★★ウミガメのスープ★★460杯目 長渕の蛍味

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510どぶろく40 ◆xKK3cXrznQ
>>507 YESYESYES!! アリガトゴザマース

【解説】
舞台は現代ではありません。少し昔の日本のお話です。
明治時代になっても、「娘売り」は日常のように行われていました。
村のあちこちで、「娘買います」という看板が掲げられています。
女の子たちが少女になる頃、親はその子を売りに出すのです。
そうしなければ生活していけないほど、逼迫した暮らしなのでした。
少年の姉たちも例外ではありません。
いずれ売られて、関東辺りで下女や娼婦として働くことになるでしょう。

今日も、姉が一人、都会に売られていきました。
姉を売った日は、母親は、そのお金で卵と少量の白米を買い、
特別に卵かけごはんを食べさせてくれます。
それはとても美味しかったけれど、
これを大好きな姉にも食べさせて上げたかったなと思うと、
少年は、少しだけ、切なくなるのでした。

     ∧_∧    卵やお米の一粒一粒は、
    ( ´∀`)    姉ちゃんたちがくれたも同じモナ!
     (    )    大事に食べるモナ!

     ∧_∧    寂しくなんか……ないモナ……。
    (  ´∀)    明日からは、また元気に働くモナ……。

     ∧_∧    
    (  ´∀)    ……。

    ∧_∧
    (´∀` )彡   いつまでもうじうじしてたら、姉ちゃんに嫌われるモナ!

たくましい時代だったのです。