新・サイコにまつわる怖い話10

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私の幼稚園にいたＴ先生（女性）が、今思えばサイコだったのかもしれない。

当時、同じ幼稚園にＡ君っていうすごく仲良しな男の子がいて
いつも一緒に遊んでたんだけど、Ｔ先生はＡ君を見るたびにいつも駆け寄ってきて
「いや〜ん、Ａ君！今日もすごくかわいいわぁ〜〜！！」
とか言って、Ａ君を抱きしめたり頬擦りしたり
…と、過剰なまでのスキンシップを取っていた。
何故かＡ君と一緒にいる私が挨拶してもスルー。て言うか存在無視？
Ａ君が迷惑そうにしているのを見て「Ａ君嫌がってるから次は私にやってよ〜」
とか言っても、まるで聞こえてないみたいにＡ君を抱きしめて、
満足したらまたどこかに言ってしまう。
幼い私は意味がわからなくて、ただ大好きなＡ君を
ひとりじめしてくる嫌な先生！ぐらいに思っていた。

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先生はＡ君の姿が見えないと、Ａ君の友達にすごい猫なで声で
「ねぇ〜、Ａ君はどこに行ったか知りまちぇんかぁ〜？」と聞きまわっていた。
知らないって言ってんのに何回も何回も「ホント？ホントに？」と聞き返す。
まぁ大抵はその子達がＴ先生からＡ君を守るために隠してるんだけど
「ホントに知らないんだね？嘘ついてたらだめだよぅ？ん〜？」と
優しい声なのに必死な姿が幼心ながら異様だった。

そんな感じで思い出すとキリないんだけど、一番強烈だった話。
仲がよかった私とＡ君は「恋人ごっこ」なんて言うアホな遊びもしてた。
それがだんだんエスカレートしてきて、ある日意味も知らんくせに、服を脱いで
裸で抱き合って遊ぶという、思い出すのも恥ずかしい本当にアホなことをしていた。
そうしていると突然背後から「イヤー！Ａ君！！」と叫ぶＴ先生の声がして
後ろを見るとＴ先生がめちゃくちゃ怖い顔で私を睨んでた。
「怒られる」と思って謝ろうとしたら、先生は私を猫の首根っこを掴むように
ひょいっと抱えると、ぽーんと投げるみたいにしてどかした。
んでＡ君の前に座ると「A君はこういうの好きなの？こういうことは先生にはやってくれないの？
先生にもやって〜」とかいいながらＡ君の上に乗り掛かった。
Ａ君ポカーン。私もポカーン。

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それからいつも以上にベタベタするT先生。
多分キスとかしてた。体中舐めてた。確か服もはだけさせていた気がする…。
結局その後は運よく遊び時間が終わり、先生は自分のクラスに帰っていった。
時代が時代だったので、別に親に言ったりしようとは思わなかった。
しかしあの先生は本当に何だったのか…。そして何故Ａ君にばかり
つきまとっていたのか。今となってはすべて謎。
思えばＡ君が友達数人と遊んでいたら、いつも無理矢理割り込んで来たっけ。
掃除用具入れの中に入って「Ａ君助けて〜！先生、悪い人に
捕まっちゃったよ〜！」と言い出したときはさすがにワロタけど。
Ａ君とはいまでも会うけど、Ｔ先生にされたことはほとんど覚えていないらしい。
以上で終わります。
あんまりオカルトっぽくない上、まとまりのない文章でごめんなさい。