今から10年以上も前の事なんですけど
中学の同級生で、予知夢を見れると言う奴がいました。
人となりを簡単に説明させてもらうとまあ、普通に付き合える良い奴なんですけど
たまに理解に苦しむ様な所謂、荒唐無稽な橋を突如してくる少し変わった奴でもありました。
名前は仮名で、小山とさせてもらいますね。
ある日の放課後、教室に残り仲間同士でいつもようにUnoをやったり雑談したりして遊んでおりました。
ふと、小山が「なあ、おれの言う事信じるか?笑わない?頭おかしいとか思わない?」
と言い出しました。僕たちは「なんだよ?笑わないから言ってみろって」と促しました。
小山「おれは予知夢をみる事ができるんだ、大体の事が実現してる」
友達A「は?じゃあ例えば的中した夢ってなんだよ?」
小山「日航機が落ちただろ。あれとホテルニュージャパンも夢で見た」
友達一同「マジで?嘘だろ(笑)馬鹿じゃねーのお前」
小山「だから笑うと思ったんだよ言わなきゃ良かった」
友達A「まあ、おれは信じるから他に何か夢みたのか?」
小山「自分の未来の夢を見た。たぶん12〜13年後の20代半ばの夢」
僕「なにやってた?結婚してたの?」
小山「結婚はしてなかったよ。家でテレビ見たり普通に生活してた」
友達「テレビなにやってた?面白かった?」
小山「今とあまり変わらないと思うけどなあ。ただアナウンサーがアイドルみたいな扱いされてた」
友達「ふーん。なあ、おれが○○高校受かってる夢とか見てない?」
小山「見てないなぁ。」
友達「なあ、おれらが大人になった時とか日本てどんな感じだったの?」
小山「けっこう明るい雰囲気で今と変わらない感じだったよ。色々と大きい事件とかあったみたいだけど」
友達A「大きい事件て例えば?」
小山「今から10年後くらいに日本のどこかにUFOらしきものが落ちて宇宙人が救出されたりしてたよ」
友達「マジで?すげー。宇宙人どんなんだった?」
小山「人間とあまり変わらなかったけどサングラスみたいのかけてて顔はよく分からなかった」