死ぬほど洒落にならない恐い話集めてみない?62

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259 ◆5dxRWmzlJw
この話は私が実際に体験した話です
夏休みに私と、私の友達と、私のお姉ちゃんと、
お姉ちゃんの彼氏と4人で河口湖にピクニックに行ったときした体験です。
その日私たちは、朝の6時にお姉ちゃんと同級生で大学2年生の、彼氏のY君の車に乗って出発しました。
その日は朝からいつもより一段と蒸し暑く、天気予報では最高温度は35度にもなるといっていました。
案の定7時半あたりを越えたあたりから気温がぐんぐん上がっていき、最初はワイワイと騒いでいた私たちも、暑さに負けぐったりとしていました。
車に乗ってから2時間ほどたった頃、パーキングエリアに降りて食堂で昼食を取りました。
その時、友達のA子がこんな話をしました。
このパーキングエリアを越えて30分程走った所にあるトンネルは、有名な心霊スポットなんだそうです。
なんでも、そのトンネルは、5年ほど前に建設されてから今まで、自殺者が絶えないという事です。
車で走っていると、ラジオにおんなの叫ぶ声が入ったり、後部座席に顔の潰れた人が座っていたり、
ドン!という音がして車を止めて外に出ると、バンパーに無数の手形の後がついていたり・・・
とにかく、そのようなウワサが絶えないそうです。
人一倍怖がりな私は、みんなにからかわれました。
260 ◆5dxRWmzlJw :04/01/18 03:54
そして、その話で盛り上がった私たちは、昼食も早々に早速出発しようという事になりました。
このとき私は、とても嫌な予感がしていたのですが、みんなの気分を害してしまっては悪いので黙ってついていくことにしました。
そうして私たちは車に乗り込み、トンネルへと向かいました。
A子の話どおり、30分ほどでそのトンネルが見えてきました。
トンネルは薄暗く、とても無気味に見えました。
トンネルは事故防止のため、オレンジ色の暗い証明を使っているので、
薄暗く見えるのも仕方ありませんが、このトンネルはそれとは別に、
なにかモヤのような物がかかっているかのように薄暗かったです。
そしてそのトンネルに近づくにつれて、今まで燦々としていた太陽が、厚い雲に覆われ薄暗くなっていきました。
そして車はトンネルに吸い寄せられるように入っていきました。
このトンネルはA木の話によると、全長5キロに及ぶ長いトンネルとのことでした。
そして5分ほどたちましたが何も起こらず、私たちはA子の話など何時の間にか忘れ、わいわいと騒いでいました。
そして5分、また5分とたっていった時Y君が言いました、『おっかしーなぁ』
お姉ちゃんがどうしたの?と聞くと、Y君は普通ならもう出ても言い頃なんだ。といいました。
ふぅん、とその話はそこで終わりました。
261 ◆5dxRWmzlJw :04/01/18 03:55
しかし、また5分また5分と時間がたっているにもかかわらず、一向に出口が見えてきません。
何時の間にか私たちのおしゃべりは止み、車内は焦りからかシーンと、静まり返っていました。
焦る気分を紛らわすためにY君がラジオを入れました。
しかし何故か、ザーザーという音だけしか入ってきません。
お姉ちゃんがトンネルだから電波が悪いんじゃない?と聞きましたが、Y君はそんな事は無いといいながらラジオをいじっていました。
そして1分ほどした時です。小さな声が聞こえたので、隣のA子に今何か言った?と尋ねました。
しかしA子は首を振りました。私は気のせいかと思いました。
そして前を見るY君が必死にラジオをいじっていました。
どうしたの?と聞くとお姉ちゃんが何故か止まらないの と言いました
そしてY君が必死にラジオの電源を消そうとしていると、何故かだんだんと音量が大きくなってきました。
ザーザーという音がドンドン大きくなっていき、かなり大きな音になって、車内はパニックになりました。
するとザーザーという音の中にかすかに人の声が聞こえた気がしました。
みんなもそれを聞いたらしく、パニックだった車内が一瞬静かになり、その声に耳を澄ましていました。
『・・・すけ・・・たす・・・』と雑音の中でかすかに声がしました。
静まり返る車内でA子が言いました『これって・・・』
262 ◆5dxRWmzlJw :04/01/18 03:57
A子が言い終わった瞬間今まで鳴り響いていたザーザーという雑音が一瞬にして消え、車内はさっきまでとは別の場所のようになりました。
みんなが放心状態で目を丸くしていると、ラジオから 『たすけて』 と聞こえて来ました。
それを聞いて車内はふたたびパニックになりました Y君がなんでいつまでたっても出口が見えないんだ!
と叫びました そのときでした。わたいは隣のA子がやけに静かになってなったので、
『ねえ、A子が変なんだけど・・・』といました
お姉ちゃんが振り返り、『エ、A子ちゃん、どうしたの・・・?』と聞きましたが反応がありません。
私が勇気を出して肩を揺さぶろうと手を近づけたそのときでした。
A子が突然顔を上げ私を指差し、

     お ま え だ よ 

と言いました。
A個の顔は白目をむき、まるでエクソシストのようになっていました。
わたしは混乱しキャーーーーーーーと叫びながら持っていたカールをぶちまけてしまいました。
そしてA子は気絶してしまいました。
263 ◆5dxRWmzlJw :04/01/18 03:58
そしてY君が突然言いました『な、なあ俺たち友達だよな?』
お姉ちゃんがどうしたの突然?と聞くと Y君は『なあ友達だよな?』と震えた声で言いました
お姉ちゃんはあたりまえじゃないと返しました。そしてY君が言いました『じゃ、じゃあ何があっても一人で逃げたりしないでくれよな?』とすがるようにいいいました
お姉ちゃんがどうしたの?と聞くと、『あ、脚・・脚・・・』といいました
私たちがY君の足を見ると、なんと見知らぬ顔のしろい老婆がY君の脚をつかみアクセルを無理やり踏ませていたのです!
それをみた私たちはパニックになってしまい、キャーーーーーと叫びました
そして老婆がものすごい声でわらいながらさらにアクセルへ押し付ける力を強め、車のスピードはどんどん上がっていきました
私たちはパニックに陥り、声にならない声で叫びました
そうしている間に車はどんどん加速していき、220キロまで上がりました
そして車はそのままガードレールに衝突し、ました。
気付くと、そこはがけっぷちで、もう少しY君がブレーキを切るのが遅ければ落ちていたところでした・・・
そして私たちは後から来た車に見つけられ、病院に運ばれました。
264 ◆5dxRWmzlJw :04/01/18 03:59
3日後意識不明の重態から私が目をさましました。
奇跡的にみんな生きていましたが、A子はあれから人が変ったように白目をむくような性格になってしまいました・・・

後で調べて分かった事なのですが、私たちが通ったトンネルは存在しなく、かわりにそこにあったものは、人から忘れられ、ボロボロになった古い墓地だったのです・・・