死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?84

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371金造?
ある地方に父、母、息子(小学3年生)の親子が引っ越してきました。
新築の家で、親子三人はそこで幸せに暮らしていくはずでした。
しかし新居での生活がはじまり、半年経ったころ父親が心臓麻痺で倒れ
帰らぬ人となってしまいました。
家のローンも残っており母は勤めに出なければなりませんでした。

しばらく経ったある日、息子が子犬を拾ってきました。
母は元々、犬は苦手でしたが、仕事が忙しく息子にかまう暇がないので
不憫に思い、きちんと息子が世話をすることを条件に飼うことを許しました。
犬はタロウ名づけられ、大変息子になつき、家の中でも息子から離れようとせず、
息子が学校から帰るとおおはしゃぎで出迎えました。


飼いはじめて二年経ち、タロウはかなり大きくなりました。当初息子はまじめに犬の世話を
していましたが、徐々にタロウが煩わしくなってきました。
そこでいつもは行かない遠い場所へタロウを連れて行き、隙をついて
一人で帰ってしまいました。
仕事から帰ってきた母はタロウがいないことに気づき、息子に尋ねましたが、
「散歩の途中で逃げ出しちゃった。探したけど見つからなかった」と答えました。
その夜、母も捜しましたがタロウは見つかりませんでした。
翌日、息子が学校へ行く途中、道のカーブの向こうの林の中でタロウを見つけました。
死んでいました。車に轢かれたらしく胸から下がつぶれていました。そして轢いた
人がそこに運んだのでしょう。
息子はどうすることもできず、通り過ぎました。そのときタロウの見開かれた目が
自分を見つめていたように思えました。
その日息子は学校で原因不明の高熱で倒れ救急車で運ばれ入院しました。
母が病院に着くと息子は意識が朦朧としながらも、
タロウ死んだこと、それが自分のせいだということを告白しました。
「今もタロウの吠える声が聞こえる。タロウが怒ってるんだ」と言いました。
372金造?:04/09/05 11:48 ID:MVq9I545
その夜、母も病室で眠りタロウの夢を見ました。
息子を見ながらタロウが吠え続けていました。
母が目覚めると息子は昏睡状態になっていましました。
母は家に帰りました。夫の仏壇に息子の写真を置き、夫に助けてもらおうと思いました。
息子の写真を探していると、息子とタロウが写っている写真を見つけました。
その写真には今まで見たことも無い様な恐ろしい顔で、息子を見つめている
タロウが写っていました。恐ろしくなった母はそのアルバムを近くのお寺に
持っていき、そこの住職に見せました。そしてそれまでの経緯をすべて話しました。
しばらく写真を見つめていた住職は言いました。
「これは犬の呪いではありません。写真を良く見てください。息子さんの首に蛇の様な
影が巻きついているでしょう?これはあなた方の家の土地の地縛霊です。
あなたの夫はこの霊のために命を落としたのです。その次に息子を殺そうとしているのを
犬が今まで必死に守ってきたんですよ。そして死んだ今も息子さんを守ろうとしているのです。
その犬の亡骸を埋葬して弔えば、きっと地縛霊を一緒にあの世へ連れて行ってくれるでしょう」
母は息子に聞いていた場所へ行き、タロウの死体をお寺に運び供養してもらいました。
そして病院にいくと息子の意識は戻り退院することができました。


というような話を桜金造のビデオで聞いた気がします。どなたかこの話のタイトル知ってますか?
オリジナルをもう一度聞きたいんです。