洒落にならないくらい恐い話を集めてみない?Part36

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686あなたのうしろに名無しさんが・・・
今はもう高架になっちゃったけど、小田急線梅丘駅の近くの踏み切りでの実話。

昔配達のバイトしてた時、車でそこを通ろうとしたら目の前で遮断機が
下りてしまった。そこは一度閉まると夕方とかなかなか開かないんだよね。
2本くらい電車が通り過ぎたあと、ふと見ると向こう側で高校生くらいの
女の子がにこにこしながら誰かに手を振ってる。
その踏み切りは車はよく通るが人はあまり通らないんで、
こっち側で待っているのは自転車に乗ったおっさんしかいなかった。
一瞬俺に手を振ってるのかな、なんてドキッとしてたら、
自転車のおっさんが突然遮断機のバーを持ち上げて踏み切りを強行突破した。
えっと思う間もなく次の瞬間おっさんは自転車ごと急行電車に跳ね飛ばされて
目の前から消えてしまった
687あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/07 00:43
小学校の時の話。

俺の行ってた小学校はかなりのバカ学校で、俺はどうしてもクラスになじめず
浮いていた。ヘビーないじめこそなかったが、何かにつけてクラスのガキ大将的な
ヤツとその取り巻きに因縁をつけられ、(今思えばかわいいものだが)イタズラされ、
からかわれていた。
その日も俺はノートを隠されていた。連日のことでもうほんと頭にきていたので、俺も
ガキ大将のノートを隠して仕返しすることにした。
昼休み、みんなが校庭に遊びに出たスキに、ヤツの机を調べてノートをみつけた。
その時、隠す前に、ノートを盗み見てやろうと思いついた。
ノートは下手クソな字で溢れ、簡単な漢字も間違え放題で、やっぱりこいつバカだ、
こんなところ早く卒業してえとか思っていたのだが、急に真っ白なページが続きだした。
?と思ってめくっていたら、白いページに汚い字で一言「高島様」と書いてあった。
高島は俺の名前だ。続いて下の名前で「○○様」。
そして次のページには、サイズはグチャグチャで、ページの枠からもはみ出し、
書き損じには鉛筆で乱暴に訂正がしてある「高島様」が、ノートを埋め尽くすほど
書かれていた。
俺はノートを隠すのをやめた。
688686:03/05/07 00:43
目の前では急行電車が止まったままだし、後ろにはかなりの渋滞が
できてたんでそこからすぐに抜け出せずに呆然としてたら
警察がやってきて目撃者ということで話を聞きたいと言われた。
見たままを説明して俺は仕事の途中だったんで仕事に戻ったんだけど
しばらくブルーだったね。唯一ラッキーだったのは
おっさんは向こう側に跳ね飛ばされたんで車から降りても
死体はほとんど見えなかった。
電車の車輪の間から何となく変なものは見えてたけど。
689686:03/05/07 00:45
次の日警察から電話がきて警察署に来て欲しいと言われ、
しょうがないからバイト休んで北沢警察署行った。
俺は向こう側で手を振っていたのはおっさんの娘だと思っていたんで、
娘さんが可愛そうですね、目の前でお父さんが死んじゃって、
って刑事さんに言ったら、刑事さん曰く、おっさんには娘はいないって。
その女の子も事故後には現場にいなかったらしく、誰だかわからないらしい。
まあ、状況的におっさんの過失による事故は間違いないんで
あまり気にしてなさそうだった。
最後に協力のお礼として警察から5,000円もらった。

別にそんなに怖い話じゃないんだけど、その女の子が誰だったんだか
今でも不思議。踏み切りに入るときおっさんの横顔が嬉しそうだったから
知り合いだと思うんだけどなー。