ヽ(・ω・)/ モコー
\(.\ ノ
,,、
age
795 :
スナ ◆R0dSgh3NHU :04/01/21 16:42
くれよん スナフキン
小さな丘の上に女の子が独りで住んでいました。
女の子のお気に入りはくれよん、お父さんとお母さんが
いっぱい残してくれたんです。
お父さんの部屋には白い画用紙が沢山ありました。
ぴのこはその画用紙に絵を描き始めました。
黒いクレヨンで大きな黒く塗りつぶした円形の物を真中に書きました。
「これはおとうたん」
その右横に橙色の塗りつぶした円形の物を書きました。
「これはおかあたん」
左にはもう少し小さい赤い円形の物を書きました。
「これはおねえたん」
その横に茶色い円形の物を書きました。
「これはおにいたん」
その上に何か描こうとして止めました。
外に出ると雪で街は真っ白に覆われていました。
誰も住んでいない街が綺麗でした。
796 :
スナ ◆R0dSgh3NHU :04/01/21 16:57
くれよんでね(ふーっやっと落ちたか)
冬は寒いですね、昨日、日本海に向かうホームレスの話をTVで見て
人間は生まれ故郷に戻って死にたがるのだなと思いました。
797 :
紙芝居おじさん:04/01/21 23:12
<ダーク・ドラえもん第1話>
「ドラえも〜ん!!」
またか、ドラえもんは近づいてくるのび太の泣き声を聞きながら思った
毎日毎日虐められて帰ってくる、アイツ
学習の能力がないのか、それともマゾなのか。
そしていつも俺に言う、何か道具出してくれと
「ドラえも〜ん、道具出してよ〜!!」
泣きながら道具をせがむのび太を見ながらドラえもんは思った
俺はいつまでコイツの面倒をみなきゃいけないんだ?
こんなグズの面倒見るのはもうウンザリだ
俺はもっとやりがいのある仕事がしたい
こいつの言うことを聞いてただ道具を出すだけの生活なんてもうごめんだ
だいたい、こいつが正しく道具を使うことなんてめったにない
いつも周りに迷惑をかけてばっかりだ
「ドラえもん、聞いてるの?ねぇ、ドラえもん!」
いっそこいつがいなくなったほうが世の中の為なんじゃないだろうか?
そうだ、そうに違いない
こいつがいなくなれば・・・・
798 :
紙芝居おじさん:04/01/21 23:13
「ん?何それドラえもん?道具?」
ドラえもんはポケットからスイッチを取り出し
ゆっくりとつぶやいた
「のび太、消えてしまえ・・・」
目の前からのび太が消えた
これでしばらくは静かに過ごせる
まぁ、このスイッチの効果は1日だけだが
それだけでもいい
1日だけでも、あの馬鹿から解放されるなら・・・・
799 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/22 08:59
「今何時ですか?」
俺が公園のベンチで缶にミュシャのイラストが描かれたジョージアを飲んでいると
老婆が赴いてこう尋ねてきた。
俺は缶に描かれた巨匠の作品を鑑賞する手を休めてトレンチコートから海中時計を出すと
それをちらりと見て答えた。
「一時十八分ですね。」
老婆は満面の笑みを浮かべて私の隣に座った。
しばらく老婆と他愛もない世間話をしたり、老婆の作ってきたぼたもちに舌鼓を打ったりして過ごした。
やがて老婆は立ち去った。なんでも今日は亡夫の命日で
自分も亡夫が亡くなった時間に死ぬつもりだったらしい。
時計を見ると一時十八分だった。
そう、俺の時計はあの日から止まったままなのだ。
最愛の女性を失ったあの日から…。
