兼部していて、写真の原理を学んだから
なのかもしれませんが。
今日みたいに、ちょっと蒸し暑い夜のことです。
その高校時代の友人から、突然電話がかかってきました。
興奮気味の友人は「今から○○○っていう廃屋に行くんだけど……」
それで、私に写真とビデオの機材を貸して欲しい、と。
たまたま所用があったので機材を取りに来た友人の
「一緒に行こう」という誘いは断り、数人の友人の乗るワゴン車を見送りました。
私は家で所用を済ませ、ふと時計をみると午前3時を回っていました。
そのとき、再び友人から連絡があり
「ビデオが不調だから、写真のほう多めにとる」という確認でした。
確かに、ビデオカメラは古めの物で大学時代に自主映画を撮るとき
安く譲ってもらったものなので納得しました。
友人からは興奮した様子で定期的に連絡があり
結局何も無かったよ、という明け方のメールで就寝しました。
その日の朝、帰ってきた友人の機材をうけとり
友人としばらく話していると、なんとなく違和感を感じたのです。
彼の行った廃屋、というのはかなり有名なホテル跡で
今は改装されていますが、当時はある事件で有名になり
山奥、ということもあって荒れ果てていました。
写真は友人が現像する、というので、途中まで撮ったビデオを
確認することになったのですが、友人の言うとおり
最初から画面が乱れ、かなり見にくい内容でした。
それは山道からホテルの入り口までを映したもので
暗いだけに不鮮明で画面の乱れを含めるとかなりごちゃごちゃとしていましたが
友人の声や同行した人の声から、雰囲気が伝わって
男二人で見るには、少しばかり不気味なものでした。
何か映りこんでいないか、声が入っていないか
真剣に見たのですが、そういったものは無く、その五分程のビデオは
すぐに終わり、友人はフイルムをもって帰っていきました。
私は、友人が帰った後も何度か見直してみたのですが
やはりそのビデオに変なところは無く、心の中では少しだけ残念に思っていました。
数日後、友人が現像した写真をもってきて
それを肴に酒を持ち寄って、同行した人達とともに
怪談談義などをしながらそのビデオをもう一度流していました。
二時間ほど経ち、写真の検分を何度かしましたが
やっぱり怪しげなものが写りこんでいることも無く
光の帯が、と思うものも照明の明かりだったり虫だったり
結局何も無かったんだ、という結論でその日は終わりかけていました。
そろそろ帰るか、と皆が腰を上げかけたとき
友人が一枚の写真を手にとってビデオを見比べています。
「なぁ、これって、心霊写真、っていうのかな?」
友人はそれを皆に手渡すとビデオを戻したり再生したりを
繰り返し、それをじっくりと眺めていました。
その写真は、ビデオが不調になる直前に撮ったもののようで
何人かがその廃屋に入る様子と、その廃屋の外観が写っていました。
ただ、写真とビデオを見比べていると、明らかな違いがありました。
写りこんでいる、映りこんでいる「建物」自体です。
ワクワク
ほぼビデオと同じアングルて撮った写真のはずなのに
ビデオと写真では、明らかにその建物の外観が違います。
いや、正しくは三階建のうち二階部分だけが違うのです。
ビデオのほうでは、一階と同じように荒れ果てた建物が映されてるのですが
写真のほうを良く見ると、二階のある部分だけ外観の装飾が綺麗で
なおかつ窓のガラスも入っているように見えます。
なんといっても、ビデオが不調になってからのほうをメインにしていて
最後の最後まで気がつかなかった違いですが、かなり大きな違いです。
ビデオの荒れ果てた光景が正しいのか、それとも写真が正しいのか。
写真の前後には建物の外観がよくわかるものが無く
ビデオでも、建物全体が映るシーンというのが少なくよくわからない。
もう時間は1時を越えていますが、酒の勢いもあって
その場に行こう、ということになりました。
私は、残念なことに翌朝からの仕事もあり行くことはできませんでした。
ただ、その結果は……
今、目の前に一枚の心霊写真がある、といいました。
しかし、もしかするとこちらのほうが正しくて、ビデオのほうが
心霊ビデオなのかもしれません。
ただ、今となってはそれも比べられなくなりました。
彼らが廃屋に確かめに行ったときには、もうその建物は
取り壊しの作業が始まっており、重機が搬入された後でした。
なんとも後味の悪い話なので、人に話すときは
ビデオと写真を同時に見せるようにしていますが
建物の違い、というだけでは恐怖には繋がらないようです。
ただ、少し考えてみると、廃屋へと入っていった彼らは
たしかに二階も行った、と言います。
廃屋だと思っていた建物。しかし、写真に写っている二階は
明らかにしっかりとした「人の気配」を感じさせるものです。
最近、友人と再びこの話をしたとき、彼は自嘲気味に言いました。
もしかすると、この写真が写している二階は
私たちが廃屋として見ているあの建物ではなく
偶然写りこんでしまった「別の世界」なのではないか、と。
心霊写真や心霊映像、というのは私たちとは別の世界のものが
偶然写りこんでしまう、というならば、その写真はまさにそれだ、と。
「それから、廃屋に行くのが怖くてね。またあの二階みたいに
別の世界がふっと現われて、俺たちを飲み込んじまうんじゃないか、って」
とは、その友人の言葉です。
私が体験した、というには少し遠かったかもしれませんが
今、実際に写真はありますし、ビデオも押入れのどこかにしまってあります。
怖い話、というのはなんといっても別の世界の住人の話。
廃屋や墓場が、偶然にもそういう世界に通じるとき、私たちは
何者かに出会うのではないでしょうか?
偶然、ある写真とビデオに写りこんだ別の世界の話、でした。
それでは今日はこのへんで。
窓の外に広がる、別の世界に気をつけて。
おやすみなさい。
37 :
へたれ語り部 ◆hdUppeK1Rw :2005/08/02(火) 01:10:43 ID:GSSRZKhs0
……また明日、同じ時間にお会いしましょう。
乙です。明日も楽しみにしてますよ。
面白かった。語り口調がうまいね
乙です
そろそろですね。お酒を用意して待っています。
41 :
へたれ語り部 ◆hdUppeK1Rw :2005/08/03(水) 00:00:57 ID:TrfB6a6Z0
どうも、そろそろですね
窓の外の世界のお話。
今日は、私の学校で怖い話が好きだったK教諭のお話から
幾つかお借りしてお話したいと思います。
K教諭は、授業中に空いた時間ができると
「こんな話は知ってるか?」という決まり文句と共に
ご自身の体験や又聞きの怖い話を語ってくれる面白い方でした。
ある嵐の日でした。かなり記録的な豪雨と強風で
最寄の交通機関はほとんど動かなくなり
たまたま部活や色々な活動で放課後に残っていた生徒は
学校に泊まっても良い、ということで数にして二十数人の生徒が
旧校舎の会議室に、古い宿直や緊急用の布団をだして
合宿、といった感じで一夜を過ごすことになりました。
私は、前回のお話のとおり、体操部に入っていて
器具の片づけやらモップ掛けやらで遅くなり、泊まらざるを得なかったわけで
外は大雨と強風、そして泊まる場所は旧校舎、というのもあり
少しばかり不安をもっていました。
その日、監督の先生としてK教諭ともう一人の女性の養護教諭が
残ってくれることになり、男子の監督としてK先生が私たちの部屋で
一緒に過ごすことになり、なんとなくいやな予感はしていました。
そこで、先生はお約束どおり「こんな話を知ってるか」と
就寝の準備をしていた私たちに怖い話を聞かせる気満々でした。
私は、怖い話は嫌いではありませんが場所が場所だけに
少しだけ怖かったのを覚えています。
K先生の話が始まり、流石に暇だった皆が聞き入ります。
「こんな話を知ってるか?
○○団地に、絶対に入居しない部屋、というのがある。
そこは、昼間こそ何の変哲も無い日当たりの良い部屋で
時々、ぜひ住みたい、という人が来るほどの好環境だった。
ただ、管理人を初めとして近隣の住人は
絶対にやめておけ、と何度も忠告するらしい。
先生も若い頃、団地に住もうと思ったときがあってな。
曰くつき、というのも気になってその部屋を見に行ったことがある。
管理人に部屋の鍵を開けてもらって中に入る。
なかなか感じのいい部屋で、多少引越しの痕はあったけど
別に不気味な雰囲気やら印象ってのはなかった。
それで、管理人に入居の話をしようとしたんだが
『どうしても、というなら、まずは一晩管理人室に泊まっていけ』
というんだよ。その部屋、じゃなくて管理人室、な。
とりあえず、管理人だけでなくお隣の人も言うから
家のほうに連絡して、一晩泊めてもらうことにしたんだ。
管理人さんと、日本酒の一杯も飲みながら
色々と話をしてると、いつのまにか時計は一時を周っていてな。
そろそろ寝るか、と思ったときに、管理人さんが窓際に立った。
『あの部屋ですよ。3階の、ほら、あの部屋』
そういって、管理人さんが指差したところに
昼間、見に行った部屋があったんだ。
先生、それを見たとき、バケツで水をかけられた様な気分だったよ。
ゆーらゆら、とね、揺れてるんだよ、足が。
真っ暗で見えないはずなんだけど、見えてるんだ、何でか。
いや、わからないか、なんというか、部屋の中で黒い物が揺れてるんだよ。
でも、あの揺れと形からして、きっと、足なんだろうな。
時間も時間だし、向かい側の建物なんだけどね、凄い怖かったよ。
管理人さんにね、『見に行きましょう』って言われて
懐中電灯もって見にいくんだけど、怖かったね。
でも、ドア開けて窓際を見ても何にも無い。
本当に、床と黄ばんだ壁紙、それだけしか覚えてないよ。
そのまま、管理人室で酒飲んだね。
管理人さんも慣れてるらしいけど、いつでも見れるわけじゃないらしい。
やっぱり、気分は悪い、って言うんだよ。
朝になって、管理人さんが言うには
『三年前にあそこの女の子が死んでね。ああやって。
美大生で、気立てのいい綺麗な子だったよ。でも、男に騙された、とかでね
俺の前の管理人が、この窓から、ああやってぶら下がってるところを見つけたんだ』
窓からおそるおそる見るんだけど、もう何にも無い。
普通の窓があるだけ。でも、昨日の風景は忘れられない。
管理人さんが言うには、あそこで夜寝てても何もでないらしい。
管理人室の窓から、夜中に眺めたときだけに、それが見えるらしい。
でも、噂が広まって、誰も入居しないし、勧めないようにしてるんだって。
管理人さんが言うんだよ
『ああやってぶら下ってるのを見たら、怖いというより哀しいですよ。
もう三年も、毎日ってわけじゃないが、夜になるとぶらさがってる。
あの子はわかってないんですかねぇ』
そこまで言い終えてK先生は一息つくと、
生徒の顔をひとりひとり見てそっと呟きました。
「どこにでもでる、っていう幽霊よりもな
どこか、ある限られた人しか知らない、って幽霊のほうが怖い。
だって、お前らの部屋も、向かいの家から見たら
何かがぶらさがってるのかもしれない、なんて思うと
夜寝れなくなるだろう」
そう神妙にいうと、すぐに顔を変えて笑うとこう付け加えました。
「でもな、俺はそういうのも夢があっていいと思うぜ」
K先生は、そういって、また語り始めました。
「こんな話を知ってるか?
