身近で些細な不可解事件簿

スレの主旨とも合ってない話ってわけでもないと思うし。

俺には付き合って3ヶ月になる彼女が居たんです。
その彼女が10月の末に友人と海外旅行に行きまして、予定では一週間ほどで帰ってくるはずだったんです。
日本を出る二日前に電話で話して、おみやげを買ってきてくれるとも言っていました。
ところが帰ってくるはずの日になっても携帯電話は留守番サービスに繋がれて常に電源が入っていないまま、
メールしても返事は来ないという状態なり、しかもそれから一週間後には携帯電話は解約されてしまいました。
でもまあ正直俺と彼女じゃ温度差（俺のほうが気持ちが強かった）があったし、その為関係は
それほどうまくいっていなかったのも事実なので、俺と別れる為にそうしたのかと思ってしばらくそのままにしていました。
それでもやはり気になり、彼女の家（彼女は実家住まいです）に連絡をして元気にしているのかだけでも確認しようと思いましたが
俺が直接連絡をすると嫌がられるかもしれないと、女友達に頼んで電話してもらいました。
ちなみにその女友達というのは俺の友達であって彼女は全く知らない人なので、学生時代の同級生などを装ってもらいました。

すると奇妙なことに、その家にはA子（彼女の名前）さんという人は居ないと言われたらしいのです。
居ないといっても、今どこかに外出しているというのではなく、「そんな人は家族に居ない」という意味です。
そのお宅は姓は間違いなく彼女の姓と同じ、電話に出てきた年配の女性というのも、彼女からよく話しに聞いていた彼女のお母さん
ではないかと思われるのですが、本人が居ないというのは奇妙です。
電話を頼んだ人を疑うわけではありませんが、居留守の類だったのかどうかも聞いてみましたが、その電話を頼んだ人曰く
「嘘をついている様子ではなかった」とのことです。