現代、
教育は一部の人間がロールとして行い、親はそれを放棄している世界。
教育者自身がその能力を得られないまま、教育が行われている。
責任がある、とはいえ、それが全て自分に降りかかってくるわけじゃない。
嫌ならやめればいい。それを前提にしてみんなが生きている。
そして概念は人を離れ、文章の中へと移行した。
誰からも教えてもらわなくても、自分から知ることが出来る。
最低限の、知識があれば。
それを元に積み重ねていけばいい。
最初の前提が間違っていなければ。
ロールにも、名前が付けられた。
いわゆる、職業、身分。また年齢によってもロールは決まっている。
生まれたときからずっと、人はロールを持たされ生かされている。
普段は自分で意識している。
自分のすべきこと、任せられたこと、それがロール。
何も定められなくても、自分でロールを決めている。
でも、決められない人もいる。
みんなと同じ集団に入れられ、早いうちは小学校から、
遅い人では20歳を超えてから、
自分がロールどおりに動けないことを自覚する。
あるいは、なぜみんながロールを演じているのか疑問に思う。
自分が人と違う存在だと考えるようになる。
ロールには決まり(rule)がある。その目盛り(rule)はロールによってさまざま。
一人ひとりの解釈も異なる。
でも、共通認識としてのロール、ルールが存在する。
一定の状況に置かれれば、ほとんどの人はそれに従う。
口調(tone)もそのロールにふさわしいものになる。あるいはしようとする。
そして、そのロールに長くい続けると、自然と見方(filter)が決定する。
逆に、それぞれのロールに対しては、外の人がフィルターをかけて見ている。
教師、タレント、演奏者、政治家、警察官、公務員、etc...
特定のロールにいる人に対して、普段は
その対象を絶対的に信じたり、拒絶したりしてしまいがち
相手は表現者、こちらは受け手に長い間立っているから
ムードの形成に慣れ、こちらを特定のモードにさせやすくする能力を身につけている
その人たちは自分のロールも固定し、トーンもそれにあわせたものになってる。
でもその立場の違いにとらわれる必要はなく、
相手に従うときもその事を意識しておけば、より円滑な関係が築ける。
そしてメディア。
これまで、概念は受け手が意識的に受け取るものだった。
それほど情報も多くなく、送り手は周りの人間か、
あるいは自分が読んだ本。
それが、変わった。
昔はロールにも多様性があった。
ロールの種類が多かったわけじゃない。
一つのロールに対しても、さまざまな形があった。
親、友達、家族、職場、社会、教育、文化、
今はどう?
多様化、国際化といって、
実際には、力があるものばかりが広められている。
毎日見てると気付かないよね。
画面に映るのは、一般的な人物像を演じる人たち。
みんなが一つの理想像を見てる。
最近はマイノリティも出てくるようになった?
でも、それはその人達が増えたから。
しかも、面白おかしく描かれている。
決してマイノリティではない存在が、
異質な存在として示されてしまう。
おたく、引きこもり、トランスジェンダー、家庭内暴力、
障害者、在日外国人、・・・
テレビは娯楽だから。確かにしょうがないかもね。
でも、それを見ている人、その人は
無意識にそれを一般常識としてしまう。
男性は女性を養い、働く。
女性は男性を支え、家庭を守る。
このロールも、結構長い間使われてきた。
みんながそうだから、じゃないとかっこ悪いから、
ただ、それだけ。
本当にそれがあなたの理想の形?