俺は大学の時、登山サークルに入っていてな。
今思うと色々無茶したもんだけど、それでも楽しかった。
ただな、今でも不気味に思うのは、山小屋とか、テントの中だ。
明かりがさ、少ないってのは、影が多く感じるんだよ。
真ん中に置いた蝋燭一本、とか、そういうのは逆に怖いんだ。
お前ら、コンビニの天井見てみろ、蛍光灯何本もつかってるだろ。
あんだけ明るいと、暗闇なんてどっか行っちまうからな。
追い出された暗闇、ってのが、古い山小屋には残ってるんだよ。
俺が二年になったばかりのとき○○岳ってとこでな
下山予定より遅くなって、山小屋に泊まる破目になってな。
ただ、暗い中を歩くのも危ない、っていうことでそこで寝ることにした。
装備が軽くてな。明かりに懐中電灯を使おうとしたんだが
電池がもったいない、といって、山小屋にあった蝋燭とランタン使ってね。
真ん中に立てて、みんなで見てるんだよ、火を。
まだ寒い、って時期じゃなかったし、家族とか彼女とかの話で盛り上がったね。
ふっとさ、目の前の相手の後ろに、大きい影ができててね。
全部で四人しかいなかったから、ちょうど全部の壁に一人ずつ
大きい影ができてるんだ。
ただ、蝋燭だからな。影、というより暗闇に光が差してる、って感じだ。
ぼーっとしてたら、みんな眠くなったらしくて毛布に包まって
横になったんだが、目線に蝋燭があると眩しくてな。
「消すか」なんて話をしているときだった。
俺の前のやつが、俺の後ろを見つめてるんだよ、じっとな。
俺も後ろを振り返って、そいつの視線を追うんだけど、なんにもない。
蝋燭消そうか消さないか、というときだったから、みんな不思議がってな。
その見つめている奴に色々聞くんだが、黙ったままでね。
見かねた一人が、「じゃ、○○も眠そうだから消すぞ」っていった瞬間、
その俺の前のやつが「消すな!、絶対に消すな」って豪い剣幕で叫ぶんだ。
そのとき、俺はなんとなく『こいつ、なんか見ちまったな』って思ったんだよ。
結局、そいつは蝋燭を消そうとすると怒るから
みんな思い思いの方向向いて寝て、そいつだけずっと蝋燭を眺めてた。
朝が来て、窓から日の光が差したとき、ようやくそいつが口を開いてね。
そいつがいうには
『何かはわからない。でも、絶対に見ちゃいけないものを見てしまった』
って、青い顔して呟くんだ。普段マジメなやつなだけに怖くてね。
壁のシミだ、錯覚だ、疲れてたんだ、と色々言うんだけど
そいつは譲らないんだよ。
『見ちゃいけないものを見たんだ』とね。
それから、そいつが事故にでも遭わないかとヒヤヒヤしてたんだが
結局何にも無いまま大学卒業まで漕ぎ付けてな。
内心、気にしてた俺がお人よしなような気もしたんだよ。
それで、そいつにいったんだよ。
あの時、あの山小屋で何を見たんだ?ってな。
そしたら、そいつは少し寂しそうな顔をしてこう言ったんだ。
『言っていいのかわからん、お前は知らなくていい』
今も、そいつが何を見たのかはわからないし
別にそいつが不幸続き、というわけでもないんだ。
ただ、そいつが暗闇を見つめていたときの目と、その後の剣幕が
どうしても思い起こされてな」
そこまでいって、K先生はため息をついて、こう呟きました。
『それ以来、暗闇をじっと見つめられないんだよ。
何か、見ちゃいけないものが見えてしまうんじゃないか、ってね』
K先生は話を終えると、少し笑って、念仏を教えてくれました。
今思うと、浄土宗の十念、というやつだったようですが
先生なりの対処法だったのでしょうか。
翌朝、いい天気の空を見て、K先生はいいました。
『お前ら、こういう晴れた空をよく見とけ
何かあったとき、この空さえ思い出せば
怪異も何もこの空に勝るものは無い』
なんとなく、心に残った言葉でした。
それでは、今日はこのへんで。
K教諭の語った、ある団地と暗闇の話、でした。
部屋の隅、窓の外、そんな暗闇に思い馳せて。
おやすみなさい。
63 :
へたれ語り部 ◆hdUppeK1Rw :2005/08/03(水) 01:02:48 ID:dVykYBVc0
……明日は、所用がありまして、語れそうにありません。
もし、誰かお暇でしたら、代わりに語ってくれると嬉しいです。
乙です。なんか、怖かったけど、いい話だったです。
空の言葉がイイ
66 :
ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/03(水) 02:38:57 ID:/RirBenI0
いい話だったよ へたれ語り部なんかじゃないよ!
感動の語り部だよ!
良スレの予感
保守
69 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/04(木) 23:52:15 ID:XVQZKZP0O
age
こんばんは、そろそろですね。
71 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/04(木) 23:59:22 ID:CbDdgziN0
今日も楽しみにしてます
昨日はすみませんでした。
ちょっとした座談会で、怖い話で盛り上がってきました。
そこで聞いたお話と、ついさっき体験したお話を。
73 :
Mr.怖い話:2005/08/05(金) 00:04:59 ID:NoBuF3RW0
やっと12時になりますたな
昨日、あるお寺で怪談好きの友人や同僚と
お坊さんを囲んで百物語をやってきました。
百物語、というと蝋燭を、というのが思いつきますが
ちょっと変わった手法のものもあるようで、その日行ったのは
肝試しの意味合いがとても強いタイプのものでした。
まず、大きく太い蝋燭を参加者の中心におき
その日だけで座敷を照らし、怖い話を語ります。
語り終わった人は、その座敷を出て
隣の座敷へ行き、その中央に置かれた文机に向かいます。
その上の鏡で自分の顔を覗きながら
筆で『○○○○』と自分の名前を書いて、皆の待つ座敷に戻る。
その一連の行動を一人が十回程度繰り返すわけです。
最初、座談会ということで和やかだった雰囲気も
百物語、となると張りつめた物になって、やはり怖かったです。
なんといっても、山寺の暗い廊下を歩いて
真っ暗な部屋で、ほの暗い中、鏡で自分の顔を見るわけです。
普段なら何のことはない行為ですが、あんなに鏡が怖い、というのも
なかなか面白い体験なのかもしれません。
閑話休題。
流石に、怖い話が好きな人々だけあって、百物語を語れるほど
怖い話のレパートリーというやつがある。
中には、オカルト板でも見かけるものもありましたが
初出のものも多く、背筋がぞくりとしたのも一度や二度ではありませんでした。
たしか、午前二時を周った頃でしょうか。
私の友人が語った「ノックの話」。それは、こんな語りだしで始まりました。
ノック、というやつがあるだろう。
そうそう、トイレやら玄関やらでコンコン、ってやる、あのノックだ。
俺はあんまり幽霊なんてものは信じないたちでね。
なんといっても、姿かたちが見えない、というのは信じならんねぇ。
ただな、この話を思い出すたび、霊的な存在ってのはあるかもしれない、って思うのよ。
幽霊やオバケ、ってのは、あぁ、これは違うんだっけか?
ま、とりあえずそういうものは人との繋がりを探してるんだとよ。
ほら、仏壇でチーンってやるやつも、一種の呼びかけ、ってやつでさ」
ここまで語ると、彼はお坊さんを見ました。
山寺の住職だそうですが、非常に徳の高い方らしく
度々、悪霊払いなどで同じお坊さんも相談に来るほど、とのこと。
語りだすと、それを続けても言いか、お坊さんに確認をとるのが
この百物語の暗黙の了解でした。
80 :
Mr.怖い話:2005/08/05(金) 00:19:53 ID:URmK/q5k0
去年の夏休みの話ですが、僕は友達と近くの川へ行き友達3人といっしょに釣りを
楽しんでいました。しかし、なかなか釣れずその辺は石などもごろごろしていて
釣るのはむずかしいと想い、もう夕方でしたが場所を移動してみることにしたのです。
そして仲間と少し奥のほうですることにし歩いていったのです。しかし、奥のほうは
結構浅いのでどんどん奥のほうへと良い釣り場がないかと進んでいきました。
するとなにやら草ボーボーの場所にトンネルのような洞窟?のようなものがあったのです。もうそのときは
夕方でしたのですこし、不気味な感じもしたのですが好奇心で皆で行くことにしたのです。
そして道なりに20分ほどあるくと行き止まりになっておりそこにはなにかを物語っている
不気味で小柄な祭壇が置いてありました、たしか花がそえてあり絶対に忘れることのできない
少し笑みを浮かべているお菊人形が・・・あれはマジでこわかったです・・・
帰る頃には真っ暗で友達と家の方向がちがくてすっげーこわかった・・・
花がそえてあったってことは誰かが置きにきてるんだよなぁ・・・・なんなんだ・・・・・もういきたくねぇ・・・
何を臆病な、と思うかもしれませんが
こういった状況で話す怖い話、というのは
霊障だ、祟りだ、というよりも信じ込みやすい人には危険な話、というのがあるらしく
それを確認をとって進んでいかないと、悪影響のでることも多いそうです。
百物語の怪異、というのは、そういう自己暗示の負の部分、というのが
大きい、とは、事前の説明でした。
お坊さんが頷いたので、彼は勢いこんで話を続けます。
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
>>80 菊人形ですか。
人形系は怖いですね。なんというか、生々しいですから。
「それでな、人との繋がり、っていうのはさ
現世とあの世を繋げる、ほんのちょっとした行為なんだよ。
襖を開けっ放しにすると、幽霊が覗く、っていうのも
そういうスキマが、向こうの世界とのスキマをつくっちまうとかな。
それでな、俺がある人に言われたのは
『人がいないとわかっているところで、絶対にノックをしてはいけない』
っていうことなんだ。
ノックってさ、中に人がいるかいないか、っていうのを確認するだろ。
つまり、返事が返ってくることを待つ、っていう行為なんだと。
ドアを隔てて、向こうとこっちで繋がりを求めてるだろ。
これが、誰かいるかもしれない、っていうさ、そういう確認ならいいんだけど
自分以外家にいない、ってわかってたり、閉店後のデパートとか
いない、ってわかってるのに、ノックをする、っていうのは
絶対にやっちゃいけない、っていうんだよ。
例えばな。
自分しかいない家で、トイレのドアをノックする。
こういうのは、「中に誰かがいる」というのを、暗に願ってる状態なんだ。
だから、もし、誰もいない、ってわかってるのに
ノックしてしまう、ってのはさ。霊とかあの世のものを
呼び出す行為、っていって、忌むべきものなんだって。
ただ、それを言われてね、なんだと、と思ったんだよ、俺は。
ノックぐらいで何をビクビク、なんて思ってね。
あるとき、俺しかいない家で、片っ端からドアをノックしたんだよ。
キッチンだ、寝室だ、子供部屋だ、って全部回るんだけど
結局何もなくてね。まぁ、よくある迷信だったんだ、と思ったんだよ。
それで、少し思うところがあって、外にでたんだ。
ふざけ半分で、玄関をノックしたんだ。
中には絶対誰もいないし、でれるなら誰かでてみろ、って思ってさ。
コンコン、ってな。結構強めに。
そしたら、遠くから「コン……コン……」って聞こえるんだよ。
ホントに、背筋がぞっとしたよ。
無人の我が家からノックの返事が帰ってきてるんだ。
ドア開けるのが怖かったね。
俺は何かを呼び出しちまったんじゃないか、って。
ノックに返事をするために、あの世から何か呼んではいけないものを
呼び出しちまったんじゃないか、って、思ったよ。
また、恐る恐る家の中を回ったけど、幸い何もなくてね。
今でこそ、あの返事は空耳だ、とか木のきしみだ、っていえるけど
あの時は、ノックの返事だ、ってたしかに思ってたよ。
だから、ノック、っていうのはそうそう安易にしていいもんじゃない。
もちろん、純粋に人の有無を問うならいい。
ただ、何かを呼び出す行為だ、っていうことを心に留めて置けよ。
それはつまり、居ない所に誰かを呼び出す行為になるんだからな。
それじゃ、終わりだ。
思えば、学校の頃はやったな、トイレの花子さんだっけ?