800 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/22 09:15
タイトル入れ忘れた
>>799は「ベンチとコーヒー」
801 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/22 16:55
「取れるわけないだろう!?」僕は驚いた。
「来週のテストで平均点以上を取らないとチョコエッグ全部捨てます。」
「や、や、や、やめろーーーーーーーーっ!!」
突然の母親の忠告がまるで死の宣告に思えた。なぜなら僕は家でも学校でも大変頭が
悪く、全てのテストを平均点以上など到底無理なこと。しかし、さもなければ僕の
命の次に大切なチョコエッグコレクションを捨てられてしまう。僕はもうすぐお別れを
しなければならないチョコエッグコレクションをちらりと見ててため息をこぼした。無論、
コレクションといってもチョコの中のおもちゃなどと外道なものではなく、チョコから
おもちゃを抜き出した後のチョコかけら、いわば正統派のコレクションである。
僕はジェラルミンケースの中に大切に保管されているコレクションを眺め、しばしの間
陶然としていた。突然部屋のドアが開いた。僕は驚いて飛び上がると。それは父親だった。
「久しぶりに、キャッチボールをしないか?」
雨上がりの並木道、排気ガスと草の臭い、父親と二人で歩きながら日の沈んだ空を見上げて
ふと思った。僕は後何日生きられるのだろうか。
うーん・・・・・・・何か足りない
803 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/22 21:52
「ラフメイカー」
作、名無し
涙で濡れた部屋にノックの音が飛び込んだ
横山ノックだった。
少し世間話をして帰ってもらった。
俺は今人生で一番辛く悲しい時を過ごしているんだ。ノック師匠には悪いけど、場違いだ。
それから俺は泣いて泣いて泣いて、泣きすぎて目と鼻の区別がつかなくなるくらい泣いていた。
そこにまたノックの音。
「もう!何だよ!どちら様?」
ドアの外の男は答えた。「喪黒福造です。ひょ〜ひょっひょ」
「帰ってくれ、今そんな気分じゃない」
「寒いこと言ってごめんよ、おいら『ラフメイカー』ってんだ!あんたに笑顔を届けにきたよ!
お、この扉はちやんとピッキング対策が出来てるね!勝手に入れないのか。頼むよ、開けておくれ」
俺の答えはさっきと一緒だ。「帰ってくれ、今そんな気分じゃない。」
するとドアの外の男は
「そんな悲しいこと言うなよ…」と涙声になっていた。
「おいおい、笑顔を届けにきたお前が泣いてどうするんよ!泣きたいのは俺のほうだよ」
そう言ったが答えは帰ってこない。ただすすり泣きと嗚咽だけが涙で大洪水になったこの部屋に響いていた
(続く)
804 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/22 22:03
→→803の続き
外の男の嗚咽を聞いていると俺も妙に悲しくなってきて
今まで以上に泣けてきた。
ドアを挟んでせなかあわせで泣いているうちにこの男にあってもいいと思えるようになっていた。
俺は男に告げた
「今ではあんたを部屋に入れても良いと思うんだが、困ったことにドアがあかない。
この扉は特殊な構造でして、中から開けることができないのです。
鍵ならすでに開けたから、どうぞ入ってきてください」
……………。返事がない。
帰ってしまったのか?
