【】“家”にまつわる怖い話聞かせて!二軒目【】

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70あなたのうしろにつのだじろうが・・・
=== 札幌澄川奇憚E ===

私「まずいっ!これはまずいぞっ!」

時間は夜中の2時を少し回ったあたり。
電話するより向かった方が早いと思った私は、近所迷惑も省みず大爆音のする
RX-3のアクセルを一気に踏み込んだ。
Yの家までは15分くらいでたどり着ける。
(無事でいてくれよ!)そう思いながらほとんどの信号を無視(時効だ)!
到着はしたものの、他人の部屋の鍵など持っている筈は無い。
大家の家のドアをドンドンとやり、無理やり叩き起こすことに成功!
事情を話して大家立会いの下で部屋へと踏み込んだ。無論土足だ。
奥の部屋へと続くフスマを蹴破り風呂場のドアを開ける!
・・・そこには湯船を血で真っ赤に染め、唇を紫色に変色させたYの姿が!

私「大家さんっ!早く救急車をっ!」
大家「あ、ああっ」
私「おいっ!だいじょぶかっ!しっかりしろっ!!おいっ!」
Y「う、うう・・・ん」
私「よしっ!生きてるな!」

数分後救急車も到着し、Yは無事に病院へと搬送された。
私も同行し警察から事情聴取を受けたが、”なぜYの急を知ったか?”
については警察官もただ首をひねるばかりであった。
出血がひどく一時は昏睡状態にまで陥ったものの、三日もするとすっかり元気になって
病院食をバクバク食べていた。