ノックを何回かして呼び出す、っていうのは、暗にそういうことを
しめしてたんだろうか、なんて勘ぐっちまうよ。
ま、蛇足だな」
そういって友人は、座敷をでていきました。
午前四時頃、夏ということもあり空が白み始め
九十九話目も無事に語り終わったとき、お坊さんが最後の一話、といって
してくださったお話をここに併記しましょう。
「ある民家には、度々ある異形が現われる。
その異形が、家人が誰何を問うたびにこういう。
アギョウサン サギョウゴ 如何に?」
皆さんはわかりましたか?
これで、百物語は終わり、無事に帰宅できました。
さて、今日はもう一話、私が体験したお話を。
今日、ここで何をお話しようかと車を運転しながら考えていました。
夜も深まった八時から九時頃でしょうか。なんとなく、橋を見たくなり
近くの小さな道路橋を通って帰宅することにしました。
橋も真ん中に来たころでしょうか。
橋の向こう側にぼんやりとした光が見えます。
見れば、石灯籠に火が入っており、近くに一人のご老体が
線香を立てて手を合わせている最中でした。
93 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/05(金) 00:52:04 ID:6HcTvgH30
aiうeo
sashisuseそ
もともと、別ルートのほうが今では主流になり
地元のものしか使わないような道路橋でしたから
滅多に人も通らず、近くに人家も少ないようなところです。
少し興味をもって、私はご老体にお話を聞きました。
私が通った道路橋というのは古くからある橋だったそうで、
昔は、橋を失うというのが非常に大変なことだったので
台風や大雨で水が増水したときは、板を外してしまい
最小限の被害で済むように、と地元の者が働いたそうです。
ある大雨の時、板を外す作業中、若い青年が
増水した川に落ち、亡くなってしまったそうで、珍しくないとはいえ
慰霊のために石碑が建てられ、幾たびか慰霊祭も行われたそうですが
ここ最近は、その橋の古い姿を知る人もなく
地元でも、そのご老体を残してほとんどそれを知る人はいない、とのことです。
「私も、なんだか胸騒ぎがしましてね。今日だったんですよ、命日が」
そういって、古い石碑に指差して、車のライトに浮かんだ日付
それは確かに 八月四日。つまり、私が偶然にも橋が見たいと思ったその日でした。
ご老体は「私もきっともう長くはないから」といって
その石灯籠はもう管理する人もいないこと、石碑の周りも
昔は草を刈っていたことなどを話してくださいました。
多分、私に後を継いで欲しいということなのでしょう。
「この橋を護ってくれているはずですから」
と、そのご老体は呟いて、歩いていきました。
一人残された私は、まず石碑に手を合わせ、あることに気づきました。
その青年の享年が書かれいる。
もし、今生きていれば、先ほどのご老体ほどになっているのではないだろうか。
ご老体の去った方向を見ましたが、そこには
もう夏の風と漆黒の闇だけが広がっていました。
今となってはもうわかりません。
もしかすると、という想像はそこでやめにしました。
橋を見たい、なんて思うことも不思議でしたが
そこで偶然にもその由来を聞き、ご老体と石碑に手を合わせる。
きっと来年からは、私一人になりそうですが……。
真実を知るは、その夏の風と夜の闇だけ、の不思議な体験でした。
さて、今日のお話はこれくらいで。
してはいけないノックの話と、橋に呼ばれた話、でした。
闇に呼ばれて、そこで出会う闇もまた一興
おやすみなさい。
>>93 うそ、ですね。
昔から、とはいえ、五十音のある頃からでしょうが
とんち話、というやつでしょうか。
百話目は、いつもこれで済ます、とは、そのお坊さんのお話でした。
100 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/05(金) 01:06:16 ID:WlS9oiFm0
怖い体験ぼくもありますよ!
毎度乙です
でも前者の方の百物語のやり方はヤダな…
それでは、また明日、同じ時間にお会いしましょう。
感想を書いてくださっている皆さん、本当に励みになります。
ありがとうございます。
乙です。また明日も来ます。
おやすみなさい。
お坊さんというのは、皆とんち好きなので?w
>>100 どうぞどうぞ。スレを使ってください〜
>>105 そうなんですかねw
ただ、そのお坊さんは結構百物語のために
座敷や灯篭を貸してくださる方なので
そういうのには詳しいのかも。
107 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/05(金) 01:22:22 ID:p51bqJwaO
今日初めて着ましたが楽しませてもらいましたo明日も着ます\(`・ω・´)
へたれ語り部さん、今日初めてこのスレ拝見しました。
あなたの話は人を惹き付ける力がありますね!
すっかりあなたのファン?になってしまいました。
これからもあなたのお話楽しみに聞かせていただきます。
座談会は仲間内だけなんですか?
いつか参加(きっと聞いてるだけだろうけど・・・)してみたいですw
109 :
ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/05(金) 01:54:28 ID:+RcQlJ6z0
110 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/05(金) 03:26:19 ID:Fs5ZxVCu0
たまたま怖い話が見たくて始めて来たオカ板ではじめて入ったスレがここです
正直怖いです 眠れそうもないのでこういった感じのスレを教えてください
111 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/05(金) 12:57:12 ID:ls/Im9t10
112 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/05(金) 12:59:46 ID:ls/Im9t10
>>111 関西テレビでやったやつじゃなかった スマソ
113 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/05(金) 13:52:37 ID:mD+FjM+g0
おもしろいです。
また聞きにきます。
良スレの予感
そろそろですね
116 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/05(金) 23:59:58 ID:1E+n9YeeO
そろそろでつね
こんばんは、そろそろですね
今日も暑い一日でした。まだまだ外は暑いようです。
たまには、窓を空けてみようかと思いましたが、暑さには勝てません。
さて、今日は古い物に宿るモノ達のお話です。
日本人の「もったいない」が話題を呼んでいることはご存知でしょうか。
最近はそうでもありませんが、日本人は物を大切にしてきました。
江戸時代、草鞋を履き続けるうちに、ついに履けなくなると
道端の畑において、肥料にしていく。
それほどまでに、物を使い込み、役立てていく。
これは、今の私たちも見習うべきなのかもしれません。
閑話休題。
私の知人に、古物商を営む人がいます。
壷や掛け軸よりも、生活道具や看板などを集めている人なのですが
やはり、物には何かが宿っているような気がする、といいます。
あるとき、古い民家から買取の依頼があり
新潟のかなり歴史のある家に出向いたことがあるそうです。
その家は、いわゆる庄屋だった、とのことですが
とにかく、裕福な一家だったらしく、蔵の中にもそれを物語るものが
たくさんあった、というのはその人の話。
蔵の中に入り、色々なものを鑑定するのですが
やはりそこは旧家だけあり、珍しいものからガラクタまで
それこそ一日では見切れないほどだったそうです。
帰り際になり、幾つか買取の確認をして
荷物を車に運び込んでいたときだそうです。
一匹の猫が、彼の足にまとわりついて離れない。
今思うと、その猫は真っ白で、人懐っこかった、といいます。
ただ、無視して帰る、というのができないほど、何かを感じさせた、そうです。
近くで、蔵を眺めていた主人に猫のことを聞く。
主人はしばらくその猫を見てましたが、何かに気がついたように
彼をひっぱって蔵の中へと導いたそうです。
蔵の奥で、彼が一見何もないと思っていたところに
小さな木箱がありました。桐でつくられた立派な箱です。
主人は、何度かためらっていましたが、それを開けたそうです。
そのとき、その人は思わず息を呑んだ、と。
そこには、一匹の猫が寝ていました。
美しい流線型を描いた、すっきりとした木彫りの猫。
それはまるで生きているようだったといいます。
「猫を見て、まさか、とは思ったんだけどねぇ……」
主人は、その木彫りの猫をそっと撫でると、目を細めて
その家と猫についての話をしてくれたそうです。
その家には、ひとつの言い伝えがありました。
それが「猫を飼ってはいけない」という内容で
それは江戸時代から代々家主に伝えられてきた話だった、と。
ある代の家主が、どうしても猫を飼いたくなった。
しかし、家人の手前、猫を飼うともいえず、自室で篭って
その猫を掘って、それを愛でていた。
いつしか、その木彫りの猫は家主の前では
生きているかのように振舞った、という逸話が残っている、と。
主人は、猫を箱に戻し、それをその人に渡したそうです。
その猫は家主の死後、こうして桐の箱に収められ
日の目を見ることも無く、ずっとこうして仕舞われてた、といいます。
「この猫も、きっとまた愛でられたいのだろう」
そういって、主人はその人に猫を託しました。
また、この猫を可愛がってくれる人に会えたほうが
この猫も嬉しいんじゃないだろうか、と言って。
彼は、その桐の箱を持って車に戻りましたが
あの白い猫はもういなくなっていた、といいます。
主人は、彼の去り際、もう一度呟いたそうです。
「その箱の蓋、開いた跡が残ってたよ
売る気はなかったんだけど、それでねぇ」
そこで、ふっと猫の鳴き声が聞こえたんだよ、とその人は言いましたが
まぁ、実際はわかりません。彼も、こういう話が好きですから。
あまり怖くない書き込んでもいいのかな・・。
語り部さんが終わってからのほうがいいですよね。
ただ、その木の猫は、今でも彼の店の中にいて
新しい‘飼い主’を待っている、といいます。
最後に、その友人はその木の猫を撫でながら呟きました。
「この猫が動いてるところは見たこと無いけどね」
そういうと、何か含みのある笑いで、もう一言。
「最近、ネズミがでなくなってね。この猫様様だよ」
これがどういう意味かは、私からは答えはださないでおきましょう
今日は、怖さよりも不思議さ、なお話でした。
ちょっと早いですが、今日はこのへんで。
>>128さん、後をよろしくお願いしますw
131 :
128:2005/08/06(土) 00:37:01 ID:y+XXpkTl0
語り部さんの後を引きついで、
何年か前に体験したとていうか、肝試しで起こったことを書かせてください。
文章が拙くて分かりづらいのはご容赦ください。
5年前、私は近所の児童会のイベントの肝試し会の係りをやりました。
私はゴール地点で肝試しを終えた子供がちゃんといるかの確認をしたり、
ゴールした子供に参加賞のアイスを配ったり、全員揃ったらスタート地点の係りに知らせる役目を友達とやりました。
肝試しは公園の入り口から、一番奥にある広場までの1本道500mくらいのコースで、ホームレスや一般の人が入り込まないように
