【R病院】 関西の心霊スポット 【皆殺しの館】3

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89OBP ◆bfsTMqXvho
さて、外出前に昨夜まとめた体験談をひとつ。

大阪国際空港の下をトンネルが通ってるでしょ。
伊丹市と豊中市を最短距離で結ぶルートにもなってますけど。
そのトンネルの豊中側入り口に近いバス停で不思議な体験をしました。
心霊体験じゃないけど、バスが消えちゃったんですw

実は「空港トンネル周辺」については、それ以前から違和感を感じていました。
でも、そう思っているのは多分広い関西でも私だけで、昔も今も
心霊スポットに数えられてはいないはずです。肝試しにはいいかもしれませんが。

さて、前置きはこのへんにしておいて、本題です。

あれは、暑い夏の日没前の出来事でした。
豊中側のトンネルに一番近い、宮川原橋停留所から、
阪急伊丹駅へ出るのがいつものルートでした。

バス停に到着し、時刻表を確認してみると、次のバスは18時56分発
(時刻はちょっと記憶が曖昧ですが)。
ほどなくバスがやってきたのですが、何か様子が変なのです。

90OBP ◆bfsTMqXvho :03/05/25 11:48

正面に「阪急伊丹」と行き先表示はされているのですが、車内が真っ暗……
誰も乗っていないように見えました。おまけに、バスが停車したのに
ドアが開かない。ご存じのとおり、阪急バスは後乗り・前降りです。

混乱して固まっていると、前のドアが開いて、運転手が降りてきました。
何で乗せてくれないの? てな感じで不服そうな顔をしていた
私の側に来た運転手氏は、時刻表を指さしながら
「このバスは次のバスなんで、ちょっと待ってください……」
というような意味合いのことを私に告げた気がします
(実は、このあたりの記憶が特に曖昧なのです)。

バスが近づいてくるときは、真っ暗に見えた車内ですが、
常夜灯のような豆電球が灯っている事に気付きました。

とりあえず、車内に点々と灯るぼんやりとした明かりを眺めながら、
運転手氏がドアを開けてくれるのを待つことにしました。
なぜか、運転手氏は車内でなく、私と一緒?にバス停に佇んでいました。

91OBP ◆bfsTMqXvho :03/05/25 11:49

一旦は、「ふーん、そういう事か……」などと納得したのですが、
でもやっぱり変ですよね。なんで乗せてくれないのか。
可能性のひとつして、そのバス停始発のバスだったとしても、
車外で乗客を待たせたりするものなのでしょうか。

しかも、そのバス路線は阪急豊中駅と阪急伊丹駅を結ぶ路線で、
私の知る限り、中途半端な宮川原橋停留所始発のバスなどなかったはずです。

たまたま、乗客がゼロで予定より早すぎる運行状況だったため、
その停留所で時間調整するって可能性も考えられます。
でも、乗客ゼロでも車内灯ぐらいはつけるのが普通でしょ。
回送じゃないんだから。

92OBP ◆bfsTMqXvho :03/05/25 11:49

私の傍らで、別に気にする様子もなく、汗を拭いている初老の運転手氏の
存在がだんだんと薄気味悪く思えてきました。

そうこうしてると、何と「次のバス」が来てしまったのです。
そちらは、車内も明るく、それ相応に混んでいる様子が一瞬で分かり、
何ていうか、その「生活感のあるバス」が救世主みたいに思えましたね。

バス停に停車してくれて、ドアも開けてくれましたから「次のバス」に
飛び乗ったのは言うまでもありません。後ろで例の運転手氏が何か
叫んだような気がしましたけど、そんなのに構っちゃいられません。

私の乗った「次のバス」は、気味の悪いバスをやりすごして発車しました。
吊革につかまりながら、「で、さっきのバスって何?」と思って、
振り返ると、お約束ですがそのバスが消えていたってわけです。

93OBP ◆bfsTMqXvho :03/05/25 11:50

後になって考えてみれば、伊丹駅に到着した時に「次のバス」の運転手に顛末を話して
「さっきのバスは何なのですか?」と問いただせばよかったのかもしれませんが、
そんな余裕はありませんでした。むしろ『そんなバスありましたか?』などという
返事が返ってくるのを恐れていたのかもしれません。

そこで、後日、検証をかねてトンネル内を徒歩で通ってみることにしました。
以前から感じていた違和感の正体を突き止めるために。

例によって単独行動だけど、真っ昼間だし、別にどうってことはないだろうと。
実際、どうってことはありませんでした。ムードは満点ですけどw
ビデオを撮影しながらでしたけど、そのテープにも何も映ってませんでした。

94OBP ◆bfsTMqXvho :03/05/25 11:51

さて、バスが消えた種明かしですけど、冷静になって精査してみた結果は
次のとおりです。

・「次のバス」はそれ相応に混んでおり、車内で振り返った時は、
 人の肩越しという狭い視界で後方を見る形になった。
・当時、トンネル入り口あたりは路肩に大型トラックがたくさん駐車しており
 死角が出来やすかった。
・当然ながら、トンネルに入るときは坂を下るので、坂の上あたりも死角になる。
・バス停にたどり着くまでに、私は日航ジャンボ機墜落事件について考えており、
 『大阪に到着したかっただろうなあ……』などと犠牲者の無念を想って、
 センチになっていた。つまり幻覚を見やすいような?心理状態だった。

要するに変なバスがいたのは多分事実だと思いますけど、
「消えた」というのは私の勘違いだと思います(そう思いたい……)。

 #ただし、トンネル付近一帯の違和感は未だに消えません。
  今でも時々バスや徒歩で通行しますけどw

まあ、オカルト板的視点では、変なバスに乗っていたら
どこに連れていかれたんだろう……なんて事になるんでしょうけど。

ただ、友人にこの話をしたら、
『オマエ、甘いで。救世主にみえた次のバスこそが罠やったんや。
オマエは選択を間違えたワケや。
つまり、オマエもオレももうこの世のものやないんや……』

以上です。長文すんまそ。