自分が小学生だった頃の話。
スキーへ行く為に(親父が運転)車を走らせていたんだけど、道路はアイス
バーンになっていて、滑り易くなっていた。で、長めの直線道路に差し掛かっ
た時。突然車がスリップした。一瞬、何が起こったかと思ったけど、気付けば
さっきと同じ様に直線道路を走っていた。
俺はその瞬間をよく憶えてないんだけど、車は丁度一回転したらしい。一歩
間違えたら…と思うとちょっと怖かった。
次も自分の親父が運転していた時の話。
うちの親父は山大好き人間で、よく茸やら山菜やらを採りに行く。俺も休日と
もなると、親父に付き合わされてた。
そして、その日も親父と共に山に出かけ、色々と採って「もう暗いし、そろそろ
帰ろうか〜」と言ってた時。暗闇の中から、突然女子高生が出てきた。親父急
ブレーキ、俺唖然。
「こんな時間(午後8時)、しかも山奥の林道に何故女子高生が?!もしかして
幽霊というやつか!」
一瞬あせったものの、恐る恐る声を掛けて事情を聞くと、何と自殺しようとしてた
との事。自殺志願者を目の前にして口を利けなくなってる俺を尻目に親父が一
言。「取り敢えず、車に乗りなさい。送ってあげるから」
その後、件の女子高生を車に乗せて家に送りつつ、それとなく事情を聞いた。
泣きながら話してたんで詳細までは分からないが、付き合ってた大学生
を寝取られた上、その男と別れる際に相当酷いことをされたらしく、自殺を決意。
バスなんかを乗り継ぎ、後は徒歩で山奥まで来たらしい。
まあ、一番ビックリしたのは、その女子高生が俺と同じ高校の制服だったって事
なんだけどね。
一番下の行が一番怖いナ。
知ってる子だったの?
それともこれはあなたが高校卒業したあと?
466 :
本当にあった怖い名無し:04/12/18 23:49:44 ID:oypa5eNO
463。それ分かる!
>465
レス、ありがとうございます。
あまり詳しく書くとバレそうなんだけど、俺が通ってた高校は地域の中でも
一番のマンモス校だった事もあってか、初めて見る顔だった。
当時、俺は高1で彼女は高2。送る途中、体が冷えてそうだったんで缶コー
ヒーを買ってあげたら、泣きながら飲んでたよ。
これだけだとスレ違いなんで、もう1つ話を投下。これは友人が運転してた
時の話。
免許取って車も買ったばかりの当時、一気に行動範囲も広がった事もあっ
てか、その友人は暇さえあれば車に乗って遠くにドライブしてたそうだ。
その日の夜も、行く当てのないドライブしてたんだけど、夜も更けてきたし
帰ることにした。で、帰る途中には地元でも「出る」と噂されている山道が。
でも、出るって噂が有るだけで具体的に何が起きたとかそういう話は聞い
た事が無かったので、どうせ何も出やしない、とタカをくくっていた。
そうこうするうち、件の「出るポイント」へ差し掛かった。周囲は真っ暗闇だ
けど、特に何も起きない。『なんだ、やっぱり何も出ないじゃないか』と思っ
た瞬間。ルームミラーに何か写った。
後部座席に人が座っていた。白い着物を着てて、細身の体に真っ黒で長
い髪。顔は俯いてて見えなかったけど、ひと目で女性だと分かった。
『絶対に目を合わせたらダメだ』
何故か直感的にそう判断して、その後はずっと前ばかり見て運転してた。
どれくらい運転してたか…そのうち、後ろから「プツ、プツ」と変な音が聞こ
えてきた。例えるなら何かが小さく弾ける音と言うか…。
その時は恐怖の極に達してたので、絶対後ろを見よう、なんて思わなかっ
たそうだ。
一旦切ります。
続き。
気が付けば、いつの間にか音が聞こえなくなってた。『やっと出て行ってく
れたか』と深くため息をついた瞬間。
「うううううう!!!」
それはもう、うめき声とかじゃなくて獣のうなり声そのものだった。もうダメ
だ、我慢できない。半ベソかきながらも急ブレーキ掛けて車から飛び降
り、猛ダッシュで近くに点在する民家に駆け込んだ。
民家の住人は彼の形相にビックリしつつも、事の次第を聞いてくれたそう
だ。で、住人の爺さんが言うには、その場所付近には昭和初期ぐらいまで
火葬場があったとか。つまり、「出る」と言われるだけの根拠はあったみた
いだ。
その爺さんは、「粗末に扱うから、今でも出るんだ」とか言ってたそうだけど、
何をどう粗末に扱われたのかまでは恐くて聞けなかったそうだ。