1 :
本当にあった怖い名無し:
2 :
本当にあった怖い名無し:2005/04/18(月) 21:23:20 ID:9CjynNcb0
2
・数字ハン諸氏
109:愛知県安城市在住の高一(無期学校閉鎖中)、男。温度操作異能力者。猫又と犬、
天使の少女と生活中。同じ生活域に昆虫人間の治癒異能力者、防壁異能力者在住。
物質への異能付加能力を使い、各地への支援物資の作成・発送を行っている。
117:兵庫在住の念動能力者、男。念動を応用して空中飛行を行ったり、一定範囲にある
全ての物体を上空に持ち上げ落下させて破砕したりできる。幽霊のデヴィッドと
巨大昆虫によって両親を失った少女美子と生活をしている。
120:京都在住の念動能力者、中一、男。京都の異能者集団と合流して一般人の保護活動中。
176:東京在住のステルス(不可知)能力者、男。異能封印能力持ちの少女と人化できる妖狐と共に
東京にて活動中。
366:神戸在住の一般人。山中に避難したが、毒ムカデの肉を食したために、
麻薬中毒に似た症状を発症中。現在、謎の隕石を吸収し、街に下りようとしている。
・コテハン諸氏
園田事務所:兵庫県の電気工事事務所の方。多くの外人・術者と協力して街と電気の安全を
守っている。
東北在住♀:ビーストマスターの女性、19歳。BFから来た人狼グレイと
ブレス能力を持つ狼『グレちゃん』と、そして巨大化した黒芝犬ノワールと共に
愛知へ向かっている。
ミケ:東京在住、『ウルタールの猫』と呼ばれる猫型種族。仲間と共に
自分の住んでいた周囲を防衛中。現在消息不明。
鉄道屋:東京在住、男。自覚的な異能はないが、体力を極度に上昇させる
『フィジカル・アデプト』の能力持ちではないかと推測されている。鉄道を含め、
日本全国の交通情報やそれに付随する情報を収集し、報告している。鉄道会社勤務。
クロセル:東京都江東区在住の氷結異能力者、男。東京にてフォカロル女史と共に
魔物からの防衛戦闘を行っている。精霊蛇ナーガをパートナーとする。現在、
フォカロル女史や関西からの術者と共に腐海に突入中。
触手球体:大阪市東北東部在住の、病変により一つ目触手玉に変わった中年男性。
治癒異能力者で、人間の姿に短時間なら戻る事ができる。現在、太子橋近くの病院で
怪我人の治療を行っている。コート姿を好む重力操作異能力者を弟子とするが、
対外的にはコート男の手下となっている。
現在、太子橋の病院にて巨大蟻に囲まれ篭城中。
フォカロル:背中に生えた翼で空を飛べる異能力者。東京在住、女。クロセル氏と共に
『腐海』に突入している。
>>前スレ482 触手球体さん
……なっ! しまった、レスする前にリロードするんだった……。
無事ですか!? 燃焼石と凍結石の在庫はありますか? 出入り口に撒けば、触れただけで
燃えるか凍る結界が出来ますし、冷房石でも昆虫相手なら動きを鈍らせる効果があるはずですっ!
母さんっ! ○西電力の園田事務所に電話! 緊急事態なのっ! 今なら誰かいるはずだから
僕の名前か109って名前出して、『例の病院で触手球体さんが巨大蟻に囲まれて篭城してる』って
伝えてっ!!
みるくっ、呪いを! 猫との縁が薄いから届かないかもしれない? かまわんっ!
あの人はここで知り合った大切な仲間だっ! 打てる手は全部打つんだっ!
デス起きろっ!! 触手球体さんが処刑対象なのは知ってる。けど、あの人は、
今のこの世界に絶対に必要な人なんだ!! だから頼むっ、あの人を助けるのに力を貸してくれっ!!
6 :
状況まとめ:2005/04/18(月) 21:48:51 ID:VxbOI5Lt0
○世界
・ロシア・ツングースカ地方にてエント確認。人間に対して友好的らしい。
・アメリカと連絡が取れず。執行人の影響か?
・ローマ法王死去。
○地域
●東京地方
・非常事態のため、『首都圏中央行政管理機構』が行政等を統括。後に東海地方以東を
緊急に独立国『東日本国家社会民主主義連邦国』として立国。
・各地の粛清者vs自衛隊の戦闘により被害大。
・新宿が粛清者とデスの戦闘により壊滅。
・神保町の粛清者シェルター跡にて、『迷宮図書館』という異空間へ繋がるゲートを発見。
・東京圏の各地に、犯罪対策のために検問所が設けられている。
・東京に封鎖区画が設けられて、一般人の出入りが禁じられている。
・過去のナチスドイツより、ヒトラー一派がタイムスリップして来日。
統治活動に参加する。
●東海地方
・静岡にて邪神を封印している異界への扉が出現。住人の多くが発狂し殺しあっている。
・富士山周囲の湖の水温が上昇中。噴火の前兆か?
・名古屋は暴走族・右翼・機動隊が三すくみで睨んでいる為、威圧的な雰囲気を出している。
・愛知の一部地域が噴出した溶岩にて半壊。溶岩の体の魔物が出現した。現在は平穏を保つ。
7 :
状況まとめ:2005/04/18(月) 21:49:39 ID:VxbOI5Lt0
●関西地方
・京都方面に大規模な魔法陣が出現。周辺地域の電力に影響。異界の門の鍵穴。
・粛清者との大規模戦闘のあと、一応の平穏を保つ。
・京都にて気象異常。重力異常の発生の可能性も?
・兵庫にて頻繁に空を飛ぶ人影のような物が出現。敵か味方かは不明
・奈良に未だ出現していないが、異界への門がある。
・兵庫の海にて、異世界の(または突然変異の)魚が釣れるようになる。
・巨大昆虫、巨大生物などの被害が多い。
○交通情報
・鉄道屋氏の公開する最新情報を参照のこと。
○危険物情報
●粛清者
・世界規模の虐殺集団。リーダーは、関西にてデスによって殺害。
残党は個別に活動をしているらしい。
●執行人(デス)
・異界よりやってきた死神。姿は見る者によって様々に変化し、主に見た者の
一番好みの異性の姿に見える。本来の姿は『死神』のようらしい
・魔能者狩りを決行中。ただし、現在は異能を負の方向に使う者のみを粛清中。
・5兄弟でこの世界にやって来て、この世界の崩壊を防ぐために、邪神の門を正しい方法で
開けようとしている。
・人間が魔能を使う事でデスの世界が滅びかけているため、最終的に魔能者全てを処刑予定。
・魔能と異能は別物であり、デスの世界の力を引き出して使う『魔能』を操る者のみを処刑し、
異能者には比較的友好的。
●邪神
・静岡の門の向こうにいる存在。降臨を邪魔する門を破壊しようとしている。
門が破壊されればこの世界は滅びるが、静かに開けばそれは避けられるかも知れない。
・現在、邪神の眷属が一体、粛清者一味によって召還されている。
8 :
状況まとめ:2005/04/18(月) 21:53:48 ID:VxbOI5Lt0
●準デス
・デスの世界からやってきた魔物。複数の異能者が接触するが、強大な力を持ち、
並みの人間ではまず叶わない。
○物品情報
・退魔の鈴[破魔の音色を生み出す鈴。109が所持]
・鍵のプリズム[邪神降臨の門を開けるための鍵。トール死亡によりデスが所持]
・異能石[109が異能を封印した石。109が発送した人員が所持]
・隕石[様々な力を持った、流星にまぎれて落ちてきた異世界からの石。109、366が所持]
9 :
366:2005/04/18(月) 22:23:36 ID:njEwuW3p0
>109さん
背中の件ですが一応シャツでふける部分はふいておきました。
早くしっかりとした医療をうけなければ…
>触手球体さん
ありはある程度間合いを離すと飛びかかってきます。その直後に隙ができるのでそこを狙うのが良いかと…
がんばってください。
鴉&白蛇キターです。
どうも彼ら、僕が逃がしたのにずっとついてきてくれていたようです。まじうれしいっす。
で、彼らについていくようにして山を下ったんですが、
何 な ん で す か ? あ の 人 々 は ?
人 見 る な り 銃 取 り 出 し や が っ た よ こ の や 郎 ど も 。
意外とあまり追っては来なかったので今は洞くつに隠れています。
で、不安なことにさっきから足音が近づいてきている気がする…
っておい、カラ君(鴉の名前)やめなって!今出ていったらヤバいから!
足音のやつらが去り次第カキこしますんで……
あれ?三本目の足?
地域情報
現在、名古屋市西区・中区・東区・北区と尾張旭市の一部に封鎖令と外出禁止令発令中。
連邦軍による不穏分子掃討作戦実施に付き、一般人は家屋内退避の事。
交通情報
・名古屋市営地下鉄桜通線名古屋〜今池・東山線名古屋〜今池・鶴舞線庄内通〜鶴舞・名城線金山〜砂田橋・上飯田線全線
・名鉄小牧線味腕駅・瀬戸線栄町〜大曽根・本線金山〜東枇杷島
・東海道線金山〜名古屋・中央西線金山〜新守山間
の各駅は全て通過となります。
名古屋・名鉄名古屋・近鉄名古屋・金山・大曽根・栄(栄町)・伏見・丸の内・久屋大通・千種・鶴舞・平安通の各駅には乗換えの為に全列車が停車します。駅構外への出入りは出来ません。
なお、名古屋・名鉄名古屋・近鉄名古屋・金山・大曽根・千種・鶴舞・栄(栄町)の各駅に限って、封鎖地域とは逆の方向への出入り口は開放されます。
先日、連邦政府へびくびくしながら出頭しましたら治安局の方から、特務警察師団港区方面第一連隊非常任一等参事官に任命されてしまいました。
この港区方面第一連隊と言うのはかつての、品川駅周辺鉄道警備隊を拡充した上で再発足させたもので、管轄するのは品川駅を中心に南は山手通、北は目黒通に囲まれた範囲となります。
非常任一等参事官なので普段はこれまで通りですが、招集がかかれば応じなければなりませんし、地位としては連隊副官レベルですから責任重大です。
まぁ、見返りとして不逮捕特権と銃器携帯許可、自己管轄下兵力等色々と恩恵が来たのは儲けものでありますが如何なもんやら・・・。まぁ、なんとかするしかないですな。
ちょっと忙しいので、今回は返レス省略。
11 :
クロセル@腐海:2005/04/18(月) 23:49:58 ID:YIPv/W240
新スレ乙。書き込めなくなって慌てちまったorz
どうやら腐海内からも電波は通じるみたいだが、昨夜は書き込めるどころじゃなかった。スマソ。
結果から言うと・・・みんなが言ったとおり、こりゃ一種の生物だ。しかも単体の。
風牙さん(園田事務所さんとこの術使いさんのこと)に腐海の頂上付近に穴を開けてもらい、そこから侵入。
中はまさに培養センターだ。血管みたいなのに繋がれた怪物がすくすく育ってやがる。
徹夜で調べまわったが、どうやら腐海の重要な器官部分は地下に埋まってるみたいだな。ここをぶっ飛ばせばいいわけだ。
あいにく爆弾みたいなものも無いから、俺達が直接行って一暴れしてくるしかないようだぜ!
>>5 俺もここが片付いたら援護に行きたいが・・・畜生!
こんなこともあろうかと、ナーガにそっちへ行くように言ったはずなんだが、あの蛇どこをうろついてるんだ?
>>9 三本足の鴉、白蛇。神道から見たらサイコーに縁起がいいじゃないか!
しかし、相手が銃を持っているとなると厄介だな。巧く奪うか弾切れに追い込むかできるといいんだが。
>>10 鉄道屋さん出世街道まっしぐらだな。
品川一帯の平和は鉄道屋さん、貴方にかかっていますよ!
12 :
ビクソル博士:2005/04/19(火) 00:19:41 ID:02VSgXW60
クロセル君!いかん!やつらの罠だ!
あばれてはならんっ!
放射状に張り巡らされた器官にまだ気がつかんかっ!?
私の開発したこの半重力装置を受け取って即刻脱出するんだ!
脱出後3000フィート上空で我が研究所兼飛行船でクロセル君を回収した後
ニュートリノパルス砲で全て焼き尽くすっ!
いいか!半径500m内でやつらに手を出すな!
くそォッ!こちらからの無線は通じているのか?・・・
13 :
ビクソル博士:2005/04/19(火) 08:41:04 ID:02VSgXW60
くっ!まずい・・・
クロセル君と連絡が取れんっ!
そのまま攻撃に入ったりすれば器官が反応してグールの門が開く・・・
そうすればクロセル君だけではない!少なくとも首都圏一帯の動植物が
グールウィルスによって壊滅的な状態になってしまう!
どうしてもやつらを攻撃するなら全体を一気に一瞬にして焼き払う方法が最も適しているんだ
頼む!半重力装置を受け取ってくれいっ!
すでにクロセル君の位置座標を認識して研究所兼飛行船から
アタッシュカプセルを射出して送り出した・・・
こちらの通信が聞こえていればいいが・・・
えぇ〜先程!
>>5109@愛知氏の御母さんから事務所の方に連絡が入り・・・太子橋病院の方へ
の応援の手配を大阪事務所並びに防衛隊へ要請しましたので、ちとバタバタしててレスと報告が遅
れた事に関しては堪忍です!(;^h^)
っで今は・・・大阪事務所に居ます霊幻道士の呂明犀・・・あの準デスを打ち負かした術士ですが
・・・その呂の太子橋病院前での様子を先程から確認してる所ですが・・・何でも到着して直ぐに
例の必殺技のぉ・・・これ”天外飛旋”(ってどんな技やねん!?^^;)とか”破焔球”とかっ
て技で早速、大アリの駆除をはじめたそうですがぁ・・・今はこれ・・・白蛇!?ってこれアレか
、
>>11クロセル氏のナーガかな?その蛇と今・・・ってケンカしてるってコレ(汗)
えぇ何でも相手の数が多すぎて必殺技だけでは埒が空かないとかで呂の奴が・・・コレ切り札って
・・・何でも切り札としてナーガを寄代に『火龍』を召喚して?っで、その召喚した火の龍をコレ
、ナーガに憑依させて大アリを群れごと一気に・・・って待てヲイ!!そんなことしたら太子橋一
帯丸焼けになるやんけ!!(汗)・・・それで今それを聞いたナーガがコレ・・・蛇ですが腰抜か
して真っ青になってるとかでぇ、首を横に振って・・・って、ったくもう中国人は考える事が豪快
過ぎるというかホント ・・・っで・・・あぁ今、今防衛隊が到着したそうで・・・ってコレあれだ
わ・・・117氏のムカデ駆除の時に出動した方々らしいわ・・・っで早速戦闘を開始したそうで・・
・って、ン?なんか今スピーカーの向うからモーター音みたいな音が聞こえ・・・ってガトリング砲
で掃射してるってヲイ・・・orz
>>前スレ482触手球体氏
スイマセン!今なんですが・・・多分外からモーター音みたいな音が聞こえると思うんで
すが、それはぁ・・・いま防衛隊が病院の周囲に居る大アリの群れを火炎放射器とガトリ
ング砲で片っ端から倒してってる音なんで、できれば周りの方々に窓から顔とかを出さな
い様に注意をお願いしますわ・・・もしかしたら流れ弾が飛んで行くかも知れんので。(汗)
っで・・・あぁ今!突破口が開けたんで、呂の奴が建物の中に入って行ったそうですわ。
多分コレは建物内に居る大シロアリを必殺技(好っきやなぁ〜ホンマ^^;)で倒して行
くんやと思うんですがぁ・・・できたら今度はその・・・廊下の方から広東語の気合が聞
こえてきたら巻き添えを防ぐ上で、できるだけ部屋から出ない様に注意してください。
広東語が分かる方が居ればその・・・多分「天!外!飛!旋!」って感じで気合の声が聞
こえてくると思いますんで・・・お願いします(;^h^)
>>12-3 ビクソル!?まさかユルゲン・ビクソル!?たしか大分前の新聞とかで見たことあるぞ・
・・アンタは確か『量子物理の魔術師』とか言われてた様な・・・。
でも粒子キャノンの開発巡って国防省相手に大バクチを討って開発を断念させたのでは?
っでまた風の噂では、そのせい(?)で何っ処かの財閥とか大企業から命を狙われてると
か聞きましたけど・・・そのアンタが何で日本に!?(;・_・)ゴクリ!
16 :
117:2005/04/19(火) 11:52:08 ID:WllOWNkt0
さっき防衛隊のリーダーから電話がかかってきて「手伝え」と言われてしまった。
ヘリで迎えに来るそうです・・・なんか最近忙しいなぁ。
まあ体力は完全とはいえないまでもだいぶ回復しているので、役には立つと思います。
日本刀20本持っていきますので、よろしく!
というわけでごちゃごちゃしたことはまた後で・・・
おっと、窓の外でへリの音がする。では行ってきます。
・・・危ないところだった。器官を攻撃する前にここを見てよかった。
風牙さんと俺で真上に穴を開けて外に出たらありましたよ、半重力装置が。
これ、すげえ!4人全員で捕まってもすいすい空に昇ってくの。車谷君(109さんとこの治癒士)は冷や汗かいてたがw
というわけで、危機一髪というところでビクソル博士に救出された。
でも、この飛行船・・・反重力で浮かんでるらしいが、まるで天空の城ラ○ュタだ。
しかも中はだだっぴろい研究室ときてやがる!よくもまあこんな代物を作ったなあ。
こんなことを思っていたら、突然前方の扉が開き、白衣を着た「いかにも学者」という人が入ってきた。
暫くこちらを見つめた後、口を開いた――。 ――「やあ、クロセル君。私がユルゲン・ビクソルだ。」
ユルゲン・ビクソル。日本でも度々メディアに取り上げられた、理学の天才だ。
某国の支援の下で様々な兵器の開発に携わりデイジーカッターなどを発明、一躍脚光を浴びる。
しかし開発中の兵器・「ニュートリノパルス砲」の安全性を巡り、国の防衛機関と対立、国を追われる身に。
その卓越した頭脳、さらに兵器開発による莫大な資金を様々な組織に狙われ、行方をくらました。
世界では彼を「マッドサイエンティストの象徴」と呼ぶ・・・。
ネットでこんなことしか知らなかった俺は流石にびびった。正直、何かの実験台にされちまうのかな、とも思った。
まあ、そんなことは彼と話しているうちにぶっ飛んだが。
彼は実に気さくで、俺達もすぐに打ち解けて、昼からずっと話し込んだ。そしていろんなことが分かった・・・。
彼は世界に異変が起こったあと暫くは、太平洋の真ん中で過ごしていたらしい。
しかし飛行船が突然制御不能になり、日本近海へ流された。静岡の巨大な門に引き寄せられたらしい、とのこと。
門の引力が強すぎて振り切れず、仕方なく日本に滞在することに。
例のニュートリノパルス砲の完成を目指して研究に没頭している最中に、偶然東京へ立ち寄った。
で、芝浦の腐海を目撃、ニュートリノパルス砲が無事に完成した後はこいつを研究。
そしてグールウィルスを発見。ほぼ同時に俺達が腐海内部にいるのを発見、助け舟を出してくれたってわけだ。
(失礼、続きます)
この後品川まで俺達を送り、彼は単独で芝浦に行くらしい。その後どうするか、は聞けなかったが・・・。
またここに書き込むとは言ってくれた。それを待つしかなさそうだな。
俺はこの後大阪に行って触手球体さんを助けようと思っていたが、風牙さんに止められた。
「そなたたちが東京を守らないで、誰が守れると言うのか?」と言われちゃあ・・・。
風牙さんは単独で大阪へ向かうつもりだ。一応109さんの異能石を半分持たせるが、後は祈るしかなさそうだ。
車谷君はこちらへ残ってもらうことにした。東京は治癒士が少ないからな。
俺は鉄道屋さんと協力しつつ、東京の治安を確保してみせる。じゃなきゃ風牙さんに顔向けができない!
>>14 ナーガも随分無茶させられてるなあ・・・。まあ、ビシバシ使ったってください。血の気が多いですから。
しかし火龍って;召喚した後制御は効くのか?
>>16 おお、日本刀20本とは頼もしいw
くれぐれも無茶はしないようにな。俺みたいに倒れた挙句女の子に叱り飛ばされる羽目になるぞw
19 :
触手球体:2005/04/19(火) 23:24:56 ID:ebBUKftD0
皆さん、有難うございます。
援軍が到着した時、どれ程安心したか…。
医療スタッフの皆さんと、一番新しい病棟に
障壁を張って篭城中なのだけれど…
大丈夫。皆が居るから、私も心強いです。
取りあえず、敵の気配は薄らぎましたし。
あともう少しの間、私が障壁を張っていれば
良いのですから…
物的被害は考えたくもありませんが、
幸い、人的被害はまだありません。
周りの物を守り、癒す。それが私の力。
20 :
366:2005/04/20(水) 18:05:02 ID:sD9u9Pvu0
現在恐らく明石にいます。
今の所発作もなし。
今から脱出の説明はいります。
まず、カラ(鴉)君が喋ったのですよ!
どうやら「話せるようになった」のではなく「話せるけれども隠していた」らしいです。
そして三本目の足で僕の左腕(石の埋まった所)に紋章っぽいのを引っ掻いて描く(痛、
「あんたもこれでやつらと互角に戦えるはずだ」といいました。
この時点で既に混乱状態。
「戦えるって何?っていうか血出てるんですけど…」
彼の説明によると
1,この状態での攻撃は一日10発が限度であること
2,攻撃のタイプは爆発系であること
3,仕組みは
もともとの僕のチカラを石のチカラで包み、
敵との接触で石のチカラが壊れることにより爆発
4,弾数制限があるのは石にチカラを使い過ぎると石の防御壁(?)が壊れ
体内で爆発を起こすから
だそうで。(まだ理解できていない)
で、その間にも足音は近づいてくるのですが、「まだ撃つな」とのこと。
続く
21 :
366:2005/04/20(水) 18:06:02 ID:sD9u9Pvu0
「撃て!」と言われて撃って驚きました。なんですか?このロボットは?
………だって某国の「センコウシャ」そっくりなんですもん。
敵はロボだけで終わらせるつもりだったらしくそのまま逃げて今に至る…というわけです。
しかし怖いことにどうもトランス中結構人の多い地域にいたようで…
白蛇さん(鴉いわく女性らしい)はまだ喋ってくれません。
結構シャイなお方のようです。
>ビクソル博士
スゲエ。
リア厨の僕にとっては「世界の人物辞典」でしか名前を聞いたことのない方です。
「石」とはどのような物なのですか?
いくらプラスになったとはいえ体内に異物混入しているのは不安なんです…
「センコウシャ」が倒されたことがむこうに伝わる前に移動を開始しようと思います。
西と東、どちらへ動くべきか…
22 :
デヴィッド:2005/04/20(水) 19:20:37 ID:d7PwwxKN0
リョウ・・・117が帰ってこない。まだ蟻と戦っているのかな。
だからこっそりパソコンいじってる。日本のBBSに書くのは初めてだ。緊張する。
といっても書く事なんか無いけど。
強いて言うなら、今日自称タイマ師をからかって遊んだぐらい。
ちょっと姿を消したり見せたりしたらむきになって襲ってきて面白かった。
ちょっと悪霊を倒したぐらいで、僕を消せるだなんて大きな間違いだね。
僕はあいつらとは違うから・・・よくわかんないけど。
>>12 あなたの名前ニュースで見たことあります。
いろいろあぶない研究とかしてていつの間にか姿を消したって。
日本にいたんですね。
レス返し、ってこれでいいのかな。
>>18 117はもう殴られてるよ。異能者のお姉さんに。グーで。
僕の予想ではあれだ、愛だね。愛の拳。
>>19 117まだそっちにいる?キレルと暴走するから気をつけて。
笑いながらそこらじゅうのもの飛ばしたりするから。
あぶないったらありゃしないよ。
>>20 センコウシャ?ロボット?敵って・・・何者?
とりあえず無事でよかったけど、西に来たほうがいいと思うよ。
こっちにはそんな奴らいないから・・・たぶん。東には蟲が多いかもしれないし。
うう……顎が……。
触手球体さんのカキコの後、色々と救援を呼んだのは良かったけど……
慌ててデスにまで救援を頼むんじゃなかった。彼女、すっごく寝起きが悪いです……。
目を覚ましたら拝み倒そうと思って彼女を揺さぶったら
「……何人たりとも、私の眠りを妨げる事は許さない……」と半目でにらまれまして、
気が付いたら部屋の中を飛んでました。どうやら、デスが衝撃波を放って僕を吹き飛ばしたようで、
脇からエリスが突き飛ばしてくれなければ死んでたかも……。
衝撃波のダメージで顎の骨が砕かれまして、今日は病院で一日中メリッサと昆虫人間さんに
治療してもらってました。家には帰ってきたけれど、今もまだ具合が悪くて、
顎にまるで力が入らず、食事も流動食のみ。何日か治療を続ければ回復しますけど、
ちょっと辛いです。
そのデスなんですが、今日の昼頃目を覚ましまして、入院している僕のところまで
お見舞いに来てくれました。……といっても、あの死神の姿で窓から、ですが。それでただ一言、
「やり過ぎた」と頭を下げてくれました。それからデスは、僕の返事も聞かずに西の空へ……。
きっと、騎士団のところに行くんだと思います。……また、ロックさんとトラブらなきゃ
良いんだけど……。
>117さん
連戦お疲れ様です。異能をかなり使われたようですけど、体は大丈夫ですか?
まだ戻られてないそうですけど、貴方なら大丈夫ですよね?
>>9 >>20-21 二匹に慕われてるんですね。それに、そのカラス……三本足って、まるでヤタガラスですね。
まさか額に三つ目の目とかありませんよね?
怪我はそれほどでないようでなにより。ともかく、本当になるべく早く病院に行ってください。
いきなり銃を向けられたのはやるせないですね。関西方面、粛清者の勢力が戻ってるのかな。
関電さんの提案されたとおり、送電線の鉄塔に行って救援を待たれては?
石の方は、増幅系とも違うみたいですね。それに『先に行く者』に似たロボット……
某国、本気で完成させてたのか?; それともホンダのアレに兵装を施した偽物か……。
一体、誰が何の目的で投入したのやら。
>>10 出世されましたね〜。いやはや、マイナス方向の呼び出しでなくて良かった。
色々特権も持てたようですし、これで自衛にしろ救助活動にしろ、幅のある行動が取れますね。
名古屋の方の事は、こっちの連邦軍の方も騒いでました。顛末を教えてもらう前に
入院しちゃったんで、詳しい事は分からないですが……病院で聞いた話だと、
異能を持たない人は大体捕まるか殺されて、一部の異能持ちがちりじりに逃げたらしいです。
ニュースで報道された内容に噂がついているらしいので、どこまで信用できるかですが……。
詳細は明日、駐留軍の人たちに聞いてみます。
>>11 >>17-18 本当に生物でしたかっ。けれど、今はもうニュートリノパルス砲とやらで決着は
ついているんですよね。後は治安を回復させるのみですね、頑張ってください。
ところで、今体調はどうですか? 体温五度で動いているって聞いて、心配で……。
それと、車谷さんにお礼を言っておいてもらえませんか? 入院している時に
治療してもらったので……。
>>12-13 何者?と思ったら、結構有名な方だったんですね。東京の件は僕からもお礼を言わせてください。
ありがとうございます。
それにしてもグールウイルスですか……ブルーゾンビとか、普通の生き物を
魔物に変える力を持ったウイルスなんでしょうか? 恐ろしいですね。
>>14-15 良かった……間に合ったんですね。呂さん、準デスと渡り合っただけに
とんでもない力の持ち主ですね。心強い。それ以上に暴走もされる方のようですがw
>>19 良かった、生きてた……。人の被害がないのは幸いですが、それ以外はどうですか?
状況を考えると弾丸や異能石はかなり消耗しちゃってると思いますが……すみません、
実はこっちは異能石の備蓄を少し増やすと言う事で、しばらくは支援物資として
発送する事が出来そうにないんです。ごめんなさい。
建物や医療器具はかなりの被害でしょうね……話ができる程度まで回復したら、
こっちの病院からなにか送れる物がないか聞いてみます。
>>22 デヴィッド君初めまして。……おいおい、あんまり大人をからかったらダメだよ。
そりゃムキになる所は面白いだろうけどさw
『センコウシャ』だけど……気になるなら漢字変換してググッてみると良いよ。ただし、
見つけたとしても怒って暴れたりしないでくれよ。あんな物を『夢の終着』なんて
認めたくないのは男ならすごく良く分かるからw
さて……スレも変わったし、数字ハンからコテハンに変えた方がいいかな?
ねぇ、みるくどう思う? ……みるく?
……! おい、すごい熱じゃないかっ!! しっかりしろっ! ……エリスまで!?
父さん、車出してっ! ガス欠!? ならエリス背負ってきてっ! 動物病院、
まだ開いてるかな……。
えぇ〜簡単にですが現状を報告します。
今は太子橋の医大病院前に来てるんですが、建物の周囲に集まっていた巨大ア
リは現在・・・殆ど駆逐され模様です。
っで・・・ってン?あれは・・・117氏かな?なんか今防衛隊のトラックの側に
停めてある救急車の後ろでコレ・・・傍らに日本刀の束を置いてヘトヘトにな
って休んでる方が・・・ちとスイマセン、聞いてきますんで。
あぁ117氏でしたわ、今回は流石に無茶は控えてたみたいでしたわ。
っで、この前の鵺の一件での御礼とかを言ってきましたけど・・・まぁ結構堪
えてたみたい何で防衛隊のリーダーに事情を話して今回は自宅で休養して貰う
用に話をつけて来ました。
っで今は・・・今は、あぁ今は新築の病棟で・・・無事?無事やった!?あぁ
今ですが呂の奴がナーガと一緒に無事、触手球体氏とあと他の病院スタッフと
合流して、これから建物を出るそうです。
それと・・・あぁ到着した?あのぉ〜・・・今ですが東京事務所の風牙氏が到
着して、これから防衛隊と一緒にアリの巣穴を探すとか言ってますわ。
なんでも巣穴の・・・入口と出口を見つけて?それで入口の方から発煙弾を投
入した上で出口から這い出してくるアリを仕留めて行くとか・・・・ちと失礼!!
今また事務所の方から連絡が入りましてコレ・・・また京都方面で電圧低下が
起きてるとの通報が・・・スイマセンがまた次回にでも報告します。(;^h^)
>>22デヴィッド君
これから117氏が戻って、また休養するんで・・・。
それと、あんまり神戸事務所の術使いおオチョくりなさんなぁホンマ(苦笑)
ただでさえ当人はビビりなんやし・・・あんまりやったら本人ヤル気無くすで
ホンマ・・・まぁ神戸の術使いは他にもう一人カワイイてカッチョ良ぃのが居
るけど(;^_^)y-~~
えと・・・他の方へのレスはまた時間ができてからにします(^h^)
名古屋市一部地域にて行われた封鎖令及び外出禁止令について公式報告
・連邦軍東海圏軍管区長は特殊犯罪取締撲滅委員会勧告及び国防省命令第A01-901Y号により、治安維持行動を発令した。
・実施区域は名古屋市西区・中区・東区・北区と尾張旭市の一部である。
・実施区域には一般民間人の被害を避ける為に、外出禁止令及び封鎖令が発令され屋内退避が義務付けられた。
・対象地域内に蔓延る非合法犯罪組織及び「粛清者」の取締りによる治安回復が目的であった。
・治安維持行動の結果、1847人を逮捕し2978名を殺害した。なお、「粛清者」に関連した逮捕者はこれとは別に7名であり、167名を殺害した。
・実施区域への外出禁止令並びに封鎖令は掃討の後、本日午前11時半を以って解除された。
以上
連邦国防省長官 印
連邦軍東海圏軍管区長 印
特殊犯罪取締撲滅委員会長 印
29 :
176:2005/04/20(水) 22:25:08 ID:lvxcgMrL0
現在、敵と交戦中。
「君、死相が出てるね」と言って、手をかざした瞬間吹っ飛ばされた。
正直何が起こったか分からない。
そして何故か奴は追撃してこない、「30分だけ猶予をあげよう、その間に遺書でも書いておくといい」と言い放った。
奴がくれた30分で書き込んでいるわけだが、私は滅多な事じゃ怒らないが、今度ばかりは我慢出来ない。
俺は奴を仕留める!
30 :
クロセル@新橋:2005/04/20(水) 23:14:09 ID:y8RrOIBF0
昨夜品川でビクソル博士と別れ、鉄道屋さんに久々に会った。
で、俺達三人は独自に新橋付近の状況を偵察することに。現在新橋駅だ。
ここら辺は怪物もDQNも少なく、比較的平和だ。と言っても、一般人もとっくに避難してるが。
・・・こんな静かな夜はかなり久しぶりだよ。今までずっとドタバタしてたからな・・・。
・・・って、おい。176さんがピンチじゃねえか!こんなマターリしてる場合じゃねえっ!
くそっ、詳しい場所が分からない。とりあえず神保町に向かう!
間に合うといいが・・・っ!
>>19 ああ、無事でよかった!心配しましたよ。
是非助太刀したいところですが・・・。
>>21 先行者ってあの子供のおもちゃみたいな先行者だよな?
ロボット兵器を使うのは分からんでもないが、何で先行者なのかが分からん。
>>22 おお、君がデヴィッド君か。初めまして。
って117さん、早速殴られたかwしかし愛の拳とは羨ましい。
>>24 ああ、腐海はやはり生物だった。109さん大当たり!ビクソル博士との連絡はまだ取れないが。
体の調子?絶好調さ。平熱は7℃とちょっと上がったぐらい。俺はどうやって生きているんでしょうか。
車谷君には伝えておいた。「いや、こんなご時世では当たり前のことです」って照れてたw
>>26 ナーガのこと、よろしく頼みます。
奴なら屋内でかなり役に立ちますので、使ってやってください。
31 :
触手球体:2005/04/20(水) 23:33:25 ID:c10o5E1z0
ようやっと安全な場所まで皆を導く事ができました。
助かった…皆を守れた…よかった…皆さんのお陰です。
有難うございます。
えっと、遠目で見たんですが、無数の日本刀を浮かせて攻撃していた
ちょっとホストっぽい雰囲気の長髪の青年が117氏で、
私たちを救出してくださったのが呂導師なのですね。
なんといいますか、呂導師は結構普通の方で少し意外でした。
(恰好はけっこう奇抜で、平和だった頃のコスプレイヤー並みでしたがw)
ネット上で存じ上げていても、実際にお目にかかると少し嬉しいものですね。
…人的被害はなかった、のは幸いなのですが、施設をもう使うことはできません。
それに、お医者様やナースの皆さんも、今回のことで、ほぼ全員が郷里に
帰ることになってしまいました。…医療機器もなく、安全の保証もないのですから、
止める事は私にはできません。
ですから、私は京阪守口市の駅ビルの最上階で、単独で治療を続けます。
もっとも、治療行為事態は変わらないのですが。
レスはおいおいお返しします。重ね重ね、有難う御座いました。
32 :
366:2005/04/21(木) 00:04:18 ID:YKVLubn+0
>>22 初めまして。
「センコウシャ」はロボット好きなら見ない方が(ry
>>23 「額の目」をそれとなく聞いてみたら話題を変えられてしまいました。
カラ君は昔、羽をけがしているのを保護したのですが、
どうもそのケガで「別世界」から飛ばされてきたようです。
で、「世界」が不安定になっている時に白蛇さんが「流れ」にのってこっち世界にきた模様。
感動の再会だったらしいですよ。ベランダと言うなんともな場所でですが。
某ロボですが、見た目はあまり似ていません。が、あの顔と
あ の キ ャ ノ ン 砲 で す か ら 。
さて送電線はどこだ…
>>29 なんだそりゃ、そのDQNは…いいかげんにしやがれです。
頑張って下さい。
ではでは
33 :
リョウ@117:2005/04/21(木) 17:21:26 ID:TvTf8dI20
なんか俺がオオアリと喧嘩してる間にデヴィッドが変なこと書いてたみたいで。
っていうか名前バラされましたね・・・もういいや、これからこれでいきます。新スレだし、コテハンデビュー。
あと、愛の拳はデヴィッドの勘違いです。俺と西川さんはそんな関係じゃありません。
いやそりゃまあ、西川さんは美人だし、好きかどうかと言われれば好き・・・いやいやいやなに漫画的なぶっちゃけかたをしてるんだ、俺は。
まあ、とりあえず一段落ついたってことで、帰ってきました。全身が筋肉痛+ダルい。
しばらくは休養を取るとしても、なにやら蟲以外にも不穏な動きがありますからな。
そうゆっくりもしていられないような気もします。
ま、美子に強制的に休ませられてるんですけどね。
>>10 ご出世おめでとうございます・・・と言うべきなのかなんなのか。
とにかく、平和のために頑張ってください!全てはあなたにかかっています!(プレッシャープレッシャー)
>>22 ああ、昨日はどーも。
って、デヴィッドがからかったっていう術者って、所長さんとこの・・・?
えーっと、なんていうかごめんなさい・・・やんちゃと言いましょーかなんと言いましょーか・・・
いやまあとりあえずしばらく休ませてもらいます・・・日本刀も手入れしないといけないし。
で、電力低下ですか。・・・デス様が着ましたかな。
>>20 >>32 センコウシャって・・・ギャグなのかマジなのか。
あのポーズでビーム撃つんですか?しかし本当に殺傷力のあるビームだったら、笑いたいけど笑えない、みたいな。
とりあえず無事でよかった。攻撃系の能力も身に付けられたそうで、実に頼もしい。うちの異能部隊に来ていただきたいぐらいですよ。
しかしマジメな話、ロボット兵器を操る連中、何者なんでしょう・・・自警団のほうに連絡しときますかな・・・
34 :
リョウ@117:2005/04/21(木) 17:22:37 ID:TvTf8dI20
>>23 やっぱりデス様怖いッスね・・・しかし正体現してお見舞いって、余計怪我が酷くなりそうです。
で、またこっちくるのか・・・何事も無ければいいんですが・・・そうもいきませんでしょうな。
体のほうは大丈夫です。流石に疲れましたが、もう2,3日も休めば仕事にも復帰するつもりです。
あと、異能と魔能についても(前スレ)わかったようなわからんような、やっぱりよく分かりました。ありがとうございます。
ところでデヴィッドに「センコウシャ」を紹介したページを見せてやったところ・・・
爆笑してました。「でゅあはははははははは!!あは!あは!げほっ!・・・うぇえへへへ」みたいな。
中華キャノンでまた爆笑。部屋中を転げまわって(飛び回って?)
しばらく「中国人すごい!」とうるさかったです。
>>29 おそらく俺と同じ念動の異能者(あるいは魔能者)ですな・・・
まったく、力をそんなことに使う奴はデス様にやられっちまいますぜ。
とにかく頑張ってください!そんなDQNにはギャフンと言わしてやってくだせえ!
>>30 そりゃもう、鵺騒動のあと。左頬を、グーで。
いや、ほんとキレると怖いですから西川さんは。ヘタすりゃ異能で攻撃されますから。
あと、愛の拳は無いです、愛の拳は(汗)
デヴィッドが勝手に言ってるだけです!
ところで腐海が生物でしたか・・・ビクトル博士のニューなんとか砲でカタが付いたのならいいですが
グールウィルス?ブルーゾンビを生み出した元凶とかですか?
ということは・・・ひょっとしたらデヴィッドはそれで・・・
>>31 ほ、ホスト?や、確かに髪は伸ばしてますが・・・そんなふうに見えるのか、俺・・・?
名前か?名前がイケナイのか?
・・・まあそれはともかく、大変なのはこれからです。酷い有様でしたが、人的被害が無かったのが一番の幸いです。
これからも色々とおこると思いますが、頑張りましょう!麻酔やムカデ薪が必要でしたらいつでも!
35 :
リョウ@117:2005/04/21(木) 17:25:51 ID:TvTf8dI20
アンカー間違えたぁあああああqwせdrftgyふじこ
>>33の真ん中のやつは22ではなく
>>26-27の所長さん当てです・・・デヴィッドにレスしてどーすんだ、俺。
36 :
366:2005/04/21(木) 23:38:39 ID:YKVLubn+0
SOS…SOS
こちら謎の生物数体と交戦中…
おそらくキマイラと呼ばれる生物がブレスを吐くためうかつに攻撃できず…
場所は昨日からおよそ西に500メートル…
sos…sosfぐぁlkぐぁ
37 :
リョウ@117:2005/04/22(金) 00:05:10 ID:Lkc07+IT0
>>36 くっ・・・いま西川さんと自警団の一般隊員4人がそっちに向かってる。
マシンガン持ったロンゲの女性を筆頭に車で乗りつけたらそれだ。
俺もすぐに向かう。それまで耐えろ!
・・・今日こそはゆっくり休めると思ったがな。
しかしすぐそこでこのネット上での仲間がピンチだってのに、じっとしてられっかよ!
ああ、美子わかってるよ。無理はしない。だから寝ろ!
交通情報
利根川鉄橋爆破事件以来不通になっていた常磐線天王台〜取手間が明日始発より運転を再開します。
これにより、現在行われています迂回ルート経由の一部列車・特例に変更が発生しますのでご注意下さい。
天竜浜名湖鉄道高規格化(全線電化・複線化)、御殿場線再複線化による輸送力の向上しました。
よって、4月24日にダイヤ改正を実施します。改正内容は以下の通りです。
東海道線方面
・大宮・品川〜岐阜・四日市間急行13往復運転開始。
・品川・新宿〜静岡・掛川間快速14往復運転開始。
・品川〜名古屋間寝台急行1往復運転開始。
・品川〜大阪間直通国際列車特急2往復運転開始。
常磐線方面
・仙台〜上野間特急6往復、急行6往復、寝台急行1往復常磐線経由で運転開始。
北陸線・信越線方面
・大船〜新潟・酒田間特急10往復、上野〜新潟・柏崎間急行8往復運転開始。
・上野〜金沢・福井間特急6往復、急行8往復(夜行2往復含む)北越急行線経由で運転開始。
中央線方面
・千葉・新宿〜松本・長野・直江津間特急8往復、新宿〜甲府・飯田・身延・木曽福島・長野・松本・信濃大町間急行12往復運転開始。
・新宿〜富山間急行2往復、中央線大糸線経由で運転開始。
これ以外に各線での貨物列車の増便、普通電車の増発が実施されます。
新幹線は東海道新幹線品川〜掛川・豊橋〜新大阪間以外は運転を行っていません。岐阜羽島より西へ行かれる方はパスポートが必要となります。
運転されているのは全列車各駅停車で毎時2本のみです。新幹線指定席の設定は国際列車以外はありません。
航空情報
明日以降運行を再開する国際線は次の通り。
・羽田〜ヒースロー、1往復月曜・金曜
・羽田〜シャルル・ドゴール、1往復火曜・土曜
・羽田〜フランクフルト、1往復日曜・火曜・木曜
・羽田〜ローマ、1往復水曜
・羽田〜ウラジオストック、1往復全日
・羽田〜バンコク、1往復全日
・羽田〜台北、2往復全日
・羽田〜テヘラン、1往復日曜
・羽田〜デリー、1往復月曜・水曜
・羽田〜ジャカルタ、1往復月曜〜金曜
・羽田〜イスタンブール、1往復土曜
・羽田〜カラチ、1往復火曜・木曜・土曜
欧州線は全てモスクワを経由します。また、ウラジオストック便はシベリア鉄道に連絡しています。
国際線が運行再開の様だが、どうも北米と中国・朝鮮とは連絡が取れないらしい。
また、衛星写真によるとそれらの上空には純白の雲が被さって如何なる電波も何もかも貫通出来ないそうだ。
一体中がどうなっている事やら・・・まさか巨大な腐海と化しているなんて事は無いだろうなぁ・・・。
>>12-13 あなたの存在を知らない不届き者がここに1名・・・何だか凄い人のようですので一先ず敬礼!
>>20-21 「先行者」の母国と連絡が取れませぬ・・・人語を解す鴉と白蛇ですか。
クロセル氏のナーガと言い、109氏の猫又と言い何だか頼もしいですね。気を付けて生きて下さいな、西側は急に騒動が頻発しているようですが・・・。
>>22 外国人キターと訳の判らない事を言うのは放って置いてと・・・しかし、まぁ危険な遊びも程々に楽しんでくださいな。異能者といえ、命ある者ですから。
>>23 デス様と寝起きの悪さなら勝負になるかもしれぬ・・・と呟いてみてと、まずは顎大丈夫ですか?歯が抜けると一大事ですからね、養生して下さい。エリスたんと猫又様も同じく。
まぁ名古屋の件は
>>28参照願います。
>>30 まぁ途中で自分だけ報告の為に戻ってきたわけですが、今大丈夫ですかね?場所さえ分かれば部隊の一部を突撃させますが・・・。
>>31 命が無事で良かったですね。結果として色々と事が動いてしまい大変であるとは思いますが、これからもこれまで通り元気で過ごしてください。
>>33-34 お疲れ様です。でも独立後どうしてまた西側でそんなに騒動が頻発するのでしょう?東側にも波及しないと良いのですが・・・。
41 :
デヴィッド:2005/04/22(金) 20:09:24 ID:Lkc07+IT0
皆さん始めまして。初めてじゃないけど、挨拶は返さないと失礼だしね。
リョウが朝帰ってくるなりバタンキューで眠り込んでしまった。
さっき晩ごはんとあと昼ごはんの時だけがばっと起きてきて、黙ってごはん食べて、歯磨いてトイレ行って、また寝ちゃった。
よっぽど疲れてるみたいだ。晩ごはんの時に「コレはオレをカローシさせるためのインボーだー」とかなんとか呟いてた。
怪我とかはしてないからキマイラとかいうのには勝ったんだろうけど、366さんはどうなったんだろう。
>>25 センコウシャ面白いねぇ。むしろ逆方向の夢の終着点だね、アレは。一台欲しい。
>>27 リョウひっくり返ったまま起きないよ。ゆすっても大声出しても。放っておくけど。
タイマ師もっと鍛えたほうがいいよ。あんなんじゃちょっとレベルの高い悪霊相手じゃ取り憑かれちゃうよ。
>>30 結構凄い音してたよ。バキッ!って。口切ったみたいでしばらくごはんがまずそうだった。
あれは愛だよ間違いなく。うれしそうだったもん、リョウ。いわゆるMってやつだね。
>>31 ホスト?リョウが?見た目はそうかもしれないけど、性格はぽくないよ。硬いよかなり。
なんかやたら行儀とかうるさいし、茶髪嫌いだし、お酒もほんのちょっとしか飲まないし、タバコの煙に近づくだけでむせてるし。
>>40 むしろユーレーだというところに驚いて欲しい。ユーレーとしては。
あと僕別にタイマ師を攻撃してないよ。目の前うろついてみただけ。
42 :
○西電気保安協会=園田事務所:2005/04/22(金) 20:58:26 ID:BWp7+V3B0
失礼!今もうアッチコッチで騒動が起こってるんで一旦事務所の方に戻ってます。
っで京都の大手町での電力低下は・・・まだ続いてますわ。
どうやら今騎士団の本部でリーダーの「神託者」と執行人(=デス)の対話が続いて
るみたいで・・・ただ今確認したところ、幸いにというかロックの奴は騎士団本部に
は乗り込んで来てないみたいですわ。
コレやっぱりロックは鵺と対決したせいでヘトヘトになってるんかな?・・・ちと京
都事務所の方へ確認してみます。
ってロックは今・・・京都事務所の仮眠室で・・・ってノビてる!?ノビてるって・
・・あぁやっぱり電力低下が起き始めた時はロックは飛び出して行きそうになって、
っで他の作業員とかが大男5,6人がかりで引き止めようとしたけど・・・そのまま
引き摺られそうになって・・・って怒った時はドエらい勢いやからなぁアイツわ(汗)
・・・っでぇ、あぁそこへ騎士団の御二人・・・ルビアさんと亜里沙さんコンビが来
られて、っで一緒に引き止めようとしてくれたワケだわ。
っでかなり揉みあってる内に、ナニ?何かの技で気絶させたとか?・・・ってキスっ
てなにそれ・・・ってキス!?Kiss!!?どういうコトやねんそれ?・・・なに揉み
あってる内にぃ、ルビアさんがロックの正面に回り込んで抑えようしていたら・・・
勢いあまってぇ・・・っでそのままロックの唇にブチュ!って?(*-_w)そしたら突
然の事にロックの奴はアタマがパニくって?っでそのまま倒れてノビってヲイ(困惑)
じゃあKissしたルビアさんの方は?・・・ってナニィ!?その後で顔を真っ赤にして
、っでそのまま思いっきりノボせ上がってぇ・・・ってそっちも倒れてノビたんかい
な・・・まったくもう。(;^_^)y-~~
っで今は?仮眠室で?二人揃って枕を並べてノビてるってヲイ!誰がそんなコト・・・
って亜里沙さんが?じゃあ亜里沙さんは今・・・事務所で御茶飲んでるって・・・orz
なんや心配して腰砕けになってしもうたよホント(苦笑)
>>24109@愛知氏
ってイキナリそれ・・・大丈夫ですか?今は(汗)
まぁヘタに手を出したら何を返されるか分からん相手ですからなぁホント。
とにかく今は執行人と騎士団リーダーとの対話は上に書いた通り何とか穏やかに
進んでる見たいですわ・・・ですから今は、そちらの方も・・・その猫又コンビ
の方を助けるのに専念してください。
>>31触手球体氏
いやぁ〜ホント無事で何よりでしたわ。(ほっ)
もう一時は・・・事務所の方から連絡が来た時は京阪の県境の現場で真っ青
になりましたよホント・・・でも無事に助かったコトですし、また大阪事務
所の方に引き続き話を通しておきますんで、難儀なコトがあったら何時でも
相談してやって下さい。
この間のわんにゃんたちの騒動で慌てたせいか、傷が悪化しまして、昨日は一日中
ベッドで熱出してうなってました。体は起こせるようになりましたけど、
まだ頭がボンヤリしています。
獣医さんの診断では、発熱の原因はまったく不明。解熱剤を処方してもらっても
熱は下がらず、一時は入院という話になりました。けれどみるくがフラフラしながらも立ち上がって
「これで……最後になるかもって言うなら……私たちは、
その時までこの人(僕です)の側にいたいわ……」と必死の目で訴えるんです。
そんな事言われたら、突き放す事なんてできません。家に連れ帰り、僕と一緒に寝ていました。
枕元にデスが言っていた『幸運をもたらしてくれる』異能増幅の隕石を置いていたおかげか、
目が覚めた時には、彼女達の熱はすっかり下がっていました。
代 わ り に 人 間 の 姿 に な っ て ま し た が 。
……いや、目が覚めた時、素っ裸の女の子たちに脇を固められていたのに気づいたときは、
意味不明な叫びをあげましたよ……。
人の姿を取った二匹……いや二人は、僕よりちょっと年上って感じの外見です。
エリス>みるくの順かな。完全に人間の姿を取る事も出来るけれど疲れるらしく、
目覚めてからの大半は耳と尻尾を生やした姿でいます。スタイルもなかなかだし……。
とりあえず、明日は彼女たちを登録しに役場へ行ってきます。
みるくは妖術の類を使えるようになったから、異能者扱いかな……。
さて……今日最大の問題は、彼女達が僕と一緒に寝ると言って聞かない事ですね……。
最初は人間の姿のまま、と言っていたけれど、家族全員の説得で元の姿で寝る事になりましたが、
なんか心配です。だって、二人とも獲物を見るような視線を時々送ってくるんですもん。
メリッサも「相変わらず仲良いね〜」なんて笑顔で言うけど、どこか視線にも言葉にも
とげを感じるし……。父親なんぞ、「緊急時には靴下と合わせれば水筒になるから」と
満面の笑みで真新しい『明るい家族計画』を急に持ってくるし……。母親は母親で
「あらあら、今夜は前祝いした方が良いかしら?」なんて意味不明な事をのたまうし……。
僕にどうしろと? 今日は寒いから、二人がいれば異能石を使わなくて済むのは良いけどね。
>28
終わったか……。これで人間同士の争いが少しでも減ればよいけれど。
>29
……と思ったら、まだそんなDQNがいましたか。しかも殺す気マンマンで。
これは力に魅入られた魔能者なんだろうな……。デスがいる時だったら教えて行ってもらえたのに。
異能封印の女の子の事もあります、どうかご無事で……。
>30
176さんは見つかりましたか? 戦闘においては、多分東京には貴方以上に
頼れる人はいないと思います。どうか、無事を……。
体温に関しては……異能を体内に取り込みすぎた反作用かな、と予想するのが精一杯ですね。
暖かいところを暑く感じたりとかしませんか?
>31
ご無事でなにより。医者たちも帰郷ですか……場所も機材もなくなったんじゃ、
どうしようも無いですね。いっそのこと、関西統治機構か○電さんの所に
身を寄せられてはどうでしょう? 本当に助けの欲しい人は、
多少離れていてもやってくると思いますし……。
>32 >36
ベランダでの再会……想像すると笑えますねw 二匹とも別世界からとなると……
いったい、この世界幾つの世界から住人がきてるんだろう?
ロボの次はキマイラ……ブレス攻撃って事は、ドラゴンの首を持つタイプか。
神話では、強いけれど頭の悪い生き物です。なんとか逃げ延びてくださいっ。今、無事ですか?
>33-35 >37 >41
お疲れ様です。その様子だと救助は間に合ったようですね。ほっ、と一安心です。
デスの見舞いは……ははは。出される異質な気配に、昆虫人間の方は、
立ったまま気絶してましたよ。それ以外にも一緒に入院していた方たちも、
その夜に悪夢を見たそうですし。
センコウシャの実態にはウケまくったようでw ……にしても、まだネット上に残ってるのかな。
M@Dムービー『中華王センコウシャ』。デヴィッド君、これはお勧めだから
暇な時に探してみると良いよ。
>38-40
顎はなんとか無事です。砕けたといっても粉砕されたわけではなく、四つに割れて
割れた破片にもかなりの数のヒビが入っただけ……だけなどとは言えないか。ともかく、
現在は骨もくっついて、ヒビの治療などを残すのみです。歯は無事だけれど
顎に力が入らなくて食事も会話も辛いですけど。
>42-43
ロックさん……結構ウブだったんだw それにルビアさんも可愛らしいww
でもまぁ、ノビてるなら一安心ですね。大騒動も回避できましたし。デスと神託者の
話の内容もすごく気になりますが、穏やかに進んでいるなら今は大丈夫と。
顎とわんにゃんたちについては上記の通りです。ご心配をおかけしました。
47 :
触手球体:2005/04/23(土) 05:10:47 ID:Yn50VRvw0
さて、新しいねぐらもなかなか快適じゃな。(京阪守口市駅百貨店の最上階)
京都からも大阪からも、電車、国道一号線ともに使えるのでなかなか便利じゃ。
昔はここの美容院で髪を整えてもらっておったんじゃが、今は無人の廃墟になっておるのう。
寂しい限りじゃ。さて。
>44-46
スタイルがなかなか、という事はメリッサたんより小柄でつるぺたで(ry
それはさておき、変化石だけでも送ってくれんかのう。他の石はそちらでも使うのはわかるんじゃが…
それに昆虫人さんも変化石は使うじゃろうが。ワシも姿だけで攻撃されるのは困るんで、
少しだけでも分けて欲しいんじゃよ。何しろ、変化石があれば移動の時も精神力を使わんですむ上に、
人間の姿のまま魔能が使えるわけじゃからな。
>○電の方
もうあれだけ長時間・高出力の治療はご免被るから、ロキュウタス殿が負傷しなかったのは幸いじゃ。
若いというのはいい事じゃのう。
それはともかく、デス氏と神託者嬢の話し合いが上手く行くといいんじゃが。
神託者嬢が魅了されん事を祈るばかりじゃ。何しろ相手は口は上手いし、相手の望む姿をとるんじゃからの。
>デヴィッド君
そうかー、リョウさんはもともと染めなくても栗毛だったんだね。だから学校で怖い先生に難癖を付けられて…
だからリョウさんは固くて真面目な性格になったんだね。
それはそうと、わたしもセン○ウシャを検索してみたけど、爆笑で弟子を驚かせてしまったよ。
しかしあのキャノンは絶対に食らいたくないね。あれで死んだら惨めだものね。
>しR(推測)の方
うむ…。悲しい結果になってしまったがの。しかし、ワシ一人か、ワシと弟子の二人でなら、ある意味身を守ることは
簡単なんじゃ。問題なのは、いまだ異能に目覚められない者たちなんじゃよ…
48 :
触手球体:2005/04/23(土) 05:23:10 ID:Yn50VRvw0
>36
神戸から西という事は明石市管轄じゃな。
回復魔能が必要じゃろうから、ワシの弟子を寄越すぞい。
顔だけが取り得のいけ好かない奴じゃが、とりあえずの傷の治療は必要じゃろうからの。
>29
…一緒に連れている嬢ちゃんの能力でも異能を封じられんのか!?
…DQNが…もしもワシも東京に居たら、斯様な輩は障壁体当たりで潰してやる所なんじゃがな。
>氷の魔人殿+翼の魔人殿
ワシの弟子を頼んだぞい。使命感が強い優等生じゃから、そなた達の言う事は真面目にこなすと思うんじゃ。
が、戦う術は持たんから、しっかり守ってやってくれんと困るぞ。
>ドクトル・ビクソル
貴殿の事はワシも良く存じ上げんのじゃが、ニュートリノパルス砲という兵器の噂だけは聞いたことはある。
独逸の科学力は世界一…でええんかのう?
さて、なんだか早起きしてしまったんじゃが、これはきっと…
デスが京都、すなわちこの近くまで来ておるからじゃろうの。
処刑されるならそれも定めかも知れんが…せめても、理想の美女(美男でも)に苦痛なく殺して欲しいもんじゃ。
49 :
366:2005/04/23(土) 19:12:36 ID:6nP3td3G0
助かりました。
リョウさん、西川さん、自警団の皆さん、触手球体さんのお弟子さん、心配して下さった皆さん、有難うございます。
今はここに逃げてきていた先輩の家に止めてもらっています。
今唯一の不安点としては僕(犬苦手)のすぐ近くに先輩の犬がいることでしょうか?
嬉しかったこととしては何週間かぶりに暖かいご飯が食べられたことです。
あ、先輩、今から百足退治行くんスか。いってら…え?お前もついてこいって?
