酋長くん、おまじない、しよ?
2スレまたがってるから駄コテスレ帰ろうか…
おじゃまいたしました。
123 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/07 17:12
>>酋長
ありがd。私物?懐かしかったんだけどw
126 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/07 18:33
age
>>125 私物じゃないよ。ググって見つけたのです。
念のためあげ
130 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/07 19:41
>>129 ヤバイ。かなりヤバイ状況です。向こうは5人、こっちは2人。
もう心臓をバクバクさせながら、僕はヤツらが近付いてくるのを待つ。
「タカコ! お前だれと歩いているんだよ」
「え、あの、バイトで一緒の人……」
ヤバイ、矛先が僕に向いている。
「オイ、お前よう。何タカコに手ェ出してんだよ」
「はぁ? 俺は何も――」と言った瞬間に殴られた。
そのあとは5人がかり。深夜の公園でボコボコに殴る蹴る。
しばらくヤツらに空き放題やられたあと、僕はノビてしまった。
そんな朦朧とした意識の中、ヤツがとどめの一言。
「お前、タカコが普通だと思ってんの?」と最後の蹴り――。
気が付くと、縛られている。動けない。
なんだか古くて狭い家にいるようだ。あたりは真っ暗。
ときどき、うめくような声が聞こえる。目を凝らすと、いきなり電気がついた。
……さっきの5人が、タカコを犯していた。
「よう、お前よ、タカコが普通じゃないってことを知らないようだな」
そういうと、ヤツはタカコの左手を乱暴につかむ。
「やめてー――!!」と絶叫する彼女。聞いたこともないような大声。
どさりという音とともに、僕の前に何かが落ちた。
包帯を巻いた腕。根元から取れている。タカコは義手だった。
131 :
めざまし、起きろよ:03/06/07 19:48
ジリリリリリリ。
緑ベーコン
133 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/07 19:55
1が来ないのでどうしようもないな
どう突っ込んでいいのか分からん。
135 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/07 19:58
もうそのあとはよく覚えていない。
どうやら僕はそれを見せられて激昂したらしく、縄を無理やり解いて、
ヤツらのところに飛び込んでいったらしい。深夜の大格闘。
覚えているのは、半裸のタカコをかばいながらヤツらに蹴りを加えていたこと。
こっちは靴まで履いた状態、向こうは全裸というのもあった。
結局、最終的には引き分けとも言える状態だったけど、
ヤツらは倒れてもあきらめない僕にほとほと呆れて、
捨て台詞を残して出て行ってしまった。あとに残された僕とタカコ。
交通事故で左腕を失ったこと。この体のせいでいじめが絶えなかったこと。
そのいじめがエスカレートして、ついにはああいった手合いの慰み者に
されていたこと等々。涙でグシャグシャになったタカコは話してくれた。
どうやらここはタカコの部屋で、やっと借りることができたところらしい。
夕食がモスだったのも、ムチャクチャ貧乏だった彼女の精一杯の贅沢だった。
当店では煙草、ライターを置いたまま台を長時間離れた場合、処分させていただきます。1番台に煙草、ライターを置いているお客様、台におもどり下さい
歩いてるときに、靴に石が入り込むのも霊の仕業らしいな
残念ながら1は青木ヶ原樹海に探検に向かったきり、風穴に落ちて帰らぬ人となりました。
よってここは1を弔うため葬式系AA会場とします
139 :
蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮:03/06/07 20:25
蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮
体がかゆくなってきた
次の日、バイト先の忘年会兼クリスマスパーティが開催されると告知があった。
年に一度の大騒ぎらしく、古株連中は浮いている。よほど楽しいらしい。
僕はタカコとのそんな件があったのですっかり落ちていたので、
当初はそんな催し物に参加する気はさらさらなかった。
それよりもまず、僕は顔を始め全身あざだらけ。
周りにそっちの言い訳をするのに難儀した。
それから数日経っても、タカコは全然バイト先に顔を出さない。
バイト仲間に聞くと、一度シフトが入っていたんだけど、
体調不良で休んだらしい。
「体調不良」の理由をバイト仲間の中で唯一知っている僕は、
そんな痛ましい彼女を思い、胸が締め付けられていた。
いても立ってもいられなくなった僕は、あの日の記憶を頼りに、
彼女の家の近くまで行ってみた。とはいうものの、覚えているのは
5人組に袋にされたあの公園まで。
そこから先、タカコの家はどこにあるのかわからない。
でも僕はなんだかひらめくものがあって、その方面に向かって歩き出した。
冬の夕刻の話だから、歩き出すとすぐにあたりは暗くなってくる。
ああでもないこうでもないと道に迷いながら、おぼろげながら覚えている
道の特徴をつかんでその公園に向かう――きっとあの公園だ。
あの日の忌まわしき事件がフラッシュバックする。頭がキリキリする。
全身ピリピリさせながら公園のゲートをくぐると、
すっかり漆黒の闇になってしまった公園のベンチに誰か座っている。
タカコだった。
……!! 彼女だ!!