もう守れなくなってる人も多い。
でも心のどこかで憧れてしまっている。
今の自分に負い目を感じる。
そんなこと、しなくてもいいのに。
話を最初に戻す。
生存に必要なこと。
・栄養を取ること。そのための栄養源を確保すること。
・生活の場所を安定させること。
・子孫を残すために活動すること。
今の生活では、
このどれも直接的には出来ない。自分ひとりでは。
誰かが用意したものに対し、自分が対価を払う。
そうやって生きている。
今生きるのに必要なこと。
・働くこと、そして対価を得ること
・得た対価を用いて、自分の食料、居住空間を確保すること
これだけじゃ、満足できない。
中には、上のどちらかに執着することで、生きがいを見出せる人もいるけど。
だから、
・余剰に得た対価を用いて、娯楽を得ること
が、必要となる。
この中に、生殖活動までも入れてしまった。娯楽の一つ。
そして育てるという行為は、ただの重荷になった。
文化、それは既に数多く作られた。
現在はさらに多くのものが作られ、
対価の流通手段として使われている。
文化は経済を成り立たせるための道具でしかない。
人の欲求を満足させるものでしかない。
とは、思いたくないけど。
じゃあ、匿名掲示板ってなに?
だれが対価を得ている?
経済とは結びつかない。
なのに、なぜこんなに人が集まるのか。
人は、安定を好む。
そうではない、という人でも、
ロールを常に変化させることは難しい。
ロールが安定すると、その存在自身を忘れてしまう。
自分がそのロールに一体化し、考え方もそのものに近くなる。
学生、主婦、会社員、教師、警察官、国会議員、
自分が特別に意識して目標などを持たなければ、
周りの人や情報、環境に流され、単一的なものに近づく。
そうするとどうなるか。
あるロールにいる人間は、そのロールを前提として考えやすい。
相手の立場、環境なども、提示されなければ忘れてしまう。
違う立場、精神状態の人間については頭が回らない。
>>130-134にその例を示した。
彼は、今があまり不幸ではないのだろう。
そして、これまでも周りの人間に助けられてきた。
そのことに気付き、自分の弱さに気付いた。
自分自身に悩む人は幸せな人だ。
通常、周りの人間や自分の置かれた立場に、人は苦しめられる。
そのことを忘れている。
トラウマ、本当に受けた人、その人の事など考えられていない。
まぁ、それで上手く回るのなら問題ないが。
現実社会にある問題、現在起きていることから目を背け、
自己満足に陥っているようにしか見えないが。
自分が安定した状態にあるほど、他人(特にかかわりのない人間)に対し
無関心というロールに陥りがちになる。
他人が第三者に対し悪意を示しても、それが自分とかかわりなければ
問題ないと捉える。事なかれ主義になりやすい。
自分の集団で問題が起きても、安定を壊さないように隠蔽することもある。
彼らはニュースを見ても、野次馬としてのフィルターを持ちやすい。
その立場におかれた人間の心情、実情を無視して、自己弁護の発言をする。
声を大にして訴える人間を、煩いといって跳ね除けようとする。
最初から聞く耳を持とうとしない。
日本の子供は、ロールを持たされている。
大人から、自分達は半人前だ、まだ社会に出る準備中だ、
そう教えられ、大人とは違う存在だと思わされている。
そうやって、自分の存在に特別なロールを持たされ、
世界を作り出してしまっている。
トーンも子供向けのものが用意され、大人と同じトーンを用いれば、
子供らしくないと否定される。大人に従うのが良い子供。
これは間違いだ。自分達が一人の人間、
大人と対等だという事を早いうちに自覚させないのはマイナス。
その世界にい続けることで、抜け出せなくなっている人、
そのまま社会に出てしまっている人も多い。
大学院まで行っても10代のような考えの人間も多くいる。
集団に属するとき、そこにはルールが存在する。
そして、振舞うべきロールも定まっている。
会社などがその典型。ロールとルールに上手く従えなければ、
集団から除外される。
地域や学校などは、除外されにくい形になっている。
また、目的が利益優先ではなく、共存であるため、
全員に明確なロールが決まっているわけではない。最低限のルールはあるが。
