うちのばあさんが言っていた話ですが・・・
昭和20年5月の終わり。当時銀行員をしていたばあさんは今の日ノ出町駅近くにいたそうです。そこで横浜大空襲に遭遇、市街地を避けて野毛山に逃げようとするが猛火に阻まれて思うようにすすめない。
そこで大岡川に飛び込んで猛火から逃れようとしたが、川の水は熱湯のようになりとても逃げ込む環境ではなかった。
その時に火傷を負った足を引きずりながら川面を見ると、死体があちらこちらに浮いており、どんどん熱くなる川の水に飛び込んだ人たちは次から次へと死んで行く・・・
夕方になって半ば放心状態になり黄金町駅までたどり着くと、そこにはうずたかく積まれた焼死体と、黙々と片付ける兵隊の姿。
壊れた水道管からあふれる水を飲もうとやって来ては折り重なるようにして死んで行った人の群れ。
大岡川の川面を埋め尽くす、もはや人間の形をしていない死体の群れ・・・
小さい頃毎日聞かされましたなあ。
ここに黄金町駅近くに積まれた焼死体の写真があります(少しグロ。注意!!)
ttp://www.history.independence.co.jp/ww2/phtop.html#raid1 合掌。