不可解な体験、謎な話〜enigma〜 Part22

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159本当にあった怖い名無し
小学校低学年の頃です。

可愛がっていた、セキセイインコが死んでしまいました。
近くに川が有るので川に流してあげようと川へ向かいました。
河原は、石が引き詰められ歩くと”カリ”と”ジャリ”とか音がします。
その河原を50m程歩いて、橋の下の所まで行きました。

そこにしゃがんでインコを流そうとした時です。不意に、
「死にましたか」
と声がします。ビックリして後ろを振り向くと、痩せた女の人が立っていました。

「うん」

素っ気なく返事をして、再び、川の方を向きインコを流しました。
その時は、内心、”川に流すと怒られるのかな”、
”早く行ってくれないかな”とだけ思っていました。

「流れましたね」
「うん」

と言って、後ろを振り返ると誰もいませんでした。
唖然としました。
考えてみると、河原を歩く音もしなかったし、川の回りは5m位の石垣になっていて
川から出るには50m先の入り口まで行かなければなりません。
この時、”おばけだ”と思いました。

日が高いので怖さは何もありませんでしたが、不思議な経験でした。
白昼の出来事です。