そういう場所では、各自が比較的自由にロールを形成する。
リーダーになる人間もいる。
自分の能力を生かし、その役割につく人間もいる。
その中には、ルールを変えようとする人間もいる。
自主的ではない、受動的なロールも存在する。
むしろ一般的な人はこちら側
あらかじめ決められたルールに従い、その場のムードに合わせて行動する
現状に疑いを持たず、また先導者のロールを持つ人間に従う。
彼らは、ルールがしっかりしていなければ堕落しやすい。厳しければそれに従う
ルールが機能していなければ、あるいはムードが合わなければ、
能動的なロールの人間が多くなりやすい。
会社には、上司、部下というロールが、
学校には、先輩、後輩というロールがある。
ある期間一定のロールに置かれると、そこで経験が積まれる。
その環境でのルール、自分のやるべきこと、やってもいいことを理解し、
率先して行うようになる。そして自分が経験者だという意識を持つ。
そしてその場所にて位が上がり、
自分が、自身のおかれた環境において影響を与えられるようになる。
能動的な人間はそこで指導者になろうとする。
(逆に、自分に対するルールの縛りが弱くなり、堕落することもある。)
上位に立つ人間は、その位置を利用するためにトーンを変える。
また、下位の人間に対しフィルターをかけ、一まとめに捉える傾向がある。
学校という集団。
本来の目的は、
低年齢の人間を集め、社会にて与えられた役割をこなせられるように、
そしてその役割を自分の意志で選べられるように、
そして、その選んだ環境に適応し、なじめるようにする場所。
子供の時は、自分ではまだ明確で持続的なロールを持っていないから、
それを教師が代わりに与えなければならない。知識だけじゃダメ。
昔は、社会のためとか、お国のためというロールを与えていた。
これは結構な効き目があった。
生徒達が一体感を持って、自分達の将来のために努力が出来た。
その世代の人たちは、いまだにその気持ちを持ち続けられている。
今では、それは否定された。教える側の人間自身によって。
彼らは、社会のため、国のため、という教育を受けたが、
それを自分の教え子に伝えることは出来なかった。
自由を尊重し、一人ひとりに個性を付けさせようとした。
確かに間違ったことではない。でも、それだけでは完全ではない。
例え全員に個性が芽生えたとしても、それは成功ではない。
社会に還元されない能力は、役に立っているとは言えない。
自由を求めて、仕事を持たないことは、生産力低下につながる。
平和、幸福や夢を語るだけの世代が誕生した。
彼ら自身が、自己の将来に不安を持ちながら。
しかしそれは、自分達で安定したロールを捨てたのだからしょうがない。
いじめっ子、いじめられっ子
彼らは、なぜそのようなロールを持つのか。
最初は、お互いのモード、ムードが一致しない事により、
お互いを拒絶するようになるのがきっかけだろう。
しかし、それなら互いにかかわらなければ良い。
それをなぜ、いじめる側は特定の人間を攻撃し、
いじめられる側は、その対策を練ろうとしないのか。
そして周りの人間も、それを止めないのか。
ここにも各自のロールが存在する。
最初は、周りの人間も止めただろう。
いじめられる側の人間が最初から孤立していなければ、
その人間とのコミュニケーションを疎外された人が
いじめた側の人間に対し異を唱える。
ここでいじめられる人間、いじめる人間はどういう行動をとるのか。
いじめる側の人間は、いじめの対象となる人間に対し、
どこか疎外感を感じる。自分のアクションに対し、
ラポールを感じさせないリアクションしかよこさない。
いじめられる側の人間も、相手に対し、強烈な違和感を感じる。
ここである程度経験を積んだ人間であれば、
相手のモードをうかがいつつ、なぜ自分に対し攻撃的なアクションを
仕掛けるのか、それについて婉曲に指摘を行う。
そのことで攻撃者とのラポールが少し形成され、攻撃性が低下する。
しかしその経験が少なければ、相手を拒否、無視しようとしてしまう。
そのことが、いじめる側の人間の攻撃性をさらに高める結果となる。
その時に、周りの人間はどう感じているか。
最初は第三者として、いじめる側を制止しようとした人も、
いじめられる側の人間の、リアクションのまずさに違和感を覚える。
