焼死の恐怖

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359コピペ
709 名前:名無しさん@5周年 投稿日:2005/05/07(土) 00:06:11 ID:WZd//vLF
>>688虫の息でうわごとのように「火をつけられた」といって、あとは殆んど
意識のない状態が続いたのかもしらん。

救急医療の現場にいたことがあるけど、熱傷で熱気を吸い込むと気管が腫れ上がって
窒息する。腫れ上がってしまうと管を入れられないので病棟に運び込まれた時点で挿管。
今回みたいに上半身を中心の熱傷だったり鼻毛が焦げてたら挿管するのが常識。

初めて熱傷患者を診たときは身体も“焦げてる”って感じじゃないし、
「あれ、こんなもんか?何とかなりそう」と思ったもんだ。
それが半日も経たないうちに顔はスイカのように腫れ上がり、腕や胴体は
皮膚の下が腫れ上がって皮膚がパンパンになって血液循環が悪くなるので
メスで切り込みを入れなくちゃならない。

点滴しても、ただれて本来の役割を果たせなくなった皮膚の表面や上記の
切り込みからじゃんじゃん漏れるので点滴は何ヶ所もとって全開で入れてく。

本人も大変だけど、治療するほうも大変。それでも一ヶ月以上苦しんで
結局亡くなる人の方が多い。

優秀な治療施設に運ばれるとかえって長くかかって死を迎える場合もある。

生き残って、なんとか皮膚移植しても、小面積の熱傷と違って皮膚はきれいに
ならないし、皮膚呼吸はできないので体温調節は困難、皮膚本来の伸縮性には
乏しいので関節も動かしにくい。

皮膚移植も広範囲だから切手のように刻んだのとか、すだれのように切って
引き伸ばしたのとかを隙間を開けて少しでも広い範囲をカバーできるようにする。
見かけなど二の次。

どんなに辛くてもやめようね。焼身自殺。