石の事もチカラのこともカラ君から聞いた!?…OKッス。
50 :
デヴィッド:2005/04/23(土) 19:56:32 ID:OzDSZ1R10
リョウがまだ起きない・・・ごはんの時だけには起きてくるんだけど、目は据わってるしなに言っても「ああ」としか答えないし。
体は起きてても頭が完璧に寝てるみたいだね。変。
あと今日は結構大変だった。リョウがガードマンを引き受けているお店から電話がかかってきた。暴走族の集団が店を襲撃してるって。
リョウは全然起きないし、仕方ないから僕が出かけて行ったんだけど
確かにバイクに乗ったバカたちがうじょうじょしてた。こんな世の中なのにまだいるんだねぇ、あんなの。
どうやら能力者もいないみたいだったから、ユーレーっぽく脅かしたら皆逃げていった。
今さらポルターガイストとか、僕の姿でビビルなんて悪ぶってるわりに臆病者だね。
お店のおばさんも怖がってたんだけど、とりあえずそのまま帰ってきた。
「俺がいない時になにかあったら西川さんか山上兄弟か自警団に連絡しろ」ってリョウに言われてたんだけど、怒られるかな・・・
>46
中華王センコウシャ、無駄にクオリティが高いね。コレ作った人バカだね、バカ。褒めてるよ。
美子ちゃんと一緒に見たんだけど、なんか嫌そうな顔してた。
>47
リョウが「美しいだろうが、俺の髪。インターナショナルな雰囲気と日本男児のたくましさを兼ね備えてるだろう」
とかなんとか言ってたよ。僕が「僕の髪はもともとシルバーだよ」って言ったらへこんでたけど。
センコウシャのキャノンは絶対に食らいたくない。もう死なないけど、精神的にキツイ。
>49
無事だったんだ。ムカデ狩り?気をつけて、リョウ今寝てるから。
51 :
176のPC:2005/04/23(土) 20:51:17 ID:VdNjLAb/0
誰か助けて、このままじゃお兄ちゃんが死んじゃう!
お兄ちゃんが変な男の人をやっつけたと思ったら、また変な鎧を着けた女の人が出てきたの。
その人はとても強くて、お兄ちゃんが一方的にやられてるの。
しかも私の結界が効かないの。
その女の人は狐のお姉ちゃんの知り合いみたいなの、お姉ちゃんが助けに行ったけど…
私どうしたらいいの……お兄ちゃんが死んじゃうよ…そんなの嫌だ……
現在武道館付近。
>>51の「変な男の人」の死体は御茶ノ水で確認。恐らく粛清者の残党だ。
>>51の女の子は無事に保護。今は鉄道警備隊に任せてある。
176氏とは依然接触できず。
「変な鎧を着た女の人」・・・ついさっき、靖国神社の境内で遭遇した。
間違いない、奴は粛清者のリーダー、「預言者」だ。
「貴様なぞに構ってる暇は無い。我を止められる者など存在しないのだ!」
彼女はそう言い捨て、翼竜のような翼を広げて飛び立っていった。
久々にキレちまった。
キレすぎて逆に冷静になってる。
正直、異能を抑え込むのに精一杯だ。少しでも気を抜くと爆発しそうだ。
決めた。176氏を助けるまでは、どこにも戻らない。追いかけ続ける。
そして・・・ あ の 女 を ぶ っ 殺 す 。
>>51の娘さん
>>52クロセル氏
ちょ、ちょっと待ちぃな!まだ例のDQN軍団にそんなゴッついのが居ったんか!!?(激汗)
それより焦ったらアカン!今ヘタに感情的になったら相手の思うツボやで!!
それに今やけど・・・巨大アリ駆除も何とか片付いたんで、わざわざ東京から来てくれた風牙さん
がウチの事務所で休んではったけどそのぉ〜・・・いま俺の横に来て端末を。。。。。。。。。。
ちょ・・・ちょ、ちょっと待ちぃ〜って風牙さんイキナリ何をするあzqwせxrcftvgyぶにjも
クロセル殿!クロセル殿!!風牙です!どうか冷静に、一人で行ってはなりませんぞ!!今から
すぐナーガ殿と共に東京へ戻ります故に、どうか早まった真似は抑えて下さい!!
フォカロル殿!それと車谷殿!これから直ぐ戻りますので、どうかクロセル殿を引き止めて置いて
くだされ!!とにかく品川駅で落ち合いましょう。
話はそれからです・・・とにかくお願いします!!
ありゃりゃ!?書き込んですぐスッ飛んでっちゃったよ・・・風牙さん・・・(汗)
とにかくまぁ・・・でもナーガさんを連れて行く言ってましたし、ちと大阪事務所の
方へ連絡を入れて見ますわ。
ってえっ?えぇっ!?ちと待って・・・エェェェェっ!!?なんてヲイ・・・そのぉ〜
、今ですが大阪事務所の方へ連絡を入れて事情話したんですが・・・何でもナーガさん
がそのぉ〜・・・クロセル氏の状況を伝えた途端にその、それまでビビッて嫌がってた
龍の召喚をそのぉ〜・・・呂の奴に頼みだしたそうや。
それで、これから何でも『蒼龍(そうりゅう)』とかって風の気を司る龍神様を召喚し
て自分に憑依させて貰うって・・・って待ったヲイ!!風の龍!!?そんなモン呼び出
して何を・・・なんかヤバい予感がビシビシするんやけど・・・(慄)
>>40鉄道屋氏
って先にこれや、まず・・・この度は御昇進ホントおめでとうございますm(_ _)m
っ何て落っ着いてる場合ちゃうって(焦)とにかく鉄道屋氏!上に書いた事情の通り
なんで多分・・・今日中にやろど、そちら品川駅の方に京○正樹似の若干和風な服装
をした方が蒼い龍(;^^)に乗って降りてくると思いますが、それは東○電力付きの術
使いの方で、それと術使いの方を乗せてる龍はナーガさんが風の龍神(ってホンマかい
な^^;)を憑依させた姿なんで、どうか安心(?)してください。
それにナーガさんも到着したら元の白蛇に戻ると思いますわ・・・多分(;^_^)y-~~
55 :
リョウ@117:2005/04/24(日) 19:11:48 ID:wb2/blXE0
どーも皆さんおはよーございます。さっき起きました。起きたら三日も経っててびっくり。
まだ眠いんですが、体とかやたら軽くて異能無しでも飛べそうな感じ。
まあ今までもへとへとになるまで異能つかって寝て回復する、ということを繰り返してきたが
今回ほどのダメージがコレだけで回復するとは思わなかった。
・・・なんか俺、寝ている間に起き出しては飯食ってたみたいですが、全然覚えてません。
あとまたしてもデヴィッドが・・・皆さん華麗にスルーしてくださっていますが、一応宣言しておきます。
俺はMではありません。ありませんったら!ええ必死ですとも!
ところで、夢を見ました。
真っ暗な中に俺が立ってて、ふと闇の中に青い光が浮かんで
それがよく見ると見開かれた二つの目なんですよね。しばらく眺めてたらその目の間の少し上、額にあたる所にももう一つ目が。
そしてそこから徐々に光が伸びていってやがて人の形になりました。
といってもラインで構成された簡単なものなんですが、妙に「生きている感じ」がした。
そしてゆっくりとこっちに歩いてきて俺に話し掛けてきました。
「その時はもうすぐそこだ。だがお前の体ではまだ耐えられない。
お前は一週間後に再び深い眠りにつく。その眠りからさめる時、全てはその時だ」
で、俺が「どういうことだ?お前は誰だ?」と訊くと(というか頭に思い浮かべると)
「目覚めだ。時の名のもとに、我が目覚める。我が名は」
・・・ここで目が覚めた。もちろんただの夢なんですが、なんか妙に気になって・・・
その光の人物(?)の声も、なんだか物凄く懐かしい感じがした・・・
>40
いやほんといろんなことが立て続けにおこりまして。正直勘弁して欲しいです。
あと東京でも預言者が出たみたいで、これからも何が起こるか安心できませんよ!
56 :
リョウ@117:2005/04/24(日) 19:12:20 ID:wb2/blXE0
>42 >54
出会い頭のキスで気絶ですか。なかなかステキなシチュエーションですな。
うぶな二人、見たかったなぁ。
ところで呂さんが龍を?そりゃまた大技を。・・・というより京本正樹似という所が気になりますな。
こないだのアリの時にはお会いできなかったんですが、えっらい男前さんでw
>44
ほう、それはそれはうらやましいと言おうか、実にファンタスティックな出来事で。
ただ惜しむらくべきはもう少しお二人が若ければ、といったところですかな。
あと中華王センコウシャはデヴィッドがニヤニヤしながら見せてくれたんですが、初めて見ましたが
とりあえずコレを美子と一緒に見るのは如何なものかと思いました。
>47
や、別に怖い先生に睨まれた、ってことは無いです。むしろ学校中の先生と仲良くしてましたよ。
いや、いい先生ばかりで、よく可愛がってもらえました。そのかわり怖い先輩はいましたがw
この性格は生まれつきですかねぇ。正義感が強いと言ったら聞こえがいいですが、ただ頑固なだけで。
>49
あの後も大丈夫でしたか?
いや、あぶない所でした。特に一番でっかいドラゴンヘッドの奴は手強かったですね。
あの体力じゃ西川さんがいないとキツかったかも。
>52
とにかく冷静に!感情的になっては負けです!落ち着いて対策を!
しかし・・・粛清者どももしぶといな。まだリーダーがいやがったか・・・
とにかく、慎重に、自分の体を大切に!
もし彼奴が関西に逃げてきやがったら・・・そんときゃ、任してください。
57 :
366:2005/04/24(日) 20:25:28 ID:CmLz+0Pl0
「ムカデ退治」とやらに強制参加させられて帰ってきてやっと目が覚めた所です。
実際の所、先輩の仲間に挨拶しただけで帰れたのですが
何故そこから一気のみをさせられるはめになったのでしょうか?
未成年者になんてことさせんだよ…マッタク…
カラ君に「若いもんが朝から酒臭い息させてんじゃねえゴルア!」って怒鳴られるしorz
ちなみに先輩達のグループ構成ですが(僕入れずに)普通の人4人能力者2人だそうで…
>54
「蒼竜」についてカラ君に聞いてみたんですけど、
「ああ、風のやつなら引っ込む場所まきわえてるからだいじょーぶだろ。
ただ仕事熱心でマイペースに憑いたやつの体使うからな−、何の目的で使われるか分からんし。
ま、その術者もやつのチカラわかってるみたいだし心配すんな。」
とのこと。全然安心できない説明をアリガトウ(ぇ
何でそんなに詳しいの?と聞くとこっちの世界でも使ったことがある、と。
いつ?と聞くと露骨に目をそらされました。今度もう一度聞いてみようと思います。
>52
いったん落ち着いて下さい!
ムカツク奴等の罠にはまるようなことになったら泣くに泣けないじゃないスか……
交通情報
特に変更はありません。
今日の夕刊より抜粋。
【連邦議会、「特別指定犯罪者対策特例法」賛成多数にて可決、即日施行】
連邦議会は本日午前の本会議において、内閣及び内務省より提出されていた「特別指定犯罪者特例法」を賛成多数で可決した。
この法律は内務大臣により指定された犯罪者に対する超法規的措置を認めており、テロ宗教団体「粛清者」を念頭にしていると見られる。
出席議員240名の内、227名の絶対賛成多数を受けて可決された同法に対し、総統は即日同意署名を行い規定に従って施行された。
これを受けて内務長官と治安局長は会見を行い、今尚逃走を続けている「粛清者」代表九十九美子、通称預言者及び関係者ら複数に対し、
特別指定犯罪者の指定を行い、有力情報提供者には50万円の、逮捕協力者及び殺害者に対しては500万円の賞金を与える事を明らかにした。
>>41 あっそう言えば幽霊でしたね、それは失礼、うっかり失念していました。
最も、若い頃から飛び込み自殺の死体処理やら何やらで死には慣れているせいか、そう言われてもへぇそうなんだ・・・程度にしか思えませんね。
>>44-46 おお、何と素晴らしい光(ry
と冗談はそこそこに顎のほうも日々程度ですみましてよかったですね。
辛いでしょうが歯が抜けたら最低でも半年近くは無駄になってしまうので、まだ恵まれていると思って下さいませ。
最後にこれだけ言わせて下さい・・・獣耳!獣耳!獣耳!バンザーイ!(爆
・・・五十路に入って秋葉に通い詰める馬鹿を許して下さい・・・(泣
>>47-48 確かに少人数である方がそう言ってんでは色々と有効ですね。
こちらは一日に万人単位で押し寄せてくる旅客を異常時には全て守らなくてはならないので大変です。大衆は何らかの異能を以ってしたとしても御するは難しい・・・。
>>52 何処にいますか?連絡が全く取れないので非常に不安であります・・・とにかくひとまずは品川駅まで戻ってきてください。
特例法の施行によって部隊を動かすのも可能になりましたし、応援も到着しましたので是非すぐに。とにかく今は冷静さを大切に。
>>53-54 先程到着しましたよ、ごった返す駅前広場に下りようとしたので慌てて車両基地北側隅の空き地に降りてもらいました。
ナーガも元の姿に戻っており、現在駅の仮眠室にてクロセルさんの到着を待っています。
>>55-56 何だか意味深な夢ですね・・・自分も昨日、久方ぶりに以前に見ました奇妙な夢を見ました。
内容はほぼ同じでしたが、少し違っていた様な気も・・・何れにしろ平静である事を願いたいものです。
……ああもう、なにから話して良いやら。とりあえず、自分の事から処理してしまおう。
前のカキコの後の事ですが……みるくとエリスの二人に襲われました……。
最初は動物の姿で添い寝していたんですが、人間の姿になると僕の寝巻きを脱がせ始めて……。
一応、拒みましたよ? 隣の部屋にはメリッサや両親もいますし。けれど、どうも二人とも
時期が時期だけに発情してしまっていたらしいんです。……動物の時に
避妊手術はしておいたのに……。すがり付いて切なげな悲鳴を上げられたら、
普通の男子高校生に耐えられるはずも無く……。
一晩二人の相手を務めた事で、発情は治まったらしく、二人とも朝は普通にしていました。
とりあえず僕が完璧なロリじゃない事が判明して嬉しい限りですが……はぁ……。
エリス……最後の瞬間に犬の姿に戻らないで……人として越えてはいけない一線を
越えてしまった気分だよ……(鬱
さて、昨日の時点で報告をしなかったのは少々鬱になる事情があったのもあるんですが、
セントレア壊滅事件の調査に借り出されていたのが大きいです。
少し遅めの朝食を取っていると連邦軍の方がやって見えて、ヘリでセントレアに
連れて行かれました。この間開港して真新しいはずのそこは、爆撃でもあったのかと
言いたくなるほどにボロボロでした。滑走路もかろうじてヘリポートとして使えそうな部分が
点在しているだけで、まともに飛行機なんか飛ばせる状態ではありません。名古屋の
不穏分子掃除と前後する形でここの防衛隊との連絡が途絶えて、人を出したら壊滅していたと。
奇妙な事に、空港がかなりの破壊を見せているにも関わらず、死体が一つもなかったそうです。
その事から、なにか強力な魔物がいるのではないかという事で、東海地方では数少ない
異能者である僕やメリッサが護衛に駆り出されました。みるくとエリスも一緒です。
セントレアに到着して数時間後、ここを壊滅させた存在に襲われました。
急にエリスが鼻を押さえてうずくまったと思ったら、生臭い臭いがあたりに漂ってきて、
海から半漁人の大群が……。しかも、隙を突いて倒した防衛軍の軍人を、
その場で食い散らして……。死体が無かったのは、こいつらに食われたからだったようです。
半漁人たちは口から高圧の水を吐き出す能力があり、また腕力も強いので
一時は危ない時もありましたが、日が落ちる頃になると攻撃も緩んで来ました。
けれど、敵は真打を登場させてきました。突然海に水柱が立ったかと思うと、
巨大な柱が僕達に倒れこんで来ました。それは、巨大な触手でした。続いて、その本体が
セントレアに上がってきました。巨大なイカでした。いえ、タコかも知れません。
ともかくその怪物が、足をぶんぶん振り回して攻撃してくるんですから
たまったものじゃありません。一旦触手の届かない所に避難し、態勢を整えて
全火力で攻撃です。けれど、ほとんどの弾はやつのぶよぶよとした体に衝撃を吸収されて
さしたるダメージを与えてはいないようでした。そこで、ありったけの凍結石と凍結弾を
ぶつけて凍らせ、そこを打ち砕く作戦でなんとか勝利しました。おかげで持っていった
異能石、ストックまで使い尽くしてしまいました……。僕自身、つい先ほど帰ってきた所です。
今後の対策のため、沿岸警備に当たっている連邦軍に液体窒素や酸素を支給するよう
上に頼むと帰りのヘリで軍人さんが話してました。
とりあえず、帰ってこれて一安心ってところです。連中、どこの世界から来たのか、
それとも邪神の眷属の影響かな……。まさか、静岡の発狂した人たちの末路って事は……。
>47-48
変化石ですけど、どうやら使用者の精神力を吸収する事で永続的に使える物の様です。
異能の使えない人に試してもらったら、起きている間中別の人物に成りすましていても
たいした疲労は無いと言ってましたので、使い勝手は良いと思います。ただ、基本的に
相手に幻を見せる能力なので、カメラなんかには本当の姿がうつります。見せる幻覚も、
理想の相手ではなく任意の姿でいられるようですね。
今日は運送会社が締まってしまったので、明日の朝一で送ります。
>49 >57
ご無事でなにより。今はゆっくりと休んでくださいね。……能力のせいで良いように
使われるかも知れませんけど。
>50
女の子は嫌がるだろうな〜、あのキャノン砲は下品だしw ムービーのクオリティだけは
認めるけどさ。
そっちはまだ珍走団が走り回れるのか……。こっちはガソリンの流通が細くなってるおかげで、
動かない車が増えてるんだ。大体が軍用車両に流れるからなんだけど。
とりあえず、問題は解決したわけだしその事では怒られないと思うよ。ただ、
仕事先の人をビックリさせて、なにも言わずに帰っちゃった事をとがめられるかも知れないけど。
>51
しっかりしてっ! 君の異能が効かなかったのは驚いただろうけど……今は落ち着いたかな?
大丈夫、きっとクロセルさんたちがお兄ちゃんを助けてくれるよ。だから、
今は176さんが無事なのを祈っていて。メリッサからの伝言「祈る気持ちは力になるの。
だから強く強く祈れば、きっと大丈夫だから」
>52
粛清者のリーダー! そんな大物がまだ残っていたなんて。いくらクロセルさんでも、
一人では危険ですっ! 176さんを保護して女の子を安心させる事を優先してください!!
>55-56
……ぼくはろりじゃないろりじゃないろりじゃないろりじゃない……
それはともかく、寝ぼけて行動してたんですね。それでもしっかり食事して
歯磨きとトイレまで済ませるとは素晴らしい能力ですw
それにしても不思議な夢ですね。リョウさんの能力は魔能……と言うことは、
その三つ目の人は魔能そのもの? 体にDLした魔能が人格を持ったか、
もともと持っていたのが干渉してきたか……まさかね。ともかく、一週間後に
何らかの変化が起きるのは間違いないかも。眠るという事なら、どこか安全な場所を
確保するのが一番ですね。前日くらいから○電さんか触手球体さんの所に行かれては?
>58-59
対粛清者法案か……制定が遅すぎる気もしますけど、実際は恐ろしく迅速なんですよね。
粛清者が動き出した時期を考えれば。『預言者』の本名……そういえば、リョウさん所の
女の子も美子ちゃんだっけ。偶然の一致だなぁ。
>おお、何と素晴らしい光(ry
いや、外から見たらそうでしょうけど、予期してないとパニくりますよ、ホントに。
顎の方は本当に幸いでした。エリスが危険を感じて突き飛ばしてくれた事、
メリッサや昆虫人間さんの治療が受けられた事、これらが無かったら、
砕けたのは顎だけですまなかったでしょうし。
獣耳については分かります〜。可愛いし、動物形態よりふわふわで触りごこちが良いですしね。
……待てよ、この外のざわめき……。まさか、久しぶりにゾンビたちのお出ましか?
BB弾、在庫はまるで無いって言うのに……メリッサ起こして、見回りに行ってきます。
>>48触手球体氏
どうも!お元気で何よりですホント。
もう今回は何とか騒動もなく無事(?)に事が済んで此方もホッ!としてますわ(笑)
っで例の対話の方もリーダーの娘さんんも魅了される事なく無事に終わったとかで騎士団の方
からウチと京都事務所それと大阪事務所の方に連絡がありまして、もう皆胸を撫で下ろしてる
処なんですが・・・ただ対話の内容は教えてもらえませんでしたわ。
それと・・・これも気になるんですが、その執行人()が対話を終えて騎士団本部の玄関を出
た時に何でも、イキナリ東の方角を見据えたかと思うと「動き出した様ね・・・あの裏切り者」
っとか呟いて東の方へ飛んでいったらしいんですわ。
これはまた何か大きな騒動でも起きる前触れの様に思えるんですわホント。
>>56リョウ@117氏
いや京本○樹似なのは風牙さんの方なんやけど(苦笑)
それよりも一時はどうなるか思いましたけど無事にというか、お元気そうで何より
で・・・ホッ!としましたわ。
でも何か気になりますな確かに・・・その夢。
とにかく何か分かったらまた報告お願いします。
>>57366氏
どうも!言い訳がましくて堪忍ですが、応援の手配が遅れた事はお詫びします。m(_ _)m
それと、その『蒼龍』に関して・・・そうなんですか?まぁ何とか融通利く様でし
たら良ぇんでしょうが、何せ龍ですからどうも(;^^)
それから例の”センコウシャ”って言うの?それ何ですが・・・これ笑わんで下さいよ、
実は366氏を捜索してました明石事務所の作業チームと私服の警備隊員が見つけた
そうですわ・・・しかも、それを操作してた某国の第三特殊工作中隊とかいう部隊
の工作員5,6人ぐらい居ったのも逮捕したとかで。
それで今その中華ロボ・・・なんでも明石区役所の方に預けられてるそうですけど
、ただ明石の作業チーム全員・・・山を降りるまで笑いを堪えるんに必死やったと
か言ってましたわ。(笑)
>>50デヴィッド君
上に書き込んだ通りや・・・見たかったら明石区役所の方に行ってみ?
ただ行く時はリョウ@117氏と一緒に着いて行ってもらってな。
>>60109@愛知氏
取り合えず言わせて・・・元 気 や ね ぇ 〜 ホ ン ト (笑)
いやぁ〜こんな状況下にも関わらず羨ま・・・いやいや(もとい!^^;)、何とも貴
重な体験を、それもメッチャ羨ま・・・っていやいやいや(更にもとい!^^;)なん
とも良い相手と一緒に居れてぇ〜ホント・・・感謝しなさいよぉ。(ナニヲw)
それよりも、そっちの方もまた騒がしいぃなってきてるようやし、とにかく他の仲間さ
ん共々、あんまり無理はせんように気を付けなさいよホント。
>>59鉄道屋氏
とにかく・・・度々お手数をお掛けしまして堪忍です(;^h^)
もう今はホント、クロセル氏が何とか無事に戻ってくる事を祈るばっかりですわ。
66 :
クロセル@羽田:2005/04/25(月) 21:18:55 ID:vk3djPVp0
・・・やっと。やっとここに書き込める時間が出来た・・・。
一昨日の書き込みから、あの女にはベイブリッジでようやく追いついた。
橋の上で冷気を球状にしてぶつける。しかし奴はものともせず跳ね返した。
そして・・・何か祈りのようなポーズを取ったかと思ったら、猛烈な雨が降り始めた!
俺の体からは既に冷気が迸っているため、俺達二人の近くでは霰となって降り注ぐ。
そんな天気の中ガチの肉弾戦だ。俺は氷で作った剣で、奴はローブの内側から槍を取り出して応戦。
まさにスターウォーズのジェダイの勝負だ。一太刀ごとにお互いの武器が激しい音を立てる。
暫くはそんな感じだったが、いきなり奴が後ろに踏み切りたちまち翼を広げて空へ舞い上がった。
さらにまた祈りを捧げたら今度は暗雲が広がり、落雷を起こし始めた!食らったら一たまりもない。俺はひとまず橋から海へ飛び込んだ。
とりあえず岸へ泳いでいたら、奴は上空から槍で突撃してきた!避けきれず、左手を負傷。
奴は構わず突っ込んでくる。俺は水中で身動きが取れない。俺は覚悟を決めた・・・。
だが。橋から何かが飛び立ったかと思ったら、そいつが巨大な炎を出したんだ!奴も不意打ちを食らい、深手を負ったらしい。
「ぐう・・・この化け狐め!何処までも我の邪魔をする気か!」
奴はそう棄て台詞を残し、北へ飛び去った。
67 :
クロセル@羽田:2005/04/25(月) 21:33:58 ID:vk3djPVp0
俺を助けてくれた者。それは176さんの狐だった。
「私にも彼が今何処で何をしているかは分からないわ。ただ、粛清者に追われているのは事実よ。
私は引き続き彼を探すけど、貴方はこの傷じゃあかえって危ないわ。一旦戻りなさい。
じゃあ、先を急ぐから。バイクに乗れば一人で帰れるでしょ?」 ―――彼女はこう言い残し、足早に去っていった。
というわけで、現在羽田で一休み中だ。明日の明け方までには品川へ戻れると思う。
幸いにも羽田空港の職員の中に鉄道屋さんの知り合いがいたから、保護してもらっている。
まあ、羽田空港に治癒士はいなかったから左手は包帯とマキロンでお茶を濁しているが・・・。
皆様、毎度毎度心配かけて申し訳ないです。
>>53 おお、風牙さんもナーガも戻ってきてくれてるのですか!ありがたい・・・。
ナーガ、随分立派になったなあ。あいつすぐに調子に乗るんで、そんなにおだてないでくださいw
迷惑かけてすまない。すぐに品川駅に向かうよ。
>>56 駄目だな俺。キレると何も考えられなくなっちまう。
帰ったらまたフォカロルにどやされるのかなorz 男って辛いな。な。
あの女、相当の強さだ。俺が見た限りでは奴は自在に空を飛び、天候を操る。
意外と美人だが見かけに騙されるなよ!
>>57 ごめんよ、迷惑かけたな。
先行者の一台ぐらい持ってけば楽になったか?
68 :
クロセル@羽田:2005/04/25(月) 21:44:07 ID:vk3djPVp0
>>59 本当に暖かい心遣い感謝する。すぐに戻ります。もうじき羽田空港から連絡がいくと思います。
フォカロルと車谷君とナーガ、よろしくお願いしますね。
>>62 メリッサたんカコイイよ、メリッサたん。176さんの無事を祈ることにします。
しっかしセントレア、名前負けな上に壊滅状態ですな・・・。
・・・まずい。たった今羽田空港の職員さんから話を聞いたんだが・・・。
粛清者の残党が神奈川、千葉、埼玉、小笠原諸島から東京へ一斉に集結しているらしい!
ということは、リーダーも176さんも東京のどこかにいるってことか?
こうしちゃいられない!急いで品川へ行かないと!
69 :
リョウ@117:2005/04/25(月) 21:47:04 ID:uR7eiypp0
三日も寝たらやったら元気になったのでとりあえず仕事にも復帰して、自警団のほうにも顔出しときました。
西川さんにとりあえずどつかれました。なんか痛みが快感に変わりそうで怖い
でも最近は蟲も少なくなって能力をもてあましぎみ。おかげで一日中飛んでました。
というかそうでもしないと能力が暴走しそうで怖い。
なんか異常に高ぶってるんですよね、前にも1度こんなことはありましたが・・・
そうそう、前もこうなったあと飛べるようになりましたっけ。今度はどうなるんだろう・・・
あと例の夢ですが、どうも気になるのでもとオカルト研究会略してオカ研の友人に、電話で夢鑑定してもらったんですが
「自分の中に存在するもう1人の自分がならす、なにかしらの出来事に対する警鐘かもしれない」だそうです。そのまんまですね。役にたたねー。
あの声、なんか聞いたことあるんですよね・・・それこそずーーーーーーっと前に。
あとは「眠り」ってのがどういう意味なのか。ただ突然眠くなるのか、また大暴れして体力回復のための眠りなのか・・・
どっちもどっちですな。前者はなんか怖いし、後者じゃまた騒動が起こるんだろうし・・・
>58
え、預言者も美子っていうんですか?それとも九美子?それは無いか。
へぇ・・・うちの美子とおんなじねぇ。複雑だな。
あとデヴィッドが「僕も死んだって言う実感無いから、問題ないよ」
・・・だそうです。俺も死んでる気がしません。普通で。
70 :
リョウ@117:2005/04/25(月) 21:52:21 ID:uR7eiypp0
>60
オホホホホホホw
いやいや健康そうで何より!結構ストライクゾーン広いんですね。素晴らしい。
で、そんなことよりも半魚にクラーケン(のようなもの)ですか?なんかキモ系ですな。遭いたくない。
おそらく異世界の住人でしょう・・・狂人のなれの果てとか凄いイヤ&鬱。
あと寝てる間に飯食ってたってのはビックリです。眠っていても栄養補給を忘れないとは、すげぇ、俺。
デヴィッドは・・・まあ相手が何の変哲も無い珍走だったから良かったんですが。怪我とかしないし。ていうか死んでるし。
何が出るか分かりませんからねぇ・・・まあ俺の口から「無理するな」とか言っても説得力ないですしねぇ。
まあ、お店の人には驚かせてごめんなさいと謝らせに行かせましたが。もちろん俺同伴で。
ちなみにとっ捕まえた連中に聞いたんですが、珍走団は奴らなりに命かけて走ってるみたいです。
ガソリンの値段もバカ高なんですが(1リットル600円ぐらい。だけども俺は自警団特権で格安♪)それでも。
結構根性ある奴らみたいですよ。昼間はガソリン代のために真面目に働いてるらしいし。
>64
ありゃ、そうなんですか?
いやでも京本政○(前回は伏字忘れました・・・)似の男前が
「天!外!飛!旋!」とか言って暴れてるほうが面白いじゃないですか。
そういう問題じゃないか、あは。
夢についてはまだよく分からんです。とにかく次の日曜日には気をつけろ!ということで行きますが。
で、デスが再び東に?裏切り者って・・・ぱっと思い浮かぶのは預言者ぐらいだが・・・
>67
つらいッスね。俺の場合美子と西川さんと場合によりデヴィッドに怒られますから・・・
ま、俺は美人だろうが不細工だろうがニューハーフだろうが、敵ならば差別しない主義なんで安心してください。
もし関西に現れるようなことがあったらそれこそボッコボコのバッキバキのギッタンギッタン(ジャイアン風)にしてやりますよ。
今度は無理しないように、頑張ってください!とりあえず呪っときます!
治安局の方から特務警察師団と全警察に緊急招集がかけられました。緊急配備です。
連邦軍へは国防省より待機命令が発令された模様です、おっとたった今首都圏全域に緊急事態宣言が発令されました。
至急、一般民間人は屋内退避して下さい。至急です。
それでは、自分も今から部隊の方へ行って来ます。
>>60-63 若いのはいいねぇwよっ色男!頑張れよ〜・・・。
こちらは今から緊急配備です、何でも対空レーダーに複数の未確認飛行物体が確認された為だとか・・・。
>>64-65 ようやく、クロセル氏と再開出来るかと思いましたら突然の召集ですよ。こんな夜遅くにたまったものじゃありませんが、一先ず行って来ます。
>>66-68 この様な状況になってしまったので、ちょっと会えそうにありませんがナーガと風牙さんは今、羽田の方へ急行していますのでよろしくお願いします。
>>69-70 手配書を見ると九十九(つくも)美子(みこ)というのが本名の様で、職業は宗教家・・・どうやら異変以前から小規模な宗教団体を組織していたようです。
自分も変な夢をこの所良く見ましてね・・・ちょっと不安ですが、とにかく行って来ます。
73 :
エリス:2005/04/26(火) 01:03:14 ID:oavJIUNX0
ご主人様が目を覚ましません……姫ちゃんも、ぱたぱたちゃんも、
みんなみんなぐったりで、ベッドから起き上がってこないんです。
あ、自己紹介がまだでしたね。わたしはこちらで109を名乗られているご主人様の犬、
エリスです。人間の体に変身したけれど、このキーボードを打つのは大変ですね。
見なくても打てるご主人様たちって、すごいですね。
昨夜はゾンビって言うんですか? あのすごく嫌な臭いのする人間が
いっぱいいっぱい出てきまして、空にも臭いのしないゴーストっていう白い物が
ふーわふわふーわふわいっぱい飛んでいたんです。ゾンビはともかくゴーストはご主人様と
ぱたぱたちゃんしか相手にならないって事で、大活躍をされたそうです。わたしはその時、
情けない事にお家についてからしばらく、ご主人様たちが戦われている事にも気付かずに
ぐっすりだったんです……。
でもでも、目が覚めてからはわたしもがんばりました。犬の姿に戻って、
ゾンビたちの首を折り取ったり、手足を食いちぎったり、破れたおなかから
内臓を掻き出してやったり。姫ちゃんも自慢の爪で目を切り裂いたり、
他の猫さんたちを引き連れて大暴れしてました。ご主人様の側にいる時とは大違いでした。
それにしても、ゾンビって犬の舌でも不味いですね。人間の姿になって初めて
『味』と言うものを知ったんですけど、アレは異常です。昨日の魚の人たちとか
おっきな触手の方が、まだ中がこりこりぷりぷりしてて美味しいです。
そんな風にしてゾンビの相手をしていたんですが、夜が明け始めてもゾンビもゴーストも
姿を消さないんです。それどころか、わたしたちと同じ獣の臭いのする、
獣の姿をした人間がゾンビたちの仲間に加わったんです。その獣の人たちはゾンビとは
比べ物にならないくらい敏捷で、普通の人間ではすぐに倒されてしまいました。
猫さんたちが身軽さを生かして、足止めをする事でなんとか倒せましたが、
猫さんたちもいっぱい怪我をされて、死んでしまう子も……。
74 :
エリス:2005/04/26(火) 01:04:25 ID:oavJIUNX0
それから、なぜかゴーストたちが集まっているところで、空が急に真っ白に輝いたんです。
まるで雷が鳴った時みたいに。それから、少しの間耳が馬鹿になるほどの爆音。
耳を押さえて見上げたそこには、ゴーストなんて欠片もいなくなっていました。
……一緒に、周りの建物の屋根も無くなってましたけど。
それに驚いたのか怯えたのか、ただでさえ悪いゾンビたちの動きが鈍くなって、
抵抗も弱くなっていきました。逆に人間たちの動きが良くなったので、ゾンビたちは
どんどん数を減らしていきました。
チャンスでした。これでご主人様への道を邪魔するゾンビたちが障害にならなくなったので、
わたしは間を縫ってご主人様の元に駆けて行きました。もちろん、意地悪にも邪魔をしてくれた
ゾンビには頭をもいで隣のゾンビに蹴飛ばしてあげました。それに足をとられるゾンビを尻目に
わたしは駆けます。ご主人様の匂いがするのは、さっきの爆発のあったところ。頑張ったから
誉めてもらえる。なでてもらえる。一歩一歩強くなるご主人様の匂いに、胸が躍りました。
けれどそこにいたのは、ぱたぱたちゃんと一緒に地面に倒れ伏したご主人様でした。
二人とも傷だらけで、わたしは少し遅れた姫ちゃんと一緒に舐めて血を止めると、
人間の姿に変身してご主人様を背負って帰りました。その時姫ちゃんがご主人様を
背負いたがっていましたけど、無理な話です。ご主人様の体重は、姫ちゃんでは
支えられませんから。おかげで、家に着くまでの間ずっと姫ちゃんににらまれましたけど。
昆虫人間の方に大きな傷だけ癒してもらった時に聞いた話によると、
二人とも異能を使いすぎて回復が追いつかない状態なのだそうです。もしこれ以上使っていたら
命に関わっただろうとも。事実、その時のご主人様たちは呼吸心音もほとんど無く、
生きているという匂いも非常に薄かったんです。今も少しは回復しているようでけど、
普段の匂いには程遠いです。ぱたぱたちゃんを背負ってきた姫ちゃんも、家に着いた途端に
倒れてしまいましたし……。
75 :
エリス:2005/04/26(火) 01:05:23 ID:oavJIUNX0
昆虫の方は一緒に「きっと、ゴーストのいる空間全てに対して熱干渉を行って、
その範囲内の空気を高温プラズマ化し、ゴースト体を形成する電気的性質を粉砕したんだろう。
ただの高温化ならともかく、プラズマ化をあれほどの広い空間に対してを行うなんて
……死ぬ気か、この小僧は」なんて言ってましたけど、ご主人様が助かったから
難しい事はどーだっていいです。言われてもよくわかりませんから。助かった以上、
ご主人様が目を覚まされるまでその眠りをお守りするのが、わたしの役目。ご主人様の
優しい笑顔がすぐに見られないの寂しいけれど、昨日の話をしたら
絶対誉めてくれるでしょうから、それまで我慢です。
では、キータッチの訓練も兼ねてレス返しをさせていただきますね。
>65
はいっ。あの時、ご主人様はわたしたちをとっても慈しんでくれました。ご主人様も
まだ顎が痛いはずなのにそれを我慢して、発狂しそうになっていたわたし達を……。
けれど、わたしが最後に力尽きて、ご主人様を中に納めたまま犬の姿に戻ってしまった時、
なぜかご主人様はその後、酷く暗い雰囲気を漂わせていましたけど……
なにか良くない事でもあったんでしょうか?
>66-68
そちらも大変だったんですね。怪我は大丈夫ですか?
それにしても色々なところから危険な人たちが集まってくるんですね……
お休み中のご主人様のお邪魔にならなければよいけれど。
>69-70
そうですね……半魚人もクラーケンも結構美味しいんですけど、外見はすごいです。
人間のみなさんも一様に顔をしかめてましたし。あと、生臭みもひどかったですね。
少しの間鼻も効かなくなりましたし。
1リットル六百円……それだけあったら、ご飯どれくらいの量になるんだろう?
それをただ乗り物でうるさく走り回るためだけに使うなんて、人間って分からない……。
走りたいなら自分の足があるのに。
76 :
エリス:2005/04/26(火) 01:06:41 ID:oavJIUNX0
>71-72
空からなにかきましたの? なんでもないと良いですね。
さて、ご主人様を癒すにはどうしたらよいかな……。そう言えばわたしが車にはねられて、
ご主人様に助けられた時、ご主人様は服が血にぬれるのも構わずに、ずっとわたしを
抱いていてくれたっけ……暖かくて、安心したな……。
そっか、わたしもご主人様を抱きしめれば良いんだ。一緒に
姫ちゃんやぱたぱたちゃんも居れば、みんな安心して早く直ってくれるかも。そうと決まれば、
二人をご主人様の所に連れてきて……姫ちゃんは猫の姿だから、ぱたぱたちゃんの服を
脱がして……やっぱり、直接肌が触れた方が良いだろうし、ご主人様も裸〜。私は……
犬の姿より、人間の姿の方が良いかな? ……うう、メイド服って畳みにくい……でも
きちんとたたまないと奥方様に怒られるし……。耳と尻尾は出しっぱなしでいいや。あとは
みんなを一つのベッドに押し込んで、ご主人様を包むようにして……。
ではみなさん、おやすみなさい(ぺこり)。
77 :
触手球体:2005/04/26(火) 10:51:00 ID:bwvbtxsE0
…大阪はもうダメじゃ、前回の大蟻騒動で、多くの者が怖気づいてしまっての。
まだかろうじて無事な高速道路網を通じて、皆それぞれ自らの故郷へと帰りつつあるわい。
資料を探しに大阪の街中まで行ったんじゃが、ワシが生まれてこの方というもの
これほど賑わいがない日を見たことはないぞい…。さて。
>73-76 エリス嬢
…何故皆死に急ぐような真似ばかりするんじゃろうのう…
ワシは変化石を身に着けたおかげで普通に人間として行動する事ができるようになった旨を
そなたのご主人に礼を言いたかったんじゃがの…。
>71-72 品川・治安局の方
…とうとう、来たのう。正念場が。
ワシははるか国境の西に居るゆえ、何の手伝いができるわけでもないんじゃが…。
車谷さん家の息子さんをよろしく頼むぞい。
>69-70 リョウ殿
まったく…DQNはいつの世でもDQNという事かのう!
しかし、明日をも知れぬ世の中じゃ。最期まで一番好きな二輪車に乗ってDQNな行為をしたいという気持ちは
…やはりワシにはわからんわい。
>66-68 氷の魔人殿
…雨雲、雷雲を自在に操る…正しく、ソロモンの鍵に伝わる魔王フュルフュールの力…!
…氷の魔人殿が一番戦いにくい相手じゃな…
おそらく執行人たんがそちらに向っておる。氷の魔人殿も品川で無理をせずに待つんじゃ。
>64-65 ○電の方
どうじゃった?執行人は(肉眼で見る限り)魅力的じゃったろう。何しろ理想の相手を目に見せるんじゃから。
しかして、少年自警団のリーダーの娘さんは心眼しか持たぬ故、魅了されんかったんじゃろうな…
ワシの弟子の白コートの男も、種違いの弟がいるのにかこつけて、京都に『デスたん』が来た時は
アイドルの追っかけ状態で京都にずっといたとの事じゃ。全く嘆かわしい。
>57 366殿
ふむ。爆破とは珍しい能力を身に着けたようじゃのう。
けが人が出るようなら、ワシも普通に出歩けるようになったのでそちらに呼んでもらってもいいぞい。
78 :
触手球体:2005/04/26(火) 10:57:27 ID:bwvbtxsE0
そして…176殿。
これはワシの推測に過ぎんが、おそらくは彼の秘めた能力が異常に高いからこそ、
雷雲の魔女どもが、何らかの寄り代に使うために捕らえるつもりなんじゃろう。
…執行人の動きが気になるんじゃ。巻き添えを食らわなければいいんじゃが…
79 :
リョウ@117:2005/04/26(火) 19:47:15 ID:fDLOQT1d0
ガードマンの仕事の範囲をさらに拡大。
もうここら一体の商店等、全てを引き受けてます。おかげで意外とウハウハ。
・・・そのわりには結構暇。まあいいことなんですがね・・・
ちなみにデヴィッドはちょっと前から午前は家事、午後は美子と一緒にボランティアってなぐあいです。
小さな子供に「透明にいちゃん」として人気だそうです。
ところで本日ひさしぶりに狂犬が出たという連絡を受け現場に急行。
・・・なんかもう、手ごたえが無さすぎるというか、一瞬で終わっちまいました。
日本刀も20本それぞれ完全に操れるようになってきましたし、普通に自分の身体を浮かせることも出来るように。
今までは飛んでも落ちてきましたが、しばらくの間は大丈夫に。孫○空の気分。
で、暇なのでビルの解体現場に行って手伝ってきました。・・・1人で全部ぶっ壊しましたが。
こうでもしないと異能が溢れそうで・・・なんとかコントロールできるように頑張ります。
あと西川さんのことでデヴィッドにいぢめられる。人のデリケートゾーンをそう突っつかないでくれ・・・
>71
預言者か、デス様か、あるいはまだ見ぬ強大な敵か・・・
複数の未確認物体?まさかいつか俺が見かけたあの人型の奴だったりして?
だとしたら・・・相手のことは何も判りませんな・・・とにかく頑張ってください。とりあえず呪っときます!
80 :
リョウ@117:2005/04/26(火) 19:47:46 ID:fDLOQT1d0
>73
これで「ピンチの時に異能全開、力を使いすぎて倒れる」クロセル氏、俺に続き三人目ですな。
ゾンビにゴースト・・・そういやすっかり忘れたました、奴らのこと。最近出ないから。
・・・って、ゴーストいっつも会ってるやん!(セルフツッコミ)
まあ、そのうちけろっとして目を覚ますので(実体験済み)心配は要りませんよ。
ひょっとしたら寝ながら飯食うかもしれませんよ(実体験済み)気をつけてくださいw
時に109氏、メイド服ってのはどういうことか、起きたら説明していただけますかなw
・・・いやあ、起きた時が楽しみだw色々と
>77
ううむ・・・アリが出る前にコンサート(フェスティバルホールにて4月の最初)行っといてよかったですな・・・
いやベートーヴェンの第九だったんですがね、超一流メンバーの臨時編成オケ+合唱で、それも超大編成。
今でもさっきのことのように思い出すなぁ・・・運命との闘争に苦しむ第1楽章から始まり・・・
(中略)
そしてついに高らかに歓喜の歌が歌われる!なんという希望に満ちた音楽か!さらに・・・
(中略)
猛烈なスピードのコーダもぴたりと決まり、我を忘れて拍手したね。(さらに中略)もうホントに、明日への希望が湧いてきた。
あのコンサートのおかげで、その直後の大ムカデ騒動にも思う存分打ち込めたんだと思います。
・・・なんかやたら語っちまったみたいで、申し訳ねッス。
ちなみに珍走どもはかなり必死で働くので結構な労働力になってるみたいですよ。
暴走するのも一週間に一回ぐらいにして節約。
これでDQN行為をしなければ文句ないんですがねぇ・・・
>>67クロセル氏
またそんな・・・しかも今度はDQNのリーダー相手にホンマ、もう無理な深追い
は御法度ですよホント・・・今回は狐さんに助けて貰ったから良かったものの。
それに、また執行人(=デス)が東京の方へ向ってる見たいなんで、もしかしたら
ぁ・・・また前に四条烏丸で起きた様な騒動が今度はそちらで起きるかも知れんし
、とにかく騒動が起きそうになったら巻き添え喰わん様に気を付けなさいよぉ。
>>71鉄道屋氏
あぁ無事に到着しましたか・・・どうも御手数を・・・。
それよりも非常召集!!?しかも首都圏に何か飛んで来てるって・・・まさか、こ
の前に京都に飛んできた鵺みたいな奴か!?(汗)とにかく気をつけて無事に戻っ
て来て下さいよぉ・・・何せ先日、警備隊のE.C.U(非常対策班)ってのがトッ捕ま
えたDQNの幹部が何か洒落にならん事を白状し始めたみたいなんで。
>>75エリスさん
そんな・・・ H 話 は も う 良 ぇ か ら !!!
とにかく今はご主人様の109@愛知氏と、その御仲間の事を何とか助けて勇気付けて
あげなさい・・・もうホントに・・・愚痴っぽくなって堪忍やけど、クロセル氏と
言い109氏と言い、んで今は京都に居るロックと言い、なんで皆そこまで・・・って
言っても仕方ないか。
いざ!となれば死ぬ覚悟で突っ込んでいかんとアカン状況ばっかりやからなぁ・・・
今はホント(ため息)
とにかく、メリッサさんの・・・そのパタパタちゃん?(;^^)・・・の言ってる通りに
、こっちでも109氏の、いやそれだけやなくてココに来てる皆さんの無事をお祈りさせ
て・・・って、ちょっと
おいイマム、何してんねん?それにサーハンとシャルハァブも・・・ってエッ?これか
ら近くの寺院に行って?・・・クロセル氏とその仲間、それと109氏とその御家族の無
事と御加護をアッラーに御祈願して来るって?むぅ〜・・・しゃーないなぁ・・・じゃ
あ俺も後で近所の御不動さんに御参りしてくるわ。
とにかく、こっちで出来る事ってこれぐらいやけど・・・気を落さん様しっかりな
>>77触手球体氏
そうですかぁ・・・そういえば最近俺も事務所からの帰りに、ちと回り道して大阪の方を
見てきましたけど、確かにですが何とは無しにガラーンとしたような、寂しい様な感じに
なってましたなぁ。
まぁでも、今朝また社報が来てたんですが大阪市の各地区長とかで残ってる方々を勇気付
け様と懇親会みたいなのを大阪事務所と共同で催すとか言ってましたんで宜しければ覗い
てやってください。
それと執行人ですが、笑わんで下さいよ・・・俺には本田美○子に見えましたわ・・・い
や何とも・・・お恥ずかしい話ですが。(*-_w)コンナトキニ・・・
>>80リョウ@117氏
第九ですか・・・良ぇですなぁホント。
”時代の奔流に引き裂かれた絆が♪
目に見えぬ力で引合わされる♪
主の柔らかなる翼に抱かれて♪
我ら全ての人々は皆兄弟となる♪”
これ最近聞いたのは何時の事やろ・・・なんか・・・今聴いたら涙出てくるでょう
ホント・・・スンマセンな湿っぽぉなってしもうて。(ノ_・。)
83 :
弥生:2005/04/26(火) 22:00:23 ID:UFsnvpy70
機械を通して連絡するのは初めてだけど、結構緊張するわね。
貴方達が176と呼んでいる人を探しているけど…見つからないわ。
走り回ったあげく、見つけたのは手紙一枚。
これは公開するように書いてあったから、内容をここに書くわ。
「心配をかけて申し訳ない、これを書いている時点では無事とは言えないが生きている。
美人のお姉ちゃんに追っかけられるのは嬉しいが、ここまで熱心にラブコールされると嫌になってくるな。
冗談はさておき、こんな執念深く追っかけられるとは思っていなかった、理由を考えて見たが心当たりが無い。
最初に出会ったときに『貴様は危険だ、ここで始末する』とか言っていたが…異能に関係するのかもしれん。
そろそろここも危険な気がしてきた、皆元気で。」
彼の気配を感じたから、これからその場所に向かうわ。
これを見ている貴方達も身の回りには、くれぐれも気をつけて。
昨夜書き込んでからすぐに品川に向かった。街灯もない中でのツーリングはなかなかスリリングだな。
とりあえず平和島から湾岸道路に入ろうと思ったら・・・そうは問屋が卸さなかった。
川の対岸の野鳥公園で何かが暴れてたんだよ。火花やら竜巻やら肉片やらが派手に宙を舞ってた。
無視して行くわけにはいかねえ。橋を渡って行ってみたら・・・
風牙さんとナーガが 粛 清 者 と戦闘の真っ最中だった。
まああの二人(?)のことだ。たった二人で10人ちょいの異能者と互角以上に渡り合っていたよ。
そこに俺が加わっちゃったんだからさあ大変。もうね、カーニバルだね。謝肉祭ってやつ。
いやあ、それにしてもナーガ、元に戻っているとは言え逞しくなってるなあ。
水流だけでなく気流も操れるようになってるなんて。潜水艦が空飛んじまうようなもんだ。
相手は劣勢になったらすぐに尻尾巻いて逃げ出しやがった。3人しかいなかったから深追いはしなかったが。
今は風牙さんが乗ってきたトラックの荷台に乗って移動中。まったく、湾岸道路だってのに車一台見かけやしねえ。
・・・今回の件で確信を持った。やはり粛清者は再び東京に集結している。しかも今回は全国からだ!
・・・しかし。俺の目が黒いうちは、東京を渡しはしないぞゴルァ!どいつもこいつもぶっ飛ばしてやる!
85 :
みるく:2005/04/26(火) 23:57:04 ID:oavJIUNX0
エリスがメリッサに怒られて落ち込んでるわ……。ま、当然ね。良かれと思ってしたとはいえ、
服を着ていない人間が目覚めた時に隣にいたらどんな反応を見せるか、私達が人間になった時の
109の反応で分かりそうな物なのに……バカね。
久しぶりかしら、このスレに居る人間達。109の恋人、みるくよ。人間になれた事で、
漢字をまともに使えるようになって嬉しいわ。
カズ……もとい、109が倒れた時の状況をメリッサに問い詰めてみたんだけど、
彼女は先に気絶しちゃったからその当たりの事は知らないようね。けれど、109についていた
大きな足の怪我と考え合わせれば予想はつくわ。自分は動けない、加えて気絶したメリッサを
守る必要がある……それであんな無茶をしたって所かしら。弱っている相手を見捨てられないのは
彼の良い所だけど、それで死んだら元も子もないのに。……そんなとこ、好きなんだけどさ。
猫たちの報告を聞いたんだけど、この前の戦いで死んだ猫が思っていたより多いわ。
二十匹超えてるんですもの。ほとんどは獣人を足止めした時に命を落とした子だけど……
一部は人間の流れ弾が原因なんだから、やりきれないわ。ヘル様、ワルハラへと導かれる事の無い
この戦士たちの魂が、貴女の御許にて安らがんことを……。
……ヘル様か……。そう言えば、デスもどこかの狂ったバカにヘル様扱いされてたわね。
この、目の前で109を枕にして高鼾かいてる、109の偽物がね〜。
このデスなんだけど、ついさっきフラフラと窓から入ってきたと思ったら、
私たちに挨拶もそこそこに寝入っちゃったのよ。大阪から東京に向かう途中で、また甘い物でも
口にしたのかしら?
ちょっとっ! このハチワレ、あんたの巨体でのしかかったら
109が二度と目覚めなくなるじゃないっ!! デスなんてつぶれたって構わないけど、
彼になにかあったら承知しないわよっ。
……へぇ、そう……私が、彼に思いっきり甘えたいのを我慢してるって言うのに、
そんな態度取るんだ……。貴方も甘えたいのは分かるけど……覚悟は、いいかしら?
……さて処置も済んだし、彼の代理でレス返しをさせてもらおうかしら。
86 :
みるく:2005/04/27(水) 00:01:16 ID:oavJIUNX0
>77-78
石は役立っているようね。彼が知れば喜ぶと思うわ。お礼の言葉、預かったわ。
彼が目覚めたら伝えておくわ。
それにしても、そんな状態で大阪の同族は大丈夫かしら? 大阪は猫と一緒に
食事したりできる喫茶店が幾つもあるくらい住みやすいって聞いてたから、心配だわ。
>79-80
励ましありがと。そうねぇ……今は、寝ぼけ状態でも起き上がって、いつもみたいに
抱っこして欲しいわ。元気な所を見せれば、彼の両親も喜ぶだろうしね。
メイド服とやらは、彼の母親が用意したの。人間っていちいち服を着なきゃいけない
ルールがあるから大変よね。それに、ミニスカートはいたら中を見せないように動けだの、
面倒臭いったら。動きやすいんだから、そんな事どうだっていいじゃない、ねぇ?
それに、メイド服って女が着る忠誠と下僕の証らしいし、エリスにはぴったりだと思わない?
>81-82
あら、彼のために祈ってくれるなんてありがたいわ。そうね、側に居るだけより
私もフレイア様やバステト様に祈りを捧げた方がいいわ。気付かせてくれてありがとう。
それに最後の預言者殿には私たちの祖先が世話になったし、貴方達の無事も祈らせて頂くわ。
貴方達に大槌の祝福が訪れん事を。
ああ、やっぱりメリッサの事は分かり辛かったようね。<ぱたぱたちゃん
直すように言っておくわ。
>83
貴女、狐ね? 貴女の事も彼は心配していたわ。彼が目覚めた時、また心配を
重ねさせるような行動をしていたら許さないから。貴女こそ気をつけなさい。
>84
貴方も無事だったようね。貴方のお仲間とも合流できたみたいだし、これからという所ね。
貴方も上の狐同様、無茶はしないように。いつも無理をする貴方の状態に彼はいつも一喜一憂してたから、
あまり負担をかけたくないのよ。
87 :
みるく:2005/04/27(水) 00:02:07 ID:oavJIUNX0
……なに、メリッサ? ああ恋人を名乗ったこと?別にいいじゃない。人間に変身できて、
ようやく好きです愛してますって言えるようになったんだから。嫉妬するくらいなら
貴女も同じように行動すればいいだけでしょう? 妬いてない?まぁいいけどね。貴女なら
私と同じ場所に立つことを認めてあげるから、どうするかは貴女次第よ。
恋人が何人も居てはダメ? ……人間って変な事を気にするのね。好きだから側に居る、
それは当たり前でしょ? 彼以外が私の隣に立つのは認めないけどね。
……待って……これは羽音? それに、フクロウの鳴き声……近づいてくる……!
きゃっ! 窓を割って、人間と同じ大きさのフクロウが飛び込んできたわっ!!
酷い怪我……メリッサ、固まってないではやく治療なさいっ。
>>70 これからフォカロルがいる品川に戻ります。どやされるだけじゃ済まない悪寒('A`)
よっしゃ。俺は関東に来た敵は粛清者だろうが何だろうが凍らせて削ってカキ氷にしちゃうぞ!
>>71 召集お疲れ様です!どうか粛清者の阿呆共に負けぬよう。グッドラック。
品川は俺達が命張って守り通します!
>>75 ああ、傷はずっと冷やしてあるから化膿はしていない。品川にいる車谷君ならすぐに治してくれるだろう。
それにしてもメイド服って。しかもリアルで耳付きって。おまけにスレンダーって。
いやあ、109さんと是非一度お話をしてみたいw
>>77 フュルフュールか・・・俺はフールフールと呼んでるが、あの悪魔にそっくりな異能だ。
確かに冷気だけの俺じゃ対策は難しいな・・・。
176さんの異能、俺はソロモンの悪魔で言うとアスモデウスだと思うんだが、どうだろうか。
この悪魔と同種の異能なら、確かに強大な力が秘められていそうだが。
>>81 すまない、最近体温は低いのに頭の中はカッカしてやがるみたいだ。
執行人とあの女、預言者の戦い。確かに普通の異能者でも止められそうにないな。
東京貨物ターミナルの隅に設置された対空陣地に配備されているが、まぁ何とお客さんの来る事来る事。
「粛清者」の連中、何を思ったか中型複葉機にわんさか群がって東京湾を太平洋上から北上している。
元々、複葉機なので速度は遅い上に定員以上に乗り込んでいるから、蝿を落とすように現在対空砲で迎撃中、既に40機余りを海中へと叩き落した。
しかし、複葉機なんて一体何処から仕入れてきたんだ?まさか、あの国から入手しているとかそんな馬鹿な話は無いだろうな・・・。
ただ、横須賀方面では空軍の戦闘機と複数の巨大生物、どうやら鵺と交戦している様で、鵺の集団のうち5匹程度をミサイル攻撃によって何とか殺したが、代償として数機の戦闘機が破壊された模様だ。
あと、あの光景は壮観だったな。千葉方面から進入してきた鵺とは又別の未知の生物をお台場要塞が砲撃一発で抹殺したのは、未完成であれだけの力を発揮したのだから、完成した暁にはどうなる事か・・・想像が出来ない。
また、情報によると北関東にある特別収容所付近でも陸軍と粛清者の間で大規模な衝突が発生しているようだ。
とにかく、首都圏の情勢は現在非常に緊迫している。
全ての輸送機関は軍需輸送に振り分けられており、旅客列車も沼津止。航空、船舶、道路も運行停止状態にあり、ある意味孤立していると言えよう。
おっと、又来た・・・よし、成功。人が千切れて気体と共に海に沈んでいくぞ!ハハハ、撃てっ撃てっ!
「粛清者」は人間ではないと連邦最高裁判所が裁定を下したからな、捕虜にする必要は無い!構わず殺してよいのだ!