そうなると、彼らは「いじめられるあの子にも問題がある」と
考えるようになる。そして、傍観者としてのロールを完全に形成する。
ここで、いじめる側は攻撃者、いじめられる側は被害者、
周りの人間は傍観者のロールを形成していく。
担任はいじめに対し止めるように言うが、これが余計
周りの生徒の傍観者のロールを強める事になる。
中には、攻撃者のロールを取得するものも出てくる。
学校、特に義務教育期間においては、高校と異なり、
勉強が嫌いな人間も、集団生活になじめない人間も、
基本的に同じ場所で勉強させられる。
明確に、他人と相容れない障害をもっていなければ。
その中で、集団生活が営まれる。
集団行動は、一クラス毎が基本となる。
その中で、能動的な人間は気に入ったモードの相手と、
グループを形成する。あまり能動的でない人間は、
そのグループに誘われると参加する。
ここで、どういう問題が起きるのか。
通常、ある程度人生経験を積んだ人間は、
自分の目的に合わせて接触する相手を選ぶ。
無理に自分と相容れない人間と好んで接触はしない。
そういう人間とは、互いに距離を置いてやりとりする。
この年代では、その感覚をまだ持ち合わせていない。
自分が考えたこと、感じた事を、周りの友達も感じていると考える。
そして、ある程度の違いは受け止める力を持っている。
前の日にけんかしたとしても、一緒に遊べば仲直りできたりする。
でも中には、他人を理解できない人間もいる。
あるいは、他人に理解されない人間もいる。
自分の殻に閉じこもりがちで、子供の中でも浮いてしまう存在。
彼らが、集団に存在した時に、問題は生じる。
といっても、常に問題が発生するわけではない。
彼らの特性が、そのグループにて役に立つものであれば、
その個性が、受け入れられれば、問題はない。
逆に、中心人物になる場合もある。
ただ、彼らはコミュニケーションに関し、あまり学習能力がない。
集団が解体され、再形成される事、それは定期的に発生する。
席替え、クラス替え、これは外的要因として起きる事が多い。
それらのイベントによって、これまでのグループは少し変化する。
しかし、大抵の子供は、これまでのグループでの経験を生かし、
他の新たなメンバーと、上手くコミュニケーションを始める。
また、このイベントに対し、順応方法を取得する。
その時に、前述の子供はどうなるか。
これまで問題なくグループ内でコミュニケーションを行ってきた、
それが、いきなりのメンバーチェンジの発生。
彼らにとっては、いきなり違う環境に入れられたような感覚となる。
知らない相手と接する、その経験をまた味わう。
それが、上手く出来なかった時に、疎外感を感じる。
子供の時に足りないもの、それは、他人への想像力と知識。
その人が何を今思っているか、どうしたいのか、何を感じているか、
これを考える前に、自分の行動を決めてしまう。
あるいは、仲のいい相手だと考えなくてもわかるが、
その相手と同じようにみんなと接してしまったりする。
自分と大きく異なる相手、彼らに対しては、どう接したらいいのかわからない。
しかも、彼らは自由気ままに行動する。こちらの呼びかけには応じない。
たまに一方的に向こうから接してくるが、興味が失せるとすぐに元通り。
そういった相手には、あまり近づこうとしない。孤立させがちになる。
引きこもり
よく言われるのが、引きこもりは発展途上国には存在し得ないということ。
引きこもりが存在するためには、
何十年も働き、貯蓄することで子供を養い、教育を受けさせる余裕を持ち、
さらに成人後でさえ、子供を働かせなくても養える両親が必要である。
彼らも、独自のロールを持っている。そのきっかけには、
・自分は、社会に適応できない、人より劣った人間だ、と考える事
・社会が自分を認めてくれない、と考える事
・コミュニケーションが他人と上手く取れない事
などなど。引きこもりになる要因はさまざまだ。
彼らは、一生懸命考えている。自分がこれから先何をすべきか。
どうすれば、自分の人生に価値を見出せるか。
これから人と同じ人生を歩むにはどうすればいいのか。
両親の理解を得て、自分の理想に向かうにはどうすればいいか。
でもそれは毎日空まわり。自分の部屋の外には向かわない。