途中に何人も係りの人が隠れて張り込んで、入り込みそうになったら事情を話して入らないようにしてもらっていました。
つまり、公園の内部には児童会の子供と係りの人間しかいない状態をつくりあげていました。
参加した子供は二人一組でスタートからゴールまで歩きます。
前の組がゴール少し前にさしかかったら、次の組がスタートします。
1回曲がり角があるので、前の組の姿は見えません。
おっかなびっくり歩くので1組15分ほどかかったと思います。
脅かし役はいなかったのですが、
夜の誰もいない公園で、街灯だけが細々とついた状態で夏なのにかなり寒々しい様子を作り上げており、
自分も子供の頃参加したことがありましたがとても怖かったのを覚えています。
132 :
128:2005/08/06(土) 00:37:57 ID:y+XXpkTl0
その夏は20人ほどの子供が参加しました。
詳しい人数は忘れてしまいましたが、10組ほどいたとおもいます。
私はゴール地点で子供達にアイスクリームを配りながら、怖かったー泣いちゃうかと思ったーとかいう子供の話を聞いていました。
そしておかしなことを聞きました。
子供達は揃って「途中にあるベンチに人がいた」と言うのです。
最初に書きましたとおり、公園内には子供達と係りの大人以外は誰もいないはずです。
私はスタート地点の係りに「子供たちが途中のベンチに人がいるといっている」と携帯で伝えました。
スタート地点の係りは、途中に隠れている見張りの係りに連絡をして確認を取ったところ
「誰もいなかった」とみな言ったそうです。
子供達の目撃したベンチの向かいの植え込みは、見張りの係りがいたのですが当然誰も来ていないといいました。
肝試しはその後も続けられ、私は子供達と話をしながら他の子供を待っていたのですが、
おかしなことに気づきました。
子供達が見た人はそれぞれが違うのです。
二人一組だったのですが、それぞれ違う人を見ていたのです。
ある子供はワンピースのお姉さんだったといい、ある子供はサラリーマンみたいな人だったと。
大体はワンピースのお姉さんと、スーツ姿の人とお婆さんだったとおもいます。
しかも、ベンチに座っていたり、ベンチ脇に立っていたりとそんなところも違っていました。
じっとこっちを見ていたということだけは共通していましたが。
子供達は、見張りの役の人だと思っていたらしく素通りしてきたらしいのですが、
係りの人はTシャツの人ばかりでそんな人がいるわけありません。
結局最後の一組までそのベンチで人が目撃されることになったのですが、
係りの大人は最後までその人を見ることはありませんでした。
2・3年に一度か二度くらいおかしなことを目撃したりする子供はいます。
それはその子だけだし、気のせいに片付けられる事ばかりです。
心霊スポットというわけでもない土地ですし、毎年その公園で行っていたのに
何故5年前のあの夏だけ子供達全員にそんなおかしななことが起きたのか、
今でも分かりません。
拙いあまり怖くない話で申し訳ありませんでした。
134 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/06(土) 00:42:23 ID:ggEGTazp0
>>133 いえ、とても興味深い話でしたよ。
やっぱり子供っていうのは、霊感が強いみたいですね
じゃあ、次は俺の体験を書かせていただこう
と思います
136 :
135:2005/08/06(土) 00:48:45 ID:ggEGTazp0
俺が中学の頃祖父が心筋梗塞で亡くなりました。
家の中で突然倒れて、祖母が救急車を呼んだにも
かかわらず、すでに手遅れでした。
家族や親戚が悲しみにくれている中、次の日に
通夜が行われ、自分も学校を忌引きし葬儀等に
参加しました。
137 :
135:2005/08/06(土) 00:52:11 ID:ggEGTazp0
葬儀が一段落して、一週間がたった後、
再び家族やおばたちと祖母の家に泊まりに行きました。
おばの家族はまだ当時2歳だったいとこもいて、騒がしい
こともあったのですが12時にはみんな就寝したと思います。
その夜中突然不思議なことが起こりました。
138 :
135:2005/08/06(土) 00:55:46 ID:ggEGTazp0
すでに2歳になっているいとこはもう夜泣きするという
ことはなかったらしいのですが、その日はいつまでたっても
夜泣きが収まらなかったのです。
自分はいきなり山奥の見慣れない土地に来たのだから
当たり前かと思っていました。
しかし、一時間たっても夜泣きが終わりません。
そこで祖母はあることに気がついたのです
139 :
135:2005/08/06(土) 00:58:38 ID:ggEGTazp0
寝る前に誰も亡くなった祖父に対して線香を
あげていなかったのです。
祖母は仏壇に向かい、線香をあげて少しすると
夜泣きはぴたりとなくなったのです。
ようやく、周りも静かになり自分ねることができました。
140 :
135:2005/08/06(土) 01:04:41 ID:ggEGTazp0
次の日
家族や親戚とこの不思議な体験を話していると
あまり寝付けなかった父がこういいました。
『昨日、死んだはずのじいちゃんが夢に出てきて、
ずっとOO(私の弟の名前)を呼んでいた。
そのときじいちゃんは白い着物を着ていたんだよなあ。』
亡くなった人間というのは、一ヶ月はその亡くなった
家にいるというのを聞いたことがありますが、私はこの
経験からそれは本当なんだというのを確信しました。
あまり迫力なくてすみません
141 :
100:2005/08/06(土) 01:07:57 ID:op/iNL8o0
100だったものです。
その体験談は【怪奇現象】そこにある恐怖に書き込んじゃいました。
良かったらそちらで見てください。
以前に友人から聞いた話なんですが、お話させてください。
143 :
142:2005/08/06(土) 03:50:37 ID:BX8tJ5OV0
私が大学3年生の時でしたから、もう6年前になります。
ある友人が話かけてきました。「○○というテレビ番組を知っている?」と。
私はその番組の心霊関連コーナーが好きで、毎週欠かさず見ていました。
「じゃあ、今週も絶対見てね。実は友達が出るんだ」
友人が語ってくれた内容は、だいたいこんな感じでした。
(大分前のことで、記憶にあいまいな箇所があることを先に謝っておきます)
144 :
142:2005/08/06(土) 03:51:53 ID:BX8tJ5OV0
友人は自転車部に所属していました。
同じ部の男子学生2名(仮にA君、B君とします)が静岡県内で合宿をした時のこと。
合宿の世話をしてくれたプロのCさんと3人、山奥で練習をしていたそうです。
ある夜「何か飲みたいなあ」という話になり、ふもとの街まで買い物に出ることに。
舗装された良い道路ではなく、翌日練習に使う予定だった未舗装の道路を下見がてら
3人で行くことにしました。
Cさんが車の運転をし、後部座席のA君が道の様子をビデオカメラで撮影しつつ、
九十九折の砂利道を下っていきました。
その際、ビデオカメラは映してしまったのです。
着物を着た白っぽい女の人が夜の山道を歩いている姿を。
その姿は透けていました。
145 :
142:2005/08/06(土) 03:53:02 ID:BX8tJ5OV0
その心霊ビデオは自転車部内で話題となり、テレビ番組に投稿することにしました。
投稿する前に未見の人達が鑑賞会を開くことになり、K寮(1年生専用の学生自治寮で
出入りが比較的自由)の一室に集まりました。
鑑賞会はかなり盛り上がっていたのですが、上級生のD君が中座することにしました。
駅前まで自動車で友人を迎えにいく約束があったからです。
寮から駅へ下るK道路は交通量が多いのですが、深夜0時を過ぎるとさすがに人通りは
なく、走る自動車も疎らでした。
途中にあるガソリンスタンドの前で、D君は奇妙な歩行者とすれ違ったのです。
146 :
142:2005/08/06(土) 03:54:12 ID:BX8tJ5OV0
その人物はなにやら白い服装をしていました。
左足と右腕が不自由のようで、ヒョコッ、ヒョコッと左足を引きずって歩くたびに、
ブン、ブンと右腕が大きく揺れてました。
そして奇妙なことに、白くて四角い布を顔を隠すようにして額から掛けていたのです。
「おかしな人もいるもんだ」
D君はたいして気に留めることもなく通り過ぎました。
それから2週間後、D君は登山に行き左足を骨折しました。
147 :
142:2005/08/06(土) 03:55:22 ID:BX8tJ5OV0
テレビ放送では、この後日談は紹介されませんでした。
しかし、出演していたCさん本人がこうコメントしていました。
「あのビデオを撮ってからずっと、右肩から腕にかけて痛みを感じている」と。
私が知っている話は以上です。
CさんとD君の体の異変がビデオの影響だったのかどうかはわかりません。
インターネット上を探せば、テレビ放映時の動画を見ることが出来ると思います。
みなさんはもう見たことがあるかもしれませんね。
今日も所用がありまして、ちょっと時間に間に合わないようです。
語りたい方、どうぞ〜
……無人、されど闇は……
じゃあワタクシが・・・
長文の怖い話は貴重ですからね
百物語の呼び水になりますように。
ちょいといまからメモ帳に書いてみます
無理だったらごめんなさい
151 :
本当にあった怖い名無し :2005/08/07(日) 23:31:34 ID:9tsAZWUe0
そろそろAM0:00デス………
今日もないんだ(´・ω・`)ショボーン
153 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/08(月) 02:18:14 ID:SR4v6N2A0
ってオオイwwwwwwww
帰宅時間遅いので0時にはここ見れないんですが後から見てます
今日もいないんですね。残念!
今日もないのー?
へたれ語り部失踪事件
まさにオカルトだな
……もっと、闇を……
ある女が、真夜中の洗面所で自分の顔を見つめていた。
特に理由も無かったが、なんとなく、鏡が気になってしまっていた。
十分間も見つめていただろうか、彼女は、ふと自分の‘真後ろ’に気配を感じた。
……もっと、闇を……
昔からいわれているが、気配を感じる、というのは
人間が暗闇を恐れるように、本能的な部分から来ている。
その女も、何か良くないものなのではないか、と恐れた。
……もっと、闇……
女は、後ろを振り向くこともできず、数分が経った。
相変わらず、背中に感じる何かの気配は消えず立ち尽くした。
そして、さらに数分が経ったとき、女は思い切って振り向いた。
……と、闇……
そこには、見慣れた白い壁があるだけだった。
あれほどにまで感じた気配は、どこかに消えていた。
女は、自らの臆病さに呆れつつも、何もいなかったことにほっとした。
……、闇……
女は、洗面台の蛇口をひねり、水を出した。
どうせ時間はある。そう思った女は、手を椀のようにして
水を汲んだ。顔を洗って、気分を変えようとしたのだ。
……闇……
女は、手で汲んだ水を見て、すべてを悟った。
背後の気配は、これだったのだと。
その手の中の水には、女と、もう一人、まったく見知らぬ老婆が、映っていた
……………
語り部は、また明日の夜に
人は夜を恐れて、光で闇を隠した。
それはまた、川を地下に埋めるのと同じ。
……闇が消えたことにはならぬ……
キテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
って偽者?
