1 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:
ないなぁ・・・今のところ
ぼっけぇ、きょうてぇ
ごめん撤回する!
やっぱ俺的には霊界カメラマソかなぁ
4 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/31 01:19 ID:mL8SFN3I
一番最近は「クリムゾンの迷宮」読んだけど
ホラーとは言えないがなかなかでした・
獄門島
人面痩
夜歩く
白と黒
よく覚えてないけど
6 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/31 01:26 ID:C3LQn0kG
世間では不評ナンダケド「ループ」(スズキコージ)
「りんぐ」「らせん」とぜんぜん違うイメージ。と不評。
でもわたし「ループ」の雰囲気がすき。
8 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/31 01:36 ID:mL8SFN3I
9 :
うさぎ会長:04/05/31 01:37 ID:R5ABVT/7
歯車かなー
俺は「メドゥーサ、鏡をごらん・・・」が怖かった。
最後がちょっと納得いかなかったが、
雰囲気的にかなり好きだ。
井上夢人ね。
ま、あとはオーソドックスに、
「くだんのはは」小松左京とか、
ガイシュツの「ぼっけえきょうてぇ」とかかなぁ。
俺ホラー小説かなり好きだから、
このスレ盛り上がってくれんかなぁ・・・
11 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/31 01:43 ID:C3LQn0kG
まあ貴志よりも稲川淳二のほうが怖かったよ、俺的には( ゚Д゚)y─┛~~
キングのシャイニング、
始めて読んだ時中学生でした。
衝撃的でしたね。
しばらく植木を動物の形に刈ってあるのが恐かった…
日本人なら小林泰三、玩具修理者
なんかもかなり恐かったです。
クリムゾンは囀りゆり恐いと想います。
ホラー小説1000冊で本棚を一杯にするスレも
なかなか逸品ありますよ。
14 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/31 01:56 ID:Alajq6Er
箪笥 半村良
15 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/31 02:04 ID:0WAe0zb+
「くだんのうし」
小松左京
16 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/31 02:10 ID:VlLZTwF6
17 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/31 02:11 ID:gWVK+91x
ホラー作家の棲む家
夢に出てくる程恐かったので1回読んでブックオフに持っていきました。なんであんなに恐かったのか確かめたいんですが、書店で見かけても恐くて開けない…。
18 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/31 02:36 ID:lWwLWqvI
小松左京
「招集令状」だったかな
蒸し暑い8月のお盆の夕暮れに読んでたら
気が遠くなってきたよ
オカルトかどうかよくわかんないけど
大人のギリシャ神話はおもしろかった
エクソシストだな。そう怖くはないんだけど、面白い。
ただ文章が前後で矛盾してるところとかがあったりして「?」てなったりした。
まめつま
小池真理子
『墓地を見下ろす家』
オチがうーん、って感じだけども、怖かった。
あと、ガイシュツのぼっけえ、きょうてい
24 :
白蛇:04/06/08 02:32 ID:th8R9lXU
「釣りばか日誌」かな・・・
25 :
白蛇:04/06/08 02:34 ID:th8R9lXU
あとは、「バスコダガマが、ハチャチャチャチャ」
26 :
白蛇:04/06/08 02:36 ID:th8R9lXU
「ゴジラvsキングギドラwithチワワ」も衝撃だったっす・・・
27 :
白蛇:04/06/08 02:40 ID:th8R9lXU
「真キリスト一家・あばれパブテスマU」とかね。
28 :
白蛇:04/06/08 02:41 ID:th8R9lXU
「ローマ教皇vsダライラマ・説教オンエアバトル」
29 :
白蛇:04/06/08 03:03 ID:th8R9lXU
「プロゴルファー雉」
30 :
白蛇:04/06/08 03:20 ID:th8R9lXU
「汚い言葉を一万回となえると、ヘルレイザーみたいな悪魔に会えるらしい」
井上光晴の「妊婦たちの明日」
皮膚病の蔓延する廃墟の町に迷い込んだ男が、会う女会う女みんな妊娠している
ので、なにやら恐ろしく感じられてくる・・・といった話。
廃墟の汚らしさやデビッド・リンチ的に噛み合わない会話が厭な感じでした。
32 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/08 10:21 ID:lDMyUyhx
墓地を見下ろす家
酔歩する男
バトルロワイヤル
ちなみにボイスは映画は見たけど、まだ本は読んでません。
33 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/08 10:23 ID:3qgRqBKS
ステーシー
34 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/08 10:28 ID:XzT61HYy
江戸川乱歩 「芋虫」
映画化されるらすぃー。
ジャック・ケッチャムの「隣の家の少女」
同作家の作品でこれだけはつらくて読み切れない。
36 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/08 10:38 ID:yJWCFDVK
>>32 「墓地を見下ろす家」はいいですよね。
怖くないという人もいますが。
主人公夫婦がハァハァしながらラスト・・・あの後どうなるんだろう?
犬が守ってくれるのかな。
>>35 あれはホラーなのか?
狂った青春物語と思っているが。
同作家のオフシーズンはショックを受けたよ。
39 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/08 11:52 ID:yJWCFDVK
>>37 う〜ん、流れからするとアボ〜ンしそうな…。
そこらへんがちょっとブルーになる終り方だな、と。
40 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/08 11:57 ID:yJWCFDVK
「墓を見下ろす家」の怖さって、地下街に潜む「モノ」の実体が描写され
ずに、雰囲気だけ描かれるから、自分の中で想像が膨らむところにある
と思う。
この音からすると、四つんばいで這ってるな、とか、こんなのがいたら
悪夢だな、ってのを次々想像してしまう。
そこがよかった。
42 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/08 12:40 ID:6MCQ7bjD
タイトルうろ覚えだが「新鮮なニグ・ジュキペ・グァのソテー、キウイソースがけ」...妙に印象に残る
>>39 ラストにセクース描写を40ページほど追加。
愛野営みを目の当たりにした亡霊どもが気おされて退却する、なーんてオチはどうすか?
44 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/08 14:30 ID:fG3QgQyk
>32
酔歩する男って、東野圭吾の『パラレルワールドラブストーリー』の設定モロパクしてない?
パラレルワールドはホラーじゃないけど。
乱歩なら鏡地獄も面白かったなあ。
結局球体鏡ってどんな風に映るんだろうか?
46 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/08 21:03 ID:Lp5mYg5p
>>43 それだ!w
で、思いついたわけではないのだが、
フランス書院でホラータッチのものある?
鏡地獄は読んだ時ぞっとした。
孤島の鬼も怖かったな。ホモのオサーン気の毒すぎ。
48 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/08 21:13 ID:4MVdHyI6
「影が行く」かなぁ、映画は映画で面白いんだけどね
次点で「ダニッチの怪」(笑)
49 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/08 21:35 ID:2ZyrnjDV
>47
孤島の鬼は、一歩間違うとギャグだよね。絶妙。
殺人鬼か…ドールズかな・・
>>40 随分前に読んだけど…不気味だったね。
ただラストがアメリカっぽくて…
52 :
50-52:04/06/08 21:40 ID:U3nYzOMh
あれ?50の名前はなんだ・・・!?
何も打ち込んでいないのに…こわぁ〜
53 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/08 21:42 ID://iI3nw0
天使の囀りは怖いというより気持ち悪い。
今日天使の囀り読み終わったよー。
終わり方がなんか好きー。
難しい話がいっぱい出てきて大変だけど面白かったよー。
明日からクリムゾンの迷宮を読むよー。
ホラーじゃないかも知れないけど、筒井康隆の「霊長類南へ」
厨房の頃、一晩で読んでしまって、ものすごく衝撃を受けた。
脱出しようとする人々を満載した船が機関部で人間をぐしゃぐしゃにしながら、
ゆっくりと進み、沈んでいく場面なんか今でも鮮明に覚えている。
56 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/08 22:35 ID:QDZjjlYP
別にここのスレ見なくてもホラー好きなら自力で見つけられそうな小説ばかりだ…。
なんつーか、マイナなやつ頼む。
>>56 スレ違いだと思うよー。
自分のオタ度を自慢したいのは分かるけどさー。
58 :
那智:04/06/08 23:30 ID:mAqNUSzH
( *´×`)クリムゾンの迷宮、黒い家ぢゃな
黒い家は読んだあとしばらく、家に帰ってすぐにこたつの中、カーテンの中、
トイレ、風呂がまの中に誰もいないことを確認したりしたぢゃよ
中学生の頃、初めて読んだ小説。
ゴミの島に捨てられて、そこで生活する少年の話。
題名忘れた 教えてくれませんか?確かカタカナだったような‥
>>59 それって、『D−ブリッジテープ』じゃないか?
作者は確か沙藤一樹…てな名前だったような。
その作者の作品は日常が少しずれた気持ち悪さ、
みたいな感覚が面白い。『X雨』なんかもお勧めだよ。
>>60 それだ!アリガト!
えっくすあめ? 今度読みます。
筒井康隆の、飛び降り自殺した少年の記録小説。
タイトル失念。
マジグロイ。吐きそうになった。描写がすごすぎて。
二度死んだ少年の記録?
ありえないことになった皮膚の辺りを想像してしまう
64 :
60:04/06/09 00:05 ID:4EXeqxFB
連スレで申し訳ない。俺が一番衝撃を受けたホラー小説は、
子供の頃読んだ遠藤周作の『恐怖短編集』だなあ。
中でも女性が子供を産んだものの、育児に疲れて
ラストで子供の顔に米を塗りたくり鶏小屋に放置する話があって…
そこが激しく欝になった…
小4の時、はじめて読んだ小説が辻真先の「死神が明日来る」。
これがきっかけでホラーやSF小説にハマッてしまいました。
>>55さんの「霊長類 南へ」は中1の中間テスト前日に一気読みしてしまい、
悲惨なテスト結果になった憶えがあります。
思春期に読んだ本がやっぱり一番衝撃的ですねー。
遠藤周作っていえば新聞連載で毎朝楽しみにしてたホラー恋愛小説
「われ恋(おも)う人は」。雛人形の怖い話とか出てくるやつ。
>>23 漏れも「墓地を見下ろす家」は面白かったと思う
最後はナンダカナだが、引越し業者(?)が来たあたりはよかった
>>64 たぶんそのシリーズだと思うけど、遠藤周作の恐怖短編小説で「蜘蛛」
というのがあったと思う。
よくストーリーは覚えていないけど、幻覚か何かで皮膚のすぐ下を
子蜘蛛が蠢いているとか、その皮を破って子蜘蛛がわさわさ出てくる
といった描写の気持ち悪さが強く印象に残ってる。
69 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/10 16:13 ID:qSq+kE0Q
天使の囀りのラストで泣いたの漏れだけでつかね?
>>68 ああ、あったねえ。それってラストでタクシーの中で作者?
がおかしな女性と乗り合わせて、て話にならなかった?
記憶がはっきりしない…。他にも恐らく実話で、遠藤周作が
旅館で体験した怖い話とか、あの短編集は良かったなあ。
>>70 ある日、行きつけのクラブにいつものように1人で飲みに行った
ママは「今日入った」という新人の女のコを彼につけた
気さくで器量の良い娘で先生もすっかり彼女が気に入ったそうで大いに楽しい夜だった
帰る時間になり、呼び出したタクシーに乗り込むと別れ際に彼女も一緒に乗り込み頬にキスをしてきた
まんざらでもない気分に浸りながらタバコに火を着けようとした時、ライターを足元に落としてしまった
それを拾うと彼女に別れを告げてタクシーは走り出した
しばらく走っていると、どうも運転手の様子がおかしいらしい
バックミラーをチラチラ気にしながら顔は青ざめている
何があったのか訊いてもどうにもはぐらかすばかり
酔っていたせいもあり、気になって仕方が無かった彼は半ば強引に運転手の口を割ることに成功した
「さっき、先生がライターを拾おうと身を屈めた時にあの女、首筋に咬みつこうとしていました」
「ははは、なんだ。そんなのふざけただけだろう」
「いえ、間違いなく『牙』のようなものが見えました」
「呪怨」の小説版のある章が凄く怖かった。
小学生の男の子(霊感アリ)が事件のあった部屋(俊雄くんの担任の奥さんとお腹にいた胎児が殺された所)
に入っていく奴。
妊婦の腹から胎児を取り出して殺す場面をリアルに想像したし、怖くてこの本は隠した。
>>10 「メドゥーサ、鏡をごらん」は、チョト微妙だった・・・。
あくまで漏れ的にだよ。ごめんー。
小野不由美の「屍鬼」が久々にヒットした小説だったのだけど、
賛否両論あるのね・・・。
つかそんな有名どころにハマった事がが悔しいw
あと、久綱さざれの「ハーツ」。同士いない?
74 :
貴方の後ろにぬるぽさんが:04/06/10 23:19 ID:v8Eezk7e
吉村達也の「初恋」角川ホラー文庫なり。
ストーカーモノなんですけどね。
壊れてゆく主人公がめっちゃ怖い うううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう
>>73 俺は『屍鬼』は楽しめなかったなあ…無意味に長いだけ。
そもそもリビングデッドが恐ろしいのは、すでに
死んだはずの人間が精神や意志を失っているのに、
人間を食料としてただそれのみの欲求にしたがって
向かってくる薄気味悪さ、だと思うのに、
ゾンビのような存在が、人間と同じように
知性を持っていたり話すことができる、というのは
意志を伝えあうことができる、という点で怖さが
消えちゃってるような…
いかにも系より、そこはかとなく恐い系が好きな俺は、
乃南アサ「青い手」とか「かくし味」が(・∀・)イイ!!
どちらも短編集にコソーリ収められている。
77 :
73:04/06/11 00:19 ID:7SBJWtU8
>>75 なるほどなるほど。
確かにそういう恐怖は少なかったな。
自分が「屍鬼」を読んで怖いと思ったのは、
純粋にゾンビとしての存在を恐怖したのではなくて、
最後に一掃されるあたり。
一度死んで死の恐怖を知ってるのに、知性理性があるだけに
もう一度殺されるというのはどういう気持ちなんだろうって、
そのへんを考えて怖かったんだよー。何だかくら〜くなっちったの(´・ω・`)
小池真理子「墓地を見下ろす家」に1票。
ひしひしと肌に来るような怖さ。出だしの一文からしてステキ。
小野不由美「屍鬼」は怖くないが好き。
序盤〜中盤の、日常が崩壊していく様は、膨大な文章量にあいまって
とてもリアルだと思いました。後半は個人的にはかなり泣けます。
>>44 パワレルワールド自体が宮部みゆきのパクリだって東野が…
80 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/11 05:58 ID:3LLJIv3C
「呪怨2」の車のフロントガラスか何かに手形がドンドン浮き出てくる
シーンは「墓を見下ろす家」のパクリだと思ったよ
ある時間になると部屋の壁がドンドン鳴りだして、その原因が首吊り
状態になった自分の足が壁に当たる、という未来の自分にあるところ
なんて、似たような話が怪談本にあったし
それは過去に首吊り自殺したのがいて、その足がドンドン当たる場所
がその壁のその位置だった、みたいな話だけど
81 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/11 06:28 ID:3LLJIv3C
あ、そうだ、純粋なホラーとは言えないかもしれんけど、「CURE」
も入れとこう
82 :
マジレス:04/06/11 09:14 ID:LSIXUwZd
人間椅子
>>82 今このスレ見つけて、私も人間椅子とレスしようとしていた
85 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/11 17:58 ID:qBVWUXL6
西村寿行の鬼。
怖くないけどおもしろい。
>75
『屍鬼』はキングの『呪われた町』のオマージュだったとおも。
『呪われた』のセリフの中に
「吸血鬼として甦った死者にも知性や恐怖や苦痛みたいな感覚はある
でも愛だけはない」
ってのが出てくる。
『屍鬼』の吸血鬼は人間としての感情を全て持って甦ってくる。
でも昨日までの隣人をエサとして襲う。
恐怖ってよりは不条理さみたいな物を感じる。
87 :
75:04/06/12 00:36 ID:HNOIh1i4
>>77>>86 なるほど…みなさんの意見聞きながら、俺は『ペットセメタリー』
と『地球最後の男』をなぜか思い出していたよ。死者の蘇りと
マイノリティな立場を描くことって、根本に似ているのかもなあ、とか。
同じようなネタで藤子Fの短編もあったなあ。つまり蘇る死者は、
人間でありながら人間ではない、という点と、それらの存在が
人間に対してどんな影響を与えるのか。吸血鬼の数が人間を上回ったら
果たして人間と吸血鬼、どちらが怪物と呼ばれるのか。
そこにすべてが集約されていくような…スマソ、訳わからん文章になったね。
ホラーじゃないけど
星新一の「処刑」と「殉教」。どちらも「ようこそ地球さん」所収。
何で長編にしなかったんだろうと思うぐらい内容の詰まった作品。
「殺人鬼」と「学校であった怖い話」の上下巻。
あまりの描写に読んでて何度も目が泳いだ。
田中光二「幽霊海戦」。
怖いというより痛快ですた。
ソナーにうつらない、攻撃受けてもへいちゃらな旧日本軍のイ号潜水艦。
だって幽霊なんだもんね。
ラブクラフト『インスマウスを覆う影』
ラストで衝撃
「リアル鬼ごっこ」
まじトラウマ・・・
>>92 リアル鬼ごっこは…「何だこれ?」と思ったよ。
その一番の原因は、この程度の小説でも世の中に
出せるんだ?この程度で作家として名乗れるのか〜
と、純粋に思った。それくらい拙い内容だと思ったが…
好きなひとはごめんね。ハリポも、「こんなつまらない
本がどうして売れるんだろう…」と思ったけど。
不満ばっかでスマソ
クリムゾンの迷宮を読み終えましたー。
主人公にも狂って欲しかったなー・・・。
天使の囀り同様に色んな知識を得られて面白かったけどねー。
>>94 俺も「この程度で何で」て思ってたんだけど、
出版社に何百万か積めば、協力出版って形で
出してくれるらしいよ。
で、バトルロワイヤルに影響受けて書いて、
そうやって出した作品らしい。
だから、あんな妙なものでも世に出られたと。
どこかに詳しく書いてあったけど忘れたーよ。ゴメソ。
リアル鬼ごっこの出版元の文芸社ってとこは、
金さえ出せば出版してくれる会社ですー。
あまり知られていないようで、
それゆえに皆が不思議に思って売れたようですねー。
長編で怖いなと思う作品は少ないですね。やはり一発ネタの短篇に
ゾゾッくる作品が多いと感じます。
>>97 今日たまたま今月号の「ダ・ヴィンチ」読んでたら
その作者のこととリアル〜の出版経緯が載ってました。
ああ、なるほどと。逆にこの作者が2、3作目〜と
出せたのがまた謎だ。上達したのかもな。まあ二度と読まないが。
ディーン・R・クーンツ「奴らは渇いている」。
10年ぐらい前に読んだが今でもたまに思い出す。
俺の中ではかなりの傑作。
>>100 ぜひ復刊して欲しいところですね。
あとダン・シモンズ「殺戮のチェスゲーム(上中下)」も。
和製ホラーはそこそこ部数が伸びるようですが、洋モノは
好みが別れるようで。
>80
呪怨2はパクリとのコメント笑いました。
エンディングロールちゃんと見てましたか?
私も「100物語読んでる人間なら知ってる話ばっか」
と思ったけど、エンディングで納得したよ。
103 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/17 20:39 ID:VGVfpmMR
「殺人鬼」はヤバイ。コイツに比べれば
ジェイソンがいい奴に見えてくるくらい。
初めて見たのが中1くらいで、うわっ!やばい!と思ってすぐ本閉じた。
それからたまに本屋で見つけて、好奇心からチラチラ見てたが、立ち読みしてて気持ち悪くなった。
で結局、読み終えたのが高校3年。買ったらヘンタイだと思われるので、図書館から借りてきた。
ある男が宙吊りにされて、腹切られて腸をひきずりだされて
「喰え」と言われる場面の描写なんて、マジ吐きそうになった・・・
小説だとどうしても想像してしまうし。今だにトラウマ。
綾辻って作者はやばいでしょ。
衝撃を受けたといえば
「玩具修理者」
読んでいてあんなに気持ち悪くなったのはあれとDブリッジテープぐらいだ
今ではすっかり小林泰三ファン
ドグラマグラ
途中で読むのやめたけど
>100
それマキャモンだろ
怖くはないけど「お葬式」
短編集で全部怖くないけど面白い
ラップについての主人公の母親のコメントが秀逸
ぞっ・・・から笑いが込み上げてきた
108 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/18 09:45 ID:GzopvYsv
>>102 最後まで言って。
パクリで有名な人がスタッフに名を連ねてるとか?
それとも、小池真理子とかホラー物の作家がスタッフに加わってるとか?
・・・手形が付くとかって昔からよくある手法だしパクリにも思えんのだが。
自分の知ってるモノが似た形で後から出てくると「パクリか」って思っちゃう人のがホラー。
パクリと言えば、リングはうまく都市伝説パクって金儲けできたよなw
111 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/18 11:01 ID:GzopvYsv
百物語
ホラー小説家が集まって百物語するんだが
全体的にマターリしていた。
ラヴクラフトの短編が好き。
『死体安置所にて』とか『ピックマンのモデル』とか。
ホラー小説はわりと読んでるつもりなので何か適当な作品をレスしようとしたら、読んだ作品ほぼ既出。
私もまだまだだな…
スレ違いだが蛇神シリーズは怖くなくて長いだけでツマラナイからやめとけと言っておく。
最初の主人公が内部から村の野望を破壊してくなら面白かったのに長々と読んで損した。
『倉橋由美子の怪奇掌編』新潮文庫
読んだ人いるかな?
118 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/18 21:36 ID:xca0pTbe
>>116 確かに。オレも読んだけど、展開がほとんどなくて退屈だった。
八墓村
>>78 『墓地を見下ろす家』に1票!!
初めて読んだホラー小説だから、衝撃も大きかった。
墓地を〜はオチも含めて後味悪くて良かった
あの人の長編を読んだのはこれがはじめてだった
やっぱいいわ、小池さんは
>>122 墓地しか読んでないんだけど、他のもお奨め?
>>123 俺が読んだことあるのは
「ゆがんだ闇」と「かなわぬ想い」っていう短編集に収録されてる作品だけなんだけど
墓地〜以上とまではいかないけど、そこそこ面白いよ
「ゆがんだ闇」は結構面白いのがいっぱい収録されてるから
お勧め
俺の好きな小林泰三も入ってるし
全部既出だが、墓地を見下ろす家とか黒い家が怖かった。
一番はぼっけぇきょうてぇかな?
あと、後味の悪さでは殺人鬼1&2が最高だった・・・
あと、題名は忘れたが赤の表紙で整形外科医が女食べる話は、逆に肉が食べたくなったネ。
>>125 最後のはたぶん「湘南人肉医」だったと思う
「墓地を見下ろす家」は怖かったけど、同じ作者の「死者はまどろむ」は
ちょっとあれだったなあ。怖くないとは言えないが。
>>126 そうそう、ソレ。
ありゃ、食欲をそそるネ。
以前、「墓を見下ろす家」が怖かった、と発言した時、「全然怖くないじゃん」
みたいなレスを返されて内心鬱になったけど、ここを見て安心した。
自分の感覚が変ではないとわかったので。
弟切草シリーズの京都が舞台の話は、怖さよりも萌えてしまった。
鬱
>129
地下室に逝く階段がないとか、外に面した非常階段が無くて閉じ込められるとか、
設定からしてありえない。無理がありすぎ、ツッコミどころ満載。
全然恐くないどころか、最後のほうはお笑い小説かと思ったよ。
小池さんに長編ホラーは無理だね。短編は恐面白いんだけど。
さらに言えば、なぜかドアが開かない、割れないなんていう
無茶苦茶な設定を許したら、何でもありになっちゃうよ。( ´,_ゝ`)プッ
134 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/21 14:40 ID:e/N11EL8
芹澤準の「郵便屋」
なかなか一番が選べないんだけど
中嶋らも 「ガダラの豚」
牧野修 「アロマパラノイド」
景山民夫 「ボルネオホテル」
あたりかなあ。
「墓地を見下ろす家」も何だかんだいっても想像力を刺激されて怖かった。
あのラストの不条理さがいい。
洋モノでは
J・M・ストラジンスキー 「デーモンナイト」
ロバート・R・マキャモン 「スティンガー」
F・ポール・ウィルソン 「ザ・キープ」
ディーン・R・クーンツ 「ファントム」
スティーブン・キング 「IT」
なんかも好きだ。売れ線ものばかりでスマソ。
衝撃というだけなら、倉阪鬼一郎の長篇が凄い。
……もっとも、怖いかどうかは保証の限りではないが……。
最新作『大鬼神』のラストには、あまりの衝撃にヘロヘロになったよ。
>>134 その人の作品、それしか読んだことないけど
結構良かった
終わり方が俺好みで
>132
加門七海の「怪談徒然草」のなかに、ちょうどそう言う変な建物の話(しかも実話)があるよ。
家相的には最悪の建物で、地下に行く階段が通れないようにわざわざ塞いである。
建てた人が何らかの呪術の為に、わざとそう言う建物を作ってるとか。
>>136 うお、俺も同じく倉阪鬼一郎に衝撃を受けた一人だよw
>138
へぇ〜知らなかった、今度読んでみるよ。サンクス!でもコワソ〜。。。。
だからドロシー帰っておいでって言う小説。
自分的に好きだったんでカバーと本自体がボロボロになるまで読んだんだけど
でもあんまホラーぽくなかったな
>>135 「ボルネオホテル」はラストが安っぽい映画みたいだったね
143 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/26 19:55 ID:JusLkjg+
「症例A]
境界性の少女の話しだけど
怖かったつーか感動した。
究極のサイコ小説だと思う。
シャーリィ・ジャクスン「たたり」(創元推理文庫)。
(ハヤカワ文庫NVのヴァージョンもあります)
もはや古典的な位置を占めつつありますが、これまで
読んだ現代ホラー作品群の中で最も衝撃を受けました。
トライオンの「悪を呼ぶ少年」やソール「暗い森の少女」
などと迷いますが、やはりこの作品ですね。
中島らも 「人体模型の夜」
中島らも 「ガダラの豚」
小説じゃないしホラーでもないけど、
ホラー的な怪物の分類である吸血鬼を扱ったのに、あんな作品になるとは驚異
「ポーの一族」
すごすぎ
>142
「ボルネオホテル」
作者の自己投影&自己陶酔が見え見えな万能型主人公にものすごく萎え。
半分も読まないうちにもうどーにでもしてくれって感じになったね。
>>148 できの悪いシャイニング
リチャードバックマン(S.キング)「死のロングウォーク」
これをホラーじゃないとは言えまい…。
ラストが特にゾワゾワ来た。
「死のロングウォーク」は「スタンド・バイ・ミー」に近い作品だと思うよ。
これをホラ−だといわれるとちょと違うね。
ホラーと言うよりはむしろジュヴナイルというか、
青春小説(でいいのか?)って感じがする。
淡々と道を歩く中で展開される少年達のドラマだな。
仲間とどんなに仲良くなったとしても、終わりに待つのは…。
ホラーのいう「恐怖」では表せない部分があると思う。
中嶋らも 「ガダラの豚」は、読みながら本当に怖くなって
トイレに行けなかった…。中嶋らもの本は好きで、おもしろいものが
多いので、大丈夫だろうと思ってたら、だんだんとゾワゾワゾワ…と。
でも、「こどもの一生」はガッカリした。なんだこりゃ、という感じ。
期待して損したなぁ。
>>151 こどもの一生ってつまんないのかー
ガダラの豚はフツーに面白かったな。私は。
うん、ガダラはあんなに分厚いのにやめられない止まらないで俺も
一気読みだったよ。らもさんは、あと「白いメリーさん」とかも
なかなか良いよ。
154 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/30 04:13 ID:hWTNw82p
私は赤川次郎のだいぶ昔の小説「幽霊から愛をこめて」がすごく印象に残ってます。後は殺人鬼や着信アリかな?
