734 :
本当にあった怖い名無し:
>>732 事件の概要をありがとう。
この会社は、マトモな企業人だったら決してありえないような、非常識な行動を
とる人しかいないようだ。企業のリスクマネジメントの観点から、おかしいと思える
点を以下に列挙してみると…、
(1) 福田専務、岡田有希子、山崎の3人が病院を立ち去る際に、福田も山崎も
溝口氏の自動車電話にそのことを連絡しなかった。この時点で連絡していれば、
溝口氏はわざわざ病院まで無駄足を踏む必要はなく、途中でルート変更すること
ができ、事務所に着くまでの時間を(おそらく5分程度は)短縮できたはず。
この状況下では、溝口氏の到着が2分か3分だけでも早ければ全く違う展開に
なっていたであろう。
(2) ただでさえ事務所に社長が不在で(歯医者にいた)、事務所は人数が少な
かったのだから、ストロベリージュースの注文など電話で済ませるのが当たり前。
社長秘書だろうが何だろうが、店まで出向いている暇があったら岡田有希子の
監視でもしていろ、という状況だ。
(3) 部屋に山崎と岡田有希子の2人だけが残された。ここで山崎は、岡田有希子の
監視に関して重大な責任を負わされた形となったわけだが、その自覚が果たして
どこまであったのか。ティッシュを探す程度のことで岡田有希子の姿を見失ってしまう
という、この緊張感のなさは一体なんなのか。
(4) 上記の(3)については、山崎に対する批判としては厳しすぎるかもしれない。
残念ながら山崎は、岡田有希子の咄嗟の行動、その死への意志力と瞬発力、
敏捷さに太刀打ちできるような明晰な判断力や身体的能力を備えた人物では
なかったのだ。山崎は単なる付き人というべき存在であり、マネジャーでもなけ
ればボディガードでもない。
やはり、ここでも福田専務の判断力が最も厳しく問われるべきであろう。
事務所に到着する少し前、溝口氏は自動車から事務所に電話をかけた。
この時、事務所にいた福田専務は電話で詳しい状況説明や業務指示などをする
必要は全くないので、その部屋に居たまま、手短かに電話を済ませるべきであった。
(部屋を出て岡田有希子から目を離す必要などなかった。)
例)
「福田です。…おぅ、溝口か。今どのへんにいる?」
「外苑西通りを北上しています。いま千駄ヶ谷を過ぎました。
まもなくそちらに着きます」
「わかった。社長室に来てくれ」
これだけで充分だろう。細かいことは溝口氏が事務所に着いてから話せるのだから。
以上、ちょっとマジレスっぽくなってしまい、しかもレベルの低いことを
書いてしまったと自分でも思う(ヒマなので…)。
これではビジネススクールや会社の研修所などで学ぶ、危機管理の初歩的
ケーススタディとしても使いものにならないや。
言い換えれば、この会社はそれぐらいヤバイ会社だ、ということになるかも。
岡田有希子本人については俺よく知らないんだ、悪いけど。