167 :
モナ川淳二:2005/08/09(火) 01:03:57 ID:mg5BmYXZ0
なんなんでしょうかね、えぇ。
本物まだー?
……どうしよう。
今日は、しばらくこのスレに顔をだしていなかった理由のお話です。
このスレに怖い話を書き始めてから、少しずつ気が付いたことがあります。
まず、最初に言っておきますが、これは私の勘違いかもしれないし
ただの思い込みかもしれない、ということを頭において置いてください。
先日、一番最初にお話した「病院」の話で
長期入院をしていた友人から、電話がありました。
さらに、廃墟の探検のときの友人からも
あの高校時代の恩師のK教諭からも
百物語で、ノックの話をしてくれた知人からも
古物商をしている知人からも、です。
私がお話した話は、多少の言葉の違いはあっても
すべて人から聞いたり、体験した話なのですが
その話をしてくれた人から、数日中の間に同じような
連絡が来ました。
そして、私自身もその連絡とほぼ同じ体験をしました。
病院から電話をかけてくれた友人はゆっくりと言いました。
「昨日の夜にな、夢でお前のことを見たんだよ。
でも、そのとき、いっしょにあの女の子も見たし
壁から聞こえてきた声もでてきてな。結構怖かったよ」
あの、廃墟にでかけて、心霊写真を撮った友人は電話でこういいました。
「なんかさ、お前の夢を見たんだけど
お前がひとりで廃墟に入っていく夢なんだよ。
怖かったからさ、連絡してみたんだけど……」
高校時代の恩師のK教諭は、懐かしい声で。
「暑中見舞い見て思い出してな。
学生の時の怖い話覚えとるだろうな?こんな話を知ってるか’っていってな。
あの話で、団地の部屋の話しただろ。
……夢でよ、お前があの部屋にいるんだよ。
ちょっと不気味でな。なんかお前にあったんじゃないか、ってなぁ」
その知人は、少し興奮したように。
「お、お前。俺の夢にでてきたぞ。
なんだかな、前、百物語の最初のほうに話した、あれだ。
お前が、真っ暗な部屋でノックしとるんだ。怖くてな。
お前、なんか変わりないか?」
古物商の友人からは、こんな風に。
「あの猫、覚えてる?
まだうちにいるんだけどね。夢にでてさ。
面白いことに、お前といっしょにどっか歩いてるんよ。
不思議でね。お前、縁があるみたいだから飼ってあげれば?」
あの橋の石碑には、私がたまたま草むしりに言った時
花が供えてありました。燃え尽きたお線香と一緒に。
一昨日の夜、私は夢を見ました。
何も無い暗闇の中、ふっと病院の玄関が見えます。
女の子が座っていて、どこかから話し声が聞こえる。
私はひとり歩き始め、あの写真の廃墟の前にいました。
しかし、次の時には団地の部屋にひとり座っていて
真横で、黒い足が揺れている。
私は、無我夢中でその部屋のドアをノックしていたのです。
最後、ドアからでた私は、木彫りの猫が歩いているのを見て
その後ろをゆっくりと歩いていく。
その猫の歩く道の横には川があって、あの橋が架かっている。
そんな夢でした。
人は、記憶の中に特に残っているものを夢に見るそうです。
確かに、ここで話したことで、昔の記憶が蘇って
私はこんな夢を見たのかもしれません。
でも、ほぼ同時期に話をしてくれた人々も私の夢を見ているのです。
私は、最初こそ偶然だと思っていましたが
少し怖くなって、しばらくこのスレに書き込むのをやめようと思いました。
ただ、昨日、トリップを一文字だけ変えて、ある実験をすることにしました。
>>159-165を書き込んだのは私です。
ただ、口調や語り方を変えています。
もしも、この私が見た夢が偶然ではないのなら
この話をしてくれた人が同じような夢を見るはずです。
そして、私も同じ夢を。
今から、私は眠ってみます。
もちろん、夢を見ないほうがいいのですが。
それでは、おやすみなさい。
明日、同じ時間にお会いしましょう。
180 :
128:2005/08/10(水) 00:32:04 ID:SyHRK3Kb0
以前、肝試しで子供達に起こったことを書いたものです。
100物語完成までまだありそうなので、
不思議だった話を一つ
小学生の頃、コックリさんが流行ったことがありました。
コックリさんが終わった後、寄り代として使った10円玉は使い切って手元に残さないルールがありました。
虐められっこだった私はいつも見ているだけだったのですが、
終わった後の10円玉を使い切る役目にされていました。
きっと虐めていた子達も、コックリさんは小学生なりに怖かったのだと思います。
私はいつも10円玉を使いきる方法として電話をかけていました。
10円で時報か天気予報を聞いていました。
ある日、私は10円玉の処理を押し付けられいつものように電話を掛けようとしました。
公衆電話の前に立って受話器を上げようとした途端、
公衆電話の受話器がなり始めたのです。
私は怖かったのですが、その電話に出ました
「もしもし?」
「もしもし。○○さんのお宅じゃないのかな。お嬢ちゃんはだれ?」
「△△といいます。これは**駅の公衆電話で、私が電話掛けようとしたら鳴ったので取ったのです。」
「そうかい。ありがとうね」
「いいえ。どういたしまして」
181 :
128:2005/08/10(水) 00:33:15 ID:SyHRK3Kb0
「そうだいお嬢ちゃん、いいことを教えてあげよう」
「なんですか?」
「お嬢ちゃん、きっといつも電話をかけているんだろう。
きっとこの先もお嬢ちゃんはこんな風に間違い電話を受けることがあるだろう。
でも名前を言ったらいけないよ。名字だけもいけないよ。
名前を言ったら取られてしまうからね。」
私は何をとられてしまうのか聞こうと思いました、
しかしその電話は切れてしまいました。
未だに何をとられてしまうのか分からないので、時々考えてしまうことがあります。
しかし、あの電話の相手が言ったように
私は確かに駅やコンビニ、ふとした道路にある公衆電話が鳴るタイミングに居合わせてしまうことが多いです。
大抵は周りに誰もいないので、私が受話器を取り、掛けた先が公衆電話であることをバカ丁寧に教えてしまうのですが、
名前は言わないようにしています。
私の友人や彼氏も、私の公衆電話に呼ばれているかのようなタイミングのよさに呆れているようです。
当たり前のことを、あの電話の相手は教えてくれたのですが、
公衆電話の間違い電話に居合わせることを予言されたのが不思議でたまりません。
語り部さんキテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
なんだか不思議な体験をしたみたいですね。
ゆっくり休んで下さい。また明日お会いしましょう。
そろそろ来るかな?
来ないのか
来〜る〜
きっと来る〜
きっと来る〜
語り部は来るる〜
来ないね
来ないねぇ…
ドライブ関係のお話を2話知ってます。みんな知ってるかもしれませんが投稿。
――――――
免許取りたてのお姉さんが、弟を連れて夜のドライブをしていました。
「夜の方が練習になるわ」
と言いながら、海沿いの道を走っていました。ずーっと走っていたら、急に横から白いものが飛び出してきました。
「あ、危ないっ!!」
―ドンッ!
何かをひく感触と共に急ブレーキをかけ、車は止まりました。
「姉ちゃん……今のさぁ……女の人っぽく見えたんだけど…」
弟の言葉に、心臓の鼓動は大きく高鳴りました。なぜなら姉自身も白いものが女の人に見えたから。
とりあえず確認しなければという事で、2人で車を出ました。前を確認しようと恐る恐る見てみると…
車は崖っぷちスレスレのところで止まっていました。あと少し遅ければ………2人は身が竦みました。
車の周りを調べても、何もありませんでした。
「姉ちゃん…あの女の人…なんだったんだろうね。」
「そうねぇ……もし幽霊だったとしても、助けてくれたのかもしれないし感謝しなくちゃね」
2人は目を瞑り、手を合わせました。ありがとう…と。
すると…その時、2人の耳元で…女の人の声が…
「 死ねばよかったのに… 」
もうひとつ
――――――――
ある日、Aさんは親友Bさんと車でドライブに出かけました。Aさんが運転し、Bさんは地図を見ながら横からナビゲート。
しばらく走っていたら、ちょっと仮眠取るわ…と言ってBさんが寝てしまいました。
あとはもう道なりだから、と言い残して。
Aさんがしばらく運転していると、眠っているはずのBさんが「次を左ー」と呟きました。
なんだ、まだ起きてるのか、とクスリと笑うとBさんの言うとおりに左へ曲がりました。
「次も左ー」
「次は真っ直ぐー」
その後もBさんは呟きます。最初のうちはBさんの言うとおりに進んでいたものの、徐々に狭い山道に入ってゆき、だんだん不安になってきました。
「ね、ねぇB、本当に良いの?」
返事はありません。しかしまだ尚道案内は続きます。だんだん山道も狭まり、あまりにも怖くなったAさんは車を止めました。
「ねぇ…B?」
すると、Bさんが…
「止まってんじゃねぇよおォォオー!!!」
Bさんの口から発せられる聞いたこともない野太い声はBさんのものではなく、これはもはや親友ではないという事が不意に頭をよぎりました。
Bさんは目をカッと開くと、白目をむいて睨みながらAさんの首をギリギリと絞め始めました。
Aさんは徐々に意識が薄れてゆき、最終回には完全に意識を手放してしまいました。
後日判明した話によれば、そこは3ヶ月ほど前に男性が首吊り自殺を図ったところだったそうです。
男性は、仲間が欲しかったのでしょうか。今としてはもう分かりませんが、今もまだ男性はその森を漂っているのでしょう。
190 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/13(土) 01:28:14 ID:LfDM14OU0
☆ チン マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) < 語り部さんまだ〜?
\_/⊂ ⊂_ ) \_____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 愛媛みかん |/
191 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/13(土) 02:54:27 ID:zbBnKeyf0
もうお話無いの?
192 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/13(土) 03:14:53 ID:zbBnKeyf0
なら少しだけ書かせてください。
最近、家でラップ音がよく鳴ります。
こんな時間まで起きてるわけですが常に人の気配を感じます。
そんな事が何日か続いたある日、私が家に帰ってくると
誰もいないのに母の部屋のテレビがつけっぱなしになっていました。
消し忘れだと思った私は、テレビを消して部屋を出ようとした瞬間、
人の声がしたのでパッと振りかえりました。
すると、消したはずのテレビが再びついていたのです。
そこへラップ音がいつもより強く、さらにものすごい気配を感じ、
背筋がふるえあがりました。
怖くなった私は急いで家を飛び出しました。
それからは家にはあまり帰っていません。
急にあの家に何が起きてのでしょうか?