俺は友情が芽生えたと思って鍵を開けたのに…。
また悲しくなって、少し泣いた。そのとき、窓が割れる音が部屋に響いた。
泣き顔の強盗が立っていた。彼は泣きじゃくりながら叫んだ。
「命が惜しかったら有り金全部よこしやがれ!うわ〜ん!」
外へ逃げようにも扉は内側からは開けない。
今唯一の出口である窓の前には強盗。
この絶望的な状況で俺は力なく笑うしかなかった…。
「メトロポリタン」
子供の頃、とっても好きな場所がありました。
住宅地から少し離れた丘の上にある美術館。
美術館といっても、個人の趣味で集められて、その家の地下室に
そっと展示してある小さな美術館でした。
そこには数は少ないながらもまるで魂が宿っているかのような作品が並べられ
無口で学校に友達のいなかった私は、友達に会いに行くような感覚で
そこを訪れていたのだと思います。
ある冬の寒い日などは、裸では寒かろうと自分のはいていた靴下を片方、
天使の像に履かせてみたりもしました。
そこにはいつも私以外の来訪者はなく、係りの人がいるわけでもないので
誰にもとがめられる事はありませんでした。
私はいつも一人で、心ゆくまで「友達」との時間をすごす事が出来たのです。
ある日の午後、学校から帰るといつもは勤めに出ているはずの母が家にいました。
いつも母が帰る前には家に戻っていたので、私が学校から帰った後、何をしているかなんて
母は知りません。
私はなぜだか美術館のことを誰にも知られたくなく思い、母親には
「クラスのエミちゃんの家に、バイオリンを見せに行く」
と告げ、からっぽのバイオリンケースを抱えて、美術館に向かいました。
そしてその日から私は家には戻りませんでした。
大人はずいぶん私を探したようだけど、連れ戻されたりしなかった。
だって美術館の事なんて、誰一人知らなかったのだから。
またバンプか!
ぉおう!スレのレベルが上がってる(はぁと
個人的には紙芝居おじさんのが好き(1レスで収めれば、もっとシュールになったかも?…スマソ
808 :
こっぺぱん:04/01/23 22:58
「Ever lasting lay」
スナ ◆R0dSgh3NHUの海で、錆びたシャベルを持って、まるで闘うように夢を掘る人
愛する人の命に値がついた。私の愛人をヤフーオークションに出品した所、予想外の
値がついたのだ。270円、私が愛人を買った時の値は120円。この差は大きい。私は
270円で煙草を買った。ここまでは順調だった。しかし、私のとんでもないミスで
全てが水の泡になってしまった。私は20本全てフィルターから火をつけてしまったのだ。
なんたることだ。全てが水の泡・・・
だから私はスナ ◆R0dSgh3NHUの海を掘って石油を掘ることに決めた。だが掘り出した
のはカブトムシの幼虫、そこで私は初めて気づいた。なにが俺をここまで動かしたのか。
大事な何かを待たせていたような・・・あぁ、3年前テレクラの女呼んどいて待たせた
ままだ。まだいるかな?いたら明日はホームランだ!
809 :
スナ ◆R0dSgh3NHU :04/01/23 23:00
√|○まだ書けと
810 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/23 23:02
811 :
スナ ◆R0dSgh3NHU :04/01/23 23:04
∬σ_σ∬時間をくれ、考えるから、怖い話を(ほんとに怖い話だよ)
812 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/23 23:06
会社で事務をしている今話題のカシマレイコさん(♀:22才)はお昼休みになっても
食堂には行かず、1人で持参したお弁当を食べているので
今日は食堂に行くフリをして少し離れたところから彼女を観察してみた。
食べるペースがすごくゆっくりなので、だからみんなと一緒に食堂に
行かないんだな、と勝手に(・∀・)ニヤニヤしていたら、食べ終わったカシマさんが
箸を持ったまま手を合わせて
「ご飯さん、厚焼き玉子さん、サラダさん・・(お弁当の中身?をさん付けで呼んで)おなかいっぱいになりました ありがと」って言ってた。
恋してしまいそうでした。
813 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/23 23:13
「ダンデライオン」
寂しがり屋さんのライオンはつり橋を渡ります。サバンナでみんなに嫌われ
たからです。なぜならライオンはデブでメガネでニキビだらけでろくに風呂
にも入らず体臭を放ち、一日中部屋にこもってwinnyでダウンロードした
エロいゲームに興じていたからです。
橋の向こうで出会った奴はなんというか驚くほど岡本太郎の太陽の塔に似てました。
完
814 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/23 23:26
「アルエ」
ハートに巻いた包帯を、僕がゆっくりほどくから日なたに続くブリッジを
探しておいてよ。哀しい時は目の前で大声出して泣いてよ。
そんな寒いとこ今すぐ出ておいで。
ハートに巻いた包帯も、もうすぐ全部ほどけるよ。
恐がらないで素顔を見せてごらんよ。
「ウレシイトキニワラエタラ」「カナシイトキニナケタラ」
そんな寒いとこ今すぐ出てこっちにおいで。
ハートに咲いたコスモスが枯れないように水をやろう。
青空の下でゆれていてスゴくきれいさ
ブリッジで撮ったスライドは君が生きてるって証拠さ。
あたたかい日だまりの中で一緒に手をたたこう。
と、デブでメガネでニキビだらけでろくに風呂にも入らず体臭を放ち、一日中
部屋にこもってwinnyでダウンロードしたエロいゲームに興じているような男が
青い髪をした人形に話しかけているのを私は見ました。 完
815 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/23 23:26
バンプネタパクるな!