駆け寄りたいのをグッと我慢して、さもたまたま通りがかったように振舞う。
「アレ? どうしたのこんなところで。偶然だね」
何を言っているんだ、僕は。でもこの間のことには言及したくなかった。
「……ミノル君……私……あの、私……」マズイ、泣いてしまう。
「もうミノル君とは――」
「あのさ! こんどバイト先でパーティがあるんだよ! タカコちゃんも行くよな!?」
もう必死だった。彼女をとどめられるなら、手段を選ばなかった。
参加できないの一点張りの彼女。でもここで諒解してしまうと、
僕は彼女となんだかここでお別れのような気がしていた。
必死の説得、実に2時間。冬の寒空の中、体が凍りそうなのも忘れて、
やっと僕はタカコをパーティに参加させる約束をさせた。
そのパーティ当日。古株連中が前々から浮かれていた通り、
ムチャクチャな内容で、会は大いに盛り上がった。
タカコもなんだか楽しそうだった。時折見せる笑顔がうれしかった。
そういえばタカコをいじめていた■が今日は顔を出していない。
友人にそのことを尋ねると、「ああ、アイツ? 辞めたよ」とのこと。
なんでも、タカコに対するいじめがエスカレートしたのに対し、
周りが引き始めて墓穴を掘ったらしい。
そんな状況の中、■はバイトを辞めざるを得なかったそうだ。
そう言われて始めて気がついたが、タカコの周りにも数人、
楽しそうに話し掛けている女の子がいる。
これネタ?実話?
大盛況の中、パーティはお開き。連中は三々五々、余韻にひたりながら
バラバラと散っていく。僕はタカコを必死に探した。
女の子数人の中に彼女はいた。マズイな、声をかけづらい。
「あ、ミノル君。タカコちゃんはここだよ」
そのうちのひとりが僕に声をかけてきた。頭が混乱する。
タカコは真っ赤な顔をして下を向いている。どうやら僕も真っ赤らしい。
いつの間にやら、バラバラになっていた連中がひとかたまりになって、
僕らふたりをニヤニヤ見ている。そんな気まずい雰囲気の中、友人が、
「ホラ、ミノル。送っていってやれよ!」
その声をきっかけに、僕らふたりは連中の冷やかしと祝福の中、
タカコの家に向かってリリースされた。
お出かけします。
続きは月曜日
148 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/07 21:44
くそーこんなときにCMかよ
149 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/07 22:01
ゴクリッ・・
続き待ってまつ
月曜…?
待てん、待てんぞっ!!
1の事忘れてるよ
このスレももう終わりだな・・・
154 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/09 08:40
46タン再光臨期待アゲ
155 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/09 08:43
156 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/09 09:04
こんなスレあったのか。いま初めて気づいた。
ふたりであの日と同じ道を同じ時間帯に歩く。
しばらく沈黙が続く。でもちょっとだけ違うのは、僕らが手をつないでいたこと。
どっちからって感じでもない。いつの間にか、自然にお互いが手を取り合っていた。
例の公園の前に来てしまった。僕は思わず彼女の顔を見ると、
「ミノル君、ウチに来てくれる?」と言われた。
公園からタカコの家までは程近く、すぐに着いた。
あのときは気が付かなかったけど、かなりの老朽ぶり。
華奢なカギを開けて、僕はタカコの部屋に通された。
狭く、圧迫感のある部屋だった。すえたような臭いがあたりに漂い、
明らかに環境は悪い。こんな部屋にひとりで住んでいるのか。
「ゴメンね、こんなに古い部屋で」と、彼女はお茶をいれてくれた。
一緒に出てきたのは漬物。「こんなものしかなくて……」と
恥ずかしそうにする彼女を見て、僕はギューッとなり、
「タカコちゃん、僕と付き合ってください」
と思わず口に出していた。
いきなり告白されたタカコは、しばらくきょとんとしていたけど、
すぐに寂しそうな顔に戻り、「私はダメ」と口を開いた。
「なんでダメなの? 俺のことは好きじゃないの?それならあきらめるけど」
「!! そうじゃないの。私、こんな体だし愚図だし、ダメな女だから――」
バチン!! と部屋に破裂音が響き渡る。
無意識に、僕はタカコの頬を平手打ちしていた。
「ダメじゃない! 君はダメじゃない! ダメじゃないんだよ!」
と言い続けながら、僕は思わず泣いてしまった。
