752 :
バイクのり1/2:
夜の青木峠をバイクで通ってきましたが、幽霊らしきものを見ました。
走行中にヘッドライトに反射するテールランプが見えたので減速すると、
前方に無灯火で走っているバイクが見えました。
ヘッドライトはもちろん、テールランプも点灯しておらず、なぜが20km/h以下の
低速で走行していました。ネイキッドタイプのバイクに白いパーカーを着た男?が乗っていました。
私は不審に思いながらも、速度を上げて追い越しました。
辺りは暗く、相手のバイクも無灯火でしたので当然ミラーで確認することはできません。
追い越してすぐに、もしかしてライトの故障でゆっくり進んでいるのではないかと思い、
明るいところに出るまで同行してあげた方がいいかな、と考えました。
しかし直後にそのバイクはかなりの速度で私を追い抜き、無灯火のまま前方に続くカーブを深いバンクで曲がっていきました。
753 :
バイクのり2/2:2005/07/25(月) 00:03:44 ID:5yXTQ3DZ0
驚きながらもそのまま走行していると、いくつかのカーブを曲がった先で再びそのバイクが低速走行しているのが見えました。
なんだコイツは?、とか思いつつ再び私は追い越しました。
追い越し終わって、ふと思い浮かんだことがありました。
その日は小雨が降っていて、ライト無しではほとんど視界がきかず、高速でカーブを曲がることは困難なこと。
そして、私のバイク以外のエンジン音が聞こえなかったこと。
はっとしてミラーを見ましたが、相変わらず真っ暗で何も見えません。
一気に背筋が寒くなった私は、そのバイクから逃げようと思い一気にアクセルを開けました。
可能な限りの速度でカーブを曲がり、必死に運転しました。幸い?追いつかれることはありませんでした。
必死になりすぎていたため、ふもとの方まで来ても逃げることに集中していました。
そのため速度を出しすぎ、おまけに前方の赤信号に気づくのが遅れました。
あわててブレーキをかけ停止線をオーバーしつつもロックすることなく停車しました。
しかし地面に足をつこうとしたら、力が入らず派手に立ちゴケしました…
ブレーキレバーが曲がり、マフラーが傷だらけになってかなり鬱でした。
結局、三才山の通行料金をケチったがために高い料金を払うはめになったとさ。
余談ですが、追い抜くときに見たバイクはマフラーなどからカワサキのマッハV500SS(たぶん)だったと思います。
有名な旧車ですので気になりつつも追い越したのをはっきりと覚えています。
昔の走り屋の亡霊ですかね?