>>738 うまく文章がまとまらない・・・ ちょっと時間かかりそうなんで、すぐ書ける話を先にレスしときます。
Tは俺の通った小学校に転入して来たんだが(1年生時)転入数日後にして、授業中緊急に呼び出された。
何があったのか後で聞いたら、
「10日前まで住んでいた千葉の家(持家だそうだ)が、火事になったと言われた」
と。
一家で東京某所に移ったものの、まだその家の鍵(所有権?)はTの父親にあったとかで、
火事当夜は、掃除しに来ていたTの母親と親戚(おばさんだったかな)がその家で寝起きしていたと。
「隣家の火事が燃え移ったのが原因」
「早目に食い止めたが、Tが使用していた子供部屋部分は全焼。夜中だった」
と言われたらしい。
なお、母親あと親戚のおばさんは2階から飛び降りて骨折。命は無事だったわけだけど。
ま、こんなのTにとっては小さな話・・・
Tの話 その2
これも消防時代だが、新校舎と旧校舎のつなぎめ?みたいなとこに奇妙な外階段があった。
2階廊下から裏庭へ通じた変な階段で、戦後直後に付けたとかいう相当古い階段だ。
危険だから使用禁止。だけど男子は、皆「秘密基地だぜ!」と大喜び。
教師のいない放課後にそこに溜まって遊んでいた。俺も、Tもね。
ある日、職員会議で教師全員が会議室に入り「今だ!」と、
クラスの男子が、また秘密基地に出ようとした (ただ階段から裏庭に降りて遊ぶだけなんだけどね)
ところが階段付近廊下にさしかかった時、Tが後方をふり返った。
「・・・・・・誰?」と言って。
俺も他のやつも、そんなTの挙動を不思議に思って一瞬立ち止まるが、Tはすたすたと反対方向へ歩いて行く。
「どこ行くんだよお。誰って誰だよお」
と叫んだヤツもいたが、結局 「もういいじゃん、先に俺たちだけ出ようぜ」 と外階段へ。
そして・・・・・・階段崩落。
俺、骨折ったよー。幸いにも死んだヤツはいなかったけど、救急車呼ぶ騒ぎ。脳震盪起こしたのもいたし、大目玉。
で、とうぜんTは無事です。
Tを呼んだ声ってのが何だったのかはT本人にも分からなかった。
一説では給食室のおばさんたちが居残ってお茶してたそうで、その話し声が変に響いただけじゃないかと言われたが、
Tは、ぜんぜ知らない大人の声で(男女の区別もはっきりしなかったらしい) 「 T君 こっち 」と呼ばれたと言ってた。
204 名前:1/2 投稿日:2004/08/26(木) 14:34 ID:C/8mLAw/
近々何かあるとは思う。俺には予知能力なんてみじんもないんだが、友人Tの動きを見てそう思った。
こいつは消防時代の同窓生なんだが、やけに運がいい。
阪神大震災の時は京都の神足(震度5程度)の親類の家に身を寄せていたそうだが
震災前夜に、使わせてもらってた部屋の模様替えを急に思いつき実行した。
本棚やタンス、ベッドの位置まで、親類のおじさんに手伝ってもらい汗をかきかき位置を変えた。
ベッドは部屋の奥から入口のほうへ大幅に向きを変えて移動。
そして数時間後に被災。
翌日(全てが終わってから)改めて落下物でぐちゃぐちゃになった部屋を見て驚いたという。
元のベッドの位置、ちょうど枕の辺りに、棚の上に置いておいたアイロンが落下し畳に突き刺さっていたという。
部屋の模様替えをしなければあれが自分の顔面とか頭部に来てたんだなと思って総毛だったと話していた。
とまあこんな経験が1度や2度じゃないやつだ。
何かがある時、事前に、ぎりぎり助かる状況に移行する(話せば枚挙にいとまないが余りに多いから省く)。
こいつがこの7月に、あまりにとーとつに不動産を購入した。
「お前そんな稼ぎあったんか?」
と訊いたら、全然その気も稼ぎもなかったのに、突然親から「いい物件をご近所に紹介されたよ」
と相談され、親と共同名義で貯金をハタキ購入することが決まったという。
206 名前:2/2 投稿日:2004/08/26(木) 14:40 ID:C/8mLAw/
アパート暮らしがずい分と出世したじゃんかよー!」
とからかうと、Tは頭をかいた。
「余りに突然でね。引越し屋頼んで移動しようと思えば可能なんだけどなかなか荷物もまとまらなくてね。
結局アパートは9月いっぱい借りとくことになってさ。変に家賃かかっちゃうよ」
「じゃ当面はどうすんの?」
と俺が重ねて訊くと