恐らく、今頃特別収容所に於いても最終処理が行われているだろう・・・釈然としない所があるが、これは運命なのだ・・・恐らく。
>>73-76 大規模な戦闘勃発です、とにかく今は死守するのみ。しかし、どこにこんなに潜んでいたんだ、奴らは。
109氏と皆様の回復と無事を祈ります。
>>77 関西と比にならないくらいの情勢になってしまいました。首都圏は現在封鎖状態にあります、恐らくこの戦いが終わるその日までは・・・。
>>79-80 人型の者は現れたかは不明ですが、鵺等の生物がまるで「粛清者」を護衛するかのように出現しています。エライこっちゃです。
>>81-82 こんな大攻勢は恐らく何か重大な事を企んでいる証拠であると思います。鵺は前述したとおりです。今尚、空軍と交戦中であり、千葉方面より侵入した鵺とも違う生物は砲撃一発で消滅しました。
どうやら、連邦政府と連邦軍は相当強力な兵器を開発し、実戦配備していたようです。お陰でエライ助かっていますね。
>>83 気を付けて下さい。首都圏は現在、ほぼ全域が戦闘区域と化しています。くれぐれも怪我の無い様、そして176氏と会える様祈ります。
>>84>>88 その奥の貨物駅構内でどデカイ花火(対空砲)をぶっ放しているのは自分の部隊です。流れ弾には気を付けて、品川駅付近は恐らく大丈夫な筈です。
91 :
366:2005/04/27(水) 02:03:52 ID:Pdve6KMW0
ようやく帰って参りました。
久しぶりに空を飛ぶ魚を見かけました。見なれないせいかきもち悪い…
今日の目的は海に出没するらしい謎の生物を発見すること。
見つからなかったのが救いです。(半魚人だったら…ガクブル)
ついでに水中への攻撃可能かどうかも試してみましたが、どうも水面でアウトっぽい…
無駄うち出来る物ではないのでまだよくわかりませんが。
危険な生物としてはヤドカリぐらいですがそれにあう貝がないため腹部が弱点のようです。
やはりこの辺にも残党はまだいるようです。
こんな時に甘いこといってられないのはわかっているのですが人が死ぬ瞬間は見たくない物です。
殺したリーダーさんも「これは正当防衛なんだよ!」って感じで半ば自棄でした…
いったん落ち着いたらクラスの友達の家を訪ねるつもりです。
意外と近くにすんでいるようなので。
え、今から外出ろ?
ついさっきここの近くの海岸に恐らく外国の物と思われる船が漂着したらしい!?
それでは
92 :
触手球体:2005/04/27(水) 18:31:36 ID:0VusBi2/0
…悪疫じゃ。最近、潜伏期間が長く、かつ致死率の高い何らかの病原体が流行の兆しを見せておる。
このせいで皆、大阪では人が外出しなくなり、人そのものも少なくなっておるんじゃの…。
何が厄介かというと、潜伏期間が長いのに発症したら即昏睡→ごく短時間で死亡、といったパターンが、
最近、ワシのところに運びこまれてくる者たちに、異常に多くなっておるんじゃ!
…いかにワシでも、命を失ったものは呼び戻せん…!(悔恨
ワシや弟子の白コートが無事なのは、無意識のうちに自らを治癒しておるからじゃろう。
…このご時勢、苦 痛 が 殆 ど な く 死 ん で い け る の は せ め て も の 救 い か も 知 れ ん が。
…ワシらは生駒山方面に南下するぞい。邪神の門も気になるしの。
ワシらは…何と、何と無力なんじゃ…!!
>91 366殿
淀川以西では、今のところそのような悪疫はまだないかも知れん、じゃが気をつけるんじゃ。
>89-90 治安局の方
…89では冷徹な殺戮者。しかして90では何時もの温厚で使命感の強い壮年の治安官。
…哀しいのう。そうならねば、生きのこることができないんじゃな…
>88 氷の魔人殿
アスモダイ…透明化だけでなく、必要なものを入手する、そして周りの者を淫蕩に耽らせる最強ランクの魔王?
176殿が依り代として狙われるのも当然の帰結という事か…(溜息
>85-87 キャットウーマン嬢
ワシは小動物は好きではないんじゃが、見たところネコ科動物は命を落とすこともなく普通に歩き回っておる。
安心召されよ。
>83 九尾の狐殿
176殿を助けたら、決して深追いをしてはならん。すぐに彼を連れて品川に飛ぶんじゃ。絶対じゃぞ。
>81-82 ○電の方
…そなた達を悪疫から護るために、白コートの男はちょくちょくそちらに送る。もちろんワシも行くぞい。
…明日がある、翼がある…元祖・歌姫の詩を何時も心に!
>79-80 リョウ殿
○電の方と同じように、白コートの男はそちらにも行かせるぞい。
淀川以西ではまだ悪疫は発生しておらんとはいえ、気をつけるんじゃ…!
93 :
リョウ@117:2005/04/27(水) 19:46:19 ID:Kf2kZLSv0
再び夢を見た。
見たといっても視界には何にも無くて声だけが響いてる感じ。
そう、この間の夢と同じ声だ。
その声はこんなことを言っていた。
「呪いの声が聞こえるか?
怨みの心を感じるか?
そう、これは兆しだ
宴のために用意された狩りだ
その感情は彼奴らを肥らせる
生け贄は捧げられ、臭いにつられ彼奴らがやってくる
そして彼奴らを止めようとする者も・・・
そう、これは運命だ
お前がそれを壊すのだ
私と共に、壊すのだ
そう、運命は既に狂い始めている
この数日間でも、未来が変わった
そう2日後だ
そしてさらに2日
そのときこそ、目覚めの時」
どういうことだ?
運命が狂い始めた?2日後というのは・・・眠りにつくって事か?
で、さらに2日って・・・一体何が起きるってんだ。
狩りだの生け贄だのは関東での粛清者との戦闘のことだろうか?
彼奴ら?彼奴らを止めようとする者?なんのことだ?
まさか・・・邪神と・・・デスか?
94 :
リョウ@117:2005/04/27(水) 19:47:14 ID:Kf2kZLSv0
>82
おお友よ!このような音ではない!もっと快い、もっと歓喜に満ちた調べを歌いだそうではないか!
・・・まさにこの通りですな。これから先、もっと巨大な恐ろしい出来事が起きるような気がします。
それでも・・・希望をもっている限りはいつかは真の喜びを手に入れることが出来る。
俺はそう思います。
>85
ヘル様?ワルハラ?ええっと・・・誰だっけ?
・・・ああ、そういや粛清者が最初に呼び出そうとしてた奴か。
一体何者なんですか?神様みたいなもん?
ところでデス様、なんか妙に馴染んでますな。裏切り者がどうとか言ってたのに、寝てていいんでしょうか。
時に、お母上がどこからその服を調達して来たのか気になるw
>84 >88
いよいよ、始まりましたか・・・
・・・もう、元の日常には戻れないんですかねぇ。
戦いなんか無くて、人どうしが憎しみあうことも無くて、化け物も存在しなくて・・・
・・・いや、湿っぽくなって申し訳ない。平和を脅かすものは倒さなくてはなりません。
頑張ってください。
>89
運命・・・俺はそんなものは信じません。
いや・・・これはいつか歓喜が訪れるまでの、乗り越えなければならない苦しみだと信じましょう。
かならず、いつか平和がやってきます。
>92
ちっ、厄介な・・・こっちの保健所も蜂の巣突っついたみたいな大騒ぎですよ。
とりあえず衛生面に厳重な注意を払い、さらに消毒も頻繁に行うということになりました。
・・・病気なんざに人間様が負けてたまるかよ!大丈夫、ムカデ麻酔を作った人たちが、必ず特効薬を作ってくれる!
そして俺は・・・物理的に平和を脅かす奴を倒す。それだけです。
95 :
クロセル@品川:2005/04/27(水) 22:04:21 ID:3UWsX7SV0
♪僕の我慢が いつか実を結び 果てない波がちゃんと
止まりますように 君と好きな人が 百年続きますように。
俺の頭の中ではハナミズキが流れてる。今じゃ洒落にならない歌詞だ。しかしそれがいい!
品川には今朝着き、車谷君に左手の傷を治してもらった・・・が。
どうやらあの女の槍には毒が塗ってあったらしい。異能をはねつけるという特殊な毒だ。
なので自己治癒を待つしかない、とのこと。傷は深くは無いので全快まで2週間ぐらいだろう。
フォカロルに包帯を巻いてもらったが、痛くて腕が上げられない状態だ。
かと言ってのんびり寝てられないのが異能者の性、か。
今日の夕方。空から複葉機、陸から鵺が一気に品川にきやがった!
複葉機は鉄道屋さんの部隊から辛うじて生き残ったものだろうか、機体はぼろぼろだった。
しかしその数数十機。さらに鵺を操る奴らが数十人。異能者の奴も20人はいただろう。
車谷君は攻撃系の異能じゃないので、俺と風牙さんとフォカロルとナーガ。それに派遣部隊の人達で対抗。
俺は片手で氷の剣をぶん回し、風牙さんは「我の風刃、たんまりと味わうがいい!」とか叫んで異能全開。
フォカロルも上空から羽根カッターを連打。ナーガは・・・食ってたなあ、人。6人ぐらい。
部隊の人の活躍もあり、今回の襲撃は凌ぐことが出来た。被害は建物が3、4棟消し飛び数人が怪我を負ったぐらいで済んだ。
しっかし、うちの異能者さん達。なんて節操の無い格好をしてるんでしょ。
フォカロルは今時の女の子の格好、俺はゴスちっくな店で買った黒いロングコート。
風牙さんが和風な格好、ナーガは・・・蛇だった。ドラクエでもこんな酔狂なパーティなどございやせん!
まあ俺がゴスロリ好きってのは(ry
96 :
クロセル@品川:2005/04/27(水) 22:13:44 ID:3UWsX7SV0
>>90 任務お疲れ様です!貴方がいる限り東京は永久に不滅です!
メガネかけたおじさんが対空砲ぶっ放してる姿。このミスマッチぶりがまた。
>>92 ああ、やはりアスモデウスっつーと強大な魔王を思い浮かべるよな。
しかしあの女は176さんを捕まえてどうしようってんだ?協力してくださいって頼むのか?
あの女が異能を吸収する異能なんていう無茶なものを持ってたら話は別だが。
まあその場合は俺もとっくに吸い取られてるか。
>>93 ううむ、夢か・・・オカ板住人の俺が言うのもなんだが、眉唾ものだな。
一応二日後までは注意しておくべきか。
お互いポジティブに行こうぜ。昨日のことは忘れちゃおう。
・・・これはネットで流れてる噂なんだが。
JR福知山線の脱線事故・・・どうやら、粛清者が仕組んだものらしいな。
車両の上部分が真っ黒焦げになってるし、犠牲者の何人かも顔が焦げている人がいるらしい。
ついに暴挙に出やがったな。社会を混乱に陥れて何をするつもりなんだ?
97 :
366:2005/04/28(木) 00:58:59 ID:LsmtLc7+0
昨日の船の件ですが中には誰もいませんでした…「人」と呼べるものは…
その…あれです。ゾンビです。
襲ってくるやつらを与えられた武器で無意識に倒している自分に気がつきました。
いくら緑色の血でも…元は人間だったのに…
この御時世でこんな甘いこと言ってられないのはわかってるんですけど。
そっちが一段落した後友達にあいに行きました。
あった途端なんか急に疲れがきて。
一応「こっちこないか」って誘ったんですけど
「俺…戦えねえし…それが良いかどうかわかんねえし…もし世界が元に戻っても俺はもう元通りにはなれねえし…」
説得すべきなのかも知れませんが自分の今の状況を考えると友達の言うことが正しいようにも感じるし…
なんかもうわけ分かりません。
確かに今僕は生き残りたい。そして世界を元通りに戻したい。
できることなら記憶すらも。
でも、そんなことできるわけがないって事はわかってる。
いくら自分自身が元に戻ったつもりでもそれが真実ではないし、世界がそうなるわけでもない。
なんか疲れてるみたいですね…俺。
船にあった日記が翻訳されているようなのでもうすぐその件でカキコするとおもいます。
>92
潜伏期間が長いと言うことが厄介ですね。
人から人へうつるのでしょうか?
>93
場合が場合なので油断は出来ませんが、気にしない方が良いと思いますよ。
よく言うじゃないスか、夢は逆夢って…
>95
毒ですか…お大事に…
98 :
東北在住♀:2005/04/28(木) 01:12:37 ID:PiKdW9sIO
皆様お久しぶりです。東北在住♀です。覚えていらっしゃいますでしょうか。
えーとですね………現在の状況なんですが…………現在、第2軍管区の上空を飛行中です。
イヤ、ネタとかじゃなくてマジなんですよ…orz
家を出たとき、パスポートなんて持ち出す余裕は無かったし、
本籍地の市役所とか県庁とかも破壊されちゃって、身分証明書なんかもなくなっちゃってたんです…。
それで、どうやって国境(でいいのかな?)を越えようかが目下の問題でした。
今までカキコミしなかったのも、実は闇にまぎれて突破しようとして見つかってしまったからで…。
しばらく山中に退避してたんです。
それでも、いい加減国境を越えなきゃグレイ君をメリッサさんの所に送れないじゃん!という事になったので、
ダメもとでもう一度チャレンジしようか、と思ってたんです。
その時、グレちゃんが突然巨大化して………。
99 :
東北在住♀:2005/04/28(木) 01:14:17 ID:PiKdW9sIO
気がついたら羽根が生えたグレちゃんの背中に乗って 空 を 飛 ん で ま し た 。
どんな力が働いたのかよくわかりませんが、ノワールとグレイ君は私の腕に抱き抱えられるくらいのサイズになってて……。
幸運な事に軍の関係者や自警団の人たちには、今まで見つからずに国境を越えられました。
何度か飛龍タイプのモンスターや、鳥タイプのモンスターに襲われましたが、
その全てをグレちゃんがブレスや翼の下のミサイル(?)で全滅させてくれました。
恐らく、明日には愛知に着けると思いますが……109さんの容態が心配ですねーι
愛知に到着したら、109さんが回復されるまでまたどこかに潜伏してようと思います。
どうかお大事になさってください!
現在、先頭の合間の休憩中。徹夜の監視は疲れますが、まっここはアルコールを一杯飲んで目を覚ますと・・・。
今の所の複葉機59機余りを撃墜した、また船に乗ってきた連中もいたが3隻全て沈没させたので当分は大丈夫のようだ。現場には昨夜と違う静かな時間が流れている。
先程、ちょっと駅のほうへ戻ってみた所この様な通達が出ましたのでお知らせします。
【国境封鎖について】
・国境西側の日本国近畿地方にて正体不明の疫病が発生した事を受けて、連邦政府は国境を全面封鎖する。
・封鎖開始は4月28日午前3時より行われ、以後は許可を受けた関係者以外は国境を越えてはならない。
・国際列車及び航空・船舶国際便は全て運転中止とし、国際列車は岐阜・四日市・名古屋・小浜・敦賀止とする。
・貨物輸送に関しては1日2往復のみ運転を行う。
・国際道路として指定され、通行が許可されている高速道路及び各種道路は同時刻を以って全て封鎖とする。
・現在、西側より連邦へ滞在している旅行者については特別在留許可証を発給し、その生活を支援する。
と言った具合で国境の封鎖が確定しました。
通信は維持され、若干ながら貨物輸送は継続される様ですが人の流れはまず遮断されたと見るのがいいでしょう。
>>92 何だか、東では大規模戦闘、西では謎の疫病流行とは・・・ますます綻びが拡大しているようですな。
これらのお陰で恐らく、私は一度としてあなたに会う事は無いでしょう。本来ならば数日後に、大阪まで出張が予定されていたのですが全ておじゃんです。
まぁ、気を落とさずに頑張っていきましょう。
>>93-94 こうも世が乱れ続けるとね、運命だと思いたくなるものです。ようやく、平穏を取り戻したかと思えば、また「粛清者」によって乱される・・・たまったものではありません。
>>95-96 プラス、特務警察師団の黒で統一された制服に鉄兜ですからな、結構な姿になっていますよw
しかし、クロセルさん達の戦いぶりもまた見事なものです。兵器に裏打ちされた我々の強さとは違う、全く別の強さ・・・敬服物です。
>>98-99 国境を越えたって事は・・・西側に出てしまったと言う事ですか!?
急いで東側に戻ってください、愛知は連邦領内・・・つまり、あなたは愛知へ行くつもりが愛知を飛び越えて国境西側の滋賀県へ言ってしまったと言う訳です。
間も無く、国境が完全封鎖されます。原因は大阪を中心に滋賀を含んだ近畿地方で突如流行し始めた謎の疫病です。感染する前に、そして封鎖される前に一刻でも早く戻って来て下さい。
恐らく、封鎖後は疫病の侵入を阻止するためにこれまで以上に警戒レベルが引き上げられるでしょうから・・・。地対空ミサイル並びに多数の戦闘機が国境地帯に配備されつつあるとききますので・・・。
ええっとですね・・・その・・・
夢のこともあるし、いつどうなるかもわからない世の中だから、とデヴィッド(&美子)に煽られ
告白してきました。西川さんに。
・・・殴られました。でもOKをもらいました。よく意味が分かりません。
おかげで一日中ニヤニヤしてたらデヴィッドに「キモイ」と言われました。お前には言われたくねー。
ちなみに眠りにつくってのが明日のはずなんですが
「所詮夢は夢だし、そんなに気にするな」と例のオカ研の友人に言われまして、それほど気にしないことにしました。
・・・その後「夢とは深層心理が表れるものだから、なんか意味があるのかも。っていうかそのほうが面白い」とも言われましたが。
・・・面白いってなにさ。
>95
ヤな毒ですな。異能を防ぐリングってのもひょっとしたその類ですかね。
・・・いやなんか、粛清者とはいえ多くの人間が憎しみを持って侵攻し
挙句殺されているってのでどうも鬱になっちまいまして・・・もう大丈夫です。
粛清者もそんなことしないでおとなしくしてりゃいいのに・・・自ら降りかかる火の粉にならずとも・・・
とにかく、色々と事が動き出している今は耐えるしかないですな!
あとコートはやめたほうがいいと思います。せめて白で。
>97
今さらゾンビーにビビってちゃダメッスよ!
大丈夫、最後まで希望を持って、自分が自分であるということをしっかり持っていれば必ず未来は開けます!
収まらない嵐なんて、ありゃしませんや。
>99
これはお久しぶり。ご無事でしたか。
国境を?そいつぁヤバイッスね。
鉄道屋さんも言ってますが、すぐに戻ってください!
もし戻れないようでしたら、大阪よりも西に! 疫病にでもかかったらエライことですから。
>100
ううむ・・・国境が封鎖、まあ関係ないといえば関係ないんですが・・・気分的にヤナ感じですね。
あと、夢の中の人物が言ってましたよ。
「運命は狂い始めている。そしてそれは壊さなければならない」
なるほど、この異変は運命なのかもしれません。ですがそれすら絶対なものでは無いと思います。
過去は変えられません。ですが未来は変えられるはずです。・・・俺たちの手で変えましょう。
104 :
東北在住♀:2005/04/28(木) 19:51:29 ID:PiKdW9sIO
>>鉄道屋さん リョウさん
情報ありがとうございますι
書き込みを見て慌てて東側に撤退いたしました。
なんだかもうこの状況についていけないです…orz
世界が変化していく速度に頭が追いついていってない気が……。
'ジョウキョウヲツカム'トイウ テンデハ モウ ダメポ…orz
それにしても、ここは何処なんでしょう?
やけに犬と猫が多いんですが……。
…それに、何この妙なきぐるみ……。緑色のム○クみたい……。
あぁもう!愛知県は何処だ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
あれ……………何でだろう……なんか……………ねむ…い……………
105 :
触手球体:2005/04/28(木) 20:16:50 ID:33lqfAEp0
奈良への移動中じゃ。取りあえず地図を頼りに生駒山のふもとの町に出るぞい。しかし、こんなご時勢になってしまったゆえのう、やはり山賊に襲われてしもうたわ。
しかしワシも流石に芝居が上手くなってきたのう。
変化石を外して魔物としての正体を現し、バリアの環を2〜3ヶ作る。そして、
『…我の前には道は無く、我の後にも道は無く。この門をくぐる者、全ての希望を捨てよ…』
などとなw適当に呪いめいた言葉を唱えれば、DQNどもは途端に逃げていったぞい。本当は、当てても殺傷力は(さほど)無いんじゃがのう。さて。
>104 犬愛でる姫御前
…って!何たる事じゃ…賊の残党の異能か?最悪、悪疫の初期症状か…!?何にせよ早く護衛と治療を!…でもここからではいかんせん遠すぎる…!
メリッサたーん!(元)昆虫人さーん!急いで探さんと姫御前が…!姫御前もいまや重要な戦力じゃというに……!!
>102-103 リョウ殿
気になる夢じゃのう。もしもの昏睡に備えて、そのサディスティックで美人な同僚のお嬢さんにずっと傍にいてもらったほうが良くは無いかえ?
起きている時はいかに英雄でも、眠り込んでおる時は人間はあまりにも無力じゃ。
106 :
触手球体:2005/04/28(木) 20:18:37 ID:33lqfAEp0
>100-101 治安局の方
仕方あるまいのう。この悪疫の一番厄介なところは、前日までは何の症状も無いのに、ある時から急に眠りから覚めなくなることなんじゃ。
初期に強力な回復異能を注ぐ以外、正直手の施しようが無い…殆ど苦しみが無い事が一つ目の救い、遺体がアンデッドにならん事が二つ目の救いじゃ…。
原因の病原体も感染経路も判らん故、お医者様たちも諦めてしもうておる。<国境閉鎖
>97 366殿
外国の情報は貴重じゃからの。今となっては…一体この地球に、何が起こっておるのか。デスの4人の兄達が何を行なっておるのか。少しでも、わかれば良いのじゃが。
>95-96 氷の魔人殿
ワシは闘争心に欠けておるからのう、そのような場所に狩りだされても役に立ちそうも無いわい。車谷君は目で見える範囲なら回復能力を発動できるから、
後方支援に徹させるか、車谷君を囲んで護るように戦うんじゃぞ。
…『カーキ色のブレザーと赤いネクタイの制服、銀縁のビン底眼鏡をかけた黒髪の生真面目な高校3年生』が入ると、さらに良くわからん一行となるのう。<異能者戦隊
…犬姫御前は心配じゃが、廃屋と野菜ジュースの手配をするかのう。住宅街とスーパーも見えてきたし…治療が必要な方はいつでも近鉄生駒駅前へ。お代は野菜ジュース一ビン。
107 :
みるく:2005/04/28(木) 21:30:07 ID:AS3OydLI0
万博会場に、生きている端末があったからチェックしてたのだけど、覗いて良かったわね。
こんばんは、人間達。私とメリッサ、それにエリスはこの前窓を突き破って入ってきた
大フクロウと共に、愛知万博の元会場に来ているわ。理由は簡単。名古屋にいた粛清者の
生き残りが、ここを乗っ取ろうと攻撃を仕掛けて来たのよ。大フクロウはそれを伝えに
私たちの所に飛んできたの。
敵は8人。内、一人は植物を操る能力者で、事もあろうに『フレイア』を名乗っているそうよ。
ふざけるんじゃないわ。あのお方の名前は、多少力がある程度の人間如きが
名乗ってよい物ではないと言うのに……!
異能を持たない7人は既に捕縛済み。こちらに避難してきていた人間達に監視をさせているわ。
外にいるだろう連邦軍にはやく引渡したいのだけど、あのお方の名を騙る愚か者の能力のせいで、
周囲一帯の植物が壁となって出入りを阻んでいるの。空からなら出入りが出来るから、
私たちはメリッサに抱えて飛んでもらう事で入れたのだけど……。
現在この会場で、人語を話す事ができ、さらに空を飛べるのはリーダーである鷹だけ。
彼が人間達に救援を呼べばまだ楽だったのだろうけど、例の女との戦いで身動きできないほどの
怪我をして、今もメリッサに治療されてるわ。大フクロウが外に出る時、
一緒にグレーテル(前に109を誘惑した鯖虎猫又よ)を連れ出したそうだから、
上手くいけば都市部の連邦軍か自警団に話が通ると思うけど……こんな事なら、
ウチの町の自警団への連絡先を覚えておくんだったわ。幸いにしてあの女も、
鷹や動物達との戦いで消耗して、今は取り合えず平穏だけど……時間の問題ね。ここは森。
回復されれば、彼女の武器になるものは掃いて捨てるほどあるわ。
ここを見ている人間、大急ぎで現状を自治体か連邦軍に伝えなさい。
……ここまでに109の書き込みがないって事は、まだ目覚めてないのね……。
私も警戒に出ないといけないから、レス返しは省略させてもらうわ。それと、動物たちの報告で
会場の外れに一人の人間と三匹の犬がいる、というのがあったけれど、それが東北在住♀かしら?
エリスたちを偵察にだしたから、彼らなら保護してくるかもね。
ではね、人間達。あなたたちの幸運も祈るわ。
今回に関係ありそうなことだけリーダーさんから聞いてきました。
一月二日
本国の方で謎の生物の死体が見つかったらしい。
一月九日
謎の生物の件でいったん国に帰れとの指令が出たらしい。
ネッシーだかイエティだかしらんがそんなものでいちいち指令だしてんじゃねーよ。
まあ、半年ぶりに両親にあえるのは嬉しいが
一月二十日
見たこともない魚がつれた。
喰ってみたら下痢をしたやつがいる。
二月五日
大蛇と鯨がバトってたア?冗談言うな。
二月十一日
見たこともない鳥?がとんでいた。自棄に大きかったような気がしたが多分気のせいだ。
二月十九日
本国で五十数名が謎の生物に襲われ死亡。
ジョンの息子が超能力が使えるらしい。下らん。
二月二十三日
ボブが発狂する。
「ゴースト」と言ったことを連呼。病室に収容
三月一日
ボブが海に身を投げる。病室より「BF」と書かれたメモ発見。薄気味悪い。
三月三日
フレッドがボブのの幽霊を観たと言う。馬鹿げてる。
三月十日
フレッドが発狂。マイクがボブの幽霊を観たと言う。わけが分からん。
三月十三日
泳ぐ物体を発見する。「あれ」はボブに見えた… 怖い。
三月十七日
フレッドがリストカット自殺。どうなってやがんだ?
三月二十日
おい、ボブとフレッドじゃんか…みんなに言っているのに誰にも見えていないようだ。
なぜだ?
三月二十一日
病棟に入れとか言われた。四月馬鹿にはまだ早いぜ?
三月二十三日
神の声が聞こえた、がどうせあいつらに言っても無駄だろう。
ボブとフレッドがあいつらの部屋には言っていく。
三月二十四日
ロニーがこちにきたはははは
はっきりいってこわいです。
その他の情報がはいりしだいカキこします。
…夜が明けたか……昨夜は何の動きもなかったようだな。
お初にお目にかかります。
>>1の家臣……もとい、
>>104たる主殿の下僕、ノワールと申す者に御座います。
主殿が倒れられたショックで、人間の姿をとる事が可能と相成りました。
今は主殿のケータイとやらで書き込んでおります。
人の姿と言うものも慣れれば中々楽しいモノで御座いますなぁ。
何より、主殿を抱き締める事が可能になるとは…歓喜の極み!U*゚Д゚*U
…………とは申すものの、主殿が今の私の姿をご覧になられたらどれ程衝撃をお受けになる事か…
|||iiiiイ ̄|○>iiii|||||||
主殿に嫌われるのではないか…。
気味悪がられるのではないか…。
怯えられるのではないか………。
今はそれだけが心配で御座います…。
>>触手球体殿
依然として主殿がお目覚めになる気配はありませぬ。
主殿は傀儡の能力を無意識で行使なされます故、恐らくは異能の使いすぎでありましょう。
さりとて、こうもお目覚めになられぬのは心痛の極み。
無礼な書き込みどうかご容赦頂きたい。
>>みるく殿
貴殿の書き込みを見る限り、我らは目的地に着いたという事か?
それにしても何とも不穏な…。
森の只中で対峙する相手の能力が植物を操る異能とは……。
厄介な事になりましたな…。
ん…?如何致したグレ殿…………何?
フレイアの最大の武器たる森を焼き尽くせばいいだと!?
何を馬鹿な事を!
森を焼き尽くす程の火力など何処にあるというのだ!?
第一、仮にそれ程の火力があったとしても、森を焼き尽くしてしまえば
森の生態系に莫大な被害を与えるのだぞ!?
はぁ?『ならばフレイアをピンポイント爆撃する』って……
その様な方法がある筈はない!
貴殿の使うブレスや『炎のつらら』とかいうミサイルは広範囲攻撃しかできぬではないか!
…ってこらこらグレイ殿!其方はフレイアの攻撃射程内ですぞ!
勝手な能動は自重なされよ!!U´Д`U
あぁっ!グレ殿!!何処に行かれるおつもりか!!!
話はまだ終わっておりませぬし、森を焼き払うことは許しませんぞ!
せめてこの掲示板の皆様の見解をお聞きになられてから行動なされよ!!ヽU`Д´Uノ
………主殿……早くお目覚めくださいませ……。
私一人(?)では、この個性が強すぎる一団の統率は難しいかと存じます……イ ̄|○>
113 :
エリス:2005/04/29(金) 12:22:56 ID:84UljmjS0
ノワールくんたちと合流したよ〜。うう、二つの会場の間を走りつづけるのは
ちょびっと辛かった……。今、一眠りした後この子たちのいた会場の端末から書いてます。
私たちが駆けつけた時、ノワールくんが他の二匹の動きを声をからして止めている所でした。
雰囲気も悪くって、あと少し遅かったら喧嘩になってたかも……。
とりあえず東北在住♀さんを含めて、みんな姫ちゃんのいる所に向かってもらいました。
今ごろはメリッサちゃんに治療してもらってるころかな? 道案内もいるし、大丈夫だよね?
私も少ししたらみんなの所に行きます。今日のごはんは……お肉に、ほねっこ〜ほねっこ〜、
マンモスのほねっこ〜♪ 会場のみんな、分けてくれてどうもありがとう。
……あれ? なんだか森がおかしいよ?? 風もないのに木が動いて、ツタがしゅるしゅる
いろんなところに伸びて行くの。……まさか、フレイアって人の能力? いけない、
私も戻らないと姫ちゃんたちが! それにこの音は……人間達のタケコプター!?
部隊の人達に品川駅を任せ、俺達は昨夜から粛清者駆逐のため青山方面へ遠征。
繁華街だと言うのに、不気味なほど人がいない。ほとんどの人が地方へ逃げちまったみたいだ。
この街で動くものは・・・鵺と粛清者共、それに生き残っている腐海の怪物だけ。何とも悲しい。
品川北部は恐らく176さんを探していると思われる粛清者がわんさかいた。全員真っ赤なローブを着ているからすぐ分かる。
当然俺達はブラックリストに載ってるから、俺達を見るなり手に手に武器を持って襲い掛かってきやがる。
俺が剣を作り、風牙さんも何処からか長刀を持ち出した 次 の 瞬 間 !
空が一瞬歪んだかと思ったら、もの凄い轟音が。ガガガーンって感じだったな。
そしてさらに次の瞬間。粛清者の大軍の中心部分にでっかいクレーターが出来ていた!
その中には・・・一人だけ、黒いローブを着た女が立っていた。
ミムラとナタリー・ポートマンを足して2で割ったような国宝ものの美人。ファンキーグラマラスな体型。手には巨大な鎌。
間違いねえ、 デ ス 様 だ っ !
デス様は何も言わずに鎌を一振りした。刹那、世界がブラックアウトする。
その刹那に何があったか分からないが、とにかく目の前は粛清者の血で染まっていた。
死体は五体を切り裂かれ、二目と見られない。鎌のたった一振りでこんなにも酷く・・・恐ろしさを超え感銘さえ受ける。
そして空を滑るようにして俺達の前に降り立ち、ゆっくりと口を開いた。
「もはや世界は堕ちるところまで堕ちてしまった。今更犠牲なしに這い上がることなど、不可能。
恐れずに犠牲を払え。戸惑わずに、壊すべきものを壊せ。
それが貴様ら異能者に与えられた、ただ一つの使命だ。
その風。その翼。その氷。貴様らは既に十分な力を持っている。
その力、救うために使うか滅ぼすために使うか。全て貴様らの自由だ。
その使い方が正しかったか、間違っていたかはいずれ己自身で分かる時が来るだろう。」
こんな言葉を残し、彼女は空へと消えていった。
リョウさんが夢で聞いた台詞にそっくりなのが気にかかるな・・・。
・・・やはり、何か大きな事が起こる。しかもそれは目と鼻の先まで来ている。
両目かっ開いて見定めてみせる。その「出来事」を。
>101
全身黒尽くめですね。流石上にヒムラーがいるだけあるな。
いえいえ、俺なんてしがないゴスロリ馬鹿ですよ('A`)
>103
ああ、厄介すぎる毒だ。まだ左手は自由に動かせない。
コートは体温を少しでも上げようと思って着てるんだ。気休めでしかないが。
とにかく、 告 白 の 詳 細 キ ボ ソ ヌ !
>106
俺達だけ見ると完全にコスプレ会場だ。部隊の人も苦笑してるw
車谷君は日本刀とウージー持たせて後方支援に回ってもらってます。銃の腕前は意外となかなか。
しかし、まさか東京で高校生がマシンガンぶっ放す光景を見るとは思わなかった。
>109
あれだ。バイオハザードの日記みたいだ。
とてつもない狂気を感じるな。痛々しすぎる・・・。
>104 >112 >113
愛知では犬猫が人間化するのがブームなのか?想像すると可愛い通り越して怖いな。
てか、フレイアってマジか?あのオーディンの妻のフレイアだよな?
神話では死後の戦士の魂をオーディンと半分ずつ支配しているらしい。
そんなもんが人間に宿ったとなると・・・これは一大事かもしれない。
森の件だが、異能で巧くコントロールしながら燃やすことは出来ないのか?あるいは・・・凍らす、とか。
ちょぉーっと待った待ったぁぁ!どぉーーなっとるねん!?東の状況は・・・
>>89鉄道屋氏と
>>95クロセル氏の書き込み見たらホント、俺等が例の伝染病のせいで街が閉鎖されるとかで
大阪事務所の引き上げと閉鎖を手伝いに行ってる間に・・・もう何ちゅう荒れようやもう。(慄)まぁ東の
方々の殆どが無事に頑張ってるのが何よりやけど、これじゃ・・・これ・・・クソ!警備隊のE.C.U(非
常事態対策班)がトッ捕まえた例のDQN幹部が叫んでた事そのまんまやないか?ホンマ・・・。
実はなぁ、その幹部ちょうど東京での修羅場が始まったのと同じ位の時刻に、高笑いしながら、こんな事を
口走ったんや。
「祭りだ!!祭りの時が来た!!ははっ・・・判るか!?いよいよ偉大なる祭典の幕が上がったのだよ!!
この祭りがフィナーレを迎える時!!我ら”粛清者”は・・・新たなる”神話”となるのだ!!」
ったく・・・もう何か、ただでさえ伝染病やら紛争やらで欝なってるっちゅうのに・・・ヤメて欲しいぜホント
117 :
デヴィッド:2005/04/29(金) 20:43:19 ID:uG79Aio00
・・・今日は大変だった。物凄く。
今日は朝からリョウが異能のお姉さんと姫路に出かけた。デートだね。
それで夕方ぐらいに突然リョウが物凄い勢いで飛んで帰ってきたんだ。異能のお姉さんも浮かべてね。
リョウは物凄く疲れているみたいでげっそりしていた。
異能のお姉さんは脚を怪我していた。
そしてリョウはふらふらと倒れこんでしまったんだ。家の前で。
とりあえずリョウを布団に運んで、異能のお姉さんにわけを聞くことにした。怪我は美子ちゃんが手当てした。
118 :
デヴィッド:2005/04/29(金) 20:44:01 ID:uG79Aio00
リョウとお姉さんが城に登ったり、食事をしたりして楽しんでいると急に凄い音がした。
そして北のほうから巨大な化け物が飛んで現れた。
恐竜みたいな形で、色は真っ赤。翼が生えてて口から火を吐く。大きさは5階建てのビルぐらいもあったらしい。
いわゆるドラゴンってやつだ。
そいつが町の中で暴れ始めた・・・人を食ってたらしい。
そこでリョウが飛び出していった。
お姉さんも行こうとしたんだけど、リョウに止められた。
で、リョウは炎の息を吹きかけられたり、尻尾で打たれたりかなり苦戦していた。
それでリョウは一旦空中たかくに飛び上がった。
で、急に地面が揺れ始めたかと思うと、ドラゴンの足元から地面が一気に崩れ始めた。
なんかこう、底が抜けたみたいに地面が沈み込む感じ。
ドラゴンも飛ぼうとするんだけど、地面から岩がボンボン飛び出して邪魔をするんだ。
そしてリョウがゆっくりとドラゴンの頭上に降りていって、両手を突きつけた。
すると物凄い衝撃波が出たみたいで、ドラゴンの体がめちゃくちゃになった。
リョウを中心に体がへこんでて、骨が皮膚を突き破って、内蔵もはみ出た。
周りの被害も凄かったらしい。ビルが全部なぎ倒されてて、まるで空中で超強力な爆弾が爆発したみたいな感じ。
リョウはそのままゆっくり降りてきて、駆け寄ったお姉さんに「帰るぞ、帰って寝るぞ・・・」って言った。
すると異能でお姉さんを持ち上げながら、そのまま飛んで家に帰ってきた。
お姉さんの話はこんな感じ。姫路の町は物凄いことになってると思う。
リョウはこの間みたいに眠り込んでる。僕がゆすっても、お姉さんが耳元で叫んでもまったく反応しない。
生きてるのは間違いない・・・と思う。心臓も動いてるし。
お姉さんはうちに泊まることになった。リョウが心配だって。
・・・今日のリョウ、なんだかおかしかったらしい。異能は物凄かったし、それになんだかいつもと違って見えたって。
・・・リョウの、夢のとおりになっちゃった。あさって、何が起きるのか・・・怖いよ。
ドラゴンは死んだみたいだけど、何かもっともっと恐ろしいことが起きるような、そんな気がする・・・
119 :
デヴィッド:2005/04/29(金) 20:44:41 ID:uG79Aio00
>105
リョウ本人はそのつもり無かったみたいだけど、お姉さんはずっとリョウについてるよ。
・・・リョウ、あんまり静かに寝てるから、逆に怖い。
>108
船に乗ってたからこの異変のこと知らなかったんだね・・・乗りたくないな、そんな船。
>107 >110 >113
何が何だかよくわからない・・・猫が1人と犬が2人?・・・もうただのユーレーってだけじゃ太刀打ちできないのかな・・・
それにしても植物を操る能力?嫌だね。気持ち悪い。
植物なら塩をかけたらしおれちゃうんじゃないかな。海水とか。・・・でも方法がないか。
>114
デスが・・・人間の味方なのか、敵なのか。ビミョーだね。
リョウの告白の詳細は僕が知ってるよ。こっそり見てたから。リョウのあとをつけ回して。
まずリョウが大ムカデが出たのをいいことに電話でお姉さんを呼び出した。「手伝ってください」って。
それでムカデを退治したあとでリョウが「言いたいことがあります!」とかなんとか言った。
それで真正面からリョウが気をつけの状態で
「こんな世の中だから思い切って言います!西川真紀さん!ずっと前からあなたが好きでした!俺とつきひゃってくらさい!(思いっきり声裏返ってる)」
それでお姉さんが真っ赤になって動揺しながら、とりあえずって感じでリョウを殴った。グーで。その瞬間リョウ泣きそうな顔してた。
でもそれからお姉さんは笑顔になって「いいよ!」って。それで二人とも真っ赤になって照れ笑い。
・・・その足元にはムカデの死骸が転がってたんだけどね。ロマンチックのかけらも無い。よくあれでOKでたなぁ。
見てて凄く面白かった・・・今は片方は昏睡状態、片方は怪我してくらーい感じだけど。僕まで暗くなるわけにはいかないからね。
>116
その幹部・・・知ってたんだね。粛清者が一斉に攻撃を始めるって。
・・・あさって何が起こるのかも教えて欲しいよ。
>>105触手球体氏
白コートの兄ちゃん昨日から兵庫の方に来てますわ。っで今朝から管理機構の医療チームが関電とかの各事務所で
やってた血液検査の時に顔出してましたわ。それで検査の時に伝えたんですが・・・何やったら師匠と一緒に京都
の方へ行かれては?って感じで。なにぶん京都の方がまだ安全ですし、それに其方も多分・・・騎士団のリーダー
とかに例の執行人との対話の内容なんかも確認したいと思いますんで。
なんでしたら騎士団の方の・・・八卦衆の頭の柊(ひいらぎ)さんに話を伝えておきますがいかがですか?
>>107みるくさん
>>110ノワール殿
>>113エリスさん
そっちにもDQN軍団が!!?ヲイヲイヲイ待てよホント・・・ちと待ってやぁ・・・中○電力の方へ連絡を入れて
・・・って不味い!!○北電力は今都心部の対応で手一杯や言っとるクソ!!なんとか・・・とにかく待っててや!!
いま中○電力の事務所経由で連邦軍(っていうの?)に状況伝える様に手配するから!!
>>108366氏
それ・・・アメリカの船?それは・・・確かに不気味だわホント。
それと後、神戸湾のド真ん中辺りにもう一隻・・・えらい古臭い貨物船が止まってると思うけど、そっちは
なんか近づかない方が懸命みたいやで・・・前に鉄道屋氏にも話したんやけど何やら曰く付の船らしいんで
・・・確かノルウェー船籍のベイチモ号とかいって、100年近く前に行方不明になって以来・・・まるで幽霊
船の様に世界各地の海域で目撃されてきた船らしいんだわ。
>>114クロセル氏
とうとう来よったんですか!!?執行人・・・マズいわそれ(汗)
とにかく巻き添えにならんよう極力、執行人とは距離を置いてくださいよぉ。
っても向うから来られたら防ぎ様がない見たいやけど・・・ただ騎士団本部でいってた「あの裏切り者」って
言葉が未だに引っかかるのが何とも。
121 :
176:2005/04/29(金) 21:50:19 ID:1nuDyDOQ0
豪雨が降り注ぐ中、預言者と対峙した。
今まで逃げるのに銃弾を使い切ってしまったため、ナイフを右手に握り…構える。
それを見て預言者も槍を取り出し構える。
「観念したか…我の使命の為、その血貰い受ける!」
そう言うなり、高速の踏み込みから鋭い突きを放って来た。
あまりの鋭さに避けるのが精一杯だった、そしてナイフが弾き飛ばされた。
「我の役に立てる事を光栄に思うがいい……さらばだ!!」
鋭い突きが放たれた…しかし預言者が炎に包まれる。
「ごめんなさい少し遅れたわ、これを使って」
剣が投げ込まれる、剣を握り預言者に斬りかかる。
斬った感触が手に伝わる、預言者の左手を切り落とした。
「くっ、忌々しい奴らめ!覚えておれ」
翼を広げ、飛び立つ預言者。
格好付けて書いて見たが、結構ボロボロだ。
弥生が来てくれなかったら、正直どうなった事か…まったく疲れた。
皆さん心配かけて申し訳ない、これより鈴奈を迎えに鉄道警備隊に向かう。
悪いけどレスは今度にするよ。
122 :
366:2005/04/30(土) 00:46:42 ID:+h+R2Q5/0
ついさっき「武器の貸出」という回覧板がまわってきた。
どうも県レベルらしいが何か不穏な動きでもあるのだろうか…
自分自身が政府から見れば「危険人物」なのだが、代わりに先輩に「刀」に丸を付けてもらった。
しかし、魔能だの異能だの銃だのつかってくるやつあいてに「人間」が刀で戦えるのだろうか…
まあこれでメイン:刀サブ:鎌というけったいなキャラクターが完成しそうです(苦笑
ところでカラ君と白蛇さんが東の方を睨んで言るのですが何か感じるのでしょうか?
123 :
みるく:2005/04/30(土) 22:07:09 ID:bTq6dK4V0
取り合えず、例の女との決着はついたわ。けど……森は目茶目茶ね。
グレーテルと○電さんの通報のおかげでヘリに乗った連邦軍と合流。隊長さんと
鷹、それにノワール・グレイ・グレたちを交えて対策を練ったところ、最終的に
会場を含めて森の一部をナパームで焼き払う手段を取る事になったわ。意外なことに、
一番反対すると思っていた鷹が賛成した事で、スムーズに決まったわ。森の事を考えていた
ノワールも驚いていたけれど、鷹が「自然の森にも火災くらいは発生する。
今はそれが少々大規模に起こるだけの事。それに火によって焼かれた後にも植物は根付き、
再び緑を芽吹かせる。あらかじめ火が出ることが分かっていれば、犠牲となる物も少ない。
自然とは我らが考えるよりもはるかに強い物なのだ」と言ったらおとなしくなったわ。
作戦はこうだったわ。ノワールたち鼻の効く者が女の匂いを探し、私たち動きに長けた者が
女の攻撃をかいくぐり、会場まで誘導。そこにナパームを投下して女の動きを封じると共に
周囲を焼いて女の能力を封じる。ナパームが直撃すれば女も死ぬし、森への被害も少ないのだから
良い作戦だと思ったわ、その時は。
途中までは上手くいったのよ。実際彼女も完全に回復はしていなかったし、
万博会場内におびき出すまでわね。植物の防御能力の高さが、計算外だったわ。
投下されたナパームが女に直撃する瞬間、木を操って籠状の盾を作ったの。その上、
植物を動かして自分に火が回らないように道を作って、さらに森の中に逃走。
そこからが大変でね……失敗した時の第二案、ナパームを大量投下して女の周囲を
焼き払う作戦に移行したわ。まぁ、無差別爆撃って訳じゃないのよ? フレイア様のお力を
扱えるとは言え、所詮は人間。森の中の移動速度なんて知れてるもの。飛行もできて
匂いを追えるグレが空から『炎のつらら』で攻撃し、そのポイントにナパームを投下したの。
けれど、女の防御能力が高すぎてね。どんなにナパームを投下しても森を使って防御しつづけ、
最終的に業を煮やしたグレが女に向かって突撃。女を咥えて上空まで上ったところで離し、
落下しつづける女に向かってグレの炎・鷹の雷・戦闘機の機銃にミサイルの飽和攻撃を与えたの。
124 :
みるく:2005/04/30(土) 22:08:12 ID:bTq6dK4V0
さすがに空中では、地上の植物を操っても防御壁を作るまで時間もかかるしね。けど……
これは近くで見ていたグレから聞いた話だけど、ポケットに植物の種を入れていたらしくて、
空中でそれを育てて防壁にしたそうなの。それでもダメージは与えたらしくて、落下を
植物のハンモックで止めたあと、動けなかったそうよ。そこへ作戦に参加した全ての戦闘機が
持っていたナパームを含めた爆弾を全て投下して、決着。
それでもあの女は生きていてね。爆撃後に調査に行ったら、無傷とは言わないけれど
五体満足の女が気を失って横たわっていたそうよ。「最後の瞬間、30トン近い鉄量を
叩き込んだと言うのに……化け物が」なんて隊長は言っていたけど、
フレイア様のお力を扱える事を考えたら、当然かもね。ともかく、その女は
異能封印の手錠をかけられて東京に護送されたわ。先に捕らえた連中といっしょにね。
戦闘の結果、二つある万博会場のうち片方が壊滅し、その周囲の森も被害甚大。動物達も
結構な死者がでたわ。かく言う私も、会場に誘導する時に枝の槍をよけ損ねて足と尻尾に
怪我をして、今もメリッサに治療させてるわ。それとねエリス……名詞くらいきちんと覚えなさい。
>94
ヘル様は人間達が北欧神話と呼んでいる物に出てくる、冥府の女王陛下よ。
ついでに言うなら、私たち全ての猫は猫神バステト様の眷属であり、猫又や化け猫といった、
人間が妖猫と呼んでいる者は豊穣神フレイア様の車を牽く猫の血を、
多かれ少なかれ引いている者が、その血に目覚めたものよ。……まぁ、この知識も覚醒した時に
頭に流れ込んできた知識だから、人間達の知識とは食い違うかもしれないけれど。
メイド服に関しては……そうね、目が覚めたら109に答えさせるわ。私もよくは知らないし。
>114-115
例の女は植物を繁茂させ、操る能力を持っていたからフレイア様のお名前を名乗っていたのよ。
フレイア様は豊穣の女神であらせられるから、それに因んだんでしょうね。
森に関しては、結果的に酷い事になったわ。世の中、上手くいかないものね。私たちは
怪我人の手当てをしたあと、109の所に戻る予定よ。そういえば、愛知以外で犬猫が
人間化する話は聞かないわね。猫であるなら原因はわかるけど……。静岡の門の影響かしら?
125 :
みるく:2005/04/30(土) 22:08:55 ID:bTq6dK4V0
>118-119
結果は書いての通りよ。それに塩や海水を撒ける状態だったとしても、取れなかったでしょうね。
森が再生できなくなるから。目を覚まさない相手を見るのは辛いでしょうけど、
気をしっかり持ちなさい。私たちが無事を信じなくてどうするの?
>120
ありがとう。連絡をしてくれた事、お礼を言うわ。おかげで作戦に必要な物資が
用意できたそうだもの。
126 :
触手球体:2005/04/30(土) 23:58:18 ID:j91Ftnsr0
…執行人と話をしてきました。あれを話というかどうかはわかりませんが。
今日の昼。私はまだかすかに賑わいの残っていた生駒まで出て、眠り病の治療にあたっていました。
弟子と違って、私にはとにかく実地で人を癒す事しかできないからです。難しい事は良くわからないのです。
そこに、淡い緑のローブの下に黒のベビードール一枚という姿の、采尺由美子をさらにゴージャスに、かつ
アホっぽくしたような女…デスが降ってきたという訳です。…その日も近いのではないか、と思ってはいたのですが。
「久しぶりじゃのう、下郎よ」
そう言って、デスは一振りの黒い大鎌を手に現しました。
「…私までも殺しますか…。この世界を、この世界に生きる人々を一人でも生き長らえんと働く私をも?」
執行人とまともに戦う術を持たぬ私は、穏やかに話し始めました。
「私達が魔能を使うことによって、貴方たちの世界に負担がかかるのはわかります。しかし…」
そう言い続けようとした私をデスは遮りました。
「おんしらの世界で『ブエル』と呼ばれる繋ぎ目からの出力は強力すぎるのじゃ。その上、その力を操るのがおんし
じゃから、それも相まって、あまりにもわらわの世の力を奪いすぎるのじゃ。最早人を助ける殺めるの違いに関しての
問題ではない…!」
そして、静かに私の頭を割ろうと(首を刎ねるわけには行きません)鎌を振り上げます。
「デス様、この者達の目を見てもそうなさるのですか」
私は百人近く並んでいる病人とその付き添いの家族を触手で指して訊ねました。
「私を殺せば、そのことによって、私の怨嗟がデス殿たちの世界に響くのではないのですか」
デスが僅かに顔をしかめました。
「この者達の連れてきた病人達もじき死んでしまうでしょう。そのものたちの嘆き悲しみもそちらの世界に響くのでは
ないのですか?」
さらにデスが顔をうつむけて。そして唐突に私に詰問しました。
「なら、わらわはどうすれば良いのじゃ!まったくおんしは人間としては出来損ない、出来損ない、出来損ないじゃ!
なぜそれほどまでに憑かれずに魔能を操れるのじゃ!おんしがただの異能者なら、わらわとて狩ろうとまでは考えぬ!」
そうしてしばらく睨み合っていたのです。が。
127 :
触手球体:2005/05/01(日) 00:00:27 ID:zc64Qngi0
執行人は唐突に私の持っていたスーツケースに目を留めました。
「…簡単なことではないか」
そして執行人は満足そうに微笑みました。そりゃぁもう、どんな女優でも浮かべる術のない、輝く一億$の笑みを。
「え?」
そして私のスーツケースに貼ってあった靖国神社や八坂神社のステッカーを指さして、嬉々とした声で続けます。
「おんしから魔能だけを外せばいいのじゃ。これは相手を殺める術の無い一部の魔能についてしか不可能じゃが…
おんしとて、信じる神の一人や二人おるじゃろう。その神にかけておんしを殺さず行なうことを誓ってもよいぞ」
私は困惑しました。そんなことが本当にできるのか。そして化け物と化した私が魔能だけを失って、一体どうなるのか。
(変身石があれば何とかなるのでしょうが…)
そして、何より、もう人の役に立てなくなる事への悲しみに。
それでもそれを断れば、執行人はその大鎌で私を屠するでしょう。私はどちらにせよ頷く事しかできませんでした。
「済まんの。…謝って済まぬ事であるのもわかっておる。しかし、わらわにも帰る場所があるんじゃ。そのためじゃ…」
そういって執行人は私の頭に手を載せ、もう一方の手で天を指しました。
音も無く、緑色の無数の光の粒子が、柱となって天上へと吸い込まれていきます。
ただ、ひたすらに天上へと…
「これで終わりじゃ」
そういって、執行人…デスは腕を下げました。私は人を癒す力を失ってしまった…そう失望しながらも、一応私を殺さずに
事を済ませてくれたデスに礼を言いました。
「有難う、デス。…でも、やっぱり悲しいよ。…ごめんね、皆。もう、こうやってもみんなの事治してあげられない…」
呆然と成り行きを見守っていた病人とその家族達に向けて、私は念を込めて触手を広げました。
…何故か、力は作動しました。もっとも、これまでの力をギガとすれば、その千分の一の、言ってみればメガに相応する
僅かな力しか作動しませんでしたが。それでも普通の人間を治療するには充分だったようです。
128 :
触手球体:2005/05/01(日) 00:02:50 ID:zc64Qngi0
「…おんし、あの忌忌しい人狼を治療した時に、わらわの世界以外のところからも力を引き出していたのじゃな…。その力が
今度からは優先して使われるようじゃな」
驚いたようにデスがその美しい瞳を瞬かせます。その場の皆の希望に満ちた笑顔と歓声につられたように。
しかしそれも束の間。
「まぁよい、『ブエル』は回収した、『プロケル』、『フォカロル』、『アスモダイ』、『フュルフュール』の四柱はいずれ共倒れじゃろ。
ならばさらに西に感じる、『グラシャ』を先に回収すれば…」
デスが一瞬ですっかり元の調子に戻って、つぶやきました。
(『グラシャ…ラボラス』?)
芸術を嗜み博物を好み、しかしその力は殺戮の目的のみにしか使われない。魔神グラシャラボラスの悲しい逸話。
そして、私より西にいる『魔能者』との、その符合。
しかし私はそれを口には出さずに、ただこう言いました。戦いはもう起こって欲しくない。それだけを願って。
「デス…貴女は死が怖くないのですか」
その問いに、さも不快そうにデスが私に振り向きます。
「…わらわとて限界が無いといえば嘘じゃ。この世界に干渉するための、このエネルギー体が破損すれば、…そうじゃの、
おんしらの言葉で言えば、わらわの世界にある『バックアップ』からの『リカバリー』に、この世界で言う数千年、いや、
一万年は軽くかかるじゃろう。それは姉達も同じじゃ」
そう呟くと、次の瞬間には彼女はもう離陸の準備を始めていました。
「…さらばじゃ。『ただの異能者』よ。もうおんしら師弟に遇うこともないじゃろう」
今日はこれだけです。その時の疲労がひどくて…何しろ、命が助かったとはいえ回復異能の力が確実に10分の1以下に
なっています。
これから、私ができることはたかが知れているのでしょう…
ハハハハハ……!
面白い…存外に面白くなってきたぞ!
『プロケル』、『フォカロル』、『アスモダイ』、『フュルフュール』のみならず、
『グラシャ』までもがあわいを越えたとはな。
楽しい…こんなに楽しいのは久しぶりだ!
恐らく、お前もこの電子掲示板を見ているのだろう、デス。
ありがたい事に、我ら魔能を行使するものの狂気は、
貴様らが認めてくれるというわけか。
ならば、私も問おう。
貴様らの正気は一体どこの誰が証明してくれるのだ?
いったいどこの誰に話しかけているのかわかっているのだろうな?
私が再び魔能を行使して見せればよかったか?
私は戦闘爆撃魔獣だぞ?
一体どれだけ暴れまわったと思っているのだ?
闘争と暴力を呼吸するかの様に行なう戦闘生物に
『いかれている』?何を今更!1スレ分ほど言うのが遅いぞ!
まあいいだろう。
ならば、私を止めてみろ自称救世主諸君!
しかし残念ながら、私の敵は貴様らなどではない。
少し黙っていてくれよ執行人。
私の恐れることは唯一つ。
私の手の内の『モリー』が未だ目覚めぬことだ…。
【連邦国防省、核実験成功と発表・・・弾道ミサイル・小型原子砲も開発成功】
連邦国防省報道官は30日午後の会見にて、南太平洋上の無人島にて行った核実験が成功したと発表した。
それによると開発されたのはプルトニウム型原子爆弾であり、数発開発された内の1発を実験に使用した所、
申し分の無い結果が得る事が出来たと締め括った。尚、実験の行われた日時等は明らかにされていない。
また、報道官は同会見にて中距離弾道ミサイル及び携帯可能な小型原子砲の開発にも成功したとも明らかにした。
【総統、総統勅令にて浜岡原発及び茨城県内の原発の完全停止を命ず・・・柏崎・志賀・福島の各原発は数機増設】
総統は昨日午前、予てよりその危険性が指摘されていた静岡県の浜岡原発を命ずる総統勅令を総統府を通じて発布した。
これは老朽化著しい浜岡原発への「粛清者」を始めとした反国家騒乱分子によるテロ攻撃を未然に防ぐ為の措置としており、
これを受けて浜岡原発は明日午前をもってその歴史に幕を閉じる。茨城県内の各原発に対しても首都圏防護を理由に同様の
命令が同時に下された、これによる電力不足を防ぐ為の措置として柏崎・志賀・福島第二・女川の各原発に対して一箇所に付き
一基から三基程度の増設と送電網の強化拡充、一部の閉鎖された火力・水力発電所の復活を命じた。
【新宿駅西側地区に封鎖令発令】
連邦内務省は治安局からの情報に基づき、新宿騒乱にて甚大な被害を受け、先日封鎖令が解かれたばかりの新宿駅西側地区、
通称クレーター地区付近に封鎖令を再発令した。なお、東口、南口側は通常通り。
【西側からの不法越境者、1380名余りを拘束・・・別に178名射殺】
連邦国防省は国境軍管区及び第二軍管区からの報告として、国境封鎖後の拘禁者・殺害者を野党、国民共同党からの質問に対して回答した。
ちょっと忙しいので返レス省略。
今目が覚めた。
外は土砂降りの雨、デヴィッドも美子もいない。
家が、町全体が妙にひっそりしている。
?・・・今の声は・・・テレパシー?