あ、ごめんなさい、BUMP OF CHICKENはみんなのものですよね
俺はBUMP OF CHICKENネタで
K
ベンチとコーヒー
ラフメイカー
を書いたものです。
今度からは違うアーティストをモチーフにするから、誰だか分かった方は
お答えください
816 :
こっぺぱん:04/01/23 23:29
いいえBUMP OF CHICKENはテレビの前のあなた達です。
ちなみに私はバンプネタパクってたものです。
今度から違うアーティストをモチーフにしますから誰だか分かった方は
お答えください。
817 :
こっぺぱん:04/01/23 23:32
しょうこう しょうこう しょこしょこ SHOW COOL
あさはらしょうこう しょうこう しょうこう しょこしょこしょうこう
あさはらしょうこう HEY!YO!
みんなの将校お兄ちゃんの将校お姉ちゃんの将校 しょうこう しょうこう
これはちょっと昔に流行ったインディースアーティストの歌です。
誰だか分かったかな?
もはやオカルトは関係なくなってるなw
暇だったので花屋の店先に並んだいろんな花を見ていた。
すると明らかに矢沢永吉の顔の花が売っていた。
目の錯覚ではない。軽いナルチシズムに満ちた表情はYAZAWA以外の何者でもなかった。
値札には「世界に一つだけの花・キャロル」と書かれていた。
びっくりしてボイスも出せずにいると
石田ゆり子に似た女性がやってきて、同じように花屋の店先に並んだいろんな花を見始めた。
やがて彼女はキャロルの鉢を持って店の中に入っていった。人それぞれ好みがあるからキャロルを選んだ彼女のチョイスは非難しないが、興味が引かれた。
しばらく待った。
やっと出てきた彼女はキャロルをうれしそうに抱えていた。
店を出ると彼女はおもむろにキャロルをへし折った。
折れた茎から真っ赤な汁が吹き出し、キャロルは苦悶の表情を浮かべ息絶えたようだ。
彼女はうったりとした顔でスキップをしながら家路についた。
まぁ、この女性が僕のワイフなんだけどね。
820 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/24 00:00
うったりとした顔……
821 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/24 00:03
→→820
俺の住んでる地方(世田谷区)の方言だ。気にするな
うん。
823 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/24 00:09
こ
824 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/24 23:27
>>812 バンプ騒ぎで見落としてた。
いい娘だ、喰われてえ。
携帯のバイブの音で目が覚めた。
机を揺らすくらいの激しい音がしている。
画面を見なくても誰からの着信かわかっている。
ほら、やっぱりあの番号、友達からだ。
いや、友達だったと言うべきか…
俺は身を強張らせた。
いい加減にしてくれ…いつもいつも電話してくる。
なんで着信拒否してるのにかかってくるんだ?
しばらく出なければやり過ごせる。
勝手に切れるまでの我慢だ。
相変わらず机は揺れている。
部屋中に耳障りな音が響いている。
早く止まってくれ!早く!早く!
携帯がピタリと止まった。
伝言メモを入れている声が小さく漏れて聞こえる。
『…なんで出ないんだよ…』
だってお前…死んでるんだぜ?