>急にあの家に何が起きてのでしょうか?
ここでそんなことを聞いてる場合ではないぞ。
怪奇現象が起こったのが君の母の部屋だということを忘れてはいけない。
そして、君は「家にはあまり帰っていません」で済ませてはいけない。
その間、君のおかんはどうなる?
君はおかんに連絡を取って、互いに持ちうる情報を交換しあい
一刻も早い対策を立てねばならない。
よいか、おかんを守れるのは今のところ君だけなのだぞ。
194 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/14(日) 00:52:51 ID:pmPd9UQ70
(´д`)
それにしても、へたれ語り部さんに頼りすぎだぞ皆の衆。
>>1で説明されているように、午前0時〜午前4時までの時間帯で怖い話を語るスレなんだから、
いろんな人が語ってクレヨン。
かくいう俺は、恐怖体験はまったく無しのつぶて。
気になる言葉は辞書で調べる。勉強になるよ!
梨の礫(つぶて)
投げられた礫のように、便りをやったのに返事のないこと。
「梨」は「無し」に掛けたもの。「いくら使いをやっても―だ」
このスレすごい面白かったです。
つか、語り部さん、身の保身が第一ですよ!
このスレに書き込んで何か、
良くない事が起こりそうなら止めて下さって構いませんよ。
皆も語り部さんを期待しすぎて重荷を背負わせちゃいけない。
しかし171のような、不思議なことがあるんですねえ…マジコワー(((;゚Д゚)))
皆も怖い話書き込んで、1さんの為にも是非とも100話達成させましょうや。
198 :
192:2005/08/15(月) 19:22:47 ID:y1WYVluf0
192です。
昨日、ひさしぶりに家に帰りました。
母は全然元気で逆に拍子抜けした感じす。
しかし、その後に母が妙な事言い出したのです。
母「珍しい!こんな時間に帰って来て」
私「友達の家に世話になってたんだ」
母「でもあんた、真夜中に帰って来てなにかゴソゴソしてたでしょ?」
私「は?この十日ぐらい一回も帰ってないよ?」
母「嘘いいなさいよ!毎日夜遅くにあんたの部屋から物音がしてたわよ。
声をかけても、ノックしても返事しないし。」
私「母さん、それ僕じゃないよ…」
母「何言ってるの!じゃああの物音は何?」
私「・・・」
母に全て話しました。
しかし、母は鵜呑みにはしませんでした。
私はそれからまた帰っていません。
今日は漫喫で朝まで時間をつぶします。
誰かアドバイスをください。このままでは家に帰れません。
199 :
山羊座A♂ペガサス:2005/08/15(月) 20:34:08 ID:Qne8fu9T0
このスレ・・・。いいですね。私は仕事の関係上、早起きなのでリアルタイムでは参加出来ませんので、この時間での書き込みはルール違反かも知れませんが、お許し下さい。
忘れもしません。199○年8月13日の午後9時前の出来事です。
会社帰り、県道と平行して走っている線路脇の道路(地元の人は裏通りと言う)
歩いている時に起きました。
駅裏から何気無しに池子弾薬庫を見ながら歩いているとき、山の根側の山の中腹から
真っ白光・・・いというより、スポットライトのような光が私を照らしているのです。
しかし、ある一点から一歩でもずれるとその光は見えません。その場所に戻ると
その光を確認出来るのです。
200 :
山羊座A♂ペガサス:2005/08/15(月) 20:51:07 ID:Qne8fu9T0
自宅は30Mも離れていませんので、弟を呼びその場所に弟を立たせ
山の中腹を確認させたら、弟も同じ光体を見ました。私と全く同じで
その一点を移動するとやはり見えないと言います。
真夏の九時前に道路の真ん中で寄り添いながら、男二人が米軍住宅方向を
見ている光景を電車に乗っている方から見ると???でしょうが、
私たち兄弟はその謎の光を暫く見ていました。
その光は徐々に弱り始め、消えました。。。と、その瞬間、激しく輝き
始めなんと、その光が女性の顔に変化し超アップになって、私たちに急接近
し、通り過ぎました。
その場に腰を落としてしまった私たちは顔を見合わせ、【ヤバイ!!】と
思い一目散に自宅へ逃げ込みました。
201 :
山羊座A♂ペガサス:2005/08/15(月) 21:03:14 ID:Qne8fu9T0
女性の顔は髪をUPにした女性で、モノクロです。もの凄いスピードで
私たちに近づき、通り過ぎました。2メートル四方位の大きさにその顔は
なったと思います。
山と私たちの距離は4〜500Mは離れています。それを一瞬のうちに
女性の顔に変化し、急接近(1秒位の話です)してきたのです。しかも、
はっきりと女性の顔を確認できました。
今は、その山の手前には病院が建っていますが、一昨日に同じ光が出ていた
可能性も0では無いと思います。
調度、今くらいの時間かも知れません・・・・。
昨日の夕方、と言っても夕飯終わった後だから、7時位でしょうか?
うちの弟が自室へ向かって、10秒経たない内に居間へ戻ってきて一言。
「あぁ、みちゃったよ俺。」
「何を?」
「見えない人。」
弟が言うには座敷(仏壇がある)から女の人が前かがみの
状態で、ササササッっと居間の方に向かって行ったとの事。
その頃居間には自分と母親が夕食後のテレビを二人で
見ていたので今に居る筈もないのだが、弟は母親だと思ったらしい。
で、居間に戻るときにはドアを開けなくちゃいけないにも
関わらずドアの音がしない。
居間へ通じるドアまで行っても誰もいない。
「お盆だからなぁ、誰か戻ってきたんだろう。」
弟の"見ちゃったよ"の言葉と共に、わたしの頭の中にあるイメージが
浮かんだ(と言う自分は全くその手は"見えない"人でもある)。
薄い紫の着物を着た女の人が、仏壇に向かって正座しているイメージ。
母親の祖母の様な気がした。
お盆には戻ってくるんですねぇ・・・。
203 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/19(金) 00:13:47 ID:KF5Nko0Z0
☆ チン マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) < 語り部さんまだ〜?
\_/⊂ ⊂_ ) \_____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 愛媛みかん |/
204 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/19(金) 00:14:25 ID:KF5Nko0Z0
IDがンコ・・・
205 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/19(金) 00:42:25 ID:aPXYrD4r0
書き込めるかテスト・・・
206 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/19(金) 22:43:17 ID:BmkotIET0
age
語り部さん、待っています。
初めてこのスレを読みました。
零時まであと何分てところで、窓の外から男の声で「あー」と言う呻き声が聞こえました。
勘弁して欲しいです。一人暮らしなんだから(;_;)
>>207 (((;゚Д゚)))
是非もっと凄い恐怖体験をしてこのスレに書き込んで下さい。
今日は誰か怖い話を聞かせてくれるのかな?
もうちょいで0:00age
210 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/22(月) 22:52:50 ID:e+R3KYKR0
今日こそ怖い話を聞きたいな
台風も接近してるし、それ関係とか
期待age
211 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/24(水) 23:42:16 ID:qcAM6yi+0
語り部さん来ないかな〜、語ってくれなくていいから
という訳で期待age
コテが語ってもあまり面白くないな
213 :
本当にあった怖い名無し:2005/08/27(土) 10:57:04 ID:UKZugdpyO
語り部さんの身に一体何があったんだろう…
初めて来ました。
ここは語り部さんを始め、話の上手な方が多いですね。
今夜からはリアルタイムで楽しませて頂きます。
それにしても、語り部さんの安否が気になります。
215 :
sage:2005/08/30(火) 00:29:20 ID:asAQEsbl0
誰かいらっしゃいますか?
すみません・・・名前のところにsageと入れてしまいました。
出直してきます。
初めて読みました。
語り部さん・・
PCが壊れたとか?
そろそろ熱帯夜終わりそうなんですけど…。
自分の話をきっかけに皆語ってよというスレかと思った
220 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/06(火) 00:20:22 ID:ShrYhQdQ0
今日バイト先の先輩の背中に女がしがみついていた。
周りでは俺しか気付いていない様子。
先輩はどうやら某有名な自殺スポットに
肝試しに行ったらしい。
明日また会うのが怖いよ。。。
>>219の言うとおりでいいと思うけど。
自分は怖い経験無いのでネタ提供できませんが。
223 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 02:35:37 ID:FLIwtwEP0
今日は先輩休んでた。。。
風邪引いたらしいって店長が言ってたけど。
224 :
オカルト見つけました:2005/09/07(水) 02:40:07 ID:Au00ntVO0
225 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 08:06:06 ID:jK6NoSsR0
226 :
223:2005/09/07(水) 23:29:50 ID:FLIwtwEP0
今日も先輩休んでたので、他の先輩とお見舞いにったんだ。
チャイム鳴らすと先輩が出てきて、その顔にビックリした。
二日しか経ってないのにやつれてたんだ。
なんでも、あの背中についてた日の夜に枕元に女がでたらしい。
ものすごい形相で先輩をにらんでたらしい。
っで、昨日おはらいに行ったらしいんだ。
他の先輩は冗談だと思ってからかってたけど、
俺とその先輩だけ真顔だった。
むやみに心霊スポット行かない方がいいよマジで。
227 :
222:2005/09/08(木) 12:34:57 ID:HFiYPSSr0
>>226 もう離れたんすよね? よかった〜。
私の知人Mも心霊スポットへ真夜中に行って変な目遭ってた。
4人と3人、車2台で行ったんだって。Mは4人乗りの方。
でもその場所では何も出なかったから帰ることにしたんだけど、
Mの乗ってた車は何度もエンスト。動き出しては止まる、の繰り返し。
普段も行きも車の調子は良かったのに。
そして後ろを走っていた3人乗りは、M達を追い越して行った。
凄い早さで。
Mがやっと町に着いてから3人にも話を聞いたら
少し走ったところで、1つ空いてた座席に何かが座っているのに気付き
車内はパニック、この場所から早く離れなきゃ!と車を飛ばしたそうだ。
その何かについてはMに聞いたけど黙ってしまい教えてくれなかった。
教えてくれたのはただ一言
「真夜中の支笏湖には行かない方がいい」とだけ…。
Mたちは取り憑かれたりはしなかったけど、
確かに心霊スポットは行かない方がいいみたい。
228 :
226:2005/09/09(金) 00:12:17 ID:wjt6cx4B0
といいつつも今度心霊スポット行こうって友達に誘われてる。。。
俺、見えるから行きたくないんだが。
周りは俺が見えること知らない奴ばかりだし、
行かないと言うとチキン扱いされるし、みんなかなり乗り気だ。
どうしたらいいんだろう?