たまに死のうかと思う。でもそれに対しても実行力が伴わない。
親も、子供をどうにかしようと一生懸命だ。
これまで一見順調に育ってきたと思えた自分の子供が、
いきなり外に出なくなり、仕事や学校を拒否し、
自分の部屋で一日の大半を過ごすようになった。
元の彼らに戻って欲しい。順調だった時のように。
そう考えて、彼らにプレッシャーを与える。
解決策は簡単だ。
彼ら引きこもりの生活を成り立たなくしてしまえばいい。
両親が彼らに何も与えなければいい。
食事、お金、全て自分で得なければいけないという事を、
自覚させればいい。
もちろん、いきなりそれを行わせようとしても、
何も出来ない人も多いだろうが。
周りの人間がサポートして、どうにか生活できるように
しなければならない。
彼ら、そして彼らの家族は何に苦しんでいるのか。
それは、彼ら自身の理想。それを自分達が理解していない。
子供は大学に行って勉強したのだから、
フリーターをさせるなんてとんでもない。
一流の会社に行かなければならない。
今はただの休憩期間だ。そう言い聞かせて。
わざわざ子供の出口を狭くしている。
そして彼らは永遠に出口のない迷路の中をさまよう。
フリーター
彼らもロールを持っている。
今の仕事に満足しているフリーターは多くはない。
彼らの多くは、何がしかの夢を持っている。
歌手、ライター、バンド、ダンサー、何か自分がなりたいもの、
それになるための準備中、そのために稼ぎながら
努力している。と自分で考えている。
それならもっと真剣にやればいいのに。
周りが遊んでいるからと流され、
恋人がいないとさびしいからと作り、
ダサイ格好は出来ないからと服装を気づかい、
今を生きることに夢中になってしまっている。
これが、フリーターというロール。
ルールは一つ、将来への堅実な努力の放棄。
結局彼らに本当の夢なんてない。
今の生活を変えて、大きく羽ばたく、それに憧れているだけ。
そのために努力しようとはしてる。でも、
失敗するよりはあきらめたほうがいいとくじける。
そして、また次の手ごろな夢を探し出し、追いかける。
中には才能があって上手くいく人もいる。
でも、そういう人は多くない。
その可能性にかけるよりは、
学生時代にもっと自分の将来について
悩んだほうが良かったのじゃないか?
いや、悩む必要はない。
何かを気に入り続けたならば、
誰しも得意なものは見出せるのだから。
それを職業にすればいいのに。
自身の持つフィルターにより、一般的な職業を除外してしまう。
企業のほうも考えを変えてきてはいる。
夢見がちな彼らに、仕事に対して夢を持てるような
働き方を提示し、そして正社員同等の道を用意している、
そんな企業もいくつか出始めている。
今の叶わない夢を忘れさせ、現実の夢を追いかけさせる、
そんな方法で、フリーターは再利用されつつある。
まとめてみよう。
人は誰しも、普段以下のものを持っている。
ロール(role)…役割、やるべきと感じること、そしてその行動
ルール(rule)…法則、決まりごと
トーン(tone)…口調、調子
フィルター(filter)…先入観、自分以外のモノ、ヒトを見る目
これらにより自らの振る舞い、思考が決定される。
上記四つは、それぞれが相互に作用し、影響を与える。
自分で考えている、と思っていてもそれがロールによるものであったり、
自分で感じた、と思ってもそれはフィルターがそうさせた、という場合もある。
他者を見る時、人はその行動や態度で人格を推し量り、
それによって付き合い方を決める。
しかし、それはその人のロールがその場で見せた一つのモードでしかない。
相手を本当に理解するには、背景にあるロールを読み取る努力が必要である。
2chでも同じ。ある特定のロールにいる人間があがめられたり、疎まれたりしがちだが、
彼らはそのロールに縛られて行動しているだけ。
自分たちも当然ロールに縛られて行動している。
相手を拒否するのもロールによるものが大きい。
相手の状態をよく理解し、それに合わせて行動すればよい。
あるロールにいるときは、そのとき自分が起こす行動、書き込みが
自然なもの、当然なものと考えている。
各人の持つロールは、何らかの必要性により生まれている。
