ジャック・ザ・リッパーとか大久保清とかも出演きぼん
「おーっす」
ミヤノは向こうから歩いてくる仲間に合図をした。向こうも安心した様子で足取り軽く駆け寄ってくる。
「おまえがいなきゃこまるって、オグラァ」
幾分甘えたような声でオグラの胸をこぶしでたたくと、先に来ていたミナトと目を見合わせてにやっと笑った。
彼らは今、もとの部屋のあったビルから暫く歩いたところにある廃屋に集まっていた。
―家の入り口はしっかりとふさいであるし、誰かが入ってきたらすぐに隠れることだってできる。
ミヤノの力強い説明に、落ち着きのなかったミナトも安心したようだった。
そして今、彼らの仲間はだんだんと集まっていき、あとはワタナベを待つだけとなった。オグラは注意深く周りを見回し、声を潜めてこう言った。
「おい、おまえは・・・何が入ってたんだ?」
顔を青白くさせたオグラはその言葉に一瞬戸惑ったようだった。
「武器だよ、武器。このバックの中の」
ミヤノはあせっていた。いらいらと足を震わせるとオグラのかばんを無理やりこじ開けようとした。
「いや、自分で見るよ・・・」
オグラはかばんを自分のほうに引き寄せ、かばんの中を探った。そして出てきたのは、どこにでも売っているような100円ライターだった。
「バカヤロー!」
ミヤノは思わず叫んだ。ミナトはびくっと体を震わせると
「外に聞こえますってー!」
と彼を必死でなだめた。
「べつに・・・俺がわるいんじゃねえよ。・・・おめえは何が出てきたんだ?」
オグラは精一杯虚勢を張り、ミヤノのリュックに手を伸ばした。ミヤノは黙って彼の手を制すると、中から黒い鉄アレイを取り出した。
「これでも・・・ライターよりかよっぽど役に立つだろう」
オグラはなんとも言えず、ミナトに話を振った
「おい、ミナトはどうなんだ?」
ミナトは黙ってかばんの中からローソクを一本取り出した。
「おーい、おめーのほうがよっぽどしょべーよ。なあミヤノさん」
ミヤノはさして面白くもなさそうに
「これでキャンプができるなあ」
とつぶやいた。
「人殺しはできない・・・」
オグラはそれに続けた。三人は顔を見合わせた。ミヤノのいやらしいほどの笑顔もどこかに吹き飛んだようで、3人とも鬱々とした顔をしている。
「こっからさー見張ってさー・・・ほら、後ろのほうとかにガキとかいたじゃないっすか。それにさー、ド派手なかっこうしたババアとかさ・・・
正直さー、殺人鬼とかなんとかいってたけど、結構どーでもいいよーなやつばっかなんじゃないかっておもうんですよお?だってさー俺らだってたいしたことやってねーと思いますしー・・・」
不意にミナトがぼそぼそとつぶやき始めた。
「こっからー、見張ってさー・・・ガキとかなら俺らでナントカできると思うんですよお?」
ミナトは妙に目を輝かせていた。それにつられてほかの二人の目も輝きを取り戻してきた。
「おめー天才だよー」
ミヤノは勢いよく立ち上がると、廃屋の窓から外を覗き込んだ。暫くしてのち、彼は満面の笑みを浮かべると、仲間たちを手招きした。
「おい、みてみろよ、あのババア。よわそー」
窓の外には、中年の日本人女性が一人、途方にくれたようにうろうろしていた。
「どーする?後ろからイク?でもこっからでちゃあぶねーよなー」
「べつにーうしろからミヤノさんのアレイでどーんといけるんじゃないですか?ババアなら俺ら抑えられますし。ね、オグラさん」
三人はたいした打ち合わせもせずに廃屋からゆっくりと出て、その中年女性のほうに走りよった。
「あ、あんたたち!」
女性はすぐに気が付いたようだった。しかしそのときはすでに遅く、ミヤノは鉄アレイを振り上げていた。
パーン
