洒落にならないくらい恐い話を集めてみない?part41

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私の主人が先日体験した話を書きます。
そもそも主人は心霊現象などというものを全く信じていない人でした。
その日主人は友人と釣りに出かけていました。
普段から霊の存在など全然信じていない主人は釣り人の間では有名な心霊スポットと言われるポイントで糸をたらし始めたそうです。
友人からそのスポットの事を再三聞いていたにもかかわらず、幽霊の存在など全く信じていない彼はその場所を選んだらしいのです。
友人が「ここは、ヤバイらしいよ。よそに行こう・・・」と言った時も、主人は
「俺はお化けなんて信じないんだよ!そんなモンいねぇよ!」と場所の移動を拒んだのでした。
数時間経った頃でしょうか。友人は先に車へもどって寝ていたらしいのですが、後ろから主人を呼ぶ声がします。「○○さん〜 釣れますか〜」
まわりに人の気配はありません。普通の人だったら心底、気味が悪く思うこの状況で主人は、「誰だよ!何で俺の名前知ってるんだよ!」と怒鳴り返したらしいのです。
なぜなら、主人は心霊的なものを一切信じない人でした。
しかし、声の主はあらわれず、さすがに気分を害した主人は帰り仕度を始めました。
帰りの車の中で主人にその話を聞いた有人は「やっぱり出たか〜!」と震え上がったらしいのですが、主人は鼻で笑ったそうです。そういったモノを真っ向から否定する人でした。
それから主人の周りで奇妙な事が起こるようになりました。物が消える、女の声がする、背中をだれかに叩かれる・・・
主人は元々、霊とかお化けというものを全く信じていなかったので、全て自分の気のせいだと言い聞かせていました。
それから1ヶ月、今日の朝方の事です。眠っている主人の首を突然姿の見えない何かが締め付けたのです。昔から心霊現象を完全に否定していた主人は「やめろ〜!!」と大声を出しながら、姿の見えないなにかを強引に払いのけたのでした。主人はビックリしていましたが、
「ったく!たまんねぇな!」と言っただけでトイレにいってしまいました。なぜなら主人は霊的なものを全く信じていない人なのでした。
そして主人は心霊現象などあるわけ無いというような顔で先ほどかえってきました。
なぜ、そんな顔をしているか?
じつは、私の主人は幽霊とかお化けとかを全く信じていないのです・・・

おわり