死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?84

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526本当にあった怖い名無し
かれこれもう10年位前のことでしょうか。
12月の終わりごろのことでした。
私は毎週「ごっつええ感じ」を見るのが週間となっており、
その日もコタツに入りながら、リモコンでテレビをつけました。
「ごっつええ感じが始まっちゃう あーよかったやってるやってるー」
テレビでは私の大好きな松っちゃんがコントをやっています。
しかしそのとき!突然私はコタツの中にすごい力で引きずり込まれたのです!
当時私は一人暮らしでしたし、もちろん部屋には誰もいませんでした。
「キャー やめて!たす け て!!」
私は何者かに足を引っ張られながらも、自力で炬燵から脱出しました。
後ろを振り返ると、骸骨の被り物をした、全身タイツの変な男が出てきました。
私は必死になって逃げようとしたのですが、すぐにつかまり、その男に馬乗りになられました。
「ウッヘッヘッヘ 待てーい!私の名前は髑髏仮面 今日からオマエは俺のカキタレになるんだ」
「ヤダー!誰か助けてー!」
私は近所付き合いというのが嫌いで、家の周りの人とは仲がいいとは決していえませんでしたが、
そのときは何がなんだかわからなくて、必死で助けを呼んでいました。
「マテーい!!!」
何処からとも無く声が聞こえてきたかとおもうと、
部屋のクローゼットや、玄関や、タンスや奥の部屋、そして窓から
赤い服を着た人が三人、黄色い服を着た人が二人突然とびだしてきました。
彼らは突然のことに動揺している私を、優しく外へ逃がしてくれました。
外に出た後しばらくは何が起こったのかまったくわからず、気が動転していて
警察にいくことを考えることができなくて、近所を15分ほどウロウロしていました。
しばらくして家の前に来ると、家の中がずいぶん静かになっているのに気がつきました。
そうっと、周りにあの男が隠れていないか注意しながら家の中に入りましたが、
家には誰もいませんでした。(もちろん炬燵の中も確認しました)
アレはいったいなんだったのでしょう。
今でも炬燵に入るとき少し躊躇してしまうことがあります。