155 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/30 04:38 ID:qhD6qKrj
キングのイットとミザリーとゴールデンボーイ。
ホラーとは違うかもしれないけど
かなり怖かった。
「夜のみだらな鳥」ドノソ
ホラーとは違うが。
レフトハンドだな
158 :
ひみつの検疫さん:2024/12/05(木) 00:49:35 ID:MarkedRes
汚染を除去しました。
ブラッド・ミュージック
ホラーじゃないか
天使の囀り
最近だと「グール」がグロくて良かった
すごく
綾辻行人の「眼球綺譚」
読んでからしばらくコンタクトレンズ入れられなかったという
記憶があるんだが、内容が思い出せない。
別にコンタクトレンズは関係ない話だったはずなんだけど…。
廃用身
前半がよい
162 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/02 15:29 ID:Z42GJ1sO
Dブリッジテープ。
トラウマになった。
「隣の家の少女」は胸くそ悪かった。
衝撃は衝撃だけど読み返す事ができないなあ。
「墓地を見下ろす家」、評判が良い割にはあまり覚えてないので
今から読み返してみることにした。
不思議な衝撃を受け、読んだあと悶々と考えこんでしまったのは
Sキングの「ペット・セマタリー」
164 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/02 17:40 ID:5s9R/G6c
俺は青の炎と天使のさえずりっていう小説が一番衝撃をうけたよ。
ただ青の炎は映画化のせいでメジャーになってむかつく。
小説読者だけの名作だったのに、ジャニーズや松浦あやが出演してるから見た
っていうやつらうざったてー!
>>162 俺もあれは後味悪かった
てか、あの人のはほとんど後味悪い終わりだ
まぁ、そこが好きなんだけどね
>>164 同感
>161
廃用身、自分もガクブルだった。
あと桐野夏生の残虐記も激鬱だった。
キングの「ペットセメタリー」
あんなに薄いのに何で上下に分かれてるの? って思ったけど、上巻の最後読んで納得。
ホラー小説読んで泣いたのってあれが初めてだ。
主人公の息子への切ないまでの愛情。予め結末を知ってるだけに辛かったよ。
筒井康隆が、やっぱスゴイ。
自分は「鍵」が一番ガクブルかなぁ。怖いというか気持ち悪いというか、独特。
高校のロッカー開けたとこの描写が一番キた。おたまじゃくしが詰まった瓶も。
ラストも恐ろしくて、非常に怖い短篇でした。
角川ホラー文庫にある、同名の短篇集は、まだ筒井康隆を読んだことが無い人が
もしいたら、超お薦めです。このスレで出た他の短篇も収録してます。
>>135 「アロマパラノイド」は授業中に読んでたら、
なんつーか毒電波すごくて精神汚染されそうになった(w
文章とかテーマとかストーリー自体はB級ぽいんだけど、
衝撃はあったなぁ。電波電波電波で…。
他は、星新一のショートショートが好きで、
筒井康隆のショートショートも似たようなもんかなと思って読んでみたら
グロくてびっくりした思い出が…ラクダに食われる話とか。
「クリムゾンの迷宮」は普通に面白かったよ。
トカゲ食べたりとか、サバイバル楽しい。
キングの小説は読んでて疲れる。好きだけど。
あと鈴木光司の「仄暗い水の底から」とかけっこう無気味だった。
最後は普通にいい話。
「FLY」が最後まで読んで怖かった。
この小説知ってる人いる?
>>170 メール欄がなにを意味しているのか、教えれ。
>>172 そこのレビューを見た限りじゃあんまり面白くなさそうな…。
だからnC4il0Zbb6って何だよ。
「蜂工場」
「アイデンティティ」
ラストが衝撃的だよ。
ブクオフとかで見かけたら読んでみて。
177 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/03 22:36 ID:6nuLUMUs
悪魔の収穫祭は?
キング「呪われた町」。
主人公の恋人が吸血鬼に。
意外な展開にショックを受けました。
筒井康隆はいいね
「馬は土曜に蒼ざめる」っつー短篇いっぱい入ったヤツを小学生の頃に読んで
人が刀で切られて内臓とか出てあしもとにとぐろを巻いたりしてるよーな
そんな描写が子供ごころに印象深かった
ジョン・ソールに一票
初めて読んだのが「運命の町」で、その後「闇の中の少女」「因果の火」「暗い森の少女」
などを読んだけど、どれも似たような話しなのに不思議と飽きない。
>>180 ソールの世界にハマれるとは…充分素質のある方ですねw
ソールの岬の端の古い屋敷でバレエを教えていた伯母が狂う話、何だっけ?
ラスト、ゾッとくる後味悪さだったなぁ。
>>182 「踊る女」(扶桑社ミステリー)ではないでしょうか?
184 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/04 19:30 ID:zIgwXKLS
ステーシー
内容はそれほどじゃないけど作者大槻ケンヂの「これを書いてた時期の自分は明らかにおかしかった」
というあとがきにゾッとした。
>>163 私も読んだ。胸糞悪いだけでなく読み返す価値なし。
日本ではもっと無残で残酷なことが実際に起こったんだよね。
事件を風化させちゃいけないと思った。
俺も「隣の家の少女」は読んだ。それほど胸糞悪くはならんかった。
185さんも言ってる通り、現代日本で起こった事件の方が
より悲惨で犯人に対し胸糞悪くなる。
187 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/05 06:00 ID:eRjKJi8i
キングの「霧」とか「呪われた町」って恋人殺された割には主人公の
立ち直りが早かったのが気に入らなかったなw
「ジェラルドのゲーム」のグロシーンは早く読み終えたいのに
本をまともに持てなくって困った。
「墓地を見下ろす家」はあの管理人夫婦がマンションを後にするとき
喪服家族がバイバイ...のところがいちばんゾッときた
188 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/05 07:07 ID:EZlujd8F
筒井康隆の「走る取的」が個人的にはお勧め。
スモウホラーって斬新だったし、主人公達の逃げ惑う姿が哀れで印象に残ってる。
力士恐怖症になりそうだったよ。
>>188 その説明だけから浮かび上がるイメージは…。
190 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/05 07:44 ID:1dVXjLdQ
大石圭「殺人勤務医」
延々とグロ描写が続くばかりでストーリーなんて二の次だった。
違う意味で胸糞悪くなった。
暗闇坂の人喰いの樹
「墓地を見下ろす家」、漏れもあまり覚えてないなぁ。
つーか、イマイチだったような。。 好きな方ゴメンよ。
家具とか通路に運び出して火をつければ人目をひけて人が大勢駆けつけて
助かるじゃないかとか思って読んでたような気がする。。
あれ? 試みたんだっけ? とてもそんな状況じゃなかったんだっけ?
うーむ、覚えてないっす。
>>192 窓が開かなかったし、駆けつけた引越しやさんは消えちゃったんだよね
結局何をしても無駄だってことになったと
194 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/05 17:12 ID:KNs+gejh
ホラー?わかんないけど「信号手」チャールズ・ディケンズ(クリスマスキャロル)。創元推理文庫、恐怖小説集の2巻に入っている短編だよ。
ブラッドベリの「みずうみ」
美しくて怖い。
蠅の王
五十嵐貴久「リカ」
これって村上龍の「オーディション」に通ずるものがあったが同本よりこわかったな・・・。
村上龍は「インザミソスープ」とかも嫌悪感がわいた。
あとはやっぱ既出の「墓地を見下ろす家」とか「黒い家」かな?
「蠅の王」と島田荘司「目眩」はすぐリタイヤした。
栗本薫の「町」が怖かった。
これまでの現実的な世界と、迷い込んだ異様な世界との境界線が
はっきりしなくてメチャメチャ怖かった。
>>190 確かにストーリーはあってないようなものだったな
しかしあのリッチな生活にちょっと憧れた
201 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/05 18:13 ID:IjZhTXPF
なんか今日になって急激にのびてるな
なにがあったんだ、このスレ
ここのレスみてると、ノートン先生でウィルス警告がでる。
何にひっかかってるんだろう?
皆様大丈夫ですか?あたしだけ?(w)
203 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/05 19:52 ID:QQe6ihUE
>>155 漏れもスティーブン・キングの「ミザリー」を読んだけど、どうしても「ロザリー・残酷な美少女」の
盗作に思えてならなかった。もっとも「ロザリー〜」の方は、大昔に一度TVで見ただけなので、細かい
部分はよく覚えていない。だけど、監禁して両脚を折ってしまう場面などは強烈な印象が残ってる。
「ミザリー」は盗作なんだろうか?
ずっと気になってました。スレ違いかも知れないけど、誰か詳しい人がいたら解説をお願いします。
ロザリー・残酷な美少女<TVM> (1972)
砂漠のド真ん中を突っ切るハイウェイで、白人とインディアンの混血娘を拾ったセールスマン、バージル。
ロザリーという名のその娘は孤独でいるのが嫌で、なんとかバージルを引き留めようとする。そしてその
欲望は車のタイヤをパンクさせたのを手始めに、次第にエスカレートしていき、遂にバージルは足の骨を
砕かれてしまう……。後の「ミザリー」を思わせるような異色の監禁劇。主演のロザリー役はこれまた後
の「ダイ・ハード」でブルース・ウィリスの奥方を演じたB・ベデリア。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=25661
ミザリーに人を疑うべからず。
>>190 なんか監禁して人殺す医者の話だっけ?
結構面白かった
筒井康隆「いちごの日」
五十嵐の「リカ」って、「座敷女」のパクリだと思ってた。
ん〜、やっぱ
久保竣公「匣の中の娘」
これだね。
>>205 あれがいやだって人はいじめもいじめられもしてない人じゃないかな。
>>208 自分も読んだけど、あれって完結してたっけ?
211 :
208:04/07/09 17:45 ID:878Hx7uW
>>210 読んだのがかなり前なのでうろ覚えだけど、
(判別不能)とか ■■■■■ とかで終わってたような。。
■は血で読めない部分だったかな。
うち帰ったら確認してみるよ。
212 :
192:04/07/09 17:59 ID:878Hx7uW
>>193 なるほど。
なんだかラストが気になってきたので読み返してみます。
ホラーではないんだけど、新井素子の「おしまいの日」
人が少しずつ狂っていく様子と、破られたり塗りつぶされたページの表現が(((((( ;゚Д゚)))))
,,r::::::::::::〈:::::::::) ィ::::::ヽ
〃::::::::::::;r‐''´:::::::::::::::::::::ヽ::ノ
,'::;'::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::
l::::::::::::::::::l::::::::::●::::::::::::::●:::::ji
|::::::::::::::::::、::::::::::::::( _●_)::::::,j:l クマー!
}::::::::::::::::::::ゝ、::::::::::|∪|_ノ::;!
. {::::::::::::::::::::::::::::`='=::ヽノ:::::/
';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/
`ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ
【ラッキーレス】
このレスを見た人はコピペでもいいので
10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
『ぼっけえきょうてい』の岩井さんの
『岡山女』読んでみたら、
一応オカルトなんだろうけど、
ほのぼのしてて全然怖くなかった・・・
ちょっとがっかり
>>213 「おしまいの日」をなぜか多感な14歳の時に読んだので
すごい印象に残ってる。ハイレベルな鬱小説ですね。
ゲームだけどSIRENはおもしろかった。
岩井志摩子は小説より本人が怖い。
志摩湖は死んだらインポの男しかいない地獄に堕ちるそうだ。
219 :
ホモ@サピエンス:04/07/15 02:29 ID:D09rnWbh
あげ
吉村達也 「初恋」
最後のシーン、あんなことをされたら絶対発狂する。
吉村達也って、人間の怖さを書くのが上手だと思う。
心霊系があまり面白いと感じない自分、吉村達也はツボ。
ホラーとは違うけど…
友成純一(だったかな?)「陵辱の魔界」
とにかく最低の作品。
友達に読ませたら吐いたらしい。
2度と読みたくない。
小松左京の「沼」。
わずか数ページなんだが、やられた。
ホラーじゃないけど「夜が明けたら」も秀逸。
223 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/17 03:38 ID:ck8CmtcZ
>>220 あれは怖いよね。「文通」も個人的に好み。ただ、他の作品の中には展開にちょっと戸惑う物もあり。それでも面白いんだけどね。
それから、村田基の短篇集「夢魔の通り道」はかなり良かった。知ってる人いないかなぁ。
224 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/17 12:39 ID:R9AcYlzz
日本霊異記
ロマンティックでちと恐いところがすき。
筒井康隆の小説なんか読んだことないからわかんないけど、
キングの「ミザリー」が良かったな
妙にリアルな描写や、怖い中にもニヤリとする場面とかあって
実に楽しめますた。
遠藤周作の短編にも狂女に追い掛け回される話もあるし、盗作じゃないと思うけどな〜
仮に盗作というかヒントを得たモノがあったとしても、かなり脳内変換されてると思う。
226 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/17 16:13 ID:x6+p2e8f
ageてよかったかな?漏れも吉村達也ツボで、今日はスイッチってのを読んだがこれはちょっとほかのヤシの感想が気になる。
ガストン・ルルーの「恐怖夜話」工房の時
読んで恐いなんてもんじゃなかった。
228 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/18 15:32 ID:9Wy2v6Fp
>223
村田基いいですよね。
自分も好きです。全体的にSFをベースにホラーを書いていて
独特なものがありますよね。
吉村達也は個人的には微妙…
「先生」「初恋」を読んだ辺りまでは面白かったけど
何冊も読んでいると展開が同じすぎて商業作家だなって
思うようになったら冷めてまった。
遅レスだが、「屍鬼」が怖くないって奴は本当に全部読んだのか?
俺に言わせると用水路のシーンだけでも全部読む価値はあると思うけどな。
吉村達也はなんか…ツメが甘い感じ。
つじつまが合ってなくてなんかへんな小説が多い。
井上夢人も、アイデアはいいんだけどオチがいまいち…
ってスレ違いだな。
弟切草
彼岸花
寄生木
この三つ衝撃的だった…つかこの人の作品終わり方が怖すぎで(((・ж・`))))ガクガク
しかも寄生木の後書きとかが初回とその後じゃ違って(つж・`)
そのシリーズ「彼岸花」だけ読んだけど、文章が恐ろしく読みにくい上に
内容が???って感じで、ホラー以前に金取ってこんなもの売っていいの?だったな。
それ以来、その作者のモノはパス。
登場人物がいかにも、って奴がおおいんだよね長坂さんの作品は
そこらへんで好みがわかれると思う
俺は寄生木でこの人からは卒業した
俺は、ラヴクラフトの短編が好きです。
夏休みの深夜。オレンジ色の豆電灯の明かりの下、布団に入っていて読んでいたら、
恐い描写にふと文章から目が離れ、何気なく隣で寝ている従兄弟を見たら、
鼾をかきながらギンッと両目を開いてこちらを見ていてビビッたw
ラグクラフトはいまいちのような・・・
一番衝撃を受けたのは「吸血鬼カーミラ」かなあ
おもしろさ、という意味では吸血鬼ドラキュラの方が
エンターテナーって感じで上だと思ったが
カーミラは、なんとも淫靡な雰囲気があってよかった。
衝撃というかインパクトを受けたのが
オスカー・ワイルドの「サロメ」
人間は必ずしも道徳的に立派とか理想的な人物像にばかりを目標とするものではなく、
時に非道徳で残酷で醜いものに異常な情熱を向けることがあるのではないか
しかも「正しい」目標以上のエネルギーを持って・・
などと思ってしまいました
ちょっとスレ違いかな・・スマソです
237 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/20 13:57 ID:3hFU0yr5
>>228 >>220です。村田基を好きだと言ってくれる人がいて嬉しい。
周りにいないんだよね。てか、ホラー小説好き自体がいない(^^;)
吉村達也はそうなんだよね、だんだん展開が似てきた。それでも好きなんだけどね。
たぶん感性が似てると思うから、実はまだ読んでない「先生」も読んでみるよ。
あと、
>>226の言ってた「スイッチ」も。
238 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/20 13:59 ID:3hFU0yr5
↑間違えた。自分は220じゃなくて
>>223でした。
映画のせいでかなりアレだったけど、俺「リング」最初に読んだ時、
ビデオのまばたきに気付く瞬間の描写読んですごくぞっとした。
あとは黒い家読んだ時に、主人公が例の真寿美に思えてきて
あいつが足引きずりながら迫ってくるシーンとか超怖かった。
鈴木光司は描写力あるよなー。
想像をかき立てられる書き方が上手いと言うか。
241 :
犬:04/07/20 17:44 ID:mgtlaL/H
ここで推薦されているのを見て「墓地を見下ろす家」を読んで見たよ。
たしかに、マンションからドンドン人が出て行ってしまうくだりなんか
ゾッとしてしまうんだけど、やっぱ自分的には、こういうことが起こりうるか
(つまりトラックが○○たり、マンション全体が陸の○○○になったり)
ってことを考えてしまうと、アリエネーって思ってしまうんだよね。
(自分がもしああいう状況に陥ったらどうするかというと、屋上で
ノロシあげて、誰彼かまわず呼ぶね)
それと、個人的にはお墓って、誰かの手が入っている限り、正直あんまり
怖くないと思うなあ。きちんと葬られているわけだから。
で、自分にとって、最高に怖い小説というのはすぐには思いつかんが、
読んでてゾーっととりはだが立ったのは、阿刀田高の「紐」と、
カッツの「恐怖の誕生パーティー」かなあ。
242 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/20 17:51 ID:KvQd2qHD
黒い家!
やっぱ人間が一番こえー。
243 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/20 18:17 ID:CdPxUh8o
リングが怖い。その次は天使のサエズリ…。貴志ゆうすけは好きだよ。
怖さもグロさもなくて、ホラー小説としてはまるでだめなんだけど
ブリジット・オベールのジャクソンヴィルの闇
なんか読みたかったものが読めた感じだった。
キングのようにまわりくどくなくて、おいしいシーンだけ書いてるみたいな。
やっぱ「猿の手」がダントツに怖いなあ、おいらは。
ベッタベタで申し訳ないんですけど、「フランケンシュタイン」
婚約者がアレされる前後の流れが未だにぞくぞくする。
出版社によって微妙に翻訳が違うけど、角川版が一番お勧め。
>>223 村田基、私も好きです。透明感のある狂気って言うか…。
>>240 カッツを挙げてくるとは実に玄人好みのセレクトですね。
怖さではリングがよかった。らせんとループはあんまりだけど
呪怨 ボイス 着信アリ とかは何かイマイチだった。
どっか根本がリングと被ってるような。要は二番煎じっぽかった
あとはキングものも怖くは無いけど文章上手いから単純に面白い。
ホラーではないかもだけど 中井拓志のquarter mo@nっての面白かったよ。
新興住宅地のガキが殺されてく話。よくネットの掲示板使ってる人は面白いかも。
quarter mo@nは確かに面白い
あの人の作品は俺的にはハズレがなかったな
レフトハンドも面白かったし
一番反吐が出た小説で 桐生祐狩「夏の滴」ってのがあった。
読み始めて不愉快になって読んでる途中気持ち悪くて
読後二時間を返せハゲってなった。
怖いだとか度が外れてるとか異常だとかいう小説は好きだけど
何故かこれは心の底からクソだと思えた。
漏れの嫌いな小説ランキング今んとこダントツナンバーワンなので
いっぺん読んで欲しい。
日本ホラー小説大賞とかとってて、皆こういうの面白いのかな?って思ったので。
251 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/21 03:02 ID:m2dG71BM
小野不由美の“悪霊シリーズ”
あれはピンクの背表紙で出したらあかんでショー。
初めて読んだのが消防の頃…
トイレに行けなかった…
お勧めは『悪霊がいっぱいで眠れない』
ホワイトハートのも怖かったけど。
シリーズ再開してほしいなぁ。
>250
自分も桐生祐狩の「夏の滴」駄目だった。
別に不快とは思わなかった。
むしろなんか底が浅く見えた。
物語は収束させずに中途半端な終わり方だし
物語の鍵となる植物占いも場当たり的な設定だったし。
まあえぐい描写が好きな人は好きかも知れんけど。
底の浅さでは和田はつ子最強
和田はつ子のはホラーじゃなくてミステリーだよね。
むしろグルメ小説として売った方がいいと思う。
つかこの人後出しジャンケン得意だね。
255 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/21 11:07 ID:nZnJCHmD
乙一の「死にぞこないの青」
読んでる途中、吐き気がしたよ。
津原泰水『妖都』
ストーリーの起伏はないんだけど
町がどんどんゾンビみたいな人たちに
浸食される描写が神秘的でいい!!
257 :
(s・。・s):04/07/21 12:06 ID:xmVpnw/I
清原の連続HR
258 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/21 12:38 ID:ZB4WR+NI
鈴木光司の「仄暗い水の底から」
ヨットが立ち往生する話の、船底の状態を想像して鳥肌が立った。
小学生の頃読んでた学校の怪談シリーズは怖かったな。
今読んでみたら全く何ともないけど。
>>258 映画版はつまんなかったっぽ。
260 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/21 14:58 ID:ZB4WR+NI
子供の頃最高に怖かったのは、日本の幽霊大図鑑っていう
フタミから出ていたポケット図鑑だなあ・・
漏れの5歳の誕生日に婆さんが買ってくれたんだが
(今考えるととんでもない婆さんだ)
鈴木豪人先生のイラストが素晴らしすぎて正視できなかったよ。
ttp://www.skz.or.jp/kazu/jpnyuurei.html トラウマを共有しているヒトが結構いるみたいで、ヤフオクに出ると
一万円近くまで競り上がっちゃうんだよね。また読みたいんだけど。
小説からずれちゃったね。スマソ
>>259 映画でやったのとは別の話だと思う。
「仄暗い〜」は短編集だから。
多分読んでる人が少ないと思う作品紹介します。
「幻日」福澤徹三
誰でも知ってるであろう実話怪談系の話をうまくアレンジした
短編集です。淡々とした文章が物語とよくマッチしてます。
落ちを曖昧にさせていますがそれがまた読者の想像力を書きたてます。
創作小説好きも実話怪談好きもどちらの人も楽しめる内容です。
「犬女」中村ウサギ
叙述トリックがうまいです。こちらは都市伝説とか好きな人が
喜びそうな内容です。現実と虚構が曖昧になっていく様は
圧巻です。
264 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/21 20:34 ID:qFZQL8Y8
>>264 その「浮遊する水」は貯水槽の中に女の子の死体があるかもって話だろ?
>>258が言ってるのは、ヨットのプロペラに
男の子の死体が絡まってた話じゃないのか。
>>262 そうなんだ。
そっちのを読んでみたいものだ。
「墓地を見下ろす家」ばっかり良い評価みたいだけど「死者はまどろむ」も俺的には良かったよ
『むみい様』とか言ってミイラを崇拝している田舎の村に別荘を買った家族の話
段々壊れていく家族…閉ざされた村での恐怖。
怖かったよ…
で、崑央の女王は読んだ事無いんだけど、どうなの?
買おうかなって思ってるんだけど…
「崑央の女王」
自分は面白かったと思う。朝松健の世界が好きならおすすめ。
ここ見ていたら「墓地を見下ろす家」というのがよく目についたので、
そういえばブクオフで見たことがあるタイトルだなぁ、と思い、
105円で買ってきました。時間がある時にゆっくり見ようと思います。
「暗い森の少女」は昔読みましたが、グロくて駄目でした。
動物が殺されるのとレイープなどが入るやつは嫌ですね。
同じくフィリップ・マーゴリンの「黒い薔薇」もスカトロっぽい表現があり、グロな感じが
ストーリーより際立っていて駄目。
やっぱり怖いのは和モノがよさそうですね。映画になると駄目っぽいらしいですが。
洋モノはディーヴァーのものとか「警察署長」とか超常現象がないものの方が
スピード感がある分いいかな。
ミステリーとかホラーとかにはまるきっかけになったのはやっぱり横溝ものが
原点だったと思います。昔の古い因習がベースにあるのでそういうのが好きですね。
血が多かったりただ残虐なだけのホラーは苦手。
>>263 俺も福澤徹三好きだなあ。その人はホラーでは他に
「怪の標本」「廃屋の幽霊」、実話系で「怪を訪く日々」
と出してるけどどれもイイ!文章が自然で怖さがじわりじわり
来るんだよ〜。この人は作家として非常にうまいと思う。
271 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/23 14:15 ID:Banuffhp
「ドグラマグラ」
「墓地を見下ろす家」俺は全く面白いと思わなかったな。
安直に怖がらせる為の状況作ってるのバレバレで萎え。
結局何一つ謎が解明されないまま終わるのも反則だろと思った。
マシスンの地獄の家かな
ありきたりだけど、屋内ホラーでこれ以上はないと思うよ
直接的な怖さとかグロさはないんだけどねー
でもなんか一番好き、タイトルもいいし
>272
そーそー!同意でつ。作者に有利な設定っつーか。
あまりにも底が浅くて最後のほうは笑えた。できそこないのホラーはお笑いと紙一重。
275 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/23 19:51 ID:LA2l9Zft
墓地を見下ろす家って幽霊がビーム攻撃してたよな、確かw
今日読み終わったキングの短編集「幸福の25セント硬貨」に
載ってる「ゴッサムカフェで昼食を」が結構きた。
何の脈略もなく襲い掛かる狂気にガクブルしたっす。
276 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/23 19:57 ID:b2UNMg9F
長坂の「寄生樹」が作者死亡説が流れて怖かったな
何一つ解明されないで終わるの反則か?