・・・そうか、デスか。俺を・・・呼んでる。
行かなくちゃならない。
もし生きてたら続報をする。
クレーター地区の封鎖命令から、俺達は久々に芝浦へ向かった。
ビクソル博士の作戦は成功したのか、それとも依然として腐海は成長を続けているのか。
しばらく品川の治安維持で忙しかった俺達には確認のしようがなかった。その時が、遂に来たんだ。
そこで・・・俺達は、最悪の真実を知ってしまったのかもしれない。
醜い・・・なんと醜く、巨大な生物。
人間、カエル、猫の三つの顔。蜘蛛の胴体と、八本の足。
強烈な瘴気を発しているのか、近づいて少しでも気を抜けばおかしくなっちまう。
そう。こいつこそソロモン七十二柱の一番目、『バエル』だ。
恐らくビクソル博士は攻撃に失敗したのだろう。今思えば当然だ。
何せ相手はあのバエルだ。現在の人間の叡智を結集させようと、到底歯が立たないだろう。
誰もが博士の成功を信じ、確認もしないまま粛清者に気を取られてしまった。これが奴らの作戦だったのかもしれないが・・・。
とにかく、俺達は「東を統治する王」を復活させてしまった、ってことだ。
フォカロル、クロセル、フールフール、アスモダイ、そしてバエル。
何故東京にこんなにも七十二柱の悪魔が集結しているんだ?
デスはバエルが復活したということを知っているのか?
ああ、わけが分からない!
返信は出来そうもない・・・とにかく、今はじっくりと考えたいんだ・・・。
133 :
366:2005/05/01(日) 23:33:37 ID:I3l8k9Px0
この前から脱走っぽい感じでどっか行ってた白蛇さんが帰ってきました。
ついさっき帰ってきたんですが彼女の話によると
「石の回収者」が来るかも知れないらしいです。
その「石」とは異能を人間が込めたものではなくどこからともなく降ってきた物限定らしいです。
彼らに襲われて命を落とすことは直接的にはないらしいですが、そのチカラの宿る所を「回収」去れてしまうらしいです。
(例)僕だったら左腕、そのような石で治療した場合はその部分すべて。
ムカデの毒を治療したのはどうなるのかと聞くと
「石」で押さえ付けていた毒の押えがとれるためまた発症するとのこと。
なんかまだ実感わきません…
各地で「石」を持っておられる、使用したことがある方は十分に注意して下さい。
姿形は美人ではなく(苦笑)龍(東洋のやつ)であることが多いらしいですorz
じゃあアレは・・・
>>133366氏が言ってる奴なんか!?
今朝から兵庫中で龍を見たって報告が入って・・・って、えぇっ?アレ・・・アレは・・・
居るぞ!今居る!!いま事務所の上を西に向かって飛んで行ったぞっ!!
あれは・・・正しく龍だわ!それもドラゴンとか言うんじゃなくて・・・あれ・・・昔の日
本や中国の水彩画なんかで描かれてる龍そのまんまの奴やぞヲイ!!(呆然)
ちと待って・・・。
おい加藤!加藤ぉ!!何を・・・って何処に?奈良?今奈良の事務所に移ってる呂の奴に連絡
するって!?それよりも京都の・・・ってもう連絡した!?早いなぁ・・・。
って何ぃ!?今京都は・・・厳戒態勢!?防衛隊と警備隊、それとクロノス騎士団が臨戦体制
に入ってる!?
えぇ〜〜いぃクソっ!!こっちも・・・関西の方もまた騒がしいなってきたぞヲイをいヲイ!!
スマン・・・返レスはまた落ち着いてから・・・って出来るヒマあるかなぁ(汗)
って待った待ったぁぁぁーー!!!
またやぞ!!電力低下・・・これは・・・兵庫南方面!?
不味い!
>>131リョウ@117氏の居るトコやぞヲイ!!
そっちの事務所は・・・何ぃ!?連絡が付かん!?どーーなってんねんホンマ・・・。
何回もスマン!・・・ホント洒落ならん状況になってきてるぞヲイ!!(汗)
136 :
366:2005/05/02(月) 01:25:36 ID:Lkd6uJM+0
え…もう来ちゃったんですか…何か違うもの…ですよね…
もうすぐ自分の左腕が「回収」されてしまうなんて…嘘…ですよね…
なんか左腕が吊ったように痛むのも気のせいですよね…
先輩…ちょっと外行ってきます…刀借りていいスか?…あ、たいしたことじゃないッスよ…
念のため包帯と消毒準備しといて下さいね…んじゃ行ってきます…
カラ君…どうすれば勝てる?…奴は連続して三日しかこっちには出て来れないだって?…
その後は?…通常三日の休憩を取り再度攻撃してくる?…
二回目以降は攻撃可能だが今は時間がない…メイン攻撃は雷と吹雪…ひげが左腕に触れた時点で「回収」される…
勝てる気がしませんが もう…だめみたいです…orz
今から、俺の記憶を蘇らせて昨日あったことを書く。
だから間違っている所もあるかもしれないが、許して欲しい。
俺は日本刀20本セットを持ってテレパシーを感じたところへ飛んでいった。
そこは住宅街のど真ん中だった。人も住んでいる。
そしてそこに建物が円形に破壊されている一角があった。
周りに自警団のメンバーが幾人か、そして西川さんも・・・
デスはいなかったが「そこ」に間違いなかった。
着地して俺が周りを見回すと、急に空気が動き出し、空間が眩く光った。
そして光がおさまるとそこに一つの人影があった。
薄いローブを羽織り巨大な鎌を持った仲○由紀恵。俺にはそう見えた。
「久しぶり、とでも言おうか? 我がこっちに来て最初に会ったのもお前であったな」
デスは俺に話し掛けてきた。
「とりあえずこの状況を説明してもらおうか。このあたりにはまだ人が住んでいたはずだ」
「案ずるな。我は無用に命を殺めたりはせぬ。無人であることは確認済みだ」
「それはよかった。・・・で? 俺を狩りに来たってか? 魔能者である俺を?」
「如何にも。ただただ生血と悲鳴のみを求める『グラシャ』の力を回収に来た。
なるほど、お前は何かを守るために闘うのかもしれぬ。しかし、今やその力はあまりにも強大だ。
理解できぬ。何故お前がそれほどまでに成長したのか・・・故に、お前を死刑に処す」
デスはそう言って鎌を構えた。俺も日本刀を回りに浮かべつつ言った。
「・・・アンタが俺が会ったことのあるデスだろうが、別人だろうがそんなことはどうでもいい。つまらん変装は止めろ。・・・言っておくが、俺はそう簡単に死ぬ気はない」
すると奴は姿を現した。眼窩の奥が真っ赤に光る骸骨・・・あの禍々しく、恐ろしい姿を。
そしてなんだか弱気になったような声で言った。
「・・・我の世界も危機に瀕しているのだ。ここでお前が魔能を使えばそれだけ我の世界にも負担がかかる。あえて言おう『おとなしく死んでくれないか』」
「ふん、やっぱりしばらく会わないうちに随分と丸くなったな。ならば俺も頼もうか『見逃してくれ。他をあたりな』」
「・・・それは出来ぬ」
「ならば仕方ない」
俺とデスが完全に臨戦態勢に入ったところで、またしてもデスが言った。
「我はお前たちの世界をも救おうとしているのだぞ? それを・・・」
「関係ない。門を開けれるのはお前だけではないからな」
・・・これを言ったのは俺だ。だが、俺はそんなこと言うつもりは無かった。
どういうことかというと、その瞬間から俺の目線が完全に第3者のものになっちまったんだ。
そして同時に身体の奥深く、そう心臓から額へと何かが上がってくるような気がした。
聞こえてくる音も、目の前の光景も、なにもかもが俺じゃない誰かが見たもの聞いたものを伝えられている感じだ。
口は勝手に喋り、身体は勝手に動いた。
・・・俺の身体が完全に何かに支配された。そんな感じだ。
デスは鎌で俺に切りかかってきた。
俺は・・・俺の身体は浮かべた日本刀でそれを受け止めた。
凄い戦いだった・・・俺は全く身体を動かしていないのに、俺は物凄い速さで動いた。
そしてやがてデスが鎌をステッキのような形に変え、頭上に掲げた。
すると俺を中心に魔方陣みたいなものが現れたかと思うと、次の瞬間物凄い光に包まれた。
「結局はあたえられた力、か・・・!」
デスの意思が聞こえた。
光がおさまったら、俺の足元に物凄い穴が開いていた。
そして俺はそこからゆっくりと浮かび上がっていた。
「無駄だ、デス。ラディウスで私は殺せない」
そして再び刀を20本構え、デスに向かっていった。
刀はそれぞれが独立した意思を持ったように動いた。
デスは鎌でそれをさばいていた・・・と
俺が一本の日本刀を引き寄せ手に持ち、デスに突っ込んでいった。
デスはそれも受け止めたが、俺は素早くその刀を手放し、手の平をデスの腹部に突きつけた。
するとデスの身体が一気に吹っ飛ばされ瓦礫につっこんだ。・・・おそらく衝撃波だな。
そしてその後もデスは巨大な火柱を作ったり、これまた巨大な雷を落としたり、前述の光の柱を作ったりと、強力な魔法を惜しみなくつかった。
そのたびに俺は素早く飛びのいたり、さらに異能で遮ったりした。
ちなみに西川さんは周りにいた自警団の人たちを、飛んでくる瓦礫や流れ魔法から異能で守っているようだった。
あんまり戦闘が激しいから避難も出来なかったらしい。
何度も言うけど、俺は全くの傍観者の立場だった。
そして俺とデスが向き合った。
「何者だ、貴様は・・・ただの魔能者とは思えん・・・」
俺は何も答えなかった。
「だが、その程度では、我を滅するには至らぬ・・・!何をする気だ!」
その時俺たちの周りの地面が根こそぎ空へと飛び上がっていった。
町に巨大なドーナツ型の穴が開いた。
「簡単なことさ。上がったものは下がる。飛び上がったものは落ちる・・・それだけだ」と俺が言った。
「気でも狂ったか!ここは市街地だぞ、そんなことをすれば・・・」
すると俺たちが立っている地面も切り離され、上空へと物凄い勢いで飛んでいった。
「心配するな。上空1万メートルってのは寂しいものさ」
「クッ!」
デスが身体の前で手を組み、そして光り始めた。
俺はそんなデスの身体を捕まえた。
「おっと・・・知ってるよ。お前はこうして掴まれているとテレポートできないんだ。逃がしゃしない」
「貴様一体何者だ!その力、その知識、魔能者と言うだけでは説明できん!」
「魔能ね・・・そんなもの、たかがきっかけに過ぎないのだよ。
そう、我が名は、レッド。運命を壊す者だ」
するとデスがこの上も無い驚愕の表情を見せた。
「その額の紋章は!鬼眼人!な、何故今さらになって!?」
「私はいつ、誰にでも宿るのだ。そして今がその時なのだ。時はめぐり、輪廻は限界を迎える。
呪いの宴は高まり、やがては成就する。門は俺が開ける。貴様は鍵を渡し、ゆっくりと休めばいい」
その時はるか上空に巨大な影が見えた。
「ではさようならだ。デス・・・いや、キャロ」
俺はデスを残し、素早く脱出した。その瞬間地面と地面が空中で激突し、物凄い大爆発が起きた。
・・・俺はゆっくりと地面へと降りていった。
いつの間にか俺の身体の周りを3個のクリスタルが回っていた。
地上には自警団の人たちと西川さんが座り込んでいた。怪我もしている。
地面が浮き上がった瞬間、異能を全開にして防御したんだろう。西川さんは気絶していた。
・・・自警団の人たちに聞いたんだが、その時の俺の額に青い光で三つの目が浮かび上がっていたそうだ。
俺のもともとの目と合わせて五つ目だ。
どんなものか絵を書いてもらったんだが、夢で見た目と同じものだ。
そしてその目がゆっくりと閉じ、ふっと消えると同時に俺に身体の支配権が戻ってきた。
町は酷い有様だ。俺とデスの戦闘のせいもあるだろうし、その前にもデスが破壊していたようだ。
・・・俺と戦う舞台を作るために。
とりあえず今は家に帰っている。美子とデヴィッドはボランティアに出かけている。怪我人の数が半端じゃないからな。
昨日はデヴィッドの判断で遠い所に避難していたらしい。
自警団は瓦礫に埋まった生存者の救出。西川さんは目を覚ましたがまだ動けないらしい。
俺にはとりあえず自宅待機命令が出た。
・・・なんだか、俺が俺でなくなっていくようで、俺が何かに支配されていくようで、怖いんだ・・・
あの鵺と戦った時にも感じた。俺の中の何かが、戦うことを望んでいるような・・・
この町にはもういられないと思う。なにしろ町のど真ん中に巨大な穴を開けちまったからな。
・・・殺しちまった人間もいるだろう。
クリスタルは俺の手元にある。これを持って・・・旅に出ようと思う。
俺の中のもう1人の俺が、それを望んでいるような気がする。
俺達が昨日『バエル』を発見してから、品川駅はひっくり返るほど忙しい。
警備隊やら自衛隊やら警官やら総督っぽい人達やら。電車を降りてはまた乗っていく。
・・・全く。あんな化け物相手に一般人が太刀打ちできると思っているのか?
明日には空軍による一斉攻撃を開始するとのことなので、俺達はお台場の治安回復を任されたわけだが・・・。
捻じ曲がり、切れ掛かり、大きく海岸線が歪んでいる。
フジテレビやテレコムセンターなどの建物も、跡形も無く消し飛んでいる。
動く物は、と言えばバエルが生み出した怪物のみ。その内粛清者共も入ってくるだろう。
こんな治安もへったくれも無い場所で俺達に何をさせようってんだ?
・・・きっと・・・誰か政府の関係者がここを見ているのかもしれない。
で、俺達異能者の置かれている立場を知り、自分達から遠ざけようとしている。
まあ、飽くまで俺の推測だが。
>136
「石」を回収する龍・・・何が狙いで何処から来たのか、誰の味方で誰の敵なのか。全く分からん!
関東にも隕石らしき物体が降ったというニュースを聞いたから、いずれこっちにも来るかもな。
こいつぁ誰の味方で誰の敵なんだ?
雷と吹雪がメインなら隠れていれば何とかなりそうなものだが。
>135
京都はクロノス騎士団さえも臨戦態勢だって!?一体何を感知してるというんだ・・・。
世の中分からないことだらけなんて、実にまどろっこしい。
>140
おい・・・まさか、あのデスが死んだってのか?あれほどの能力を持ったデスが?
しかも当人の貴方は操られていたみたいだな。「レッド」とやらに。
さらに「ラディウス」、「鬼眼人」、「キャロ・・・」。この世界の住人の言葉ではないってことだけしか分からない。
しっかし、文章を見ているだけでも随分派手な戦いをやらかしたみたいだな。当然被害も出ただろう。
今貴方が旅に出たら残された人、それに西川さんとデヴィッド君はどうなるんだ?
居た堪れなくなっても、男なら残るべきだぞ!
(・・・そろそろ、目を覚ます時が来たようだな。全く、居心地の良い世界であったのに、勿体無い事だ・・・。
まぁ、私が目を覚ますかどうかは一存では無理だ・・・後の2人が同意しない限りは・・・もう少し様子を見るとするか・・・。
しかし、デスが倒されるとはね・・・恐ろしい事だ、とにかく諸君・・・最後の最後まで力の限り頑張りたまえ・・・。
最も、私が目覚めたところで如何にもなる訳ではない・・・傍観するのみだ・・・。)
先ほど・・・兵庫南の方へ行ってきましたわ・・・。
そしたら
>>137-9リョウ@117氏が言ってた通りと言うか・・・もう町そのものが瓦礫の山になった様な惨状で、もう現場に着いた作業チーム
全員が、その場で呆然としてましたわホント。
それに騒動が起こった時に連絡が取れなかった兵庫南の事務所に行った所そのぉ〜・・・事務所のメンバー全員が狐にツマまれた様な感じで、
一体何が起きたのか判らんと言った様子で、オマケに状況を尋ねようとしたら逆に俺らの方に事情を聞いてくる始末でしたわ。
それで仕方なく作業の方はイマム班長に任せ、兵庫南の事務所を後にしてリョウ@117氏の様子を伺いに行ったんですわ。
何分自警団の方・・・とくに西川さんって娘サンが、かなり心配してはったんで、それで家の場所を聞いて伺ったんですがリョウさん・・・
なんかエラく重い表情で何か旅行にでも行くのか身の回りのモノをバッグに入れてたんですわ。
それで何とはなしに声を掛けたんですわ。「リョウさん・・・アンタ今から何処へ行くねん?」って感じで・・・。
(続きます↓)
(↑からの続き)
そしたらリョウさん・・・「所長さん・・・今は何も言えません。って言うか僕にも判らないんですよ・・・何が起きてるのか、そしてこれ
からどうなっていくのか。それに今このまま残ったら回りの人達、とくにデヴィッドや美子、そして何より西川さんにも嫌な思いをさせる事
になる。」って溜息混じりに言ってたんですわ。
でも何か今このまま放っといたら・・・それで言ったんですわ「リョウさん。今ここを離れたら、せっかく一緒に居てくれてる方々はどうな
るんや?デヴィッド君や美子ちゃん、それと・・・」っと、ここまで行った所でリョウさんが言葉を遮ったんですわ。
「所長サン・・・ロックさんに伝えてください。”親父サンの敵取ったよ”って。それと出来れば騎士団の方々に・・・もし大手町の避難所
に余裕があるなら・・・デヴィッドと美子の事を頼みますって。あれば・・・良いんですが」
そこから先は、もう喋らせてくれませんでしたわ。
なんかもう自分なりのというか・・・言葉では表せんような、エラく重たい悲壮な決意みたいなもんが感じられたんで。
っで別れ際に「ちゃんと帰ってきなさいよ・・・絶対に生きて!っで無いと・・・西川さんだけや無くて今度は俺も一発お見舞いするでっ!」
って声を掛けたんですが、そん時のリョウさん・・・笑ってはいたんですが、何とは無しに哀しい様な、切ない様な・・・もう一人で洒落にな
らんくらいの重荷を背負い込んでる様な・・・そんな雰囲気がありましたわ。
リョウさん・・・皆ちゃぁ〜んとアンタの事を見てるさかい、しっかり生きててくれやホント
>>136366氏
とにかく・・・今は何とも言えんわホント
もうまた色んな事が西でも東でも矢継ぎ早に起こり始めてな、とにかく逃げ・・・るのはムリそうやけど、
だからと言って目茶目茶に向かっていくとかって事は抑えなさいよ。
なんやその・・・カラ君(?)の話やと命までは取らん様やし。
>>141クロセル氏
そうやねん・・・もう騎士団はおろか京都方面の防衛隊も皆ピリピリしてるみたいやねん。
やはり関東方面の騒動も有るし、それに騎士団のリーダーが全員に召集を掛けた上に、騎士団の精鋭の八卦衆メンバー
も総動員してるとか言ってたんで・・・これはまたキナ臭い状況になってきてる事は間違い無いですわ。(溜息)
加えて例の・・・E.C.Uがトッ捕まえたDQN幹部、そっちで『バエル』(?)ってのが出現したのと同じぐらいの時に留
置場の中で「来たぞ!いよいよ我らが”神話”となる瞬間が!!」って叫んだかと思ったら、どうやったんか判らんけ
ど手刀で自分の首筋を掻っ切って自殺しよったんだわ。
もう・・・なんかヤリ切れん事ばっかりやわホント(溜息)
146 :
触手球体:2005/05/02(月) 23:49:16 ID:hOnfwO7T0
…難しい事は良くわかんない。でも、ここ(生駒山上)でいつまでも一人で瞑想しているわけにもいかないし。
一人でも多くの人を助けられるほうに賭けてみるよ。一昨昨日までみたいな強い力は無いけど。
今から京都、四条河原町に向かいます。…近鉄…、動いてればいいなぁ…。
生駒や信貴の山の周りは、自然が本当に、本当に綺麗。
人類は滅んでも地球はなんてことない。人類が居なければかえってもっと地球は綺麗なのかもしれない。
…それでも。
>プロケルさん
魔能はLANケーブルのようなものに過ぎないよ。現に魔能を抜かれる前と後での私は、
ケーブルを抜く前と後のノートPCくらいの違いしかないもん。
腐海とバアルが繋がっちゃった、それだけの事。きっとデスも一昨日までは予測もしてなかったと思う。
それじゃ、ね。運がよければまた会いましょう。
新兵器が到着した。どうしてこんな素人部隊に・・・と思う様な代物が・・・。
届いた新兵器、それは原子砲、口径165ミリ、射程距離20キロ長、砲弾の弾頭には出来立てほやほやのプルトニウム型核弾頭が取り付けられている。
今、品川から移動した自分の部隊は連邦陸軍習志野基地に配備され、芝浦方面へ既に照準は合わせた。発射命令を待つだけの状態になっている。
どうやら、最後の切り札として都心に核攻撃を仕掛ける様だ・・・まぁ、住民は全て神奈川西部や多摩・北関東へ避難しており仮に発射したとしても被害は最小限に食い止められる。
その上、もう東京は首都ではないからな。先程、連邦政府は東京・横浜からその機能を全て甲府へと移転させるのを終了した。
愛すべき大都会東京を破滅へ追いやらなくてはならないのは非常に悲しく、気が向かない。
しかし、軍属の身の上、逆らう事など出来るものか・・・やるしかない、命令に従って。
>>146 お気を付けて・・・噂では中距離核ミサイルが複数、西側の主要都市に向けて配備されたと言うのが流れている。
危機を未然に防ぐ為の積極的防衛措置だと言うが・・・もしかしたら、我々は世界の滅びる前に滅び去るのかも知りない・・・。
>>143-145 何だか大変な事態になっていますな、お互いに・・・東京はこれから繰り広げられる戦闘によって恐らく滅びる事でしょう。
下手をしたら、首都圏全体が滅びる危険すら孕んでいる。愚かなそして狂気が全てを静かに支配しかけているのが分かる。
>>142 Who are you?
>>141 逃げた方が良い、最悪の場合そちらへ核砲弾が飛んでいく事になる。核砲弾とは言え、核は核だ。核砲弾が効かなければ、核ミサイルが飛んで行くだろう。
異能者であっても被害を避ける事は出来ないだろう・・・ましてや常人には・・・これを運命と言わずしてなんと言う、否これこそ運命なのだ。
少なくとも、クロセル氏を始めとした君達は身分上は民間人だ。
即応予備特務警官である自分と違って離脱する自由はある・・・恐らく、指揮命令系統の混乱によって誤って軍人扱いされているだけだ。
早急に東京いや首都圏からの離脱を・・・今なら、首都圏外への避難民輸送列車が動いている筈だ。もしなければ、貨物列車に乗ると言い。
手筈は全て整えてある、名前をとにかく言ってくれさえすればフリーパスだ。
>>137-140 デスを倒したのか・・・それは凄い、驚嘆の一言に尽きる。色々と思う事はあるかと思うがとにかく気を付けてくれ・・・世の中は一層悪くなるだろうから。
自分はこの所、寝る度に奇妙な夢を以前よりも見る様になった・・・それも深い夢を。
>>136 健闘を祈る、それしか自分には言えない。
149 :
176:2005/05/04(水) 11:29:04 ID:Le3yFEAU0
鉄道警備隊に鈴奈を迎えに行った後、三人で軽いパーティをやった。
ここまで生存した記念のパーティだった。
3人で無事を祝い、美味しい料理を用意し、楽しく騒いだ。
途中で鈴奈が泣き出したのには少し困ったが…
今は二人とも疲れて寝ている。
この二人は守らないとな…
>137
何回も言っているが死んではいけない…
ただ…これしか言えない自分が情けなく思える。
>141
倒れたと聞いて心配したが、無事で何より。
これから世界はどうなるのだろう…
>143
北欧神話のごとく、最終戦争でも起こるのかもしれない…
こっちには未来を予知できる力は無いから、分からないが・
>146
貴方の選んだ道、頑張って進んで欲しい。
>147
東京に核!ヤバイな早く逃げないと。
しかし…偉い学者さんの兵器も通用しなかったのに、核が通じるとは思えない。
役人どもは何を考えているのだ。
結局のところ、人間の敵は人間、になってしまうのか。
今日、リョウがどこかへ行ってしまった。身の回りの物を集めて。
リョウが出て行ってすぐに異能のお姉さんが車でやってきた。
そして僕と美子を車に乗せて、リョウを追いかけた。
町のハズレでリョウを捕まえた。
お姉さんがリョウに言った。
「一体どこに行く気!?まさか・・・この町を捨てるんじゃないでしょうね!?」
リョウはお姉さんから視線をそらせながら言った。
「見てくださいこの町を、俺がやったんです。もう耐えられないです・・・俺のせいで怪我をした、死んだ人間を見るのは・・・」
「嘘」
お姉さんがリョウの言葉を遮った。
「あんまり、下手な嘘はつかないことね。アンタはそんなことでめげるような奴じゃない。
それは私が一番良く知ってる!そんなことで、私に嫌われようとしても駄目!」
リョウは少し驚いて、溜息をついて言った。
「・・・やっぱり、あなたにはかないませんね。・・・俺は門を開けにいきます。
これは、俺にしか出来ないことなんです。・・・人類を救うということは」
「何でアンタなのよ!アンタがいなくなったら、この町はどうするのよ!」
お姉さんがだんだんと涙声になってきた。
「俺がいなくても、西川さんと、山上兄弟と、自警団のメンバーで立派に町を守れますよ。俺が保障します」
「じゃあ・・・じゃあ、私は!?私や美子ちゃんや、デヴィッド君はどうなるのよ・・・」
「デヴィッドたちは、騎士団の皆さんが守ってくれます。そして西川さん、いや・・・マキ。あなたは強い。
あなたは・・・俺よりも強いんです。あなたのその意志の力、俺はそれを持ってません。だから・・・この町を守って欲しいんです。あなたに」
「いやだ!いやだ・・・人を、人を散々弄んどいて、逃げる気なの!?」
リョウはそれには答えず立ち去ろうとした。
するとお姉さんが追いすがるようにして
「じゃあ!せめて私も連れてって!一緒に行かせて・・・」
「車田亮に命令できるのは」
リョウはお姉さんを手で遮った。なんかこう・・・手の平をバッて。
「車田亮以外にはいないのです」
・・・リョウの言葉は、物凄くキツくて有無を言わさない感じだった。
「この旅は、貴女には耐えられないものとなります。貴女を連れて行くわけには行きません」
「・・・足手まといってこと?」
「はっきり言うと」
リョウの言葉にお姉さんが泣き出した。
でも、きゅっと涙を払って強気に言った。
「じゃあ、これだけは約束しなさい。絶対に生きて帰ってくること!もし死にやがりでもしたら・・・ぶっ殺すわよ!」
するとリョウがようやく笑ってお姉さんを抱きしめながら言った。
「了解しました・・・確かにどんな目にあうんだか、怖くて死ねません。
・・・俺からもお願いします。これから何があろうと、決して希望を捨てないで。
決して未来を諦めないで。そして・・・俺を待っていてください」
「随分と都合のいい話ね。・・・いいわ。お願いされてあげる」
そしてリョウがお姉さんの額にキスして、あたりにほこりが舞ったかと思うともうリョウははるか彼方まで飛んで行っていた。
・・・リョウが僕に言ったんだ。
僕に身体はないけど、心は残ってるって。その心で美子を守れって。
・・・とりあえず僕は、この町に残りたい。
お姉さんもいるし、美子ちゃんのお父さんやお母さんが死んだ町だし。・・・僕が、死んだ町だし。
僕に出来ることなんか限られてるけど、ここを離れたくないんだ。
>140
ラディウスだとか鬼眼人だとかの言葉の意味を訊いても、リョウは何もこたえてくれなかった。
リョウも知らないみたいだった。
でも「レッド」だけは・・・「友だ」とだけ言ってた。よくは意味が分からなかったんだけど、それっきり何も言わなかった。
リョウを止めることは出来なかった。たぶん、誰にも。
だって、リョウが自分で決めたことだもん。
>143 >149
リョウは、行っちゃったよ。どこか遠い所に。
でも・・・死なない。あんなに強いんだから。
お姉さんとも、約束したしね。
>146
リョウがいっつも言ってた。
「人間がいないほうが地球にいいに決まってる。だが俺たちは人間だ。力いっぱい生きて、発展しようとしなければ、それこそ自然のルールに反する」って。
だから、貴方も死ぬまで本気で生きてください。
>147
リョウが言ってた。「今さら核など使っても、無駄に被害が出るだけだ。奴らはそんなもので倒せない」
・・・でも、壊れたとしても時間が経てばまた復活するよ。ヒロシマやナガサキがそうだったみたいに。
153 :
デヴィッド:2005/05/04(水) 12:48:47 ID:cKrQ+v4K0
・・・あれ?リョウが使ってた名前が残ってる?
>150-152は僕だよ。
154 :
366:2005/05/04(水) 17:58:36 ID:Yl+rBBPL0
もうダメかも知れない。
龍は強かった。
どこまで逃げても追ってきた。僕は腕を食いちぎられた。
血は出なかった。そして僕が意識を失うときに、それをみた。
カラ君と白蛇さんが光となって石の中に吸い込まれていった。
「ごめんね、こんな結果になってしまって。」
「おれたちはあの石に閉じ込められた「悪魔だったもの」だ。」
そして、こんなことを言っていた。
白蛇さんは龍から送られてきたスパイだったこと、石は帰りの遅いスパイへの「脅し」だったこと。
彼らはずっと謝っていたが気にしないでほしい。どうせ彼らがいなければ僕はあの林の中で死んでいただろうから。
そして、嬉しかった。僕が何をしたわけでもないのに彼らは僕をすくおうとしてくれたから。
そして「最期」に何かこの世界を手伝えることはあるのだろうか。
血も何故か出ていないし(まるでそこに何も存在しなかったかのよう)
致命傷もあるわけでもない。でも何か感じる。自分の中で何かが眠りにつこうとしているような…
こちらレインボーブリッジの側。此処からならバエルがよく見える。
・・・俺は東京を出る気も、ましてや見捨てる気もさらさら無い。死ぬのなら東京で死にたい。
もっとも俺が死ぬ時は、あの女を殺してからだが。
バエルが本格的に活動を始めたらしい。怪物の量が多くなってきやがった。
品川の部隊の一部が習志野に移ったせいか、粛清者共も侵入してきた。お台場は戦場と化している。
こんな情勢だと、習志野からいつ核攻撃が始まってもおかしくないな。
人類の兵器がバエルに通用するか・・・この眼でとくと拝見するとしよう。
>145
ううん・・・やはり異能者達がバエルの出現を感知しているみたいだな。
デス亡き今、京都は粛清者さえ抑えれば平和になるはずだ!頑張ってください!
>146
人間と自然は相反するもの。お互いせめぎ合う運命・・・俺はこう考えている。くれぐれもお気をつけて。
やはり、どこにどんな悪魔が出てくるなんて見当もつかないわけか・・・厄介ですな。
>148
暖かいお心遣い、本当にありがとうございます。
でも俺はこの眼で、東京の行く末を見たいんだ。今回ばかりはわがままを言わせてください。
遠慮なく核攻撃を。
>149
おお、176さん無事でしたか!よかった・・・。
あの女は俺が!この手で!絶対!仕留めて見せます!
>152
うう・・・ついに行っちまったのか。去り際にカコイイことしやがって。
リョウさんが向かうところ。間違いなく静岡の門、か。止められるものなら止めたいが。畜生!
デヴィッド君。君は男だ!絶対に美子さんと西川さんを守りぬけよ!
>154
ま、待て待て!死ぬのはまだ早いんじゃないのか!?近くの町まで何とか行けるか?
【命令第特A-021号 攻撃命令】
発連邦軍統合参謀本部長
宛特務警察師団臨品第1特科連隊長
・目標番号T-109M及びT-110Mへ核砲弾10発の発車を命ず。
・この命令書を受領次第、即時に攻撃を実行する事。
以上
とうとう来ました・・・攻撃命令が、只今より発射します・・・。
総員、配置ー!目標T-109M及びT-110M、P弾10発連射用意・・・撃てっ
今日はどうも。
今回こんな形で皆さんに・・・その・・・クソ!クソクソクソ!!
スイマセン、汚い言葉を使ってしまいまして・・・その・・・。
あの・・・京都の方ですが、本日クロノス騎士団の方で集会があり、リーダーの「神託者」から八卦衆メンバーを含む
団員の全員に次の様な通達が出たそうです。
「騎士団の皆さん、昨晩私の元にレッドと名乗る方よりメッセージが来ました。いよいよです。門が開く時が来ました。
正確な日付は追って連絡するとの事でしたが・・・。それに伴って、ここに集まって頂いた皆さんにお伝えします。これ
よりクロノス騎士団は・・・騎士団は・・・団員全員の本部での任を解く事とします。そして皆さんは此れより、大手町
いえ京都の・・・そして関西の、一般の方々への避難と護衛を命じます。門が開けば、ここ(関西)も無事では済みませ
ん。従って・・・騎士団の皆さん!どうか一人でも多くの人を助け、そして生き延びて下さい。これから起る災いの後に
・・・出来るだけ多くの希望を残す為に・・・。」
この通達の後、騎士団本部の団員全員が今京都の・・・更には関西/近畿方面に散開していき・・・一般の方々の救助と護
衛に中っています・・・皆それぞれ涙を堪えながら。
本来この連絡は・・・所長がするべきなのですが・・・クソ!昨日、兵庫南の方へ、騎士団からの付き添いの方と一緒に、
車田(=リョウ@117)さん所のデヴィッド君と美子ちゃんを迎えに行った帰り・・・E.C.Uと粛清者の最後の残党との銃
撃戦に巻き込まれて・・・何だよチクショウ!!人には生きろ生きろって!無理せず生きろって!!散々言っといて自分は
何だよ!!俺もあの場に居たのに・・・所長の乗った車のすぐ前を走ってたのに・・・銃撃戦の修羅場を抜けてホッ!とし
てたら、後ろの方から女の子の悲鳴が聞こえて・・・急いで見に行ったら会社のワゴンの助手席で・・・何だよ!俺その場
に居たのに!!何も出来やしなかった!!・・・もう班長や仲間にどの顔見せたら・・・。
すまない・・・なんか救護所の方でも何か騒いでる見たいなんで・・・一旦切ります。
後でまた・・・
……どう言う事……? 目が覚めたら……街が……ボロボロだ……。
気絶する前でも、こんなに酷くは無かったのに、どうして……?
それに、みるくもエリスもメリッサもいない。両親の話とここの書き込みから行き先は
分かったけど……無事かな? いや、きっとみんな無事だ。あの子達が簡単に
どうにかなるはずは無いから。
他の地域も、酷いですね……東京にはバアルに核兵器、関西には疫病。リョウさんなんか、
『門』の開放に行くなんて……。関電の所長さんも死亡なんて……そんな事って……。
僕が眠っている間に、いろんな事が起こりすぎてるよ。頭がパニックになりそうだ。
……く……長く眠っていたせいかな?体の調子がおかしい……熱でもあるみたいに
体中がカッカしている。すみません、レス返しはちょっと無理みたいです。
どうか、次に目覚めた時、事態が僅かでも好転していますように……。
レッドは言った
この世に偶然などは存在しない
全ては因果であり、必然なのだと
人はそれを運命と呼び、それに縛られてきた
そして彼奴がやってくるのもまた運命なのだと
だが、と彼は言った
自然とはそんなものでどうにかなってしまうほど
ちっぽけなものではない
この偉大なる大宇宙の前には
神すらもほんの小さな存在に過ぎない
しかし人類とは斯くも弱い存在
正常では運命に立ち向かうことすら不可能だ
だが・・・
お前には意志の力がある
膨大な感情がある
そう、お前と彼奴は似ている
彼奴は感情だ
命そのものだ
お前はそれをそっと吹き消せばいい。
お前にならできるはずだ
命ある限り可能なはずだ
そう、お前も私も
正常な者ではないのだ
自然の偉大なるプログラムに生まれた小さなバグだ
小さな腫瘍はやがて体全体を蝕み、破壊する
そう、私は運命の中の癌となろう
そして、人類を・・・
レッドは言った
人類を、救えと
いいだろう、俺の心を貸してやる
今・・・今救護所の方から戻ってきました・・・何とか皆落ち着いた様なんで。
さっき救護所で、触手球体氏の御弟子さん・・・白コートの方が騒いでたので、皆で抑えに行ったんですが
、その時に彼が喚いて・・・その・・・奈良から京都に掛けての山間部で山賊行為を働くDQNどもを摘発し
てた警備隊から連絡が入り、その際に・・・彼の・・・触手球体の遺体が見つかったとか言う連絡が・・・。
それで、連絡を聞いた御弟子さんが・・・「止めるな!あのタヌキ親父め・・・先に逝きやがって!!」とか
「あのクソ山賊ども皆殺しにする!弟子が師匠の弔いやって何が悪い!?」って叫びながら飛び出して行きそ
うになってたんですが、その後で何とか・・・近くに居たイマム班長が彼に・・・御弟子さんに喝を入れて何
とか鎮まったのですが・・・。
クソ!何だよっ!!何で皆先に逝っちまうんだよクソッタレがぁ!!
失礼・・・もう・・・何か落ち着けないというか・・・。
現在は○電作業チームの指揮はイマム班長が執っています。
それと後もう少し・・・といっても、まだ幾分か時間はありますが、西日本方面の通信回線は防衛隊優先に切替わる為
に、こうした報告も送れなくなるでしょうし・・・また全てが終わった後も皆さんにレス返し等の書き込みも出来ない
かもしれませんが、とにかく・・・フッ・・・こんな時にはもっと気の利いた事を言いたいんですが、何分・・・不精
者なんで・・・とにかく最後まで諦めないで下さい皆さん。
では・・・幸 運 を ! !
これだ!!これが見たかった!!ああ、すごくいい
人間どもの抵抗が始まったか。
ハハハ…!やっぱりな。馬鹿な連中だ。
終末(ほろび)が始まったのだ。心が踊るな。
……それにしても、非道い人だ、貴女(モリー)は…。
私も此奴(ノワール)も連れて回しておきながら、
我らを置いて、一人で先に地獄に向かって進撃する気だ…。
目を覚ませ、モリー。
終末とはそれだ。地獄はここだ。
我らは無限に奪い、無限に奪われるのだ。無限に亡ぼし、無限に亡ぼされるのだ。
そのために、私は破壊本能とあらゆる武器を携え、貴女の命令を待っている…。
もう一度言う。目を覚ませ、我が主よ。
見ろ…絶望が来るぞ…阿鼻叫喚と共に…。
昨夜・・・遂に、バエルへの核砲撃が開始された。
合計10発。砲弾は正確に標的へ命中し、大きく白い光の柱をぶち上げた。
爆心地からは巨大なきのこ雲が上がり、バエルは雲に覆われて見えなくなっていた。
恐ろしいまでの威力。俺達も人類の叡智の勝利を確信し、ほっと一息をついた。
だが・・・
次の瞬間。分厚い雲が内部からの閃光によって破られ、バエルは再び姿を現した。
かすり傷一つ負わずに、寡黙に、何も無かったかのように、再び活動を始めた。
恐らく核攻撃を吸収しちまったんだろう、むしろ前よりも活発に。
奴が生み出した怪物も一段と強く、多くなってきた。
核砲撃が奴に効かないと分かった今、人類が奴を倒すのはもはや不可能かもしれない。
今後核ミサイルでの攻撃も実施されるだろうが、効く望みは極めて薄い。完全に否定は出来ないが。
人類の滅亡は運命なのか?これからは悪魔が地球の頂点に君臨する運命なのか?
いっそ、人間などやめて悪魔になっちまいたい・・・。
>158
大丈夫か?異能の暴走が始まっていなければいいが・・・。関西・関東ともかなり危険な状態だな。
ある程度の覚悟はしていた方がよさそうだ。
>159
ちょっと待て!そのレッドという輩が本当のことを言っているという保障は何処にあるんだ?
門を開けることなんてデスでも出来たはずだ。何故そいつはデスを殺したんだ!
くそ・・・どうか落ち着いてくれ!
>160
嘘・・・だろ・・・?関電の所長さんが死んだなんて?
しかも触手球体さんも・・・ああ、そういえば車谷君がさっき突然こんなことを呟いたよ。
「僕に力をくれた・・・先生が・・・死んだ・・・」と。
こんなことあってたまるかぁ!!俺達の何が間違っているんだ!!
【連邦政府、関東地方へ核攻撃。一部地域に無期限封鎖令発令。】
連邦政府総統府は会見にて、連邦軍が東京へ核攻撃を行ったと発表した。核攻撃の行われたのは芝浦ふ頭及び有明地区で
プルトニウム型核砲弾10発及び追加攻撃で水爆一発をが投下された。
衛星写真からの情報によれば現場周辺は半径8キロに渡って焦土と化し、広範囲で大火災が発生、放射能の濃度も極めて
高く「稼動中の原子炉中心の濃度の数倍」に達しており、広報官によれば、「防護服を着ていても数十秒で死亡する濃度」である
と言う。
この為、現場にて取り残されていた連邦軍兵士等数百名の安否は絶望的なものとされ、一部議員・国防省・連邦軍の一部から
は国防省と連邦軍首脳に対して攻撃を命令した総統への責任論が浮上しており、今後の政局を左右する問題として注目を集め
そうだ。
また同会見にて、内務省と国土省の担当者は神奈川県東部・東京都多摩地区以外の全域・埼玉県東部・千葉県全域・茨城県
南部とその他個別に指定した地区へ無期限封鎖令を発令したと明らかにした。尚、攻撃の対象となった未確認生物の生死に関
しては「今のところ、はっきりと確認出来た訳ではないが仮に失敗していたとしても、まだ手はある。」と語った。
砲撃の後、放射能から逃れる為にすぐに列車で東北地方へと移動し、現在会津若松にいます。
自分たちがこれからどこへ行くのかはまだ分かりませんが、数日間の休暇が与えられているので
少しでも疲れを癒せたらと思っていますが・・・そうも言ってられないのが現実ですな・・・。
とにかく、現在東京は放射能と大火災によるこの世の地獄と化している事には変わりはない。
幸いにして、核砲弾による攻撃の後はクロセル氏は無事であった様だか、その後の水爆攻撃には
果たして・・・無事である事を願うばかり・・・しかし、水爆まで開発していたとは、中々のものだよ。
だが、会見にて政府関係者が言っていた次なる手・・・こればかりは皆目見当が付かない。そもそも
以後の関東地方の管理はもう自分たちの手には無い・・・。まぁ、出来る限り情報を集めておこう。
>>162 無事で良かった・・・とはいえ、その後に行われた水爆攻撃に耐えられたかどうかが気になります。
今後は全く見通しが立ちません、ただまだ何か手はあるようですので、わすがながら希望の糸は
通じていると言えるでしょう。
>>161 鍋にして食い殺すぞ、このワン公。腹減ってるから丁度良い・・・若い頃を思い出すねぇ・・・あれは美味かった。
>>160 とにかく今は落ち着いて、関西の情勢はまだ関東よりマシだ。関東は・・・恐らく、数十年間人跡不毛の土地となるだろう。
そして、御二方のご冥福をお祈りします。
>>159 1つだけ教えておこう、都市を離れた方が良い。山梨に知人がいるからそこを頼りなさい、今ならまだ移動が出来る。
165 :
デヴィッド:2005/05/06(金) 22:53:39 ID:Eefal6sR0
僕のすぐ目の前で、所長さんやたくさんの人たちが死んでいった・・・
僕のせいだ。僕が行くのは嫌だって時間を使わなかったら、あいつらにも襲われなかったかもしれないのに・・・
とりあえず今は・・・どこだろう、ここは。山の中だ。
来た道を帰ってきたつもりだけど、なんとかして戻らなきゃ。
パソコンを持ってきてよかった。異能のお姉さんにメールもできたし、何とか合流したい。
山賊が出なければいいけど・・・僕だけならいいんだ、もう生きてる人間なんかちっとも怖くないし。
でも、美子を守らなきゃならないんだ。
僕も、戦う力が欲しい・・・
>157 >160
本当に、ごめんなさい。
あの時僕も何も出来なかった。ただ美子をつれて逃げることしか・・・
球体触手さんも死んだの・・・これからもっともっとたくさんの人が死ぬと思う。でも・・・希望を捨てちゃだめだよ。
希望を捨てること、それこそが真の絶望なんだ。・・・リョウの受け売りだけどね。
>159
リョウ?持っていったパソコンで書き込んでるの?
今どこにいるの?・・・出来れば戻ってきて欲しい。
お姉さんも美子も言ってた。リョウがいれば凄く心強いから。
>162
リョウの言うとおりになっちゃったね・・・核砲弾10発に水爆でも死なないだなんて、本物の化け物だね・・・
それよりも早く逃げて、放射能は肉体を持つ者にとって最強の毒だよ。いくら魔能者でも・・・耐えられないよ。
あと・・・リョウを信じてあげて。リョウは物凄く落ち着いてる。レッドは悪い奴じゃない。そんな気がする。ユーレーの勘で
>163
どうして、東京ばかりそんな目にあうんだろう・・・魔能者が多いから?じゃあ、何故魔能者がそんなに・・・粛清者もだ。
先程の書き込みの直後、上空を一機の飛行機が飛んでいった。
それはすぐに飛び去ったかと思うと、「何か」を俺達の頭上に落としていった。
俺達がその光景を見ている時点で、もう既に手遅れだったのかもしれない・・・。
「何か」がバエルの頭上に落ちると、辺りは一瞬ブラックアウトし次の瞬間には強烈な白に包まれた。
ここで俺の記憶はしばらく途切れる。気絶していたのかもしれないな。
目を覚ますと、俺はかつてのお台場があった地面に突っ伏していた。不思議なことに無傷だった。
起き上がると・・・かつての東京の、かつての俺の故郷の、変わり果てた姿をこの眼で見た。
見渡す限り赤茶色の焦土。僅かに残った建物らしき瓦礫以外、隆起している部分さえも無い。
海も、川も、全てが蒸発し同じように焦土と成り果てていた。
木も、花も、全てが焼き尽くされその姿を残してはいなかった。
これが東京なのか。かつて日本の中心地として栄えた東京なのか?
そんな問いに答える者も、もういない。
ふと後ろを見ると、人が二人横たわりその傍らで一人がうずくまっていた。
・・・車谷君と風牙さんだった。二人とも無傷だったが、体は冷たくなっていた。
フォカロルは隣でずっと泣いていたらしい。泣き腫らした眼をこちらに向け、こう言った。
「たった一匹の、たった一匹の悪魔を殺すために、人間はこんな酷いことをしたって言うの!?
町も、人も、全てが失われたわ!どんな悪魔だって、こんな酷いこと・・・できっこないわ!!」
フォカロルの後ろには、寄り添うようにバエルがその姿を見せていた。
・・・8本の足を動かしながら。
その後、フォカロルから話を聞いた。
あの水爆が炸裂した直後、車谷君が前に躍り出て治癒の異能を全開で放出したこと。
それと同時に風牙さんが突風を全開で放出し、爆風を抑えたこと。
そのおかげでここ一帯には放射能が少なく、俺達が生きていられるらしい。
そんな中で俺はマヌケにのびていたわけだ。・・・情けないっ・・・!
いずれ残りの放射能もバエルが吸い取ってしまうだろう。奴は核砲撃前よりも明らかに元気になっている。
しかしこの焦土はもはやどうしようもない。地中にも放射能は染み込み、危険な状態であることに変わりは無い。
・・・俺は人間に絶望はしない。信じられるところが少しでもある限り、人間に希望を持っていこうと思う。
・・・そして何よりも、フォカロルがいてくれる限り、俺は彼女を守ってあげたい。
>164
俺は貴方の判断は最善だったと信じている。このバエルが今後どんな脅威になるか分からないからな。
水爆が効かなかったら次の手を考える。それだけのこと。
>165
何とか放射能だけは浴びずに済んだよ。生きていられる。
レッドって奴、俺はまだ信じられないんだが・・・すまない。デスの件があるからな。
直接会ったことは無いが、このネットを通して知り合った人が死んでいくのは悲しいものだ…
核砲弾からは逃げられたものの、事態はますます悪化の一途をたどっている。
避難所に着いてしばらくしたら、食料の不足から暴動が起き、虐殺が始まった。
持つ者が持たざる者を屠る、ついには人肉まで食いだす始末だ。
この光景を見たら、悪魔どものやってる事はまだかわいく見えてくる。
辺り一面広がる血の海、血の匂い…
しかし今は無人だ、正常者は…全員殺され、異常者は……全員殺した…
鈴奈と弥生が、食料捜索に外に出ていて居なかったのが幸いともいえるが。
この返り血で真紅に染まった姿を見たら、何を…思うだろうな……
>159
これも必然か…だとしたら運命というのは、どうしても人殺しを私にさせたいらしい。
ここまで来たら、最後まで付き合うしかないか…
人類を救うとか世界を救うなんて事はヒーローに任せるよ、レッドとやらが何者かは知らんが、奴らに一泡吹かせてやれ!
私は私に出来る事をするだけだ。
>160
所長さんに続き、触手さんも逝ってしまったか…
世の中どうして良い人から死んでいくんだろう、やりきれない…
>163
この後に及んで役人どもは責任の擦り付け合いか…
実行犯として、政府から責任を押し付けられるかもしれないので、注意してください。
>165
何も出来なかった訳じゃないだろ、少なくとも1人つれて逃げる事が出来たじゃないか!
もっと自分に自信を持つといい、予想だが…その子の事、最後まで守れるだろう。
>166
また2人死んでしまったのか…辛いな…
そっちに行きたいが…放射能のために近づけない、最後まで死ぬんじゃないぞ!
169 :
176:2005/05/07(土) 13:01:56 ID:xcH6ypCO0
名前書き忘れるなんてな…疲れてるのかな…
>168は私だ。
おお!ついに繋がった!ひゃっほう!
って、喜んでられないんだよな・・・こちらカルフォリニア。
なんかもー日本もエライことになってるみたいだな。アメリカは・・・もうだめだよ。
3月の下旬頃かな、その頃ニューヨークに巨大なクレーターが突如出現した。
その時は隕石が原因だろうとされていたんだが、それからアメリカ全土で薄いローブを羽織った美男美女が目撃された。
そしてそいつが目撃されたところでは必ず人間がかなりの数消滅してるんだ。・・・巨大なクレーターを残してね。
どうやら日本で「デス」と呼ばれていた奴と同じ奴みたいだな。まあほかにも色んな災害があったんだが・・・
まあとにかく、ついに俺が住んでいたところにもそいつが現れたんだよ!
町は一瞬で地獄と化した。俺は超能力でバリアを作って、物陰に隠れて全く動けなかった。
そしてそいつが手に持った杖みたいなものを振りかざした時だ。
物凄い音、なんかこう「キィーーーーーン!」っていうジェット機みたいな音がして、一人の男がそいつの目の前に現れた。
たぶん、飛んできたんだろうけど、目で見える速さじゃなかった。
そいつが尋常な姿じゃなかった。形は普通の20代前半の男なんだけど
長い髪がなんだかゆらゆら波打って、目が5つもあった!しかもそのうち額の三つは青く光って!
んで服から出てる手とかになんつうかこう、幾何学模様?見たいな感じで青いラインがあった。
で、しばらく睨みあっていたかと思うと、突然二人の姿が消えたかと思うと上空で物凄い爆発があった。
あまりの光に目がくらんで、何も分からなかったんだけど、物凄く地面が揺れたことだけはわかった。
そしてやっと目が開いたら、全てが終わっていた。
地面に穴が開いて、それも普通の穴じゃない。幅は4メートルぐらいなんだけど、深さは待ったくわからなかった。
石を落としてみても底につく気配がなかった。
そしてあの5つ目の男が空に浮いていて、そいつの周りをクリスタル?みたいなものが1つ回っていた。
で、そいつの・・・テレパシーっていうのかな?声が頭に響いたんだ。驚くことに日本語だった。
「NO.5・・・これで8つ。あと一つか!NO.9!」
で再びあの金属音が聞こえたかと思うと、もう姿がなかった。
一体何者なんだ?あいつは。このスレをよく読めないんだが、誰か知らないか?
ま、次に回線が繋がる時まで俺が生きてるとは思えんがね・・・アメリカ国民は1年前の10パーセントになったって話だ。
もう、世界は終わっちまうのかな・・・せめて死ぬ時はアンデッドにならずに楽に死にたいなぁ。
業務的な報告が最初になっちゃいます・・・ゴメンナサイ!皆さん。
今朝ですが、騎士団のリーダーさんが柊(ひいらぎ)さん・・・この人は八卦宗の御頭さんです・・・その方と二人で
魔方陣の、これは皆が”鍵穴”って言ってる場所ですね?その魔方陣のある地域に行かれました。
どうやらレッドさんが鍵で門を開けるのを最後まで見届けるつもりの様で、僕も一緒にって申し出たんですが・・・断
られちゃいました。 貴方は京都守護の要の一人だからってw。
どうも初めまして。
ぱそこん?って言うんですか・・・これを通してですが、皆さんに僕の言葉を直接に伝えるのは初めてですね。
もうすぐ・・・って言っても全部の回線じゃあ無いんですが、関電の使ってる回線が防衛隊の通信が優先になるって言
うんで加藤先輩に「最後ぐらい自分で皆に言葉を届けてみろ」って言われて、それで今これを書いてます。
でも・・・難しいんですよやっぱり・・・パソコンって(苦笑)
それに今・・・隣に居るんですよ、加藤先輩に亜里沙に、おまけにルビアまで、もう恥ずかしくって本当に・・・はは
でも結局書く羽目になっちゃいまして・・・でも呂先輩よりはマシかな?なにせ呂先輩になったらもう、「東洋じゃあ
英雄って呼ばれる者は自分の名を声高に宣言するんだ」とかって名乗る文句まで練習させられたんですよもう。
こんな感じです
月影の魔術師こと父グレーケンより生を受け、
空舞う格闘士こと母ナオミに抱かれし者、
我が名はロキュウタス・・・月影の錬金術師
遠き者は風の声に、その名を聞くべし
ってヘンな事ばっかり書いちゃいましたね・・・スイマセンほんと
それと皆さんへ・・・レス返しって言うんですか?1つしか返せないのは勘弁してください。
もう今の文章だけで凄い時間かかっちゃったもので(苦笑)
>165
デヴィッド君・・・もし所長さんがこれを見てたら、きっとこう言うはずだよ。
「くよくよ落ち込んでる暇があったら、さっさと美子ちゃんを家まで送り届けろ!そしてしっかり守ってやれ!
今の美子ちゃんにとってはデヴィッド君がヒーローなんだから、その君が落ち込んでてど〜〜するねん!?」
って何か可笑しいなぁ・・・言ってる事が本当に所長さん見たいになってるよ・・・所長さん・・・居てくれた
ら・・・きっと・・・。
すいません皆さん・・・湿っぽくなっちゃいましたね。
じゃあ、そろそろ時間なんで・・・でもお別れの言葉は言いたくありません。
このまま皆と・・・一緒に頑張ってきた皆と哀しいお別れしたくないし・・・だから
こう言うことにします。
皆さん・・・ 行 っ て 来 ま す !
重大な情報を掴んでしまった・・・真実なら核兵器なぞまだ可愛い物になるだろう・・・。
掴んだ情報、これはつい先日知り合った特殊部隊の連中が捨てたゴミの中から見つけたのだが、どうやらとんでもない物を我々人類は創りだしてしまった様だ。
それは一言で言えば新型のガス、概要は・・・人体の破壊、これだけならこれまで存在した幾多のガスと変わりは無い・・・しかし、恐るべきはこの後にある。
そう、このガスは人体の破壊と言いながら実は精神面、もっとわかり易く言えば霊的な物へ作用し、破壊すると言う極めて特殊なガスだ。
これが我々の最終兵器なのだろう・・・一体どの様な技術を基に作られたのかは不明だが、自分の勘が正しければ恐らくナチス一党が関与している事と思われる。
仮に異能者が関与していたとしても、それは一部のみ・・・そう人体実験と言う最も重要な場面において・・・そして、その事を裏付けるかのようにご丁寧に耐性剤まで開発されている。
恐らく、今日の昼に全員が接種された「予防注射」はこのガス対策だろう。
人類は・・・神の領域に入り込んでしまったのだ・・・。科学は第二のバベルの塔と化すのか・・・。最後に気になる新聞記事を上げておこう。
【連邦軍、特殊作戦発動か?】
情報筋に寄ると、連邦軍が無期限封鎖地区内において何らかの活動を開始した模様である事が判明した。詳細は不明であるが、何らかの重大な作戦である事は間違いないようである。
尚、この件に関して総統府及び国防省に対して問い合わせたが、何の返答も得られなかった。
短い記事だか、テレビとラジオが国家統制下にある1つの企業に纏められている現在、かつてと変わらぬ体制を維持している新聞のみが最後の希望だ・・・。
ごめんなさい!本当にごめんなさい!湿っぽくなり過ぎて伝えなきゃならない事を忘れてました!
デヴィッド君・・・紫音(しおん)さんって覚えてる?ほら所長さんと一緒に君達の事を迎えに行ってくれ
た騎士団のお姉さんだよ。
お姉さんは無事だった見たいで一旦は警備隊に保護されたそうなんだけど、でも君達の事が心配だとか言っ
てて今は兵庫南の方に行ってるそうだよ。
それでさっき僕の方からも連絡してみたら、西川さん(っで良いかな?)って人と一緒に探しに出たみたい
だったんで、だから諦めちゃダメだよ!ヒーローは絶対に挫けないんだから!
すいません皆さん・・・書き込み忘れたの思い出したら加藤先輩に突っつかれまして(苦笑)
176 :
176:2005/05/08(日) 03:17:36 ID:80nlsda60
今日2人が死んだ。
昨日まで泣いたり笑ったりしていた二人が…
この前2人を守ると、誓ったがそれも無駄になった。
結局私には何も出来なかった。
返り血に染まった私の姿を見ても、何もいわずに接してくれた二人が死んでしまった。
こうも無力なのか……
ちくしょう!ちくしょう!
2人を返せ!返してくれ!
ちくしょう…返して…くれよ…
2人は…ガスのため死亡した。
私はこの能力のためか、影響を受けていない。
やる事が出来た、鈴奈…弥生…もう少し待ってくれ、
そっちに行くのは…もう少し先になりそうだ。
これから私は…いや俺は…
まずはワクチンをクロセルさんに届けよう。
全てはそれからだ……
177 :
東北在住♀:2005/05/08(日) 07:31:26 ID:Fp2tA1gKO
こんにちわ皆さん、お久しぶりです。たった今、獣の遠吠えで目が覚めました。
私はいったいどれ程眠っていたのか。眠っている間に何が起きたのか。
私にはさっぱりわかりません。わかりませんが、大体の推測は出来ます。
事体は好転しなかった。世界は確実に終末に向かって進んでいる、と…。
何でこんな事になってしまったんでしょうか?私達が一体何をしたと言うんでしょうか…?
