>>507 YESYESYES!! アリガトゴザマース
【解説】
舞台は現代ではありません。少し昔の日本のお話です。
明治時代になっても、「娘売り」は日常のように行われていました。
村のあちこちで、「娘買います」という看板が掲げられています。
女の子たちが少女になる頃、親はその子を売りに出すのです。
そうしなければ生活していけないほど、逼迫した暮らしなのでした。
少年の姉たちも例外ではありません。
いずれ売られて、関東辺りで下女や娼婦として働くことになるでしょう。
今日も、姉が一人、都会に売られていきました。
姉を売った日は、母親は、そのお金で卵と少量の白米を買い、
特別に卵かけごはんを食べさせてくれます。
それはとても美味しかったけれど、
これを大好きな姉にも食べさせて上げたかったなと思うと、
少年は、少しだけ、切なくなるのでした。
∧_∧ 卵やお米の一粒一粒は、
( ´∀`) 姉ちゃんたちがくれたも同じモナ!
( ) 大事に食べるモナ!
∧_∧ 寂しくなんか……ないモナ……。
( ´∀) 明日からは、また元気に働くモナ……。
∧_∧
( ´∀) ……。
∧_∧
(´∀` )彡 いつまでもうじうじしてたら、姉ちゃんに嫌われるモナ!
たくましい時代だったのです。