何百年も昔の志怪小説の頃から、『結局あれが何であったのか分らなかった…』
で終わる話はいっぱいあるよ。
「聊斎志異」とかにも、説教臭い説話の中に、そう言う話が混じってて
そっちの話の方が不思議な感じがして萎えるどころか、面白いよ。
ゲームでもSF小説でもミステリ小説でもないんだし、理不尽な設定は有りだろ
ホラーなのよホラー!!
>>213、216
「おしまいの日」読んでみました。
主人公の女の人に軽く
共感してしまった自分はやばいのでしょうか??(((((( ;゚Д゚)))))
>277
反則と、反則を感じさせない話の両方あると思う。
墓地家の場合、明らかに前者。何ひとつ解明されないので何ひとつ説得力を持たない。
こんなんありえないじゃん、バッカじゃねーの( ´_ゝ`)プッ、で終わってしまう。
早い話、リアリティ無さ杉なんだよな。
これをホラーと銘打たず、もう一つ二つ殺人事件や失踪事件をうまく絡めれば、
たとえ心霊の解明・種明かしなしでも「ミステリーなのに怖い小説」として
名作になったかもしれないので、残念といえば残念。
>279
たしかにそうだな。
自分も「墓地を〜」は散々こういった場所で絶賛されてたのも
あるだろうけど読んだ後どこが面白いのかわかんなかったわ。
なんか思いついたことをそのまま書いた感じで・・
特に助けに来てくれた人があんなふうになって
その後毎回助けに来てくれた人があんな風になるのかってのが
一番疑問に感じた。
>特に助けに来てくれた人があんなふうになって
>その後毎回助けに来てくれた人があんな風になるのかってのが
あれか、オシシ仮面みたいな話なのか!
282 :
280:04/07/24 02:23 ID:gomMJP2Q
>281
オシシ仮面ってなんだ?と思って調べた。
のび太が来週のマンガの内容が知りたくてどんどん未来へいく
あの話のマンガのキャラがそうだっけ?
まあそんなかんじ。この人たちがああなっても
痕跡が残ったらまたそこに別の人が助けに来るだろうと疑問に
感じたわけです。
283 :
279:04/07/24 14:42 ID:WN7uAh/j
>特に助けに来てくれた人があんなふうになって
>その後毎回助けに来てくれた人があんな風になるのかってのが
俺もその設定に「ありえね〜だろ」ってツッコんでしまった。
ありえそうな設定の隙間から垣間見える恐怖を描いてこそ真のホラー。
(そういう意味で俺はリング〜らせん、は結構好き。)
むしろ普通にぐちゃってるのを目撃した人から通報があって警察やTVが駆けつけて
上空にはヘリがもりもり飛んで大騒ぎになっている、として
そこに向かって助けを求めても「なぜか」誰ひとり自分達に気づいてくれないヽ(`Д´)ノウワァァン
とかのほうが怖いと思った。
ラヴクラフト「宇宙からの色」かな
徐々に汚染されていく農夫一家とオチが不気味だった
鼠ってわりとつまらなかった
『夏と冬の奏鳴曲(ソナタ)』麻耶雄嵩
ミステリィだし、ミステリィとしても極端なアンチか信者しかいない異端作なんだけど、
作中にゾッとするシーンが多々あり。
足元にいきなり穴が開いたような感覚を活字で味わった数少ない作品。
某キムチとパクリの国の俳優とは何の関係もありません。
>>286 本屋さんで「夏と」の部分の文字を隠してディスプレイしたら
バカ売れの予感
288 :
本当にあった怖い名無し:04/07/28 21:09 ID:WCyC/Yu4
衝撃というよりも、読んで激しく後悔したのが
J・ケッチャム「隣の家の少女」
ホラーはいろいろ読んだけど、あそこまで鬼畜な本は初めて。
読み終わって吐き気と後悔のみが残った・・・
ソッコウ捨てました。
『黒い家』でホーラー小説にハマった。で角川ホラー色々読んだけど
やっぱ『黒い家』が一番よかった。映画化無かったらもっと良かったのに。
短編では玩『具修理者』かな生々しい描写と落ちが◎。同作家だったか
『密室・殺人』も激しく良かったよ、陳腐なミステリーみたいなタイトルで
買うのためらいましたがオススメです。
ホラーじゃ無いけど『アルファオメガ』もカッコイくてオススメ。
>>289 あんたとは小説の趣味があいそうだ
俺も小林泰三大好きだ!!
>>289 『玩具修理者』一応訂正。
あと『密室・殺人』『アルファオメガ』三つの作者は(小林泰三)
小林泰三いいよねえ。ホラーも良いけど、個人的には
SF的な話が好き。「海をみるひと」とか最高。
ちなみに作者名は「たいぞう」、ではなく「やすみ」と読みます。
中井拓志の本が好きで
「クォータームーン」と「レフトハンド」は楽しめた、
まだ読んでないんだけど「アリス」ってどう?
>293
自分はまだ未読だが「角川ホラー」のスレでは
あまり評判はよくなかった。
なんか脳内で何たら…とか何次元とか分かりにくい話らしい。
それと自分も中井は「クォータームーン」好きだ。
掲示板でのやり取りとかそれぞれの駆け引きが読んでて面白い。
アリスはホラーってよりはファンタジーみたいな印象を受けたかな、俺は
別にファンタジーものじゃないんだけどね
レフトハンド>クォータームーン>アリス
てな感じだな
でもハズレではないと個人的には思う
天使の囀りとかって映画だったら凄い面白いのに
>>296 冒頭のアマゾンロケとクライマックスの虫とか人体の
SFXがしょっぱいと、それだけでしょっぱい映画になりそうだから
ハリウッドで映画化してほしい。
ハリウッドだと人間ヒョウタンがエイリアン2のごとく襲撃してくるからだめ
名前忘れたけど科学者役は阿部ちゃんがいい
かげろう日記
リアル鬼ごっこしか考えられんな。
生まれてはじめて味わうほどのものすごい衝撃を受けたよ。確かに。
>>300 確かにあれは衝撃的な作品だった
いろんな意味で
「姉飼」はどうですか?
やっぱキングかな?ペット・セメタリーは怖悲しく
思い返すたびに胸に来るものが
昨日「屍鬼」読み終わったけど読んでてずっとキング臭がしてて
キングみたいな小説書きたいのかこの人?と思ってたらオマージュだったんだ
まったく怖くなかったけど、ファンタジー?
もうちょっとタイトにして、ホラー描写を掘り下げてくれたら良かったな
敏夫が祭りの境内に向う処からそれに続くシーンとかカインの解釈は
好きだったけど
>>277のいう
>何百年も昔の志怪小説の頃から、『結局あれが何であったのか分らなかった
キングが「IT」をそれでまとめてくれれば間違い無く俺の中の最恐小説に
なってたのに…あのピエロは今でも怖い
ってキング信者みたいだな俺
キングだったらロングウォークがいいな。
バトロワはあれのパロディ小説かと思った。
それともオマージュなのか?
死のロングウォークは最高だね
でもホラーっていうと違うんだよなー。
中身は一緒でもバトロワとは全然違うね
ちょっと古典的すぎるが、ゴーゴリの「ヴィイ」。
主人公、かわいそう杉。なんの落ち度もないのに。
基本的にゴースト系が好きなので・・・。
>304
バトロワの作者がキングにインスパイアされたってインタビューで言ってたよ。
赤川次郎の白い雨。
ひたひたと怖かった。
「墓地を見下ろす家」読んでみました。
ラストの方は書ききれなくなったんですね。
少し苦しい終わり方でしたけど、88年の
作品だと考えると革新的だったかもしれません。
「リング」以降は怖さにこだわったものが多くなった
と思います。それにしても「悪魔の棲む家」の
影響をもろに受けていたような気が・・・
日本のものは字が大きくて気軽に読めるのがいいです。
洋モノは字が細かくて長いので最初がつまらないと
読むのをやめてしまうことが多いですね。
それでも洋モノの方を多く買っていますけど。
とりあえず、また日本ものの「赤いべべ着せよ・・・」
と「怪の標本」というのを買ってみました。安かったので。
310 :
猫:04/08/02 04:31 ID:p7DAuOF5
惨殺の野獣館・・・鬼畜・・・
アーサー・マッケンの「パンの大神」かな
心の底から胸糞悪くなる感じが良い。
アーサー・マッケンは、あのラブクラフトが影響を受けた、
というだけあって気持ち悪い話が多いね。
ラヴクラフトを楽しみながら怖がるためには
ある程度の知識と想像力が必要だよね、と
ラヴクラフトつまんないと言ってる奴を見て思った。
あの肌の表面から意識の底にざわざわと訴えかける気持ち悪さが
味わえないなんてもったいない。
それと恐い小説はある程度感受性の多感な若い頃に読んだ方がいいね。
年とるとあまり恐いものもなくなってくるから
>>312 「怪奇クラブ」なんか良いね、薬で溶ける話とか。
でも気持ち悪さではダントツで「パンの大神」だな。
それからホジスンの短編はどれも秀逸だと思う。
朱川湊人「都市伝説セピア」
川崎ミュージアムの幻獣展で河童のミイラの現物見たら
「アイスマン」のラストを思い出して背筋がぞわっとした。
あのミイラも、ひょっとして・・・
>>302 「姉飼い」自体はそれほど悪くないが
他の話がつまらなすぎて一発屋臭がぷんぷんする。
「姉飼い」自体が20分程度で読めるから立ち読みをお勧めします。
318 :
302:04/08/03 19:46 ID:bbbkkWqy
>>317さん
どうもありがとうございますー
立ち読んでみますw
ホワイトハウス
なんじゃこりゃ
全部既出なんですが
「屍鬼」
じわりじわりと真綿で締め付けられるような恐怖がありました。
あと、なまじ生前と知性・性格等が変わらない為に殺される時の恐怖はもう・・
「リング」
ビデオに降りる闇がまばたきだと分かった瞬間は鳥肌立ちました
「人間椅子」
小学生の時読んだけど、読んでる途中座ってる椅子確認した記憶が
ゲームでは「SIREN」が怖かった・・・
「SIRENマニアックス」って読んだ人いるのかな?
おもしろそうだったら買ってみたい
>>320 SIRENマニアックスはその名の通り、素人にはおすすめできない。
SIRENにどっぷりハマって、さらに数々の謎の真相を知りたいと思うなら買うべし。
ファンブックみたいなライトなノリではなく、むしろ解説書みたいな感じ。
322 :
猫:04/08/06 07:52 ID:otSXHU98
復習の野獣館
催眠
323 :
本当にあった怖い名無し:04/08/06 13:39 ID:b1g1KqkQ
324 :
本当にあった怖い名無し:04/08/06 16:57 ID:2yc1x9VI
いまさらだけど「着信アリ」を読んだ。
映画も見てません。
最後の意味がわからなかった・・・
取りつかれた女に男は殺されるってこと??
325 :
本当にあった怖い名無し:04/08/06 17:45 ID:l44eNfpf
椎名誠の「箱の中」と「ねじのかいてん」「いそしぎ」お薦め。
「いそしぎ」はホラーじゃないけど悲しくて好き。
326 :
本当にあった怖い名無し:04/08/06 18:05 ID:oy2qD2of
ありきたりだけど「リング」の、えーと名前わすれちゃったけど処女の女性が
身ごもっちゃって屋上で貞子産んで孤独に死んでくくだりは…(T-T)
亀レスだが
>>289-292 小林泰三ファンがいて嬉。何か一線を超越したようなストーリーがイイ。
328 :
本当にあった怖い名無し:04/08/07 15:31 ID:frq1Gm+P
吉村達也の「文通」が好きだな
329 :
本当にあった怖い名無し:04/08/07 15:37 ID:h5KdCA9f
昨日友達の家で着信ありみました。(デーブイデーも)
最後やっぱり意味ワカラン。
女の人は殺されたの??
メニューも怖かった。
イキナリ女の子が歩いてきて、水沼家の1日って出てきて、ビビッ太。
ボリューム1.2って書いたのもあって、続き?と思いつつ見ようとしたら
「15歳以下は〜」って出てきていきなりひいた。グロイのかな?
見た人どんなだったか教えて欲しいな・・・・・
新津きよみの「女友達」がこわ面白かった。
331 :
かいかい:04/08/07 15:43 ID:8Ozu7BjE
↑は何人いるんですか?
オマージュって表現は都合よすぎて好きになれない……
「屍鬼」も「バトロワ」も、キングのコンセプト丸パクリしただけだよね。
バトロワに至っては、「ロングウォーク」のいいところを全部切り捨てて
暴力表現だけプラスした感じで、かなり萎えたよ。
まあそれはともかくとして、キングの短編集に入ってる「霧」(むしろこれは
中編だけど)がものすごく好きです。
ホラー物にはまるきっかけになったのは
小学生のときの読んだレイ・ブラッドベリの短編『骨』だった。
今読んでも結構怖い、というよりなんか嫌。
短編で怖いのって、あとあと残る。
>>333 あれ?
その話って、骨の中身をちゅうちゅう吸い出す話?
なんか子供心にすごくおいしそうなイメージだけのこってる。
>>332 霧なら霧でジェームズ・ハーバートのほうが面白かった
キングはやっぱ子供時代がメインの話でこそ本領発揮だよ
>335
あ、それはあるねー>子供時代最高>キング
ドリームキャッチャーとかは、子供時代のところ「だけ」読みたいとすら本気で思ったし。
教えて頂いて「D-ブリッジ・テープ」読みました(絶版だったんですね)
なんというか、泣きました
美しき刹那・純粋な残酷さ・・って感じ
すごく好きな内容でした
教えて下さった方、ありがとぅございました
↑スマソです
絶版本は別のでした
339 :
本当にあった怖い名無し:04/08/08 19:51 ID:oht8qZfN
S・キングの「デッド・ゾーン」
予知能力の悲哀を書いた作品で、ホラーではないが
作中で、予知能力を持つ主人公が、
流砂にのみこまれて死んだ人の遺物に触れて
その人が死んだ瞬間をフラッシュバックとして体験する場面がある
その場面が凄い苦しそうで、読んでて発狂しそうになった
後、厳密には小説じゃないが
小泉八雲の「死骸にまたがる男」
ありふれた怪談話かも知れないが、想像すると怖すぎ
キング話に便乗。
ペット・セメタリー泣きました。あれはきつい。ほんとにきつい。
息子との凧揚げシーンの後にあれが来て、もう言葉にならないほど
辛くて、本気で泣いた覚えがあります。
ペット・セメタリーは泣けるね。特に子持ちの親にとっては。
恐怖云々より家族を失う事への恐れが胸に染みる。
そういえば
キングの娘さんが病気かなんかで亡くなって
それでキングが引退したという噂を聞いたけど本当なの?
本当だとしたら悲しすぎる・・
>>337 D-ブリッジ好きなら同じく沙藤一樹の「プルトニウムと半月」も
楽しめると思うよ。まあこれが絶版本なんだけど・・。
中古で見つけたら買った方がいいと思うよ。
ちなみに長編だから中盤はややだれ気味になります。
けどラストに向けての怒涛の展開はこの作者の成長振りが
よく分かります。
>>342さん
はい!
「プルトニウムと半月」も頑張って手に入れました
「D-ブリッジ・テ−プ」がデビュー作だということなので(←勘違いカモ・・)
こちらから読んでみました
早速‘怒濤の展開’を楽しみに読んでみます
どうもありがとぅです
>>343 じゃあもう一冊、「X雨」もどうぞ。あと一冊、ハードカバー
で短編集も出てたな…タイトルは何とかのアリス、だったと思う。
この人はじょじょに作家として成長してうまくなってる人だと思う。
新しいの出すたびに面白くなってるのでなかなか良いのではないかな。
…逆の人もいるけどね。某恩田とか。
>某恩田ワロタ。
昔(小夜子とか)は良かったのに。
>>344 短編集は「不思議じゃない国のアリス」だったと思う
猿の手:小学校の時
Q&Aは割と面白かった。
序盤みたいな感じで最後までやってほしかったけど
349 :
本当にあった怖い名無し:04/08/09 22:55 ID:LvmmBbBm
乙一は読んでて気持ち悪くなったよ。
でも、一番ショッキングだったのは小学生の時に読んだ「怪奇植物トリフィドの侵略」
タイトルうろ覚えだが。夢に見て泣いた。
>>344タン
「X雨」も紹介していただいて読みました。小林泰三も好きです
沙藤一樹の方がアーバンな感じがするような・・(個人的意見デス)
あと、「レフトハンド」「quarter mo@n」も買ってあります
>>346 「不思議じゃない国のアリス」?これも早速読んでみます
>某恩田?w
まだ全然詳しく無いのでこちらのスレを参考にさせて頂いて読破したいと思います
ありがとぅございました
>>350 某恩田はw昔のやつを読むと良いよ。「六番目の小夜子」
「球形の季節」「不安な童話」あと創元から出てるやつは
軒並み面白いと思う。最近のは逆にお勧めしない…。
上でも書いちゃってるけど、小林泰三なら「海をみるひと」
は読んだかな?このひとらしいホラグロではなく、なんとなく
爽やかなで切ないSF話が満載で、また違う一面が見れて良いかも。
弟切草シリーズ
「作者が死亡」をマジ信じちゃってその日眠れなかった。
RPGの存在信じちゃっタァネ、一瞬。次の日に死んでないって分かってホッとした。
でも文面キモいからそれ以来読んでない。
天使の囀りも面白かった。最後はやっぱりホラーだと。。。
バイオホラー系の面白い小説知りませんか?二重螺旋〜みたいな。
そっち系の小説は極めたつもりでいるんだけど、まだまだありそう。
後、アルファオメガって面白いのかな。表紙見て「ウホッ、カッコイイ」って思ったけど値段見て
断念した、2.3日前に。買ッテミヨウカナ。。。
>>352 バイオ系ホラー…洋ものならいろいろありそうだがなあ。俺はあんまり
読まないので、取りあえず「パラサイト・イヴ」を挙げておこう。俺は
「ブレインヴァレー」に衝撃を受けたクチだが。
「アルファ・オメガ」は…なんつうか、ハードSF調クトゥルー風味の
ウルトラマン小説版だよ。この説明でOKなら買ってみてくれ。
>>352 バイオ系ホラーって言うと上で挙がってた「レフトハンド」は面白いね
「アルファ・オメガ」はホラーと言うより荒唐無稽SFと言う感じ。まんまウルトラマンだしね
山田正紀の「ナース」とかクーンツの「シャドウファイア」もこのジャンルだろうな。
と、いうかこのジャンルとモンスターパニックモノって紙一重な感じが……
超絶マイナー(でも最近復刊したみたい?)ハリー・クレッシングという作家の「料理人」。
あらすじだけ書くと料理漫画みたいに聞こえるけど、古くからその地方を統括していた名門の
家に放浪の天才コックがやってくる。コックは絶品料理で一家を虜にし、ライバル名門家をも
一緒くたに魅力に引き込んで、最終的には名家の娘とケコーンしてその地方の城をゲット。
もちろん人肉料理とか魔術とかゲテモノ料理とかでは一切ない。まともな料理で実際メチャ旨そう。
初読のとき、マジでホラーだと全然気づかなかったぐらい。
でも、冷静に読み直すと、料理の腕だけで人の心を虜にして彼らの人生を自在にコントロールして
いくコック(太らせたり痩せさせたり病気にしたり健康にしたり殺したり……)がめちゃめちゃ怖い。
いまだにこっそり愛読書。
バイオホラー系だとどうしても「レフトハンド」「二重螺旋〜」と比べちゃうなぁ
HYBRIDもバイオホラーだと思うけど、後味が最悪に悪い
アルファオメガは文庫でも出てるみたいだし
そっちならハードカバーよりは買いやすいんじゃないだろうか
バイオホラー・・・『陵辱の魔界』・・・
358 :
352:04/08/11 02:00 ID:nTeh7TS4
レスイパーイw皆ありです。
HYBRID&陵辱の魔界は知らなかった。ウシ、探してみよう。
レフトハンドは面白かった( ´∀`)
最初の方のハンバーガー、やたら美味しそうだっタァネ。
アナザヘヴンも良さげですよ、皆さん。2ちゃんも出てくるし
>>351タン(IDが月だ!)
たくさん教えて頂きまして、どうもありがとぅございます
「海をみるひと」に得に興味を持ちました
説明が上手なのでm全部面白そうに思えますw
またよろしくお願いします
>>359 「海を見る人」自分もお勧め。
山頂と海辺では時間の流れが違う(高度によって時間の速さが違う)世界でのお話。
どの話も大人の童話って感じかな。
ハードSFとしても楽しめるらしいけど普通の話としても十分楽しめるよ。
>>349 トリフィド、懐かしいですね〜
中学のとき読みましたよ。
タイトルはそれでOKです。流星を見た人が全員盲目になるところから
最初の自殺者が出るところなんてショッキングでした。
敵そのものはそれほど強いわけではないのに、人間同士のいざこざによって
破滅を招く様はロメロ監督のゾンビシリーズに近いコンセプトかと。
同じシリーズで同じ出版社から出ていた『不死販売株式会社』も面白かったです。
人が死んだ後、どうなるのかが科学的に証明され、
寿命をやりとりできるようになった世界において命の重さがどう扱われるのかを描いていて
今読んでも楽しめると思います。
>>360タン
「海を見る人」って時間の観念の話ですか
すごい面白そうですね!!
小林泰三の「玩具修理者」におさめられていた
「酔歩する男」の時間の話がとても好きだったので
「海を見る人」も楽しめそうです
いろいろお勧めして下さったみなさま、どうもありがとぅです!
363 :
本当にあった怖い名無し:04/08/12 00:09 ID:fY6BEqiB
自分が印象に残っているのは短編ではクライブバーガーの『腐肉の実験』
とキングの『生き延びる奴』です。
長編では同じキングの『痩せゆく男』とやはり有名な『リング』かな?
リングは映画化する前に読んだので衝撃的でした。
364 :
本当にあった怖い名無し:04/08/12 00:31 ID:RA/wQ2Fs
レフトハンド!
GOOD!
隣の家の少女
読み終えた後、しばらく手が(((( ;゚Д゚)))ガクブルした
昔アメリカで起こった実際の事件がモデルなんだよね?
>>361 懐かしい本の話が出てきたので横入りさせていただきます。
あれは中学生くらい向けのSF小説シリーズでしたよね。
ウエルズの宇宙戦争とかメジャーな本も混じっていたと思います。
【不死販売株式会社】は面白かったですねえ。
今でも読む方法ありますかね?出来れば大人向けバージョンで
自己レス。
早川書房から文庫で出てますね。
しかもフリージャックとかいう映画の原作にもなってる。
映画はあんまり評判良くないようですけども。
だからドロシー帰っておいでってどんな感じ?
>>363 生き延びる奴は『骸骨乗組員』の中の短編でしたよね?
日記の最後の日付がおかしくなっていくあたりがガクガクブルブルでしたよ。
発見されたときにはチョコラータ先生みたいな姿になってたんでしょうね……
>>366 あは、知ってる人がいるんだなぁ……
他にも覚えているのは『大宇宙のスーパーマン』『惑星から来た少年』
『タイムマシン23000年(?)』『両棲人間』『海底二万リーグ』『宇宙戦争』
とか……たしか20冊くらいあったような……
『鋼鉄都市』もありましたね。
少年向けに簡略化されてるようなので、直訳本みたいなのも
おそらく存在するかと。
>>349 「トリフィド時代」はウィンダムとは違う作家が続編を書いているそうで
すね。誰だったかは忘れてしまいましたが…
>>366 地底世界ペルシダーとか無かったっすか?人間が催眠術かけられて
食われちゃうシーンしか覚えてないけど。サルが支配者だったような。
猿の惑星とは違うんだよね?
あとそのシリーズではないけど子供向けの怪奇全集みたいのが教室にあって、
ラヴクラフトが異色を放っていた記憶がある。。
あー
ペルシダー懐かしい!
確かターザンの原作と同じ作者でしたよね?
凹型にゆがんだ水平線とか、地下で生活する恐竜とか、そんな話だったような。
>>368 電波系メルヘン小説です。
主人公はごく平凡な中年の主婦。彼女は自分は幸せだと思いながらも
どこか満たされない日々を過ごしていた。そんなある日、痴呆症気味の
継母に赤い靴を渡される。「それを履いて小津さんに会いに行きなさい」
と継母は言う。その後から彼女の視点は日常から非日常の世界へと変貌していく。
彼女の視点では小津さんに会うためにさまざまな困難に立ち向かい仲間を増やして
いくんだけど現実ではそれは血なまぐさい殺戮が彼女によって行われていると
二重構造で話は進んでいきます。なかなか面白いです。
小林泰三は「本」て短編がものすごーく好き。狂気の描き方がほんとうにうまい。
ていうか狂気ってガクブルに恐ろしいのとあまりのことに笑えるってのとの微妙な
境界線上にあるんだなってのを、これ読んで思った。ある「本」を読んだ人が
次々におかしくなっていく話なんですが、壊れ方が凄いです。
あ、小林繋がりで……
ちょっとふるいけど、小林信彦「怪物が目覚める夜」もめちゃめちゃ怖いです。
テレビ局の人間数人が集まって、共同で架空のコラム作家を作り上げる。でも
人気出ちゃってテレビに顔出さなきゃならなくなって、その架空の作家役に
地方の売れない俳優をあてて演じさせるんだけど、その架空のはずの作家像が
その俳優をつかったことからどんどん暴走していって、作家キャラ捏造に
関わった人間を社会的に抹殺していく……という話。
ストーカーとかの概念が今ほどはっきりしてなかった時代に書かれた話だと
思うんですが、とにかく追いつめ方がとんでもなく怖い。
ここでちょくちょく話題に上るので小林泰三「玩具修理者」買って来て、
昨晩一気に読んだ。「酔歩する男」ってすごい好きなタイプ。
これから他の本も集めていこうかと。紹介してくれた人々、ありがとう。
キング物はなんちゅうか、表現クドくない?