私の隣には、冷たくなったノワールが横たわっていました。まるで私を守るかのように…。
そして、私の前に跪く男がいます。その首輪……もしかして、グレちゃん…?
ねえ…何で手が血で汚れてるの?
ねえ……何で口元が真っ赤に染まってるの?
ねぇ………何で血まみれのノワールの首輪を持ってるの…?
…グレ、ちゃん…?
や…やだ…やだよぅ……離して…離してったら……!そんなに力入れて抱かれたら苦しいよぉ…!
やだ…何で…何でグレちゃんが泣いてるの?
モリーなんて知らない!我が主(マイマスター)なんて呼ばないで…!
私は私だもん!!!!
大佐(全く・・・これが東京か・・・あの大都会東京がこの様になるとは、全く予想もしなかったことだよ。
そして、自分がその中に乗り込む羽目になるとは・・・。)
兵士「失礼致します、大佐殿。ただいま黒川第二分隊一同帰還いたしました。」
大佐「ご苦労・・・どうだ、散布状況は?」
兵士「はっ、地下街及び地下鉄への散布は終了しました。現在下水道及び上水道内へ散布を行っております。」
大佐「そうか・・・ご苦労、所で放射能の方は如何だ?先程の報告によれば、ここより東の地区は酷いと見受けられるが・・・。」
兵士「はっ、放射能濃度につきましては現在散布を行っています地域より東へ5キロほどの区画に限りましては、
我々なら十二分に耐えられる濃度に留まっております。しかしながら、それより先の区画に尽きましては今だ強く、
もう少し様子を見る必要があるかとは思われます。」
大佐「そうかご苦労・・・それでは君はこれから休憩だったな、コーヒーを用意しておいたから部下と共にしばし疲れを癒したまえ。
今度は私が行く番であるからな。帰ってくるまでよろしく頼むぞ。」
兵士「了解しました。大佐お気を付けて・・・無事を祈ります。」
大佐「ははは、何を言うんだね君は・・・この封鎖地域で我々意外に動けるものは魔物以外は存在しない・・・最も、それも間も無く
崩れ去る神話に過ぎないがな。それでは行って来る。」
兵士「御武運をお祈りします、一同大佐殿及び交代部隊に敬礼!」
179 :
176:2005/05/08(日) 16:04:31 ID:ak7BiecZ0
封鎖地域の境界にある詰め所を襲撃し、ワクチンを強奪した。
数人居たが、銃弾を撃ち込んで黙らせた。
もう二度と喋る事も無いだろう。
その足でクロセルさんにワクチンを届け、ガスの事を話した。
最初は赤く染まった姿を見て、警戒してたが…当然だろう。
「その姿はどうしたんだ?」
と聞かれた。
俺は「ゴミ掃除」とだけ答えておいたが、フォカロルさんには気付かれたようだ。
「嘘でしょ…血の匂いがきつ過ぎるよ…いったいどうしたの…」
俺は答えずに立ち去ったよ。
さようなら二人とも、もう会う事も無いだろう…
そして再び封鎖地帯の詰め所に戻った。
途中、ガスを散布している部隊に遭遇したため、
1人を除いて、全員あの世に送り届けた。
慈悲も無く…容赦も無く…ただ殺した。
別に何にも感じなかった。
奴らは害虫だ、手心を加える必要もあるまい。
残した奴は、メッセンジャーにした。
これを書き込んでる頃にメッセージが届いているだろう。
ゴミ掃除の時間の始まりだ、非常に楽しくなってきた。
さようなら皆…今度こそお別れだ…
176さん、dクス。異能者といえどもワクチンがなかったらお陀仏だっただろう。
このガスがバエルに効いているかどうかは疑わしい。まだ活動しているからな。
放射能の次は霊魂破壊ガス、か。たかが一匹の悪魔のために。こうなりゃ人間と悪魔の根くらべだ!
今はフォカロルと共にお台場から上野へ移動中。お台場よりはマシな治安だろうからな。
粛清者も水爆・霊魂破壊ガスと来れば一たまりも無いだろう。今まで一回も見ていないし。
・・・もう俺に出来ることは一つしかない。この滅亡した東京で、あの女・・・預言者とのカタをつけることしか。
あの女のことだ。既にガスや放射能の対策もし、悠々とこの東京の空を飛んでいるのだろう。
フォカロルの安全のためにも、こいつが終わったら東京を出て近畿に向かうつもりだ。
その前にバエルも何とかなればいいが。
>171
アメリカもとうとう終わりか。この前までイラクでドンパチやってたのが嘘みたいだ。
ところで、君が見た「五つ目の男」・・・もしかしたらリョウさんことか?
門を開けるために例のクリスタルを集めていると考えれば辻褄があうが。
>175
おお、ロック君!元気か?会ったことも無いのになんだか懐かしい気がするな。
不謹慎だが、そっちは楽しそうだなあ・・・こっちを見てみろよ。焼け野原だぞ。
だから、絶対に希望を捨てるな。最後まで京都を守り抜いてくれ!カコイイぞロック!
>177
お、おい・・・よく分かんねえが、やばそうだぞ。
今までの犬がモリーと言っているのか?憑依されたような感じだな・・・。
東北在住さんの近くにいる人、誰かいないのか?
私と友はこの幾日か、世界を回り鍵を集めました。
そしてその最後の一つは・・・むこうから自然とやってくることになるでしょう。
さて、世界を巡り、その目で見た世界は今まさに危機に瀕している。友はその認識を改めて強めました。
彼は言うのです。救いとはどこにあるのか、と。
今世界に蔓延している死とは全ての最終局面であり、永遠の安息への道しるべでしかないのです。
そう、救いとは死なのです。世界は今まさに命というものを超越した、さらに高尚なる境地へと歩みを進めているのです。
友は言いました。そんな救いなんて、俺はいらない。命とは生きてこそ輝くものだ、と。
さらに、ならば人類を救えというのは、人類を滅ぼせということなのか、と。
彼はいまだ知らないのです。
私は救いなど望んではいない、と。
私は人類に真の救いなどを与えてやるつもりはない、と。
私が欲しいのは絶望と、そして希望です。
感情とは命あってこそ形となるもの。私はそれを望みます。
甘美なる感情のざわめき、私はそれに歓喜します。
故に人類は滅びません。
地獄よりも深い絶望と、そして小さな小さな、されど天国よりも眩しい希望に溢れた彼らが地球を支配していくのです。
私はそれを、見届けなくてはならないのです。
運命を、壊さなくてはならないのです。
たとえそれにより、宇宙が壊れてしまうとしても・・・
>167
私が信用できないといっても、なんら無理はありません。
生物とは力ある者を恐れるもの。それが未知なる者だとしたら尚更です。
なるほど、私がちょっと気を変えれば、瞬く間に世界は人間の想像もつかない地獄へと姿を変えることでしょう。
わざわざ門を開けずとも、です。
しかし恐怖や懐疑といった感情は人間を鈍らせます。それらは感情の中でも最も愚劣なものなのです。
貴方に出来ること、それは信じることです。ただそれだけなのです。
そしていったい何を信じるのか、それが貴方の未来を変えるのです。
そしてその選択肢には・・・過去は、存在しません。もちろんご承知でしょうが。
>174
ほう、魂を破壊するガスとは、実に興味深い。
・・・ですが、随分とくだらないものを作り出したものです。
魂を破壊することなど、絶対に不可能です。この大宇宙において唯一絶対なもの、それが魂であり、感情なのです。
破壊されたように見える魂は、ただ不完全な死を迎えたに過ぎないのです。
それらはやがて性質を変え、具現化し、命あるものを己の傍へと誘うのです。
さまよう魂とは実に孤独なものです。即ち不完全な死とは最も重い罰なのです。
さて、無実の者に罰を与えるという行為はあまりにも深い罪です。人間はそれを犯しました。
人間はまたしても罪を重ねてしまったのです。
・・・私の心が震えます。これでまた、人類の救いがいが増えた、と。
その罪の数だけ、絶望の大きさも増す・・・というわけなのですから。
全く・・・大変な騒ぎになっていたよ。精鋭中の精鋭の特殊部隊が、魔物以外に敵が存在しない筈の封鎖地域にて一部隊丸々壊滅したのだからな・・・。
生き残ったのは僅か1名、そしてそいつもその事実を封鎖地域と外界との検問所に辿り着き、伝えるべき事を言ったらその場で死亡してしまった。
下に新聞記事を上げておこう。
【連邦軍特殊部隊壊滅!新たなる敵か?】
先程の定例記者会見において国防省及び連邦軍統合参謀本部は、封鎖地域内において特殊作戦に従事していた特殊第三部隊が全滅したと発表した。
詳細については解答を拒んだものの、横沢 啓一大佐以下40名の第三部隊が全滅した事を明らかにした上で参謀本部議長は「新たなる敵が我々に出現した。これは由々しき事態であり、早急に対策を講じたい。」としており、今後封鎖地域を巡って大きな動きがある事が予想される。
また、同会見において国防省は死亡した41名を全員、戦死として二階級特進の措置と遺族に対して一時金と共に戦没者年金の支給、遺体の鑑定が住み次第軍葬を執り行うと発表した。
自分は今、会津若松から単身封鎖地域に向けて移動中だ。司令官の方に予備役編入願を出したら受理されたもので、すぐに列車に乗り小山まで来る事が出来た。
その後は線路伝いに大宮まで歩いた。浦和から先は封鎖地域なので正攻法では侵入出来ない故に地下放水路へ入り、現在ようやく封鎖地域内の下水道へと来る事が出来た。
そろそろ隅田川か荒川の河川敷へと出る事が出来るだろう、その証拠に手に持っているガイガーカウンターが先程から進むに連れ反応を大きくしている。
どうして関東へ、それも封鎖地域内へ戻ってきたのか・・・漠然としていて分からないが何かが自分を呼んでいる。それも都心部から何かが・・・そんな気がしてならんのだ。
まぁいい五十路のこの身、朽ちても惜しくは無い・・・最後の奉公をするとしよう。
そう言えば1つだけ記事を出し忘れていたな・・・。
【連邦軍再配置へ、甲府盆地に戒厳令】
連邦総統府は内務省と共に本日午後23時を以って甲府盆地全域に戒厳令を布告すると発表した。これは先の特殊部隊壊滅事件及び様々な事情を勘案した結果であり、首都を防衛するための必要な措置の第一歩との事だ。
これに伴い、甲府盆地内では午後18時〜午前6時までの間、夜間外出禁止令が発令される事となり一般住民への甚大な影響は避けられそうにはない。
また、連邦軍の甲府盆地周辺への再配置も行われる模様で、政府は政府の出す情報に中止する様、強く求めた。
番組の途中ですが、速報が入りましたのでお知らせします。
本日午後八時ごろ、内務省次官、阿部太郎氏が殺害されました。
入りました情報によりますと、阿部氏は部屋の中で切り刻まれた状態で発見されたそうです。
警察が現場を検証していますが、何も取られた痕跡が無いことから強盗の犯行では無いとの見解が発表されました。
また現場には謎のメッセージが残されており、犯人につながる重要な証拠として捜査しています。
詳しい情報が入り次第、再びお知らせします。
186 :
デヴィッド:2005/05/09(月) 21:55:25 ID:G/nynQe30
今日やっと異能のお姉さんと紫音さんと合流できた。
明石?のあたりまで帰ってこれた所で、突然真っ赤なスポーツカーが僕たちの目の前に止まって、それがそうだった。
とりあえず家に帰れた・・・町はひっそりしてる。瓦礫は全然片付いてなくて、雨が降り続いてる。
それにしても大変だった・・・
最初に危なかったのは一昨日。大蜘蛛に襲われた。何とか逃げ延びたけど、その後も色んなものに襲われた・・・
そして昨日の朝、寝込みを山賊どもに襲われた。
奴ら幽霊に慣れてるみたいで、僕にも驚かなかった。
逃げようと思ったけど、周りを数人に取り囲まれていた。
そしてその中の1人が美子に手をかけ、大きなナイフを取り出した。
やっぱり僕には何も出来なかった・・・そう、思った。
僕は、何かを叫んだ。なにを叫んだのか覚えてない。
そしたらその瞬間、その盗賊の頭が突然出現した直方体のようなものに押しつぶされた。
それはすぐに消えちゃったけど、その場は騒然となった。
その隙に僕は美子を抱きかかえて逃げ出した。
奴らは追ってきたけど、僕の思い通りにあの変な物体は出た。形も物凄く細長い直方体から真四角の立方体まで思うがままだった。
それで突き飛ばしたり、足元に出現させてこけさせたりして、何とか逃げられた。
・・・僕にも異能が使えるようになったんだ。これで・・・僕も戦えるんだ。
僕だけでも、美子を守れるんだ・・・嬉しいよ。
187 :
デヴィッド:2005/05/09(月) 21:56:24 ID:G/nynQe30
>173
ありがとう・・・僕なら大丈夫。僕はもう絶対くじけない。ユーレーは体がないけど、その分心は強いんだ。
戦う力も、手に入れたしね。
あと紫音さんにも会ったよ。しばらくこっちにいてくれるみたい。
異能のお姉さんのいい友達になってくれると思うよ。お姉さん、リョウがいなくなってからすっごく落ち込んでたから・・・
・・・大丈夫、リョウなら、全てをうまくいかせるよ。
>174
魂を破壊するガス?それって僕も消されちゃうの?・・・怖いな。何でそんなの作ったんだろう。
人を幸福にする兵器なんて、存在しないのに。
>166 >177 >179 >183
どうして皆、皆、死に向かっていくんだろう・・・
もう僕にはわからないよ。死ぬっていうことがなんなのか。
僕は死んでるけど、自分では生きてるみたいな感じだし。いい人から先に死んでいくし・・・
何だかよくわからないけど、それってなんだかとっても哀しいことのような気がする。
少なくとも、僕の周りの人だけは、そんなことにはさせない。僕が・・・させない。リョウがいないんだから、僕が皆を守るんだ。
>181
リョウ、いや・・・レッド。僕はなにがあろうとリョウを信じてる。
・・・だって、僕の兄さんになってくれたんだもの。
だから・・・リョウが友と呼ぶ貴方も信じてる。真の救いじゃなくてもいい、人類を・・・助けて。
188 :
みるく:2005/05/09(月) 22:32:05 ID:7pKsf0dX0
今生き残ってる回線は軍が使うって事で、繋がりが悪いわね……。
109、最近の書き込みを見て激しく落ち込んでるわ。「みんなが大変な時に、
僕はなんで眠っていたんだろう」って。まったく、自分の責任じゃないのに落ち込まないでよ。
知り合いが死んでいく悲しみは、貴方だけが味わってるんじゃないんだからさ……。
今は、異能石作りに没頭して気を紛らわせてるわ。エリスとメリッサが交代で寄り添ってるけど、
少しは慰めになるかしら?
この街は、そろそろダメね。連日のように襲ってくるアンデッドたちのせいで、
みんな疲れきってるわ。しかも、ここに集まってるアンデッドは全国で死んだ人間たちの
なれの果てらしいわ。軍の人の、疎開先で死んだ子供が、ゾンビになって現れたもの。
その人は一瞬呆然となった所を狙われて、『お仲間』にされてしまったわ。街も半壊状態で
破損の無い建物は皆無。人が減り、守る範囲が狭まった事で、
大量に生産している異能石で作る、高熱や冷気の空間を並べて結界を作れるようになったのが
幸いという所かしら?
こんな状態だから、一度は暴動もあってね……それも、彼が落ち込んでいる原因の
一つなんだけど。人間同士が殺し殺されてる光景を見たとき、彼は呆然としていたわ。
それをカモだと思ったのか、暴徒は刃物を振り上げて私たちを狙ってきたわ。
その時よ、彼の強化された異能が発現したのは。私たちが傷つく/汚される/殺されると
思った事で、たがが外れたんでしょうね。
それは壮絶の一言。氷の彫像・消し炭・土の槍に刺さった早贄・なます……暴徒は、
一瞬でそのいずれかになったの。まるで、自然そのものが彼らの敵になったかのようだった。
肩で息をしながら私たちを守るように立つ109は、恐怖で固まっている人間達に叫んだわ。
189 :
みるく:2005/05/09(月) 22:33:55 ID:7pKsf0dX0
「なんで人間同士で殺しあわなきゃいけないんだっ! 今は、少しでもみんなで生き延びる事を
考えなきゃいけないのにっ、なんで勝手な事ばっかりするんだよっ!! 誰だって
守りたい人がいて、会いたい人がいて、好きな人がいて、その人のために必死に生きてるんだ。
誰も、それを奪う権利なんて無いっ! なのになんでだよっ!!
僕はただ、みんなを守りたいだけなんだ! この力はそのためにあるんだっ!!
……だから、僕にこんな事をさせないでよぉ……」
最後は涙声になっちゃって、その場で自分を抱きしめるようにしてうずくまったの。
惨劇に静まり返った中を彼の嗚咽だけが響いて、他の人たちはみんな、顔を伏せて
自分の家に戻っていったわ。
この事件以降、ここでは人間同士の争いは起こっていない。それに時折、109の様子を見に
街の人たちがやってきて、励ましの言葉をかけてくれるのはありがたいわ。彼らの物腰には
109に対する怯えとかがないのが、ちょっと信じがたいけど……それに、
微妙に女の数が多いのも気がかりなんだけど。
彼の異能はかなり強力だわ。……それに、熱操作だけでなく土も空気も操る事が出来るなんて……
多分、彼の力の源は……。
>東北在住♀さん
確か万博事件の後、名古屋に搬送されたわよね? そこでそんな事が……。エリス、
ノワールと仲良くなってたから、落ち込むわね……こっちに着いて来たグレイも。
それに……モリーって何者? ノワールを殺したのは誰? グレの涙の意味は?
疑問は尽きないけど……貴女も力の限り生きなさい。くだらない死に方したら、
冥府にまで呪いを飛ばしてあげるから。
>176さん
貴方はその道を選んだのね。109なら泣いてやめるよう言うんでしょうけど……
私は止めないわ。傷つけられた/奪われた事の報復は正当な権利だもの。気の済むまでおやりなさい。
190 :
みるく:2005/05/09(月) 22:34:43 ID:7pKsf0dX0
>デヴィッドくん
安心なさい、魂は不滅よ。貴方は、美子ちゃんを守る事だけを考えなさい。力に目覚めた今なら、
それが可能なはずだから。
他にもレスを返したいけれど、こちらの事情があってね……悪いけど省略させてもらうわ。
今日の昼、上野に着いた。幸いなことにここも放射能の影響は少ないみたいだ。
しかし、ここがあの上野なのか・・・動物園も博物館も、何一つ残っちゃいねえ。「JR上野駅・中央改札」の看板でようやく分かったぐらいだ。
歩けば歩く分だけ、希望がどんどん薄れていく。そんな気分だよ。
例の毒ガスをばら撒いていた役人らしき死体も沢山見つかった。恐らくは176さんが殺したものだろ。フォカロルには黙ってるが・・・。
彼女は・・・昨日からろくに喋っていない。そりゃ生まれ故郷のこんな有様を見せ付けられたら誰だって黙り込んじまう。
俺もそのご多分に漏れず、こうやってキーボードを叩くことでしか感情を表現できなくなっちまった。
しかし、東京ともいよいよお別れだ。遂にあの女の手がかりを見つけた!
ワクチンの配布所らしき跡を見つけたんだが、建物自体も中にいた人も皆蜂の巣みたいに撃ち抜かれてやがる・・・。
しかも建物内部はびしょ濡れ。間違いねえ、あの女が雹の嵐を起こしたんだ。こんな芸当あの女にしか出来ないからな。
死体を見る限り、まだ新しい。恐らくまだ近くにいるはずだ。バイクなら今夜には探し出せるだろう。
やっと・・・やっと。あの女とのカタがつく。
俺がどれほどこの時を待ちわび、捜し求めたことか。
フールフールとクロセル。この二柱の悪魔の対決、ようやく決まりそうだぜ。
じゃあ。明日も生きていたらまた書き込むよ。
現在、品川駅にいる。駅とは言っても人の姿はおろか動く者の姿は自分以外には無い。
駅はほぼ半壊してしまっている、汐留の高層ビル群が壁になったのか線路とその向こう側の町は壊滅状態にはあるものの、なんとか元の形を留めている。
線路は無事だったが、架線が駄目だ。通信回線もATS・ATC制御装置も放射能のお陰でいかれてしまっている・・・車両はその多くが横転していたが一部だけは爆発前と変わらない。
幸いにして、車庫の片隅に置かれていた軌道用モーターカーと運び込んでおいた蒸気機関車が無事だった、燃料も満タンで予備がしっかりとある。これで線路がある限り移動は出来るだろう・・・。
食料や水も保存してあったのがあるので当分は問題ない、それに以前109氏より送って貰い隠してあった石も無傷だ、これはありがたい。幾ら武器を持ち出して来たからとは言え、用心に変わりは無いからな。
あと1つ、不思議な事にガイガーカウンターで計測される放射能濃度は、爆心地から間もないと言う事もあってかなり強烈で致死レベルをとうに超えているのだが・・・全く体に異変が無い。死ぬ気配すら感じられない、むしろ元気になっている。
これはどうした事か、生来の特異体質のせいか、それとも・・・まぁ、1つ言えるのはこれで最後まで全てを見る事が出来るということだ。線路を枕に余生を楽しむとしよう。
>>186-187 どうやら自分は死ねない様だ。少し死に場所を求めてと言うのもあったのだが、高濃度の放射能の中でぴんぴんしているのだから死にはしない。最後まで見届けて果てるさ、これは使命なのだよ。
>>188-190 何時の事か送ってもらった石が今になっていると伝えておいて下さい。愛知は暴動が起きたとは言えまだ死の世界ではない、生の世界だ・・・最期まで希望を忘れずに・・・。
>>191 その調子では山手線沿いに北上したようですな。自分は南下したとは言え、隅田川沿いに来たものだから途中で会う事は出来なかった・・・とにかく御武運を祈ります。敬礼!
193 :
366:2005/05/11(水) 00:10:18 ID:j+XLMcdl0
きっとこれが最期だと思います。
ムカデの毒も嫌と言うほど回って正気を保っていられるのも一日bス。なってきまし半時間ほどにノ
いるばしよわkっっっfhたぶんお偉いさんの家の近く。
昨日も「狩り」にでむく人々グアそこから出るの見た。
国境をいつ超えたのか分かりませんしここがどこか…わか…らな…
怖いです。怖いです。死にたくありません。でもきつとhっgh…
意識がないのに生きていても死んでいるのとおなじ…
どうやら「覚醒」してる時はそれなりに強いみたい、、おお怪我もお手ない…
今日僕はここにいるやつを 殺 し ま す 。
もう意識も保てまあせんがあこれが最期nの皆さんのためのkfz;hgrはj:tsj
いてまいります。もしぼくをみかけたらころしてそれはもういしきないただのにんぎょうぞんび
「あれ程の犠牲と予算をかけたというのにしなないとは大した奴だな、そのバエルとやらは・・・。」
「全くその通りだ。しかし、奴の取り巻きは全て全滅した、奴自身も弱っている事は確認出来ている。今こそ勝機ありと言う訳なのです。」
「ではどうするのかね?また核攻撃を仕掛けるのか?」
「そんな事ではありません、ほら目には目を歯には歯を・・・つまり。」
「なるほど、魔物には魔物をと言う事だな。しかしどこから魔物を調達して来るんだ?奴は魔物でも高位の存在であると聞いたが・・・。」
「こいつですよ、治安局内地情報第一課によると愛知の万博跡地付近にいるとの事です。」
「ほほう・・・で、捕獲に成功する勝算はあるのか?特殊第三部隊及び第四部隊の二の舞はご免被りたいぞ。」
「あります・・・次はこれを御覧下さい。どうやら、この化け犬はこの女の指示には絶対的に服従しているそうです。ですから、化け犬の捕獲が失敗してもこの女を捕らえてしまえば・・・と言う訳です。」
「人質か、それは愉快だ・・・よし、総統には俺から話を付けておこう。お前たちは今日はもう引き上げていいぞ、ご苦労だったな。」
「いえいえ、とんでもありません。第一官房室長閣下、我々の話を聞いてくれただけでも有難い事です。」
「ははは・・・そうは言うな。何、この異常事態が終わったらハワイ辺りにでも連れて行ってやるよ。俺の奢りで豪遊だ。」
「わかりました・・・それでは、期待して待っていますよ。それでは、本日は失礼します・・・。」
「・・・と言う訳ですが如何致しましょうか?」
「第一官房室長、私は中々良い計画である思う。しかし、陸軍にはそこまでの予備兵力はないのをご承知願いたい。」
「海軍も同じだ・・・東京湾と国境地帯の海上封鎖で余力はない。最も、航空支援は可能だ。」
「空軍も支援なら可能であろう、しかし貴重な地上警戒兵力をその様な事に出すわけには行かない。これは空軍参謀の総意だ。」
「では、どうしろと?この計画には内務省軍は対応出来ません。魔力・異能対策が不十分であるからです・・・そこを何とか。」
「第一官房室長、特務警察師団は20名までなら何とか捻出出来るだろう・・・しかしそれ以上は無理だ。」
「そんな・・・特務警察師団まで・・・。」
「陸軍参謀長、ちょっと良いかな?」
「はっ何でありましょう、総統閣下!」
「特殊部隊は出せるか?損害があったが無傷な部隊もあるだろう?」
「特殊部隊は・・・少し静養が必要かと存じます・・・。」
「しかしだな、仮に内務省軍と特務師団がこれに失敗した場合、後は手があるのか?ないだろう、だからここで使えと言うのだ。役に立つ時に使わねば、宝の持ち腐れに過ぎんぞ。」
「・・・しかし・・・。」
「しかしではない、私が聞きたいのは出せるか?出せないか?のどちらかしかない。どうなのかね?」
「・・・わかりました、航空支援が確約されるならば最も状態の良い、特殊第一部隊を提供しましょう。」
「空軍参謀長、海軍参謀長如何かね。」
「用意は出来ております。」
「可能であります。」
「そうかなら良い、では諸君等にはこれより詳細な作戦を早急に立案する事を命ずる・・・さぁ急ぎたまえ。国家の命運がかかって居るのだからな。」
皆さん今日は。車田亮です。こうやって普通に書き込むのは久しぶり・・・ですか。
レッドも書き込んでいるように、俺は世界中を飛び回ってました。
中国からヨーロッパ、アフリカにアメリカ・・・本当に世界中を。
そしてクリスタルを集めました。最初のデスから手に入れたものを含めて、8つ。
レッドは言います。あと一つも自然と手に入ることになる、と。それがどういう意味なのかは分かりません。
・・・昨日、兵庫のほうに戻りました。
そしてデヴィッドや美子、そしてマキと・・・食事をしました。
細長い瓦礫をテーブルにして、俺を中心にして。粗末な食事でしたが楽しいひと時でした。
・・・レッドは言います。これが、最後の晩餐であると。どういう意味かは・・・わかりません。
そして俺は、マキと一夜を共に過ごしました。
一瞬の喜びのために、そして俺が人間であったことの証明を残すために・・・俺たちは互いを激しく求め合いました。
俺が再び旅立つ時、彼女達も同時に旅立ちました。
そう、西へ、西へ・・・九州よりもさらに南西。神々の集う島、屋久島へ。
俺が世界を回った時、いくつかの場所に極々僅かの人間が避難しているのが見られました。
例えばアメリカのグランドキャニオン。例えば奇山が立ち並ぶ中国の桂林。例えばアマゾンの奥地、ギアナ高地。
レッドは言います。それらこそが選ばれた場所なのだと。そして選ばれた人間だけがそこにいるのだと。
俺は言いました。いったい何に選ばれたのか?運命か?神か?
レッドは一言だけ言いました。『希望』だと・・・
そして俺は哀れな少女美子を、俺が唯一愛した女マキを、そして自然の摂理『死』に逆らった少年、我が弟デヴィッドを
最後の希望として、屋久島へと向かわせました。
そここそが、世界の終末後も唯一人が残る場所なのだと、レッドは言いました。
俺はレッドを信じます。彼は・・・俺自身でもあるのですから。
今日の午後、俺は愛知まで到達しました。
もちろんその気になれば静岡まで一瞬で移動できるのですが、何故かそのような気にはなりませんでした。
この壊滅した世界において、そこも例外ではありませんでした。町は破壊され、死の臭いがそこら中に漂っていました。
そして俺は一人の少年に出会いました。
あふれる力に怯え、忍び寄る死に悲しみ、ただがむしゃらに石に力を吹き込む少年。
彼は言いました。
「もう、人と人との争いなんてたくさんだ。僕だって出来ればこんな力なんて使いたくなかった。
それでも誰かを守るためなら、力を使う。でも・・・でも・・・」と。
彼の心は泣いていました。未来への絶望。それこそはもっとも人を弱くするものですから。
俺は言いました。
「力を恐れてはなりません。死を恐れてはなりません。恐れとは人を脆くします。人の意志を弱くします。
俺には意志の力があります。いつまでもいつまでも自分が自分であるという、意志の力が。
あなたに、死を覚悟し、決して後ろを振り向かず、限界を乗り越えてどこまでも突き進む覚悟がおありですか?
それは真の勇気と言い換えてもいいでしょう。あなたがそれを持っているというのなら、俺が断言します。あなたは、大丈夫」
彼はゆっくりと顔を上げ言いました。
「・・・未来が一体どうなるのか、僕には分からない。教えてください、人類がどうなるのかを!」
俺は・・・言いました。
「人類は、滅びません。いつまでもいつまでも。決して。彼らが感情をなくさないかぎり。
・・・俺はもう行かなくてはなりません。門を開かなくては。・・・そうだ、あなたに一つの言葉を送ります。
これから人間がはたして再び英知を取り戻すことが出来るのか、全てはこの言葉にかかっています。
『待て、しかして希望せよ』
・・・ま、俺の好きな小説の丸々受け売りなんですけどね」
そして俺は彼と別れ、静岡へと向かいました。おそらく、彼は大丈夫でしょう。彼は・・・強いですから。目を見ればわかります。
俺が世界を巡っている間に、たくさんの人が死んでいったようですな・・・
所長さん、球体触手さん、車谷君に風牙さん、鈴奈さん弥生さん・・・
・・・俺にはわかります。彼らの感情が。
せめて、レッドの言うとおり、彼らにとって『死』が救いであることを、祈らせてください。
>172
この世に生きとし生ける者はすべてがなにかの使命を持っています。
あなたは・・・あなたの信ずる使命を、まっとうしてください。
>177
・・・すみません、なんだか嫌な予感がするのです。
身辺に十分に気をつけてください。
・・・あなたがこれからずっと無事であることを、祈っています。
>179
・・・それがあなたの選んだ道だというのなら、俺は何も言うことはできません。
後悔はない。そうであるならば・・・それが最良の道なのですから。
>188
彼のことを、よろしく頼みますよ。
力を持つものに守られる者は、力を持つものの支えとならなくてはなりません。
それがあなたたちの義務なのです。
>191
・・・感じます。近い未来に俺はあなたと会うことになるでしょう。
そして・・・いや、これは確かなイメージではないので、言わないでおきましょうか。
・・・できれば、あなたとは友情という鎖によって結ばれたかったものです。
>192
日本以外でも、核によって滅んだ都市がいくつかありました。
・・・真実を見届けることができるというのは、幸せなことですな。
・・・よい終末を。
>193
・・・できればあなたともう1度お会いしたかった。
そうであれば・・・あなたを救うことが出来たのに・・・
・・・時は満ちました。俺とレッドは門を開けます。
明日か、それとも明後日か。どちらにせよ、もうすぐに。
全ての終わりの時は近づいています。そして・・・それは同時に全ての始まりでもあります。
そしてその時こそ、俺はレッドと・・・
皆さん、決して希望を捨てないで。希望を捨てること、それこそが真の絶望なのですから。
・・・もう1度言わせてください。デュマが書いた、名ゼリフを。
『待て、しかして希望せよ』
リョウ@117こと、車田亮でした。
200 :
みるく:2005/05/11(水) 22:50:32 ID:2QeHq2nZ0
まずは、お礼を言うべきかしら? ありがとう、リョウ。貴方のおかげで109が笑えるようになったわ。
といっても、まだまだあの頃みたいな力強さは戻ってないけれど、彼は前に進めたわ。
……で、その彼なんだけど、今はぐっすり寝ているわ。あの事件以降、よく眠れてなかったみたいだから、
その反動ね。いまごろ、エリスが一緒にもぐりこんでるんでしょうね。
多分、次に109が目覚めた時、彼は今までの笑顔を取り戻していると思う。もし戻っていなければ、
私たちが彼に笑い方を思い出させてあげるわ。今のこの世界で、彼の力は生きるための希望だし、
そうでなくても、愛する人には生きていてもらいたい。今度なにかあったら……私もエリスも、
それに多分メリッサも、絶対に彼を守るわ。例え、命をかけてもね。
さて……見回りは私たちに気をまわしてくれたグレイが引き受けてくれたし、私も彼と寝るわ。
両親すら亡くした今の彼には、目覚めた時に感じられる温もりは絶対に必要な物のはずだし、
今ならそれを感じられるはずだから。出来るところから、彼の心を支えてあげるわよ。
願わくは、もう少しの間だけで構わないから、彼に平穏を……。
「…それで、さしもの自分もブチ切れてしまいましてねぇ…。
でも、隊長殿もそうお思いになるでしょう?」
「仕事前にいつもいつもお前はやかましいぞ! 任務は静か(クール)にやるもんだろう」
「はい はいはい またそれですか?わかっています わかってますって」
「総統特務第666号任務は久しぶりだ。失敗は許されん」
「失敗??そんなのありえないです。朝メシ前もいいところですよ」
「Σ………目標補足しました!」
「よし!総員配置につけ!!そこを見張れ!あそこを見張れ!
我らの力を見せ付けてやれ!!目標『魔獣』『女性異能者』! 作 戦 実 行!!」
ザ ザ ザ ザ ザ ザ ザ チッ ボ ン ッ
「な…ッ…何、この煙!?」
ド カ ッ ザ ッ
「ゲホッ ケフッ も、もしかしてこのガス………」
「……………ッツ…霊的物質破壊ガスか…人間どもめ…舐めたマネを…」
「BINGO!!人間サマをなめるとこーなる」
「た…隊長!?い、いつの間にこんなッこんな仕掛けを……ッ!!」
「しかけ?あのバケモノがつっこんでくるから悪いんだ、真正面からな。
殺気も心も動きも無い発動装置。そして点ではなく避けられない面攻撃。
霊的物質破壊ガスの一斉噴射。避けられるものなら避けてみろ!!」
「女性異能者は耐性剤を接種していますし、この方法ならあのバケモノだけを無力化できますな!」
「目標の行動停止を確認!止まったぞ!麻酔弾発射!!!」
ガチッ ガチッ ガチッ ガチッ
「這狽ョ、グレちゃん!!危ない!!!!!」
ガ ガ ゴ ゥ ッ ゴ ゥ ガ ッ ズ ゴ ォ ッ ゴ ッ
「全弾、ターゲットに命中を確認!!!」
「Σた、隊長!!女性異能者の様子が……!!」
「何ィっっっ!!!!!」
ぐ ら り
「……よかった……グレちゃんが、無事……で………」
ズルゥッッッッ ドサッッッ
「愚かな……何故だ…何故私を庇った…!人間の武器など、
私にとっては何でもない事くらい知っているはずだろう!?」
「う、うん……どうして、だろうね……でも、身体が、動いちゃったんだ……それに…
……あの瞬間、全部思い出したんだ…。グレちゃんの事も、私のことも……。
……私を、追って来たんでしょう、マルコシアス………」
「……………思い出したのか我が主よ………」
「うん…。思い出したよ…なにも、か、も……」
「…ならば………ならば! あるじよ…我が主よ…
…我が主人(マイマスター)40柱目の魔神グレモリーよ、命令(オーダー)を!!」
「…わ、私から、愛し児・魔獣マルコシアスへ……最後、の、命令を、告げ…る…わ……。
第2次創世記戦争前哨戦…残り日数は 完全に無くなった…。
終末の時がくる……夢は、もはや醒めたわ………我らが故郷へと帰還、なさい…」
「なん……だ、と……?」
「生きなさい…行ってらっしゃい、マルコシアス…。
あなたには、あなたにしか出来ない勤めがあるわ…」
「…待て主よ!全て思い出したのだろう?だとしたら!私との約束はどうなるのだ!?
共に辺土(リンボ)へ帰るという約束はどうなるのだ!?」
「…安心なさい、マルコシアス…肉体は滅びても、魂はいつもあなたのそばにいるわ…。
それじゃあね、マルコシアス……いずれまた、地獄の底で、逢い、ま…しょ……う」
「狽ネ…っ!ま、まさか、あのバケモノを庇うとは」
「どうしましょう隊長!?あの麻酔弾の威力は人間にとっては命取りです!!」
「かまわん!!あのガスで、バケモノの力も落ちているはずだ!何を恐れることがある!
あのバケモノさえ手に入れば女など虫けら同然の価値しかない!切り捨てるぞ!!
総員、ターゲットを捕獲せよ!!!」
ド ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ッ ッ ッ ッ
「………………………んだな……………………………………………………
よくも我が主を『虫けら』と呼んだな……………………………………………!!!」
「な……あ…あれは!?」 「羽の生えた狼!?」 「た、弾をよけようともしない!?」 「不死身かあいつは!?」
「否! 不死身などこの世に存在しない!」
「余裕をかましているだけで ダメージは奴の方が多いハズだ!!!」
「なるほど たいした威力だ。しかし、走狗(イヌ)では私を倒せない…狗では私を殺せない…」
「拘束制御術式 第3号 第2号 第1号 第0号 開放
状況A「アポカリプス」発動による承認認識
目前敵の完全沈黙までの間 全能力完全解除開始………
では 教育してやろう………本当の魔能者の闘争というものを……!」
ド カッ ギ ュ ヒュッ ボ ッ ドヒュウッッ
ドドンドンドンドンドンドンドンッ ドガカカカ
ド ッ ボ ッ ド ド ド ド ド ド ド
ド ド ボ ゥ ッ ド ゥ ブ ッ ズ ブ ォ ッ ゴ ッ
「AHAAAA」 「AAA」 「GAAAA」 「……………ッツ」
「弾をくれ!! 弾だ!! 弾をよこせ!!」 「弾だ!! 弾をくれ!!」 「伏せてろ!!噛み殺されるぞ!!」
「そいつは死んでる」 「動くな 今止血する 死んじまうぞ」
「隊長!! こいつを!! こいつでカンバンです」 「もうお終いだ」 「黙ってろ」
「逃げ出したって全員なぶり殺されるぞ!! 相手は化け物だ!! 喰われちまう!!」
「まるであの時と一緒です 対バエル戦・右翼陣地!!
あの時は救援が間に合いましたが今回は…クソ!駄目ですか」
「バカ抜かせ副長!!この命令はなんとしても成功させるんだ!!我々の未来のために!!」
ドッ ボゴォォォォォ
「畜生ッ 魔力の塊かッ くそッ バケモノめ…まだあんな力を」
「さあ、どうした?まだ部隊の3/4が殲滅されただけだぞ かかってこい!!
霊的物質破壊ガスを出せ!! 戦術を変化させろ!!
陣形を再構築して立ち上がれ!! 銃をひろって反撃しろ!!
さあ戦闘はこれからだ!! お楽しみはこれからだ!!
早く(ハリー)!早く早く(ハリーハリー)!!早く早く早く(ハリーハリーハリー)!!」
「ばッ…ば…ばッ 化物め!!」
「よく言われる。その化物と対峙したお前なんだ?人か?狗か?化物か?」
「クソッ!!退避だ!!総員この場から退避しろッッッッ!!」
「退避…?退避などさせるものかよ。貴様は私の主を虫けらと呼んだ……
お前ら、生きてここから出られると思うなよ……ブチ殺すぞ人間(ヒューマン)!!!」
「な、なんだ!?」 「か、身体が融けるっっっ!!!」
「ち、違う!影…影だ!!」 「アイツの陰に飲まれてるんだ!!!」
「走狗では私を殺せない……化物を打ち倒すのは、いつだって人間だ」
「あい う うお うあおお ああ あああ」 「ゴギャ おごッ げア…ッ」
「フン……存外に呆気なかったな…。所詮は走狗か………」
クルッッ カッ
「…逝ってしまったのか我が主よ…………
ならば、貴女は地獄(ソコ)で見ているといい…崩壊した世界(ラグナロク)を……!
………そうだな…せめて、貴女の宿っていた肉体だけでも抱えていく事にしようか。
この小娘との思い出も兼ねてな。残存する貴女の魔力で腐ることもあるまい…」
バッッッ
「それでは、私は討って出るぞ。あの懐かしの戦場へ。あの懐かしの戦場へ。
……………とくとご覧あれ我が主よ…」
207 :
デヴィッド:2005/05/12(木) 22:02:09 ID:/n7AnPnc0
リョウが「最後の旅」にでて、僕と美子とお姉さんも旅に出た。
はるか彼方の屋久島、というところへ。
・・・そうだ、最初にリョウが旅立った時の話をしようか。
僕が、全てを思い出した時のことを・・・
デスを倒し、リョウが旅立つ前の晩のことだ。
旅支度を終えたリョウは自分の部屋に篭って音楽を聴いていた。
モーツァルトのレクイエム。バーンスタインとか言う人の指揮した演奏だ。
・・・僕が、初めてリョウとであった時にかかっていた曲だ。
僕が部屋に入ってもリョウは全く気づいていなかった。少なくとも気にしていなかった。
僕はリョウの隣に座って、一緒に聴いていた。
そして曲が「ラクリモサ(涙の日)」に差し掛かったところで、リョウが泣いているのに気づいた。
声を全く立てずに、ただ涙だけをぽろぽろと流していた。
そして僕に言ったんだ。
「俺は、旅にでる。生きては・・・帰ってこれないかもしれない。
わかるんだ。未来が・・・崩壊していくのが・・・俺は・・・俺は・・・」
リョウは泣き続けた。
「デヴィッド、俺は、俺は何があっても俺だよな?俺は車田亮だよな?」
僕は言った。
「そうだよ。リョウは・・・いつまでたってもリョウだよ。僕だって、死んでるけどデヴィッドだよ。
デヴィッド・ベッカーだよ。生きてる頃と変わらない」
その時、僕の眼から涙がこぼれるのがわかった。死んでから、泣くのは初めてだった。
208 :
デヴィッド:2005/05/12(木) 22:02:43 ID:/n7AnPnc0
「そうか、デヴィッド・・・思い出したのか」
その時僕は全てを思い出したんだ。お父さんやお母さんのこと。生きてたときのこと。そして・・・僕が死んだときのこと。
「僕は、デヴィッド・ベッカー。お父さんはトーマス。お母さんはジェニファー。
おばあちゃんが日本人だったから、僕は日本の言葉や、文化を勉強したんだ。
お父さんと、よくキャッチボールをした。お母さんと、よくごはんを一緒に作った。
そして僕は日本にやってきた。でも・・・
あの日、お父さんとお母さんが悪霊たちに囲まれていった。
僕は逃げた。逃げて逃げて、何もわからなくなって、気づいたら倒れていて頭から血が流れていた。車が、走り去っていくのが見えた。
意識がだんだん遠くなっていって、やがてあいつに、悪霊に体を追い出された。
そして気づくと・・・リョウの部屋にいたんだ。レクイエムがかかっていた。今と、同じように」
大きなスピーカーからは「ラクリモサ」の最後の「アーメン」の合唱が流れていた。
リョウは僕を抱きしめてくれた。強く強く・・・
僕もリョウも泣いた。泣いて泣いて、いつのまにレクイエムは終わっていたけど、それでも泣いた。
僕はリョウに言った。
僕の、お兄さんになってほしい、と。
リョウはゆっくりと頷いて、腕の力を強めながら言った。
「いいか、デヴィッド。お前にはもう身体はない。でも、心は残っている。心は生きている。
その心で、美子を守れ。お前の大事なものを、守れ。それぐらいできなきゃ、俺の弟として失格だ・・・」
・・・夜が明けるまで、リョウと僕は抱き合っていた。
僕はいつの間にか眠っていた。僕が起きた時、リョウはもう泣いてはいなかった。そして、言ったんだ。
「じゃ、行って来る。わりぃが、夕飯には間にあわねえ。先に食っててくれ」
それから、リョウは旅立ったんだ。
209 :
デヴィッド:2005/05/12(木) 22:03:16 ID:/n7AnPnc0
昨日、リョウが再び旅立つ前に、リョウはまた自分の部屋にいた。
リョウに呼ばれたような気がして、僕はリョウの部屋に行った。
ベッドの中には上半身裸のリョウとお姉さんがいた。僕のすぐ後から美子も来た。なんとなく、呼ばれたような気がしたって。
誰も何も言わなかった。少しの時間が流れた。
突然リョウが起き出して、CDプレイヤーに1枚のCDを入れた。そして再生スイッチを入れた。
両側のスピーカーからはベートーヴェンの第九が第一楽章から流れ始めた。・・・フルトヴェングラー指揮の「バイロイトの第九」というやつだった。
・・・皆、黙ってそれを聴いていた。最後の合唱が終わって、最後の一音が鳴り止むまで。
それから、皆で泣いた。美子とお姉さんは声をあげて。僕は必死にこらえたけど、涙があふれて、リョウはただ一筋だけ涙を流した。
そしてリョウは、僕たちに言った。
「デヴィッド、美子、マキ。これから、人類の歴史の中で最も大きな事件がおきる。その真実を見届けて欲しい。その目で、見届けて欲しい。
そしてもう一つ、頼みがある。
・・・これからもずっと、ずっと、生きていて欲しい。
これまでに死んでいったたくさんの人の分まで、生きて生きて・・・生きて生きて生き抜いて欲しい。お願いだ。
美子。お前の両親はまだお前には会いたくないはずだ。マキ。お前はもう、お前一人の命じゃないんだ。
・・・デヴィッド。お前は死んだ。でも、心は生きてるんだ。それは俺が保証する。
・・・皆、さようなら。さようなら。そして・・・また会おう。
・・・決して、希望を捨てるな」
そして、一人一人を抱きしめて、リョウはまた旅立ってしまった。
僕たちはもう一度だけ泣いて、お姉さんの車で旅立った。
僕は、もう泣かない。全てを思い出して、力を手に入れて、守るべき者も手に入れた。
僕は、決して負けない。僕は・・・僕はヒーローなんだから。
僕は・・・美子を、守る。決して、死なせはしない。
地震がありましたねぇ・・・つい先程、かなりの揺れではあったが全くと言っていいほど恐怖を覚えませんでしたが・・・。
まぁ気象庁が駄目になっているので正確な震度は封鎖地域内では分からないものの、体感で震度5かそれ位ですな。
ここ数日は例の無傷であった軌道モーターカーを操って東京都内を鉄道沿いに巡ってきました。
重ね重ね言いますが、全くこの様な東京を見る事になるとは予想もしませんでしたね、あの平和な時代には・・・。
街には人と音が溢れ、駅には引っ切り無しに電車が発着し、道は車が埋め尽くされる・・・それが当然でしたからねぇ・・・。爆心地とその周辺以外は原型を壊れているとは言え、かなり留めているのですから。
だが、どの様になっても、核に汚染され人の姿が消えていたとしてもそれが東京である事には変わりは無い、誰か1人でも思いを馳せる者がいれば東京はそこにある。たとえどの様な姿であっても・・・。
「我思う故に我あり」・・・デカルトの言葉ですが、私はこれを非常に気に入っていますね・・・どうしてかって?それは自分も・・・いやいや言い過ぎましたな。今日はこの辺りで止め置きましょう。
因みに秋葉原には唯一人影がありましたね、クロセル氏は気が付かれなかった様ですが、ちゃんとオタクの皆様方は数こそ少ないものの、元気に秋葉巡りを楽しんでいましたよ。
一部の同人ショップも営業していましたし、流石秋葉原面目躍如と言う所ですなw万世橋の交通博物館も無事でしたな。
最も、彼らがどうしてこの環境で生きていられるのかは疑問ですが、少なくともゾンビやその類ではない事だけは確かです。自分もしばし、秋葉原駅にモーターカーを止めて楽しんでいましたからw
>>207-209 西側の最新情報は不明だが、自分が予備役に編入され離脱した際には西側の交通は無事に機能していた。
恐らく、その後の情勢によって多少なりとも変化しているとは思うが、まだ大丈夫である筈、西へ屋久島へ向うのに支障は無いだろう。
何と言っても西日本の中心都市は広島だ、つまり西へ行けば行くほど治安が良くなると言う寸法だ。
最も用心には越した事は無い、用心しつつそれでいて気楽に行きなさい。気が張っていては疲れるだけだ、何をするにも余裕がなくなってしまい色々と困る。
>>201-206 東北さんも逝ったか・・・死にはもう慣れたもの、万物は流転する。決して1つに留まる事はありえない筈だ・・・。
>>200 109氏もようやく元気になった用で何よりです、よろしく伝えておいて下さい。
>>196-199 なるほど、矢張りそうでしたか。情報ありがとうございます。
希望・・・なるほど、一理ありますな・・・人は絶望と希望の狭間に生きるもの・・・どちらを選ぶかは自分次第。そして、何が来るかは分からない・・・だからこそ楽しく美しい・・・。
東京にも希望はあります・・・どこが終末後も残るか・・・それは分からない。あなたが何者であっても、仮に神かそれに匹敵する者であっても、最後は分からない。
俺にとって全てが死んだ。
殺すべき敵も、守るべき人も、自分の故郷さえも、死に絶えた。
終わりだ。今まで信じて守ってきた世界も、何もかも終わりだ。
俺は決めた。門をこじ開け、世界を終末へ導く者となることを。
あの女・・・九十九美子には、二日前に銀座で追いついた。
銀座と言っても、今は水爆の影響で跡形も無い。ただ荒地が果てしなく広がっているだけだ。
そんな場所で、俺達はあのベイブリッジでの続きを始めた。
・・・雨が降り、雪となり、雹となる。その中でお互いの武器が激しく交錯する。
一時間ほどこんな競り合いが続いていただろうか。ふとあの女が隙を見せ、俺は間髪いれず剣を突き出した。
剣はあっけなくあの女の身体を貫いた。次の瞬間雨がやみ、頭上の暗雲も割れた。
不思議だった。あれほどの異能を持った女が何故こんなにもあっけなく・・・?
・・・そして、剣を身体に刺したままで俺の耳に囁いた。
「貴様はまだ、幼い・・・感情に忠実だ。理性のかけらも無い・・・全く、な。
なるほど、今までのヒーローごっこをしている内はそれでよかったのかもしれん。
甘ったるいほど分かりやすい、勧善懲悪の世界だ。こんなことは子供でも分かるぞ。
自分が犯してきた過ち・・・分かる時が来る。そしてその時はすぐそこまで迫ってきておる。
その時お前がどうなるか、地獄の底から見物させていただくとしよう・・・」
あの女はこれだけ言い残し、死んだ。
そしてこの女が言ったことを、最悪の形で知ることとなってしまった。
あの女の亡骸から剣を抜いた。傷口は凍りつき、血は一滴も出ない。
・・・終わった。もう東京に未練は無い・・・そう思い、後ろを振り返った。
後ろ。あの女と戦っている時は見もしなかった方向。
そこで、フォカロルが血だまりの中で倒れていた。
呆然としつつも駆け寄り息があるか調べる。しかし、フォカロルは既に事切れていた。
彼女の顔は少し驚いたような表情だった。今にも俺に話しかけてきそうな顔で。
飛び立とうとしていたのかもしれない。周りは羽根が沢山散らばっていた。
胸には小さい穴が空き、そこから今も血が染み出している。背後から誰かに撃たれたんだろう。
死んでいるとは思えない、穏やかな風景だ。血だまりがあることを除けば。
彼女の亡骸を抱いて、声を上げて泣いていた。泣いても泣いても、涙は溢れてきた。
俺は一瞬にして、敵も恋人も失った。
俺は何のために生きてきたのか。何のために生きていくのか。
もはやその問いにも、誰も答えてはくれない。
次の瞬間。俺はフォカロルとあの女・・・美子の亡骸を抱え、空を飛んでいた。
背には伝説上のクロセルにそっくりな、白い翼が生えていた。
・・・そういえば、フォカロルと美子にも翼があったな。そんなことを考えつつ、俺はあても無く飛び回った。
偶然見つけた小さい丘に降り、そこに二人を埋めた。
墓標なんて必要ない。この墓には誰も墓参りには来ないのだから。
フォカロルを殺したのは美子じゃない。ごく普通の一般人だ。
一番手っ取り早く復讐する方法。それは門をこじ開け、世界を破滅へ導くこと。
だから俺は静岡に行く。
もう俺は死さえも怖くは無い。これ以上失うものは何も無いのだから。
俺は人間の皮を脱ぎ捨てた、真の悪魔だ。誰にも止められやしない。
―――美子が残していった、このクリスタル。有効に使わせてもらうぜ。
…物騒なことですねい。まったく。…
わたし?わたしがだれかって?そんなことはどうでもいい。
っま、これだけはいっときますか。
わたしが生まれたのは世界の狭間、ちょうど不安定で神も悪魔もあったもんじゃない、そんな所。
そのままだったら死ぬ所だったのを救って下さったのは君達なのですよ、マッタク。
様は飢え死にしそうなわたしの元へエネルギーを送って下さったのは君達。
ちょいと説明しますとね、君達の「チカラ」は相手世界から取り寄せてることは知ってるでしょう?
ちょうどその時流れてきたエネルギーをちょいちょい喰ってたわけですよ、わたしは。
変だと思いませんか?チカラを持つ人が多すぎること。
わたしだって頑張ったわけですよ。大変でしたよ…チカラの欠片もない人間どもにチカラを一から与える…
その時に使用させてもらったのが俗に言う「悪魔」ですよ。
こう見えてもわたしにはそれなりな力があってね…まあ、詳しくは言いませんが。
で、やっとわたしが札束で御殿をたてる身分になったと思ったら
冗談じゃない、門を閉じようだなんて。馬鹿言っちゃいけませんよ…
言ったでしょう…わたしにはそれなりな力があるって。
でね、ついこないだここに愚かなガキが来たでしょう、中毒症状うんぬんの。
良かったですよ…本当に良かったです…ちょうどチカラを喰ってたわたしは思ったわけです。
………こいつなら憑くことができる……と。
美味かったですよ、実際。彼も頑張ってくれましたし。
ほんとはね、そんなにヤバいもんじゃないんですよ、ムカデってやつは。
わたしに少し拒絶反応起こしてただけで。
で、ここからが本題です。……殺しあい、しませんか?
最期の門を賭けて。
ボーナスヒントです……わたしの力は、吹雪と雷です。
さーて、楽しい、楽しい、運命のゲームの始まりですよ……
【連邦政府「粛清者」指導者死亡確認】
午後の定例記者会見に於いて内務省と司法省の担当者は、封鎖地域内にてテロ宗教団体「粛清者」指導者の「預言者」、本名九十九美子容疑者の死亡を確認したと発表した。
これは本日の早朝、電話によって治安局広報課へと知らされたもので、情報提供者は「自分が殺した。」と主張しており、現在、内務省及び司法省は情報提供者の身柄を拘束して、事情を聞いている。
これにより先の核攻撃と全国的な壊滅作戦によりほぼ全滅していた「粛清者」は、その指導者が殺害された事により事実上組織としてはほぼ完全に打破された事となる。
なお、事実関係が調査中との事で情報提供者に対して報奨金5千万が支払われるかは未定となっている。
また、先日殺害された内務次官阿部太郎氏殺害事件に関連して捜査本部の北見本部長は、殺害時の現場の状況や遺体の損傷具合から「異能者が殺害に関与しているのは間違いない。」とし、現在裏付け捜査を展開中であると述べた。
門をこじ開ける前にやることができた。
俺に残された最後の感情を満たすため、
フォカロルを手にかけた野郎共は。
政府の役人共は。
俺が直接、殺した。
これでもう安心して死ねる。
ゆっくりと・・・門を開けるとしよう。
私は今日、門を開けました。ほんのわずかだけ・・・
しかしその隙間から、彼奴らがやってくるのです。世界は急速に動き始めます。
これから、いままでにもまして多くの人が、死ぬことでしょう。
残念ながら私にそれを防ぐ力は、存在しません。
申し訳ない・・・と言っておきましょうか。
さて今日、その時の出来事はここに特筆するに価するものでした。
ゆえに、あくまで客観的に、そしてこと細かく綴ると致しましょう。
その時、門の前には幾ばくかの人間がいました。それが誰であるかは重要ではありません。
そして我が友は・・・少なくともその頃はリョウであったものが姿を現したとき、まさに強烈な印象をあたえたものでした。
雲が割れ、光が差し込み、そこから彼は降りてきました。
そして門の近くにいた者たちに高らかと言ったのです。
「ようこそ! 我が、背徳の宴へ! このようなささやかな集いに、斯くも賑々しくお集まりいただいたことに、心から御礼申し上げる!
