1 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:
1974年3月、彼は神秘体験したらしい。
あれは神秘かそれともただの錯乱だったのか?
議論して下さい。
9
3 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/20 03:01
だれじゃ?そのフィリップって?
4 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/20 03:02
>>3 SF作家。「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」などの作品がある。
SF作家。
「本当に怖いのは、自分に罵声を浴びせた上司ではなく、
その罵声を伝えた 電 話 が 自分に悪意を持っている
と思い込むこと」とディックは語る。
精神分裂気味な考えかたですな。
7 :
はぎょろも ◆QUZn1XtA3g :03/04/20 03:55
Y____Y
↑(゚ д ゚) 面白いスレ立ってるね。
漏れ、この系統得意。
でも、普通にディック語っちゃうとSF板になっちゃうね。
因みにディック知らない人でも以下の映画は知ってるかも。
・ブレードランナー
・トータルリコール
・マイノリティ・レポート
これらの映画の原作がディック。でも、脚色激しくて原型とどめてないけど。
後、原作ではないけど
・ダークシティ
もディックっぽい。
まあ、ディックがオカルトっぽいと部分と言えば、何かと宗教的な
話になるのと、結構チープな宇宙人が黒幕だったりすることかな。
錯乱に関してはオカルトちゅうよりヤク中。
「ヴァリス」読んだときはキツかった。精神的に。
9 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/20 13:12
ヤクのやり過ぎヴァリス3部作や暗闇のスキャナーはSFティストが殆どないでのつまらん。
アタイこそが10ゲトー
11 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/20 21:25
>>9 そうか、俺はヴァリスが一番傑作だと思ってるよ。何度読んでもなかなか理解できない。
もう初めて読んでから10年は立ってるけどね。
長編では「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」とか「エルマー パートリッジ 3つの聖遺」のほうがいいね。
13 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/20 23:25
ユービック映画化キボンヌ。
14 :
早耳おいらん:03/04/20 23:29
「流れよわが涙と警官は言った」がよかったわ。
「高い城の男」は中途挫折
「電気羊・・」のハヤカワ文庫表紙は昔のほーがヨカッタわね。。。
16 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/22 23:05
ディック、息子のクリストファーの鼠径部のヘルニアを発見したのははやり
何かあると思うんだよね。それが何かは分からないけど。ディックの
テレパシーかもしれないし。
まあ、俺もパーマーエルドリッチの三つの聖痕は好きだよ。あのどうしようも
ない、絶望感がいい。
17 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/22 23:10
あと、短編集で「悪夢機械」(だっけか?)とか
「火星のタイムスリップ」があったね。
18 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/22 23:20
>>17 悪夢機械、持ってないんだよ。新潮社の奴だろ。
俺は同じ新潮社のトータルリコールが入ってる方しか持ってない。
でも火星のタイムトリップは長編でてたよね。俺は詰まらなくて読まなかったけど。
19 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/23 02:07
新潮社の本って
表紙がH.R.ギーガーだったんだよねー。
雰囲気ぴったりで好きでした。
ついでに早川文庫のSFの背表紙
水色がすぐに焼けて汚くなるのがやだ。
「ヴァリス」の表紙の絵がすきだった。
裸の女の人の体が空洞になってるやつ。
早川文庫だったかな?
>>20 サンリオ版、創元版の表紙?
藤野一友画伯の手になる絵だと思う。
>>21 早川じゃなかったのですか…。
今、手元にないもので。
たしか福岡市美術館所蔵だったかな?
そんな俺も福岡人。
24 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/24 00:16
うん、早川ですな。あの絵は。
ところで、ディックのウ゛ァリスは、グノーシスの影響が強いんだけど、ユングも
そうだったよね、グノーシスに傾倒してた。特に死者の七つの語らいは
完璧にグノーシスの書だったよね。
なんで、こんなにグノーシスってある種類の人々を引き付けるのだろう?