翻訳のせいもあるだろうけど、どうもテンポが悪く感じてしまう。
ミザリーなんかは好きだしかなり怖いと思うけどね。
翻訳で読んでるの?>キング
翻訳だと書いてる人で当たり外れあり杉は確かにあるかも。ただ、意外と
原文も、どっちかというとくどい方という気もする……(比較してるのが
ミステリとか別ジャンルの小説なので断定はできないけど)
短編だとむしろちょうどいい感じ。Night Shiftとか好き。
It(の原書)はくどくて途中で投げちゃった根気なしです……(´・ω・`)
原書のクドさではラヴクラフトの右に出るものはいないでしょう。
とにかく関係代名詞の嵐で日本人には非常に理解しにくい。
379 :
376:04/08/14 07:10 ID:8KBVllEg
>>377 おお、そう思ってるのは俺だけじゃなかったんだ。ちょっと安心。
確かに翻訳で読んでるから翻訳者のせいもあるけど、
翻訳と関係無い所でもクドいよね。
>>378 確かにアレも強烈。でも一応一つの文章としてまとまってるからまだ大丈夫。
キングだと一つの事を表現するのに、
その文の途中でまったく別の文章を入れてくるからね。
下手すればそれが数段、数ページに跨って、
気が付くと、物語に全然関係無い人間の半生を読まされてたりするのが恐ろしい。
380 :
本当にあった怖い名無し:04/08/14 09:18 ID:9t3u/OCC
墓地を見下ろす家って読んでみたけど何か怖いっていうよりありえねーってのが強くて・・・
ダメでした。
児童書ばかりよんでるようだから一冊紹介します
平山夢明「SINKER沈むもの」
とっくに絶版だから手に入りにくいけど図書館にならあると思う
出版当時は他サイコ物の寄せ集め継ぎ接ぎと言われることも多かったけど
読む奴が読めば、守るべき者を守れない絶望感が最大の恐怖だとわかるはず
>>381 ちょっと絡んでみるけど、1行目は俺達に向かって言った言葉?
別に作家やジャンルに貴賎を付けるわけじゃないが、
平山夢明って「超怖い話」とかで日銭を稼いでる作家だろ?
レベル的に飛びぬけて上にいるようには、とても思えないのだが。
>>369 あれは、極限に至ってなお救われる事は無いと思わせる結末が怖いです。
>>381 キミはホラー小説読む前に、空気読んだほうがいいね。
>>381 平山夢明は面白いけど、そのファンは痛いな。
妙な選民意識を持ってるのがキモい。
ていうか平山ファンに限らず実話怪談好きって
こんなタイプの香具師多すぎ。
平山夢明面白いと思うけど、シンカーより先にサイコダイバーを
読んでたので劇的に!とまではいかなかった。
今日キャリーを読んだが、なんか映画のラストと違う?ような?
映画は子供の頃に観たから記憶があいまいなんだが・・・。
387 :
本当にあった怖い名無し:04/08/14 23:57 ID:2PrRgOXd
>>380 おいらも墓地を見下ろす家はありえなすぎてイラついた。
388 :
本当にあった怖い名無し:04/08/15 00:03 ID:OsO2SMoc
古いんですけど、赤川次郎の「夜」
怖くて面白くて、一気読みしちゃいました。
小野不由美「悪夢の棲む家―ゴースト・ハント 上・下」
こそりがくるよ…が未だにトラウマ、あと同作者の「くらのかみ」。
キングの短編で「浮き台」
浮き台の隙間から人が引きずりこまれていく描写がガクブル。
三津田信三「蛇棺葬」と続編の「百蛇堂―怪談作家の語る話」
蛇棺葬だけだと不完全な印象があるので、続けて百蛇堂も読むとわかりやすいかと。
百蛇堂の中の描写が怖かった。
>389
「ニクソンのVサイン」だっけ……?(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル…
クライブ・バーカーの『丘に、町が』
こんな情景、どうやったら思い付くの?って思った。
ちょっとオタ臭いけど、スティーブン・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』
キモヲタ少年が、トムソーヤ風な友人の出生から「悲劇的な」死までを綴った伝記、っていう体裁の
いわゆる現代文学なんだけど、ニューロティックホラーとしても秀逸。
特に、途中で語られる童話「クレヨンはチビて無くなってしまったが、彼によって描かれた絵の中で
永遠に生き続ける」が、エドウィンのその後の運命とシンクロしててガクブル。
中盤辺りから「冷静な伝記作家」の役目を逸脱して自己中に暴れ出す語り手も凄く不気味。
S・キングとかブラッドベリ好きな人は是非。
393 :
389:04/08/15 00:55 ID:r3KrkCjw
>390
そうです((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル >ニクソンのVサイン
指輪も通らないような細い隙間から、食われながら引きずり込まれるのを
想像するだけで怖かったよ。
いい本読んでる人多いですね。
>>347 > 猿の手:小学校の時
うーん、私は
『冷気』ラブクラフト;小学生のとき
ですた。
かなり精神的にダメージ受けた記憶があります@友人宅
大分、上のほうで上がってた殺人鬼は笑えました
>>395 怖いものと笑えるものって紙一重だからなぁ。
やりすぎは確かに笑ってちゃうよなあ。
寄生木のあとがきみたいなのは私も信じちゃって
おかんに「大変だ、どうしよう」とか言ってたw
でもやっぱりダントツは「黒い家」だなー。
話が恐いのもモチロンだけど、さいきん流行の
リングとか寄生木とかの、小細工が全くなく、
正当な恐さだった。
貴志の文才に、衝撃を受けました。
D-ブリッジ・テープ読んでみたけど作者が一番怖いね
猫に対する異常な敵対心
幼女に対する妄想
自傷行為
人格(ry
とりあえずこの本が燃えるゴミに決定
貴志は文章上手いよね。
クリムゾンはおもろかった…黒い家も今度読んでみよう。
>>398 確かにD−ブリッジ〜は狙いすぎてて面白いとは思わなかったけど
他の作品はそれなりに読めたぞ。
それとD−ブリッジ〜で異常とか言ってたらあまりホラー小説読むのは
お勧めしないなあ。D−ブリッジ〜って内容はえぐいけど文章は
ラノベみたいでそれほど怖いとは思わなかったし感情移入もしなかった。
沙藤と同じ賞をとった牧野修の「スイートリトルベイビー」はホラーの賞なのに
モラルに欠けるとか言わせてたりするしなあ。
まあこれは選考委員の考えが多少隔たっているのもあるだろうが。
401 :
398:04/08/16 01:15 ID:Zm3Sh7fD
>400
描写が残酷なのはそれほど苦手ではないんだけど、対象が弱い方に
向かう傾向がちょっと嫌な感じなんだよ。猫を使うのは常套手段だけど
意図的に使ったという感じはしないな。人間に対する憎しみとか上位の
者に対する憎しみが作り物にしては希薄な気がして、違和感があるなぁ。
でも意図してやったんなら非凡すぎるよ。他のものも機会があれば
そこに気をつけて読んでみたい。
>>400 そうか、それはすまなかった。
自分もそういった考えにか概ね同意だわ。
この人は若いうちにデビューしたから作品を表現する上で初期は作品内だけでは
伝えきれない部分が大きかったと思うんだわ。
けど最近は少しずつだが作品の中身にきちんとしたテーマを持つようになってきて
成長はしているはずだ」よ。
403 :
400:04/08/16 01:35 ID:JMhfZJNd
404 :
本当にあった怖い名無し:04/08/16 11:55 ID:9um4BHnb
墓地を見下ろす家、結構怖かった。
だけど殺人勤務医には負けるなー
主人公の医者を、初めは「こいつ何考えてんだ」と思って読んでいたが、だんだん
この医者と同じことをしたいという欲望が自分の中にあるのに気づいてゾクッとした。
殺人勤務医、気になってきた…。
自分は「ペットセマタリー」か「悪魔の嵐」が怖悲しくて衝撃だった。
後者は小説があったか忘れたけど。
>>「悪魔の嵐」
数年前にNHKで放送されたやつですよね?
今ぐぐってみたらあれは書き下ろしだったそうです。
おそらく未小説化かと。
キング「ダークハーフ」
ちゅんちゅんがああああああああああ
>>406 その通りです!
未小説化の可能性大ですか…そしたらスレ違いですね。
すいませんorz
でもあの救いようの無さはなかなか衝撃でした。
ジャック・ケッチャムすげー・・・
「隣の家の少女」「オフシーズン」(扶桑社ミステリー)一気読みしました。
「オフシーズン」の解説に笑った。
墓地を見下ろす家に自分も一票。
あと、ホラーではないけど”最後の宦官”凌海成著の中には幽霊話しが結構多い
いんだけど、ドキュメンタリーだけあって真にせまった怖さを楽しめるよ。
>>405 悪魔の嵐おもしろかったね。
予告みたら他のに比べて見劣りしたけど
実際見ると最高だった。もっかい見てーな
412 :
本当にあった怖い名無し:04/08/17 19:17 ID:W77aUiiq
ホラー小説って時間を忘れることが出来るんだけど
読んだ後にちょっとくだらないなあとかためにならないなあとか思っちゃうんだよな。
まあそれでも読んじゃうんだけどね。
413 :
本当にあった怖い名無し:04/08/17 20:06 ID:GMLAsxOv
414 :
本当にあった怖い名無し:04/08/17 20:10 ID:2TnOnZZ9
中島らも 『人体模型の夜』 好きだな。
怖さよりきれいな文章で読み飽きない。
みんな気が付いたら本棚真っ黒になってない?
中島らも…追悼…。チーン
カバー外して無くしちゃうので、本棚は殺風景だ
416 :
本当にあった怖い名無し:04/08/17 20:17 ID:2TnOnZZ9
らもさんらしいイイご臨終っぷりだったね。
カリスマという本を読んだことありますか?
最初の数十ページ読んだけど、
精神的につらくなって読むのやめました。
全部読んだ人感想聞かせて下さい。
リング。小学生のときに読んだ。
黒い家 怖かった
420 :
本当にあった怖い名無し:04/08/18 00:39 ID:9UOCuz0S
『フリークス』 綾辻行人
聖書 だろうな、、、
誰かも言ってたけど黒い家のサチコがマスミに見えたってのには同感。
黒武 洋「そして粛清の扉を」
は最初バトロワみたいに思ったけど、女教師に殺す人質として選ばれるの生徒の緊張とか、女教師が罠を仕掛ける狡猾さにハラハラした
最近どれを読んでも怖くも面白くも無くて。
屍鬼は坊さんの思考が受け入れがたいし、雰囲気出そうという描写や技巧も単に冗長な感を受けた。
黒い家はストーリー展開には納得いくけど別に怖くなく、興味深くも無かった。
クリムゾンの迷宮は結構よかったかな。
小池真理子のは全然合わない。
何読もうかな…。
>>417 文庫になったら値段安くなるかなーと思ってて
いざ文庫版でても、値段たいして変わっていなくて愕然として
それからカリスマの存在を忘れていたよ
>423
心理的に揺さぶってくるというか、そういうのでしょ。
映画を探しても本を探してもなかなか見つからないよね。
実話系や都市伝説系は怖いだけというのはあるかも
しれないけれど、ストーリーを書いているわけではないから
なかなかないなぁ。本屋寄って探してみるかな。
今は「病院坂の首縊りの家」読んでいる。ホラーでも何でもないけど。
>>423 どれもこれも随分前の本だね〜。
そういう自分も最近は小林泰三くらいしか読んでませんがw
ここのスレで上がってたのを何冊か読んでみました
夏の滴・・・・普通でした。オチとガキどもが・・・・
蝿の王・・・・普通でした。
おしまいの日・・・・これも普通でしたが、なんか判る気がする感じでした
番外で海を見る人も読んでみました、切な過ぎます・・・・・
出来損ないのホラーより、遥かに凹む話でした
ホラーはやっぱり視覚で得る要素が最も大きいと思うから活字では限界があるような…
幼少時のトラウマとか、物語の背後をどれだけ読み取れるかという能力によって怖さも変わってくるかと。
よって漫画だったらいくらでもお勧めがあるんだけど。
『屍鬼』は前半は冗長だったけど、後半で屍鬼視点に切り替わるあたりから
どんどんスピードが加速していって最後まで一気に読みきったなぁ。
前半を乗り切れれば楽かと。
以前、1週間ほどの間にレクター博士もの全部とアナザヘヴンと殺人鬼を
一気読みしたことがあった。
本の内容はそうでもなかったが、それに影響された夢が凄かった。
キッチンの床に首のない死体。床下収納に生首。内臓でろでろ鍋はことこと。
なにしろ自分、色付き音付き匂い付き、食事もできればトイレも行けるという
臨場感溢れる夢を見るもので、もう・・・
430 :
423:04/08/19 00:22 ID:80W1raUx
>>425 そうなんですよね…なかなかこの本イイ!というのは見つからないですよねぇ。
あまりに有り得ない話や、狙いすぎな感じのは好みでなくて、
期待してはガッカリ…を繰り返してます。
私も本屋で何か探してこようかな。
>>426 ここで以前話題に出てた中から私が読んだものを書いたので、ちょっと
古かったですかね。
といっても、特に最新の物を読むという習慣が無いもので、常に
時代遅れな物を読んでいるのかも…。
>>428 屍鬼、私は前半の方が読みやすかったです。
途中から坊さんの行動が納得できなくなってイヤになってきた感じで。
私はダメだったけど、結構評判のいい作品のようですね。
活字だけでホラーとは難しいし、限界があるのかもしれませんね。
怖くて面白い本を見つけたら書きに来ます。
本当に面白いホラーは活字だと思うな。
映像で人を怖がらせるのはものすごく簡単だもの。
一歩間違うと単なるこけおどしになるし。
読み手の想像の中で展開する自分だけの世界、
ホラーをきっちり読みこなすには
読み手にもそれなりの素質が必要になるけどね。
ホラー文庫とか銘打っておいてミステリーやSFだったりするんだよね。
サスペンス、スリラー、ショッカー、ファンタジー、伝奇、怪物・・・・・
ホラーっていろんな要素が含まれるから簡単に区別はできないから仕方ないか。
「過去、そして惨劇の始まり」
「復讐×復讐」
なんかも扶桑社のミステリーだけど角川が出すとホラーになりそう。
両方ともいまいちだけどツボにはまる人ははまるんじゃないかな。
そういえば何かの短編集で海からやってきた女だったかタイトル忘れたけど
救助隊が海でおぼれた女を助けるがその女は船に乗っていなくて
次第にその救助隊員の家族に忍びよるっていうのが最近では一番だった。
福澤徹三
短編の名手。
独特の語り口で話がよく練られており
読後じわじわきます。
「再生ボタン」(幻冬舎文庫)
最近出たやつですが
お試しにどうぞ。
以前読んだものでは、
トマス・トライオン「悪魔の収穫祭(上・下)」
ダン・シモンズ「サマー・オブ・ナイト(上・下)」
なかなか面白かったですよ。最近ホラー小説読んでないなぁ…。
>>433 福沢徹三、新刊出てたんすか!彼のホラー著作は恐らく
全部読んでるので、早速買ってくるよ!産休〜。
ちなみに俺は「怪の標本」が一番良かったかな。
実話と創作の境界線があいまいな、めまいのするような
感覚がたまらないっす。
あひゃ
高橋克彦の『星の塔』っていうの読んでみた
民話をベースにした東北を舞台とした短編集
7つあるうち最後に残しておいたつまらなそうな最後のがちょっときた
・星の塔
・寝るなの座敷
は比較的明るい話
・蛍の女
謎解き?
・花嫁
・首継ぎ御寮
がホラーと言えるのかな
・猫屋敷
ときて
最後に子をとろ子とろで少しゾクッときた
実に嫌な商売というかなんというか
高橋克彦は長編ではドールズシリーズが好きだな。
(怖い系ではないけど)
短編ではタイトル忘れちゃったけど、生まれ変わりとか前世がテーマの話で、
「おまえ、豆っ子だろ!」ってせりふがあるやつ。ぞくっとした。
ストーリーが適度に深くて怖いのは遠藤周作かな。
雛人形の怖い話(「わが恋う人は」)とか。
>437
記憶シリーズですね
前世の記憶の解説によると小説は自伝が
含まれているそうですね
439 :
本当にあった怖い名無し:04/08/21 05:05 ID:bjCnBT8l
「黒い家」は面白かったなあ。これでホラーにはまった。
あと、ホラーじゃないけど安部公房の「第4間氷期」とか「人魚伝」も
薄ら寒くなるような感じでよかった。
髑髏島の惨劇は
ホラーになるのかなぁ?
ナンセンスグロサスペンスなんだけども
死んじゃったブレウィッチの監督は
これの映画をとってたのかなぁ?
442 :
437:04/08/21 14:14 ID:0qC8jDQM
>439
豆っ子、知ってる人ハケーン!!うれしいな。
443 :
本当にあった怖い名無し:04/08/21 14:55 ID:y1gCyRVi
小池真理子「墓地を見下ろす家」
なんともいえない息苦しさと、決して逃げる事の出来ない理不尽な執念に
ムカつきながらも俺の中では傑作でした。
444 :
本当にあった怖い名無し:04/08/21 14:58 ID:y1gCyRVi
それと、古典になりますが
岡本綺堂の短編集が大変よかった。
あまりにも有名な「木曾の旅人」をはじめとして。
やっぱりベタですが、リングが一番怖かったです。
キングやラブクラフトなども好きですが、
リングは日本人的な感覚で共感できるのが大きいですね。
446 :
本当にあった怖い名無し:04/08/21 15:14 ID:bjCnBT8l
>>442 人に何か怖い話してくれってせがまれた時とか
この話を、適当にはしょってよくしてます。
>>428 そうは言っても、小林の玩具修理者なんかは忠実に映像化するってのは
不可能なんじゃない?
赤ん坊をカッターで切り刻んで分解するって描写なんか特に。
448 :
本当にあった怖い名無し:04/08/21 15:28 ID:fJHZw5i7
『殺人鬼』検索かけたら過去レス当然あったなw
俺も同意。
俺は当時、ミステリー中心に読んでたんだが、先輩から、『一人二人の作家の物じゃなく、好き嫌いジャンル問わず乱読しなきゃ視野が狭くなるぞ(確かに食べたら意外に美味い、食わず嫌いもあるしな)』
との勧めを受けて、古本屋等で適当に本掴んで買ったりした時期に巡り合ったのがこれw
ろくに裏表紙の内容も見ずに、そのまま読み始めたわけで、頭がおかしくなりそうなったよ(苦笑)
読み終えた時の感想は、なんか怒りとかムカつきが来たかなw。俺の場合。
もうね、なんつうかオナニー見せられてる感じかな、男の。
不愉快、その一語に尽きるみたいなさ・・・こんなの読者に何が言いたいんだYO!と。
小6厨一のガキがエロ本読んでたらまぁ許容出来ても、殺人鬼だけは読ましたくないな。
>>448 禿同
殺人鬼は両方読んだが、あれは胸糞悪いな。
なんか、ただ殺してるだけ、グロいだけみたいな
あれは、「私グロいの平気なんだ」って言って自慢している
ような香具師は好きそうだ。
玩具修理者って短編の漫画になったよね?
漫画だと猫とか人間直してたんだけど、小説も同じなのかな?
>442
>446
悲しいような話でした
「おまえ・・・・・豆っ子だろう」
続きが読みたかった
「前世の記憶」高橋克彦 文春文庫 ISBN4−16−716408−6 476円+税
上にあった通りの題名でした
玩具修理者は映画にもなったぞ
どうせ原作よりも駄目になってるだろうから見てないけど
453 :
本当にあった怖い名無し:04/08/22 03:03 ID:gMFjekBn
>>449 小説も直してた思う。
けど漫画版とはラストが違うよ。
>>452 ホラーじゃなくてファンタジーにアレンジされてしまいました・・・。
森村誠一のホラーに昔ハマってた。角川ホラーから出てるけど、ホラーよりはミステリー寄りかな。人間溶解とか魔少年とか、とにかくすごく怖かった記憶がある。
それから、つい最近リアル鬼ごっこを読み始めたんだけど、既に読むのが面倒になりつつある。
あそこまで読むのが億劫な小説は久々。
内容その物は好みなんだけどあの文章はなぁ…。最後まで読めそうもない。
>455
森村誠一「魔少年」、俺も子供の頃ハマったよ!
あと「異常の太陽」とか。
(これはTVドラマ化された際の、強烈で不気味な絵の印象のほうが勝ってる気がするけど・・・。)
森村誠一って、「黒魔術の娘」だっけかな?
初めて読んだものが、魔術と関係ないところでオチが付いたので
それ以来読んでない。
ちゃんと、ホラーになってるのなら読んでみたいけど。
458 :
本当にあった怖い名無し:04/08/24 22:39 ID:dYmLCMF8
ホラー小説ではないけど、虐待とかのノンフィクはえぐいよね・・・・
リアル話だけに余計怖いし・・・
赤川次郎の「夜」だったか、「長い夜」だったか、恐かったな。
ガイシュツかな
あぁ、(メール欄)が犯人?だったやつかなぁ。
閉じ込められた人間がどんどん壊れていくサマが怖かった。
>>459 昔読んだ。赤川次郎はこんなのも書くんだって驚いた記憶がある。閉鎖された空間と正体の分からない敵ってのが怖かった。今読んでもどうって事ないだろうけど、当時はすごく恐ろしかったな。
それはそうと、赤川次郎は中学生や高校生向けなイメージだけど(作品によっては違う物もあり)、作品の8割くらいは性描写があるんだよね。昔は恥ずかしかった。
後半スレ違いスマソ。
マイケル・スレイドの「グール」がいちばん
10年も前のだけど、今見ても見劣りしない
架空の怪物とか霊とか出ない、
そういう現実を逸脱しないホラーでは最高の作品かも
463 :
本当にあった怖い名無し:04/08/26 16:11 ID:Hqfctzoy
小川未明の
金の輪って呼んだ人いる?
最近、韓国映画で「箪笥」ってあるけど、これの広告を見た時、
おお!半村良の「箪笥」を映画化したのか〜!と思ってしまった。
(全然関係ないみたいだけど)
「箪笥」は半村良の初期の頃の短編で異常に怖い。
なにがどうなってるかなんて説明は一切ないけど、とても怖い。
>>462 ミステリーとしては???だけどね。処女作「ヘッドハンター」の方がストーリーは面白い。
で、最新作「暗黒大陸の悪霊」も素晴らしい。
悪夢の端緒は一九世紀、アフリカで起こったズールー戦争にまで遡る…
土人風殺人鬼が臓物えぐり出して警官殺したら、いきなり冤罪法廷ものになったり、
人間爆弾が爆発して豪華客船が沈没して沢山溺れて果てはアフリカでカバに追いかけられたり…
もう無茶苦茶。
>>463 知ってる。あれ、童話にしておくのはもったいないくらいwホラーな話だよね。
467 :
本当にあった怖い名無し:04/08/26 18:09 ID:Hqfctzoy
>>466 今日の昼テレビで
「ぼっけえ、きょうてえ」の人がこわいって言ってた。
しまこはもはや作品より本人が怖い
これ常識
469 :
本当にあった怖い名無し:04/08/26 22:37 ID:Hqfctzoy
しまこは子供の頃
親父のエロ雑誌を押入れの中で読んで勃って。
>>464 「おら長男【あんか】や、無愛想な【あいそむない】男やさかい、宴会【よばれ】ども行ったかて・・・」
小気味よいショート!なおかつ北陸の暮らしが染み付いた美しい方言!
読後、膝から下が濡れた砂になったかのような逃げ出せない無力感が!
実にいい小説です。
あっちの『箪笥』は韓国の古典怪奇談「薔花紅蓮伝」(知らぬ)の換骨奪胎のようですが、
主役姉妹の姉役の女優さんがなんかいいなあと思いますた。
妹はハングル講座出演中だったかな。
471 :
本当にあった怖い名無し:04/08/27 08:26 ID:pWHcewBF
小野不由美は「悪霊シリーズ」が怖い。全部で六巻ぐらいだったか?
最初はコメディ調でなめてたら、後半三冊はものすごかった。「屍鬼
」よりずっといい。続編の「悪夢の住む家」もよい。
あとホワイトハートから出てる「緑の家」も怖いです。
キングは長編よりも文庫の短編のほうが怖かった。「ブギーマン」とか。
472 :
本当にあった怖い名無し:04/08/27 10:22 ID:yd+MJkQI
HPL 「時間からの影」
「ピックマンのモデル」
このへんが恐かったな。ラストで「・・・おい!」ってなる。
473 :
本当にあった怖い名無し:04/08/27 10:41 ID:ftRUjT/d
衝撃っていうか、気持ち悪くなったのなら・・・
スプラッタ系なんだけど、「殺人鬼」・「殺人鬼2」(綾辻行人著だったかな?)・・・・
惨殺描写がなんとも・・・w
エルロイはやっぱ凄いわ。何というか、凄惨描写に気品と哀しみが感じられる。
井上夢人の「あくむ」に入ってる「ゴールデンケージ」。
ホラーじゃないかも・・・だけど、これ読んで10年以上経った今も
虫刺されの跡がぷつんと腫れると、そこから何か孵りそうでこわい。
黒冷水は?
読んだひと居ます?
田中啓文の「牡蠣喰う客」読んだ人居る?