私は今日のホストを勤めさせていただく、車田亮と申します。何卒お引き立てのほどを・・・」
彼の言葉はまさに五十里遠くまでも聞こえるかのような、力強いものでした。
門が開くのを見届けよう、あるいは阻止しようと意気込んでいた者たちも、その声にただただ地面に縛り付けられたというわけです。
そしてリョウはある方角を指差しながら言いました。
「それでは本日の主賓をご紹介いたしましょう。・・・氷の魔人、クロセル殿!」
まさに彼が指差した方角、その方角から1人の男が飛んでまいりました。
ただただ呪いに身をまかせ、自らを人間から悪魔へと堕落させた男。
彼はリョウの前に舞い降りながら言いました。
「アンタがリョウさんか・・・俺のこと、俺が何故ここに来たのか、もちろん知っているよな?」
リョウはゆっくりと頷き、言いました。
「よぉく存じております。お待ちしておりました、クロセルさん。・・・そう、あなたが鍵をお持ちくださるのを、ね」
「ならば話が早いや。アンタが持っている8つのクリスタルを、俺に渡してもらおうか。
門は俺が開ける。アンタみたいにちまちまやるんじゃなくて、一気に開ききる。そうしたら・・・」
「人類は一瞬のうちに滅びる、というわけですな」
リョウは全く表情を変えずに、むしろ冷ややかな微笑をもってして言ってのけました。
「そういうことなら、あなたに鍵をお任せするわけには参りません。渡していただきましょう。ナンバー9。もっとも重要な、その鍵を」
「嫌だ、と言ったら・・・?」
クロセルは氷の剣を構えて言いました。そしてリョウもまた、剣のかわりにそれよりもさらに鋭い視線を突きつけながら
「ならば私はこう申し上げるでしょう。『邪魔な駒は全て捨てる。容赦なく、だ』とね」
「それこそこっちのセリフだ。力ずくでも渡してもらうぞ・・・門は、俺が開ける」
その時リョウの額に三つの目が浮かび上がり・・・私は言いました。
「お前には門は開けれぬ。真の苦しみを知らぬ、お前にはな」
そして今度はリョウが言いました。
「あなたにはまだ・・・守るものがあるはずです。よく周りを見回してごらんなさい。
あなたを求めている者が、いくらでもいるのです。どうか、クリスタルを置いてお引取り下さい」
・・・クロセルは何かをためらっているようでした。うつむき、震え、ただ迫り来る「感情の喪失」を促がしていたのでした。
そしてこう言い放ち、リョウへと切りかかっていったのでした。
「俺にはもう何も残ってはいない! なにもかもだ! もう・・・自分すら、俺には残っていないのだ!」
金属と金属のぶつかる、鋭い音が響きました。
リョウは旅の途中で手に入れた、何の変哲もないレイピアでクロセルの剣戟を受け止めたのでした。
そして目の前で待刀し、こう言ったのでした。
「よかろう! そこまで言うのなら、剣士同士、このつるぎを持ってしてお相手いたそう!」
そして真っ直ぐに切先をクロセルへと向けながら、言いました。
「・・・いざ!」
・・・私から見ても、物凄い戦いでした。
二人は目にも入らぬ速さで空中へと舞い上がり、激しくぶつかり合いました。
彼らが剣を交わす衝撃、それは近くにいた全ての生物を脅かしました。
それがもともと地球上の者であろうと、異世界からやってきた者であろうと、・・・例え悪魔であろうとも、二人の殺気にはただ逃げ出すしかなかったものでした。
やがて彼らはいつの間に移動し、そしてある場所の上空へとたどり着いたのです。
この日本という国において、まさに頂点と言うべき場所。そう、富士山です。
彼らは富士山は剣が峯のさらに上空で、あまりにも恐ろしい殺陣を繰り広げていたのです。
そして二人がいっそう激しくぶつかり合ったかと思うと、凄まじい速さで急降下をはじめ、そして富士山山頂へと着地しました。
その山の上空だけは雲が丸く晴れ、積もり積もった雪がキラキラと美しく輝いていました。
それはかたや微動だにせず5つの目で相手を睨みつけ、かたや息を切らし物凄い形相で相手を睨みつける二人の男と、実に対照的なものでした。
やがてリョウが重々しく言いました。
「私には分かります。あなたの感情が・・・あなたの心が・・・怒り、憎しみ、懐疑、恐怖、そして絶望。あなたはそれらに支配されている。
裏切りは呪いを生み、呪いは復讐を生む。そして復讐はまたあらたなる裏切りを生む・・・呪いの輪廻は絶えることなく回り続け、そして彼奴を、邪神を産むのです。
あなたは・・・餌となるでしょう。あの忌々しい感情の塊の・・・! それが嫌だというのなら、剣を収めなさい。そして、全てを、世界を許しなさい。人類を・・・許しなさい」
「黙れ! 黙れ、黙れ、黙れ、黙れぇええええ!」
・・・なんという悲劇でしょう。彼はもはや感情そのものでした。そう、彼奴と同じように・・・
彼に迷いはありませんでした。ただ絶望の権化となって、ひたすらに殺意を振り撒くのみなのでした。
「・・・非常に残念です。・・・ならば義を持って、あなたをこの剣へと伏せさせることと致しましょう!」
リョウはクロセルの胸元へと剣を突き出しました。ですが・・・
その剣は彼の胸へと届くことなく、とっさに突き出された彼の手の平を貫いたのみでした。
そしてクロセルの剣が動きが止まったリョウの胸を・・・心臓を深々とえぐったのでした。
「がぁっ!・・・あああ・・・」
その瞬間リョウの身体を中心に、物凄い冷気が広がっていきました。
富士山を中心に白い氷の円が広がっていきました。それは遠く、東京の近辺まで届いたのでした。
恐ろしい冷気の渦の中心で、クロセルは氷像と化したリョウと向かい合っていました。
手より流れる血も気にせず、ただ立ち尽くしていました。
そして・・・やがて氷像の顔に当たる部分が、内側から青く光ったのが見られました。
そしてその次の瞬間、その氷像が内側からはじけ飛びました。
・・・額にまごうことなき鬼眼人の紋章を光らせたリョウは、胸に刺さった剣に手を持ってやりました。
そして驚愕の表情を浮かべるクロセルの目の前で、ゆっくりとそれを引き抜きました。血は、一滴たりとも流れませんでした。
「・・・俺はもう、死ねないのだ」
彼は剣をひしと握り締め、そして・・・握り砕きました。
「・・・運命にたてついた罰とは、あまりに恐ろしい」
砕かれた氷の破片が、彼の手からばらばらと零れ落ちました。
「・・・あなたをそんな目に合わすわけには、行かないのです」
彼はゆっくりとクロセルへと近づいていきました。
もはや自分が氷像にでもなったかのように、動くことができない彼に。
そしてクロセルの目前にまでたどり着いた彼は、とたんに額を抑え一声うめき声を立てました。
「うぐぁあ・・・ああ・・・あ・・・」
彼の額の目は、その時まさに単なる「光の目・鬼眼人の紋章」から「命ある目・鬼眼人の目」へと変貌を遂げました。
そして彼自身の目も同じ、鬼眼人の目へと変質していったのです。
彼の頭蓋に・・・5つの眼窩が開きました。
全ての輪廻は巡り 我らは今まさに一つとなる
我が名は リョウ 我が名は レッド
我こそは 鬼眼人 我こそは 恐怖の王
究極の 破壊者だ
時は満ちた 全ては 終わり そして始まる
我は運命の代行者となろう
我はこの不死を持って 全てを見届けよう
・・・その時、大地が不吉な振動を始めました。
まずは小さな音から、音は徐々に大きくなり、やがて大地はおののき震えだしました。
そして二人の立っている場所・・・富士山の山頂に大地の腸は集結していったのです。
あちこちから蒸気が噴出し、そこは瞬く間に死の世界へと変わっていったのです。
鬼眼人はクロセルを己の能力により捕らえ、呟きました。
「「あなたは死を恐れていない。その心に・・・呪いは、ない。あなたが羨ましい。
その穢れなき魂が・・・彼奴に食われることなく、昇華する。私はそれに歓喜する」」
クロセルに、もはや恐怖だの苦しみだのといったものは存在しませんでした。
ただただ、最後の瞬間にいっそう明るく燃え尽きる「命」があるだけでした。
「・・・親愛なるクロセルへ、永久の救いを願わん・・・」
・・・リョウは言いました。
そしてその瞬間、大地は裂け、富士山の山頂に巨大な火柱が出現したのでした。
二人は、膨大な量のマグマへと飲み込まれました。
山はまるでほとばしる血液のように何度も何度もマグマを噴出し、そしてやがてそれは黒煙へと変わりました。
周辺にはまずは巨大な火山岩が、次に小さな石ころが、やがて細かい火山灰が雨あられと降りそそぎました。
かつて日本人に最も愛された山は、いまや世界を地獄へと変えていったのです。
そう、たった一人の鬼眼人の力によって・・・
やがて黒煙の中から9つの光が飛び出しました。
それらは一様に門のところへと飛んでいき、そして本来あるべき場所に収まったのです。
門はゆっくりと・・・開けられました。
彼は、私は・・・言うのです。
もう、後戻りはできない、と・・・
224 :
鉄道屋:2005/05/15(日) 00:50:25 ID:AMU0M8Yb0
何だか凄い事になってしまったな・・・先ほど捉えた軍用通信を解析した所、どうやら富士山噴火によって静岡県東部と神奈川県足柄地方、山梨県東部地区は全滅した様だ。完全なる溶岩の海だという。
これにより数万人の人々が溶岩と地震、そして火山弾によって死に絶えた。東海道は完全麻痺、甲州街道も同じだ。
首都甲府にも大量の火山弾が降り注ぎほぼ壊滅、何とかして逃げ延びた市民と政府関係者は持てる物だけを以って松本へ避難したようだ。
東京は火山灰が凄まじい、全く防塵マスクとゴーグル無しでは生活できない。もう1メートル近く火山灰が降り積もっている、視界も10メートル見れればいい所だ。
今自分は地下鉄泉岳寺駅に避難している、地上はとてもじゃないが生活出来ないからな。当分は地下で生活する事になるだろう・・・。
世界は破滅的状況にある、社会秩序は大きく同様混乱し、これから大いなる災厄が襲ってくるだろう。だが諸君、最後まで希望を忘れてはいけない!
例え何処に居ようとも信ずる者は必ず救われるのだからな・・・ククク、そろそろか・・・。そろそろ来るか・・・クククッ・・・。
225 :
109@愛知:2005/05/15(日) 21:34:58 ID:ZNr5am1/0
……そうか、『門』が開いてしまったんだ……。だからなんだね、
今までとは比べ物にならないくらい強力な魔物たちが襲ってきたのは……。
おかげで、街は壊滅……もう、この辺りで生きてるのは僕くらいなものだろうな……。
よく、ネットワークが生きているよ。さすがは軍用って所だな。
グレイ……ほんの少しの間しか一緒にいなかったけど、君のあけすけな部分には助けられたよ。
君が助けた男の子、無事にご両親の元に送り届けたよ。今は避難の車の中じゃないかな?
生き残った軍人さんたちが側についているから、安心していいよ。
みるく……僕の子供を妊娠していたなら、逃げてよかったんだよ? なのに、
僕を庇って逝ってしまうなんて……君の撒き散らされた内臓のなかに、胎児の姿を見た
僕の気持ちも分かってね。まだ四歳なのに、お別れは早すぎるよ……。
エリス……本当にごめんね。みるくがやられたショックで動きを止めさえしなければ、
君まで死ぬ事は無かったのに。「やっと恩返しが出来ました」なんて、笑顔で言う事じゃないよ。
もう、一緒に散歩できないんだね。大好きだったフリスビー、一緒に埋めるからね。向こうで、
みるくたちと一緒に遊んでおくれ。
ネコバスくん……君も子供達を守ったんだってね。体を引き裂かれ、
首だけになっても魔物に向かっていった君の気持ちは、みんなに伝わったよ。君が守った子供達から
「そなえてあげて」ってネコ缶もらったから、向こうで食べてね。それと、
クロセルさんに引き合わせてあげられなくてごめんね。
昆虫人間さん……貴方にはいつもお世話になってばかりでした。なのに、
駆けつけるのが遅れて申し訳ありませんでした。貴方に恩返しの一つもしたかったです。
226 :
109@愛知:2005/05/15(日) 21:36:09 ID:ZNr5am1/0
最後にメリッサ……君も、不運な子だったね。向こうの世界から
こっちに飛ばされてしまったばかりに、こんな事に巻き込まれてしまって……。
だから、君はこの世界のためなんかに動く必要は無かったんだ。被害者なんだから、
自分の事だけ考えて、みんなと逃げてしまえば良かったんだ。
僕はね、初めて会った時から君の事好きだったんだよ? こんな世界じゃなきゃ、
どこかにデートに誘っていたよ。でも、こんな世界じゃなきゃ、君とは会えなかったんだよね。
普段明るい君が、夜、寂しげに空を見上げている時……側にいたいと思ったよ。
傷の手当てで徹夜して、僕の隣で眠っていた時……キスしたいと思ったよ。
暴動事件後、僕が立ち直った事に泣いて喜んでくれた時……本気で愛しいと思ったよ。
だから、抱きたくなったのも本当だよ。……けど、あんなのは僕の本意じゃない。
みるくとエリスに助けてもらった命も満足に守れなかった男なんかに、
君が命を賭ける価値なんかないんだ。なのに、こんなクズに自分の命を渡して、
光に還っちゃうなんて、そんな無駄なことしなくて良かったんだよ……。君のくれた温もりが、
寂しすぎるんだよ……。
ごめん……本当にごめん……こんなにも弱くて、みんなごめんなさい。
これから、この街を灰にします。この血と死体に溢れたこの街は、無に帰さなくてはいけない。
それから僕……いや、俺は静岡に向かいます。世界に溢れた魔物と、その根源たる魔神……
大本を叩かないと、犠牲はどんどん増えていく。僕みたいな思いをする人は、
これ以上増やしちゃいけない。
勝てるかな? ……無理かも知れない。けど、俺に出来るのはそのくらいだから。
彼女達に救われたこの命、より多くの人を助けるために使いたい……そう思うのは、
間違っていないよね……?
だから、みんな見ていてください。俺の……生き様を。最後の最後まで、
俺は生き抜いて見せるから。みんなに、あの世で胸張って会えるように頑張るから……。
……だから、だから今だけは……泣いても、いいですか……?
良い夜だ……。お前と出会ったのも、こんな月の夜だったな、我が主よ。
俺はまだ 目も開いていない仔狼で、お前は今と同じ淡い微笑を浮かべていた。
…………少し、昔話をしようか。
昔々ある所に狂った東方の王者がいた。
「誰にも負けぬ軍隊をつくろう 神をも凌ぐ軍勢をつくろう」
膨大な血と狂気の果てに その無謀を成就しつつあった
それが人身御供のための神殿。 腐海の正体だ。
だが、約7000年前 その計画は台無しになった。
創世記戦争の終結によってこの世界と魔界との門は閉ざされたから、だ。
だが
奴は心底諦めなかった
誰も彼もが奴の本来の職能を忘れ去り 忘れ去ろうとした
だが奴は暗闇の底で執念深く 確実に存在してきた
ゆっくりと ゆっくりと その枝葉を伸ばしながら
今や、奴の力は開門した世界の邪神と同等に戦えるだけの地平にと到達している。
『君主』の異名(ふたつな)を持つ太陽神。
生贄を欲する3面の豊穣神の軍隊。
これこそまさに第1柱目の魔神の再来 神話の軍勢。
創世記戦争最大の敗残将
「バエル(BAEL)」
東京…人間がそう呼ぶ場所にあいつはいたぞ、我が主よ。
死人の軍勢を従え、悪魔の軍隊を引き連れて。生ある者のない死都の真ん中に。
昔と変わらぬしわがれた声であいつは言ったよ。
『次の栄光のために 永遠に続く栄光のために』
馬鹿な男だ。この世界に、『永遠』などというものは存在しない。
全てのものは生まれ、移ろい、そして滅びていく。
それが道理だ。それこそが誰も侵す事の出来ない理だ。
水面にいくら石を投げ込んだとて 影をいくら踏みつけたとて
水面は消えず 影は消えず。そういうものなのだ この世界と言うものは。
それは生も死も全てがかりそめに過ぎない。
何とも 不死身で 無敵で 不敗で 最強で 馬鹿馬鹿しい。
無から生まれ、回りあい、混ざり合い、また無へと返る。
お前も気付けばよかったのだ、バエル。この世界の馬鹿馬鹿しさに。
掬ったそばから零れ落ちていく、砂の様な栄光に固執したお前(バエル)が愚かだったのだ。
つい先ほど門が開いたよ。完全終末の時は近い。
だがな、我が主よ…お前に言わせれば、それもまた一つの始まりだと言うのだろう?
全てのものが流転していくように、この世界自体も流転していくのだと…。
だが、私にはそれすらもう関係はない。
バエルの力は強大だったよ我が主。
この、最強の魔獣の名を取った私ですら苦戦させられた。
だが。
任務は遂行したぞ、我が主(マイマスター)。
私はあの男(バエル)を地獄へ送り返したぞ。
死人の軍は白銀の牙を以って朱に染めた。悪魔の軍は黒鉄の爪を以って朱に染めた。
人も 悪魔も 腐海も ビルも その土地すらも!全てを朱に染め上げたぞ!
もう、この地に残るものは何もない。血の一滴たりとも 骨肉の一片たりとも、だ。
そう…完全に 完全に抹殺した。
……………それでは 私も帰還するぞ、我が主。お前が待つ、あの麗しの地獄の底へ…。
………ああ、本当に良い夜だ。こんな日は昔を思い出す……静かで、本当にいい夜だ…。
主よ……我が主よ………………私は、貴女と出会えたことを感謝するよ……。
………この中天に輝く満月にかけて………。
地獄の底で再び出会えたら…その時は……また、私の名を呼んでくれ……昔と変わらぬあの声で…。
もう時期が来ただろう・・・この世界の殆どが自分の前を通り過ぎたのだから・・・。
・・・バエルは死んだ・・・彼の軍勢も消えも僅かに生き残りし人々も皆死に絶えた。
とある獣の威力によって、この地より消え去った・・・その哀れなる抜け殻を残して旅立った。
残るのは無数の骸、そして完全なる廃墟となり朱に彩られるも既に灰に覆われし、人々の長年の汗と想いの結晶とも言える文明と一時の戦いの墓標のみ。
我もまた巻き込まれた、そして一度は死んだ・・・しかし死にはしない、いや死ねないのだ。
かつて、世の全てを知らんと欲して、まだ人に近し神と論争し、破れた者への報い。そして果敢なる挑戦に対する褒美。
報いとして死を奪われ、褒美として課せられたのは全ての歴史・理を忠実にその目で見、記録する事・・・ただそれだけ。
以来幾星霜が過ぎ去った事か、どれ程の世界を、宇宙を、次元を旅し記録続けてきた事か・・・最早忘れた。
それを示すのは我の次元に蓄えられし無数の記録、神への報告書・・・全てを記録し報告した時、死が戻されると言う。
何時の日の事なのか、我は知らぬ・・・神も知らぬ、神は奪うのみ戻す事は出来ぬ・・・ふと気が付けばそこに来る・・・神を創り出した何者かのみが知る事実。
我はそれを待つのみ、そして忠実かつ誠実に記録を重ねるのみ、我の記憶は全て記録となりて保存される、恐らく永久の時間に、失われる事無く。
仮にそれが失われる時、それは全ての終わりを示す。全ての次元、宇宙は滅び何者も存在しない"無"へと帰す・・・いや"無"すらも無くなっているやも知れぬ。
では、何が残るのか・・・わからない、誰にも分からない・・・但しそれは何時か訪れし、歴然とした真実、真の理はその時示されよう・・・今は脱皮する様に世界を重ねるのみに無し。
この世界における我の使命はまだ残る、後僅かに迫りし終末を・・・その後を記録する事が残っている・・・。さぁ、時間よ流れよ、我は忠実に記録せん・・・。
それが死を失いし、忠実なる記録人としての我の最大にして最高の責務なり。
231 :
鬼眼人@会話:2005/05/16(月) 19:07:59 ID:zgxgyY8L0
「また、不死なる罪人が1人・・・」
「あの運命裁判がね・・・こうも短期間に二人もの不死を下すとは」
「果たして『狂気』の救いに逃れずにいられるだろうか?」
「さあて、どうだかな。不死とは不完全な死よりもさらに重い罰。常人には耐えられまい」
「ならばやはり・・・」
「いや・・・そうでもなかろう。運命裁判にかけられる者はそれなりに異常なのだからな。それにどうも様子がおかしいようだが?」
「あれは・・・おそらくは『傍観者』に過ぎないかもしれぬ。運命裁判の管轄外の不死ではないか?
故にあまりにも不安定で・・・再起動したとしてもやがては自我を失い、感情すらも残らない。ただそれを繰り返すのみだ」
「古臭いカビの生えた神の所業、か。つまらんものだな。しかしそのぶん『永久』の名を掲げることができる、と・・・」
「輪廻の原則に沿っているからな。いつまでたっても終わらない。時代遅れにもほどがある代物さ」
「だが、あるいはそのほうが罪が軽いのかも知れんな、記録が残り、記憶は残らぬというのは・・・で? そんなことよりも状況は?」
「眷属がうようよと出現している。かなりの数だ。なかなか景気のいい狩りの様だな。・・・今も500人が死んだ」
「やれやれ・・・食い放題飲み放題って所か。で、俺達が出るのは?」
「彼奴が姿を現した瞬間、我らは『磔』を持ってして、彼奴を消し去る。他に方法はない」
「ほう・・・『最後の晩餐』のお次は『磔』かい。となると『復活』もできそうだな・・・それにしてもお前も運が悪い。二度もそのような目にあうとはな?」
「私は・・・」
「いや、気にするな・・・で、その時はいつになる?」
「彼奴が具現化するのは門が開ききり、彼奴がこっちに転生したその瞬間のみだ。それまでは・・・」
「手をこまねいて見ているしかない、と・・・忌々しいな」
「こうなることはわかっていたはずだ。いまさら命を哀れに思うか?」
「問題は全てが運命どおりに運ばれていることだ。なにしろクロセルに引き続き・・・」
「あの少年も・・・だな。彼ももはや反応は消えつつある」
「その目で確かめたわけではなかろう? クロセルにせよ、彼にせよ」
「同じことだ。目で見ようと魂で見ようと、事実に偽りは無い」
「お前は独善的で困るよ・・・しかし気に食わんな、こうも運命が頑固なものだとは」
232 :
鬼眼人@会話:2005/05/16(月) 19:08:53 ID:zgxgyY8L0
「なに、兆しはある。あの呪われた少年とあの二人の女だ」
「人の弟を呪われた呼ばわりするなよ。たしかにあれは自然に逆らっているがね・・・」
「その時点で既に運命を崩しかけている。あの者・・・あまりにも死が不完全すぎる。
もはや死とは呼べないほどだ。異能を手に入れ、さらには生殖能力の一つもあるだろう」
「まさに神をも恐れぬ、といったところだな。異能はそれほど不自然でもなかろう? あれには心がある。それも随分と強固な・・・
『心の力』である異能を宿したとしてもなんら不思議は無い。さて、彼らがどう出るか・・・?」
「あれが無事に彼の地にたどり着くことができたならば・・・」
「小さなほころびはやがて全てを崩壊させるということか。できれば逃げ延びて欲しいものだ・・・」
「あの女と、あの少年が恋しいか?」
「よせよ。確かにあの二人は今や俺の全てだ。美子も然り。だが・・・まあ、それはともかくとして
あの者のことだ。無視はできまい」
「あの寄生虫めが・・・いまさら殺し合いなど、魔能があのような者の手におえるものか。今に・・・」
「まあそう言うな。あれもまた『あってはならない者』何かしろの役には立つだろう」
「と言うと?」
「いろいろとさ。まあ、まずは・・・上手く誘き出せばゴミの一つも掃除するだろう」
「よく意味が分からんな」
「お前らしくも無い。次の眷属どもの行方は?」
「・・・北だな。おそらくはモスクワだろう。あそこにはいまだ多くの人間が生き残っている」
「そこへあれを誘き出す。そしてちょいとダンスを踊らせれば・・・」
「・・・なるほど、そういうことか。しかし、人間側の被害は?」
「どちらにせよ死ぬ人間だ。それにそのほうがちょっとは生き残る希望も出るってなものだろう。眷属どもになぶり殺しにされるよりはな・・・」
「よかろう。決行は・・・明後日の朝だ。おびき寄せる餌には?」
「隕石を使う・・・あの悪魔の石をな。あれをいくつかばら撒けば・・・」
「それでいこう。では早速・・・」
「うむ」
何だかいい匂いがしますねい…コンニチワ、さて面白いことになってきましたね。
楽しいんでしょう?君達も。自らの仲間の敵と言う名目において勝手気侭な殺戮を行えることが。
こっちも楽しいですよ…貴方達の滅びゆく様を見守るのは。
とばかりも言ってられないんですけれども。いや、門が完全に開いちまったでしょう?
そのせいで馬鹿みたいなモノが流れ込んできやがるわけですよ。
誰だって嫌でしょう?自分の家にヘドロが流れ込んでくるとすれば。
そこで「石」こいつが必要なんですよ。
こいつのお陰で自分専用のドアが作れる。今で…九つですか。後一つですね。
良いこと教えてあげましょう。そのドアってやつは好きな所に開くんです。
それさえあればこの世界と好きな世界を結ぶことができる。
素晴らしいと思いませんか?見せてあげますよ…地獄って奴をさ。
あとね、君達は仲間思いなんだそうで、結構、結構。
この計画が完成した暁には持ち主さんに体を返してあげようじゃないですか…
何故彼の体を借りたままにしているか、軍隊が欲しかったからですよ。
彼の体は現在一万二千体。大変なものですよ…
命なんてのは創りだせる物じゃない。どっかからパクってくるわけですよ…
どっかって何所?さあ、想像にお任せするとしますか…
でもね、本体が壊れると後が全部壊れてしまうんですよ。ドミノのごとく。
その本体が一匹だけ混じってる。君達の言う366とやらが。
そいつを殺さなくちゃ意味がない。誰かさんの言う助けられたはずの人間を。
死ねない、と言いましたね。そいつは大変だ。君にとっても、わたしにとっても。
だから用意したんですよ、この軍隊を。君を永遠に閉じ込めておける軍隊を。
楽しもうじゃないですか、「殺しあい」を。
正直、めんどくさいんですよ。ちまちまとしたやつは。
解ってますよ、わたしがもうすぐ破滅すること。君も解っているんでしょう?「世界」レベルでの破滅が近いことが。
234 :
デヴィッド:2005/05/18(水) 19:00:53 ID:wHRT8Xuf0
皆死んでいく・・・176さんやロックさんもどうなったんだろう・・・
この掲示板に書き込みがどんどん減っていくのは、寂しいよ・・・
今はたぶん山口県のあたりまできていると思う。
門が開いた影響はそれほど無い、と思う。
それにしても不思議な感じだ・・・
広島とかの大きな町はまだ辛うじて秩序を保っていて、僕らもホテルに泊まって、お風呂に入って、ごはんを食べて・・・
なのに、それまでの小さな町や町じゃない所じゃ、あまりにも荒れ果てて
僕もお姉さんも、美子ですらも返り血に塗れて・・・
この異能があるかぎり、僕は戦うけど・・・
以前は普通の生活をしていた、普通の人間を殺すは嫌だ。
それでも・・・戦わなきゃならないんだ。相手が殺意を持って襲ってくるかぎり。
お姉さんは異能とマシンガンで、美子はピストルで、僕はこの物質組成の力で・・・
僕達の邪魔をする奴らは、皆・・・殺す。
屋久島にたどり着くまで、僕は・・・力を恐れない。
235 :
鬼眼人@会話:2005/05/19(木) 21:12:54 ID:2WBqNm1f0
「・・・見当が外れたな」
「侮りが無かったとは・・・言えぬな」
「まさかあそこまで成長していたとはな・・・」
「奴はもはやバグどころのものではない。ウィルスだ。感染すれば・・・二次災害三次災害も起こる」
「さあ、どうする? 放っては置けんぞ。早いうちに駆除しなくては」
「仕方がない・・・彼女に、会おう」
「彼女? ほう・・・だが」
「なに、心配は要らぬ。あれもまた死を奪われた・・・いや『死』そのものとなることを命ぜられた、哀れな罪人だ。
肉体はかりそめ、エネルギー源を破壊されてもその魂になんら問題は無い」
「いや、そのことではなく・・・彼女はお前がその手で・・・」
「・・・かつては私と心通わせた者だ。心配は要らぬ」
「そうか・・・いいのか? 彼女の魂を、食ってしまって。そう、『キャロ・マリ・・・」
「その名を口にするな! ・・・穢れ、呪われたその名を!」
「・・・すまない。そうだな、彼女はもう・・・『キャロ』以外の何者でもなかったな。・・・お前が『レッド』であるように」
「・・・」
「感情など、とうの昔に消え失せたのではなかったのか?」
「・・・感情は、不滅だ。例えそれが誰の、どんなものでも・・・」
「・・・そうか、よし。彼女に会って・・・それから『グラシャ』に会うとしよう」
「・・・何故また?」
「なにしろ、すべての力の源はあれだからな・・・必要とあらば・・・」
「いや・・・必要ないだろう。彼ならな。・・・で? それでどうする? 『彼』に救いを?」
「・・・救いなど、いらない。そう言ったのはお前だろう?」
「そう、だな・・・さあ急ごう。もたもたしている暇は無い」
「ああ」
デヴィッド君、初めまして。
単刀直入に質問しよう。生きていることが楽しいですか?
ここで楽しくないだなんて言っちゃいけない。私が困りますから。
いや、ちょっとしたゲームに付き合ってもらおうかと。…どうせ貴方は死にませんから御安心を。
君の様な「不死」の能力者が死ぬのはただ一つ。自ら強く死を願った時だけ。護る物が無くなった時だけ。
貴方が死なないことは良くわかってるんです。で、本題。
ちょうどこっちは「軍隊」を作り終えた所なんですけど、ちょっとぶっつけ本番は怖くて。
それに、本体が壊れた時点でジ、エンドってのも不安じゃないスか。
で、ちょいとテストしてみようかと。「リモートコントロールタイプ」ってやつを。
動作に不具合はあるかも知れないけどそれは後から何とでもなる。
今回テストしたいのは「魂の遠隔補給」ができるかどうか。
いや、さ、ちょっとした避難所っぽい所見つけたわけよ。2000人ぐらいいる「町」を。
で、そこの人々を救ってあげたわけ。取りあえずのところは。
ただ、彼らの魂は私の管理下に置かれているって訳。
つまり「殺すのは勝手ですがそのぶん無関係な人がばたばた死んでますよ〜」といいたいの。
まあそう言うわけでテスト機を30体ほど送り込みますよ〜。
こんだけ言って手の内明かさないのも何なんでちょっとヒント。
彼らは366の複製、ということで「左腕」と「石の力」こそ持っていませんが
元から持っていた「マジックハンド能力」は持っています。
そしてちょっとムカデと合成しちゃってるんですけどそのせいか
「噛み付かれると毒が回る」ので十分気を付けて。
そして最後に。
私の知っている不死の原理で貴方が本当に死ぬのかどうか確かめさせてもらいます。
護りたい物が無くなった時本当に死ぬのかどうかを。
あの後自分は中部地方を一巡りして来た。こんな身の上だが、いや身の上な故に若干の異能は持ち合わせている。
どれもこれも死を失った遥かなる昔に神によって引き合わされた、神を全てを創造した存在から餞別として受け取った物だよ。
主に時空間に関する物ばかりだが、全次元・宇宙の源である"無"より取り出すエネルギーを基にしたものだから、異能とは言え今巷に溢れている物とは全くの別物だ。
勿論、先にも述べた様に時間を止めたり、飛び越えたりする事など容易に出来る。物質組成も左に同じ、大抵の事は可能だ。行使するかしないかの問題に過ぎんが・・・。
基本的に自分は必要に応じられた時のみ使う主義なのでこれまでは封印して来たが、ここまで荒れてくると使わざるを得ない事も多々ある。
現に今回の中部巡りの最中にも数回襲ってきた魔物を、その存在諸共"無"に帰したものだ・・・不完全な死、魂魄、罪、輪廻、絶望、希望云々以前の"無"へ・・・。
全く、この力を行使したのは以前いた次元が、滅んだ時以来だったもので鈍っているかと思えば、そんな事は無いむしろ強くなっている始末だ。我ながら呆れてしまうよ。
今の自分はその気になればこの世界を"無"へと帰す事が出来る。しかしそれは決してしない事だけは言明しておこう、神を創りし者の意思には反せないからな・・・。
最後に中部の現状を・・・。
静岡
東部は溶岩の海と化して全滅、生きる者の姿は皆無。伊豆は半ば海中に没した、唯一南端部にわずかな生き残りがある。
浜名湖周辺は完全に海中へ没した、静岡市付近だけが昔のまま残っている。また文明の営みも生き残っている、鉄道道路とも掛川〜清水間は生きていた。
愛知・三重・岐阜
渥美半島は海中へ、岡崎付近では大規模な大火跡を確認、恐らく109氏の放った火によるものであろう。被害は甚大。完全なる焦土が岡崎市付近に広がっている。
名古屋都心部は岐阜市と共に健在なるも、電力不足により機能が半ば麻痺。三重・愛知県境付近は地盤沈下により、海中へ消えていた。
高山の方向では、焼岳等の火山活動を始めとした造山活動が活発化しており、地震多数。
北陸三県・新潟
ここは不思議な事に至って平穏だった、魔物も姿を見せない。
誰も気が付いてはいないが、どうやら何か天然の障壁の様な物が張られているらしい。曲がりなりにも文明がしっかりと機能していた・・・。
長野・山梨
長野県南部は地震が多発し、造山活動が極めて激しく、岐阜側と完全なる連動を見せている。そして秩序も失われていた。
浅間山は噴火していた、松本には臨時政府が樹立され長野県北部と新潟・北陸三県を統治している。将来的には金沢へ移転するとの事だ。
山梨は・・・東部富士五湖は静岡東部と同じ。甲府盆地内も火山灰の被害激しく、多くの住民が長野へと避難している。南部は山腹崩壊によって壊滅。
そして、今自分は東京にいる・・・ある者を手にして、それは羽ペン。血染めの白と茶の2つの羽ペンだ・・・恐らく、クロセル・フォカロル両氏の忘れ形見であろう。
誰が置いたのかは知らないが、品川の寝床へ戻ってきたらそこにおいてあったのでね・・・。かつて2人が座っていた椅子の上に、ちんまりと静かに・・・。
239 :
デヴィッド:2005/05/21(土) 20:15:54 ID:GYsIU73D0
今日、自警団の人からメールがあって
・・・山上兄弟が死んだって。
なんでも今までとは比べものにならないぐらい強い魔物が襲ってきて
刺し違えて死んだらしい。
残るは普通の自警団の人と紫音さんだけ。
全滅も、近し。だって・・・
・・・そして僕らは・・・
>236
・・・ならば言ってやる。ちっとも楽しくなんて無いね。
ごはんを食べてもちっともお腹はふくれないし、会う奴会う奴僕の姿を見てビックリするし
時々、僕が美子と一緒にいていいのかどうかすら、わからなくなる。
何が楽しいものか。
でも・・・僕は死なない。僕は絶対にこの心を無くさない。
僕の心は僕のものだ。お前なんかにどうこうされるいわれは無い。
・・・テスト機とかいうのは、僕が殺した。
知らないの? 僕はもう死んでるんだ。
誰がどこで何人死のうが、知ったこっちゃない。僕は『死』が怖くないからね。
それから教えておいてあげるよ。
あいつら、ムカデと合成してるんだって? だから弱点がある。
目と目の間をぶっ潰したらイチコロさ。
・・・来いよ。
何人でも来いよ。
僕とお姉さんと美子の邪魔をする奴は全て殺す。
そう言ったはずだよ。
…なるほど…
ありがとう。
良く耐え抜いて下さいましたね…
おかげで魂を抜く暇が省けたと言う物です…
負け惜しみ、ですか。そうでしょうね、きっと。
まあこっちが解った点としては
「テスト機タイプA」は失敗作だった、ということですね。
処分市、ってことでどっかの町にでも放置しますか。「理性管理プログラム」をはずした状態で。
…しかし厄介なまねをしますね君達は。
「人間」ごときが逆らって良いものと悪い物が…失礼、愚痴っぽくなってしまって。
次はどうしましょ…鴉でも飛ばしますか?白蛇でも這わせますか?
…憑き霊なんてのはどうです?君達を内側から破壊するようなやつは。
>233さん…馬鹿だね、最悪の選択だ。
いや、>233さんだけじゃない。
みんな、みんながみんな、これまで本当に、
一番取ってはいけない選択をしてしまった。
だから、こうしてこの世界は崩れていくんだ。
何らかの形で他の世界に行ける術を持つ人は
今のうちに全力で次に住む世界を探すことだね。
僕たちにはわかる。分かってしまう。から。
この世界にうかつに留まっていると
本当にその身を滅するだけだ。魂すら残るかどうか。
明確な破滅のビジョン。立つ大地が足元からすべて崩れ落ち、
空が全部降ってくる。
どんな力を持っていても生き残る事のできない、滅び…
どんな力をもってしても抗えず、まるで…そう、
みんな子供の時に読んでもらっただろう人魚姫の絵本のように、
皆、泡のように消えてしまう。そう定まってしまったんだ。
そしてそれはもうじき。
僕たちはもう行くよ。三十六計逃げるに如かず。
京都で、最後の二人…一番上の兄と五番目の兄を見つけたから。
身内、全員揃ったから。本当に間に合わなくなる前に。僕らは行く。
人の身で世界を移る大技をやってのけるんだから、次の世界に移る時に
今の記憶とかは全部一回消えてしまうだろうけど、
…一番上の兄は何故かやけにその事に関してごねたけど、連れて行く。
それじゃぁね。もう逢うことも無いでしょう。
242 :
Naga:2005/05/21(土) 23:48:14 ID:QLyulXZ30
多分、これで書き込めるはずだが・・・。
蛇がパソコンを打つのはなかなか骨が折れる。人間と違って一本の尻尾で打つしかねえからな。
クロセルから一応キーボードの打ち方は教わったが今まで書き込むのがたるくてなあ。
俺は機械というのが大嫌いだ。いちいち命令しなきゃ動かねえなんてまどろっこしくてかなわん。
だが今回ばかりはそうも言ってられなくてな・・・。
お台場の水爆の影響で、クロセルとは離れ離れになっちまった。
クロセルは無事だったみたいだが、俺はバラバラになって海に溶けちまって、しばらくは死んだも同然な状態だった。
2日前にやっと体を戻して陸に上がってみたら、なんでえこの有様は!
預言者のこん畜生もフォカロルさんも、クロセルまで逝っちまったなんて!俺はどうすればいいんだ!
というわけで途方に暮れていたんだが・・・どうもおかしいんだ。
僅かに。とんでもなく僅かだが、クロセルの異能の波を感じるんだ。
この冷たい感じ、間違いねえ。マグマに飲まれたんなら普通はありえねえはずだ・・・。
でも、この波がどこから来ているのか全く分からねえんだ。今までこんなことはなかったのに。
俺は腹に決めた。世界中探し回ってでもクロセルを見つけ出してやる!
243 :
Naga:2005/05/22(日) 00:19:08 ID:jrx09hll0
・・・そんなわけで、今北海道にいる。
北海道は湖や森や湿原など自然も豊富で、寒い時期になると白い雪に覆われる美しい土地だ・・・というのを聞いていたが。
俺の聞き間違いか相手の勘違いかどうか知らんが、とにかく聞いてた話とは一切合切違うぞ!
湖も森も湿原も、おまけに街もありゃしねえ。あるのはとんでもねえ数の火山と荒地だけだ。
火山は今もマグマを吹き出し、土地はどこもかしこも真っ赤に焼け爛れてやがる。見ちゃいられねえ。
北海道が丸ごと火山の火口みたいだ。もちろん何処にも雪なんかありゃしねえ。
暑くてたまらないが、俺も伊達や酔狂で水の精霊やってるわけじゃない。上空から水でマグマを冷やしつつ端から端まで探し回った。
・・・相変わらずクロセルの波は感じるが、北海道をいくら探してなんにも見つからなかった。
いたとしても、マグマの海でとっくにお陀仏だろう。他を探すとするか・・・。
次はここから南・・・東北地方をあたってみるか。
>240
ちょっと待て。黙って聞いてりゃいい気になりやがって!俺は気が短いんだ!
テスト機だか理性管理だか何だか知らんが、お前のどこに人を傷つけていい権利はない。
人間も幽霊もお前に左右される筋合いは一切ねえ。実験動物みたいに扱いやがってこん畜生!
もっと言うと白蛇でも這わせますか・・・ってのはどういう意味だてめえっ!蛇毒ぶち込むぞ!
あちゃー、皆さんったらお怒りになっちゃって。
まずね、人の姿で世界を渡る、と。君の記憶なんか知ったことじゃない。
ただ、そんなことをされてたまるか、と言いたい。
君達には私の生け贄、最低でも運命共同体になってもらわなきゃ困る。
聞いたことがあると思う、「何よりも重いものは命」って。
そんなこと信じてるわけじゃないけど、それにも一理あってね。
その中でも価値の高い、例えば君みたいな命が重要でさ。
いやーいじわるなオッサンが石を返してくれないっぽいんで自分で作っちまおうかと。
原材料は…命:金属が5000:1になるように…だとさ。
金属はお好みで調合して下さい…か。全くふざけてる。
でもこれが私の唯一生き残る道だから仕方ない。
そして、世界と世界を繋ぐ道は私のホームグラウンドだから気をつけるように。
…まあ、魂が「材料」になるまでは生かしておくので御安心を。
で、え〜と、ナーガ君、人を怒らせるのはたいがいにしようね。
ちょっとした精密作業やってた所なんだけどキレて手が滑ると…ね。
「人間も幽霊もお前に左右される筋合いは一切ねえ。」ですか。
私だって貴方にごちゃごちゃ言われるほど落ちぶれていない、とこたえておきますか。
…この失敗作品が。…いや、何でもありませんってば。
ところで君は仲間意識が強いみたいだね…ちょうどいい。
こっちはこっちで君の言う「仲間」の種類の失敗作の処分に困っていた所なんだ。
ま、安心して下さい。すでに思考回路は取り除かれてますから。貴方の事を単なる敵としか思わないでしょうから。
で、クロセルさんが生きているかも知れないって?
そりゃ困った。まあ魂としての価値は高いんだけどね。
…「殺しあい」、「宝探し」、どちらがお好きですか?
245 :
鬼眼人@会話:2005/05/22(日) 17:40:33 ID:XXwOWEz90
「無、ね・・・」
「・・・厄介なものだな」
「厄介なものが多すぎるな」
「どうする? 一思いに・・・」
「馬鹿言え・・・奴は『無』俺らは『有』をつかさどる者。あいまみえぬ者同士だ。放っておけ」
「だが、あの保守派は・・・」
「気にするなと言っているんだ。『記録人』は記録人。『破壊者』は破壊者。運命に従うものと運命に抗う者。
その違いはあっても所詮は同じ、運命の子。兄弟同士が争う意味は無い」
「そうか・・・」
「そんなことよりもデヴィッドのことだ。あの力の成長率は・・・」
「ただの異能ではないな」
「間違いない。奴は魂を食って成長している」
「邪神や我々と同じ、ということか・・・」
「あの穢れなき無垢な魂が『力』によって侵されていく・・・なんということだ」
「だが、あの力が無ければ今ごろは・・・」
「力というのは難しいものでね、護ると破るは紙一重だ。ただただ護ることだけに集中していればいいが・・・」
「どうする?」
「・・・放っておこう。本当に運命が狂い始めているのなら、心配はない・・・」
「つまり彼らをリトマス紙にすると?」
「・・・彼には意志の力がある。彼なら大丈夫だ。俺の友人は皆、強い奴らばっかりさ」
「だが万が一のことがあると・・・」
「その時はその時さ・・・『死』とは救いに過ぎない。そう言ったのはお前だろう?」
「まさか、お前・・・」
「心配すんな。彼らは死なせないよ・・・何があっても・・・そうだな、ちょいと一声かけとくか。
ところでキャロとの逢引きはどうなったい? そろそろ俺達も打って出るぞ」
「・・・彼女は言ったよ。魂をやろう、と」
「そいつぁおアツイこって。御馳走様・・・グラシャとも、約束を取り付けた。お前の全てをよこせ、とね・・・」
「いよいよ、か・・・」
「いや、まだまだ。俺らの最終目的はこんなもんじゃないだろう? あんな下衆一匹に満足してどうする?」
「・・・そう、だな」
ああ、あとそれから>244。アンタだアンタ。理性管理プログラム?
とやらを外した哀れな魂たちは俺が引き受けた。
・・・あんまりつまらんことをするなよ。
人間如き? よく言うよ。ええ? この裏切り者め。
そうだろう?
『ユダ』・・・だった者よ。
いや・・・今はこの名も忘れたか?
そうだろうな。お前の心はもう穢れてしまったのだからな?
それでいいさ・・・もう俺もリョウではなく『アジン』なのだからな。
・・・友が『レッド』であるようにな。
あああ、やれやれやってらんね。
そんなに邪魔がしたいんならしてりゃいいじゃないスか。
力を与えるきっかけを作ってやったのを誰だと思ってるんでしょうね、恩知らずどもが。
まあ、私だって失敗がなかったとは言いませんよ。貴方みたいなイレギュラーが何匹も出るとは思いもしなかった。
油断してた私が悪いんでしょうけど。
まさか同業者さんとばったり鉢合わせするとはね。運が悪い。
しかしそのせいでこの世界が私の棺桶になるかも知れない…と。
頂けませんね。まあそれも仕方のないことなんでしょうね。
ただ、裏切り者なんて言っちゃダメですよ。この偽善者。
たしかに「つまらんこと」されちゃ困りますよね。
どうです?この世界の破滅後貴方はいくらぐらい儲かりそうなんですか?
もうちょっと気付くのが速ければ取り引き…といけた所なんですがね。
この世界は私にとっても貴方にとってもカルネアデスの板。
鼠はとっくの昔に逃げた。
船の沈没は2ヵ月前。
タイムリミットは一週間後。
おごり高ぶるのはおやめなさい。
私だって勝てない喧嘩を叩いて売るほど馬鹿じゃない。
どうも!こんな形で言葉を届ける事になったのは至極残念です。
なぜなら今現在・・・京都方面で残っている生存者はワタシと騎士団のリーダー「神託者」さん、
そして八卦衆のリーダーこと柊さんの三人だけとなってしまったからです。
あの・・・静岡の門が開き世界が本格的に崩壊し始めた時、京都には辛うじて数十人の生存者が残
り、我々関電作業チームの生残りと、10名以上残っていた防衛隊それに同じく10名以上残っていた
騎士団の人達と近隣の小中学校から避難して来た子供たちが20名近くが何とか生き延びていました
が・・・曽我部(白コート氏)さんと、その異父弟の英五君が突然神隠しに遭って姿を消してしま
い、それで戦力が下がったせいか再び強力な魔物軍団が襲撃してきた時に残りの生存者・・・防衛
隊員、騎士団の少年少女達それに関電作業チームの大半と避難中の子供たちまでも・・・。
生き残ったのは加藤とロックそれと亜里沙ちゃんとルビアちゃん、そしてワタシの五人だけ・・・
もう皆・・・屍で埋め尽くされた街を見ながら泣いたよ・・・ロックなんか拳を地面に叩き付けて
泣いてたよ・・・もう悔しい!無念!なんでこんな事に、なんで誰も守れないのか・・・。
もう皆絶望してた時に神託者さんが来られて、皆に言ったよ。
「最後の”希望”を失う訳にはいきません」
そして・・・我々5人とともに鍵穴(魔方陣)とところへ行くと、加藤と亜里沙ちゃん、そしてロ
ックとルビアちゃんを魔方陣を通じて別の次元へと送り出したよ・・・この4人だけでも、なんと
か無事にと思って。
でもただ送り出すだけでは・・・何処に辿り着くか分からない。 だからワタシ呂明犀、霊幻道士
として最初で最後、そして最高の秘術”白龍召喚”を行ったよ。
”白龍召喚”・・・つまり”幸運”を司る白い龍神様を召喚する秘術。
そしたら白龍神さん4人を見て、とても喜んでた。「これほど名誉な御役目は滅多に無い!」と
言って・・・そして神託者さんと柊さん、そしてワタシの三人で二組のカップルを”幸運”をガ
イドに送り出したよ。 後は・・・頼んだよ皆。
そして残った我々三人は今、既に閉じてしまった”鍵穴”の跡地に拾ってきたテーブルと椅子を
並べて杯を交わしている。
杏露酒・・・ワタシが香港を出る時に師匠が「大いなる厄災を退けた暁に、それを祝って飲め!」
といって贈ってくれた杏(あんず)の酒。
御二人に勧めたら「私達は高校生なんですが・・・」って言われたんで「あぁ〜りゃりゃ!子供
に酒を勧めるワタシはトンでもないヤクザ者だよ!」って言って笑い飛ばしたよ。(w
多分これは・・・今世で最後に飲むに相応しい最高の酒でしょうに。
では・・・旅立って行った四人に、そして最後まで諦めず闘い続けた者たち全てに・・・乾 杯 !!!
>242Naga大人そして・・・>244鬼眼人リョウ殿
できれば・・・もっと違う形でアンタ方と杯を交わしたかったけど・・・それが
少し残念だよ・・・とにかく今は御二方にも、 乾 杯 !!!
>247
偽善者、と来なすったか。こいつぁ愉快だ。
今さら善だの悪だのといったことを聞くとは思わなかったよ。
あれほどにも不安定なものをね・・・
よく言うじゃないか、やらない善よりやる偽善、ってね。
・・・アンタに善の何たるかを知る資格は無い。もちろん俺にも、誰にもな。
正直に言おうか。なんだかんだ言っても俺はアンタのこと何にも知らないんだ。
アンタが何者なのか、俺は知らない。知る気は・・・あるがね。
だがな・・・まあいい、質問に答えてやろう。
いくら儲かるか、か。
俺がやってることは割りにあわないことばっかりでね、ちっとも儲からないんだよ。
そりゃ一時は腹も膨れるだろうがね、所詮そのうちすぐに腹は減るのさ。
意味? そんなものは無いさ。そもそも『意味』なんていう言葉自体存在しなくてもいいだろう?
それからカルネアデスの板? 知らんね、そんな言葉。
そんなもの俺が叩き割ってやるよ。
あと一つ勘違いしている。アンタが売った喧嘩を俺が買おうってんじゃない。
気が変わったよ。俺がアンタに喧嘩を売るつもりだ。激安でな。
むしろ嫌がらせさ。買う気が無い客にも無理矢理送りつけるんだからな。もちろんそちらの都合も知ったこっちゃない。
・・・はは、俺は『復讐』の名分を借りてお前の全てを奪ってやるつもりさ。
まあ、待ってろ。近いうちに直接お伺いするよ。
招待状も頂いているし、どうやら時間も残り少なくなっているようだし。
今さらのんびり、というわけにもいかんだろう?
>248
ははは・・・今度は是非ご一緒させてください。いつでもお声をかけてくだされば。
とにかく今は私も 乾 杯 ! と行きましょうか。
限りある人生、良い終末を・・・
呂さん、貴方はなかなか力のある方だ。
”幸運”を司る白い龍神様、か。確かに強かったよ。
でもね、甲虫だってクモの巣にひっかかれば終りなんですよ。
あんなに強そうなやつでも。「龍神様」とやらはちょうど今その状態。
言ったはずですよ…「世界と世界を繋ぐ道は私のホームグラウンドだから気をつけるように。」って。
殺しはしませんよ…「良い終末」までは。
「幸運を司る」ですか…ほんと「彼女」はそのとうりですよ。
昔の知り合いでさ。私の片思いっていうか。
だからためらうんですよ。終末に私が生き残ることが本当に正しいことなのか、と。
リョウさん、面白いことをいうじゃないですか。
でも貴方は他にすべきことがある。
言ってたでしょう、「憑き霊」、あれが貴方の彼女さんに憑いているはずですよ。
きっと今頃デヴィッド君辺りが頑張ってるんじゃないですか?
あれは大変な代物ですよ。本能的に憑いた相手の「魂」を我が物にすべく削りはじめる。
不死の者は削られると有限の命となる。
運命共同体として共に滅びるか、相手の命を喰らって生きながらえるか、道は二つに一つ。特急列車は止まってくれない。
253 :
Naga:2005/05/23(月) 18:27:40 ID:y3QELZv/0
ようやく東北地方の探索が一段落したぜ・・・北海道とは比べ物にならない探しにくさだった。
まず、実際の地形が地図と全然違え!この西端にある八郎潟ってのは何処にもないぞ。代わりにあるのは海だけだ。
一番北の下北半島ってのも消し飛んじまってるし。どんな戦争をしたらこんなになっちまうんだ?
それと北海道には虫1匹草1本も無いと書いたが、東北地方はうじゃうじゃいるぞ。 蛇 が な 。
最初は仲間に会えて安心したが、話しかけてもぴくりとも反応しねえ。俺の姿を見たら何も言わずに襲い掛かってくる!
まあ相手はただの蛇だったから何とかなったが、おかげで大分探すのに手間がかかっちまった。
残念ながらここにもクロセルはいないようだぜ。こっちにはまだ建物が残ってるところもあったが、一軒一軒嗅ぎ回っても見つからねえな。
相変わらず異能の波は感じるが、全く何処から来ているのか分からねえ。だからこうして探してるんだが・・・。
次は東京を探したいとこだが、危険だ。静岡の門の影響で俺みたいな精霊が近づいたらたちまち飲み込まれちまう。
しょうがねえから西へ向かうことにする。
流石にいくら俺でも一人じゃ危険すぎるから、世界中の仲間を集めてるとこだ。
こんなご時世に何匹が生き残ってるかはたかが知れてるが、幾分はましになるだろ。
おうおうおう、ちょっと待て。そこのトリックスターとやら。
随分さらっとこの世界と住人を実験動物呼ばわりしてくれるじゃねえか。
なるほどお前さんは俺達から見れば神のようなもんなのかもしれねえ。
もっと言うと俺みたいな蛇などお前さんにとっちゃ失敗作かもしれねえ。
だがな。この世界はお前さんの持ち物じゃねえんだ。いきなり土足で踏み込んできてあーだこーだ言われる筋合いもねえ。
俺にごちゃごちゃ言われるほど落ちぶれちゃいない、だと?じゃあ俺を早くぶっ殺しゃいいじゃねえか。
人の元に実験台送りつけて戦わせてお前さんは高みの見物かい?よくそれで落ちぶれてないと言えたもんだ。
虫っけらは虫っけらなりに生きてるってこと、とくとご覧に入れようじゃねえか。
>248
クロセルじゃなくて俺みたいな蛇でいいのか?そりゃありがてえ。
俺も 乾 杯 !最後まで諦めるんじゃねえぞ!
>252
ふはは・・・あの少年ら3人を・・・いや、あの4人のことをそう格下に見るのは、そろそろお考え直したほうがよろしいですな。
彼らはあなたが考えているほど容易いものではありませんよ。
もし彼らの前に立ちふさがろうものなら、この私ですら彼らは排除しようとするでしょう。
あなたともあろう者が彼らの意志の力を見誤るとは!
故にあなたが彼らになにをしようが、私にはなんら影響をあたえません。
私と友はただ決めたことを実行に移すまでなのです。
本日私は彼らの様子を窺ってまいりました。
ふふ・・・明日にでも彼ら本人がどのようになったかを報告することでしょうな。
それまではゆっくりとお待ちになられたほうがよろしい。
執念深く彼らに対する計画を立てるか、それとも来るべき私に備えて準備をするか・・・あるいはまた別の仕事をなさるか。どうぞご自由に。
ふふ・・・友は言います。道が二つあるのならその真ん中にもう一つ道を作ればいい。
列車が止まらないのなら、先の線路を外せばいい。
・・・なんという愚かな、身に余る思想でしょう!
おごり高ぶり、己の力を見誤る。彼は今まさにその状態なのです。
・・・ですが、それでこそ彼はイレギュラーなのです。それでこそ究極の破壊者たりうるのです。
力とは感情です。そう、あなたが与えてくださった力はね・・・
彼の感情は強いですよ。誰よりも・・・そう、曖昧な言い方で恐縮ですが、神よりも、運命よりも、ね。
せいぜい、じっくりと御覧になられると良い。
全てをね。
>253
彼が・・・クロセル氏が生きているとはちょっと考えられませんな。
ただ彼の魂が意志となって残っているということは考えられますが・・・
いや、もし本当に彼が生き残っていることを確認したとしたら、是非お知らせ願いますか?
実に興味深いことです。それに友も会いたいと申しております。
なに、ちょいと呼びかけていただければ。私は世界中のどこにでもおりますので。
255 :
山瀬美子:2005/05/24(火) 19:45:02 ID:jwwwq+bT0
はじめまして。山瀬美子と言います。
デヴィッドがちょっと今書き込めないので、私が代わりにここ数日の出来事を書きます。
真紀さんが倒れたのは一昨日のことでした。
もう九州にも入って、山の中で急に意識がなくなりました。
ほんと、急にガクッっていう感じで。
なにをやっても反応がなくて、昨日の夜になっても目を覚まさなくて、だんだんやつれてきて、私もデヴィッドも途方にくれていました。
そんな時デヴィッドが急に空を見ながら「何か来る」って言い出して、私もその方角を見ると小さな光が見えて
そして突然あの人が現れました。
一応人の形はしていました。でもなんていうか、全身の皮膚が青黒く光ってて
その身体を幾何学模様に青と赤の光がネオンみたいに光っていました。
顔は・・・なんだか仮面みたいな感じで、目が五つありました。そのうち縦に並んだ右側の目の瞳は赤、左側の目は青、そして一番上の真ん中の目の瞳は真っ黒でした。
長い髪がぴッしりと全部後ろに流れてて、そして宙に浮かびながら腕組みをしていました。
物凄い威圧感を感じたけど、なんだかとっても懐かしくて、その時デヴィッドが言いました。
「ひょっとして、リョウ?」
その人はゆっくりとうなずきました。
その人はリョウさんでした。・・・鬼眼人になったリョウさんでした。
私もデヴィッドも駆け寄ろうとしたんだけど、なんだか拒まれているように足が動きませんでした。
そしてリョウさんは倒れている真紀さんを見ながら、私に・・・テレパシーを送ってきました。
256 :
山瀬美子:2005/05/24(火) 19:45:59 ID:jwwwq+bT0
大丈夫
何も絶望することはない
大丈夫
彼が必ず、護ってくれる
確かに今は夜明けが遠いだろう
確かに今は世界が怖いだろう
だが時は止まってはくれない
そうそれはまるで川の流れのごとく
いつまでもいつまでも流れていく
大丈夫
川はやがて海となる
大丈夫
海はやがて雨となる
世界は、終わらない
だから最後まで
彼のことを支えてやれ
257 :
山瀬美子:2005/05/24(火) 19:46:32 ID:jwwwq+bT0
たぶん、こう言われました。でもデヴィッドには別のことを言ったのかもしれません。
・・・その時のリョウさんの顔が、すっごく優しく見えました。
見た目は凄く怖いのに、まるで神様みたいに優しく感じました。
そして次の瞬間にはもう消えてしまいました。
私もデヴィッドも止めようと声をかけることすらできませんでした。
そしてしばらくたって、デヴィッドが急に真剣な顔になって私に言いました。
「いいかい。これからお姉さんに恐ろしいことが起きるかもしれない。でも心配しないで。僕がなんとか、してみせる」
そう言うと真紀さんに近付いていって・・・
なんていうか、真紀さんの身体に入っていきました。デヴィッドの姿が倒れている真紀さんの身体に、すっと。
そしてしばらくしたら真紀さんの身体がビクッと痙攣して、発作みたいなものが起こりました。
とても恐ろしい声をあげて、とても苦しそうに・・・
私は真紀さんの手を握って、泣きそうになるのをこらえていました。
すごく怖かったけど、なんだか肩をリョウさんに支えられているような気もして・・・
それでしばらくすると突然デヴィッドがぶわって飛び出してきました。真紀さんの発作もおさまりました。
それでデヴィッドが少し飛ばされて、横たわりながら言いました。
「もう、大丈夫だよ・・・お姉さんにくっついてた奴は退治したから・・・かなり疲れてるだろうから、まだ目は覚まさないと思うけど」
真紀さんを見ると今までとうって変わって、静かに眠っているだけのように見えました。
デヴィッドもかなり疲れているようで、そのまま眠ってしまいました。
今は二人とも目を覚ましています。
どちらもまだかなり疲れが残っているみたいですが、大丈夫そうです。
二人とも元気になったら引き続き屋久島に向かいます。
そこに何があるのかは分からないけど・・・なんだか絶対に行かなくちゃならない! って感じがして。
258 :
Naga:2005/05/24(火) 23:44:04 ID:hPbgiQbs0
屋久島が一時避難場所として使われてるという情報が気になって、四国をすっ飛ばして先に九州に来てみた。
・・・久しぶりにまともな町並みを見た気がするぜ。まだ建物も残り、僅かに人間も住んでるらしい。
しかしトリックスターとやらが送り込んだ化け物が徐々に勢力を広げてるのもよく分かる。
北部はこいつらのせいでズタズタだが、南部はまだ手付かずみたいだな。屋久島に逃げるってのは正解だ。
世界から仲間達も徐々に集まってきたし、俺は九州をじっくり探し回ってみるぜ。
>254
ああ、俺も自分の感覚が信じられねえんだ。今はこの感覚を信じて動くのみだが。
・・・それはそうとお前さん、クロセルと随分派手にやらかしたみたいじゃねえか。
俺も結局は蛇だから難しいことはよく分からんが、お前さんはクロセルの味方か?敵か? どっちだ?