「うん、8月はまだアパートで寝起きしてるよ。職場はそっちのほうが近いからそうするんだ。
でもまあ9月に入ったら衣類と布団だけさっさと運んで、マンションで寝起きするほうが多くなるだろうなあ」
と言った。
「おいおい、冷蔵庫やタンスなんかはどうすんの?生活できねえじゃん」
「そういうのは9月末にしようかな。何かダラダラしちゃうけどね、着るものと寝床さえ運べば、
たとえば食い物なんかはコンビに弁当で済むもん。冷蔵庫とかタンスとか重いものは一気に9月末に運ぶよ」
・・・つまり(ごちゃごちゃした書き方でごめん)、木造アパートよりしっかりしたマンションに9月から体だけ移動し
冷蔵庫、タンス、本棚など地震が起きたらまず凶器になりそうなものはアパートに残す状況になる。9月末までずっと。
これって、仮に地震があってTがマンションで被災しても助かる確率が高いということにならないか?
因みにご両親も、息子のTと同じようなパターンで現在の住居(一軒家)から9月いっぱいかけ徐々にマンションに
移動する計画だという。
「親はさあ、俺みたいにコンビに弁当じゃすまない人たちだから、飯は今の家(一軒屋)で食って
寝起きだけマンションでするだろうな、9月に入ってから徐々にそうなって行くよ」
と最後にTは言った。
207 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2004/08/26(木) 14:41 ID:4vmo2nFF
>>206 場所は関東?
208 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2004/08/26(木) 14:43 ID:C/8mLAw/
>>207 関東です。
209 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2004/08/26(木) 14:48 ID:oSdNUtkk
>>208 市・区名だけなら迷惑にならんだろうから
教えてくれないか? マジで
210 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2004/08/26(木) 14:51 ID:C/8mLAw/
>>209 都内なんだ。三鷹市。
217 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2004/08/26(木) 14:59 ID:C/8mLAw/
付け足すよ。
Tは本棚、タンス、冷蔵庫、テレビなど一切アパートに置き去りにするらしい。
ジャズ好きでジャズのレコードとプレイヤー
あとは、ラジカセ、衣類、布団、仕事関連の書類、数冊の書籍、救急箱(頭痛持ち)
だけを8月末に車で運ぶと言っていた。
224 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2004/08/26(木) 15:27 ID:MqVtQp28
>>204 >>元のベッドの位置、ちょうど枕の辺りに、棚の上に置いておいたアイロンが落下し畳に突き刺さっていたという。
あげ足で悪いが、これって模様替えしたんだからアイロンも元の位置と違うんじゃないのか?
225 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2004/08/26(木) 15:34 ID:HG2uUhdL
そもそも畳に突き刺さるアイロンってどんなアイロンだろう?
226 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2004/08/26(木) 15:35 ID:C/8mLAw/
おおっ、レスくれてた人いたんだ。
>>224 揚げ足とは思わない。というか俺の書き方不足ですまそ。
たしかに棚から何から前面模様替えしたらしいが
アイロンの話は、作りつけ(というの?)の移動できない天井近くにある棚です。
京都へ移動してた間は、俺はTとは連絡とり合ってなかったし
俺が京都親類宅へお邪魔したこともないんだが
Tの兄弟の写真を見せてもらったことがある。
Tの兄貴なんだが・・・その写真の背景がこの部屋で、兄貴の背景に
確かに作りつけの棚が映っていた。