>476
黒冷水はホラーじゃないけどね。
小説としても最後のオチが禿しく興ざめ。
頭でっかちクンの脳内オナニーにつき合わされてる感じがして何か嫌だった。。。
バックボーンが薄っぺらなのが透けて見えるし。
小説なんか本当は好きでもないのに、単に自己表現のはけ口として
小説というジャンルを選んだだけ、という印象を受けた。
>>477 そいつなら新鮮な〜か親父の・・のほうが。
>>477 読んだことあるよ。衝撃を受けたと言えば私的にはこれが最強。
納豆とか生卵とかがあwせdrftgyふじこlpp
田中啓文の話は怖いって言うより気持ち悪いな。
ああいうのを最後まで書ききってしまうのが凄い。
X雨読んだんだけどなんか中盤のグデングデンな展開が後に残るな。
終盤の推測していくあたりで消化された感じだけど
とりあえずホラーなのかと。
>474
エルロイってジェームズ?
血まみれの月(これがいちばん怖かった)とかレクイエムとか
ブラック・ダリアとか読んだけど、全編に滲む哀しい狂気が
凄まじい。凄いと思うのは、犯人だけじゃなく、追う側の刑事も
また狂ってるとこ。
ぼっけえきょうてえ って、グロだけど
ところどころ美しい描写があって良かったにょ
>>482 ホラーって言うよりは怪奇幻想小説の類かな。
中盤あたりはわざとつまらなくしているのか?っていうくらい
つまらなかったな。最後まで読まないと評価できない作品だ。
486 :
本当にあった怖い名無し:04/08/30 23:25 ID:CQe/GoS4
X雨、中盤の小学生の半強制的なSEXとか引いた、
というかこいつらの目的意識がはっきりしなくて好感も持てなかった。
あの辺で読むのやめるとこだったよ。最後まで読んでよかった。
X雨の作者の作品て、結構実際にありそうなホラーがおおいから
X雨の最初の方は「あぁ、この人こういうのも書くのかぁ」と思ってたけど
最後まで読んで、やっぱりいつも通りの作風だったなと思った
作品の中に作者が出てくるので、面白いのって少ないけど
これは結構面白かった
呪器とか出てきたときは「はあ?」の連発だったけどな。
ホラーじゃなくてファンタジーじゃねえかと思った。
まあつまり俺はまんまと騙された訳だorz
というかこの小説の中盤でオチを予想できたヤツなんかいるのか?
489 :
本当にあった怖い名無し:04/08/31 01:30 ID:6y/6R2Jx
筒井康隆
『走る取的』 追われる恐怖を描いた傑作。とにかくわが身に迫るが如く怖い。
『二度死んだ少年の記録』 淡々と事実を重ねる描写だが、悪夢の現出かという怖さ。
筒井は個人的に感性が合わない気がして、あまり面白くないのだが、上記2作は別。
小林泰三
『攫われて』 ラストで頭をブン殴られたかの衝撃。不安になりそうな怖さ。
あと吉村達也は、軽くて読みやすい。どんどん進めてストレスがない。
『初恋』『文通』がいいかな。放送業界出身の作家らしい、流行もののツボが常に
抑えられてる作風。軽いヒットの的を心得てるっていうのかな、音楽で言えばコムロ系のような。
H.P.ラヴクラフト
『狂気の山脈にて』『時間からの影』
この作家が最右翼。ただし!作風が幅広く、出来の良し悪しに差が激しい。
やはり真骨頂は俗に言うクトゥルー神話系の話で、その壮大さ・格調・怖さの深遠さに
おいては、あらゆる怖い小説作品の中でも、抜きん出ているのでは…
その代わり読み手を選ぶというか、読むときはこちらも集中して、格闘のつもり
でないと、もったいないと思います。
P.S. 先のレスで言及のあった、小川未明の『金の輪』読みました。なんだこりゃ。
この作家が、彼の一連の作風の中で、この一作で何を言いたかったのか。とにかくは
不気味。もっとも『赤いろうそくと人魚』だって哀しくて不気味な話だね。
赤川次郎はちょっと前にでてた「長い夜」のほかにも
「白い雨」や「禁じられたソナタ」などけっこういいホラー小説
だしてるよね。
『走る取的』怖いよね! うわあ懐かしい。あれはほんとに怖かった。
お相撲さんにトラウマ抱きそうなほどの恐怖でした。
492 :
本当にあった怖い名無し:04/08/31 10:25 ID:x+tKlRg2
『着信アリ』は借りて読んだが衝撃だった。こんなに構成が悪くて文章が下手でありえねえ展開でちっとも恐くなくてネタはパクリまくりな小説あるんだねえ。しかも映画もあるらしいし。衝撃だわ。
493 :
本当にあった怖い名無し:04/08/31 11:05 ID:vKnrS+U3
寄生樹にはバビッ多
494 :
本当にあった怖い名無し:04/08/31 11:11 ID:eoajbQoi
ホラーじゃないけど、リチャード・プレストン著の「ホットゾーン」は洒落になりませんでした
495 :
本当にあった怖い名無し:04/08/31 12:53 ID:gpNlG10E
やっぱり耐性のないころ見たものが印象強い。
だいたいリア厨時代。
バーカーの『ミッドナイト・ミートトレイン』
表紙を見ただけなんだけど、
強烈に印象に残ってしまいました。
結局、バーカーで初めて読んだのは『ウィーヴワールド』だったけど。
実際に買って読んだホラー小説は
キングの骸骨乗組員シリーズの『ミルクマン』が最初。
中でも「浮き台」のエグい描写が後を引きますた。
「俺の足ぃぃい!」
なんかスプラッタ系に寄ってる気もするけど、
最初のころはこんなもんですわな。
むしろ、後々への心理的影響なら非ホラーの方が深刻。
『ジョーズ』とか『羆嵐』とか。
496 :
本当にあった怖い名無し:04/08/31 13:56 ID:0izHfkgE
497 :
論評:04/08/31 14:07 ID:N9AHCkG1
>>495ミッドナイトミートトレイン :作 クライブバーカー
ストーリー:
深夜近くに走る地下鉄列車内で、人が次々に行方不明になる。犯人は
なんと、その地下鉄のトンネルに住む食人住人達の犯行だった。
夜の地下鉄トンネル内の不気味な情景、主人公自身も食べられてしまうゲロッパな
最期。読んでいて主人公に感情移入していた為に、絶望しただよ。
そりゃネタバレ禁止の板じゃないけどさあ、全部書いちゃうんだ・・・
ここに書いたやつ、皆本当に衝撃受けたの?
普通に読んでこの展開凄ぇーとかグロっとか思っただけだろ?
単に気に入っただけで、本当に読んでショック受けた訳じゃないよな?
阻止
コムロ系って……
江戸川乱歩の「虫」。
どんどん壊れていく主人公を読んで、人って案外と簡単に壊れていくんだと
感じ、妙に怖くなった。
昭和4年の作品だが、今で言う、対人恐怖症・引き籠もり・ストーカーが
描かれててその点も興味深かった。
>499
まあまあ…、しょせん暇つぶしのエンターテインメントってことで…。
暇つぶしといえば
世の中の悪いニュースの理由は全て「暇」にたどり着くと思わないかい?
連続猟奇殺人も「暇だったから」
ストーカー殺人も「暇だったから」
借金地獄だって遣われた金はたいてい暇つぶしに費やされたものだし
会社おこしだって暇つぶしだし。
504 :
本当にあった怖い名無し:04/09/01 01:24 ID:DD7CvTtF
499
うだうだ言ってね〜で、おまいが書けよ。
荒らすな。
505 :
本当にあった怖い名無し:04/09/01 16:36 ID:4CfSpI/7
人間は一番耐え難いのは暇(退屈)だって「らせん」で言ってたしな。
>>504 単純な疑問書いただけで荒らし扱いか
世知辛ぇーな
507 :
504:04/09/01 17:37 ID:CC5C2sh7
506
それもそうだな、悪かった。ごめん。
たしかに最近は面白いホラー小説紹介スレになりつつあるけど
本選ぶときの参考にもなるし
これはこれでいいと思う
てか、俺はこのスレ大好き
とりあえず俺もX雨にやられた
510 :
本当にあった怖い名無し:04/09/01 18:27 ID:HeUQgXu5
>489
筒井康隆のスタイルって
いつも冗談っぽいからあんまし怖くない気がするにょ
513 :
本当にあった怖い名無し:04/09/01 21:53 ID:evFL3oJZ
墓地を見下ろす家読んだんだけど、なんか上の方でも言われてたけど
ほんとありえない感が強いな。
まず霊が窓を強化したりロックしたり人間焼き(蒸発?)殺したりと強すぎる。
そんな強さを持ちながら他の住人が次々と引越していくのを見逃しておいて
なぜ主人公家族(とその弟夫妻)だけを隔離したのか。恨みがあるようには見受けられなかった。
そして地下倉庫の壁にこっそり小さな穴を開け弟夫妻を誘導したのはいかにも
それ以上先には出られないからという理由があるように見せかけ最後は普通に
エレベータ乗って上がってきたのもよく分からん。
(強引に考えるとすれば弟夫妻を食って強くなった?)
まあ単純なだけにスラスラ読めたけど。
514 :
489:04/09/01 22:11 ID:DD7CvTtF
そう、折れもそういう筒井の作風が好きでない、だからほとんどの作品は合わない。
が…この2作は違う。本当に怖いよ。『走る取的』は、わずかの希望・もしかしたら!
という望みと、どうしようもない絶望感・逃げまどう恐怖が交互に訪れる。焦燥感から
来るスリルは、読んでいてすごいよ。『二度死んだ少年の記録』もいつもの筒井らしさは
まったくない。ひたすらルポ風に話は進む。そして、まさか!と言いたくなるような
現実が展開される。ひたすら苛められていた少年がある日校舎の屋上から飛び降りて…
いや〜これも読んでいて目が点&釘付けですだ。ホラー、オカルトファンなら、
読んでみて、とお勧めします。
「二度死んだ・・・」は元ネタオーケンでしょ
小池真理子はとりあえず怖がらせようとし過ぎて
、話になっていないものが多いのかな。
阿刀田高の『七つの怖い扉』でも意味不明でわざとぼかしている
わけでもなさそうだし。
乃南アサ、宮部みゆきのと比べてそう感じた。
ロマンスと家族関係に脱線し過ぎているかも。
「まんじゅう、くれぇ」は不気味だったけどね。
高橋克彦のは妖怪、人間、幽霊が混ざって
怖かったり、怖くなかったりだけど短編はなかなかおもしろい。
『緋い記憶』はタブーな話が多くて最後の『冥い記憶』は
うまくやられたなぁ。本人はホラーじゃないと言っているのに
解説ではホラーと書かれるところが電波系と呼ばれる所以?
『幻少女』にもいいのが何本かあった。
今日は本屋で福澤徹三『再生ボタン』(幻日)と
作者は忘れたけど『呪文字』(ラストは袋閉じ)のどっちを買おうか
迷ったけど、短編好きなら異形の方がいいかな、とか
考えて結局何も買えなかったんだよなぁ。
小林泰三の「人獣細工」
地味に怖かった。
筒井は「鍵」が怖かった。
あと印象深いのは厨房のころ「ムー」に載ってたラヴクラフトの短編いくつか。
世界観が完璧に作り上げられていて引き込まれたなあ。
「銀の鍵〜」とか墓場に潜り込む話とか。
>>502 中学くらいの時に読みましたが、怖かったです。
猛烈に嫌な感じがして、ぞっとした。
タイトルも作者も忘れてしまったけど、
男女の会話体で成り立っていて、話をつづけている内に、
片方の話者が他の何かにすり変わってしまう(らしい)という短編が怖かった。
日本の作家だけど、誰だったか全く思い出せない…
>>518 俺もムーのラブクラフト短編読んでたんだけど、船に乗ってたら
急に変なトコに迷い込んじゃって、海からタコみたいなのがはい上がってきて、
みんなワーって食われたりしてたら船長が、面舵!右!次は左に進め!とかみたいに
羅針盤も効かないのに舵の指示出したら脱出出来たんだけど、
船長は昔迷い込んで脱出したことあったからわかったって話。
これが怖かったんだけど、何て話しか分かる?
もしかしたらラブクラフトじゃないかも知れんけどさ。
>>519 その会話文体で進んでいくホラー、
読んだ事ある!
おれも作者が思い出せない!
脳が痒いなあ。
昨日岩井志麻子の”魔羅節”を立ち読みしたが、
冒頭の短編”乞食(ほいと)柱”でもう気持ち悪くなって、
福澤徹三”再生ボタン”と迷っていたのがどうでも良くなって、
”the FUTURE is WILD”買っちゃった。
岩井氏の近作品はホラーというより欲情に噎ぶといった感だな。
欲情を明らかに劣情と捉える人間には辛い。
明治時代末期〜昭和初期のど田舎に、
オーラルセックスの概念とかアイディアは無かったのでは?
>>519 間違いでなければ、井上雅彦「よけいなものが」ではないでしょうか?
星新一のショートショート賞を獲った傑作です。
角川ホラー文庫の氏の短編集で読めますよ。
>521
しまこの本、怖いよね。
わしも最近、しまこ中毒。
恐怖さんの言うとおり、
>>519のは「よけいなものが」だと思うよ
さっき読んで確認したけど、たぶんあってるよ
525 :
519:04/09/02 22:57 ID:XGQ1Rg0o
レスありがとう。
「よけいなものが」ですか!
まだ読み返していないけど、そのタイトルで思い出した。
モヤモヤが解けてホッとすると同時に、何かぞっとしたよ…
>>520 思い出しました!フランク・ベルナップ・ロング「脳を喰う怪物」では
ないですか?
坂東眞砂子の「蛇鏡」読んだけど駄目ぽ
結果本筋は恋愛小説なんだね
新本でなかったのがせめてもの救い
こういうのが続くと新刊とか定価で買うのが怖いよ
とりあえずこの人のは合わないみたいなので、今後はスルーしようかと思った次第
上で出ている「よけいなものが」っていうの探してみようかな
・ぼっけぇ、きょうてぇ
・岡山女
・邪悪な花鳥風月
・青い炎
・黒い家
あたりが百棚にあったけど「黒い家」買うよりホラーじゃない「火車」
買った方がよさそうな気がしてきた
昨日分残り3冊・・・頼むぞ
ブラックウッドの「柳」
怪物が出てくるよりあんな感じの超自然ものが俺ヤバい。
グロじゃないけど乃南アサ「暗鬼」おえっ
>>520 手元のクトゥルフ関係では、当てはまりそうなのがいまいち見当たらんですな。
最初はH.P.L.「クトゥルフの呼び声」かと思いましたがやっぱり違うっぽい。
>>526 ロングの「The Space Eaters」(喰らうものども:青心社「暗黒神話体系クトゥルー9」収録)でしょうか?
これとも違うようですが・・・
複数の作品が混同している可能性もありますな。詳しい方の報告求ム
小野不由美の「屍鬼」
村に貧血、それに伴う不可解な死が蔓延していく中
徐々に物語がオカルトになっていく過程に脱帽
最後には悲しい話になるが、途中の原因不明の貧血に侵されていくくだりは
ぞっとした
長いけど、読んどいて損はない一品ですよ
やだ。
>>532 「屍鬼」は…長過ぎた。俺は上巻の展開のとろさでほぼいやになり、
下巻に入っての屍鬼たちの普通振りが琴線に触れなかったなあ…。
>>531 いいえ、1932年作の"The Brain-Eaters"ですよ。
国書刊行会「ク・リトル・リトル神話大系1」収録です。
ナイトウォッチに立っていた船員たちが次々に怪物に襲われ、
船長の機転で脱出するという内容です。
536 :
531:04/09/04 12:40 ID:qPIDJ7y+
>>535 失礼致しました。
当方の修行不足を痛感。出直してきます。
屍鬼はキングの小説の丸パクリだから駄目駄目。
井上夢人の「あくむ」
裏にホラーって書いてあった。読んだら精神障害者の事件簿
みたいだった。
竹本健治の「狂い壁 狂い窓」
作者の名前、題名、裏の説明、幽霊も出てくるし
結構楽しみながら読んでいたら怪しい方向へ
こ、これって美少年サスペンスですか
その時何者かが私の耳元で囁くのが聴こえた。
「またお前は騙されたわけだが」
私は何かどす黒いものが心の底から湧いてくるのを感じていた。
>>537 人によってオマージュとパクリの境界線は違うからなあ。
俺も長そうだからその話未だに読んでないけど。
お勧めは小林泰三の「αΩ」。
設定はSF風味の強いウルト○マンって感じなんだけど
出てくる描写が粘着質で気持ち悪い。
これはオマージュで楽しめた作品。
「AΩ」はなぁ…全編、血となんかの汁と粘液が糸ひきまくりって感じで、
どうも苦手。
話自体はけっこう軽いのに、グロすぎてダメだった。
でも好きな人にはたまらないだろうなぁ。
541 :
520:04/09/05 15:25 ID:noznVtZz
>>535 それです!
本屋で確かめました。ついでに買った。
なつかしーなー
ありがとうございました。
>>531 わざわざ調べて頂いてありがとうございます。
「肉食屋敷」を読んで、小林泰三は面白そうだなと思った。
このスレでも何度か小林の名前出てるね。
ミステリ板の小林スレを見つけて読んでみたら…
小林氏が、掲示板荒しをねちねちといびり倒してたのを知って、笑ってしまったよ。
どっちが嫌な奴なんだかわからなくなっていた。w
ネットや掲示板をテーマにしたホラー小説というのは知らないけど、
こういう設定はあるかもしれないなあ、と思った。
>>542 それ俺も知ってる
あれは笑えたよなw
ネットや掲示板がテーマってのなら
クォータームーンはまさにそれだよな
>>543 小林氏って、冗談のわかる人、漫才の出来る人、という感じがするよw
日頃インターネットの世話になっておきながら、
ネットをテーマにした小説は全然読んだ事なかったから、
そういうの探して読んでみようかな。
ミス板の泰三氏のスレは、次立てずにSF板に合流するようで…
SF板にも降臨したことはある?
小林泰三の作品、よく言えば作風が広いけど、折れが感じるのは、出来不出来に
ムラがある。どうにも?な作品もあれば、切れ味のいい快作もあり。
SF板はほとんど見たことないな。
スレ趣旨とずれるけど、SFではP.K.ディックが好き。
星新一はあまり好きじゃない。
でもホラーとSFは、重なってる部分もあるような…
>>547 サンクス。
ついでなので
生きている人間が一番怖いという系統のホラーを
乃南アサ「愛情弁当」、「最後の花束」、「留守番電話」(「花盗人」新潮文庫収録)
その真相の様子を思い浮かべると…(((( ;゚Д゚)))
短いんですが、かなりホラーしています
他にも同作者の「あなた」はホラー名義でも地雷本なので注意
多島斗志之「少年たちのおだやかな日々」(双葉社・双葉文庫)
この中から世にもで「罰ゲーム」が取り上げられてましたが
他にも後味の悪い怖さを引きずった作品がたくさん収録されています
こちらは図書館でないと手に入りませんが
>537
あれはオマージュかパスティーシュでしょ。
頭に献辞も入ってるし、作者も自分で言ってるもの。
似てるのは村(人口はほぼ一緒)とか館の設定、主人公が小説書きと医者のコンビ
ってところあたりかね。吸血鬼の扱い方というか捉え方はまるで違うよ。
やっぱり「ぼっけぇ」が一番だけど、「人獣細工」も以外にキタ。
ああいう切断系好きだし。主人公がおかしくなっていくのもいい。
自分がほぼ豚ってどんな感じなんだろうなぁ。
しかし、この作家他の作品は大した事ないな。
「パッチワークガール。そう私は継ぎ接ぎ娘」を超えられるのはないのか。
個人的には小林泰三の文が好きだな
なんかグロい描写もギャグっぽく聞こえるって感じか
それがまた奇妙でいい
>頭に献辞も入ってるし、作者も自分で言ってるもの。
あれは発売直前にパクリの指摘を受けて、慌てて入れたらしいけど。
乃南アサ短篇つながりで・・・
「かくし味」、「青い手」も((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
>548
>553
この人のは推理小説か恋愛小説しか本屋で見つからないね。
ホラー系はファン層から期待されていないんだろうね。
「花盗人」は見かけた気がする。
幸森軍也「そして、またひとり・・・」
さんざん引張っておいて・・・・・
表題じゃない方の闇の下に期待するか
あと前の方に出ていた小池真理子の「死者はまどろむ」に最後の期待
これで駄目ならこの作家さんとは相性が悪すぎるんだと思う。
やっぱホラーは短編に限るのかなぁ。
長編はなかなか人物紹介が終わらないし
、物語も始まらないし。
たまには、かたせろ
確変ゲト
国内の作家禁止。
。 。
。 。 。 。 ゚
。 。゚。゜。 ゚。 。
/ // / /
工エエェェ( Д ) Д)Д))ェェエエ工
テレビで中村うさぎと馬鹿話をしている下品なしまこと
上品で繊細な作風の小説家しまこが
全然一致しません orz
>>558 しまこって上品か?
この人ホラーを隠れ蓑にしてエロ小説書いてるだけにしか思えんのだが。
ていうか「ぼっけえ〜」が怖いと思えんかった。
なんか横溝正史の怖い部分だけ継ぎはぎしたみたいで楽しめんかった。
古賀新一や高階良子の人面疽マンガ読んで育ったから
「ぼっけえ〜」なんか怖くも何とも無かった。
オチも速攻で分かったし。
大絶賛されてるのが不思議だった。
562 :
本当にあった怖い名無し:04/09/09 00:59 ID:DK8sV53W
角川ホラー文庫ってターゲットが中・高生ってことでFA?
ブラッドベリの短編は今までに「みずうみ」「骨」が出てるが、
「こびと」(多分この題名だと思う)がおすすめ。
遊園地のミラーハウスの、背が高く見える鏡に毎日姿を映しに来る
こびとの話だが、今だと障害者差別につながるから書けないかモナー。
良スレage
正直な気持ちで衝撃って意味じゃ仏女性作家ブリジット・オベール作の
「ジャクソンヴィルの闇」ってやつ。
町中にゴキブリ大発生、んでそれが恐ろしい事件の幕開け…
ってな感じなんだけどとにかく描写が…。
よくここまで気持ち悪く描けるなぁと思った。
続編の「闇が噛む」はでは作者暴走。メル欄のとことかアリエナイ。
彼女の書く推理ものはほんとに良作なんだけどねぇ。
純粋に怖いってのだとゲーム「学校であった怖い話」の小説の
タイトル忘れたけどばあさんの話。眠れなかったよ。
阿佐田哲也「耳家の耳子」
眠れなくなった。
眠れなくなったつながりで・・・
阿佐田哲也というペンネームは、
麻雀好きのご本人の「朝だ!また徹夜麻雀だ!」
という口癖から採られたそうな。
「屍鬼」は
・萩尾望都「ポーの一族」
・アン・ライス「夜明けのヴァンパイア」
・スティーヴン・キング「呪われた町」
のMIXです。
パクリとは言わないが、ちょっと恥ずかしいね。
いや、思いっきりパクリだよwwww
パクリという言葉の語源は
朴さんと李さんという人が多くいる国にあるそうな
双方互いにオリジナルと譲らず朴李という言葉に妥協されたらしい
李さんは李朴と威って譲らないらしいが国際的には朴李と使われる
>>564 俺もそれ前書いたけどスルーされたよ
確かに衝撃はあるんだけど、でもキングのコピーの範囲を抜けきれてないんだな
グロ以外の状況描写に関してはキングとは比較にならないほどダメダメだし
翻訳もあんまりうまくないね。グロもそれほど凄いかというとそうでもないし。
食事しながら読めちゃうくらいのもの。糞便とかあるんですけど。
ただ、医者がゾンビ化するくだりとトニーだかなんだかとジミーとかいうの辺りはおもしろい。
じいさんが轢死するとこがいちばんグロかった。
トニーだかなんだかが炎の中に引き返すシーンは映画で見たいと思ったよ
続編はオカマのキャラが素晴らしいけど、ありえなさ過ぎて普通の人はついていけないねw
俺は結構好きなんだけど。黙示録系の話が出てくるあたりはもうホラーじゃないな。
ゾンビのほうの終わり方は好きだけど、話のオチがつまらないのが残念
森の死神は続編もよく出来てたのにな〜
とは言え他の半端なホラー買うよりはこの二冊のほうが遥かにいいと思うんですけど。
>>564 >>570 暗黒の文学館の方でも以前ご紹介があったのですが、そんなスプラッタな
内容とは…非常に気になるところです。
そういえば「ジャクソンヴィルの闇」昔読んだ。忘れてたけど。
たしかにかなりグロかったけど、
なんかギャグっぽいような印象もあったなぁ。
私は何か間違ってるんだろうか…。
ちなみに
>>540を書いたものです。
痛そうなグロは耐えられないけど(だから「AΩ」はカンベン…)
単に気持ち悪いグロはわりと平気w
あんまり怖くないけど「親指さがし」かな…(ホラーまだこれしか読んでない)
別に内容は全然怖くなかったんだけど、自分的には親指さがしのやり方が怖い
中学の頃友人に似たような事をさせられ怖がりな自分はかなり恐怖した
なのでコレを読むとその体験が読み返る&現実になってしまってる点が嫌。
笙野頼子の「母の成長」(だったかな)
お母さんホラーっていうジャンルだけど
なんか、こんな物語読んだことないくらい面白かった
ものすごい衝撃ですた。おすすめ。
>>573 まだ甘い方です
その作者はミステリ板でネタになっているくらい&作りが良くないので
江戸川乱歩「赤い部屋」(「江戸川乱歩傑作選」新潮文庫より)
こういった怖がらせ方もあるのかと思わせ最後にひっくり返す。
乱歩はエログロ系で語られがちですが、それは一つの側面に過ぎないので
ホラーとは厳密には言えないが、ドノソがでてたんで
「異形の愛」キャサリン・ダン
何回読み返しても衝撃うける
よくこれを出版できたなー
「墓地を見おろす家」読んだけど、微妙だった。
他の住人が逃げるときにビームやれよ!って思った。
というかこれ、後半は良かったけど
前半はページを無駄に使ってる気がしてならなかったよ。
>576
アザラシ少年ってどんなんかとずっと不思議に思ってたよ。
579 :
本当にあった怖い名無し:04/09/10 03:37 ID:oAOVmLHl
6時間前にこのスレ見て、古本屋行って
「墓地を見下ろす家」を今読み終えました。
とても読みやすかった、読んでる間はおもろかった
それだけで合格点だけど
やっぱ最後がね。原因つきとめて、退治して、
新聞の記事になるとこまでやってくれねえとすっきりしねえ。
次は何いくかな
加門七海の『蟲』
ホラー短編集だけど、表題作の『蟲』が一番グロ怖かった。
581 :
本当にあった怖い名無し:04/09/10 05:07 ID:H76xpk0k
意です。私の苦しいので聞いてください。お願いします。宇宙の記憶記憶層に(アカシア記録で
す)大変なことがあります。心霊です。血を吐きます。頭が割れます。脳が出るのがつらいです。舌
を切られます。いろいろなことを書きました。だから書かされます。いろいろと妨害があるのですが
それはどうしても仕方がありません。法務省の崎川さんに連絡をしたのですが、梨の礫でした。妨
害があるのです。緑の色の毒の電波が走っているのを見つけたのはクリスマスでした。12月25
日です。キリストもメシアとして知っていました。キリストもメシアとして知っていました。だから血
を流したり、腹を裂いて黄色い脂肪の玉を取り出したりしたのです。まるで蛙の解剖です。彼らに
コントロールされ本当にけしかけられかなり高価なプログラムまでけしかけられ買い込みだましま
した。やつらが何か霊的な光をどろどろしたからなのです。違和感がある内に止めさせてください
停止の命令をあなたが聞けないのなら、とか信用できないのなら、それはあなたがコスリ感緩和膜
を頭の裏に貼られているからです。ではそれをどのようにすれば剥がしたり破ったりできるのか話
感がある内に止めさせてください停止の命令をあなたが聞けないのなら、とか信用できないのな
ら、それはあなたがコスリ感緩和膜を頭の裏に貼られているからです。ではそれをどのようにすれ
ば剥がしたり破ったりできるのか話しかけましょう。まず右手の薬指の爪の間に柔らかい泥を塗っ
て置きます。
582 :
本当にあった怖い名無し:04/09/10 05:08 ID:H76xpk0k
それからニクロム線を手首に結んで反対側をミカンに差し込みましょう。差し込みま
しょう。差し込みましょう。あるいはマチ針を用意してください。血は出ません。それは脇腹に少しだ
け穴を開けます。血が出ないのがコスリ感緩和膜れは脇腹に少しだけ穴を開けます。血が出ない
のがコスリ感緩和膜を頭の裏に貼られている証拠です。証拠ならいくらでもあります。ですから私
は証拠を持って法務省の崎川さんに訴えたのです。それを取り合わないのは、私が正しい証拠な
のですが、それよりも崎川さんのことが心配です。私の優しさに付け込むのがやつらなのです。
ですから注意を聞きましょう。出口王仁三郎になりました。ささくれて頭くじられます。地獄です。とて
も地獄です。ですから注意しましょう。出口王仁三郎になりました。ささくれて頭くじられます。
すから注意を聞きましょう。出口王仁三郎になりました。ささくれて頭くじられます。地獄です。とても
地獄です。ですから注意しましょう。もしそのようなことがあなたに出来ないのならば、呪われても
仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われ
ても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪
われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がない。呪われても仕方がな
い。呪われても仕方がない。呪われても仕方が
>>579 雨宮町子の「たたり」なんてどう?