229 :
128:2005/09/09(金) 00:24:19 ID:g6xXgJcP0
何回かこのスレに書かせていただいているものです。
このスレに
>>180-181の話を書いた後、救急車を呼ぶ事態になりました。
会社から帰宅して、ドアの鍵を開けようとしていたときです。
隣の人が真っ青な顔で「背中どうしたの?」と聞いてくるのです。
何の事だか分からず背中を見ると、シャツの右肩から背中にかけて真っ黒い染みが出来ているのです。
慌ててシャツを脱ぐと、右肩の肩甲骨の辺りがピンポン玉くらいの大きさに丸く切られていました。
全く痛くなく出血ももう止まっていたのですが、隣の人が心配して救急車を呼んでくれたので病院に行きました。
医者に痛くないのか?どこで切ったのか?と聞かれても何も答えられませんでした。
着ていたシャツに切った跡はなく、本当に皮膚だけが切られて(切り取られて?)いる状態でした。
今はかさぶたになっていて跡も残らず治りそうなのですが、
百物語に話を書いた後だったので少し怖かったです。
まだ百話までかかりそうなので、あまり怖くありませんが報告させていただきました。
230 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/09(金) 00:43:16 ID:wjt6cx4B0
何か取られたわけじゃないんだね。
変な事続くようならおはらいしてもらったほうがいい。
>>229 怖いよ!
あまりあの電話の話をしない方がいいってことじゃないかな。
今までもその話した時何かありました?
このスレに書き込むと何か起こるんだろうか
>>231 なんで話をしたからってことになるの?
追い詰めることになるじゃない。
235 :
128:2005/09/10(土) 00:51:36 ID:+mh/K/Bo0
>>230 強いて言えば取られた物は
肩のところに入れていた梵字の刺青ですかね・・。
>>231 以前にも電話の話は話したことはありました。
その時は爪が欠けたくらいでしたけど。
寺に一時期預けられていたせいか、
不思議なことに関して無関心になってしまいがちなので、もしかしたら何かもっと起こっているのかもしれません。
>>235 梵字の刺青って、、、
なにか意味ありげで怖いよー
>>235 なんで梵字の刺青を取られた、と話が後で出てくるの。
変った人だ。
>>234 頭いいわ。
語り部先生の創作意欲が湧くまで少々お待ち下さい
不思議なもんだなぁ、さっきまでもう一つの百物語のスレの方にいたんだが、
ずっとラップ音が止まらなかったのに…ぬこ連れて来たら止まったw
ペットショップにいた時、あさっての方向いて、焦点あってない状態でじゃれてたから、
下手な奴に引き取られたら取り殺されるんじゃまいかって連れて来て正解だった。
241 :
128:2005/09/11(日) 00:21:44 ID:V92YTHdk0
いつまでもすごくスレ違いの話をして申し訳ありません。
これで最後です。
>>236.237.238
名前を入れていたので、なんて入れていたかはご容赦ください。
名前が欠けてしまったのは悲しいので、傷が治ったら綺麗に入れなおすつもりです。
怪我自体も百物語に関係したとは思いたくないし、
何かに取られたこととは思っていません。
お金も住まいも命も取られたわけではありませんから。
傷が名前に重なったのも偶然だと思います。運が悪かったのかな。
長々と失礼いたしました。
千尋の尋を取られたのだな!
お前は干で十分じゃ!!
だっけか>神隠し
244 :
226:2005/09/13(火) 22:42:32 ID:lrDtWZ7e0
結局、昨日その場所に連れて行かれた。。。
とある山のトンネルで地元の人には有名なスポットらしい。
嫌だったけど、いざ着いて見ると最初はどうってことなかったんだ。
友達は雰囲気でビビッてたけど。
いないのかと思ったんだけど、次の瞬間に鳥肌がたった。
245 :
226:2005/09/13(火) 22:47:11 ID:lrDtWZ7e0
車の助手席に女がいたんだ。
もちろん俺達は女は連れていなかった。
みんなが帰ろうと言い出して車に乗ろうとしたとき、
俺がやめろって叫んだんだ。
みんなビックリしてこっち見たよ。
仕方ないから事情説明したけど、みんな半信半疑だった。
246 :
226:2005/09/13(火) 22:52:39 ID:lrDtWZ7e0
なんとかねばってると女は消えてたんだ。
ホッとして帰ることにしたよ。
別に事故に会うとかもなく誰一人取りつかれたりも
してなかった。
街について明るくなってからから気付いたんだ。
助手席が赤く染まってるのに。。。
ふと思ったのですが、人を魅了する文章は、人じゃないものも
ひきつけるなんてこともあるのかも…
>1さん、できることなら復帰お待ちしてます。
1さんを待ちつつ 記念カキコということで。
実は私、写真を撮ると結構な割合で、変なものが写りこんでしまいます。
それにもめげずに写真を趣味とし、講座にも通っておりました。
その講座は、ポジフィルムで撮影しスライドで投射したものを見て、講師が
講評を述べるという、ありふれたスタイルのものでした。
その日、現像の上がりが遅れていたため、受け取ったのは講座の直前で
あり、充分にチェックができないまま選んだ5枚を、スライド映写機にセットしました。
自分の写真が大きく写しだされるのは、ちょっとした気はずかしさと同時に
不思議な高揚感があります。
ちょっとどきどきしながら、自分の写真が映し出されるのを待っていました。
続き
自分の順番がまわってきました。いつも自信作は4番目に写るようにしてい
ました。なぜ4番目か、特に理由は無いのですがなんとなくそうしていました。
1〜3枚目までは、あたりさわりの無い講評が続きます。
いよいよ、次は待ちに待った4枚目です。何を言われるかわくわくしながら、
そして、切り替わった瞬間、一番前に座っていた女性が「人が…」と言って
絶句してしまったのです。
私が撮ったのは、森の中の木を写したものであり、人が写っているはずがあり
ません。「何を言ってるんだか…」と思って良く見ると、 写っていました。
結構奥のほうにある木の枝に、人がぶらさがっていたのです。でも、その人は
不思議なことに、全身真っ赤でした。
教室は大騒ぎとなりましたが、初めてこの手の写真を見たと変に感謝する人も
いたのは不思議でした。
畳2枚分くらいに拡大された心霊写真、それはすごい迫力があります。
試してみるのも一興ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
調子にのって先輩の話をひとつ。
この人は良く見るひとで、いろんな話を聞きます。
夏休み、実家に帰って昼寝をしていたときの話です。結構風が心地良くて、
窓を開けていたそうです。外には洗濯ものが干してあり、なかでも一枚の浴衣
が、物干し竿にそでをとおされた状態で、風にたなびいていたのが見えていました。
しばらく寝ていて、ふと目が覚め窓の外を見ると、干してある浴衣にそでをとおした
おじいちゃんが、いっしょに風にたなびいているのが見えたそうです。
まるで、十字架にはりつけられたような状態だったそうで、先輩は、おじいちゃんも
たいへんだな と思ってまた寝てしまったそうです。
まあ、よくあることだからと言って笑っていましたが。
あまりこわくなくてすみません。
ID:4ri0Z4/W0さん、あんた(・∀・)イイ!
>>249 >教室は大騒ぎとなりましたが、初めてこの手の写真を見たと変に感謝する人も
いたのは不思議でした。
このリアリティはおもろい。たぶん俺も感謝すると思う。
>>250は風にたなびくじいちゃんの絵がふとアタマに浮かんで
思わず「浴衣の中のじいちゃんもたいへんだな」とその先輩と同じことを思った。
252 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/15(木) 03:04:53 ID:rFM+UMbl0
age
外の気温は13度 もう熱帯夜じゃないけどキニシナイ。
253 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/15(木) 21:13:27 ID:HzBka5L70
254 :
252:2005/09/15(木) 22:03:35 ID:rFM+UMbl0
>>253 ホッカイドーです。
昨日は急に冷え込みました。 さようなら、夏…
255 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/15(木) 22:45:43 ID:HzBka5L70
>>254 サンクスです。
ホッカイドーですか。
こちらは関東です。
昨日は猛暑で夜もエアコンいれて寝ました。
今日は20〜30度で過ごしやすいです。
夏の終わりは嫌だな
寂しくて
257 :
252:2005/09/15(木) 22:58:58 ID:rFM+UMbl0
温泉に最適なシーズンがやってまいりました。
暑い日は、露天風呂にはいっても、あまりここち良くないです。
258 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/15(木) 23:37:11 ID:HzBka5L70
夏の終わりをしみじみ味わいながら
露天風呂で一杯。。。
いいですね。
259 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/15(木) 23:52:07 ID:rFM+UMbl0
>>258 ほんと、最高ですね。
でも、すぐよっぱらいます。
260 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 01:29:17 ID:+teNRdFa0
今日も、1さんを待ちつつということで、
以前、泊まったことのあるビジネスホテルの話をひとつ。
そのホテルは、例によって出るといううわさがありました。
でも、よくある話とはちょっと違うのです。確かに出る
ホテルなのですが、人によって見るものが違うのです。
ある人は、首だけの男がこちらを見て笑っていると言い、
別な人は、おばあちゃんが正座の格好で浮かんでいると
言っていました。
これはありえないと思ったのですが、部屋の中をちっちゃな
恐竜が3匹歩きまわっているのを見たという人もいました。
ちなみに、私の場合ですが、あおむけに寝ている目の前に
むかいあわせで、おじいちゃんが目をあけて寝ていました。
ちょっといやーんな気分でした。
261 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 01:48:07 ID:+teNRdFa0
みじかいところでもうひとつ、前に書いた先輩の話です。
このひとは、結構Hが好きで、チャリンコ2台で彼女とラブホに行って、
チャリを駐車場に停め、ナンバー隠しのためにある看板みたいなもの
で、住所・名前が書いてある部分を隠していたという人です。
あるラブホで、Hの最中に視線を感じてそちらのほうを見ると、暗そうな
顔をした女のひとがいたそうです。でも、見られていると思うと逆に燃え
ると本人は言っておりました。
どこまで本当か、冗談か、わかりませんが、基本的には無視するのが
一番だとも言っておりました。これは、ある部分当たっているかもしれま
せん。
>>261 その幽霊、単なるノゾキ趣味だったら気持ちは解る。
もし俺だったら
昔好きだった、でも今は旦那持ちの女性が旦那とどんなセックルをしているのか
きっと観に行って、そしてハァハァするだろうな。
軽度のネトラレハッケソ
264 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 21:50:55 ID:6iNvJfuN0
今日は1さん、帰ってくるかな?
大丈夫なのかな・・・?
265 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 22:09:05 ID:6iNvJfuN0
時間のルールには2時間も早いのですが、書かせていただきます。
これは、私が中学2年のときの話です。
学級閉鎖になったほどの騒ぎになったので、書くのをためらいましたがそのときからだいぶ時間もたったし、
同じようなことがもしかしたら、他の地域でもあったりしてと、思い書くことにしました。
・・・中学二年のある日の午後のことです、先生が何かいつもと違う調子で教室にやってきて言いました。
「みなさん、こっくりさんとか言う遊びはやらないように!」
???それだけ言うと先生は急いで教室からでていきました。
何だろ?本当に急にこういう風に言ったのです。
皆も何で先生がこんなことを急に言うのか不思議でした。
266 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 22:21:43 ID:6iNvJfuN0
まあ、その日は皆?と思いつつも、その後の授業を終え掃除をして普通に帰りました。
次の日学校に行くと、なにやら教室が少し騒がしいので何なんだろうと思いつつも、
皆の話の輪に入ると、昨日先生がなぜ急にあんなことを言ったのか訳が分かったと言うことです。
その子が言うには、その子の友達が通っている中学校でこっくりさんをやっていた
教室の子供たちが大勢倒れ、先生たちをも巻き込むちょっとした騒ぎになっていたというのです。
学校側、先生たちの間では、子供たちのそういう遊びによる集団催眠または、集団ヒステリー事件と
され、今後そういう遊びをしないように速やかに対処するようにと話し合いがあったようでした。
267 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 22:42:32 ID:6iNvJfuN0
だから、昨日先生はあんなに急いだ様子だったんだよ!きっと、あの後話し合いにいったんだよ!
