7 :
金春鈴 ◆rIgj3doKKI :04/04/20 09:24 ID:5z5DEZ50
アナザヘブンが怖いよ〜
8 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/20 20:25 ID:YiC+/G6R
僕が怖かったのは「失踪」かな。
本の題名あってたかどうかよく覚えてないけど、
ある一見誠実な教師が完全殺人を計画して
ガススタで一人の女性をさらって
自分の別荘の庭に穴掘って
生きたまま棺に入れて埋めるんだよね。
で、その女性の旦那が女性の行方を
追うっていうストーリーなんだが、
この教師の異常なまでの冷静さと
罪の意識の欠片もないのが怖かったナァ。
自分が棺に生きたまま埋められたらどうするだろうと
何度も考えたもんだ。
映画にもなったと思うが、だれか知ってるかな?
9 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/20 20:40 ID:BK90xO81
二度死んだ少年の記録 筒井康隆
小説読んで恐かったことがない(;´Д`)
タイトルをド忘れしちゃったんだけど、病院の話
その病院は、入院している階数で病気の程度がわかるというシステムをとっていた
(1階が一番軽い病気 → 最上階は末期)
1階に入院するはずの主人公が(確か盲腸とかだったかな?)
次々に起こる手違いやら何やらで、どんどん上階へ移動させられてしまい
軽いはずの病状も、移動する毎に悪化してしまう
そして手違いが手違いを呼び、遂に最上階へ移動させられたって話
・・ちょっと後味悪かった
12 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/20 21:44 ID:tHF6obQx
13 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/20 22:01 ID:5fFpVd06
>>11 私も読んでみたいから思い出せー
竹本健治「ウロボロスの偽書」の前半(後半はつまらん)。
家のカギがちゃんとかかってるか確認するほど怖かった。
14 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/20 22:13 ID:+V2/+tTY
>>8 たしかジョルジョ・セルツァーって監督さんが本国オランダと
ハリウッドの方で計2回映像化してるよ。
ッでハリウッド版の方はDVDも出てる。
15 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/20 22:20 ID:wwRb42w3
姉飼い。
怖いっていうか。気持ち悪い話。
16 :
ぷりも:04/04/20 22:25 ID:yvNpAWF7
岩井志摩子の「ぼっけえきょうてい」が怖かったよ
17 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/20 23:14 ID:bnGoFF93
乙一
18 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/20 23:28 ID:1jJQJn9J
小林泰三の小説は怖い。っていうかグロい。
19 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/20 23:36 ID:QOl1gv06
9
ああ、あれは怖いよな。何て言うか、胸の奥に刺さって来るかの如し。
18ならば、『玩具修理者』有名かもしれんが、折れは『さらわれて』が
猛烈に怖かった。怖さには割りと耐久力あるはずなのに、ゾ〜っとしたね。
20 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/20 23:47 ID:1jJQJn9J
>>19 それは読んだことないやー。今度読んでみたいなあ。
>>14 おお、情報サンクス
二回映画化されたのかぁ。
DVDまで出てたとは・・・マッタクシラナンダ_| ̄|○|||
22 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/20 23:52 ID:SLHbIxdr
江戸川乱歩の「闇に轟く」「孤島の鬼」
これはマジお勧め!
エグくて変体癖でまさに乱歩ワールド!
精神的に不安定な彼女を持つ主人公が彼女と生活するうちに気が狂い始め、
最終的には彼女を殺し,その娘の指を切り取り
それを大事にしながら生活すると言う、俺の脳内小説
テレビでおすピーが
『シマコの方がぼっけぇきょうてぃよ!!』
って言ってたなぁ。
いつか読んでみようと思ふ。
25 :
24:04/04/21 00:09 ID:BU0E4KlV
26 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/21 00:10 ID:zXHs4oFd
作者名忘れたが、「メイド・イン・ジャパン」って小説。
若者がドラッグとスナッフビデオにハマり、ついには親友を解体する様子を撮影し、スナッフビデオを自主制作してしまう。
主人公がスナッフビデオでしか性的欲求を満たせなくなったりして、ノリ的には「殺し屋1」に近かったかも。
昔近所の図書館で斜め読みしてしまい、あまりのキモさにトイレでゲロ吐いてしまった。
>>26 黒田晶ですね。文芸賞にも輝いた作品。スナッフじゃなくて携帯で実況中継だったような気が・・・作者が二十歳そこそこの女性(当時)と知ってたまげました。
28 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/21 02:06 ID:afksUv/S
>>16 さんま御殿によく出てる気持ち悪いオバちゃんや。
前のほうで「黒い家」が紹介されてたけど、
貴志祐介の小説は状況が目に浮かびやすいので、
どの作品もそれなりに怖い。
中には納得のいかないオチもあるけど、
