生きてきた中で一番恐ろしかった出来事。

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勤バイトの朝、バイクで帰宅時の事。
片側1車線道路にて、踏み切りが降りてきた為、電車待ちをしようとしてる時だった。
先頭車両から俺は3番目。すり抜けしないで列に並んでたんだが、一番前の軽トラの向きがおかしい。

?( ゚Д゚)?って感じでよくよく見ると、先頭の車が踏み切り内に進入していた。脱出しようともがいているのだが
踏み切りの先は渋滞で進めない状態。後ろは後方の車にスペース詰められている上、
踏み切りはとうに降りたあと。

……

だ、誰かなんとかしましょうよ(;´д`) 対向車線の車のドライバーも同車線(軽トラの後ろ)の先頭の車のドライバーも
ただじっと見守るのみ。俺もこういう事態に出くわしたことなかったので唖然としてた。
そしたら、出られない状態で前後に小刻みに動いていた軽トラからおっさんが出てきてなぜかウロウロしてる。
踏み切りから出ない。
そしたら、来たのよ。なにがってあれですよ。警笛。
初めて聞いたんだが、キターーーーーー(#゚Д゚)って感じで、その瞬間回りの空気が一辺。
俺の後方の車のドライバーが中から出てきて大声でおっさんに向かって「早く出ろ!」って叫ぶが、おっさん聞こえてない
のかウロウロ…
すると対向車線の先頭の運搬トラの兄ちゃんが飛び出てきて、おっさんを強引に外に連れていこうとするも
振り払わんばかりに兄ちゃん無視して、おっさんなぜか泣いてる。しかもその場にしゃがみこむオマケ付き。

その内、他の何人かのドライバー達が加勢しようと集まってきた。
警笛の音、鳴りっぱなし。もう地獄絵図。
とにかくやるしかねぇと思って、おっさんはドライバー達がなんとかすんだろ(今度は車の中に戻ろうとした)
と思い、今だ踏み切りの中に健在の軽トラに向かって俺は走った。
正直、ATしか持ってない上にペーパー暦3年で不安だったが、幸いキーはついたままだったので
うろ覚えの操作でなんとか発進。トラの兄ちゃんに踏み切り持ち上げてもらって脱出。
おっさん、茫然自失状態。

その後、眠かったからそのまま帰ったんだが、あのおっさん、なんだったんだろう…
危機的状況に追い込まれると我を忘れるってことなのかな。
しばらく警笛の音が耳に染み付いた感じで…