25 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/24 00:17
24 名前:Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/24 00:16
うん、早川ですな。あの絵は。
ところで、ディックのウ゛ァリスは、グノーシスの影響が強いんだけど、ユングも
そうだったよね、グノーシスに傾倒してた。特に死者の七つの語らいは
完璧にグノーシスの書だったよね。
なんで、こんなにグノーシスってある種類の人々を引き付けるのだろう?
26 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/24 00:17
24 名前:Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/24 00:16
うん、早川ですな。あの絵は。
ところで、ディックのウ゛ァリスは、グノーシスの影響が強いんだけど、ユングも
そうだったよね、グノーシスに傾倒してた。特に死者の七つの語らいは
完璧にグノーシスの書だったよね。
なんで、こんなにグノーシスってある種類の人々を引き付けるのだろう?
27 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/24 00:18
24 名前:Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/24 00:16
うん、早川ですな。あの絵は。
ところで、ディックのウ゛ァリスは、グノーシスの影響が強いんだけど、ユングも
そうだったよね、グノーシスに傾倒してた。特に死者の七つの語らいは
完璧にグノーシスの書だったよね。
なんで、こんなにグノーシスってある種類の人々を引き付けるのだろう?
28 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/24 00:19
24 名前:Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/24 00:16
うん、早川ですな。あの絵は。
ところで、ディックのウ゛ァリスは、グノーシスの影響が強いんだけど、ユングも
そうだったよね、グノーシスに傾倒してた。特に死者の七つの語らいは
完璧にグノーシスの書だったよね。
なんで、こんなにグノーシスってある種類の人々を引き付けるのだろう?
・・・(^^; ?
>>29 しったかを晒してるのではないかとおもわれ
31 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/25 01:03
まあ、いいけど。
ところで、みんな、ユリイカのディック特集読んだことある?
ユリイカって青土社の出してる雑誌だけど。
なかなか面白いよ。今は売ってないと思うけど。
32 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/25 15:52
水銀免疫のないやつも参入してきてるからね。春になって。
33 :
はぎょろも ◆QUZn1XtA3g :03/04/25 15:58
>>31 Y____Y
↑(゚ д ゚) ユリイカはその昔、買おう買おうと思っていて結局、買わなかった。
なんか、程度の低い漏れの頭には無理な雑誌に思えた。
東京ではABCとかちょっとこじゃれた書店にバックナンバーが良くあったが、
今では、ないんだろうなぁ・・・
って、このスレ漏れと水銀しかおらんのか?
Y____Y
↑(((( ;゚ д ゚)))ガクガクブルブル
34 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/25 16:09
ブレードランチャン〜!
35 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/25 16:13
ユービックが一番すき
また読みたくなってきた
36 :
マーサー教信者:03/04/25 16:32
70年代のアメリカはベトナム戦争の関係であっちゃこっちゃ行っちゃってたからね。
マリファナにヒッピーに東洋の神秘、ラブアンドピースにウォーターゲート。
別にP.Kだけが薬やってたわけじゃなく、ちょっとした知識人や若い人は
皆やってたよね。
でも、何で今頃P.K.ディックの話?
昔ブームだったよね。
37 :
はぎょろも ◆QUZn1XtA3g :03/04/25 16:54
>>36 Y____Y
↑(゚ д ゚) 確かになんで今?、っていうのはあるけど、ウィリアム・ギブソンほど、
流行り廃りのあるものでもないし、『マイノリティ・レポート』とか、今でも
映画化されるし、SF色よりも文芸色の強い作品だから、普遍的に人気
あるんじゃないの?
もっとも漏れがはまったのは14、5年も前の話だから今はどれくらい本が
手に入るのは知らないけどね。
38 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/25 16:56
ここはおっさんの自演スレですね
39 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/25 17:10
死ぬ前は極貧でトイレ掃除の仕事してたってネタかなあ?