俺はクロセルが人道から外れていようと常に味方をする。場合によっちゃあ、お前さんも敵ってことになっちまうが。
すまねえな、こんなご時世に世知辛いこと言っちまって。
>257
俺が言うのもなんだが、お前さん達には確かな愛ってもんを感じるねえ。いいねえ。粋だねえ。
俺が聞いて欲しいことはただ一つだ。
逃げて、逃げて、逃げとおせ。
生きて、生きて、生き延びろ。
お前さん達みたいなのがいる限り、世界は滅びねえ。きっとそういう仕組みになってるにちげえねえ。
「見ろ、物凄い噴煙ではないか・・・。」
「真に、まさかあの富士山がそうなるとは思いもしませんでした。」
「恐らく無数の命が失われた事だろう・・・我々も生きて行動しなくてはな。」
「艦長、我々は何処へ向うべきなのでしょうか?」
「ふむ・・・前下、それは非常に難しい質問だな。そもそも国防省とも海軍司令部とも連絡が取れないと言う、異常事態である事を考慮に入れねばならんだろう。」
「と言いますと?」
「つまりだな・・・我々の行動を妨げるものは事実上存在していないと言う訳だ。最後に入ってきた情報に、富士山が噴火したというのがあったな。恐らく、これによって中枢は壊滅したものと考えられる。
よって我々は自らの判断によって国民の税金で買われた艦を守りつつ、行動せねばならないのだよ。」
「ではどうするのです?母港は壊滅していますよ。」
「針路を・・・西へ向けろ。恐らく東はもう駄目だ、西もかなり酷い情勢のようだが、東よりはましに思えるからな。」
「了解しました。では、如何進みましょう?」
「食料の補給の関係もあるから、名古屋にて一旦補給し、瀬戸内海を西へ進んで呉で補給、その後は大隈海峡を経て西南諸島の辺りまで行くとするか。あちらなら補給も大丈夫そうだ。」
「了解しました。では早速・・・。」
「うむ、頼んだぞ。」
終わり……か。もう、全てが終わりなんだなぁ……。
僕は一度死んだ。死んだ後、僕の魂は異能の力の源だった地球へと取り込まれた。
だから分かる。この惑星はもう終わりだ。地表はどんどん闇の力に飲み込まれ、
毒のようにじわじわと内部へと侵食して行く……まるで遅効性の毒だ。そのせいで
地上は生物が存在しつづけるのに、非常に不適な環境へと変わりつつある。
地上から、地球から生まれた全ての生命が失われた時……この惑星の生命も終わる。
命の循環は、惑星の血液であり、惑星の神経であり、惑星の思考であり、惑星の営みだ。
その全ては、全てを互いに生かすために欠く事の出来ない回路なんだ。
そして、すでに創生の力を失って久しいこの惑星に、再びガイアの回路を生み出す事は出来ない。
僕の思考も、この惑星が弱って行くにつれてノイズの海に沈む時間が増えるようになった……
こうして人として思考するのは、幾日ぶりだろう? 人である時必死になって否定していた絶望も、
愛する物が失われて行く愛惜の涙も、今では地表と言う皮膚を通して感じられる事が嬉しいよ……。
それ以上に、ただ前だけを見て生きる事にかじりついている人々の魂の、
なんたる輝かしい事かっ! 中でも電脳の網によって繋がった、顔も知らない友達たちの、
陽光を浴びたダイヤのような輝きよっ!
この星と融合した今なら、みんなに少しだけだけど手助けができる。真っ暗闇の海底に隠れた、
ほんの小さな小さな希望の宝石箱を示す羅針盤となる事ができる。ああ、今を生きる者達よっ。
生きる事を諦めないで。生きているのなら、その希望に手を伸ばすことが出来るのだから。
地母神の名を受けたこの惑星とその息子の一人より、みんなにささやかな祝福を贈ります。
……ああ……意識が散って行く……まどろむように、自己が認識できなくなって行く……。
きっと、眠ってしまえば二度と僕は目覚めないのだろう……。けれど、それでもいい……
この力が、みんなの生きる力へと変わるのなら……。
最後に……みるく、エリス、メリッサ……僕は君達の所には行けそうにないよ……。
最後まで……期待を裏切る男で……ごめん……。
>>252 ねぇ・・・トリックスターさん
一つお聞きしたいんですけど・・・次元の狭間にある通り道って幾つあると思う?
貴方なら・・・貴方が本当のトリックスターなら答えられるはずですよね?
そう・・・その通り、通り道は無限に在る・・・なら無限に広がる世界を、どうすれば自分のホームグランドに
できるの?どんな方法を使えば自分のモノにできるの?・・・答えられるワケ無いわよねトリッ・・・いえ私の
本当の名を騙るしか脳の無い哀れな寄生虫さん・・・ウフフ。
驚いてるわね・・・たしかに、私は死んだわ・・・貴方が送り込んだ獣達に人間としての肉体を引き裂かれ、環
紫音としての私は死んだわ・・・。
それに良い事を教えてあげる・・・貴方にはもう何も残っていない・・・何故なら、ついさっき貴方に捕らえら
れてた人たち・・・亜里沙達4人と白龍殿、そして曽我部さん(白コート)達兄弟5人とも全部私が手伝って貴
方の言う蜘蛛の巣から脱出し・・・無事に別の世界へ辿り着いたわ・・・かつて私が守り抜いた楽園へ・・・。
やっとお分かりの様ね・・・でも、もう遅いわ。えっ?いま私が何処に居るかって?
いい質問ね・・・なら一度しか言わないから・・・よぉ〜〜く御聞き!
さぁ・・・ 今 す ぐ 後 ろ を 御 覧 な さ い !!!
終わったわ・・・もう私の名を騙る寄生虫は居ない。
例えまた・・・あの悪意の篭った言葉が聞こえてきても・・・それはただのエコー
黒焦げになった骨の欠片にしがみ付く哀れな夢の骸・・・それも幾らかも経たぬうちに、決して再生されること
無く・・・”無”に還っていく・・・私の・・・環紫音としての記憶が消え・・・もう一度
”0”にリセットされて行く様に・・・。
今・・・みんなに御別れをして来た・・・最初は楽園に辿り着いた皆に。
最初は気づかれない様に・・・そう思ったけど、無理だった・・・亜里沙に気付かれちゃって。
やっぱり判るのよね・・・だって一緒に居たんだもの・・・騎士団の時は勿論、中学の頃からずっと。
でも・・・駄目だよロックさん!そんな・・・そんな自分だって・・・顔が涙でベタベタして、それで
も一生懸命に笑顔を作って・・・イッパイいっぱい手を振ってくれて・・・そんな見送り方されたら辛
いよ!私の居るべき場所に戻るのが・・・辛くなっちゃうよもう・・・。
そして・・・京都に残ったリーダー・・・御別れを言って消えようとしたら・・・呂さんから「一杯飲
んでけ!」ってお酒を頂いて・・・甘いの・・・お酒なのに甘くて・・・何か胸の奥がホカホカ暖かく
なって・・でもお代わりしたら柊先輩に怒られてちゃって・・・そしたらリーダーが言ってくれた。
「やっぱり貴方は紫音です。どんな姿になっても貴方は、誰かの為に一生懸命になってくれた私たちの仲間です。」
そして・・・最後は・・・真紀さん達・・・これが一番辛かった。
だって・・・だって全然・・守れなかったもの・・・せっかく約束したのに・・・真紀さんのお友達・
・・助けてあげられなかったもの・・・伝えたいことイッパイいっぱい有ったのに・・・真紀さんの顔
を見たら・・・もう涙が止まらなくて・・・泣きながら謝る事しかできなくて。
真紀さんやデヴィッド君や美子ちゃんが・・・「もう良いよ」って言ってくれてるのに・・・涙が止ま
らなくって・・・どうして!?どうしてみんな・・・私は・・・もしかしたら、世界を”0”に戻す手
伝いをするかも知れない存在なのに・・・それでも、どうしてみんな・・・私に元気をくれるの!?そ
んな事をされたら・・・辛いよ私・・・辛いよ・・・もう・・・。
>255美子ちゃん・・・そしてデヴィッド君
あの時は・・・御免なさい。 決して嫌いになったわけじゃないの。
でも、あの時・・・あの時・・・美子ちゃん・・・お別れしようしたら、私に
縋り付こうとしたよね?でも縋り付かれたら怖くて・・・私の居るべき場所に
戻れなくなるんじゃないか・・・そんな気持ちになって・・・でも・・・説得
力なかったかもね・・・ウフフ。 精一杯キツ言葉で怒鳴って、精一杯コワい
顔をして・・・でも怒鳴ってる側から・・・いっぱい涙があふれて来て・・・
もっと・・・もっと一緒に居たかったよぉ・・・また一緒に・・・皆で一緒に
遊びに行きたかったよぉ・・・。
>ナーガさん
クロセルさんはきっと・・・・私には判ります。
あなたが彼を探してるのと同じ様に、彼・・・クロセルさんもきっと貴方の事を探
しています。 だから・・・どれだけ時間が掛かっても・・・きっと会えるはず。
何故って今は貴方が・・・クロセルさんにとって、彼が生きていた証なのですから。
>251鬼眼人@リョウさん
私も鉄道屋さんみたいに・・・もっと堂々と物事と向き合えれば良いのですが・・・
やっぱり駄目ですよね、私はトリックスターなのに・・・次元の間を行く者なのに、
泣いてばっかりで・・・あやまってばっかりで・・・でも、門が開ききった今となっ
ては、思いを止める物は有りません。
鬼眼人@リョウ・・・いえレッド!汝に申し届けます!!
それでは・・・ 始 め て 下 さ い !!!
よくわかっているじゃあありませんか。
ええ、負け惜しみで結構です。ただの遠吠えですよ。
何故私のような物が生まれたか、知っているのは貴方一人でしょうね。…作ったのは貴方ですから。
ああ、正しいお方でしたよ…ただ、たった一つの間違いを犯しましたが…
「命」を作る、…呪いによって。
呪とは…恨む事を自分の世界から外の世界へと出す事。
流石ですね。私が「この世界」をいくら恨んでも作り上げられなかったもの、「命」を作り出すとは…
問うのでしょう、何故私が「存在」出来ているか。
私が「意識」によって作り出された物だからでしょうね。
かりそめの体は消え失せた。ただ意識として踊り続けるだけ。この世界の崩壊のために。
しかし寄生虫とはね…気付かれていたのですね…
作り出されし瞬間、私は貴方の心の中の「闇」部分へと巣食った。
貴方の心はしだいに「明」ヘと移っていった。唯一残ったのが私、最も深かった「闇」
貴方が明として「力を与えし者」ならば私は闇として「力を奪い取りし者」。
一心同体でも何でもない。ただ私は貴方の闇を映すだけ。
そろそろ私も闇部分へと帰りますか…多分もう会う事はないでしょうね…
「実験体」は私の力が消えると同時に理性管理プログラムが外れるはずです。
恐らく彼らは皆さんの敵でしょう。
しかし366氏の本体もある事をお忘れなく…
最期に
紫音よう、勝手に作り出して勝手に消すとは良い御身分だな。
ただ、俺はてめーの「意識」てめーが自ら死ぬ以外に消す方法はない。
って訳でてめーに死なれると俺が困る。しかし、殺そうとしてるやつがいるって訳だ。
誰か、って?それを今から話す所だ。
117…いや、レッド、あんたと「殺しあい」で散りたかったんだがこのざまだ…
貴様だったか…紫音の心の中で始めて俺に楯突いたのは…
俺は自らの力だけでここまで生き延びた。貴様はこの世界に「力」として産まれるまでただ力を貪り続けた。
ああ、裏切り者だよ。全部思い出した。
だからこそ貴様と殺しあいたい。
貴様を殺さぬと紫音が後々困る事になる。…それが貴様の目的だろう?この偽善者。
それでは、皆さんよい終末を。
「しかし、艦長・・・世の中上手く出来ているものですねぇ。」
「そうだな、お陰で名古屋に寄港する必要が無くなったもの。燃料・食料・水・弾薬全て満タンだ。このペースで行けばあと数時間で呉に入港出来るな。」
「でも彼らは何処に行くつもりなのでしょうか?東は駄目だと伝えても頑として聞かずに進んで行ってしまいましたが・・・。」
「恐らく、俺の予想が正しければあいつ等は横須賀へ向っていると思われる。何せ、あの艦の艦長は歴史オタクだ。最期を戦艦三笠と共にするつもりなんじゃないか?」
「そうでしょうか・・・よく分かりませんが・・・。」
「お前は何も知らんからな・・・あの艦長と水雷長は日本海海戦に参加した旧海軍の将校の子孫なんだよ。だかとと言う訳さ。」
「ははぁなるほど・・・子孫だとは思いもしませんでしたね・・・いやはや身近に色々な人が入るものですなぁ。」
「そうだろう、そう言うものさ人間なんてな・・・所で、夕方に打ち落としたあれについてお前は如何思う?」
「あの明石海峡大橋をぶっ壊していた奴ですか?姿形は人に酷似していましたが、とても人とは思えません。生体兵器と言うやつでしょうか?」
「こらこら、アニメじゃないんだぞ。お前の好きなな・・・だがこうも変な事ばかり置き続けていると有り得るかもしれないな。異世界からの侵略者って奴か?」
「艦長こそ・・・まぁそんな感じでしょうねぇ。しっかし、間抜けな奴でしたな。背後からミサイル3発ぶちこんだら物の見事に命中して、海中へと消え去りましたし・・・ただ、最期に見せたあの顔が分かれられません。」
「それは俺もだ・・・奴は人の姿をしていながら人ではなかった・・・変な石みたいのが手にあるは、体が伸びるは・・・とんでもない奴だったが以後に見せたあれは紛れも無い、人だったな。恐らく、不本意のままにあの体となり、最後に意識を取り戻したのだろう。」
「可哀想な事をしましたな・・・。」
「いやいや、そんな事は無い。あれは奴にとっての最期の救いだったのだと俺は考えている。恐らく、あそこで俺たちが攻撃しなかったら、あいつは何時までも偽りの意識に突き動かされて、破壊し暴走を続けていただろう。そう考えれば、我々は良い事をしたのだ。」
「そうですね・・・本当、艦長良いこといいますなぁ。流石、軍人なのに教員免許を持っているだけはありますね。」
「こらこら、それは関係ない・・・さて、あと少しで呉だ。久々に陸で眠るとしよう、連絡はついているからな・・・その後は大分と宮崎、鹿児島へ向う。九州は荒れてはいるが秩序は保たれているからな。」
267 :
Naga:2005/05/26(木) 16:48:18 ID:d73iaU/k0
九州地方、大体探し終わった。結果から言うとここにもクロセルはいなかったが・・・。
だが関東、東北、北海道の中では一番まともな地方ってとこは確かだな。今も続々と避難民が逃げ込んできている。
まあまとも、と言っても粛清者を騙る犯罪組織と地元の自警団との競り合いは絶えない。
異能者も今生き残っている奴は猛者ばかりだ。ちょっと衝突するだけで辺りは焼け野原さ。
おうおう、ちょっと待てそこの軍人さん。何我が物顔で船を乗り回してるんだ?
お前らの東京での蛮行、忘れたとは言わせねえ。
核兵器をぽんぽん落っことし、毒ガスを撒き、挙句の果てに異能者を見境無くぶっ殺した。
そのせいでフォカロルさんも、風牙さんも、車谷さんも・・・みんな、死んだ。
それでもまだ飽き足らず、今度は九州まで自分達の手の内に入れようってのか?
ナ め て ん の か こ ん 畜 生 !
俺の目の黒い内はてめえらにこの土地は踏ませねえぞ!クロセルの精神は俺が死んでも守り抜く!
さあ、九州に来てみろ。我らが蛇軍団が牙を研いでお待ちかねだ!
紫音さんの心の中に逃げ込んでビビりましたよ。「明」が欠片ほどしか無いじゃないですか。
御安心を。喰うのは流石に無理ですから。
雑魚なら喰うんですけどね…この「明」は明るすぎるんですよ。彼女の最期の輝きじゃ無いかと思うほど。
どうしましょ?この状況。彼女が消えると困るんですよ。私が共に消える事になる。
で、どうやって書き込んでるか?
体の持ち主さん、昨日疲れたんでしょうね。一日中爆睡して。
その間だけなら多少動ける。…派手な事ができないのが残念ですが。
んで、本題
どうもこの体、別世界へと行こうとしてるっぽいんですよ。恐らく「リセット」のために。
そんな事をされると困るわけですよ。私だけで無く皆さんが。
すなわち こ の 世 界 が 見 捨 て ら れ る と 言 う 事。
それによりこの世界は終わりを迎える事が出来なくなる。永遠に、このまま。終りが無いから始まりも無い。
現在地は恐らく高野山。止めるに必要な物は「石」。
信用できない?それならそれで。
もし私が嘘をついているならば「石」など必要無いのですから。
そうですね…交換条件として366を返しましょう。左腕を付けて。
じゃ、そろそろ帰りますか。
運命なんてのは変えられる物じゃ無いんです。変わっているのは未来だけ。
ほら、今も時計がなっている。
269 :
鬼眼人:2005/05/26(木) 18:51:33 ID:/XNUDtxy0
・・・今晩は。
嵐は今まさに頂点へと到達しようとしています。
全ての呪いが成就するその瞬間、決して不可避のその瞬間はもう目と鼻の先まで来ています。
具体的に申し上げましょう。あと4日。あと4日後には全てのカタがつきます。
感じますか? あの門の先の彼奴の気配を?
感じますか? 徐々に組みあがっていく彼奴の身体を?
私は向かいます。あの忌々しい丘に・・・そしてあの十字に、この心を捧げるのです。
呪いと呪いのぶつかり合い、その瞬間に世界はほぼ10割がた壊滅するでしょう。
ですがそれは100%ではないのです。たとえ99.9%の命が失われたとしてもほんの僅かな命は残るのです。
そのことだけは私が保証します。地球は、滅びません。
>258
・・・なんとも、難しいご質問ですな。
感情という者は須らく孤独を恐れるものです。
それは私ですら例外ではありません。
・・・ある人がこう言いました。
「例えばこの先、人間が肉親の愛情や、師弟愛や、義理だとか人情だとかいうものを無くしてしまったとしても
友情というものだけは人間の心の移り変わりに打ち勝ち、残るであろう」と。
種族だとか文化だとか、あるいは生死すらも乗り越えることができる友情こそが、真に偉大なる力なのではないか?
私はそう言いました。
さまよう私の魂はただその友情を求めました。・・・自分と同じく、感情に支配され、呪いの権化となったあの青年に。
しかして運命の鎖は強固であり、彼はそれに敗北したのでした。
破壊者として未熟だった私はやむなく『救い』を与えることしかできなかったのです。
・・・結論を言いましょうか。
私はあなたの敵ではありません。例え私があなたを、あるいはあなたが私を殺すようなことがあっても、ね。
そしてもう一つ。決して感情には支配されないように。
この期におよんで無用な争いはただ醜いだけです。
落ち着いた行動をとってください。
270 :
鬼眼人:2005/05/26(木) 18:52:06 ID:/XNUDtxy0
>260
申し訳ございません・・・ひょっとしたら、あなたにとんでもない重荷を課せてしまうやも知れません。
正直に申しあげましょう。
あなたに、新たな命の源となっていただきたいのです。
全てが終わった後の、全ての命のエネルギー源に、です。
・・・地球は死にはしないのです。崩壊する宇宙の中においていつまでも・・・
そう、あの母なる太陽が死するその時まで、生き続けるのです。
例えあなたがそれを望んでも望まなくても。・・・この私の意志によってそれは成されるのです。
もはやあなたに『救い』はおとずれません。
地球の魂と一体となってしまったあなたは、私の意志によって不死なる者となってしまうのです。
せめてあなたの意識の喪失が緩やかなものであるよう、お祈りいたします・・・
271 :
鬼眼人:2005/05/26(木) 18:52:39 ID:/XNUDtxy0
>264
哀れなものですな・・・
誠に勝手ながら同情の念を抑え切れません。
・・・ふふふ、あなたはまだ生きておられるのでしょう?
感情そのものであるあなたが、そう簡単に消滅するはずは無い。
・・・かねてのお望みどおり、『殺し合い』といきましょうか。
いや・・・私にとっては『予行練習』といったところですか。
あなたは似ているのですよ。・・・邪神にね。
光あるところに生まれた・・・闇という存在。それは彼奴と全く同じ。
見捨てる? 石が必要?
ふく・・・はははは・・・よかろう石を持っていってやろう。
だがその石は決して渡されることは無いのです・・・この私がこの手で直接止めるのですからね。
366? そんなものがどうだというのです? この期におよんで?
・・・運命が変えられない。あなたはそう言いましたね?
ふ・・・ふふ・・・あーっはっはっはっはっはっは!
いいでしょう! あなたのその魂を、私が引き受けましょう。
お前から・・・全てを奪って御覧に入れましょう。
貴様の呪いを・・・! 全て!
救いが欲しいか! 赦しが欲しいか!
どちらもくれてやる!
そのかわり・・・全てをもうらうぞ・・・全てをな。
かつてお前がそうしたように・・・な。
272 :
鬼眼人:2005/05/26(木) 18:53:10 ID:/XNUDtxy0
>261
まずはお疲れ様、と言うべきでしょうか?
それともよくも私の獲物を横取りしてくれた、とでも言うべきでしょうか?
ははは・・・冗談です。
・・・本当に、ありがとうございました。
あなたは私にはできないことを、成し遂げてくださいました。
マキのことだけでは、ありません・・・
・・・私はあなたが羨ましい。
なぜそこまであなたは『自分』でいられるのか・・・
あなたのその感情が・・・私をためらわせるのです。
全てを、壊すことを。
・・・全ての物事は歯車によって繋がれています。
そして最も大きく、動力となっているのが『運命』です。
もちろんこんなことは百もご承知でしょうが・・・
私はその運命の歯車を壊します。するとどうなるでしょう?
全ての歯車が・・・『時』も、『宇宙』も、『命』も、そして『神』すらも崩壊していくのです。
そして残るのは『未来』そして・・・『希望』と『絶望』だけなのです。
あなたはそれでもよいのですか? これまでは運命によって未来へのビジョンはある意味明確でした。
ですがこれからはそれは成り立たないのです。
あなたはそれでもよいのですか?
・・・私は全てを立派に成し遂げるでしょう。
そして地球にはほんの一握りの命が残り、自らの手で・・・運命に左右されない未来を創りあげていくのです。
かつて『神』とよばれた者がそうしたように・・・
そこから先は我が友グラシャの力を用い、この五つの目を持ってしてもまったく不可視です。
もちろんあなたにもわからないはずです。時空に、その未来への道がいまだ通っていませんからね。
・・・では、もう一つの仕事をした後に、行ってまいりましょう。
良い、終末を・・・
273 :
鬼眼人:2005/05/26(木) 18:53:43 ID:/XNUDtxy0
それでは皆さん・・・決して希望を捨ててはなりません。
・・・何があっても希望を持ち、生き抜く覚悟を持ってください。
今生き残っている全ての命がそうであるのならば、全ては最良の結果となるでしょう。
・・・さようなら、さようなら。そして・・・またお会いいたしましょう。
命に、幸あれ。
「いや〜久し振りの地上は矢張り良いものですなぁ。」
「そうだな、同感だよ・・・本当にいいもんだな。改めて実感できたよ。」
「ところで、先程の電波の方どう思います?」
「う〜ん、俺達にそう言われてもなぁ・・・核攻撃の時は北方領土のロシア人へ食料届けていて、それこそ寝耳に水だったんだが・・・そもそもあれは空軍と陸軍の管轄だろ?」
「そうですね、海軍はあの時各地への食糧輸送やら何やらでてんてこ舞いでしたね・・・横須賀の部隊は違ったようですが。自分達は苫小牧でしたから尚更です。」
「それに今は大分・宮崎・鹿児島・沖縄各県知事の要請に基づく、災害派遣の補給途中だぞ?沈められたりすると色々と問題が出てくるというのに・・・これだから爬虫類は嫌いなんだ。」
「呉に着くまでは物見遊山でしたけどね・・・。」
「こらっそれは秘密、秘密、トップシークレットだ。それにガスって何なんだ?サリンかVXでもぶち巻いたのか、陸軍の馬鹿共が?」
「さぁそれは存じません・・・まぁ何とかして送り届けるよう頑張るしかありませんね。今の自分達は。」
「それは俺のセリフだって・・・おっあの船は・・・福岡県の船だな。よし接舷・・・慎重にやれよ、相手は民間船だ。俺達みたいに慣れていない・・・。」
「わかってますって。」
・・・1時間後・・・
「まぁ無事に終わって何よりだったな、重油と食料・・・無事届いてくれよ。」
「大丈夫だとは思いますが・・・次は大分県ですな。」
「あぁそうだ・・・そして、CICからの報告では、どうやらこの先に謎の物体が存在している・・・生体反応があるそうだ。」
「と言う事はこいつがあの怪電波を流したナーガとか言う奴なのですかね?」
「そうだろう、そうだろう・・・まぁ、俺たちにとっては本当迷惑な話に過ぎないが・・・奴さんがやると言ってるからには避けて通れないだろう。行くぞ、全艦の警戒態勢を上げろ。総員配置だ。」
「了解しました。」
「補給物資の安全確保を最大限に、特に輸送艦を守れ。護衛艦5隻で守り抜くぞ、いいな?」
「はっ、それでは発令かけてきます。」
「よろしくな・・・俺はここにいる。」
「おーい、そこの君〜」
「ななな、なんだよ、お、おい!?」
「怖がらなくて良いからさあ、魂を半分ぐらいくれないか?」
「わわ、わかったよ…これで…いいんだよな…」
「OK、OK、それでいいんだ…じゃ、あっちいっといてくれないか?
で、次…君ね。」
「調子のってんじゃねーよ!?おいっなんだよっ??」
「やれやれ…これだから馬鹿は嫌いなんだ…まあいい。要件はさっきの奴と同じだ。どうする?」
「ふ…ふざけんじykgh。sっっっgしゅじこっj」
「…全くの無駄死にだ。…見せしめにはなるだろうが…で、次お前。」
「ごごごめんなさいすいませんすいません」
「そんな事は誰も聞いていない…自殺志願なら話は別だが?」
「いいえごめんなさいごめんなさいしにたくな」
「今死ぬか後から死ぬかどちらかだ。わかってんだろ…よし、良い子だ…では去れ…」
・
・
・
「こんな屑で戦えるわけねーだろが…あの死肉喰いの分際で…まあいいや…
この体が死なない限り俺は死なないわけだし…こいつが傷付かない限り俺は無傷だし…
それに俺にはまだこいつがある…「裁きの天秤」…これがある限りやつの勝利は無い…楽しむとするか…」
…>233=>276ね。
やっと見つけた。その愚にもつかない実験のせいで、私達が全国から救助してきた…
沢山の健康そのものだった子供達が死んでいき、そして今でも倒れていっているのですね。
次代への一縷の望みをかけて、全国から何とか集めてきた、親と死に別れたあの子達を…!
こんな時に真贋の争いを行い、挙句の果て自己の力を誇示するために
無意味に、こんなにも生きたがっていた子達の生命を玩ぶなんて滑稽だわ。
もしも神々が在らせられるのならば。私の望みは一つ。
……かの人に………大いなる……慈悲を。
(愚昧なる寄生虫に、復讐の女神の電光を!)
従妹と違って何の力も持たない私だけど…従妹は言っていた。
何の力も持たない私の呪詛とはいえ、多くの人に知られれば世界に拡がる。
さすればいつか力を持つ者と共鳴して、この呪いも具現化するのでしょう。
余り好きではなかったけれど、こういう時ばかりはネットに感謝しなくてはね。
美子…貴女のやっていた事は今となっては正しかった。
…何故に、誰も理解してくれなかったのでしょうね。
…私ですか?名乗る名もない下らない存在です。
ただの養護教諭…でも、子供を守れない保健室の先生に何の存在価値があるでしょう?
ならば呪詛にこの身が穢れる事も構わない、そして呪詛が叶うなら地獄に堕ちる事も厭わない。
玩ばれ殺されてしまったあの子達の何倍も私は生きて来たのですもの。
そして何かの縁ね、私の従妹と同じ名前の…美子ちゃん。
貴女たちがどうか無事でありますように。
うーん、久々の書込み・・・関東は相変わらず灰の海である事に変わりはありません。10メートルくらい積もってしまっているので、それ故に専ら地下鉄線路を経由して移動しています。
こんな状況下でも電波を傍受していると色々と情報が入ってくるのはありがたい・・・まぁ色々と入っているのを幾つか上げてみると・・・。
・連邦政府金沢へ正式移転、金沢を暫定首都に指定
・連邦政府及び日本政府、相互援助協定に調印。東側から九州・沖縄・四国への避難民輸送開始
・東西連絡交通暫定復旧、金沢〜広島間北陸・小浜・山陰・伯備・山陽線経由直通列車運転、小松空港〜広島空港空路運行開始
・九州での集団児童不審死事件、厚生労働省が本格調査実施へ
・呉海上自衛隊基地から九州へ航行中の支援物資輸送隊、大隈海峡にて謎の生物と交戦
・北海道・東北全滅、死傷者数及び経済的損失算定不能
・富士山大爆発、科学的に説明つかず。終息時期予想不可能
・近畿地方、治安の急激な悪化により警察処理能力パンク
・謎の電波障害、散発的に各地で発生
・未確認生物近畿地方で多数確認、自衛隊出動
とまぁ一般社会は確実に混乱しているようです・・・自分とごくわずかな変人(地下に逃げて難を逃れたオタク)、そして猫以外はいない関東は考えてみると相当平和ですな・・・。
まぁ、猫を撫でつつ記録をしつつ時を歩む他無いでしょう。力は殆ど使っていませんな、まぁ火をおこしたり猫の餌を作ったりする程度。
しかし、何と使いやすいんだ・・・この羽ペンは、もしかしたらこれか気配が出ているのかもしれないな、クロセル氏とフォカロル氏の・・・。
やっと復活と言った所でしょうか?
早寝早起きを心掛けてほしい物です。
「予行練習」ですか。何なら負けてあげましょうか?
まあ私に危害を振おうとする者は全てが裁きを受けるとだけ覚えといてくださいな。
まあ、掌の上で暴れ回られても痛くも痒くもありませんので。
確かに貴方は「運命を積み上げる者」だったのかも知れない。
しかし既に世界は崩壊の時を迎えている。
詳しく説明しますとね、この世界は
「作り出す者」が骨組みを作り粘土をこねる。
「積み上げる者」が骨組みに粘土を付けてゆく。
そして「作り出されたもの」は「時」と共に壊れていく。
「積み上げる者」は既に道具を失っている…と。まあ、こう言った感じです。
崩壊の時になって貴方がいくら手を出そうとしても粘土を掻き毟り崩壊を進めるだけ。
下手に近づけば瓦礫と共に崩れ落ち骨組みが貴方の墓標となるだろう。
唯一崩壊をとめられるならば「時」を友と出来る様でなければならない。
貴方は「時」に逆らいし者。未来に干渉しようとする、その行為によって。
結論を言うと悪足掻きは止しなさいってこった。「人間」が付け焼き刃でどうにか出来るもんじゃ無いんですけど。
貴方の「友」ならわかりませんが…あの死肉喰いがどうにか出来るものでも無いと思いますけどね。
それでは、お元気に。死人に止め刺すだけに降りれるほど暇じゃ無いですから。
で、>227
確かに存在価値の無い方だ。そこまで自殺志願されても…ねえ?
呪い?止めておいた方が良い。この体の持ち主もそれで苦しんでいる所だろう。
確かにあんたが言いたい気持ちもわかる。でもな、それじゃただの自己満足だ。
自分に酔っているんじゃ無い。弱いくせをして。
まあ…いいや。
よく解ったよ。自分が死ぬってわかったらこれくらい壊れるんだなあ。人間って。
魂ぐらい捧げてみろよ…あんたの信じる神とやらに。
元気になったようね・・・よかったぁ。
フフ・・・なんか可笑しいわね、一度は寄生虫として抹殺した相手なのに。
それで、いかが?その肉体(からだ)の具合は・・・すっごく居心地良いでしょう?何せ貴方の
為に用意してあげたのだもの・・・一度は死んだ私の・・・環紫音さんの人間としての肉体(カ
ラダ)をね・・・貴方なら知ってると思ったのに・・・一度”0”にリセットされない限り今の
体、覚醒した今の私の体には”眠り”は無いのよ。 貴方も”眠り”が無い様にね・・・。
それに貴方が探し易い様にと・・・貴方が今居る肉体(からだ)の中に”灯台”を入れておいた
の・・・綺麗でしょ?小さいけれども・・・。
でもある意味、貴方の方が幸せなのかもね・・・何故なら貴方が一番したい事を好きなだけ出来
るのだから・・・貴方が一番したい「殺し合い」をね・・・。
貴方が今居る”そこ”はね、私が手伝ってレッド・・・いえリョウさんと一緒に創り出した”貴
方の為の場所”なの・・・それも”貴方が望む姿の相手”と好きなだけ戦える場所・・・ビー玉
サイズに圧縮されてるけどね・・・。 本当なら私が貴方ともども引き取るべきなのでしょ
うけど結局はリョウさんが・・・約束したはずよ?リョウさんが「お前の魂を貰い受ける」って。
そして貴方は、その申し出にYESの返事をしてしまった・・・私の示した選択に対して貴方は自分の
声で耳を塞ぎ、自分の言葉で目を塞いでしまってたから。
でも、それは貴方が望んだ選択で出た結果・・・意に添わぬ結果であろうと自分が望んだ上で出た答
だから、しっかりと責任を持って受け入れなさい・・・ってこれ御父さん、あっこれ私が人間だった
頃の御父さんね、その方の受け売りなんだけど・・・テヘっ!
でも良いじゃない・・・ずぅぅぅぅーーーーっとしたい事が出来るのだから。
誰にも邪魔されずに・・・ずぅぅぅぅーーーーっとしたい事が出来るのだから。
ずぅぅぅぅーーーーーーーっと・・・ずぅぅぅぅーーーーーっと
ずぅぅぅぅーーーーーーーっと・・・ずぅぅぅぅーーーーーっと
ずぅぅぅぅーーーーーーーっと・・・ずぅぅぅぅーーーーーっと
ずぅぅぅぅーーーーーーーっと・・・ずぅぅぅぅーーーーーっと
↑は>279宛ね
>279
あっそうそう・・・貴方の事だから、きっとこう言うでしょうね。
「バカめ!封じられてるのは紫音の方だ」っとか・・・「どんな物にも抜け道はあるぜ!」
とか・・・でもね、それは無理が有るとと思うわ。
何故って?それはねぇ・・・貴方自身が、自分から今居る場所を出ようという意思が無いん
だもの・・・例え私が「出ても良いよ」って言って手を差し伸べても・・・やはり貴方は自
分がずぅぅぅぅーーーーっとしたい事を続けるのでしょうし 。
誰にも邪魔されずに・・・ずぅぅぅぅーーーーっとしたい事が出来るのだから。
ずぅぅぅぅーーーーーーーっと・・・ずぅぅぅぅーーーーーっと
ずぅぅぅぅーーーーーーーっと・・・ずぅぅぅぅーーーーーっと
ずぅぅぅぅーーーーーーーっと・・・ずぅぅぅぅーーーーーっと
ずぅぅぅぅーーーーーーーっと・・・ずぅぅぅぅーーーーーっと
ずぅぅぅぅーーーーーーーっと・・・ずぅぅぅぅーーーーーっと
ずぅぅぅぅーーーーーーーっと・・・ずぅぅぅぅーーーーーっと
ずぅぅぅぅーーーーーーーっと・・・ずぅぅぅぅーーーーーっと
ずぅぅぅぅーーーーーーーっと・・・ずぅぅぅぅーーーーーっと
・・・もう、どうにもならない。それは貴様にも分かっているだろう・・・
・・・世界はお前が考えているほどちっぽけな物ではないのだよ・・・
・・・どうする、俺を食って・・・
・・・簡単な話だ。お前を本当の幸福へと導いてあげよう・・・
・・・なるほど、そういうことか・・・
・・・哀れだな、邪神のなりそこね、か・・・
・・・最後までいやな奴だ。無駄なことはよしたほうがいいぜ・・・
・・・ゆっくり見ていろ、呪いの力は一つではないのだぞ・・・
・・・呪い・・・あれ・・・
284 :
鬼眼人:2005/05/28(土) 22:05:09 ID:79+IB0uC0
皆さんこんばんは。
前回あのような引きでの書き込みにもかかわらず、またしても姿を現すというのは
どうにも不恰好なものですが、少々都合がございまして。
例え話を致しましょう。
あなたの手の平にちいさな蟻が暴れまわっているとしましょう。
蟻からしてみれば凄まじく大きな、そして恐ろしい存在であるあなたの手の平において
その蟻がいくらのた打ち回ろうが、あなたはいっこうに気にもとめないでしょう。
ですがその蟻の牙よりほんの一滴、毒液が染み出たとしたどうなるでしょうか?
はじめは小さな牙の刺さった痛み。ですが毒は血液に乗って身体を回り
やがてその毒は心臓に達し、息も絶え絶えとなり、そして燃えるように打つ鼓動はその頂点において
突然崩れ落ちます。
バグとは本来本当に小さな存在です。
ですがその小ささを生かして物陰に隠れ、やがてほんの少し世界に干渉をし始めます。
バグの役割はそこで終わり、あとはコンピューターが勝手に事故崩壊を始めていくのです。
異常が異常を産み、たった1回バグを受け入れただけで全ては崩壊するのです。
バグが強大である必要はありません。
重要なのはそれが本当に予想外のものであること、そして目的達成の意志が強いこと。
これだけなのです。
285 :
鬼眼人:2005/05/28(土) 22:06:36 ID:79+IB0uC0
さて、私の手に小さなガラス球があります。
美しく、そして妖しく光るこのガラス球、これは我々にはどうにも手におえない代物なのです。
ご存知のとおり。あの美しいダイアモンドはこの世で最も強固な物質です。
そして永遠の光を持っている・・・人々はその光に惑わされ、魅了されます。
ですがその光は本来人間の手におさまるものではないのです。そう、永遠というものは・・・
このガラス球も同じ、我々の手にはおえない、そして決して必要の無いものなのです。
『時空の牢獄』・・・私とある方とで作り上げ、あの哀れな寄生虫を封じたガラス球・・・
彼の魂は私に吸収され、そして感情と意識だけがここに封じられたのです。
『真の輪廻』が存在する場所・・・そこで彼は、いつまでも・・・『殺しあう』ことでしょう。
なんという恐ろしい罰・・・しかし真の幸福とはそんなものなのかもしれません。
ですが、前述したように永久とは我々の手におえるものではありません。
故に私はこのガラス球をそっと葬ることと致しましょう。
私が指を鳴らします。そうしたら一瞬でこのガラス球は永遠の彼方へ・・・消えてしまうでしょう。
果たしてどこへ行くのか・・・? それは私にも分かりません。ではよろしいですか?
1、2、3・・・パキン!
はい、もう私はあのガラス球がどこにあるのか分かりません。
まあ、なかには空へと舞い上がるガラス球を、あるいは地に潜っていくガラス球を御覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんが。
あなたの目が見たこと・・・それが真実なのかどうなのかはあなたが決めることなのです。
・・・永久とは不思議なものです。ですが・・・
これで、いいのです。
最後に一つだけ、思い出話を致しましょう。
簡潔にですが、一つの別れのお話を。
286 :
鬼眼人:2005/05/28(土) 22:07:09 ID:79+IB0uC0
私が先程のガラス球を手に入れたその時、1人の女性と対面しておりました。
『自分のいるべき場所』・・・彼女はそこへと還ろううとしておりました。
自分の記憶を完全な『0』へとリセットし、次なるステージへと挑むため、彼女は旅立とうとしておりました。
私は言いました。記憶が消えるのは怖くは無いのか、それは即ち過去の感情の消去、それを貴女は怖くは無いのか、と。
彼女は言いました。
「大丈夫です。リセットされるのは、もう怖くありません・・・だって皆にイッパイいっぱい元気と勇気を頂きましたから・・・てへっ」
そして微笑を浮かべながらも、その大きな瞳からぽろぽろと涙を流し始めました。
私はそっとその涙を拭きながら、我ながらできるだけの慈愛を込めて言いました。
「ははは・・・また泣いてしまいましたか。なるほど、そういえばデヴィッドが言っていました。貴女が泣き虫であると。・・・全くそのとおりのようですな。
・・・涙とは感情の雫です。その感情が美しいほどその涙も美しく輝く・・・あなたの涙は美しい。私はあなたの涙を永劫忘れないでしょう。
・・・ですがもう涙は充分ではないでしょうか? あまり涙をこぼしすぎるとやがては枯れてしまいますよ?
さあお顔をあげなさい。もう、今は泣く時ではありません。ないていると目の前が見えず躓いてしまいます。
私がここで見ております。どうぞ、行ってらっしゃい。どうか、道中お気をつけて・・・」
「・・・さようなら。また、会いたいですね」
「・・・もちろん、いつでもお会いできるでしょう。あなたが次のステージへと踊り出た、その時から・・・」
彼女は涙を拭いて、旅立っていきました。
その美しい軌跡を、私はいつまでも眺めていました。
皆さん。残り時間はさらに少なくなりました。
世界が耐え切れる出来事はもう少なくなっています。
あと少しで全ては終わります。
善も悪も、過去も未来も、生と死も、全ての物語は終止符を打たれるのです。
実に名残惜しいことです・・・ですが時は止まってはくれないのです。
もう、終わらせなくてはならないのです。
では皆さん。くどいようですが、もう一度だけ。
決して、希望を捨てないで下さい。
鬼眼人こと・・・リョウ@117、車田亮でした。
「副長、被害の状況は如何なっている?」
「はっ、今の所確認される被害はミサイル護衛艦1隻と通常型1隻が未確認生物の攻撃により爆沈、当艦を含めたミサイル護衛艦2隻は一部損傷するも被害軽微、残る通常型1隻は航行可能ですが主砲が使用不能です。」
「そうか・・・では人的被害と補給艦は?」
「人的被害に関しては沈没した2艦に関しては絶望的です、今の所生存者はおりません。当艦では10名ほどが負傷しており、船団全体での負傷者は避難民及び陸軍も含めて150名程度と見積もられます。
補給艦に関しては食糧輸送艦一隻が敵の攻撃により航行不能となっており、現在僚艦に曳航されております。」
「なるほど・・・詳しい被害は入港してからの調査に委ねられるが補給間の被害が少なかった事が幸いだ。最も、護衛艦の損失もデカイ、実の所は全艦健在で抜けたかったが残念な事だ。それで敵の被害は?」
「はっ、敵の未確認生物は蛇と酷似した物であり、戦闘前の観測で総勢21匹が確認されました。戦闘の結果、我々は21匹の内の15匹を波状攻撃によって殺害、残り6匹に対しても大なり小なりの損傷を与える事に成功しました。」
「そうだったな、確かに。この目で見ていたがあれはこの世の物ではないだろう・・・そして、我々は空軍の連中に感謝せねばならん。空軍の手によって少なくとも7匹は殺害したからな。」
「正にその通りです・・・特に、相打ちとなった2名に対しては・・・彼らは命と引替えに我々を守ってくれましたからね・・・。」
「まぁその件に関しては上陸後に詳しく対応するとしよう・・・そして、残った6匹はどうなった?」
「はっ、6匹は何れも我々の攻撃により損傷し、戦闘後個別に離脱していくのが確認されております。なお、先程入った報告では高浜原発守備隊が高射砲によって、その内の一匹と思しき生物を殺害したとのことです。」
「と言う事は最終的に16匹の殺害に成功したという訳か、まぁ中々の戦果と言えるだろう。そして、あの一匹の異様にデカイ親玉蛇はどうした?」
「はっその蛇は離脱した6匹に含まれております、レーダーの記録等から東へ向けて離脱したようですが、その後の行方は不明です。」
「全く、親玉・・・だと思うが、そいつが離脱してどうするんだ・・・リーダーとして失格だぞ、部下を置いて逃げるとはな。何、終わった事だ今更何を言っても仕方は無かろう・・・。しかし俺には1つ腑に落ちない所がある。」
「何でしょうか?」
「どうしてあいつ等は攻撃の手を緩めたのかと言う事だ、もし仮に当初の護衛艦2隻を沈没させたペースでしていれば、我々は補給艦諸共海の藻屑と化していただろう。しかしだ、どうして途中で攻撃の手を緩めた・・・いや統率が乱れたんだ?余りにも不審じゃないか・・・。」
「それは・・・何か仲違いでもあったのではないでしょうか。」
「仲違いか、有り得ん話ではないな・・・それでも何か引っ掛かるが、恐らくこれは永遠の謎だろう・・・気にする事は無い、今のは愚痴だ。さて、先程宮崎と大分への引渡しが完了したとのことだな?」
「はっそうであります。」
「では後は枕崎を経由して・・・屋久島・種子島・奄美大島・沖縄本島だな、損傷した艦は全て枕崎で切り離す。海上保安庁の巡視艇が代わりについてくるぞ、あとは屋久島へ向う客船1隻だ・・・気持ちを切り替えて失礼の無い様に。枕崎まであと5時間だからな。」
「了解しました。」
「俺はこれが最後の仕事になるような気がしてならんよ・・・恐らく沖縄、いや奄美には到達出来ないで終わるだろうよ・・・。」
「はっ今何と・・・?」
「気にするな、独り言だ・・・。」
どうして…どうして。守るべき子供達の息吹が為す術も無く、また消えていく…
祈れども、呪ってみても、結局は何の足しにもなりはしない…所詮、「力」を持たぬ普通の人間ができることには本当にたかが知れているのね…。
祈っても無駄だからと祈る事を止め、呪っても無駄ならば呪うことも止め、…守るべき事象を全て無くした時、じきに私達は考える事も止めるのでしょう。
無力な群集たる私達の死は誰にも知られることはない。それでも世界は続いて、その何処かには私達の代わりに続く希望の萌芽がある。
これまでは、そのはずだった。…でも、そうではないの?本当に全てが終わってしまうというの…
290 :
Naga:2005/05/29(日) 01:13:41 ID:rBGHn1iY0
・・・冗談じゃねえ。あの調子ならあんな船ごとき沈められたと言うのに・・・。
この期に及んでお呼び出しか。くだらねえ!
俺達みたいな精霊には一つ、絶対に守らなきゃいけないことがあってな。
世界の狭間の番人・・・要は、世界と世界の境界線の警備隊だ。
今回はまさに侵入警報が鳴った、って奴だ。意思など関係なく体が勝手に現場に出向く。
その現場ってのが、例の静岡だ。いよいよ何者かがこの世界に侵入してきたみたいだな。
俺達はその侵入者探しに明け暮れているというわけだが。
でも・・・どうせ見てるんだろ、ここ?侵入者さんよお?
その少年は夢を見ていた。
自分は蛇。目の前に揺れるもの。
空腹に耐え切れずそれに噛み付こうとする。そのたびに逃げる「それ」
それは案の定、彼の尻尾だった。
冷静に考える事も出来ないほど、空腹で、必死で。それほどまでに消えたく無くて。
何時までも回り続けていた。時計の針のごとく。
同じ夢を、今崩れようとする「モノ」が見ていた。
未来を喰いながら回り続けた。今、存在していたくて。それほどまでに消えたく無くて。
何時までも回り続けていた。時計の針のごとく。
292 :
本当にあった怖い名無し:2005/05/29(日) 01:58:57 ID:88dHPKz90
時計は壊された。
「何時か止まるだろう」、その、「何時か」 もう、動かない。
永遠の「環」に亀裂が入る。 もう、動かない。
「護りし者」は消えていく。 もう、動かない。
夢は、醒めた。「時」が崩れていく。 もう、動かない。
目覚まし時計は鳴らなかった。 もう、動かない。
誰も目覚める事のない朝。ずぅぅぅぅーーーーーっと、もう、動かない。
293 :
車田真紀:2005/05/29(日) 10:44:42 ID:p6xRUlc90
こんにちは・・・これをまだ見ている人がいるとしたら、ですが。
こんにちは。西川・・・車田真紀です。
私達は九州の最南端まで来ています。どこかの港です。
どうやら、屋久島まで船が一本出るようです。
なんとかそれに乗り組みたいと思います。
ここにくるまで・・・大変でした。
正直言って、もうなにがなんだかわかりません。
今さらこんなこと、って感じですが、本当に。
ここ半年ぐらいで、本当にいろんなことがあって・・・
本当に疲れました。
でも、こうやって潮風に当たっていると、なんだか気持ちがいいです。
よくここまで生きてこれたな、とか色々考えるんだけど
なんだかすっごく清々しい気持ちです。
なんて言うか、今まで物凄い数の生き物・・・人間とも戦ってきて
ただ生きることだけに集中して、ただひたすら未来だけを信じて・・・
・・・この間、リョウが言ってたんです。
もう明日にも全てが終わるんだって・・・
なのに空ってこんなに青かったんだ、とか潮風って気持ちいい、とか海の波がキラキラしていて綺麗とか
そんなことしか考えられなくて・・・
自分でも良く分からないんですけど、たぶん・・・これが『希望』なんじゃないかなって思って。
リョウが口癖みたいに言ってた『希望』をようやく持つことができた、と思うと
なんだか嬉しいです。
294 :
車田真紀:2005/05/29(日) 10:45:17 ID:p6xRUlc90
・・・そういえば、この間私が憑き霊とやらにとり憑かれた時、鬼眼人が・・・リョウが現れたらしいですね。
私はその時の記憶は何にも無いんですけど、リョウの言葉が聞こえたような気はしました。
我が妻よ
目を覚ませ
我が妻よ
私の声で、目を覚ませ
お前の心はあまりにも強い
お前の心はあまりにも美しい
私はお前に全てをささげよう
全ての心を
全ての感情を
我が妻よ
新たな命を宿した女よ
その子も強いぞ
護り護られ人は生きていく
それはこれからも変わらない
人類は、滅びない
俺の心はいつまでもお前とともにある
・・・あの屋久島までたどり着いて、果たしてその先に何がどうなるのか全く分かりません。
そこにたどり着いたら、助かるだなんて保証は全くありません。
でも・・・私は、あそこになにがなんでも行きたいと思います。
・・・デヴィッドや美子や、私のお腹にいるっていうリョウの子供や・・・ようやく気づいた『希望』と一緒にあそこまで行きます。
だって、私の旦那が「行け」って言ったんですもの。
295 :
車田真紀:2005/05/29(日) 10:46:03 ID:p6xRUlc90
それから最後に・・・紫音ちゃん。
本当に短い間だけだったけど、本当に会えて良かった。
・・・あの時、あの後で、もう一度だけ皆で泣きました。
リョウと約束したんですが、それでもこらえられませんでした。
もちろんデヴィッドも美子も分かってますよ。あなたのあの時の気持ち・・・
・・・あなたもリョウと一緒で私達から遠い所まで行ってしまったんですね。
でも、たぶんあなたの心は変わってないでしょう?
それなら・・・大丈夫です。何が、かは分かりませんが。
とにかく大丈夫です。
リョウが、そうなんですから。
・・・なんだか私らしくないですね。最後くらいいつも通りに・・・
どこまで行っちゃたのか知らないけど、いつまでもめそめそ泣いてちゃダメよ!
女々しい女、ってのは最悪なんだからね!
とにかくこれからは涙を拭いて! 上を向いて! 歩いていきなさい!
そうすりゃいいことも悪いことも、そりゃもう色々と経験できるわよ! あはははは!
・・・じゃあ、また会おうね。
いつか、きっと・・・
本当にこの世界は終わってしまうのですか?
確かに色々な物が変わっていきました。
でも、俺は未だ生きている。そして明日も生きれそうな気がする。
自分自身の内側だけは変わっていない気がするんです。
でも、もし今日が最期だと言うのならお願いがあります。
俺は自分で言うのもなんですがそこそこの異能者です。
…なのに、助けられる人を見捨てました。
あの変なイキモノが俺達の町を襲っていて…戦えばせめて何人かは助かったかも知れないのに…
今だって自分の命とひきかえに人を助ける事は出来ないでしょう…そんな自分は嫌ですけど。
でも、どうせ死ぬのなら最期に罪滅ぼしがしたい。
何か、俺にもできる事がありますか?
297 :
デヴィッド:2005/05/29(日) 18:50:27 ID:p6xRUlc90
これが最後の書き込みにならないことを・・・祈る。
今は船の上だ。なんだか近くに戦艦のようなものがいっしょに航海している。
波は穏やか、空は快晴、夕焼けで海が真っ赤だ。
カモメが飛び交い、魚が跳ね、ちょっと見ただけでは世界に終末が迫っているなんて信じられない。
明日も、明後日も、明々後日も、そのさきもずーっと・・・
ずーっと世界は変わることなく、人間は大きな平和とちょっぴりの戦いをしながら
それでもいつまでもいつまでも生きていく・・・そんな気がするんだ。
・・・今、僕は幸せだ。
たとえ身体が無くても、美子やお姉さんと一緒に明日のために進んでいる。
そんなことを考えると、すごく嬉しい。
未来の事なんか、わかりゃしない。
だから僕は今を目一杯生きる。それだけをしていればいい。
・・・なんだ、けっこういい世界じゃないか。
子供の僕なんかがこんなこと言うのはなんだけど、今、人類は一番人類らしい時だと思うんだ。
はるか昔、人類がまだ純粋だったころ・・・
明日の天気も、今日の晩御飯も、何も未来が分からなくて、ただただ今を生きることだけに専念して
それでも生きて生きて・・・未来まで、今まで生きてきて。
今もそうだと思うんだ。全ての終わりかもしれない、でも終わりじゃないかもしれない。
そりゃとっても不安さ。でも・・・
でも、まだ生きてるんだ。
僕は、美子は、お姉さんは・・・まだ希望を捨ててない。
だから、これからも生きていける。そんな気がするんだ。
298 :
デヴィッド:2005/05/29(日) 18:51:01 ID:p6xRUlc90
>289
・・・僕には何も言えないよ。未来の事は分からない。
冷静になって考えると、死んじゃう可能性のほうがよっぽど高いんだろう。
でも、その可能性がゼロじゃないんなら、希望を捨てちゃあダメだ。
・・・ごめんなさい。生意気なことを言っちゃって。
でも・・・できるだけ多くの人に、生きていて欲しいんだ。
だから・・・希望を捨てないで、明後日を・・・待とう。
>296
簡単なことだよ。明日も明後日も、ずっと生き抜いてやればいい。
そして自分に余裕ができたら、あなたの力で大切な何かを護ればいい。
人間死んじゃったら罪は償えない。無責任に死ぬような奴は最低だ。
・・・ってリョウが言っていた。
そのとおりだと思うよ。
生きてこそ、命は素晴らしい。死んだら全てが終わってしまう。
・・・ユーレーの僕が言っても、説得力無いけど。
そういえばこの間は大変だった。
お姉さんが変なことになって・・・
でも、僕がお姉さんにとり憑き返して、あの虫を追っ払ったんだけど
・・・本当に怖かった。自分が、色んなものをなくしてしまいそうで。
でも・・・その時にリョウが会いに来てくれて、僕に・・・勇気をくれたんだ。
あの時の言葉を、僕は忘れない。
299 :
デヴィッド:2005/05/29(日) 18:51:42 ID:p6xRUlc90
少年よ
諦めるのか?
我が弟よ
彼女の笑顔を
諦めるのか?
不死の者に逃げ出す者
正常な者と狂気の者
世界はさらに混沌へと進んでいく
そうそれはまるで海嘯のごとく
全てを飲み込み遡る
戦え
少年よ
決して逃げるな
生きろ
少年よ
今の世界を見るがいい
このような音ではない
もっと快い、歓喜に満ちた調べを・・・
そして・・・いつまでも・・・生きろ
・・・島の影が大きくなってきた。
もうすぐ着くと思う。僕たちのほかに乗客はほとんどいない。
あの島に人がいるかどうかも、分からない。
でも・・・ようやくたどり着いたよ。
僕達はこれから本気で、死ぬほど、一生懸命生きる。
だからこれを見ている人も・・・希望を持って、生きてください。
西暦2005年 5月29日 屋久島沖海上にて デヴィッド・ベッカー
300 :
Naga:2005/05/29(日) 18:56:02 ID:rBGHn1iY0
番人達は死んでいく
侵入者は増えていく
より強力に、より残酷に、死の牙を剥いて襲いくる
だが、これがクロセルが望んだ結果なんだろう
世界と世界が繋がり、混沌の最中で人類は滅亡する
これがクロセルの望んだ終末なのだろう
だから、俺は満足だ
クロセルの意思は俺の意思のように、クロセルの願いは俺の願いだから
このまま俺も、混沌に身を任せよう
―――クロセルよ、目覚めよ
ソロモンに封印されし悪魔よ、目覚めよ
理性を棄て呪いと感情に身を堕とした人間よ、目覚めよ
お前の望む世界が来たぞ。
壊滅した京都を離れて幾日・・・いよいよ静岡、目指す”門”は直ぐ目前に!