827 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/25 16:42
>>805 メトロポリタン美術館(ミュージアム)か・・・
小さな頃この曲がみんなの歌でやってて
映像の天使の像とかの動きがめちゃくちゃ怖かったな・・・
しかも、最後の「大好きな絵の中に閉じ込められた」ってとこ
幼心に凄く悲しい気持ちになったな
もこさんへ
初めまして、新鼻袋のレス読ませて頂きました。
>>92 に「道化師」を書かれた、もこさん。
ラストが落ちとして弱いですが、全体的にとても面白く、
未来を感じさせてくれる作品でした。
短編でここまで面白かったのは久しぶりです。
19や20の娘が賞を取るような低迷期の文学の世界を、
子供の頃に買った斬馬刀を使い、
斬新な切り口で一刀両断にしちゃって下さい。
また面白い作品を期待しています。
早々
追伸。
私は少し前までもこさんの事を只の荒しだと思っていました。
それが、こういう作品を事も無げに書ける才能に感服致しました。
軽率なる判断、申し訳ございませんでした。
もこって一杯いるんだぞ。
荒しもこ厨もこ主婦もこ奇才もこ。
初代もこは、前にスナが言ってたが入院患者スメルがした、確かに。
もういないのかな…この世に。
12章 −闇姫覚醒−
後ろ手にテープで縛られ、上半身は裸。
薄暗い教室を冷たい空気が満たしていた。
肌寒さに代美が目を覚ますと、目の前に担任の太田と、クラスメートの四之宮が立っていた。
太田が退屈そうに口を開く。
「黄麻くん、この学校に来たばかりで・・いったい何を嗅ぎ回っていたんだ?
良くないね…ぼくは遊びの邪魔されるのが一番嫌いなんだよ…」
太田が教壇からハサミを持って近付いてきた。
「ああ、四之宮くんか?彼女は優秀な生徒でね、ぼくの周りの事を色々世話してくれる。
キミのことも四之宮くんに聞いたんだ、松原や氷上に接触しているってね…」
代美は無言で太田を睨んでいた。
「松原に近付いている氷上も注意してやらないといけないが…私は女の子の方が好きでね。」
太田は革靴の先で代美の右肩を思い切り蹴り上げた。
苦痛にのたうつ代美に四之宮が声を掛けた。
「黄麻さーん、太田センセーって超ハードよぉ! 頑張ってお相手してね♪
バイト代でブランド物の財布くらい買ってもらえるかもよ〜あははは…」
四之宮が下品に笑った。それでも代美は太田を睨みながらよろよろ立ち上がった。
太田は素早く代美の後に回り込み、ハサミを形の良い胸に突き立てた。
「ぎぃっ!」
ハサミはすんなりと胸の肉に突き刺さり、アバラ骨の近くまで達した。
プリンを壊す子供のように胸の肉を掻き回す。ブチブチと肉の裂かれる音が教室に響いた。
「あぁはぁ・はは・・これに、懲りたらナァ… もう詮索はなしにしようなぁ・・・」
そう言い、脂肪と血に塗れたハサミを強引に引き抜いて突き飛ばす。
「はぁはぁあ・・もう少し遊ぼうか…」
太田は代美の髪を掴み、自分の前に立て膝をさせた。
「ほら、咥えろ・・」
薄く開いた代美の口に無理矢理肉棒を突っ込み、激しく前後させる。
「ふはぁうはぁぁはぁあ・・・いいぞ〜・・・ふあはははぁぁははあ・・」
太田の両手の親指は、無抵抗な代美の眼孔に深々と押し込まれ、
眼球は透明な液体を噴出しいびつに歪んだ。
「おぅおおおおぁぅおぁぁあああぁああ!!」
咆哮を上げ、肉棒を喉深くまで突き入れながら精液を放つ。
…その時、太田は一瞬眩暈を感じた気がした。
何か得体の知れない妙な違和感を覚えたが…興奮が勝った。
