【】【】“家”にまつわる怖い話聞かせて!【】【】

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68本当にあった怖い名無し
昔、関原の役に、徳川家康、出陣の日を九月一日と定めたり。
風水師、「西方塞がりて、凶ありたれば、日方改めたまえ。」と言いしに、
家康答えて「西方塞がらば、われ往きて開かん。なんの憚るところかあらん」
とて出陣せしに、此戦、家康の方の大勝利となれり。
また、ある占師、藤井らん斎と言いし学者に、
「御身の屋敷、崇りあり。即刻他に移りたまえ。」と勧めしが、
りん斎、一向気に掛けず、二十余の長き間、その屋敷に住みしに、
何の崇りも無かりき。
方位の説のまやかしなること、家康が話しによりても知らるべく、
家相の説の風評なること、りん斎が話によりても知らるべし。
人は知識を磨き、道理を極め、これによりて、事にあたらねばなりません。
迷信を盲信するは、ただただ愚か者のすることです。