乾いた音が近隣の林に響き渡った。ミヤノは鉄アレイを持ったままどうとたおれた。女性も、ほかの二人もおどろき辺りを見回した。
すかさずその音がまた響き、ミナトが倒れた。
「おい・・・な、なんなんだよ・・・」
オグラは必死の形相で駆け出した。しかしその狙撃手にはムダだったようで、彼は腹を撃ちぬかれた。あまりの激痛に彼は地面にうずくまった。狙撃手は容赦なく、たおれたオグラの頭へ数発弾丸を撃ち込んだ。
女性は足がすくんだまま動けなかった。銃声のした方向をゆっくりと見る・・・
「おーい、あんた!大丈夫だよー!」
彼女の前の木立から声が聞こえた。一人の体格のいい女性がゆっくりと歩いてくる。
「中国人?日本人?ねえ、あんた、そん中びんしか入ってないでしょ?」
彼女は身じろぎもしなかった。その目は女性の手に握られている銃に釘付けになった。
「日本人?ねえなんか言ってよ。あたし助けてやったんだよ?」
「・・・あ・・・ありがとう・・・」
彼女はやっと声を絞り出した。この一言が胸にしみこみ、彼女の動悸はほんの少しおさまっていた。
「ああ、どういたしまして。あたしアイリーン・ウォルノス。あんたは?」
「わたしは・・・ハヤシといいます。ハヤシマスミです・・・」
マスミは精一杯の虚勢を張った。そしてポケットの中の「瓶」を握り締めた。
「はじめましてマスミ。」
アイリーンはにやっと笑った。
「どうしてわたしを助けたんです?」
―ここで怖気づいたら殺されるかもしれない。
「あたしは男が嫌いなだけだよ。3人で狙うなんて、最低のくずだ」
そういいながら彼女は近くに転がっている死体をけった。「う・・・」といううめき声が男の口から漏れた。
「まだ生きてたのかい」
アイリーンはそういうと、男の頭に向けて銃を発射した。3発撃っただけだが・・・マスミには何十発も撃ったように見えた。青ざめているマスミを見ると、アイリーンはおどけたように肩をすくめた。
「安心しなよ。あんたのソレじゃあなんにも役に立たないんだろ?・・・ね、あたしと組まない?」
彼女は手を差し出した。マスミはゆっくりとその手を握り、二人は固く握手をした。
257 :
本当にあった怖い名無し:04/11/05 22:44:17 ID:6T3OD5yD
>>246 チカチロは人肉食は女の子宮以外しないよ〜
このスレだったら即座に遠野シキが出てくると思った。
>258
現実に居たキャラじゃないと面白くないだろう、、、
イイヨイイヨー
261 :
本当にあった怖い名無し:04/11/16 19:45:18 ID:VLCPs/Dr
保守
262 :
本当にあった怖い名無し:04/11/28 22:29:52 ID:3oAyrXQ6
a
263 :
本当にあった怖い名無し:04/11/30 08:02:02 ID:zewj33ws
「時計台の狙撃手」チャールズ・ホイットマン追加参戦希望
あとは生餌として宅間。
宅間はグダグダで情けない死に様がいいなあ。
肥溜めに落ちて窒息、とか。
装備から言っても津山30人殺しのムッチー最強説
―もーう、どーすればいいのよー
心の中でニルセンはシャウトした。彼は怒っていた。怒って怒って、精一杯怒って、頭の中から恐怖を追放しようとしていた。
―武器っつったって・・・あーネクタイだけだわー
リュックから取り出したのは細身のネクタイ。この感触は妙にニルセンの手になじんだ。
―もーうばかばかばかばかっ!!チクショー!なによー!!
彼は周りの木をネクタイではたいた。暫く無我夢中ではたいたあと、彼は周りには敵しかいないいうことを実感し、首をすくめた。
―淋しいよー
ふいに心の中の孤独があふれた。彼は横にあった木にゆっくりと体を預け、空を眺めた。
―あたし・・・せかいで・・・一人ぼっちなのかな?