それはそれでよいのかも…。
30 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/22 01:34 ID:LQtKpost
京極の思ったほど怖くなかった。
京極先生のは、雰囲気に酔いたい人が読むものだから、恐いとは違うと
思うよ
32 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/29 14:58 ID:hRRx+tON
読書age
33 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/29 16:43 ID:CH4Z7hqI
小池 真理子の「墓地を見下ろす家」(角川ホラー文庫)という小説が怖かった。
読んでから姑くは、一人でエレベーターに乗るのが怖くなったよ。
34 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/29 16:50 ID:I/l2HAhJ
村龍の「ペンライト」は短編なんだけど、グロ。
女が壊されていく描写が、痛くて悪夢のように怖いダス。
「ちゅるちゅる」と何かを啜るような音がした
36 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/29 23:58 ID:W67CIQnM
SFですが菊地秀行のエイリアン怪猫伝の婆さんはコワい。
ファンタジーですが小野不由実 十二国記「図南の翼」に出てた
こっちの喋ってることを反復するバケモンはゾっときたな。
同作家のほかのホラー作品より、そのバケモンの出てたほんの1シーンのがよっぽど怖かった。
小林泰三
乙一
貴志裕介(クリムゾン最高)
北川悦子(世にも奇妙な〜)
キング
クーンツ
VCアンドリュース
新津きよみ
辺りが好み
子供だったので、「声の網」を読んだ日から3日くらい鬱だった。
当時はまだダイヤル電話で留守録とかもめずらしかった時代だったな。
コンピューターなんて、化け物みたいなもんだったさ。
女はまだまだ「ボッコちゃん」な時代だったんだろうな。アレを読んで鬱になってた男、知合いに何人かいたな。
タイトル忘れたが、朝起きたら三葉虫がいるやつも、よかった。
「セキストラ」も忘れ難い。
金持ち親父が言語なしで美少女飼ってるやつ(餌はたしかメロン)はシビレたよ。
かたつむり型宇宙人がカップル誘拐するやつはオチに笑った。
あののびたな登場人物のうらに隠されたテーマの
ドライな冷酷さが好きだった、星新一。
40 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/06 21:57 ID:jkhkwxmk
OUT
41 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/06 22:36 ID:Fg8DxNop
やはり、夢野久作 ドグラマグラが最強でしょう。
42 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/07 19:45 ID:cwQeXdbh
桐野夏生ってどうですか?
ぼっけえ、きょうてえは女の悲しい性が怖かったですね。
墓地を見下ろす家はこんな出来た奥さんが欲しいなあ、
って方に気が行ってしまってあまり怖くなかったです。
黒い家は映画と比べてどうでしょうか?
小林泰三はAΩのひねくれた解釈っぷりが嫌だった
『箪笥』はどうでしょ?
安部公房の「闖入者」。
初めて読んだ文庫本が「水中都市・デンドロカカリヤ」だったんだけど
その中に収録されてたこれだけは恐くてずっと読めなかった。
46 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/07 21:04 ID:Ut4SYhvD
小林泰三の人獣細工がこわかった。
あの人の作品はややクトゥルー風味で奥が深い。
47 :
ユーコン:04/05/07 21:06 ID:Gg/Q8q2H
芥川の『藪の中』
48 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/07 23:59 ID:qoSNPYN+
『鏡地獄』
この怖さは今でも斬新だ。
実際に実現可能な物体なのに
いざそれを作るまでどうなるのか想像もできない。
>47 え、どの辺が?
>どっかのサイトで(科学的に)検証してるの見たなぁ
漏れの中では芥川の「歯車」が最恐。
すんません、2行目は>48です。
隣の家の少女
■ジャックケッチャム著
■文庫判
■定価/720円(税込)
■1998年7月28日
52 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/08 18:32 ID:NkKg4sDl
官能モノ
53 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/08 19:45 ID:Um+Zxd8l
古典ですが岡本綺堂の「白髪鬼」心理的にじわじわ来る怖さ!
フレドリック・ブラウンの「真っ白な嘘」怖くはないが、実際やられたら怖い罠
小林泰三で俺がいちばん怖かったのは「奇憶」だな。描写がリアルだった。
角川の「玩具修理者」は、表題作より、「酔歩する男」のほうが怖かった。
「俺は何だろう?」
あなたは犠牲獣。
「何故、人は安心していられるのだろう?」
波動関数が収束するから。
「俺を苦しませるものは何?」
それは運命。でも、本当は違う。
「何故.人は希望を捨てられないのか?」
波動関数が発散するから。
「君は誰だろう?」
55 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/08 21:01 ID:H6qBPBkP
>>16 ぼっけぇきょうてぇの3話目くらいの「密告函」がスゲェ怖かった!
冷静に狂ってく人の心が描かれてる感じがした。
南條範夫「三世沢村田之助」
最後の最後で狂ってゆく田之助がなんか怖い。