不可解な体験、謎な話〜enigma〜 Part27
なごみついでに自体験。
高校時、夏休み。
グラウンドで部活の練習してて、そろそろ休憩の支度をしに
先輩の一人がヤカンを取りに行った。
田舎なんで、ちょっと行ったとこの川に、麦茶入れたヤカンを冷やしてて
そいつを取りに行ったんだけど。
川って言ってもそんなでかくないから、グラウンドから見える。
一本道で、途中にガード下みたいなちゃちいトンネルがあった。
川に行くにはそこ通るしかないんだよ。
で、「手伝いに行って来い」て言われて自分も川に行ったんだけど。
トンネルの中で、後ろから、「キィッ、キィッ、」て音がするんで
振り返ったら、何かライトつけた赤っぽい自転車に乗った人が来て
自分を追い越してった。(←顔とかあんま見てなかった)
で、トンネル出て川まで行ったんだけど、先輩いない。ヤカンもない。
???ってなりながらグラウンド見たら、もう既に先輩が戻ってる。
慌てて自分もグラウンドに戻ったら、同じ部活の連中に
「一本道なのに何擦れ違ってんだよ!」とか言われ。
でも、擦れ違ってないんだっつの。会わなかったんだよ、全然。
ヤカン取りにいった先輩にそう訴えたら、その先輩も、全然自分に
会わなかったし擦れ違いもしなかったと言う。
「トンネルの中で、ライトつけた赤っぽい自転車とは擦れ違ったけど」
って言うんだが。 そもそもそのトンネル、ちゃちいし小さいし、
せいぜい車が一台通るのがやっとなくらいの幅しかないのさ。
…自分と先輩は、そのトンネルで、間に自転車のヒト挟んで
擦れ違ったのにお互い気付かなかったってことか??と話してたら
部活の連中みんなが、
「グラウンドから見てたけど、お前ら以外、誰もあの道通らなかった」
ってさ。
未だに時々部活仲間で話題にのぼる。何だったんだあれ。
長文でスマソ