頭が禿げない奴は超能力者、俺たちは悪くない

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96非点不明 ◆nswvqFUMEI
カルマ論に余計な感情論を持ち込む感性では、何をやっても駄目だね。
霊障や超能力云々だって、脅しの武器に成り得る。
しかし、カルマ論的な観点を持たなければ、根本的な解決にはならないし、責任転嫁的な思考を増大させてしまうこともある。

「不幸な人は、前世で悪人だったのか? 失礼なことを言うなよ!」 と言う人もいる。
だが、感情的に否定するだけでは、大切な要素を見落とすことになる。
どんな思想にもプラス面とマイナス面がある。

カルマ論は本来、業の因子を滅ぼし、未来の悪果を滅却する自己修業的な観点からスタートしてる。
決して差別を正当化したり、脅したり、運命論的な諦観が目的ではなかった。
どんなに悪い境遇でも、自分に原因があるという前提に立てば、自分の力で環境を変えることが出来るわけで、いわば人間の能力を最大限に評価してるわけだ。
もし不幸のすべてが他人の責任ならば、問題解決の主導権さえ他人に売り渡すことになる。
つまり、問題が解決するか否かが、総て他人次第になってしまい、相手が改心しなければ、未来永劫、解決しないことになってしまう。
仮に、ここにも感情論を持ち込むなら、「人間の力を冒涜してる」という見方も成り立つ。