怖かった夢(;´д`)ハァハァ 第3話

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607本当にあった怖い名無し
去年の夏に見た夢。

夢の中で目を覚ますと、周りは火の海。
慌てて逃げようとするけど、視界は全て炎。
すると、黒か紺のワンピースを着た女性が目の前に現れる。
顔はよく見えない。髪は黒で背中まで伸びてる。

炎の中で立っている彼女に、早く逃げよう!とせかすが、彼女は動かない。
そのうち俺の方にも火が寄ってくる。
このままでは逃げられない!どうしようと焦っていると、
いつのまにか俺の背後に立っている女がでボソっとつぶやいた。

「まだ焼けないわね・・・」

え?

「あの人はちゃんと焼けたのに・・・」

あの人?

「この人は目覚めるのが早いわ・・・」

と、ここで目が覚めた。

俺の部屋のカーテンは母親が開けたらしい。
日光が部屋に差し込み、室内はものすごく暑かった。
だからこんな夢を見たんだと思った。
とにかく夢だ。落ち着けと、呪文のようにつぶやいていた。
室内は暑いのに、俺の背筋は寒かった。

数分後、母親が俺の部屋に飛び込んできた。
叔父の家が火事となり、叔父が焼死したと、俺に伝えた。