オチは無いけど怖かった話

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「長谷部くんとか絶対怪しいよな」
ヒカルは、後輩の長谷部の泣きそうな顔を思い出した。
2ちゃそねるに入り浸っているに違いない。
別に、2ちゃそねるに入り浸っていても問題は無いはずだが、
罵言やデマの飛び交う2ちゃそねるの常連であることは、
一般的にはあまりいい目では見られない。
「2ちゃそねらー」(2ちゃそねるの常連)は、
差別用語の性格も帯びている。
だが、2ちゃそねるの莫大なPV(ページビュー、閲覧数)は、
多くの人間が2ちゃそねらーであることを示している。
自分が2ちゃそねらーである人間は、
下品な掲示板に入り浸っている後ろめたさを隠したいがために、
他の2ちゃそねらーを却って差別的に見る傾向にあるのだろうか。
ヒカルは巨大掲示板というものに思いを巡らした。
2ちゃそねるを最初に見たときは、怖いもの見たさだった。
覗き見の趣味はないが、
それに近いものであったことは否定できない。


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