なんて口々に言いいながら、みんな半信半疑な様子で朝の会に先生が来るのをまっていました。
先生が来ると、いつものように予定や注意事項を言った後、
「昨日はごめんなさいね。近くの学校でちょっとした事件があって、ウチの学校でも話し合いをすることに
なっていろいろ忙しかったものだから、先生慌てちゃって・・・もう大丈夫だから、心配ありません。
皆さんくれぐれもこっくりさんのような遊びはしてはいけませんよ。」
・・・?と思うところもありましたが、皆「何があったのか詳しく教えてください」とも突っ込めず、
先生もそれ以上その話をすることもなくその後の日々を過ごしていました。
268 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 23:02:48 ID:6iNvJfuN0
私自身問題のあった学校に親しい友達もいなっかったし、そういう話に興味もあんまりなかったので
その話を話している子は話していたのですが、実際あったことなのにそのうち消えていく噂話くらいな
感覚でした。
しばらくして、エンジェル様(こっくりさんと殆ど一緒)と言う遊びがウチの学校でもはやり始め、
こっくりさんは怖いけど、エンジェル様なら大丈夫とか言うわけの分からない理屈で特に女の子達が
ハマって良くやっていました。
その日も友達二人が放課後エンジェルさまをやっていました。
そのうち、面白がった人たちも集まってエンジェル様をするところを見物する人たちも
集まってきていました。
「ねえねえ、次はこれ聞いてみてよ♪」なんていいながらきゃあきゃあいいっていました。
私は、その輪の中にいる一人と帰る約束をしていてちょっとはなれたところで待っていました。
269 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 23:14:40 ID:6iNvJfuN0
すると、不思議なものが見えたのです。
エンジェル様をやっている子、二人の手を半透明のグレイ色の人が両手で
押さえているのです。
さらによく見るとそのグレイの人は一人ではなく周りに集まっている子達と同じように集まっている
ようでした。
目の錯覚かとは思いましたが、気味が悪かったので、私は慌てて一緒に帰る約束をしていたこの
手を引いて小さな声で「もう、帰ろう」というのが精一杯でした。
友達はまだ見ていたかったようですが、私がおびえている様子なのでかわいそうに思ったらしくすぐ一緒に帰ってくれました。
270 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 23:19:20 ID:RL8hSZIM0
続きは?
271 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/16(金) 23:25:24 ID:6iNvJfuN0
帰る間、私は自分が見たことを、友達に話しました。
友達は「〜ちゃんの見間違えだよw大丈夫だよ。」と笑っていました。
次の日ウチのクラスはしばらく学級閉鎖するという連絡網が回ってきました
。
みんな、あの学校のように倒れたのでしょうか?あのあとみんなはどうなったのでしょうか?
私の見たものと関係あるのでしょうか?
学級閉鎖が解けたあとあの時その場にいた子達は詳しいことは教えてくれません。
最後に乱調、乱文をお詫びいたします。
かなり時間が経ってるのなら
現場にいた子にもう一回聞いてみたらどうかな。
273 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/17(土) 20:22:54 ID:DgzW6zvO0
265〜269・271を書いていたものです。
昨日は書いてる途中、眼精疲労からかすごい頭が痛くなってしまったので、途中で止めてそのまま寝てしまいました。
m−−m
274 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/17(土) 20:33:17 ID:DgzW6zvO0
続きです。
それから、何年も経って、そのクラスの同窓会に行ったとき、たまたま何かの拍子に
あのときの話をすることになって・・・たぶん、「何してよく遊んでたっけ?」みたいな
何気ない話から、そういえばエンジェル様って流行ったよね〜。というような感じで
そういう話になたと思うんですけど・・・。
そのときたまたまその場に残っていた子が数人ですが来ていて、「そういえば、あのあと偶然か
も知れないけど、学級閉鎖とかになったよね〜。」なんて言っていたんです。
275 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/17(土) 20:50:20 ID:DgzW6zvO0
そうしたら、一人の子が
「うんたぶん、今となっては、本当のところは分からないんだけど・・・
あの時誰かが、エンジェル様やってる子の手を抑えてる何かかいるって騒ぎ出して
みんなおびえちゃって、もう止めようってことになったんだけど、長い間そうして
いたからか、やってる子が鉛筆から手が放せない!(エンジェル様は鉛筆を使います)
っていいだしてさ、そのうち周りにいたこの一人が絶叫とともに過呼吸みたいの起こして
倒れちゃって・・・。
逃げる子やその場に座り込んで泣いちゃう子、訳の分からないことを口走る子なんかで
大騒ぎになっちゃって、ついには学校に残っていた先生が来て一応はその場を収めていたんだけど
救急車呼んでたし、すごい叱られたんだよね。」
「だけど、一時的にノイローゼみたいになっちゃった何人もいたから、その場にいた生徒以外の子
まで混乱させないようにって、ああなったんだと思う・・・。
だけどね・・・。」
276 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/17(土) 21:03:50 ID:DgzW6zvO0
「だけどね、先生や親たちは、多感な子供たちが引き込まれやすい状況で一種の
集団ヒステリーを起こしたんだろなんてことで、今後も注意を怠らないようになんて
ことになって、ほかの学校とかにも通告されたりしたみたいなんだけど、
あの場にいた何人のこが同じものを見てるんだよね・・・。」
「・・・なにをみたの?」
「それが、手を押さえてるって言われた後みんな騒然となったんだけど、そのときに
結構な人が薄暗い色の動物やら人がブワってみんなを囲むみたいになって、うまくいえないんだけど
真ん中の手を抑えてた人が笑ったんだよね・・・。
あれは、ナンだったんだろ?あれも集団催眠みたいなものなのかな?」
277 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/17(土) 21:18:00 ID:DgzW6zvO0
本当かどうかわかりませんが、あの時外で部活をしていた男子が、例の教室に
薄汚れた布みたいなものが出たり入ったりするのを見たそうです。
そして、それが誰かのいたずらだと思い、何人かに聞いたりしたそうです。
このことは、ほかの生徒にいらない混乱を招かないようかなり、余計なことは言わないように
と釘を刺されたし、倒れた子達はあまり記憶がないそうです。
私はその話を聞いて、実は私も同じようなものを見たんだとは、なんとなく言えませんでした。
ただ、聞いていてひとつだけ共通するのは今でもときどき、その薄暗いような半透明の灰色の影のようなもの
をありえないようなところで見て、びっくりすることがあるということです。
でも。たぶんそれももしかしたら、トラウマによる錯覚なのかもしれないと思うことに
しています。
すいませんこれで終わりです。長々と失礼しましたm−−m
278 :
うつら:2005/09/17(土) 22:38:10 ID:bi59rrf80
昔、某MLに投稿してなんだかその管理人さんが出した文庫本に一部改変して載せられたお話です。
私が小学生の頃、父の仕事の関係で香川の高松に住むことになりました。
父は色々凝る人で、四国に来たんだから88ヶ所めぐりをしようと言い出し、週末毎に家族を連れてお寺めぐりをしていました。
小学生の私はずいぶん迷惑でしたがまぁ行かないというわけにもいかないので付き合っていました。
やがて、88ヶ所のお寺を全部巡り終わってご朱印を集めた掛け軸もほぼ埋まりあとは高野山で納めの印(うろ覚えで本当にそう呼ぶのかは不明)を押してもらうだけになりました。
279 :
うつら:2005/09/17(土) 22:38:41 ID:bi59rrf80
昔、某MLに投稿してなんだかその管理人さんが出した文庫本に一部改変して載せられたお話です。
私が小学生の頃、父の仕事の関係で香川の高松に住むことになりました。
父は色々凝る人で、四国に来たんだから88ヶ所めぐりをしようと言い出し、週末毎に家族を連れてお寺めぐりをしていました。
小学生の私はずいぶん迷惑でしたがまぁ行かないというわけにもいかないので付き合っていました。
やがて、88ヶ所のお寺を全部巡り終わってご朱印を集めた掛け軸もほぼ埋まりあとは高野山で納めの印(うろ覚えで本当にそう呼ぶのかは不明)を押してもらうだけになりました。
280 :
うつら:2005/09/17(土) 22:47:38 ID:bi59rrf80
その時、高野山には理由は憶えていませんがなぜか父は行かず私と母と弟、妹の4人で行きました。
ずいぶん寒い日で霧だか雨だかわからないような天候でした。
私たちはご朱印を押してくれる場所に向かって歩きました。
道は結構広くアスファルト舗装されていない道だったように思います。
しばらく歩いていきましたがなかなかご朱印を押してくれる場所は見つかりません。
「道、間違えたかな?」
「でも一本道だったよ」
そんな会話をしながらしばらく歩いていましたがやがて道はアスファルト舗装された道と垂直に行き当たってしまいました。
281 :
うつら:2005/09/17(土) 22:49:00 ID:bi59rrf80
舗装された道の向こうにまだ道は続いていますが人気も無く向こうに何か施設があるような気配もありません。
「さすがにこの先にはなさそうだよ」
「そうだね、引き返そうか」
そう言って引き返そうとしたとき、私は妙に道端にある苔むしたお墓が気になりました。
お墓は苔むしているだけでなく倒れていて打ち捨てられたような感じでした。
近づいてみるとお墓には島津家の墓である事が刻まれていました。(”島津家の墓”だったと思いますが正確な文言は覚えていません)
「ねぇこれ、島津家の墓らしいよ」
私の家は父方も母方も鹿児島の家系です。
特に母の家系は島津家に仕えた武士(まぁ下級武士ですが)の家柄でした。
「何かの縁だから戻しておいてあげようか」
母はそう言い、私と母で倒れた墓石を立てて手を合わせました。
その後、今来た道を引き返すと今度は簡単にご朱印を押してくれる場所は見つかりました。
行きに見過ごすはずなどないくらいの場所でした。
私の話はこれだけです。
あまり怖くない上に二重投稿まで・・・ごめんなさい
282 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/18(日) 12:32:16 ID:NKScwuJK0
保守
284 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/19(月) 21:35:51 ID:S8IGjhIP0
保手
285 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 00:03:10 ID:wNTtnvhI0
1さんもう来ないのかな…
286 :
本当にあった怖い名無し:2005/09/20(火) 23:12:17 ID:cfq2cYjZ0
怖い話をしていれば、いつかもどってきてくれるのかなぁ?
死んだんじゃない?