本当に怖い現実の話

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124ネタフリ
でわネタ提供に腐乱死体と水漬けの話を。
カウンセラーとして活躍しているあるベテランが、ある自己臭症の女性の話をしてくれた。
それは明らかに幻臭で彼女はちっとも匂わないにもかかわらず、
本人は周囲が我慢しているだけだと受け取ってしまう。
原因を探らなければならないのだがこれが頑としてある時期の事は語ろうとしないのだという。
彼女は満足に食事もとれず、極度の不潔恐怖で日に何度も入浴する為
髪の毛も抜け落ちてしまっていた。
「せんせ、内臓を洗う方法はありませんか?」
彼女の第一声がそれだった。さすがの医師もこれには唸ってしまった。
彼女の強迫観念がもはやただ事ではないと思ったからだ。
「人間は水だけでも三週間は生きるそうですね、めんどくさい、すぐ死ねればいいのに」
「死にたかったんだ」
「死にたかった・・死ねば良かった・・でもそれはそれだけじゃ悔しくって!」
そこまで喋ると突然、大声で泣き始めた。初めて感情が溢れた瞬間だったという。
そして彼女は自分の身に起きた事を語り始めた。
彼女は以前、大学のサークルの先輩と付き合っていたが、彼が就職活動に失敗していくにつれ
喧嘩も絶えないようになり、夏休みに入る直前、やがて二人の関係も終わった。
と、彼女のほうでは理解していた。しかし彼は違っていた。

続く