35 :
前世はミジンコ:
そんなことより聞いてくれよ。
さっき、夢を見たんだよ。2chの夢を。
そこでは板が全て中空円筒形の摩天楼で、屋上にはトップ絵のレリーフが飾れていて、上位スレはネオンで出来ているんだぜ。
したの方レスはただの文字だけの看板になっていて、スレ(摩天楼)を上から下までパンして見ると、まるで本当に自分がそこに
いるかのような錯覚を覚えるヴァーチャル空間になっていて、空は見上げたときによって、ライトアップされた夜景だったり、
燦燦と太陽が照りつける抜けるような青空だったりする。
他の板に移動しようとしてその板の最下層まで降りていくと、そこには沢山の道路と建物が並んでおり、道路は自動車や飛行機が
疾走している。流石に数が多いので荒いポリゴンでできてるが、恐らくどこかの現実の都市を模擬したものだと直感した。
その都市では、空には3つの月と3つの地球が浮かんでいた。何故かカモメ(アジサシ?)が乱舞していた。
その架空都市を歩いて行くと1人の男がいた。その男こそはこの構造物をプログラムしたアーチストであった。
いや、正しくは、そのアーチストが自分自身のシンボルとしてここに作り出した構造物なんだが。
その男の後ろには、「もうすぐフロイトに戻る」と書かれたポスターが貼ってあった。
その意味を聞こうとしたとき、不意に目が覚めた。