彼女の手を取り、引き寄せて抱擁する。冷たくって細い。
気が付くと、タカコも泣いていた。
そうすること1時間程、僕らはやっと付き合うことになった。
ムチャクチャ幸せだった。文字どおり、毎日がばら色。
あちこち行き、いろんなものを見て、さまざまなものを食べた。
とにかく一緒にいたかった。片時も離れたくなかった。
お互いひとり暮らしだったこともあって、数日一緒のことも多かった。
付き合うことになったあの日から数日後、タカコとキスをした。
彼女は小さく震えていた。何度も蹂躙されてきたから無理もない。
僕は折れるほどにタカコを抱きしめた。
「苦しいよ」「うん」「でも気持ちいい」「うん」
その晩、僕らはセクースをした。
幸せは長く続かなかった。2カ月も経った頃だったか、
いつもかかってくるタカコからの電話が途切れた。
(今日は具合でも悪いのかな。まあ連日だったしな)
と僕は思い、じりじりしながらもその日はがまんした。
しかしその次の日も、その翌日も連絡はなかった。
さすがに僕はおかしいと思い、タカコの家に向かった。
アパートの前についたとき、ゾワッと嫌な感じが体を通り抜けた。
悪い予感がする。部屋に着く前に通るポスト、タカコの102号室に
無造作にチラシが何枚も入れられている。数日触っていないらしい。
あわててタカコの部屋のドアを叩く。返事はない。何度も何度も叩く。
「ンだよ、うるせえなァ」と、隣の部屋の住人が顔をのぞかせた。
「あ、スミマセン。ここにいた女の子は――」
と僕が聞き終わる前に、その人はこう言った。
「数日前に引っ越したよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
いろいろ手を当たった。自分の家のポストはもちろん、
その無造作に突っ込まれていたタカコのポストや、
果ては不動産屋に頼んでタカコの部屋を開けてもらって調べもした。
だけど部屋の中はがらんとしていて、何も残っていなかった。
そこから1カ月間。僕は荒れた。天国から地獄とはこのこと。
なんの連絡もなく、タカコは僕の前から消えた。
そう思うとたまらなくすべてが嫌になり、僕は無気力の毎日だった。
体重が激減し、だれから見てもボロボロだった。
ひとりになると、思い出すのはタカコとの楽しい日々ばかり。
ただひたすら辛かった。数回、死のうかとも思った。
(;´Д`)ハァハァ・・・・続き・・はやく・・
忘れてた!今日、月曜か!
そんな傷もやっと癒えた数年後、見慣れない手紙が届いた。
知らない人……でもなんだか見たことのある文字列。
タカコと同じ苗字だ。何かに取り付かれたように封を開ける。
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ミノルさん
タカコの母です。そちらにいた頃、あの子にとても楽しい思い出を
授けてくれて本当にどうもありがとう。今日はあなたに悲しいお知らせを
しなければなりません。
タカコは3日前、なくなりました。長い間患っていた白血病が原因です。
あの子の左腕のことはご存じだと思います。タカコはあなたに「交通事故で」
といっていたようですが、あれは骨髄ガンによる切断だったんです。
ある日、タカコが急に帰郷してきました。具合が悪いというので、
私はついにその日が来たかと覚悟し、看病を続けました。
数日後、やっとあの子が口を開き、それまでたまっていた思いを
一気に話し始めました。楽しかったミノル君との思い出。
今でも愛していること。でもあの日、大量の吐血をしてしまい、
もうダメだと思ったこと。今からでもすぐにあなたのもとに行きたいこと。
タカコは病床で、最期まであなたの名前を呼んでいました。
私が謝ってもなんの解決にもなりませんが、あの子を許してあげてください。
あなたのような人に出会えて、幸せだったとタカコは言っていました。
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僕は泣き崩れた。子供のように泣いた。どれくらい泣いたか覚えていない。
タカコは世界中を捜しても、もういない。その辛く重い現実が僕にのしかかった。
初めて、愛しい人を亡くした僕は、どうしていいかわからなかった。
そして僕は、学校を卒業後、また学校へ行くことを思い立った。
月並みで恥ずかしくはあるけど、ガンの研究をしたかった。
タカコの命を奪ったガンを根絶するために、がんばろうと思った。
まだまだ道は長く、出口はまったく見えないけど、きっと完遂できる。
最後に恥ずかしいけど、
タカコ、僕も君と出会えてとても幸せだったよ。
終わり。
うわぁぁああぁあ
Σ(゚д゚lll)ガーン
169 :
予言社 ◆zCp4J7Q1HU :
おはよう諸君