何か問題がある人に対し、その人が持つロール、その意味を知らなければ
根本的な解決にならない。
周りのムード、ルールを変えても、必要性が消えない限り、ロールは変わらない。
ロールとモードの違い
ロールは自分がやるべきと思っていること、また実際にする行動
モードはその時の精神状態
同じロールでもモードは一つではない。
いやいやそのロールをこなす人、当然のように、あるいは無意識にロールを遂行する人、
自分で意識してロールに従う人などさまざま。
2ちゃんねらーとしてのロールを強く持つ人、持たない人
持つ人は、AAを常用したり、OFFに参加したりする。
これは常駐する板によっても異なる。
また、これまでのロール、現実でのロールも強く影響する。
糞スレを立てる人のロール
板のムード、書き込み内容のルールがあまり定まっていない板ほど、
発生しやすい
これはその個人の問題だけではなく、板のムードが影響していると考えられる
ルール
これは、通常自分の外に存在するもの。
しかし、あるルールに長い間触れていると、
それが自分のルールになる。
そして他人にもそれを強要するようになる。
これが、受け継ぐという行為。
ある環境に入ったとき、多くの人はその環境の現状を元に、
それを発展させようとする。
次スレを立てる、という行為、これは、
自分が興味があり役に立ったと感じたスレに対し、
それを引き継ごうという使命感が自分のロールを形成する。
その使命感は、自分の中にある2ちゃんねる使用時のロール+ルールによって
作り出されたもの。本来持ち合わせているものではない。
また、通常何も得られなければ、人は現在の環境を捨てる。
捨てられない、あるいは愛着がある場合、その環境を変えようとする。
そういう人は、自治をしようとするか、ネタを持ち込むか、
何らかの方法で現状を改善しようとする。
フィルター、言い方を変えれば偏見となる。
普段の生活では、身近な人間、中のいい人間にはあまり
フィルターを持たずに生活する。なぜなら、相手のことを良く知っており、
距離を置く必要がないから。フィルターは、
相手を警戒し、危害を与えられないようにするとき、あるいは
距離を置き、自分はかかわりたくないとする時、
これまでの経験を元に、他人を見下す時、などに用いる。
距離を置く、あるいは相手と自分の差異を明確にするのに、フィルターは有効である。
2ちゃんねるでは、このフィルターがあまり少ない。
なぜなら、同じジャンルの会話をしており、ラポールが多少なりとも
形成されているから。
といっても、板によるが。専門板で初歩的な事を聞こうものなら、
すぐに「こいつは初心者」というフィルターでみられるし、
ニュー速+でも、読んだ人間が自分の意見と異なる書き込みは
フィルターにより偏った書き込みと判断する。
また、フィルターがあまり用いられない理由に、
個人の情報があまり出てこないという部分があると思われる。
例えば、相手の家が大きな豪邸だとわかれば、
自分が小さなアパート暮らしであれば、いくらかのフィルターをかけてしまう。
(こういった事は生活ジャンルではよくあることかもしれないが。)
普段の書き込みでは、同じジャンルの話し合いを行っており、
わざわざそこで無関係な個人的な情報を書く必要はない。
むしろ、関係のある個人的な情報は、親近感を持たせる。
これにより、ここにある書き込みに対し、ラポールを持ち、
フィルターをあまり持たずに書き込みを行っていると考えられる。
age
2chには珍しいスレだな。
後半は…だが。
2ちゃんを体系立てて考察したレスは見た事あったけど、
スレでやるとは興味深いですねぇ。
ここおもしろい。 この前違うジャンルの板で叩かれたんですよ。ひどく。
自分の書き込んだ事はたしかに言い方が悪かったと思うんだけど、やっぱりここ、2ch
ムードがそういう風に荒らしてきたのかなぁとここを見て思いました。ここを見ると
2chという場所を客観的に深く見れますね。なんかすごいものが感じる事ができました。
小学生がチャットでのやり取りに興奮して、相手の友人を殺害ですか…。
これでネット規制も深まるのでしょうかねぇ。
これは始まりなのか、終わりなのか。
みなさんも気をつけてください‥。
みなさんがなくしてしまったもの、探してみませんか?