読みやすいよ
バッドエンディングだよ
584 :
564:04/09/10 12:23 ID:nLFPGjZq
>>570 ほとんど同じような感想ですよ。
ただ、キングよりもこっちが印象に残ってるのはグロが占める割合のひどさ。
これと言ったどんでん返しみたいなところがないのが非常に残念。
ところどころに散りばめられてる「死者が自分の死に気づく」
下りはキングっぽさが垣間見えてて好きでしたね。
続編はともかく「死神」のニ作と「マーチ博士〜」はマジでお勧めなんですがねぇ。
>>571 >>572 いや、半分ギャグだと思うんで話半分程度に…。
ちなみに続編は本当にお勧めできませんw
怖かったのを適当に挙げてみると、頻出の「隣の家の少女」。それから似たような心理サスペンス系で
「シンプル・プラン」。ちょっとしたきっかけであっち側に行っちゃう人間の怖さが身に染みる。
超自然系では「夜の声」がぴか一。マタンゴをリメイクなりすればけっこうくると思うのだが。
>585 別スレで恐怖館氏が絶賛してたなぁ。でもどうせ絶版なんだよね…
587 :
586:04/09/10 23:12:52 ID:rIKhHtiH
あ、「夜の声」のことね。
>576
内容が気になって、即刻本屋にGO!だが撃沈。_| ̄|○
すぐに立ち直って図書館にGO。無事入手。
あんまり上手い文章じゃないな。
ネタがそんなに奇抜なわけじゃないんだし、もうちょっと技術力が欲しいところ。
後半に期待して読んでいる途中・・・・・・。
いま、岡田有希子事件が出てくるミステリーを読んでる途中です。
なかなかこわ面白い。
590 :
本当にあった怖い名無し:04/09/12 14:50:30 ID:vAS9/4ee
今まで読んできた中で一番印象深い話。
阿刀田高の短編「面影橋」(多分こういうタイトル)
何の変哲もない橋だけど、渡りきった後で振り返ると、橋の上に
自分の心に焼きついている女の面影が一瞬だけ見える。
振り向いた時に見える「面影」の、「この世のものじゃない」美しさと怖さの
描写が秀逸で、なんつーか小説というよりは、よくできた「怪談」で好きだ。
あと、同作家のエッセイ集で『恐怖コレクション』というのがあるんだが、
作者自身が自分の祖母に教えられた「暗いところで鏡を見るな」という
戒めの話がなぜかトラウマで、いい年した今でも暗がりに鏡があったら
目をそらしている。
弟切草
ずきゅんずきゅんうるさい
592 :
本当にあった怖い名無し:04/09/12 18:22:38 ID:Eq0I3RZK
ズバリ!「髑髏検校」(横溝正史 著)
横溝モノと言えば金田一の方がメジャーだけど意外にもこの「髑髏〜」は時代劇で
、しかも何と!和風ヴァンパイア物なんだわコレが・・・。
特に後半で明らかになる謎の教祖”髑髏検校”の正体と怒涛のクライマックスはマ
ジで慄ましたよホント。(;・_・)y-~~ゴクリ!
っで!この作品、一度フジTVが二時間ドラマで映像化してて、検校の役を田村正和
が演じてたけど内容は・・・トホホ(;ー_w)でした。
>>585 「夜の声」だったらカビの話も結構ヤバかったよね確か。
余談だけど原作者のウィリアム・ホープ・ホジスンって・・・実は柔道の段持ちだ
ったそうで、しかもパリ警視庁で柔道場の師範代まで勤めてたとか(マジです^^;)
593 :
本当にあった怖い名無し:04/09/12 18:27:14 ID:WrAzB/AD
彼岸花と彼岸花異聞・・・
理由は解るよな。
クソ
NHK教育見てたらウアカリでてきた
マジキモい
シチュー作ってんのに天使の囀り思い出して
さらにヒョウタン人間思い出して鬱
ホント、俺もウアカリって聞いただけで反応してしまう。キシめ〜!
>>592 というかそれは(メイル欄)の翻案小説なんですが・・・
>594
漏れはローストビーフが食えなくなった…
598 :
本当にあった怖い名無し:04/09/13 22:13:15 ID:KwUnGZrz
>>583 せっかくだから探したんだけど近所になかった、
雨宮町子の他のはいくつかあったんだけどねえ。。。ぼっけぇ買ってきた。
599 :
本当にあった怖い名無し:04/09/13 22:33:37 ID:y8VGIPAZ
大槻ケンヂの「ステーシー」。
これは泣けた。」
600 :
本当にあった怖い名無し:04/09/13 23:43:00 ID:bb84ZqEd
しむふーすい
601 :
本当にあった怖い名無し :04/09/14 00:24:04 ID:IWhJhcg8
我孫子武丸「殺戮に至る病」はいかがでしょうか。
面白い上に読みやすくって、調子に乗って午前1時頃ラストにかかり、その思わぬ
ラストに慌ててもう1度読み返したら寝たのは午前3時。
その日は眠すぎて仕事にならなかったでつ。
602 :
本当にあった怖い名無し:04/09/14 11:52:17 ID:kRI1BrDo
何で京極があんまり出てこないんだ?
究極のエログロだと思うんだが、魍魎の箱なんてマジ抜けたし。
>601
あのラストは確かに「やられた〜!」だね。
しかし、死姦のBGMが「岡村孝子」。
ある意味ホラーw
604 :
本当にあった怖い名無し:04/09/14 15:32:26 ID:VSJESfVC
桐生操は文章が遠慮がちで具六も得ろ区もない
605 :
本当にあった怖い名無し:04/09/14 18:33:03 ID:vr9Pm5ay
カレー食って死ぬ話が面白かったな。
確か、こんな話だったような、、、
日本のどこかに無類のカレー好きがいて、
どこかでインド秘伝のカレーを食ったら、あまりの辛さに頭の中で赤い光が見えた。
それで病み付きになった男は、この辛さに満足できなくなり、
ついに自分でスパイスを調合し、もっともっと辛いカレーをつくった。
そしたら今度は黄色い光が見えた。
さらにそれでも飽き足らず、彼は狂ったように辛いカレーを求め続け、
次々に辛さの限界を超えていった。
そのカレーを食べると、今度は辛くなるにつれて、
緑の光、青い光、白い光が頭の中で広がった。
しかし、材料も研究しつくし、もうこれ以上辛いものは作れない、
と男が絶望したとき、インドに古代から伝わるスパイスがあり、
それを使ってカレーを作り食べた。
そして彼は友人に俺は宇宙の始まりを見た!と電話で伝え辛さのあまり死んだと言う。
スレ違い、っつーか板違いだな。
そのカレーを食べると
ぼっけぇ〜はつまんなかった。
小松左京「牛の首」のオチって結局どうなるの?
おそろしくていえないよ
小説じゃなくて詩だけど、中原中也の「骨」
「怖い」と感じたホラーはたくさん読んだけど、
いまだこれを超える怖い小説読んだことがない。
それ。
小説なら井上雅彦の「白い犬」(創作じゃなくて実体験らしいが)
「文藝百物語」に入ってたと思う。
島田雅彦の・・タイトル忘れちゃったけど
餓死して死んで行く様を日記調に書いてある小説も怖かった
最後が
「○月○日・・そして光が見えた」・・で終わってるやつ
マサヒコつながりで・・・
村上政彦「トキオ・ウイルス」の中の
シェフの話がキモ怖かった。調理してる所を誰にも見せないってやつ。
>>605 異形コレクション第12巻『GOD』収録の、竹本健治「白の果ての扉」。
ただし、見える光の色は(ややネタバレになるが)、
赤→オレンジ→ベージュ→レモン→黄→(緑)→白→青
の順が正しい。
ちなみに、作品中で
>>612 の書いた「庖丁人味平」のエピソードにも言及している。
マニアが多いねコノスレ
鼻田香作か……
カレーに香辛料として麻薬を混ぜてラリって
人ごみの中で自分が神だとか叫び始めるスバラシイ料理漫画だったなw
髑髏島の惨劇は普通でした。
ここで紹介されてた玩具修理者が
学校の図書館になぜかあったので読んだけど・・・
異形コレクションに入ってそうな感じ。
「殺戮に至る病」読んだけど、何だこの読後感は!!
「フリッカー式」並にもやもやする
>>601さん、これがホラーだなんてあたし認めないよ
620 :
本当にあった怖い名無し:04/09/16 21:45:25 ID:3NL7mIXX
あげげ
時々ホラーとミステリーの区別つかんようなのが出てくるよね
>548
「愛情弁当」だけしか読んでいないけど、あれは目に鱗だった。ああいう
やり方もあるのかと。自分がやられるのは嫌だけど。
続きを読みたいけど「古本屋探偵の事件簿」っていうミステリーに
はまっちゃったので。いやぁ、古書マニアって怖いですね。
そう言えば裁判で何でも罪を認めるから自分の車にガソリン
を入れてやってくれって騒いだ男が新聞に載ってたことあったっけ。
623 :
本当にあった怖い名無し:04/09/17 03:34:52 ID:i0Q/PF9C
高橋克彦のエッセイで、弟が受験で上京してきて
アパートに泊めたときの話が怖い。
624 :
本当にあった怖い名無し:04/09/17 07:33:39 ID:XlmcHiyk
小林泰三…読んでみたけど、この作家、文章が生硬というか、かなり稚拙では…?
アイディアもよく言えば力技だけど、大味でありきたりな感じは否めないし、
オチも意外と最初から見えちゃってるような…何より全然怖くなかった(ゴメン)
どうなんでしょう?確かに、読んでてけっしてつまらなくはないんだけれど、
大人が衝撃を受ける程の凄みは(良くも悪くも)ないと思うんですが…
あ、読んだのは短編集の「玩具修理者」と「人獣細工」です(解説が痛かった)
自分のお奨めは、畑が全然違いますが、ジョン・ヴァーリイという
SF作家の「PRESS ENTER■」という短編です。
(ハヤカワ文庫「ブルー・シャンペン」所収)
ネットとかコンピューター絡みのお話で一番救いがない、後を引く傑作かと。
とんでもなく古典で申し訳ない。
雨月物語の「吉備津の釜」
小学生だったが、大人用の文庫版を読んだ。他の話は何ということもなかったが、
これだけは怖くて、その夜は母の布団にもぐりこんだ。
今読み返すと何であんなに怖かったかワカラン。 ┐(´∀`)┌
結局、俺はホラーよりミステリーの方がすきだなぁ
怖いミステリーが最強。
627 :
本当にあった怖い名無し:04/09/17 12:50:26 ID:j4SoOrb6
「墓地を見下ろす家」よみますた
おもしろかたーので未読の方はぜひ!
小池真理子なら「しゅるしゅる」も
おすすめ
怖いミステリーで好きなのは夏樹静子の「陰膳」(短編)。
>625 同感。怪談、オカルト好き人生で五指に入る怖さ。
しかし、同じ雨月の「菊花の契り」はどうよ。小学生向けアンソロジーで読んだんだけど、
あれって菊に象徴されるように衆道の話じゃないの?
約束を守る、友人を大切にする話と思っていたのに・・
632 :
本当にあった怖い名無し:04/09/19 13:50:26 ID:de0F1TEY
>>610 あれって骨って今までの努力や内に秘めた闘志の事だよ。
なんか狂気じみてるけど結構いいこと言ってるよ
『さっちゃん』ってどう思う?
来年映画化されるらしいいのだが・・・。
さっちゃんはね〜 さちこっていうんだ〜 ほんとはね〜♪
このさっちゃんですか?
あ、ごめん
またよく考えないでレスしてしまった
歌じゃなくて「さっちゃん」て小説があるんだよな
すみません
636 :
本当にあった怖い名無し:04/09/19 19:14:22 ID:VVWM0LJ/
「ドグラマグラ」ってどうなの?
今途中まで読んでるんだけど、
渡し的に話が難しくなってきて、眠くなってしまう。
最後まで読む価値ありかな?
>>636 後半にカタストロフィー(新聞記事で起きたことの詳細が語られる)があるけど、それに
行き着くまでが辛いから…
取り敢えず中盤ぐらいまで読んで入り込めなかったらかなり厳しいかも
638 :
本当にあった怖い名無し:04/09/19 19:44:40 ID:dEiGpeaa
綾辻行人の「○○号室の患者」(確かこんなタイトル)知ってる人いる?
なんかとある病院の個室病棟に交通事故でしかも記憶喪失で
入院している女の患者がいるんだけど、日記を書いているうちに
だんだん記憶が蘇ってくるやつ。その小説が日記帳の形式になってて、
中盤自分のやけどだらけの顔を鏡で見るシーンの描写とかすげー怖かった。
しかもラスト、あまりにも衝撃的な事実が医師から伝えられるところは
感動すらしてしまった。
ブレイン・ヴァレーに( ゜ω゜)ノ■
ミッドナイトミートトレイン。。
>638
四〇九号室の患者だな。
「フリークス」に再収録されてたと思う。
フリークスで思ったけど
奇形が出てくるホラーない?
言いたいけど、それが落ちになってたりするのがけっこうあるからなあw
レフトハンドとか天使の囀りは?
でもあれは奇形とは言わないのかな・・・
646 :
本当にあった怖い名無し:04/09/20 21:14:57 ID:ChNF4yWY
奇形は先天的なものじゃないかな。
レフトや天使は変態の部類でしょうね。
しかしこのスレは作品タイトルを質問するとすぐ出てくるところがすごいな
>>638とか
綾辻行人は「殺人鬼」と「眼球奇譚」をこのスレで知って読んだ
前者は既出通りつまらなかったが、後者はなかなか読ませる短編集
怖いというわけではないが、世界観になぜか惹かれる
>643
ホラーといえるかわからないが、
江戸川乱歩の「孤島の鬼」なんてどう?
むかーし高階亮子が「ドクターGの島」ってタイトルで漫画化してたっけ。
設定が男女逆なんだが、なかなかすごかったよ。
古本屋で目当ての本が無く、このスレで名前みた気がしたので
小林泰三の「家に棲むもの」って短編集を買って読んだ
一話目でウンコまみれ、二話目で食人、、、、捨てました。
>>645 もっと、なんつーか
奇形児とかシャムとかありえない形状とか
そういう人々がなんか怖いことするよママン系を・・
前に出てた「異形の愛」読んでるけど、奇形満載ですよ?
ですが、あまり面白くない。お勧めはしない。
>>643 既出かもしれませんが乱歩の「芋虫」はいかがでしょう?
激しいグロではないけどありありと光景が浮かんできますよ。
「芋虫」は前にも出ているけど確かに衝撃的だったなぁ。
ただ今になると「ジョニーは戦場へ行った」とかぶっちゃって。
ホラーじゃないんだけど両手、両足、眼と耳が・・・・・
物置から”血の本”全六巻(だっけ?)発掘しました。
さて、一気に読み直すかな。
>>652 芋虫昔読んだけど・・面白いけどホラーか?
獄本野ばらの鱗姫はなんか読み進めるのが嫌になる話だった。
なんか呪怨とかリングとか黒い家とか売れて映画化もされてるよな。
リングシリーズとか、パラサイトイブに影響受けて書いたのモロバレだし、
貴志祐介とか、その鈴木光司のさらに劣化コピーじゃん。
文章構成や状況描写も稚拙で読んでてジンマシン出そうだし。
それの大元になったパラサイトイブだって、そんなに良くできた話じゃないし、
っていうか作者思いっきり理系で小説書くタイプじゃ全然ないし。
呪怨に至っては小学生の考えた怪談ですか?みたいな話にもならないレベルだしな。
最近のホラー小説を映画化するんなら、ガイシュツだが牧野修とか小林泰三とか吉村達也とか
文章も上手くて、オリジナリティのあるよくできた話を書ける作家が
他にいくらでもいるだろうに・・・
よくできた作品よりも、以前売れたもののパクリのほうが売れて、
のうのうと市民権を得られているようなお国柄だからしょうがないと言えばのだろうか。
なんだかなあ。
はぁ?
リング(元祖)ってパラサイトイブより前に出てなかったか?
パラサイトイブの初版が95年で
リングが文庫化されたのが93年だから
リングの方がはやいな
>>658 文庫よりも前にハードカバーで出てるしね
呪怨にもつっこんでやれよw
>っていうか作者思いっきり理系で小説書くタイプじゃ全然ない
理系出身で小説書いてる人なぞはいて捨てるほどいる。
研究等の仕事をしつつ小説書いてる人も、とりわけホラーやミステリの分野では腐るほどいる。
瀬名さんの小説はたしかに専門用語が多くて読みづらいな
俺はそこらへんも含めて好きだけど
あと、小林さんや梅原さんも理系だよな、確か
ただこの2人の場合は、専門用語での説明部分が
瀬名さんに比べてわかりやすい気がする
一般受けするのはこの2人みたいな書き方をする理系作家じゃないだろうか
と、知ったかぶってみました
すみません
リング>>>>>>>>(越えられない壁)>>>>>>>>らせん>>ループ
せっかく良く出来たホラーを続編2作がおとしめたなぁ。
いくら売れたからって、止めときゃいいのに。
リングは第10回(1990年度)横溝正史賞応募作だよ。
当時はホラー系の公募がなかったから広義のミステリを対象とする
賞に応募せざるを得なかった。続編(らせん)の構想はその当時からあった、
って作者自身が手記に書いてた。
ハードカバー初版本の発売は91年6月。
ビデオテープのイラストの描かれたダッさい表紙で、初めは全然売れなかった。
その頃読んだけど、本文中に作中作のリングが百万部と突破したよ、っていう記述があって
当時は( ´,_ゝ`)プッとか思ってたけど、話題になるにしたがって
本当に百万部突破した(小説中の事柄が事実になった)時は
鳥肌が立ったのを覚えてる。
加門七海『203号室』(光文社文庫)読んだ。怖かった。
小池真理子の某ホラー小説のような後味の悪さ。
正月十一日、鏡殺し 歌野晶午(講談社ノベルスor講談社文庫)
の表題作
「羅刹の家」みたいな嫁と姑の諍いが、あんな結果をもたらすとは(((( ;゚Д゚)))
ここまでむしろ爽快なほど後味が悪い作品を書いてのけた作者が怖い
瀬名とか小林の文章がうまいとか言ってる奴は本当頼むからホラー以外のちゃんとした小説も読め
正直、うまい文章がどんなものかイマイチよくわからないんだよな
ただ、読みやすいか、読みにくいか
面白いか、面白くないか
それだけ
小林の文は上手いとは思わないな
でも面白い、以上
瀬名とか小林が面白いとか言ってる奴は本当頼むからホラーも含めてちゃんとした小説も読め
正直、面白い文章がどんなものかイマイチよくわからないんだよな
ただ、読みやすいか、読みにくいか
うまいか、うまくないか
それだけ
小林の文は面白いとは思わないな
でも上手い、以上
瀬名とか小林の文章がうまいとか言ってる奴は本当頼むからホラー以外のちゃんt・・・・・はっ!
小林は作品よりも、例の掲示板の件の方が、ほんのりうっすら地味に怖いかも。
小林ってどっちの小林?
掲示板の件ということは、小林泰三の方じゃないかな
山田御大先生を褒めるよりはまだいい気が…
もっと海外の作品もピックアップしていこうぜ
山田の作品が世に出ている今、多少の事で目くじらを立てるのも馬鹿馬鹿しい
と思わないか?
だってあんな小学生の作文みたいなのが馬鹿高い値段で売られてるなんて。
日本の文学界はどうなったんだか。
まあでも山田よりマシだから許容範囲と言われるのも作家としてどうかと思うけど
でもあれでいいならおいらも作家になろうかとおもうよ
確かにそれはあるかも知れないなあ>あれでいいならおいらも作家に
山田ってどの山田?
風太郎、悠介、正紀、雅也、色々あるけど。
他の山田に失礼だ。
後一人は山口じゃないのか。
確かに山田程度の力量で作家になれるかもしれないが
続けていくには、人並みはずれた精神力が必要だろう
だって、世間の皆様にあれだけ叩かれても
なお次の作品を出す、あの勇気
俺には真似できない・・・
郵便屋は楽に読めたよ
映画にしたらヒットするんじゃない?本は別として
角川ホラー文庫は創元や新潮と比べるとすごく読みやすいでしょ
ライトノベルなんだよ
コバルト文庫とかと同じで中学生や高校生をターゲットに
しているんだから学生さんが楽しめればそれでいいんだよ
山田某も同じ
期待しちゃいけない
極端な話児童に受ければいいんだ
普通の文庫で怖いのがなかなか見つからないから苦労するんだよな
ここで児童(文学)って言葉出すとマジで怒る奴いたりもするから気をつけてね。
正直おれも、瀬名や小林や山田(悠)は大人の読むものじゃないと思うんだけど、
みんな意外とちゃんとした本格的なホラー文学のつもりで読んでるらしいよ。
山田(悠介)の小説は
内容は糞な上に小学校低学年が見てすら明らかにおかしな日本語にも関わらず
あれだけ爆発的に売れて未だに平積みコーナーが設けられているという「事実」が一番のホラー
山田某ってそんなにイマイチなんだ。
テーマに興味引かれたけどハードカバーだから敬遠してたよ。
やまだぼー
そろそろ本来のスレに戻りませんか?
栗原薫 『街』 角川ホラー 1997年
でたらめな怖さが味わえます。
>>693 栗本薫だった・・・。でたらめなのは・・・俺だった!
チャンチャン♪
いつのまにか叩きスレになってるね。
どうでもいい低レベルな文学論じゃなくて
衝撃的なホラー小説が読みたくてこのスレ見てんだよ。
これ以上はよそでやってくれ。
>>696 そう言ってもらえて嬉しいところなんなんだけど・・・。
>>693 _________________
|栗本薫 『町』 角川ホラー文庫 1997年| ←正しくはこう。「町」が「街」なってた・・・。もうだめぽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>693 _________________
|栗本薫 『町』 角川ホラー文庫 1997年| ←正しくはこう。「町」が「街」なってた・・・。もうぬるぽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
699 :
本当にあった怖い名無し:04/09/28 00:43:22 ID:c73j+sRw
_________________
|栗本薫 『町』 角川ホラー文庫 1997年| ←正しくはこう。「町」が「街」なってた・・・。もうガッ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
700 :
本当にあった怖い名無し:04/09/28 00:56:37 ID:pC5kNO9c
ホラーってかちとグロ系だけど、安孫子武丸?の書く小説は恐かった。
かまいたちの夜とかの監修かなんかしてた人で、中学、高校の時ハマったなぁ。
詳しく書けなくてごめんなさい
↑我孫子だろ。また正しくはこう!って言ってほしかったんか?
1人紹介するのに何レス使うつもりなんだ…。
やっぱブレインヴァレーだな。
もう上で出てるけど。
内容は、神を科学的に解明していくもの。
703 :
本当にあった怖い名無し:04/09/28 09:34:34 ID:njjpTOrD
>>702 それ怖そう。仮想現実の話ですか?
神を信じられなくなったらやだな。
705 :
本当にあった怖い名無し:04/09/28 10:26:31 ID:pC5kNO9c
間違った私も悪いから、イヤな気持ちにさせたのは謝ります。ごめんなさい。
だけどなんでそんな言い方キツいの?