あの日・・・紫音ちゃんと別れの杯を交わした翌日、東の方より嵐の予感を感じた。
暦は「五月=暗雲高し!北東に向いて経を詠め。」
されど呪いの剣(木製)は砕け、護符も既に残り少なし!あと残るは我が呂一族に伝
わりし伝家の宝刀”陽明剣”のみ!
そして味方は我を入れて三人、されど全員とも続く戦いで満身創痍・・・。
仕方が無い!最後は酒の勢いでも借りるとするか!
ではいよいよ騎士団の生き残り御二人ともども、我らが三名!代々続きて我らに今の
体を授けたる御先祖方、そして何よりも世間様方に最後の御奉公と参りますか!
それでは生き残った皆様方へ・・・ 再 見 !!
たとえ、それが『流れ』に反しているとしても
たとえ、その先に待ち受けるものが『破滅』であるとしても
たとえ、宇宙を『壊して』しまうとしても
たとえ、全てが『絶望』に染まってしまうとしても
ほんの少しだけ、『希望』があればいい
だから、レッド
もう少しだけ・・・
いよいよ最後か!?距離はまだ遠いが高くそびえる”門”が見える。
漂う妖気の為か頭に被った邪眼逸らしの”陰陽紋”入バンダナからビリビリとした
痛みの様な感覚アリ!
その時、すぐ近くの丘に大蛇の群れを見る!頭領らしき白蛇は・・・おぉ!あれは
正しくナーガ殿!出来る限りの言霊を交わして、お互いの武運を祈る。
我「本日!死ぬには是好日ナリ!」(死ぬには良い日だ!)
ナーガ「御意!右に同じく。」(気合入れようぜ!お互いに。)
304 :
本当にあった怖い名無し:2005/05/30(月) 22:54:52 ID:5VUlC0970
不公平なんだよ…
どうして俺だけがこんな目に遭わなくちゃなんねえ?
どうして俺が死んでお前らは生きてるんだ?
公平なんだろ…此の世界はよ、おい。
そうだ…公平だ…ちょうど今だけは…
言うじゃねえか、死ぬ気になれば何でも出来る、ってな。
ちっぽけな草一本でも良い、俺の列車にのらねえか?
地獄逝き、特急、白線の内側にお入りください…乗ってくれなきゃ轢き殺すまで…
OK、速度はありったけ!
a
いいえ…この世界はこの上なく不公平なもの。公平だと思っているのなら滑稽だわ。
この世界では、力あるものは何なく、(いるとすれば)神や悪魔から簡単に力を引き出す。
でも、何の力もない私や、大多数の同じように何の力もない人間では、
魂を捧げようとさえ決意しても、どんな古式ゆかしい儀式に則って自害したところで、
(いるとしても)神にしろ、悪魔にしろ魂は受け取りすらされない。
そういうものよ。
このご時勢ですもの、なにも明日が世界の終わりとは限定されずとも、犯罪か災害に
巻き込まれたところで、その人にとっての世界は終わるの。
それでも、私たちは生きていこうとするのでしょうけど。
…どうして、なのかしらねぇ…。
――「門」はもはや、「溝」と化した
――守護者も。異能者も。悪魔さえも。その「溝」は埋められない
――「溝」を流れる、尽きることの無い混沌は
――世界を余す所なく埋め尽くし
――希望を砕き
――絶望のみを残すだろう
・・・奄美大島近海5キロ付近にて・・・
「おい!一体これはどういうことなんだ!?レーダーがホワイトアウトしているじゃないか!」
「聞かれても分かりませんって!ただ、東の方面より正体不明の何かが急速に勢力を拡大している事だけが分かっています。」
「何だと?東からだと・・・どういう事なんだ?」
「おい、何を騒いでいるんだ?」
「あっ艦長殿、これを御覧下さい。」
「うん?・・・何だこれは・・・東がホワイトアウトしているじゃないか・・・何が起きているのだ?」
「それは生憎分かりません!」
「そう強く言わんで言い・・・おい、今すぐ偵察機を飛ばせ。これは極めて異常な事態だ、早急にだっ急げ!」
「了解しましたっ!おい、すぐに見狭田を叩き起こして来い!緊急偵察だ!」
「・・・全く、おかしい・・・何だこれは・・・こんなのは見た事も無ければ聞いた例がないぞ・・・拡大しつつある電波障害なんてな・・・。」
「艦長?どうかされましたか?」
「いや、何でも無い・・・とにかく緊急事態だ。総員叩き起こせ、総員配置だ。こちらも急げ、偵察機は後どれくらいで飛ばせるか?」
「10分ほどで可能です。」
「ならば、一分一秒でも早くするんだ!下手すると我々の生命に危機を及ぼす可能性が考えられるっ!」
とうとう始まったか・・・終わりの刻が・・・。
もう無数に経験してきた事なのですっかり慣れてはいるが、このピリピリッとした緊張感が堪らないものだ。
東京は次第に灰色から黒へと色を変え始めている、富士の門より溢れたる異界の混沌、全てを無慈悲にそして平等に飲み込み溶かしていく・・・。
亡びだな、これこそまさに亡びの時だ・・・全ては1つになり、また分化す・・・そしてまた戻る・・・素晴らしい光景だよ・・・。
何時の日か、我諸共無へと帰すこれらの動きはね・・・今回は違うな・・・まだ感じられないもの・・・。
さてと、猫と共に移動するとするか。傍観者に記録人に相応しい次元と空間へな、この愛すべき都市が国が世界が滅ぶ様を記す為に。さぁタマ行こうかね・・・。
見える
見えるぞ
世界を覆う混沌が
感じる
感じるぞ
絶望に飲まれる一筋の希望が
来る
来るぞ
最期の戦いが
俺は甲府で起こった、政府関係者の殺人事件を追っていた。
ついに犯人を発見する事が出来た。
その男は、簡素な墓の前に立っていたが、変な女と話した後、墓と共に消えてしまった。
以下その内容を記す。
「鈴奈…弥生…全て終わったよ……これからそっちにでも行こうかね…」
「御主は終焉の地、静岡には向かわんのか?」
「あんたか、世界の終焉なんて…個人的にはどうでもいいんだが…」
「自棄では無いようじゃな、所詮世界などその程度の事だったという事か…」
「引きこもりのあんたこそ、何しに来たんだ?「世界を救う」なんて格好つける気じゃないだろ」
「そうじゃな、御主を誘いに来た」
「何でまたそんな気に?」
「御主を友として、正式に招待したい。話し相手に困っておってな…」
「今度は紅茶を出してくれるんだろうな?あの時みたいに何も用意していないってのは勘弁だ」
「うむ、上質のダージリンを用意してある、しかし誘いに応じるとは…」
「気にするな、まぁ…気まぐれってやつさ、気が変わる前に連れて行ってくれ」
「御主の連れも連れて行こう、置き去りにするのは少々気が引ける」
「そうだなそれがいい…」
そして消えた。
しかしこうして犯人の写真を押さえたはいいが、上の奴らが全然取り合ってくれねぇ。
大スクープなのにもったいないぜ…公開できる日が来る事を祈る……
彼はその日、待っていた。
広大な宇宙において、ただ一人ぼっちであるかのように、哀しげな表情を浮かべ
その五つの目ではるか彼方、まるで時の彼方を見るように、待っていた。
その手には己が背丈と同等ほどの大きな十字架。
世界を、あらゆる混沌が支配していく様を眺めながら、彼は待っていた。
全ての感情を、全ての呪いを一身にした、あの巨大な翼の男を。
そしてその男は現れた。
己が力と、呪いをこめた、光り輝く氷の大剣を持って。
彼は言った。
ラグナロクは、今ここに。全てを、終わらせよう。
鬼眼人もそれに応えた。
よかろう。だが希望と絶望は残るのだ。いつまでも。
Crocellは言った。
希望などは残りはしない。残るのは絶望と『無』のみだ。
鬼眼人がその手の十字架を逆位置に持ち、そして鞘から抜き放った。
聖なる死を与えし十字架刀。彼はそれを持ち言った。
よかろう。汝の感情、痛み、孤独、呪い・・・全てを私が引き受けよう。全てを私が受け止めよう。
そして最後にCrocellが言った。
呪いは今まさに成就する
我は誰にも赦しを与えぬ
命に、呪いあれ
彼らは闘った。
かたや一度は剣を捨てにし者、かたや一度は感情を捨てにし者。
両者は再びそれらを持ちて、全てを賭けて闘った。
彼らにもはや感情などはなかった。いや・・・
感情そのものとなった彼らは、ただただ闘った。
時空は歪み、空間は悲鳴をあげた。善悪は消滅し、命は燃え尽きた。
Crocellと、鬼眼人。彼らは何故闘うのか?
・・・彼らが闘う理由、さらにはその問いにすら『意味』など無かった。
あるいは運命は未だ壊れていなかったのかもしれない。
彼らは闘う。
はるか昔から誰かに定められていたかのように。
おそらく今よりもずっとずっと前に、これと同じような闘いがあったに違いない。
新たな境地へとたどり着こうとする前の、『産みの苦しみ』とでも言ったような闘いが。
その闘いは今まで、いつ、どこにおいても繰り返されてきた。
『生』ある者が決して避けては通れない、『死』との闘い。
その時の闘いは、いつまでも、永久に続くかのような闘いなのだろう。
今まさに、それは決着を迎えようとしているのだ。
やがてCrocellのラグナロクが鬼眼人の胸を貫いた。
だが鬼眼人はそれを待っていたとばかりにその五つの目でにやりと笑い
十字架刀をCrocellの腹へと突きたてた。
そしてさらにその左手をCrocellの右肩へと食い込ませ、その腕をもぎ取った。
だがその創からは鮮血の代わりに鋭く尖った氷の矢が飛び出し、鬼眼人へと突き刺さった。
そして左腕で鬼眼人よりラグナロクを抜き、彼の肩から腰までを切りつけ、そして左足を太腿から切断した。
にもかかわらず鬼眼人は残る右足の踵を大きく頭上まで上げ、Crocellの身体に切りつけるように振り下ろした。
骨格の砕ける音がして、皮膚が引き裂かれた。
どちらの身体も満身創痍の様相を見せてきた。
だがそれでも彼らは闘い続けた。
どれほどの時間が経ったのだろう。
ほんの数分ほどのようにも思えるし、数時間は経っているかのようにも思う。
はたまた数週間か、数ヶ月か、数年か、数世紀か。
彼らにとって最早、どれだけの時間が経ったか、だの、一体どこで闘っているのか、だのは
あまりにも必要の無い、あまりにも無意味なことだった。
彼らは偉大なる大宇宙の誕生のその瞬間から、全てが崩れ去る逝去の瞬間まで
またあるいは誰かが一つ鼓動をうったその短い間に
この世界の全てで、また巨大な門の門前にて、闘った。
彼らは最早剣を捨て、己が能力と、己が身のみで闘っていた。
何故これほどまでの闘いにおいて、世界に影響を与えなかったのか?
簡単なことだった。彼らはこの世ではなく『彼奴』が
・・・『邪神』が設えた舞台の上で闘っていた。
何故そんなことをしたのか・・・
それは、わからない。
やがて刺しこまれた鬼眼人の右手がCrocellの心臓を掴んだ。
そして鬼眼人はその心臓を一気に掴み出した。一瞬、Crocellに苦悶の表情が浮かんだ。
彼の心臓は鬼眼人の手の上で、なおも激しく鼓動していた。
鬼眼人が左手を、Crocellの顔へとそっとかざした。
そして彼の表情がゆっくりと呪いの形相から、次第に緩やかなものとなっていった。
彼の体から、光の粒が少しずつ立ち昇っていった。
それと同時に、彼の目から涙がこぼれた。
Crocellよ
鬼眼人が、言った。
私が友だと信じているお前。それがただ私の勘違いではないことを祈る
お前に、不完全な死は似合わない
全てを赦し、生きるか?
全てを呪い、死ぬか?
どちらにするか、お前が決めろ
お前の意志で・・・
そしてCrocellが鬼眼人に、そっと耳打ちをした。
鬼眼人は彼の身体をそっと手放した。鬼眼人はその瞬間、泣いた。
ゆっくりと、彼の身体は落ちていった。
まるで神にでもすがるように、その手を鬼眼人に伸ばして、無数の光の雫に包まれながら。
その先には、数え切れないほどの手が『救い』を求め、集まっていた。
鬼眼人の背の十字架が門からの光を浴びて、彼らに影を落としていた。
316 :
邂逅:2005/05/31(火) 22:26:36 ID:A9lvK9Fc0
ああ、待っていてくれたのだな
しかも、このようなステージまで揃えてくれて
そうだな
最早私に敵などは存在しないのだな
空間も
時も
そして、お前も
おかげで
真の救いとはなんなのか
ようやくわかったよ
主よ
人の望みの喜びを
317 :
鬼眼人:2005/05/31(火) 22:27:07 ID:A9lvK9Fc0
時は満ちた
私は喜んで磔となろう
私は喜んで全てを奉げよう
私は喜んで罰を受け入れよう
私は喜んで・・・全てを見届けよう
我が名は 鬼眼人
『希望』と『絶望』と
すべての『有』なるものを司る者なり
神とは命だ
私は命だ
お前も・・・命だ
神多き世界に
幸 あらんことを
命に 幸あれ
血塗れの十字架を背負い、彼は歩いていく
全ての命と、感情に見守られながら、己が受難へと
憐れみたまえ、我が神よ、したたり落つるわが涙のゆえに!
こを見たまえ、心も目も汝の御目に激しく泣くなり
憐れみたまえ!
あまりにも美しいアリアを口ずさみながら
歓喜よ、美しい天上の閃光よ、至福の楽園の乙女たちよ!
私達は身も心もなく酔いしれて、御身の聖所に足を踏み入れる
神々しい者よ! 今の世に仮借なくわけ隔てられた者たちを、御身の魔力が再び結び合わせる
御身の翼が穏やかに穏やかにたゆたうところでは
あらゆる人間は兄弟となる
そしてまた、あまりにも輝かしい勝利の凱歌を口ずさみながら歩いていく
開ききった門を見上げた先に、一つの巨大な命が見える
全てはこうなることと分かっていた
私も、運命には飽き飽きしていた
全ての終わりであり、始まりである者よ
いよいよ、だ
彼はゆっくりと門に飲み込まれていく
その心と身体を十字架に捧げながら
次第に門より十字の光があふれ
それは地球全体に広がり、それぞれの帯が太くなっていく
やがてその星は眩い光に包まれた
終末は、おとずれた
終わっちゃい…ましたね。
名科白あり、感動の場面あり、楽しめました。
僕は最後の方「ウザイ奴」を演じようとしたのですがいまいちでした。
てかみんな科白の思いつきすげえ
ただちょっと問題点としては「能力のインフレ化」が最後の方ヤバくなってしまった事です。
まあ自分も人の事は言えませんがorz
僕としては単純に
ゾンビの群れがあらわれた
↓
こいつら全然品ねえ!うわやめfjがksfghkjsふじこ
と言うような感じの方が好きなので…(個人的意見で申し訳ない)
最後に
後から来たくせしていろいろと物語にからませて下さって有り難うございました。
次スレが立ったらこのスレで教えて下さい。
hoshu
貴方達が、この手紙を読んでいる頃には既に「良き終末」は成就されているはずです。
そして私は、そのずぅっと前に次のステージへと旅に出ています。
その時の私が新たなステージで『0』の状態から、また色んな想い出や記憶を積重ねて行
く様に、真紀さん達みたく「良き終末」の後に生き残った方々も、もう一度『0』から未
来を築いて行く事になります・・・ホントの気持ちを言えば私も一緒に・・・。
リョウさんなら、ここで色んな言葉をイッパイいっぱい綴るんでしょうけど私は、リョウ
さんみたいにカッコ良い言葉は思い付かなくて、ブキッちょだしね私って、ウフフ。
でも今、何となく分かる気がする・・・最後のお別れをした時に真紀さん、私の事をギュ
ウっと強く抱きしめてくたよね、あの時の真紀さんの身体、とっても温かくて、リョウさ
んが真紀さんの事を好きになった気持ちが何と無く分かった気がした。
そして今私が、この手紙を書いて処をリョウさんが見守ってくれてる・・・まるで私が人
間だった時のお父さんみたいに・・・それで真紀さんがリョウさんの事を好きになった気
持ちが分かった気が・・・。
それでは、これより次のステージに行ってきます。
次ぎでも会えれば・・・いえ!こんなんじゃまたデヴィッド君に叱られるよね。
次のステージに行ったら待ってるだけじゃなくて、私の方からも皆を探す・・・でも私を
探す方が簡単なのかも、何故ってきっと次の紫音(わたし)も泣き虫だろうし・・・てへっ
では最後に皆から頂いた元気と勇気・・・今は少しだけど・・・皆に御返し!
西川・・・いえ車田真紀!デヴィッド・ベッカー!山瀬美子!
そして「良き終末」を生抜いた全ての人たち皆に!
トリックスター=次元の間を行く者として!申し届けます!
み ん な … ガ ン バ ッ !!! (はーと印)
また、お会いできる日まで・・・泣き虫の紫音さんより
322 :
ある男の手記:2005/06/04(土) 18:15:07 ID:zOQns62a0
俺はあの日静岡に行った
別段目的などないが、ただ死ぬ前に噂の「門」って奴を見ておきたかったからだ
案の定、門には見物人で一杯だった
しかし、様子が変だ みんなは目の前の門には目もくれず、夢中になって空を眺めている
俺も真似して空を見上げてみた
するとどうだ
人間の男が二人武器を持って上空で派手に喧嘩をしているじゃないか
一人は透き通った剣を、もう片方は十字架の形をした剣を振りかざして
お互い顔には表情と呼べる表情は浮かんでおらず、ただ相手を殺そうと戦っている
何か神々しいものを感じ、ただ食い入るようにその光景を眺めていた
三時間ほどでついに決着がついた 透き通った剣を持った男が胸を深く抉られ、そのまま動かなくなった
そして十字架の剣を持った男と何か言葉を交わすと、そのまま地面へ落下した
下は見物人の群れだったが、落下地点には自然と群れに穴が空いた
落ちてきた男の顔は、とても穏やかだった ついさっきまで戦ってたなんて嘘みたいだ
そして、頬は涙でかすかに濡れていた いつの間にか見物客も俺も、何故だか泣いていた
ふと上を見ると、十字架の剣の男が空の上で立っていた
その男もまた泣いていた 泣きながら、歌を歌っていた
俺は音楽などに興味はなかったが、この歌の余りの美しさに思わず、俺も一緒に歌っていた
見物客もまた歌を歌いだし、辺りはさながら教会のような厳かな空気に包まれた
男が体をこちらへ向けながら、門の方へゆっくりと飛んでいった
例の十字架の剣を背負い、ゆっくりと飛んでいった
男の体が門に吸い込まれ、ゆっくりと消えていった
すると門からは眩しい光が漏れ出した
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
323 :
本当にあった怖い名無し:2005/06/05(日) 22:24:48 ID:+fN8PPuW0
324 :
デヴィッド:2005/06/07(火) 21:53:14 ID:aWKm+jKH0
思えばよく生き残れたものだ。
空は落ち、海は煮え、空気は燃え盛った。
あれからもう10年も経つのだろうか。
生き残ったのは私と、美子と、そして我が姉、車田真紀のみだ。
あの日、全てが失われた世界を見たとき、私達は絶望の淵に投げ込まれたものだ。
だが、美子のあの一言で再びささやかな希望を思い出すことができたのだ。
「でも・・・まだ私達、生きてる」
それだけだったが、自分たちがまだ生きている、このほとんどの命が消え去ったと思われる世界で。
そして私達が立っていた磯場の潮溜まりに小魚の群を見つけたとき、その時ようやく世界が最も良い形の終末を迎えたのだと信じることができたのだった。
ただただ『希望』のみを糧として今まで生き延びてきた。
御覧になるといい。
いまや島は花々が咲き乱れ、奇妙な虫が飛び回り、空では海鳥が声を上げている。
少し海に潜ればまるで絨毯のように海藻が繁栄し、大小さまざまな魚が泳ぎまわっている。
島の一角には我々の自信作、麦畑と野菜畑、そして牧場がある。
そして少し山に立ち入れば、幽玄なる屋久杉の密林が迎えてくれることだろう。
日に1時間ほどラジオの放送がある。海を越えてきた生き残った人たちとの出会いも何度もあった。
そして彼らの手によって、どうやら町らしきものがこの近くでは鹿児島・・・だったところに作られている。
今も私達の家の前で、子どもたちがはしゃいでいる。
一番大きな子は車田良迅・・・そう、私の甥だ。もう9歳にはなろう。
その隣の女の子は外から来たある一家の子供だ。
・・・ああ、良迅があやしているあの赤ん坊は・・・
恥ずかしながら私の息子、レッド・ベッカーだ。
私と美子は3年程前に結婚した。そしてその1年後にあの子が生まれた・・・
名前は私がつけた。まずはリョウというのが第一候補だったのだが、良迅がいるので没となった。
そこでもう1人の彼・・・レッドとしたわけだ(ちなみに現在美子の腹の中にはまた一つの命が宿っている。男だった場合「純」とでも名づけようかと思っている)
325 :
デヴィッド:2005/06/07(火) 21:53:48 ID:aWKm+jKH0
私の兄のことはいつでも思い出す。
彼が一体どうなってしまったのか・・・それは誰にも分からない。
だがこれだけは断言できる。
彼は死んではいない。いつまでもいつまでも・・・あの5つの目で我々を、人類を、いや・・・これから先、地球に栄える全ての命を見守っていくのだろう。
思えば『死』とは不思議なものだ。
ご存知のとおり私に身体はない。だがこうして1人の女性を愛し、子供にも恵まれた。
生きている、だとか、死んでいる、だとかいったことに身体は関係ない。
それを私は身をもって体感している。
彼は言った。
「お前の身体は死んだ。だが心は生きている」と。
そして・・・その心で大切なものを護れ、と。
私は今までそうしてきたつもりだ。もちろん、これからも。
おそらくはリョウも・・・何かを護っているのだろう。
その、心で。
その何かに私達も含まれていると・・・私は信じたい。
そうそう、あの時の手紙のこともここに特筆すべきに価するだろう。
全ての始まりとなったあの日から数日経ったころ、磯に一羽の鴉が流れ着いた。
既に息絶えてはいたが、その口になにやら折りたたんだ紙のようなものをくわえていた。
まあそれは紙ではなく私が知らない不思議な素材でできていたのだが、とにかく私達はその紙を広げてみた。
・・・紫音からの福音書・・・要するにトリックスター、紫音さんからの手紙だった。
彼女も実に不思議な人だった。
考えてみると彼女と交流した期間は実に短い(まあリョウにもそのことは言えるのだが)
にもかかわらず彼女は私達の中で実に大きな存在となっている・・・
彼女がどういった存在の人だったのか、実の所上手く理解できていない。
美子や姉と幾度も話し合ったものだが、まあとにかく彼女は彼女だ、という結論に落ち着いている。
私はそれでいいと思う。たとえ神であろうと、その感情は我々と変わらない。
逆に言えば通じ合える感情があれば、それらは神となる。
リョウが言っていた・・・と言いたいところだが、これは私が考えたことだ。
こういったことを言うのは実に気恥ずかしい。思えばリョウもよくあれだけべらべら喋れたものだ。
326 :
デヴィッド:2005/06/07(火) 21:54:20 ID:aWKm+jKH0
そういえばつい最近ビッグニュースが飛び込んできた。
ドイツであった場所のある一角、どうも墓場だった所らしいのだが、そこに巨大な地下空間が発見された。
そしてその中には・・・まさに宝物が詰まっていた。
あらゆる科学技術に関する書類から、膨大な文学作品、さらには人類が作り出したほぼ全ての音楽の楽譜や
これまた凄まじい量の音楽メディア。他にも様々な物が・・・
要するにこれまで作り出した人類の英知全てが納められていた。
そしてそこにあった机の上に、一通の手紙があったという。
「新人類へ。未来を創るにあたり、過去という土台があるとないとでは大きな違いである。
故にここにかつて人類が、そのたった一つの能力『頭脳の力』によって生み出した全てをここに納める。
希望に満ち、『意志の力』を身に付けた人類達よ、これらを最大限に活用することを期待する。
この素晴らしくも恐ろしい文明の利器とやらをどう使うかは、諸君の自由である。
追伸
この空間を作るにあたり、ユルゲン・ビクソル博士に多大な協力を得たことを、ここに記しておかなくてはならない」
そしてその封筒にはただ『R』とだけ書かれていた。
この場所は俗に「エデン」だとか「知恵の箱」だとか呼ばれ始めている。
おそらくこの発見によって、人類の復興するスピードは格段に上がるだろう。
誰がこんなことをしたのか・・・?
・・・そのことを知る人間が、極々限られたものであるということは、なかなかに気分のいいものである。
俗称といえばあの山のことも忘れてはならない。
そう、あの門が存在した、かつては富士山と呼ばれていたあの山だ。
全ての異変の象徴であり、そして元凶でも合ったあの門が消滅した今、その山は以前よりも鋭く、そして高くそびえている。
そこはまさに聖地と呼ぶにふさわしい場所で
人々には『キリストの山』や『第二のゴルゴダ』などと呼ばれている(もちろんクリスチャンに限ったことではあるが)
かくいう私も数年前に一度観にいったことがある。
大変な旅路ではあったが私の兄が最後に目撃された場所だけあって、感動もひとしおであった。
327 :
デヴィッド:2005/06/07(火) 21:54:52 ID:aWKm+jKH0
さてと、ではそろそろ私も仕事に出かけなくてはならない。
・・・人間は、地球は1度大きく打ちのめされた。
今はまだその傷は癒える気配を見せない。
だが少なくとも手当ては徐々に進んでいる。
この地球という巨大な命の自己治癒能力は只者ではない。
いつかはかつてのような輝かしい未来を創りだせる・・・私はそう信じている。
P.S
もしリョウがこれを見ていたとしたら、二人からメッセージがある。
まずは美子から。
「良迅君・・・リョウさんの子供、かわいいです。見に来てください。あと私達の子供も見てください」
続いてお姉さん。
「とりあえず再婚する気ないから。やきもち焼きのアンタのことだから、んなことしたら今度こそ人類が滅びかねないからね。
良迅の教育のためにもとっととツラ見せろこの野郎」
・・・えー、では最後に私から。
ユーレイの子供、興味あるでしょ? 僕があの時のリョウと同じ歳になった今、もう一度会いたい。
そしてもう一度・・・いろんなことを教えて欲しい。だからとっととツラ見せろ。
新暦10年 6月7日 自宅にて デヴィッド・ベッカー
うーむ・・・妙な事だ・・・こうも上手く乗り切ってしまうとは、この様な事は初めてだな。完全に滅び去ると言うのが定番なのだが・・・。
まぁそれだけこの世界が、これまで巡ってきた世界の中で最も頑丈である事の証明なのだろう。何とも喜ばしき事だ。
それはそうと自分も色々とあったもので、一言で言えば御役目御免と言う奴だな。正確には記録人を解任されたという事だ。
ただし、一連の能力は全く剥奪されてはいない。今でも自由に時空間を旅し、無の力を操る事も出来る。
何でも、余りにも長く摂理から外れ過ぎたせいで、今更戻しても居場所が無いからだとか。なんじゃそりゃって思わず言ってしまったがねw
と言う訳で、この世界を含めた全ての次元宇宙が"無"へと帰すその時まで自由に過ごす事にした。
幸いにして、今自分の前にはやるべき仕事が多数転がっている。そして、これはこれからの新たなる文明・社会の礎となるものだ。
ここで対応を間違えて前世界の様な人間中心の略奪的文明にしてしまっては、運命に対して申し訳が出来ない。
それに元来、この様な運命に処される前の世界・・・もう遥かなる昔の世界ではこの様な仕事に従事していたものだからな。手慣れた、そして懐かしい仕事だよ。
東京もとい関東は細々と人の営みが回復している。かつての巨大都市東京の面影は無いが、まぁ満足に生活できる水準にまではなっているな。
実を言うと一度はこの世界から外に出かけたのだが、思い直してこちらに戻ってきたのだ。
そして、関東に残る人と幾つかの文明の基盤を保護した。この事が記録人解任に繋がったのだが、今さなっては良い選択をしたものだと思っている。
結果としてそれは吉と出た。生き残った水力発電所から来る電力と、地下の各種施設、そしてその地下に避難した人々と獣によって復興は成された。
無論、自分もやり過ぎない程度にその動きを支援し、その結果としてかつてのコンクリートジャングルは自然と調和した社会に姿を変えたのだ。
文明の程度としては産業革命期のイギリスと言った所か・・・最もその環境負荷の小ささは比べ物にはならない程、小さなものが実現している。
今の所、関東を中心とした社会・経済だが名古屋・仙台・新潟方面とも連絡がついており、その方面との結び付きを強化する方向で話が進んでいる。
具体的には各都市間を結ぶ鉄道と通信網の建設・・・そして、それを基盤とし環境負荷を最小限に止めた調和社会確立、これが今我々に課せられている責務だ。
恐らく数年以内に関東甲信越・東海・北陸の3者の間での活発な交流が現実の物となる。前世界での交流とは違う形の交流が・・・。
特に自分は成り行き上、「関東総監」と言う関東行政府の長官と言う要職にあって選挙で選ばれて、全てに采配を振るう権限を持つだから尚更だよ。
とにかく自分は極限まで、新世界建設へ身を尽くす覚悟だ。恐らくその内、デヴィッド氏等とも直接接触する事があるだろう。その時に恥ずかしい思いをしない様にな・・・。
新東京市秋葉原、関東行政府ビル総監執務室より 鉄道屋(選挙名簿名 伊藤 利通)
最後に一言書き忘れてしまったな、イカンイカン・・・。
地球の自己治癒・回復能力は感嘆すべきものである。しかし人の回復能力も侮ってはならない、その学習能力と併せて。
今度こそ我々人類はある事を、この新世界にて地球と共に実現し形とするだろう。永遠に持続可能な新世界を我々は・・・。
「ユートピア」
それがその新世界に相応しい名前となるだろう。
そして、我々はある事を永遠に忘れはしない。
そう、この新世界誕生の犠牲となった前世界を、そして戦いその身を捧げた者達の存在を永遠に忘れない。
それを踏まえて我々は、新たなる進歩と調和の道を歩み続けていく。
ワタシ ハ カケラ アナタタチ ガ ブエル ト ヨブ モノ ノ カケラ
ワタシ ハ ソロモン ニ コウシ サレル ズット マエ カラ コノ セカイ ニ イタ
ワタシ ノ タイハン ハ コノ セカイ カラ ヒキヌカレタ ケレド
トビチッタ カケラ マデ スベテ モッテ イク コト ハ デキナイ
ワタシ ハ イシキ ヲ モッタ セイメイタイ ガ
ホカノモノ ヲ タスケタイ ト ネガウ ココロ ノ
グゲンカ シタ モノ ダカラ …
スベテノモノ ニ シュクフク ガ アリマス ヨウニ …
ho
334 :
触手球体:2005/06/12(日) 11:13:27 ID:tMvlUKNQ0
これで本編は終了でしょうか…
と言う訳で、ここからは中の人の舞台挨拶と番外編になるようですね。
脇役でこそありますが、『最初に異能に覚醒し、最初に死せる者』として、
私め、「触手球体を担当した中の人」から挨拶を致します。
コンセプトは
『RPGでよくいる、「光あれ!」って回復してくれるオジサンにも、きっと人格はあるんだ』
『魔神に乗っ取られた男を演じる、ただし悲壮感は少なめで。控えめに、だが明るく』
『以前からやってみたかった戦隊物のグリーン(個人的に好きなので)のなりきりを』
以上ですね。パートナーを男にしたのは、古今東西、虚実どちらでも、聖職者というのは
少年愛者が多いというお約束に則った為です(というには、大学生ではちと年かさですが)。
335 :
触手球体:2005/06/12(日) 11:14:00 ID:tMvlUKNQ0
世界の終末、となっているので、皆が皆、物語上の最悪の選択肢を辿っていくわけです。つまり、
『もし、グレモリーが黒磯駅前の書店で、日本地図を買っていたら?』
『もし、デスがブエルの始末より先にグラシャラボラス戦に突入していたら?』
『もし、クロセル一行が腐海に入らずまっすぐ敵対勢力の女首謀を追いかけていたら?』
等と、無限の並行世界が皆の脳内に存在する。
それがこのスレッドが持つ魅力であり、長く持続し、上手く完結した一つの要因ではないかと思います。
前スレ98〜今スレ331の、kbも実際の月日も長きに渡る演武。お疲れ様でございました。
>366氏
貴方の悪役の演技力は実に高かった。これは本当に御世辞抜きでの感想で。
次スレッドがあれば、『善』か『悪』かどちらかはお任せしますが、また是非貴方とも闘りたいものです。
さて、能力インフレについては私も同意。私も、能力インフレが厭なのもあり、自分のキャラを
後半部に差し掛かったところですぐ無力化して、結果的に手詰まりにさせましたからね。
(最初に覚醒した者として、最初に滅されるのが話的に整合性がある、というのもありますが)
もし次があるならば、せいぜい人間の身でが扱えるのは、某『真空○動拳』くらいで抑えておきたい
ものです
(爽快感のある描写や、凄惨な殺戮は、天使の具現化や悪魔の召喚を使用すればよいですから。
それに、そういう行為もできれば終盤に差し掛かってからのほうが現実感が有りますね)。
それでは、次の演者様のご挨拶をどうぞ…(舞台袖に戻る)
336 :
園田事務所:2005/06/12(日) 23:35:49 ID:XwH1tCOA0
一番最初は名無しでカキコし、その次は一回きりのつもりで何気なくアドリブで思いついたコ
テを使ってリョウ@117氏にツッコミ入れたのが始まりでした。(w
そこから何気に話を繋いでいく内に何気に色んなキャラを抱えて云々って感じでしたが、でも
カキモノの練習的に創作に関われてホント楽しかったですよホント・・・それに今でも今回の
、この話をオカ板の単なる1スレで終わらせるのは勿体無いと思っています。(^^)v)))
では最後に挨拶を、まずは我が関電作業チームの面々・・・ってロック!ロック!最後だから
と言ってもう必要以上にはしゃがない!って、ほらもう加藤にツッコミ入れられてる。
って呂!呂さん!!舞台上で酒を飲まない!!飲みたかったら後で幾らでも飲めますって・・・
っでは次に・・・神託者さん率いるクロノス騎士団の方々です〜♪
どうか拍手で・・・ってルビアさん!ルビアさんって!もっと前へ、もう照れないホント、ほら
亜里沙さんに突っつかれてるホント・・・そしてー、騎士団の面々の左端にいらっしゃるのはメ
イド姿も艶やかなぁ〜・・・ってエぇ〜リぃ〜スぅ〜さん!!アンタはこっちじゃないでしょ!
ってツッコまれてイキナリ泣かないのホントにもう・・・って紫音さん!もう一緒になって泣か
ないのホントにもう・・・(呆)
それでは参加者一同!礼!! ”どうもありがとうございましたぁ♪”(全員で)
・・・イマム班長・・・ここでは敬礼じゃなくて頭を下げて礼をしてください・・・
337 :
109:2005/06/13(月) 19:37:28 ID:wThIDb/k0
続きましては、私こと109の中の人です。
このスレに辿り着いたのは、他の板で書いてるSSが詰まったので、
息抜きと資料集めにオカ板に来た時でした。それで面白そうなスレがあるな〜と覗き込んだのが
方向の決まっていない混沌期のこのスレ。そこで少しでも方向が定まれば、と巨大生物のニュースを
書き込んだのが、このスレに棲むきっかけでした……。あとは名無しで雰囲気の盛り上げを
手伝えればと思っていたら、いつの間にやら数字ハン名乗って最後までw ここまで楽しめるとは
思ってもみませんでした。次スレはどんなドラマが見られるのか楽しみです。
それでは、このスレで生んだ私の子供達の紹介ですっ。
まずは最終的に勇者のような能力を身につける設定が着いてしまい、手ごろなところで
殺す必要の出てきてしまった109こと萩原和也! デスのせいで潜在ロリ属性が判明だっ!!
続いては和也命!萩原家の女王ヌコマタ、真っ白フッサーラのみるくっ!
同じく和也のペットにして忠実なる下僕メイド、頭はちょっと弱いぞコリーのエリスっ!
異世界からこんにちわ。109の初期恋人候補にてエリスたちのライバル設定だった
天使娘メリッサ=ルーン! 無論、今現在も彼に惹かれているぞっ!
出てきた所が良かったね。異世界よりの来訪して東北在住♀さんに拾われた
人狼族のグレイ=ディナスっ! BS界ではメリッサと友達以上恋人未満だったぞ〜っ!!
なんでお前がここにいる? 東北在住♀さんに好評だったデス・ろりぃたバージョン!!
幼く人懐っこい姿と口調で冷ややかにはかれる毒舌と、甘い物を食べると即座に眠ってしまうと言う
死神に見えんギャップが受けたか!?
そしてそして、回復異能を持った事で変化した昆虫人間に、クロセルさんから勝手に借りた猫、
元万博会場の動物達に、名前しか出てこなかったぞBS界組と和也の両親など、その他大勢組っ!!
(落雷落雷炎氷溶解液爪牙爪包丁通勤鞄→『返事がない。ただの屍のようだ』)
(一同そろって一礼後、ズタボロの真っ黒な物体を引きずって舞台袖へ……)
338 :
クロセル:2005/06/14(火) 17:50:54 ID:mcFE6Oy70
私からも拙筆ですが挨拶を。
私は敢えてコンセプトを作らないよう努力しました。
あまりこちらの設定を押し付けず、読み手の数だけ見え方が違ったりしたら面白いなあ・・・と。
実際に巧く行った・・・とは断言できませんが、自分の筆力は全て出し切れたと思います。
・・・さて、つまらない自分語りはおしまいにして。
次はもちろん我らがクロセルと愉快な仲間達の紹介といきましょう!
――まずはナーガ。
周りの動物祭りに便乗して出てきた唯一の爬虫類です。
クロセルの魂が宿ったり、日本中クロセルを探しに回ったり意外と活発に動いてます。
口を開けば江戸っ子口調が止まりません。
――預言者こと九十九美子。
粛清者とデスの間に挟まれあまり目立ちませんでしたが、それなりにお気に入りだったり。
悪魔の翼はフォカロルへのオマージュ・・・だったのか?
最期はクロセルとの関係を臭わせ(ry
――フォカロル。
控えめなのに一旦動くと止まらない止められない。
まだうら若き乙女なのにごつい翼で空を飛ぶ。
でもクロセルがいないともう大変。怖くて何もできない。
何だか怖いんだか可愛いんだかよく分かりません('A`)
――そして、クロセル。
徹底して「普通の男」を演じていくつもりでしたが、
ゴスロリ好きだったり意外とキザだったり最期は暴走しちゃったり!周りに負けず劣らず濃いキャラになってしまいました。
しかもフォカロルが好きだったのに死んでから白状してます。ここら辺は親に似たのでしょう(w
他にもカコワルイ死に方をしたTHORNやら拝借した風牙やら車谷やら。
・・・自分のキャラ、全員死んでます(ノД`)
さて、一列に並んでー。OK?では一礼!(一同、礼)
さあクロセルさん逃げてっ!フォカロルと預言者が睨み合ってるよ!
皆さん今晩は。車田亮の中の人です。
私とこの物語とのかかわりは古く「世界の終末 その時2ちゃんでは・・・」初代スレの頃からほんの末席ではありますが、物語に参加してまいりました。
もっともその頃はほんの名無しとして数回書き込んだのみですが。
そしてこのファンタジースレの黎明期、名無しとして幾度か書き込み、やがて117としてこの物語に乗り込んだ、というわけです。
始めは何の気になしに・・・ですがいつのまにかどっぷりと物語に浸りこんでいってしまいました。
このような物語に参加できたことを光栄に思うと同時に、深く感謝いたします。
さて、ではこの物語に生まれ、そして活躍した彼らのことを簡単にご紹介いたしましょう。
ちなみにリョウ、レッド、デヴィッド、真紀、美子の五人にはそれぞれ象徴的なコンセプトが存在します。それも合わせて・・・
まずはいつのまにやらストーリーの根幹ど真ん中を突き進んでいた恐怖の男
リョウ@117こと車田亮。基本的にええかっこしい。コンセプトは「運命」そして「意志の力」
続いてリョウに宿った別人格、自分勝手に世界を救った
鬼眼人ことレッド。リョウとはいわゆるマブダチ。コンセプトは「希望と絶望」そして「感情と呪い」
肉体が滅び、魂だけが生きのこった幽霊の少年という実に難しい役どころ
デヴィッド・ベッカー。リョウとのあの一夜は決して口外できない。コンセプトは「命」
とりあえず殴る、をモットーにリョウの青春時代の大部分を占めさせた女
西川真紀。彼らの子供はたぶんいい奴に成長するでしょう。コンセプトは「強さ」
幽霊と結婚するという、よくかんがえたら物凄い人生を歩む
山瀬美子。幽霊の子供? ということは・・・? 深く考えてはいけない。コンセプトは「愛」
某手品兄弟の名前をいじったネーミングの予定が、ちょっとした誤字により全くいじられなかった不憫な奴ら
山下純、山下辰、二人合わせて山上兄弟。意外と出番が無かった。
全てのキャラの中で最も作者の手を離れ、自分勝手に暴れまわったみんなのアイドル
デスことキャロ。ちなみに姉たちもレッドの餌食に。
そして名前すら出てこず、誰も覚えてはいないであろう、悲劇の者たち。
まずは異能部隊初代隊長、夢前健太。さらに防衛団隊長、国雄守。
ついでにオカルト研究部和田勝己に近所のお店のおばちゃん。
さらには物語が終わりを迎えてから生み出された、後付設定にもほどがある
アンティークショップ「黒猫屋」の若き女主人、春丸ひとみ・・・
皆私が心をこめて生みだした者たちばかりです。
この崩壊する世界において彼らは必死に生きて、ある者は死に、ある者は生きのこりました。
彼らがこれから先どうなるのか・・・それは私にもわかりません。
何しろ物語は終わってしまったのですから。
・・・ちなみにほとんどの登場人物にはそれぞれモティーフと言いますか、モデルとなったキャラが存在します。
もちろんそれが誰かは申しませんが、そのモデルとなったキャラ
そして彼らを作り出したクリエイターの皆様に心より敬意を表させていただいた、と付け加えておきましょう。
さて、この物語は終末を迎えました。ですがすでに我々の見えないところで次の物語は動き出している・・・
貴方はそれを感じることができるはずです。
ではまたいずれ・・・お会いいたしましょう。
(一同胸に手をあて礼)
341 :
本当にあった怖い名無し:2005/06/20(月) 19:12:07 ID:wSmmdees0
342 :
本当にあった怖い名無し:2005/06/25(土) 21:56:06 ID:y1EaUpeYO
保守
344 :
本当にあった怖い名無し:2005/07/03(日) 00:26:14 ID:J76isQOx0
保守
いぇい
嬉しいなw
lets
348 :
本当にあった怖い名無し:2005/07/06(水) 20:07:56 ID:mwKIcF2M0
次の計画は既に動き出している・・・
349 :
本当にあった怖い名無し:2005/07/07(木) 22:51:57 ID:Q4lPpr8q0
なんか終わっちゃってるみたいだけどこのあとどうなるの?
>>349 ヒント:しばらくしたら次スレたってるかも
352 :
東北在住♀:2005/07/10(日) 21:56:42 ID:IiX05s7q0
人類総員 傾注(アハトゥング)!
諸君 終末が来た 無敵のコテハン諸君 最古参のROM人諸君 万願成就の最後が来た
終末世界の舞台裏へ ようこそ!
堰を切れ ネタバレの濁流の堰を切れ 諸君!
………というわけで、>>東北在住♀の中の人でございます。
大都市からの参加が多い中、敢えてド田舎から参加してみようかなあ、と、
雪深い東北の山奥からの参加になりました(笑)
ちなみに、コンセプトはそのものズバリ『犬のいる生活』でして……。
けもけもワンコとの旅は想像するだけで幸せでした(笑)
それでは、お次はそんな東北在住♀こと森川叶と愉快な仲間達の紹介です(笑)
地図が読めない女・天然娘・計画性Nothingと、3拍子揃ったダメマスター!
動物の扱いはお手の物 きちんと命令いたします ビーストマスター・森川叶。
天然ボケな主をサポートし、好戦的なグレを止め………胃は大丈夫か!?
胃痛・神経痛・情緒不安定・悲しくないのに涙が出ちゃう!苦労人ノワール氏。
敵を殺し 味方を殺し 守るべき主も 自分までをも殺し尽くしてもまだ足りぬ…
…まったくもって度し難い戦争狂だな、グレやん。
353 :
東北在住♀:2005/07/10(日) 21:57:34 ID:IiX05s7q0
そんな寄せ集めのパーティがお送りいたしました終末活劇、
ほんの少しでも楽しんでいただけましたなら幸いです………………ってコラ!!
グレやんも舞台挨拶のときくらい観客に凄むな!お客さん引いてるっしょ!!
ノワールも…………舞台袖で胃を押さえて蹲らない!薬飲んでこい薬!
森川さん………お願いですから、笑ってないでこの騒ぎを収拾して下さい……orz
…もういいや……ほら、おまいら、さっさと並べ。挨拶すんぞ……。
今までどうもありがとうございました。
次スレがありますのでれば、どうかよろしくお願いします…(一礼)
世界の終末・その時2chでは・・・@ファンタジー。
終末板の中で集まった彼らは、今、こうして終末板の中で再会した。
かくして 役者は全員新板へと向かい 暁の終末活劇は幕を上げる……………
354 :
東北在住♀:2005/07/10(日) 22:00:58 ID:xqLz7V760
人類総員 傾注(アハトゥング)!
諸君 終末が来た 無敵のコテハン諸君 最古参のROM人諸君 万願成就の最後が来た
終末世界の舞台裏へ ようこそ!
堰を切れ ネタバレの濁流の堰を切れ 諸君!
………というわけで、>>東北在住♀の中の人でございます。
大都市からの参加が多い中、敢えてド田舎から参加してみようかなあ、と、
雪深い東北の山奥からの参加になりました(笑)
ちなみに、コンセプトはそのものズバリ『犬のいる生活』でして……。
けもけもワンコとの旅は想像するだけで幸せでした(笑)
それでは、お次はそんな東北在住♀こと森川叶と愉快な仲間達の紹介です(笑)
地図が読めない女・天然娘・計画性Nothingと、3拍子揃ったダメマスター!
動物の扱いはお手の物 きちんと命令いたします ビーストマスター・森川叶。
天然ボケな主をサポートし、好戦的なグレを止め………胃は大丈夫か!?
胃痛・神経痛・情緒不安定・悲しくないのに涙が出ちゃう!苦労人ノワール氏。
敵を殺し 味方を殺し 守るべき主も 自分までをも殺し尽くしてもまだ足りぬ…
…まったくもって度し難い戦争狂だな、グレやん。
そんな寄せ集めのパーティがお送りいたしました終末活劇、
ほんの少しでも楽しんでいただけましたなら幸いです………………ってコラ!!
グレやんも舞台挨拶のときくらい観客に凄むな!お客さん引いてるっしょ!!
ノワールも…………舞台袖で胃を押さえて蹲らない!薬飲んでこい薬!
森川さん………お願いですから、笑ってないでこの騒ぎを収拾して下さい……orz
…もういいや……ほら、おまいら、さっさと並べ。挨拶すんぞ……。
今までどうもありがとうございました。
次スレがありますのでれば、どうかよろしくお願いします…(一礼)
むむ!ダブってしまった・・・orz
宴の支度は整いました・・・
358 :
176:2005/07/18(月) 21:09:50 ID:JabGrdN80
今晩は、176の中の人です。
色々有りましたが、こうして終了まで参加できた事を感謝します。
世田谷からスタートした、彼の物語を楽しめて頂けたら幸いです。
ここでは簡単なキャラ紹介をさせていただきます。
まずは176
流れる川に浮かぶ一枚の木の葉のように周囲の状況に流されていくキャラをイメージしていました…
ぶっちゃけコンセプトがなかったんですが、まぁ銃火器持たせてドンパチやらせたかっただけです。
目の前の小事を片付けていくうちに大事に巻き込まれる、そんな不幸な人生の人です。
次に弥生
動物ブームに乗じて考えました、狐分が足りないなど意味不明なことが頭に浮かび…
彼女は年齢不詳、本名不詳など色々謎な狐様でございます。
預言者との関係も語られず、真相は結局闇の中。
最後に鈴奈
これまた妹分が足りないと頭に浮かび、クロセル氏救出作戦の時にちょうど良かったので…
余分なエッセンスはついていますが、年相応の女の子をイメージしていただければ結構です。
これで私の話は終了です。
長い間お付き合いいただき、皆さん、本当にありがとうございました。
359 :
NG集:2005/07/18(月) 22:49:50 ID:Mu3NE4030
終末@ファンタジー カーテンコール『ある日の楽屋裏』
みるく(人化)「うにゃあ〜……うにゃあ〜……」
エリス(人化)「姫ちゃん、しっかりしてよ〜」
109「……どうした物かな、こりゃ」(汗)
デス(幼女ver@109視点)「どうしたの?お兄ちゃん。……そこの白猫、
変に身悶えているようだけど……」
109「森川さん(=東北在住♀さん)が持って来てくれたマタタビ、
勝手に開けて舐めたんだ。家に帰るまでお預けって言ったのに……」
みるく「あはは〜いいきもち〜……暑いなぁ……こんな服なんて邪魔ぁ〜。お外いく〜」
109「脱ぐなっ! エリス、みるくを取り押さえて」
エリス「はい、ご主人様っ。ほら姫ちゃんっ、ご主人様が困ってるよ!」
みるく「あぁあん……エリス重いわよぉ。動けないぃ〜」(じたばた)
デス「……マタタビって、幻覚剤か何かなの? 女王様みたいな白猫がこんなになるなんて……」
109「猫科の生き物限定でね……ところで、その手に持ってるのは?」
デス「さっき、フレイアがみんなに配っているのを貰ったの。キウイって言うそうだけど、
出番待ちの間に異能使って育てたんだって。……食べる物?」
109「ああ、ちょっと酸味があるけど、甘くて美味しいよ」
デス「ふーん甘いんだ……。なら次の出番まで時間もあるし、
食べて眠っても問題なさそうだね」(もしゃもしゃ)
109「……ま、丸かじり(汗) 普通は皮向いて食べるんだけど……って、デスどうした?
なんか目がトロンとして、顔が赤くなって……まるで酔ったみたいだぞ?」
デス「うふ……うふふふふふふふふふふふ……」
エリス「わぁ、偽物のご主人様の目がなんかイッちゃってますぅ〜」
109「え〜と……デス? まさかキウイで酔ったとか?」(汗)
デス「そう……これが酔うって言う事……? ふわふわして気持ちいいよぉ……
こんなに気持ちいいと……思わず鎌を振り回したくなっちゃうねっ♪」(シャキーン)
109「そんな事、無邪気全開の笑顔で言われても……あの……
なんで大鎌を大上段にカマエテルンデスカー!?」
360 :
NG集:2005/07/18(月) 22:51:42 ID:Mu3NE4030
デス「あっはは〜、試し斬り〜♪」
SE:どっか〜ん!
リョウ「うわっと! なんだ、山上兄弟が石の作成ミスったかっ?!」
美子「いたっ! 今ので指切った……」(キウイ剥き中)
デヴィッド「美子、大丈夫? ほら、バンソーコーだよ」
鈴奈「デヴィッドくん、用意がいいね。やっぱり美子ちゃんの事だから?」(くすくす)
デヴィッド「んー、どうだろ。僕いつも持ち歩いてるし。ほら日本のコトワザに
転ばぬ先の杖ってあるじゃない。まあ美子にしかあげないけど」
美子「あの……ありがとね」(////)
120「……デヴィッドって子供らしくないよなぁ……こんなラブコメ空間作ってるんだから、
少しは照れればいいのに」
神託者「ふふふ……美子ちゃん、ちょっとだけ、うらやましいなぁ」
加藤「微笑ましいですね」
昆虫人間「んむ、若いとは良い事だ。しかし、今の衝撃で食器類もひっくり返ってしまったな」
リョウ「ゆっくり食事も出来ないな……俺が見てくるから、お前らイチャつきながら待ってろ」
デヴィッド「ここで? ヤだよ。人一杯いるのに」
グレーテル「ふーん……つまり二人っきりの時ならイチャつきまくるわけだ?」
美子「そんな事……恥ずかしいよ」(////)
109「助けて〜!」(半泣き)
デス「あっはっはっはっは〜」(笑顔全開)
フォカロル「あっ、萩原くん(=109)が鎌持ったデス追いかけられてるっ!?」
園田所長「なんやて、ボウズが!?」
クロセル「しかもデスのヤツ、辺りを破壊しまくってるぞ!!」
361 :
NG集:2005/07/18(月) 22:52:54 ID:Mu3NE4030
車谷「なんか、エリスさんたちが向こうでノビてます!?
あっ、366さんがデスの鎌で弾き飛ばされましたっ!」
ロキュウタス「これはいけない! すぐに彼らを助けなくては!!」
東北在住♀「あわわ、どうしよどうしよ」
ノワール「主殿っ! 主殿は子供達を連れて一刻もはやく避難をっ!
………………グレ殿………何故に翼を広げて魔力を溜めているのですかな……………?」
グレ「止めるのだろう? 正面から『炎のつらら』を連射すれば容易い」
ノワール「Σ は、萩原殿まで巻き添えになさるつもりですか!?
それ以前に、もっと周りへの被害というものも考えて…………………
……ああ、胃が胃がぁぁぁ……げふっ」
東北在住♀「ああ、ノワールしっかりしてっ」
グレ「やわなヤツだ……クククッククククク さあ!! 殺ろうぜ 魔能の処刑者(デス)!!
私の特製花火の乱れ撃ちだ、存分に受けとっ……」(頭上から岩石が直撃)
西川「あんたの方がデスより危ないわよっ!」
ミケ「……あのさ、向こうでビクソル博士がニュートリノパルス砲用意してるみたいだけど……
ほっといて良いのかい?」
万博会場の鷹「おおおおっ! 雷撃っ!!」
デス「あま〜い」
イマム「回転させた鎌で、落雷をからめ取った!?」
デス「にゃははははは」
呂明犀「天! 外! 飛……ぬぅぉおおおおっ!!」
鉄道屋「奪った雷をそのまま道士に打ち返すとは……メディーックッ!」
弥生「美子(=預言者)っ! 私に合わせてっ!」
預言者「分かった!」
ロキュウタス「僕も突っ込みます。援護してくださいっ」
ルビア&亜里沙「「まかせて!」」
コートの男「俺が動きを止めるっ! グラビティ・フォールッ!!」
362 :
NG集:2005/07/18(月) 22:54:08 ID:Mu3NE4030
176「あっ、重力で弾丸が落ちた! なにも俺の射撃タイミングに合わせなくても……」
紫音「ステルス状態で撃ったから気付かれなかったのよ、きっと」
メリッサ「異能石で罠を張れば……和也くん(=109)はどこ!?」
触手球体「こっちでノビとるぞい。転んだ拍子に頭をうって、脳震盪を起こしたようじゃな」
グレイ「……肝心な時に使えないやつだな、オイ」
デス「きゃはははははっ! たのしいよぉ〜」(笑顔超全開)
とある世界の間にて……
邪神「地獄絵図とはこのことだのぅ……」
レッド「……それお前が言えた立場か?」
偽トリ「っつうかアンタ止めたら? あれアンタのカミさんでしょうが?」
レッド「……そんな昔のことは忘れた」
偽トリ「あ、この野郎。都合の悪い時だけ年寄りぶるんだから」
レッド「あー、あー、聞こえない。……それにそのことは超機密事項だ。下手に喋るな。
クレームが来かねん」
偽トリ「やれやれ……アンタも面倒くさい立場になったもんだね」
レッド「お前に言われたくない」
邪神「まぁ、茶でも飲んで落ち着け。ワシらの出番は当分後なのだからな」
偽トリ「……これ、アンタが?」
邪神「うむ。人間は茶葉以外からも茶を作ると聞いてな、眷属に見繕わせて取ってこさせた」
レッド「ハーブティか? 匂いはまぁまぁだが……何を使った?」
邪神「何種類かブレンドしてな。『水芭蕉』『鈴蘭』『彼岸花』……」
レッド「ん? それって確か……」
363 :
本当にあった怖い名無し:2005/07/18(月) 22:55:40 ID:Mu3NE4030
邪神「あと『鳥兜』というのも入れてみた。中々に美味いと思うが、どうだ?」
レッド&偽トリ「「それは全部毒草だっ!!」」
バエル「……この手ではカップが掴めん……誰か飲ませておくれ」
そしてデスの暴走は長時間におよび……。
デス(本性)「う……ふぅむ、なんとも清々しい気分だ。疲労は感じる物の、
それでも体は軽く、心が晴れ晴れとして力がみなぎってくる……」
死屍累々「……」
デス「しかし、それよりもこの光景はいったいなんなのだ? 建物は崩れ、動物達は姿を消し、
まわりに動く物の気配すらない。私が眠ったのは安全な建物の中だったはずだ。
それに、なぜ異能や魔能を持つ物たちが、こうも地に伏せているのだ?
お前達、私が寝ている間に、いったい何があったというのだ?」(真顔)
死屍累々「「「「「「「「「「「全部お前がやったんだっ!!」」」」」」」」」」」(血涙)
デス「なんとなっ!?」
……こうしてこの日のデスの暴走は完結した。しかし、これはこの日に限って起こった事では
なかったのである。これ以降、暴走は手を変え品を変え、時として人を変えて発生し、
その度に出演者達が巻き込まれることになる。
そして、このスレで時々行動不能に陥っていた者たちは、
多くが出番直前にこの暴走に巻き込まれて甚大な被害をこうむった、不幸な者たちなのである。
特に彼らの場合など……
364 :
本当にあった怖い名無し:
366「酷いですよ……おかげで中盤までベッドから起きれなかったんですよ……」(泣)
120「……こっはまだ入院中だぞ? せっかくクロノスに入ったのに……」(泣)
120&366「チクショーッ!! 出番返せーっ!!!」
デス「……正直、スマンかった」(AA略)
ちゃんちゃん♪
注:キウイはマタタビ科の植物のため、猫科の生き物にはキウイの木でもマタタビと
同じ効果を発揮するケースがあります。……つまり、デスは猫科?w