SARSの真実
現在、中国を中心に世界各地で異例とも言える速さで被害が拡大しつつある
重症急性呼吸器症候群、いわゆるSARS (Severe Acute Respiratory Syndrome:SARS)
の病原体は、実は人類により意図的に創り出されたものである可能性が浮上してきた。
SARSの病原体はコロナウィルスの一種であるという説が有力視されているが、
今回注目されているコロナウィルスと極めて類似する構造をしたコロナウィルスを、1987年に
欧州の科学兵器を開発・処理する軍事専門施設で製造されていた疑いが明らかになった。
同施設では取材に対し「ノーコメント」としながらも、仮に「何らかの病原ウィルスを開発した
場合は厳重な管理のもとに保管され、施設外に持ち出されたり漏れ出す事はありえない」
としている。
一方、病原ウィルスの専門家によると「ウィルスは、元来その構造を変異させる特徴を持ち、
それが偶然類似する場合は珍しくない。ただ、ここまで酷似しているとなると変異経過において
何らかの関連を持つ可能性は否定できない」としている。つまり、もともと人間の手で創り出され
たウィルスがSARSの病原体の起源である可能性があるということだ。
また、このウィルスがなぜ中国を中心とした通常の生活社会に出現したかについてであるが、
元国際疾病監視センターの感染経路分析主任であり、生物兵器にも詳しい現感染病専門学者によ
ると、概ね三つのケースが考えられると言う。
一つは施設職員が感染し施設外に出たり、輸送中に航空機の墜落や車両が大破する事故に遭遇して
ウィルスが漏れ出した事故説。
二つ目は近年急速な経済発展を遂げ、安全保証上にも世界的に大きな影響力を持った“大国”で
ある中国に混乱を発生させ、同時に諸外国からの投資を減少させる事により経済的衰退を促すと
ともに、国際的信頼を低下させる中国攻撃説。
三つ目は、ウィルスの取扱いに直接関わった施設職員、又は施設や軍関係の高官と巨大製薬企業
とが手を組んで、既に特効薬を開発しておいた上で意図的にウィルスをばら撒き、後にその特効薬を
発売して巨万の富を得ようとする、営利目的の計画犯罪説である。
同氏によると以下の理由により、三つ目の営利目的犯罪である可能性が最も高いと言う。
現在拡大を続けているSARSは感染症としては感染力が高いものの、生物兵器としては感染力が
極めて低い。また感染後の発病率や死亡率も兵器としては低すぎる。従って、軍関連施設で製造され
たウィルスが原型ウィルスならば、さらに人の手によって感染率、発病率、死亡率を低下させられた
ものと考えられる。この時点で一つ目の事故による漏洩の可能性は低い。
さらに、感染拡大の速さから推測出来る感染力に対し、感染者の分布には不可解な点がある。
これだけ短期間に拡大するほどの感染力ならば、感染者数や死亡者数が各国に及ぶのが自然である。
しかしSARSの場合、貿易や海外渡航が盛んな国でも感染が及んでいない国がある。日本もその
一つだ。また、カナダでは死亡数が多いのに対し、米国では死亡者は発生していない。つまり、
疑惑のコロナウィルスは中国のみならず、世界中でほぼ同時に複数の国で撒き散らされた可能性が
ある。この視点に立てば中国のみを攻撃した可能性も低い。
またこの場合、中国に被害が集中する理由としては、国民の衛生意識や生活習慣などの理由で
感染しやすい条件が重なったと考えられる一方、薬剤を購入する経済力を持っている国の中で、
比較的衛生整備が遅れている中国に重点的にウィルスを撒布したことも十分考えられる。
と同氏は語った。
さらに我々は、長年にわたって世界的巨大製薬会社の中枢に在籍していた人物(A氏)から次の
ような証言を得た。
A氏がかつて勤めていた製薬会社では政府や官僚の高官、軍や情報機関の大物、さらにはマフィア
に至るまであらゆる営利裏工作を行っていたと言う。
また、製薬会社にとって最大のコストは薬剤の開発研究費であるが、はじめから病原ウィルスの
構造や特徴を完全に把握出来ていれば、白紙の状態から開発する場合と比較して半分から四分の一
程度に開発研究費を抑えることが可能だと言う。
今回のSARS病原体が軍関連施設で製造されていたことが起源であるとの疑惑に対し、
世界保健機関(WHO)では現在のところ、「そのような噂は聞いているが根拠がなく、現在の
ところ悪趣味なゴシップと考えている」と冷静を装っている。しかし、秘密裏に16年前のウィルス
製造疑惑の調査に乗り出してるとの情報もある。
この疑惑が真実ならば人類史上空前の、全人類を敵に廻した「企業による営利テロ」ということ
になる。今年秋頃に突然SARS特効薬を発表をした企業には要注意だ。
いずれにしても、一刻も早い病原菌の完全な特定と感染ルートの解明が全てのカギであることは
申し上げるまでもない。