肉棒は糸を引きながら口から抜かれ、さっきまで眼球のあった眼孔を埋めた。
片手で髪を掴み前後させ、片手は最初に裂いたズタズタの胸の肉をまさぐり、
その断片を引き千切ぎる。
肉片を自らの口へ運ぶと美味そうに咀嚼し、喉を鳴らして嚥下した。
少女の肉を食らう行為に激しい興奮が押し寄せた。
二切れ目を口に含もうとした時、太田は我に返った。自分を取り巻く世界の異変に気付いたのだ。
さっきまでいた教室は形もなく、木々が生い茂る林の中に2人はいた。
「なんだ・・・ここは…いったい…」
代美の体を突き飛ばし、四之宮がいた方向の中空に向って叫んだ。
「四之宮ーっ! どこだ!! 四之宮ー!返事を…」
「はは・・あはは…はははは…」
心臓の鼓動が早くなる。太田は振り返った。
鼓動が凍り付いた。ボロ雑巾のように犯されていた代美が笑い声を発していたのだ。
「黄麻…代美・・・!?」
目と口から血と精液を垂れ流し胸はズタズタに裂け、
体の殆どが赤く染まった状態の黄麻代美が立ち上がった。
そんな少女に反撃などできる筈もない…頭は理解している。
しかし、太田は肌で感じた。人が触れてはいけない者が眼前にいることに。
「投身」 作:もこ
深夜、もこが歩道橋の上を歩いていると歩道橋の手すりの柵の上に立って震えている
サラリーマン風の中年男が今にも投身自殺をはかろうとしていました。
「なにやってるの?」もこが一応尋ねるとその男は言いました。
「あぁ、ちょっと会社で失敗をしてね、ここから飛ぼうとしてるんだ、でもいざ飛ぼうと
思っても恐くて飛べないでいるんだ。まったく情けない。」
「ふーん」もこは納得たような素振りを見せました。男が言う。「すいませんが、ちょっと
後ろから押してくださいませんか?」人の頼みを断れない性分のもこはもちろん
引き受けました。「えいっ!」もこは何のためらいも無く男を柵の上から突き落としました。
すると男は勢い良く上空に舞い上がり、手を羽ばたかせ遥か彼方に飛んでいきました。 完
「レジスター」 作:もこ
とある日の午後、もこは近所のスーパーに出かけた。なぜかというと、
もこの家のシャンプーの賞味期限が切れたので、それを買い付けに行くためだ。
ふてぶてしい主婦達でごった返したスーパーの中をもこは歩く、図々しいおばはんの
甲高い笑い声と、所々で聞こえる断末魔の叫び声が絡み合い、耳障りな不協和音を奏でていた。
「あった。あった。」もこはお気に入りのシャンプーハットを手に取ると、
それを抱えて早々とレジの列に並び始めまた。もう次はもこの番であった。
「いらっしゃいませー。」レジの女性店員はまるで機械のように次から次へと品物の
バーコードを肉眼で読み取りその値段を計算していく。 「947円になります。」
もこのシャンプーハットを手に取った店員は冷めた顔でもこに支払いを要求した。
「あ、すいません、細かいのしかないんですけど。」そう言うとともこはポケットから
530カイガラムシを取り出しレジの受け皿にボロボロと落した。
それを見た店員はぎゃっと悲鳴を上げ飛び上がった。もこがニヤニヤしていると
店員はおどおどしながら困った様な口調でこう言った。「あの、742ワラジムシ足りませんが。」
そうしてもこはサラ金に手を出した。 完
最近もこの作品誉めてくれないけど、どうなのー?
839 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/01/28 08:56
ばか、もこの作品がつまらないわけないだろう?
他のどの作品よりおもしろいよ。
もこがキレるの待ってたんだよ。
だってキレたもこ、可愛いんだもん。