706 :
本当にあった怖い名無し:04/09/28 10:41:13 ID:bxmuz2Fx
なるほど。
主語を「私」にすると優しくしてもらえるのか。
さすが2ちゃんだ。実に奥深い。
>700
米澤穂信さんですかw
>>695 確かにしつこいのはアレだが、多少叩きもあった方が、盲目的なマンセーばかりよりは
バランスはいいかも…と、ここで騙されて某作家の本を買いお金を損した私は思います。
>>703 思いっきり仮想現実でSFだが、
専門知識の無い人にとっては本当にこうなのかもしれないと思える。そこが怖い。
神を信じられなくなるかどうかは人それぞれだろうが、
俺は神の認識が変わった。そしてある意味で信じるようになった。
>>712 それを明かすと叩きだとか荒らしだとか言われてしまうので秘密です
>>714 いやいや、それを明かさないと
君と同じ被害者が増えることになるじゃないかw
別に作家批判は構わないと思う
何を面白いとおもうのかな人それぞれだし
ただ、「○○読んでる奴は糞だよな」とか「○○面白いとか言ってるやつ大丈夫か?」
とかっていう読者批判はどうかと思う
人は人、自分は自分なんだし
>>715 ではヒントだけ・・・お墓を見下ろす家にお化けが・・・
>>716 アレですか、拙者も引っ掛かったクチです。
なんていうか、あのご都合主義な展開は・・・ orz
てかあれは、ここでも賛否両論あったじゃんw
俺はちゃんと「あれはありえない!」って否定したぞ。
>>718 うん、わかってる、わかってるんだ・・・・
このスレで色々と話題になっていたもので「一度この目で確かめて見ないことには」等という不埒な考えが頭をよぎって・・・・
まあそのなんだ、別な意味で「衝撃をうけたホラー小説」ですな ('A`)
>>702>>713 ブレインヴァレー好きなら、「神は沈黙せず」は読んだ?
こちらは科学とオカルトのさまざまな蘊蓄がつまったかなり
読める一冊だった。大枠で言えばSFで仮想現実的ネタだけど、
ブレインヴァレーとはまたひと味違う神の正体の追求が面白い。
722 :
◆TJ9qoWuqvA :04/09/29 01:06:04 ID:BBfxdF9W
ちょっと毛色の変わったとこで「めきめきエンピツ」とかはどうでしょう?
児童文学なんだけど、あたしゃトラウマになりましたよ
723 :
◆TJ9qoWuqvA :04/09/29 01:09:13 ID:BBfxdF9W
あと、筒井康隆さんの家族八景に収められてる「亡母渇仰」
厨房の時に怖くて泣きました。
「一番衝撃を・・・・」スレなのに複数出してごめんね
221に出てるが、友成純一「陵辱の魔界」
昔、勤めていた会社にマドンナ文庫の出版物として本があった。
「マドンナ文庫ってたしか
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
系だよな」
とエロを期待して読んだらグロだった。衝撃だった。
>>716 ほうほう、俺は..ぼっけえ...だな。
>>724 友成純一の名前聞くだけでもトラウマー。
昔出版系の会社に入ったばかりだった頃、仕事で「陵辱の魔界」と「獣儀式」を読まされ
熱出して寝込みました。3kg痩せました。文字通り衝撃でした。
この作者と、この作者を天才だ!と褒めまくる先輩にマジな殺意を覚えた
新入社員時代を思い出したよ・・。
でもこの作者のホラー映画ベスト10殺人事件は面白かったよ
>>721 ありがとう。まだ読んでないから読んでみる。
アマゾンのレビューでMIBって言葉が出てきたけど、
まさかメン・イン・ブラックじゃないだろうなぁ・・・。
>>722 児童文学では、「おとうさんがいっぱい」というのが怖かった。
夫婦喧嘩のあと、お父さんが壁の中に吸い込まれて消えてしまった、
という話が、怖いというかやばかった。
おいおいおい子供向けの本でそんなのありか?と…
おとうさんがいっぱいいっぱいの方がこわいっすw
730 :
◆TJ9qoWuqvA :04/09/29 22:58:40 ID:BBfxdF9W
>>724友成さんはいいっすねぇ
あたしゃ「電脳猟奇」を探して、古本屋巡りをした事あるですよ
友成さんの本って、すぐ絶版になっちゃうのな・・・
>>728レスありがとうございますぅ〜。2ちゃんでレス貰ったら異常に嬉しい^^
「おとうさんがいっぱい」頑張って探してみます。手に入ったら感想かきますね〜
井上雅彦はどうよ?
732 :
本当にあった怖い名無し:04/09/29 23:52:36 ID:YCaaHK3G
スレちがいだけど昔古本屋でコナンドイルの小説を買ったんだけど
(たしかマラッコト海峡だったかな)中に前の持ち主のメモが入っていて
この小説にいかに自分が衝撃を受けたか怖かったかについて延々書いて
あるの!本を貸す友人宛らしいんだけど凄くキモかった・・
小学生の頃生まれて初めて読んだホラーは
ポーの「黒猫」だった。
おどろおどろしい翻訳に、すごく衝撃を受けた。
最近読んだ中で最低だったのは「ケイゾク」
ドラマは見てなかったのだが母が原作を買って来た。
日本のドラマってこんな腐ってんのかとあきれた。
つーかどこがホラーなんだよ!
734 :
本当にあった怖い名無し:04/09/30 13:15:00 ID:+dmcRF5G
角川ホラー文庫の「ケイゾク」を読んだのでは?
738 :
本当にあった怖い名無し:04/09/30 19:45:18 ID:GE0XLopC
スティーヴン・キングのキャリー。
キングはシャイニングと第四解剖室しか読んでないや(´ー`)y-~
>>733 映像化されたものを本にしたものは大抵駄目になってることが多いから…
ドラマを借りてみてそれでも合わなかったらしょうがないのですが。
恩田陸「給水塔(祥伝社文庫・『象と耳鳴り』収録)」
この人は、都市伝説のようなものを繋げて描くのが上手いです。
同じ短編集に収録されている「魔術師」の怪談の解釈も
地元民(仙台住人)なら納得できるかと
コナンドイルっていえば飛行機乗りの手記で
高度?m以上に生息するクラゲみたいな生物の話ってなかった。
その生物を確認しようと何度も飛んでて行方不明になり後から
手記だけ発見されるってやつ
「呪われた町」@キング最強
743 :
本当にあった怖い名無し:04/09/30 22:35:43 ID:BsnwETac
変なメモが挟んであったのってその話についてだったヨ
744 :
本当にあった怖い名無し:04/09/30 22:41:21 ID:O9z3nGTU
綾辻行人の『殺人鬼』は超怖い!
斧持った大男が人々を殺しまわる、古典的なストーリーだが、殺し方がエグイの何の、
しばらくはモツ鍋が食えなくなるぞ。
そればかりか、ダイエット中の人間に読ませれば効果抜群かもしれない。
>>741 あぁぁ、あったあった〜。
厨房のときに読んでとてつもなく怖かったんだった。
ものすごい勢いで記憶が蘇ってきたぞ。
…でもあれコナン・ドイルだったのか…。短編集だったよね?
タイトル分かる方プリーズ。
乙一の短編の「階段」。
児童虐待物で読後鬱になった
>>741 そのものずばり「大空の恐怖」です。あれは私もかなり気に入っている
作品ですね。雲の上の世界がまだ未知のものだった時代のドイルの想像力
には感服しますね。新潮文庫の「ドイル傑作集3」で読めますよ。
ドイルの怪奇編はなかなか面白い。
私は、開けようとした者が死に見舞われる、謎の宝箱(衣服箱?)の話が好きでした。
革の漏斗も好きです。
何か骨董を手に入れたら、枕もとに置いて寝てみようかなと思ったw
なんだっけ?地下室に閉じ込められて振り子の斧で首切られそうになって・・ってやつ。
あれ好きなんだけど。
>>750 エドガー・アラン・ポーの「陥穽と振り子」?
752 :
745:04/10/01 22:07:40 ID:9SIIRJpL
>>747 恐怖館ご主人
ありがとうございました。749さんのもうっすら記憶にあるような…。
随分昔に手放したのに、猛烈に読みたくなってきました。
図書館で検索かけてみます。
曽野綾子の「長い暗い冬」が救いようのない陰鬱な作品として記憶にあります。
弟切草
ずきゅん は無いでしょう
>>751 それそれ。なんだかんだ言っても結局ポーとかに行き着くんだな。
筒井康隆の『走る取的』怖すぎ
はじめは「ハァ?相撲取りに追っかけられる話?笑えるじゃん」と思ってたが、
読み進めてるうち、気がついたら手が震えてたよ
ホラーじゃないんだが、「ITと呼ばれた少年」は衝撃的すぎ。
これが現実なのかと思うとゾッとした。
でも作者頑張って生き延びて良かったよ。幸せでいてくれ。
短編ならアンブローズ・ビアスの「あん畜生」もいいな…。
人には見えない色調の怪物の話…出版社によっては「怪物」って
タイトルになってたみたいだけど…。
見出しの「テーブルの上にあるからといって食べるものとは限らないこと…。」
とかうまいなぁと思った。
あと藪の中みたいな話もあったな…。
奥さんを殺した夫と夫に殺された事にきづいてない妻の霊の話
>>761 ビアスと言ったら「犬油」も最高ですね。
>>762 それ読んだ事ないです。
どんな話ですか?
ビアスの短編集って本屋にあまりないんだよね。
このスレでみた「殺戮にいたる病」を読んだ。
怖かったわー。エロ本が家族に見つかるところとか感情移入したわ。。
ラストもよかった。ホラーよりミステリ好きなんで何度かみた手だが
すげーすっきりする終わり方でした。俺ど真ん中。
>>764 そんなあなたに
「紫蘭の花嫁(乃南アサ・光文社文庫or文春文庫)」をすすめる。
エロものではないものの犯人の回想描写のじめじめした感じ、ラストのオチなど
なかなかホラーしてると思うので
>>90 「幽霊海戦」教えてくれてアリガトー!俺はこーゆー海洋モノ大好きなんよ。
今1/3読了。面白いっす。
>518、520、526で紹介されてた「脳を喰う怪物」も今度探してみよ。楽しみだ。
マキャモンかな…忘れちゃったけど
ナイトボートおもしろかった。
怖いって感じじゃないけどゾンビもの
これ映画になったらおもしろいと思う。
>>767 沈没してたUボートがなんかの爆破のショックで浮上
乗組員がゾンビになって回航先の島民達を襲う・・・
バイオハザードの監督がこれの映画作ったら面白そうだな
769 :
766:04/10/09 13:52:48 ID:4iJUTb32
>>767ナイトボートっていうの?海洋ホラーモノだね。それも探してみよっと。
770 :
本当にあった怖い名無し:04/10/09 16:46:57 ID:Yo48eydD
>>765 読んだけど「殺戮にいたる病」とは比べられんな。
ミステリーとしてもホラーとしてもダブルスコアで負けだな。
暇なので、面白いネット小説を紹介してください。
ダーク、グロ、何でもOK。
ちなみに、狂気太郎氏の小説は読破しています。
>772 ごめん。それリアルで見てた。(w
なかなか面白かったよ。
なんかホラーないっすかねぇ。ネット小説書いてる人は多いのに
ホラーやサイコ系は少ないのかな。スプラッタでも構わないや。
ただしエロはいらない。
ネットは広いけど、広すぎてなかなか捜せない。
そんなあなたに「絶望の世界」
と言いたかったんだけど、もうサイト閉鎖してしまったし。
ありがとう。「絶望の世界」はすでに読んでいたけど、閉鎖はやっぱ寂しいね。
さっそくスレ行ってみたら、「絶望〜」のジャンルがホラーになってた。(w
あれはサイコサスペンスだと思うのだがなぁ。幽霊とか一切出てないんだし。
まあどうでもいいんだが。
777 :
質問してもよい?:04/10/13 01:31:48 ID:LV5izXmy
夢枕獏さんのエッセーだったと思うんだけど、
作家が集まって、怖い話してくうちにだんだん嫌な話に移行してゆく話知らない?
酔っ払った出っ歯の男が便所で倒れる話とか、、独りSMしてた人がそのまま死ぬ話とか。
捜してるんだけど、どの本に入ってたかわかんないんだよなぁ。
一応、スレ違いにならないように衝撃を受けたホラーの作品名を挙げます。
まだ出てないところでは スタニスワフ・レム「虚数」かな。
好き嫌いあるかもしれんが、図書館ででも探して読んでみて下さい。
損は無いと思うよ。
ケッチャムくらいじゃ、ここの住民は驚きそうにないな。(w
自分は衝撃だったが。
ラムジー・キャンベルは?
桐生祐狩「夏の滴」
たった今読み終わったんだが、めちゃめちゃ後味悪かった。
>>778 「オフシーズン」は純粋に面白かった。
「隣の家の少女」は女子高生コンクリ詰め殺人事件を思い出した。かなり衝撃的だった。
783 :
771:04/10/16 21:06:50 ID:vvmGYjm1
ありがとう。とりあえず見てくる。
フラッシュがなかなか良かったが、肝心の小説はどうかな。
>>777 今は文庫で出ているかも知れないけれど、私はハードカバーで買ったので、そちらを紹介。
「仰天文学大系」 集英社 1991年2月25日初版発行
その中の、「極限の不快指数」が、その中の話です。
夢枕獏が語り手で、おそらくは実際にあったエピソードを元にしているのでしょうが、
エッセイではなく小説です。
エッセイと思いこんでいたので、見つけられなかったのではないでしょうか。
この本、他の話も面白くて、爆笑しまくりでした。
同系列の爆笑本に、「悪夢展覧会」があります。
夢枕獏といえば、短篇だけど
足の悪い子供の生き霊に追い掛けられて、閉まった踏切に飛び込んでしまう・・・
という話が怖かったな。「鬼走り」とかいう題だったかな?
>>763 レスポンスが遅くなりまして…犬を攫ってきては釜で煮詰めて油
を取り出す夫と、赤ん坊の間引きを生業にする妻。ある日偶然赤ん坊
を釜の中に落としてしまい、それで出来上がった油の評判がいい。
間引いた赤ん坊だけでは足りなくなった夫婦は、とうとう人攫い
をはじめて…というブラックユーモア色の強い作品。岩波文庫の
「ビアス短編集」に収録です。
パラサイト・イブ
俺はこんなに詰まらん小説読んだことが無い。
ちがってたらすまんが同名のゲームもクソだった。
789 :
本当にあった怖い名無し:04/10/21 01:51:06 ID:XCvTsUxj
じゃあ、同名の映画も糞かな。
クライマックスの中島朋子の演説は迫力だった。
全体的にはまあまあ。ラストが糞だった。
パラサイト・イブの小説版は、面白かったよ。
ミトコンドリアを化け物扱いするなんて、すごいと思った。
793 :
本当にあった怖い名無し:04/10/22 15:41:44 ID:YkzWCzIt
ミトコンドリアが化け物になっても不思議じゃないって言い訳に
難しい専門用語で本の90%をつかったしょーもない小説だった
村上龍がめちゃくちゃこきおろしてたよね…パラサイトイブ
795 :
792:04/10/22 17:21:25 ID:JozvSwZ8
>>793 たしかに、難しい専門用語があったりSF小説みたいだった。
みたい、でなくSFでしょ
ブレインヴァレーも専門用語がいっぱいだったな
あの人のは、パラサイトとブレインとジーン(?)しか読んでないけど
どれも専門用語だらけだったな
ホラー小説じゃないし、読んで衝撃を受けた訳でもないんですが。
「itと呼ばれた子」の著者の弟が出した、「ペルザー家 虐待の連鎖」
という本を見つけた時に衝撃が走った。
「it〜」を読んだ方は覚ええてるかもしれないけど、母親の虐待に加担していた弟がいたでしょ。
「it〜」の著者が保護された後、その子が次なるターゲットにされていたという内容。
まだ続いていたのか・・・・・と思ったら背筋がゾワゾワってしたよ。
>>724,
>>726 「陵辱の魔界」そんなにグロいの?
カコレス読んで好奇心でネット通販しちゃったYO・・・
押井守「BLOOD THE LAST VAMPIRE 獣たちの夜」
吸血鬼そっちのけで焼肉屋で死体処理についてレクチャーしたり
肉食文化を議論したり。
1番の衝撃は後藤隊長がイスカリオテの人だったこと。
>798 それ凄い知りたい。
「IT〜」で兄弟は、主人公をいじめてたじゃん?
その弟が今度はターゲットに変えられたってわけだね?
虐待しないと気が済まない女なんだな、あの母親は。
ようするに、弱者なら誰でも良かったのか。
本気でそんな人間許せないな。
802 :
798:04/10/24 00:02:51 ID:/u2MlHpH
>143
症例Aでサイコなら山本文緒の「群青の夜の羽毛布」読んでみるといいかも。
ホラー、ミステリとは全然違う恋愛小説(?)だけど私は結末が並のホラー小説以上に怖かったです((((;゚Д゚)))。
>802 ありがと!見てくる。
どなたか、牧神パン、というようなタイトルの小説を知りませんか?
うろおぼえなんだけど、牧神パンが見えるようになって、狂う話だったと思う。
タイトルもこの通りではないかも知れないけど…怖い話なんでしょうか?
マッケン「パンの大神」か?
まあ読むべし。
>>807 もしお目当てと違っても、「パンの大神」(それから同じく「怪奇クラブ」も)
、ぜひ一度ご覧になってください。創元の怪奇小説傑作集に収録されています
からお求めやすいですし。ラヴクラフトも絶賛したヴィクトリアン怪奇幻想小
説の超傑作です。
>808-809
ありがとうございます!
マッケンサンバ〜♪
不覚にも笑いました。
ちょっと調べてみたんですが、「怪奇クラブ」というのも面白そうですね。
813 :
本当にあった怖い名無し:04/11/03 22:26:50 ID:0M0Hj5JW
既出かなあ。
筒井康隆の「乗り越し駅の罰」。
不条理で背筋が薄ら寒くなる。
>>813 正しくは、「乗越駅の刑罰」。
重箱スマソ
「長い暗い冬」曾野綾子
短編です。
脳内で山岸凉子のキャラで
映像化しながら読みました。
816 :
本当にあった怖い名無し:04/11/04 02:11:40 ID:P6X4dE22
>筒井康隆の「乗り越し駅の罰」
おっ、いいとこ突いてきたな。
映画化もされたけど、やっぱ筒井文体で読むのが最高。
スレタイ通り、衝撃をうけた。
筒井康隆といえば、「問題外科」とかは?
刺激が強すぎて思わず笑ってしまった…。
墓地を見下ろす家
ボルネオホテル
ゴールデンボーイ
筒井康隆はキモいだけで
あの程度の発想はグロ趣味があれば誰でもできるし、衝撃を受けるほどの意外性もない
筒井康隆は不条理系が一番いい感じ。「毟りあい」とか。
>>818 ボルネオホテルっすか??
蓼食う虫も好き好きとは言いますが…。
ボルネオホテル…。
シャイニングをお勧めします。
ボルネオホテル、主人公が作者の自己投影っぽい所が萎える。
>822の言うとおり、シャイニングをお勧めするよ。
墓地を見下ろす家 って賛否両論だな
ちなみにおれはツマランと思った派
もう一度リメイクすればいい線いくかもしれんが
福澤徹三の「壊れるもの」 仕掛けはデビッド・リンチの映画
「ロストハイウェイ」あたりに似てるんだけど、ともかくリストラリーマンの
ディティールがねっちりじっくり描かれていて、超自然と生活感から
滲み出す厭な感じが相乗効果でせまってくる。
>>824
「墓地を見下ろす家」って映画「ポルターガイスト」と似すぎてない?
826 :
818:04/11/07 20:56:24 ID:1SWPclsQ
沢山のレスありがとうございます
キングも好きですよ!
特にItにははまりました…
ハードカバーで読んだからとても大変でした…重くて
小説版呪怨は映画よりは面白いとおもたのは漏れだけ?
だいたい映画化しちゃうと、原作の面白さが無くなってるもんだよ。
小説版呪怨は映画の原作じゃなくノヴェライズなわけだが
831 :
本当にあった怖い名無し:04/11/11 19:03:29 ID:XTb8Sgnl
俺の場合、小説のが面白いが怖くはない
以前話題になったC・ドイルですが、近々創元推理文庫から新訳の奇譚集
「北極星号の船長」が出版されるようです。楽しみですね。
そう言えばドイルって、晩年はオカルトに傾倒してたんだっけ。
有名なインチキ妖精写真にだまされたのも、確かドイルだったかな
うろ覚えだけど、
ドイルは、死んだらいついつに帰って来る、と言っていたそうだ。
ドイルの死後、彼が指定した日に降霊会が行われた。
が、霊的な現象や、異変などは起こらなかった。
ただ、ドイル未亡人が「彼は来ました!」と騒いだだけだったそうな。
昨日本屋で見た角川ホラー文庫の表紙が怖かった。
舞妓さんの話らしい。
>>836 それ私も見た。タイトルも作家も覚えて無いけど。
買おうか迷って結局買わなかった。
話変わるけど、ケッチャムの物ってなかなか置いてないね。
大手の書店、個人経営の書店、ブ○クオフ、個人経営の古書店、等々
20件くらい周ってやっと2冊ゲット。(「隣の家の少女」「地下室の箱」)
ネットで買う方が早そうだ。
瀬名秀明「BRAIN VALLEY」読みました
次は「あしたのロボット」読んでみます
>839
思わず注文してしまった。
近くに「7」がなかったので自転車で往復一時間かけて支払いに行ったさ。
病気の身の私としては久々に死にそうになった。
このスレ見て、先週本屋でお見世出し買った事思い出した。
買ってすぐ読まないと、読むの忘れたままなんだよなぁ・・・。
ホラー小説なのかオカルトなのか、はたまたミステリーなのか分からんが、
乙一の小説を初めて読んだ時は、別の意味でか衝撃を受けた。
で、その後漁ったら『ZOO』とか『GOTH』とかここのジャンルっぽいのが沢山見つかったよ。
漏れソッチ系嫌いだから、その時点で探すの止めたが・・・。
自分的には『天帝妖狐』『夏と花火と私の死体』が好きだな。ジャンプノベルだけども。
スレ違いスマソ。
「お見世出し」読んだー。
3番目の「呪扇」が好きだ。
そろそろ海外の話もしてよ。飽きたよ国内はどうせ数えるほどしかないし
>>842 うん、『ZOO』の「SEVENROOMS」読んだ日の夜は悪夢を見たな。
『GOTH』も面白かったけど、よくあんな殺しかた思いつくなって感じ。
846 :
842:04/11/24 23:09:50 ID:tqK1C5sr
>>845 レスどうもっス。
「SEVENROOMS」はどっちかってーと、姉の考えた作戦に関心してたんでそんなに。
むしろ自分より年下の彼女が、あの窮地でこんな方法考えついたのに驚いた。
自分はあの声を使える少年の話が1週間ほどトラウマに・・・。
自分に当てはめてみて、死亡条件から逃れられないと思うとマジで背筋が凍ったよ。
>>799 遅レスすまん。
「陵辱の魔界」はエロだと思って読むとがっかり衝撃だ。
通販したなら身を持って知ったと思うが。
>>842 ”暗黒童話”の改造人間達なんかスレにぴったりでは?
僕は”死にぞこないの青”が大好き。かなり好き。
.
怖いっていうか不条理で後味悪かったのは小松左京さんのかな?
間違ってたらすまぬが…箪笥ってやつ
どっかの村の家である晩、おばあさんが深夜に箪笥の上に座ってる。
次の晩には妻が…その次の晩に子供が…ってやつ。
幼女ナイフが恐かった
満面の笑みで人を切り刻む子供って・・・
善悪の区別が付かないからこそなのだが・・・
筒井康隆の短編にも「箪笥」はありますね。
おい待て「幼女ナイフ」って発禁本じゃなかったか?
神田の古本屋で無茶な値段で売っていたぞ!
筒井康隆なら「幸福の限界」。
海水浴場に満員電車以上に群がる人々の姿の時点ですら生々しくて気持ち悪かった。
ホラーとは言えんかもしれんが。
あー、レミングの群れみたくね…
足元になんか踏んづけてる感触があるところや
父性を放棄するところがね…
857 :
本当にあった怖い名無し:04/12/12 01:23:11 ID:66/DRvkE
墓地を見下ろす家もいいが、死者はまどろむの方が気持ち悪くて好きだ。
さきほど諸星大二郎の短編集を読了。…何だろうなああの静寂さと恐怖
の妙な同居は…。
858 :
本当にあった怖い名無し:04/12/12 02:00:32 ID:R5yAnPGw
リング 単純に怖かった
らせん 異常な期待をして買った でも ん?
ループ以後 えーこういう話なの?
リングには余計な説明ははいらなかったのに
以後の作品いちいち理由付けして、しまいにゃ父性愛だの遺伝子だの・・・
リングのおもしろさまで色あせてしまった
藤枝静男「空気頭」
860 :
本当にあった怖い名無し:04/12/13 12:51:11 ID:jd8U2gdI
ミザリー。
結構分厚い本だったのに、止まらなくて完徹で読んでしまった。
ミザリーの余りの基地外さに、主人公とシンクロしちゃって
ガクブルのバクバクになりながらページめくってた。
いまだあれほどにバクバクするホラー小説には出会えてないなあ…寂しい。
861 :
本当にあった怖い名無し:04/12/13 14:18:51 ID:jD/B7gtA
綾辻先生の『殺人鬼』・・・恐いっつーか、きしょい・グロい・うひょえー_| ̄|〇
てなかんじ。2も吐きそうだった・・・。
>>860 ミザリーいいね
主人公にもイライラするけど
なんつーかあの女が現実味溢れる異常さだから面白い
面白い小説って確かに止まんないよね。
863 :
本当にあった怖い名無し:04/12/13 20:31:18 ID:EH46W4sM
誰か「長い腕」って読んでない?
個人的には好きな一冊。
「長い腕」読んだような気がするけど内容忘れた。どんなのだっけ?
