★神奈川・東部(横浜・川崎)怪奇スポット!★

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第三京浜沿いに古いラブホがあるんだけども。
部屋の中はオシャレが理由じゃないであろう、間接照明でやたら暗くて最初からやな雰囲気。
コンクリで不自然に仕切られた風呂の壁に、はめ殺しのガラスが入ってる。
そのガラスには不自然に剥がれたカッティングシートが貼ってある。
おいおい、部屋のメンテぐらいちゃんとしろよなーとか思ったけど、
まぁ、こんなもんかとも思ってたのさ。
何戦か終えて眠りについて、ふと寝苦しくて目が覚めた。
冬だってのに、妙に蒸し暑い。
風呂のお湯出しっぱなしだったっけなーとか思って、
風呂の方を見るとガラスの向こうは湯気でもうもうとしてる。
おかしいな、と思いつつも湯を止めなきゃとベッドから立ち上がろうとした時、
カッティングシートの向こうから、ガラスに押しつけたようになってつぶれた顔が見えた。
彼女は横でうなされながらも寝てるし、おいおい一体なんだよって思った瞬間、
湯気ごと顔も消えてた。
すぐに彼女が泣きながら起きてきたんで、速攻で身支度整えてホテルを出た。
車の中でどうした?って聞くと、凄い怖い夢を見ていたって。
見たこと無い女が無表情で、湯船に自分を沈めようとするんで抵抗すると「死ね」と
それでも抵抗を続けると、狂ったように「死ねぇ死ねぇ」あくまで無表情のまま声のトーンだけ大きくなる。
で、もう無理って思った時に、目が覚めたって言うんだ。
その後は二人して怖くなって、とにかく明かりのある場所にいたくって朝までファミレスにいた。
数年してからその彼女とは結婚したけど、特に何もなく平和に暮らしてる。
あれからあのホテルは使ってないし、近くを通るのも嫌な感じがするよ。