彼の目には涙があふれてきた。メガネが曇る。彼はあわててメガネを持ち上げ目をぬぐい、メガネをシャツで拭いた。
と、そのとき―
彼はぼやけた視界の端に男の影を見た。
―いやー
恐怖を感じ彼はメガネをゆっくりとかけた。そしてレンズを通して、一人の青ざめた顔をした美青年を見た。
―うほっ・・・いい男・・・
不意に彼の頭の中に甘美な音楽が流れ、胸が苦しくなってきた。
―この苦しみは・・・恐怖じゃあないんだわ・・・
ニルセンは思った。
―この人は・・・あたしの孤独を満たしてくれる人・・・そうよ・・・おなじ孤独を持っている人・・・だってあんなに目が切なそうなんですもの・・・
「あの・・・」
彼は一歩踏み出した。その男性、ジェフリー・ターマーは同じように立ちすくんでいた。
―この人は・・・
ニルセンはどもりながらも必死で声を出した。
「すいません・・あたし怖くて・・・あ、あなたは・・・?」
しかしダーマーは覚めた目でつぶやいた。
「こいつは・・・違うな・・・」
「え・・・」
ダーマーは目を伏せ、つぶやいた。
「いや、気にしないで・・・向こうに行ってくれ」
ニルセンは衝撃を受けた。なんてあっけないんだろうと。そして、なんでこんなに自分に冷たく接するのだろうと。
「な・・・なんで・・・?」
ニルセンの目には再び涙があふれた。彼はポケットの中でネクタイを硬く握り締めた。
―そうよ・・・どうせあたしの思いとおりにできる男なんて永劫存在しないんだ!!
彼の短絡的な恋愛感情はすぐに殺意へと豹変した。しかし彼はそこ心を押し隠し、涙をぬぐうと笑みを浮かべたままダーマーのほうへ近寄った。
―あいつがちょっとでも背中見せたら・・・殺してやる!!
彼のネクタイが届く距離まで5歩・・・4歩・・・
あと少しというところで、銃声が響いた。
「あ・・・」
幸い弾丸は彼の足元の地面に当たっただけだった。ニルセンはネクタイを握ったまま、驚愕とともに銃声のした方向を見た。
ちょうど坂の上で珍妙な格好をした男が、猟銃から目を離し、こちらのほうを伺っているのが見えた。
―りょ、猟銃!!
今までの殺意はどこへやら、ニルセンは不意に逃げ出した。
しかし彼が慕って「いた」男、ダーマーはその猟銃男のほうに殺到した。
―あいつ、馬鹿ね・・・
ニルセンの胸には、ほろ苦い侮蔑の念が滾っていた。
一方ダーマーは、男のほうへと走りながら思っていた
―うほっ・・・いい男・・・
ハートに直球ど真ん中・・・あの猟銃男、危険を冒してでも手に入れたいと、彼は心のそこから思ったのだった。
涙を浮かべながら走っていたニルセンは、不意に誰かに足を払われ勢いよく転んだ。
「ひ・・・」
衝撃でめがねにひびが入る。ほとんど何も見えなくなった視界の中で、男の影が揺らめくのが見えた。
「聞かせてくれないか・・?」
男はニルセンの首をつかむと、耳元でつぶやいた。
彼が悲鳴を上げる暇をも与えず、男は哀れな羊の首を真一文字に掻き切った。
勢いよく飛ぶ鮮血をしばらくうれしそうに眺めたあと、ピーター・キュルテンはゆっくりとその血を啜り始めた。
キュルテンが女の子オンリーだったってことは忘れてくだせえ
オカマことば笑った
ニルセンかわいいなw
272 :
本当にあった怖い名無し:04/12/05 19:06:23 ID:QHMc6rPv
ダーマーが追いかけていったのはムッチー?
ホイットマンかなあ
殺人鬼を追いかける殺人鬼を追いかける俺達
276 :
_:04/12/24 15:06:36 ID:GG+pZcyT
白暁燕さん誘拐殺害事件について、詳細を聞かせてください。
どういう事件だったんですか?