一度、自分の持っているもの、考え方を見直してみて下さい。
相手との関係を、捉えなおしてみてください。
自分が何を感じ、何を楽しみ、何に夢中になり、何をおざなりにしているか。
ネットに触れることで、得られたもの、そして失ったもの、それは何なのか。
あなたがPCに始めて触れたときと同じように、確実に意識は影響を受けています。
日常の出来事を、大切にしてください。
test
testo
酋長さん、すいません。
ちょっと実践例をさせてもらいました。
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/occult/1084451430/l50 ここのスレの人も、終わりのない言い争いをしているねえ。
相手の意見+立場を理解する前に、自分の意見を主張するから、相手も反発すんだよね。
まず、共感できないにしても、相手の意見を理解し、それを自分の言葉で書いてみて、正しく読みとれているのかを相手に確認する。
ここでラポールを形成しないとね。
その上で、自分の意見と上の意見の相違点を示し、何がどういう理由で異なっているかを述べる。
議論は勝ち負けじゃない。
相手の意見と自分の意見を交換し、その違いを知り、お互いの糧とするのが理想。
考えの結果だけじゃなくて、その筋道を伝え合わないと。
>>174 当然、自分の立場を主張して、相手の立場を省みなくても同じような結果になる。
一度自分の立場と意見を捨て、別の視点に立ってみるのもいい。そうすれば、相手の意見に何が足りないかにも気づく。そうすれば、自分の意見に何が足りないかにも気づく。
議論をするときは、自分の意見がみんなに同意される事よりも、みんなの意見と考え方を理解しそれに同意できる事を目標としたい。
こうやって絵空事を書いてみたりします。
>>175 こんにちは 最近あなたのカキコ興味深く拝見しています。
それって絵空事なんですか?それが出来る人はすごく少数だけれど、
あなたはもうし始めているようにも見受けられましたが・・・。
>>174のスレ僕も見たことありますが、あそこの方々は自分を相手に
認めさせたいだけなんですね。すごく不遜で且つ胡散臭い物言いに
なることを承知で言わせていただければ、それを裏返せば自分で
自分を愛することができていない(or誰かに自分のことを愛してもらった
と感じたことがない)からだとさえ言えるかもしれません。
もちろんただ勝ち負けをつけるゲームをしたいだけなのかも
しれませんが。。。
争うことの不毛さに気付いた人から変わっていくしかないんでしょうね、
きっと。そしてそういう現時点で少数の人が新しい世界観で生きて
そこから周りにも良い影響を与えられればいいですね。
僕は出来る限りそんなふうに在りたいと思っています。
177 :
:04/06/13 20:32 ID:tHAp4KOj
忘れません
180 :
:04/06/19 08:03 ID:YQ6ytfoL
181 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/21 14:11 ID:JR8nh20n
sage
チーズケーキ?
ハァ?_バカジャナイノ?
私もあなたもきっとお互い成長途上の存在です。
あなたは必ず立ち上がる。
また、いずれどこかで・・
185 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/05 17:12 ID:iU3kkHS0
今週号のAERAによると、
2ちゃんねるは無くなるらしい。
186 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/17 04:41 ID:uTg1D1zp
まぁありがちな話だが2ちゃんを特権か何かと勘違いしてる奴らが不気味だな
個人サイトなどで暴言を吐きまくり(自称毒舌)「私2ちゃんねらーなんで」みたいなこと言ってる奴はたくさんいる
今現在俺は大学に通ってるんだが2ちゃんの顔文字を使う奴もいるし最近の携帯はデフォで入ってたりもする
小洒落た顔文字感覚で使ってるんだろうなとか思う
昔のあめぞうくらいが一番よかったな。
濃い人がいっぱいいて読んでても面白かった。
今の2ちゃんは煽りもお約束だし、まとめて読んでても無駄が多い。
あの頃は通信料高くてみんな気合入ってたからネ
たしかに1行レスなんてしてる場合じゃなかった。