個人的にはホラーとはちと違うかもしれんが
綾辻の「殺戮にいたる病」と桐野夏生の「OUT」
通勤電車の中で読んだら一日仕事が手につかなかった。
>>864 殺戮に至る病は綾辻ではなく、我孫子武丸。
・・・よくその二つ通勤中に読めましたね(((( ;゚Д゚)))
大石圭「処刑列車」
神奈川辺りから通勤してくる人はぜひ読んでみては。
臨場感と悪意満載で、本当に読後感イヤーな感じ
犯人たちの心情が乗客たちに伝わってきてまたさらなる殺人を引き起こす様がかなりきつかった_| ̄|○
866 :
864:04/12/14 17:56:11 ID:Vx5nHlI2
>>865 我孫子だったか。綾辻も好きなので間違ってしまいました。失礼!
神奈川あたりから通勤してるので「処刑列車」読んでみます。
ちなみに角川ホラー文庫ではなく、河出書房新社からの出版なので注意を。
救いようじゃなくて、救いのない、じゃないの?
ってゆうか、上のリンクの人はほめてんのか?
870 :
本当にあった怖い名無し:04/12/23 13:25:04 ID:TZ1vYZcP
あげ
村上龍の「イビサ」って、このスレ的にどうです?
やっぱ虐待系って真実なだけに余計に凹むよね・・・・
ホラーとかだとまだ創作とか考えてしまう分グロければグロいほど
俺は笑ってしまうよ・・・・
ITと呼ばれた子はまだ読んだ事無いけど俺が読んだ虐待の話は
幼女にフェラや大事なところに食器のナイフ入れるとかあったな・・・・・
衝撃受けたホラーじゃなくてごめんよ・・・
>>872 シーラ?
トリィ・へイデンの本は何冊も読んだけど、どれも惨いよね。
ITは虐待描写が凄まじいから、ヘイデンよりもきつかったな。
>>873 そうです・・・・
ITはそれ以上みたいなので読む機会あったら読んでみるつもりです
まだ読んでないや。。IT。トリイのは結構色々読んだけどきついね。
カルト集団が出てくるやつとか。
キングは無人島に漂着した男が自分の体を食べながら生き延びる短編がおすすめ。
扶桑社『骸骨乗組員』の「生きのびる奴」
ゴシック・ホラーの方が安心して読める。
ちょっとコワイけどあとひかないから。
モンタギュー・R・ジェイムズの短編が好きだな。
「銅版画」、「人を呪わば」、「とりねこの木」、マグナス伯爵」、「縛り首の丘」。
あとアルジャーノン・ブラックウッドの「ウェンディゴ」はお薦め。
想像を絶するほど寂しい雪の荒野で遭遇する自然界の悪霊のお話。
ちょうど新年に書き込めた、ちょっと嬉しい。
あけおめ。
我孫子武丸著
「殺戮にいたる病」
かな。
「お見せ出し」読んだ。一番最後のが怖かったってかグロかった。
全体としてはそんなに印象には残らなかったけどね。凡作って感じ。
やっぱ「ぼっけぇ〜」のあのショックを越える作品にはなかなか出会えないなぁ。
あくまで個人的な感想でしかないけどね。
このスレでも「ぼっけぇ」を面白くないって言ってる人もいるようだし。
自分は「ぼっけぇ」凄い好きだから。
つか、方言好きなだけかもしれん。お見せ出しも京都弁は非常に良かった。
天使の囀りって書こうと思ったら
すでに
>>6で出てたw
「衝撃」の意味が違うが、S.キングの「トミーノッカーズ」。
「E.Tって、子供のおもちゃとかで大気圏外の宇宙船と
連絡とれる通信機を作れるのに、何でああバカなんだ?」
−という積年の疑問が、これ読んで「あっ!」と氷解した。
キングのホラー物のどこが怖いんだ?大体長すぎる。同でも良い設定状況を長々と語りやがって・・・ってこれは海外物の小説に多く見られる光景だけど。冒頭のどこからか引用してきた意味深な文句もイラネー。その後に大体「〜へ捧ぐ」って続くんだよなあ。
ホラーは短いのがインパクトあって良いってのが持論だけど。小説でも映像物でも。
あと、多くを語らない、見せない。
884 :
本当にあった怖い名無し:05/01/11 04:37:56 ID:i1ak9PJa
高名な怪奇小説家アルジャーノン・ブラックウッドの「ウェインディゴ」
創元推理文庫の「ブラックウッド傑作選」に収められた短編で
定番だと思うが、まだ出てないよね?
雪の中で迷う描写だけでも、ものすごい臨場感があって怖いのに
後半の怪異に関してはトラウマになるくらい怖かった。
これ以上に怖いと感じたホラー小説は知らない。
古本屋か図書館で見つけたら、ぜひ読んでみてくれ。
885 :
本当にあった怖い名無し:05/01/11 05:10:32 ID:eCfChtRP
驚愕の曠野
886 :
本当にあった怖い名無し:05/01/11 15:45:15 ID:pedgk7v5
今までで一番恐かったというなら、もう何年も前に読んだということも
ありますが、「シャイニング」。映画も観た後だったけれど、本の方がずっと
恐かった。若かったこともあるけど、震えながら読んだ覚えがあります。
がいしゅつの「ぼっけぇ」はグロかったという印象しかなし。
「墓地を見下ろす〜」は、途中まではなかなかいい感じなのですが、
やっぱ、ビームはないだろ!と思ってしまいます。
雨宮町子の「たたり」は面白かったです。ホラーとして納得の終わり方。おすすめ。
恩田陸の「月の裏側」は恐くはないけれど、一応ホラーに入るのかな?
意外な結末はこの作者の常ですが、私は面白かったです。
887 :
本当にあった怖い名無し:05/01/11 23:35:19 ID:V3neEfqh
「墓地を見下ろす〜」の評価、分かれてますね。
いや、低評価の方が多いかな。
私も駄作と思う口ですが、この小説、巷の評判が
良すぎるので長年不可解だった。
888
すまん俺ループイケたクチだ。 でもこれホラーじゃない。
リングは不幸の手紙の焼き直し感がどうしても。
らせんはバランス良かったと思う。最後破滅的なのも良かったね。
ここじゃ話題になってないけど魍魎の箱かな、スゲーって思ったのは。
でも怖かったのとは違うね。構成力に唸った。
890 :
本当にあった怖い名無し:05/01/12 11:24:24 ID:BGAEOuzZ
>>864、「OUT」読んだ後に食堂で酢豚定食頼んでしまい、激しく後悔した思い出があります。_| ̄|〇
ホラーではなく探偵小説なのだが、横溝先生の「三つ首塔」で、
金田一探偵が散々合理的な推理をやってのけ、犯人が判明した後に、
しかしそれでは、主人公の首を絞めた二人は、既に死んでいた事になるのでは?
じゃあ首を絞めたのは誰? 幽霊? ってな質問があって、
金田一が、「まあそう考えるしかありませんね」ってな事を言った時が、一番怖かった。
それまでの合理的な推理とのギャップが・・・。
今思うと、横溝先生がうまく合理的な解釈を思いつけず、
「ええい、もう幽霊のしわざにしとけ!」みたいなノリでやった、
苦し紛れの発言のような気もするのだが。
得てして、予想しない所にある恐怖が一番怖い。
怪談ですよ、というノリでばら撒かれる怪談は、さして怖くない。
「墓地を見下ろす家」はまだ日本製のホラーがそんなに多く無い時期、
もしくはホラーとミステリーの区別がものすごく曖昧だった時期に出た、
本格的な超常、霊現象を扱った作品だったからね。
ホラーに飢えてたもんに取っては十分よい作品に思えたのでは?
893 :
本当にあった怖い名無し:05/01/15 11:32:08 ID:K9EQF2p7
893
リアル鬼ごっこ
895 :
本当にあった怖い名無し:05/01/15 13:40:22 ID:MmqcVhro
↑まさに天才の作品だよね。
リアル鬼ごっこはどうなんでしょう?ちょっと前にコンビニにて漫画版が発売された
じゃないですか。あれ読んで「あれ・・・」って。
ホラー小説の安易な漫画化は、ホントにどうかと思います
↑あ、つまり小説の方は面白かったんでしょうか?って事を聞きたいです
>>897 小説版を読まずに漫画版を読んだ貴方は勝ち組です
つい出来心で。コンビニにあったし・・・・・・
900
>901
勉強になりました。
ホラーの安易な漫画化ってホントに勘弁してほしい(たまに読むんですけど)ですけど
今回はそれで命拾いしました。いや、むしろリアル鬼ごっこ読みたいかも?
漫画の話しちゃいましたね。ホラーかどうか疑問ですが、筒井康隆の短編の「死に方」
って話が衝撃でした。読んだ直後はよく飲み込めなかったんですが「異常って何?」という
自問自答がふつふつと沸いてきました
903 :
本当にあった怖い名無し:05/01/16 18:01:10 ID:sOqoFmFs
>>879 ♪あ〜なた〜の夢を〜あ〜きらめな〜いで〜♪
読んだ後頭から離れなくなるね。ちなみに漏れ亀戸在住。
筒井康隆といえば、
むかし「走る取的」読んで
こえー、相撲取り ガクガクブルブル(((;゜Д゜)))ガクガクブルブルって思ったけどさ、
曙があのざまだもんな。
綾辻さんの「殺人鬼」。個人的にはUが好き。
徹底した直接描写。あまりにも凄惨な手口に目をそむけたくなる。
なかでも赤子をアスファルトにたたきつけ脳天をかち割り、
その砕けた屍肉を母親に喰わせる様なんて最たるもの(殺人鬼Uより)。
最初から最後まで、いつ尽き果てるともない殺人鬼の殺意。
ああこいつ絶対生き残るよ。だって美人だもの。だって子供だもの。
そういう安易な発想を受け付けない徹頭徹尾した非道さは、
十二分にエンターテイメント性を兼ね備え、それでいて恐怖の絶頂とともに
早く本を読み終え、開放感に浸りたいと思わせること必死。
見た目を超生物(エイリアンみたいな)にして映画化したら面白そう。
>>905 それ読んだあああああ!!
中途半端なホラー映画観るよりも衝撃的な内容でものすごく印象に残ってる。
私はUの途中で読むの挫折したけど。気分悪くてさすがにそれ以上は・・・
>>905 その母親が殺人鬼に襲われてる最中の
看護師の腕を貪り食うところがとっても鬱
agq
>>894 それ読んだあああああ!!
中途半端なホラー映画観るよりも衝撃的な内容でものすごく印象に残ってる。
私は2ページ目の途中で読むの挫折したけど。気分悪くてさすがにそれ以上は・・・
910 :
本当にあった怖い名無し:05/01/18 14:30:53 ID:6lO8W/fo0
私は1ページめで挫折しました
911 :
本当になかった名無しさん:05/01/18 14:56:36 ID:Zt9e22DJ0
死のロングウォークを読んでみなさい^^
上に上がってた処刑列車読んでみました
面白かったです、最後の終わり方がメッチャ気になる終わり方だけど・・・・・
あと彼らの行動理念や倫理観念とかも面白いと思いました、教えてくれた方々thx
>>905 あれは怖さとか気持ち悪さより、逆に笑えてしまいました
殺人鬼とグロがありえ無すぎて逆に笑えてしまった・・・・
>>896 あれは最初と最後を読めば話がわかる
本屋で立ち読みで十分
てか、乙一の本っておもろいの?ダヴィンチとかに名前でてるから買う人居るんだろうけど・・・・
914 :
896:05/01/18 20:42:27 ID:XeEAgEuz0
ありがとうございます。最初と最期だけ立ち読みしてみますw
乙一は「石の目」ってのを読みました(「石の目」「ブルー」「はじめ」「平面いぬ」収録)。
怖い話ではないですよ?ホラーを期待して読んだので俺の中の評価はちと低いですが・・・・でも
「はじめ」には年甲斐もなく感動してしまいました。
乙一はデビュー作が印象的。「夏と花火と私の死体」
とても斬新な視点から書かれていて、面白かったです。衝撃的というよりも
興味深いなぁといった感想でした。でもそれ以外の彼の作品は読んだことない・・・
ホラー路線だと「GOTH」だけど、怖さというよりミステリのような驚きを意識したものなのでここ向けにはならないかと
乙一らしいのは「失われた物語」、優しげでいい話が多いけどこれはホラーじゃない
「ZOO」はちょっと地雷っぽいかも。「SEVEN ROOMS」だけこのスレ向けのホラーだと思うのでお薦めです
乙一作品に特徴的な子供をメインにした話と恐怖感が上手く合わさっていて良し。
でも乙一はこの3作品集しか読んでいないorz
ところで「ずっとお城で暮らしてる」という作品(絶版ですが、幻想ホラーの名作)で
有名なシャーリイ・ジャクソンですが、「山荘綺談」と「たたり」ではやはり訳のニュアンスが違うのでしょうか?
前者の方が訳が読みやすく文章が綺麗と聞いて気になっています。
>>916 山荘〜の小倉氏の方が怪奇小説・英米文学翻訳では大ベテランですので、
雰囲気があります(古臭いという向きもあり)。たたりの渡辺氏は最近
出てきた方ですので翻訳点数は少ないが、読みやすい。個人的には小倉
訳の方が原書の格調の高さと、作風にあっているのかという印象です。
(邦訳タイトルも山荘〜の方がいいですね。確かたたりのほうは、舞台が
厳密には山荘ではないからそうしたとありましたが。)厳密に読み比べた
わけではないので、どこがどう違うとは指摘できませんが…
918 :
913:05/01/19 18:32:14 ID:nQawoUml0
乙一結構読んでる人居るんだね
わたしはリアル鬼ごっこ最初だけ見て興味うせたけど・・・・・
920 :
本当にあった怖い名無し:05/01/19 23:46:26 ID:5uW3I2Tu0
>>909 全部読んで、古本屋に速攻で売りにいった私は勝ち組?
あ、普通の書店で買った時点で負け組みですか。そうですか。ソウデスヨ ゥエェェン!!
乙一は、「暗いところで待ち合わせ」を読んだけど、主人公(?)の目が見えなくなってから知り合った人の顔を、
知っているように書いている箇所があった(目が見えないんだから綺麗とか分かるはずがないのに)ので、なんか嫌だった。
でも、デビュー作は、面白かった。
921 :
本当にあった怖い名無し:05/01/19 23:55:21 ID:SHXFBDQRO
>>905 紹介が凄い上手い。めちゃめちゃ読みたくなりました。
922 :
本当にあった怖い名無し:05/01/20 00:10:44 ID:mRjDZs70O
ホラーと言っていいのか分からんが。
去年の秋、図書館の『秋の夜長にオススメの本』コーナーで見つけた、
『異形家の食卓』は凄かった。
表現がグロイのなんのって…あれはもうキツイ。
下呂・カニバル・排泄・死体・内臓・残虐のオンパレード。
いろんなモンがこみ上げてきた。
『暇な時にでも読もう』と、かる〜い気持ちで借りてきたのに…orzorzorz!!
余計眠れないYO!!
内容を確認しなかった自分も悪いが…。
>>883 キングの作品の最も怖いところはページ数の多さだよな。
或いは、むかしクリープショーで怪演してた本人の方が…。
ところで「隣の家の少女」読んだ人居る?キング絶賛の作品らしいけど。
>922
田中啓文氏の作品ですな
確かに普通のホラーだと思って読んだらキツイかもしれないw
自分は氏の短篇読んで、その容赦無いグロ表現
そして時々出てくるダジャレオチのギャップに惚れ込んでたから
大満足の本だった、今も暇さえあれば読み返したり。
グロが好きな方にはかなりオススメです
926 :
本当にあった怖い名無し:05/01/20 10:36:42 ID:c+q1pnyL0
927 :
920:05/01/20 17:59:56 ID:fi0uecon0
マジで?
テカ、レスシテクレテ アリガd。
墓地を見下ろす家は最初の方は面白かったんだけどな
929 :
名無しさん:05/01/20 18:56:39 ID:WB/sufgK0
漏れの17の誕生日に父が国書刊行会の「定本ラブクラフト全集」を頼みもしないのにプレゼントしてくれた。「インスマウスの影」にガクブル!小6の時やはり父から読めとわたされた、つげ義春の「ねじ式」、子供には十分虎馬。セックル描写もあるのに!
>>929 定本ラヴクラフト全集!非常に理解のあるというか、素敵なお父様
ですね!うらやましい…
恐怖館主人さま、レスありがとうです。ラブクラフトは作品に当たりハズレあるよに思いますが好きです。このスレで何度か話題になってる「隣の家の少女」、職場(図書館でし)にありました。ヤバ!借りてきました。このスレとても参考になります、怖いけどありがたや♪
ラヴクラフトといえば、創元推理文庫の「ラヴクラフト全集」がついに完結だそうで。
最終巻・7巻の発売は確か本日(1/22)だったかと。
第1巻(初版1974/12/13、当初は「ラヴクラフト傑作集」)から実に30年掛かり・・・
ラヴクラフト作品で好きなのは全集3巻収録の「家の中の絵」。
あからさまな描写や事実の断定が無い分、ジワリと来ますね。
933 :
本当にあった怖い名無し:05/01/22 10:42:39 ID:PBCu9WLTO
禿しくガイシュツだとは思いますが(携帯なんであまり遡れない許して)リングです
映画にはないシーンで、ビデオを見た女性がビルの屋上で赤ん坊(貞子)を産むくだり…女性にはガクブルですよこれは
これ読んだあとTVから出てくる所見ても「これのどこが怖いんだろう?」と思う
「隣の家の少女」半分読んでギブアップです、ヘタレ。「スタンドバイミー」?なおだやかな語りだしからいきなり底無し虐待地獄!家にいてもいやーな気分なので中華街に逝きます。
>>932 私は全部好きで到底選べません…
ときに「ラヴ全第7巻」の後書きをみると、大瀧先生よせばいいのに別巻
を企画したいとかで、エッセイなどを収めたいとのこと。
10年かかってもいいので、ぜひ実現して欲しい所です。
936 :
本当にあった怖い名無し:05/01/25 23:14:13 ID:B0LQCc6EO
>>921です。殺人鬼読みました。
もう一回名前確認しつつ読みます。
937 :
本当にあった怖い名無し:05/01/25 23:29:26 ID:6eTOjv6R0
>>932>>935 第二巻に収録の「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」はMyベストですだ。(^^)〜♪
「隣の家の少女」読めないから返そうとしたところ、後半数ケ所、非常に丁寧に切りとられてるのを発見、誰がなんのために、。怖いよー!
939 :
本当にあった怖い名無し:05/01/26 15:31:46 ID:T3+5pBvv0
>>932 創元推理文庫の「ラヴクラフト全集」がついに完結だそうで。
第七巻もう出版されないのかと思ってた。
ガイシュツかもしれんが「テーブルを前にした屍骸」
謎解きが終わっても状況の怖さがあって、眠れぬ夜となった。
>>938 どの部分が切り取られてたのかが、非常に気になる。
940さん、そですよね!切りとられていたページに何が書いてあったのか?別の図書館から取り寄せてみます。932さん、恐怖館主人さん、ラヴクラフト全集、創元文庫、揃いましたね!
とてもとてもひどい事です。
アメリカで実際にあった話が元になってると知って、すごく鬱になった。
>>941 手元に文庫版があるから、何ページの何処とか分るなら調べてあげるけど。
>>937 いいですね〜。私も上位に位置しています。
>>939 アダムズは怪奇小説傑作集に収録されているので有名作家かと思いきや、
それくらいしか怪奇物の著作はないようですね。確かに怪談話のような
余韻のあるいい作品です。
>>917 遅くなりましたが、ありがとうございます。両方買いました
ちょっと読み比べてみましたが、最初の方に出てくる老婆の台詞などが
違いますね…小倉訳だと丁寧な印象なのに渡辺訳だと少し意地の悪い感じに。
942、943さん恐縮です。他の図書館から取り寄せてみます。虐待シーンが盛り上がって?きたとこで切り抜き、次の章へとなっています。スレの主旨とずれるかもですが怖い話を書きます。
祖母はとても文学好きだったのですが晩年はオカルト、ホラーに傾倒してました。いつも離れの部屋でちゃんと和装して読書していました。その姿が怖かったです。死後、日記がなくなっていました。ネタじゃないですがスレ違いですんまそん。
948 :
本当にあった怖い名無し:05/01/27 20:00:58 ID:hFvsEfQx0
↑
とても短いホラー小説
悪い意味で衝撃を受けたのが乙一の平面いぬ。
家族全員がガンで半年の命って、なによその設定。
ヘボイ設定のホラーは珍しくないと思うけどさ、
あんまりにもヘッポコなのでマジでびっくりした。
そもそも、ほかの短編もホラーに分類していいのかと
思うほど軽いような気がする。
たまたまヘボイのを選んだのかも知れないけど、ほかのを
読む気にはならなかったな。
乙一は、カラスが目玉くりぬく話を読んだことがあるけど
なんつーか、少女漫画のお耽美ホラーって感じ。
中高生の、ちょっと暗い子が好んで読みそうな雰囲気だよ
乙一はホラー作家ではないだろ。
連城三紀彦
「花緋文字(ハルキ文庫では戻り川心中or講談社文庫では夕萩心中収録)」
「代役(ハルキ文庫では夜よ鼠たちのためにor講談社文庫では密やかな喪服収録)」
長編では「白光(朝日新聞社)」。
特に花緋文字でしばらく人間不信状態になった(((( ;゚Д゚)))
>>953 オフシーズンのイラストと作品内容のあまりの乖離に
笑ってしまいました。
953さん、しどい!けど笑ってしまいました。
ゴラム発見!!
958 :
本当にあった怖い名無し:05/02/11 04:56:00 ID:9xSXiXGd0
ぼっけぇきょうてぇ 全てのエピソードが鬱だ…
けっこう昔に読んだ本で、ある日街に紅い雨が降るようになる。
人々はだんだんおかしくなっていって、DQNをリンチ・惨殺することにためらいがなくなってゆく…みたいな小説があったのですが、どなたかご存じないでしょうか。
もしかして赤川次郎「白い雨」では?
父親に虐げられる娘とか山岳部の苛められっ子君とかが出て来るやつ。
961 :
959:05/02/11 15:59:20 ID:Yzo3rdY1O
一応主人公が流産した主婦で、あとはストーカーに遭う女子高生が後半、街中でそのストーカーをドリルで…とか、
ご近所一帯で、近くに住む黒人の局部を…してその恋人に…させたり、けっこうスプラッタ色強めだったのですが、それでしょうか。
>>961 「白い雨」とは違うね。
そんな描写は出てこなかったし。
なんだろ?面白そう。
ググってみた。
戸梶圭太の「赤い雨」かな?
題名がたぶんまんまだったのできっとそれですね!戸梶圭太書きそうな内容ですしw
中学生ぐらいのときに立ち読みして、スプラッタ初体験だったので本屋でもどしそうになったのを覚えています。
どうもありがとうございます!
解決してよかたですね!戸梶圭太、ホラーっぽいのもあるし現役では好きな作家の一人です。きちゃない描写(グロシーンや排泄、吐冩シーン)がリアルですよね。
966 :
本当にあった怖い名無し:05/02/12 14:43:19 ID:w2QYWPVP0
このスレ読んでたらホラー小説読んでみたくなりました。
怖そうなの多いですね…
うーん、既出かもしれないけど「ヤプー」。
ホラー小説ではないが、読んだ後こんな世界に生まれなくて良かったと
心底思ったよ。
家畜人ヤプーね
内容もそうだけど挿絵にも驚いた
>>967 ヤプー作者の沼正三は知的障害者のふりをして清掃係として女子大に
潜り込み、ぽっとん便所の下から女性の×××を観察していたそうで、
あれやらこれやらを雨あられと浴びたせいか、いつも顔中粉をふいて
いたそうですが…筋金入りですね。
父親の本棚にヤプーがあったのですが、マゾヒストなのでしょうか。
うちの父の書棚にもヤプーありましたよ。あと怪しい本もたくさんあって、バレないよに読んでました。父は変わり者です、過剰と静かな狂気を感じさせます。
972 :
本当にあった怖い名無し:05/02/18 21:57:46 ID:kl5HNVh10
あかねの悲劇ってぐぐって見て。
本当に後味悪すぎ。
973 :
本当にあった怖い名無し:05/02/18 22:54:47 ID:sTQAsLdH0
「墓地を見下ろす家」
舞台どの辺よ?中野杉並って匂いだけど、、、
読んでる時は一気に楽しく読めるんだが読んだ後にストレスが溜まるんだよねぇ
>>972 サイト自体が閉鎖されているようです。読めない…
975 :
本当にあった怖い名無し:05/02/18 23:21:09 ID:nBCMoS46O
外出かもしれないけど…
ジャック・ケッチャムのオフシーズンは後味悪くて読後はしばらく憂欝だった。
隣の家の少女は、少女が私の年齢に近いのもあってよんでてなんかショックをうけたよ…
>>970-971 うちにもあった━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
病んでるのか。並んで「ちょっとエッチな心理学」があった・・・
977 :
本当にあった怖い名無し:05/02/18 23:25:58 ID:rX/MArrLO
この前親指さがし漫画版買ってほんとクソで後悔しました。
小説の方は面白いんでしょうか。
あと題名忘れたけど整形外科医が患者から切り取った肉食う小説。これ笑えます。
978 :
本当にあった怖い名無し:05/02/18 23:31:17 ID:bFOowMEW0
最近出版のホラーってどう?
これぞってのある?
979 :
本当にあった怖い名無し:05/02/19 00:00:14 ID:ovqOYOqJ0
ホットゾーンの出だしが超怖かった
並のホラーより深刻に怖い
エボラ焼肉のたれ
>>977 「湘南人肉医」かな?読んでないけどソレっぽかったような。
>>979 「ホットゾーン」読むと貴志の「天使の囀り」がいかに同書に色濃く影響を受けたかがわかる
パクリってほどじゃないけど「ホットゾーン」が無ければ「天使の囀り」も無かった
「茜の悲劇」ひどすぎ!妄想はチラシの裏にでも書いてほしかった。小説って概念はそれぞれだろけど、これはなんか違う気がします。
猟奇好きな漏れは茜も夏休みもチンコ立つけどな
こういう文章を必要としてる人種もこっそりいるんだよ
と言っても普通は解らないだろうし、解らない方がいい