エリザベート バートリが最強
278 :
本当にあった怖い名無し:04/12/30 09:58:44 ID:/Cb5Azrl
元気ないなぁ
age
それはヴラド・ツェペシではー
ツェペシ候でFA>ドラキュラ
バートリーはベル薔薇の番外編?にも出てなかったけか
282 :
本当にあった怖い名無し:05/01/09 09:57:14 ID:ASIuheq2
今年に入ってから無人か…アゲとこ
ダーマーがイイよな
一見穏やかな美青年ってのがコワサ倍増
ただ殺すだけじゃなくて、喰っちまったとこ、死体コレクションしてたとこが、他の殺人鬼より遥か上をいってる
283 :
名無し募集中。。。:05/01/23 20:56:59 ID:/BWkDGhl0
ぽ
284 :
本当にあった怖い名無し:05/01/31 02:32:22 ID:fbtGq+EX0
目が覚めた場所でおかしな袋を持たされた・・・
なんだったんだろう。
たしか警察に逮捕されて・・・その後はなんだっけ・・・
−ヨアヒム・クロルは自分の記憶力の弱さを少しだけ恨んだ−
袋には鍋が入ってるなぁ・・・
そういえばまた女の子のシチューを食べたいなぁ・・・
−そんなことを考えながらブラブラと歩いていると・・−
あ、あれなんだろう・・・
−少し離れたトコに少女が横たわっている、もっともその近くでは宮崎が横たわってるワゲだが−
誰かが殺したのかな?腸も散らかしてるし子宮もないなぁ・・・
でもいいや他の部分の肉を食べよう♪
そうだ、頑張って他にも食べられそうなものを集めてこの女の子を料理しよう
そうしたらこの変な場所も楽しくなるかも♪
そうしてヨアヒム・クロルは殺すことも忘れ殺されることも忘れ食材探しに歩き出していった
うう・・・文章なんて上手にかけません_| ̄|○
でも個人的に好きなヨアヒム・クロルを可愛がってやってくださいw
285 :
_:05/01/31 13:44:29 ID:jjjEbLG10
しかし、例のプロファイリング研究所のサイトとか
アジア系のがないよな?
結構とてつもない猟奇殺人者がいそうなのに。
例えば人肉饅頭とかいう映画の作品のは、あれは実際の事件なんだろ?
286 :
本当にあった怖い名無し:05/02/02 16:34:10 ID:1uaerR9c0
奇態age
287 :
本当にあった怖い名無し:05/02/04 06:09:42 ID:1hdJXk/n0
age
>>285人肉饅頭のビデオ昔見た。あれって本物だったの?どうりで生々しいと思った。レンタル屋に普通に貸し出されてたけど
289 :
本当にあった怖い名無し:05/02/19 14:43:43 ID:tqGhpo6P0
うちの近所のレンタル屋にはデスファイルのシリーズが置いてある
何度か借りて見た事がある
先日、ブクオフで買った「変死体は語る! 検死官ドッキリ事件簿」
っていう本。上野っていう人が書いた「死体は語る」のまんまパクリと
「ドッキリ」のサブタイトルの脱力加減に、グロがダメな自分は
買ったのだが、中は焼死体やらバラバラ死体の肉片を
「人型に置いてみました」みたいなのやら、メッタ刺しにされた
写真があって死にそーになった…
しかも恐ろしいのが全て日本人……やけにリアリティがあってこあいよー
>>290 懐かしいな、多分文庫版を新刊で買ったやつだな。
復元バラバラ死体に覚えがある。
てか、それしか覚えてないんだがな。
292 :
本当にあった怖い名無し:05/02/25 13:37:21 ID:LMNMp8z20
夜神月
それ、立ち読みしたことあるかな?
バラバラ死体って口のあたりでも切り離されてて、
なんかにやって笑ってるようになってなかった?
294 :
童貞君:05/02/26 05:32:00 ID:vyxqPVkzO
酒鬼薔薇聖斗とジャックザリッパーとミシガン州かどっかの猟奇殺人の多重人格者(名前が分からない)がなかなかの者だと
綾辻行人の「殺人鬼」
あそこまでグロいと怖いの通り越して逆に笑けてしまう
>>288 実際にあった事件をもとに作った作品って事だよ。本物ではない。
>>295 気持ちいいくらいのグロっぷりだったな。
綾辻好きな友人はひきまくってたけど。
297 :
本当にあった怖い名無し:05/03/07 15:40:19 ID:QvAr5Tv10
デニスニールセン
298 :
本当にあった怖い名無し:05/03/08 12:50:02 ID:jiKjR9V7O
はらたいら
299 :
本当にあった怖い名無し:05/03/14 15:43:23 ID:yXTbG6+00
一番殺人増やしているの キリストじゃないか?
300⊂(´∀`⊂⌒`つ≡≡≡
302 :
本当にあった怖い名無し:
あげ