FBIが俺の家を荒らしにきた
41 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/25 18:26
>>33 30超えてそんなAA使いこなして必死に書き込んでるのがガクブルだよワラ
典型的な煽りちゃんですね。みなさん無視しましょうね。
自分もディック好きです。混ぜてください。
『流れよ我が涙、と警官は言った』が好きです。
43 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/04/25 19:28
>31
ユリイカ持ってると思ってたら、『銀星倶楽部』とかいう雑誌?のディック特集でした。
奥さんや息子さんのインタビューとか載っててなかなか興味深いです。
>>39 ドックフードも食っていた。
店員に「てめえが食うんだろ」と言われたとか。
>>41 Y____Y
↑(゚ д ゚) 漏れは『常に必死』だよ。
何に関しても必要以上に『濃い』からそうなるんだよ。
くどい人間なわけだよ。
君みたいな人間のことも知りたくてしょうがないんだよ。
それで、勿論ダメ人間なんだよ。
だから、ディックが好きなんだなぁ。
しかし、前から思うのは『必死』が煽り言葉になるのはなんでだろ?
2chがアフォらしいものだという自嘲的な虚無主義かな?
ガクブルだよワラ
ガクブルでワラ
震えながらワラ
震えながら笑う
Y____Y
↑(((( ;゚ д ゚)))ガクガクブルブル アーヒャヒャヒャ!!
ディックの映画化、「クローン」つのも…あっ…たな………げほげほ
47 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/26 01:07
>>39 それはネタだろ、死ぬ前はブレードランナーの映画化や小説が売れたりで
かなり金は持っていたようだよ。
>>40 その問題は未だ解決していないらしいね。だれが犯人だったかも。
CIAかも知れないし。なかにはディック本人説もあるらしいし。
>>43 ヘェー、それ読みたいな。ラストテイストメント(だっけ?)の次に読みたいな。
>>44 まあ、それはデマだったって噂もあるけど、(当時の妻談)。
>>46 変種2号の映画化だっけ?みたいな。
レンタルである?
「スクリーマーズ」は「変種第二号」
「クローン」は「にせもの」
ていうか誰も「マトリックス」に言及しないのは何故だ。
「ユービック」と「電気蟻」だけあればよい。
>>43 >ユリイカ持ってると思ってたら、『銀星倶楽部』とかいう雑誌?のディック特集でした
うわー、ずっと探してて読みたかったんですよー、いいなー(よだれ)。
>>45 あー、反応しちゃだめーーー
>>47 「ラスト・テスタメント」持ってます。あの本は前置き中書きが多すぎる本ですね。
>>48 そう、「マトリックス」ですよね。あれもディック的。
>>48 Y____Y
↑(゚ д ゚) 『マトリックス』ってディック的かなぁ・・・。
現実だと思っていたことが実は虚構だったっていう構造は
ディックらしくはあるが、実存哲学という意味では一般的な
考え方だし・・・。
主人公の立場が反乱の英雄っていう感じだし、孤立してないし
仲間が一杯いるし、組織的だしで、キャラクターという側面から
ディックを感じられない。
51 :
に<「3-4x10月」かよ:03/04/27 01:09
>>50 「レヴォリューション」のラストはキアヌが目覚めて出勤する
シーンで終わると思われ
53 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/28 13:56
鈴木いづみがディックのこと大好きだったらしいね。
54 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/29 00:16
「地図にない町」という短編集もあるけど、あれはディックでなくてもいいような
話ばっかだしな。
リチャード・マシスン(マセソン)あたりっぽい
鈴木いづみは元ポルノ女優で小説家。フリー・ジャズのサックス奏者、阿部薫の妻。
二人は若くして他界して今は故人です。
57 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/30 23:24
なんか最近書き込み少ないな。もう、ネタはないのか?
58 :
ダヌル・ウェブスター:03/04/30 23:30
鈴木いづみが好きだったのは、巨大なディック(huge dick)だったのでは?
/ロ≠ ヽ
i| ノ!ノ)从)
ヾ、イ (! (! i
ゞ!! ヮノ _ キャイン
/ ) _ _
/ ,イ 、 ノ/ ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
/ / | ( 〈 ∵. ・( 〈__ > ゛ 、_―
| ! ヽ ー=- ̄ ̄=_、 (/ , ´ノ
| | `iー__=―_ ;, / / / >>ダヌル・ウェブスター
!、リ -=_二__ ̄_=;, / / ,'
/ / / /| |
/ / !、_/ / 〉
/ _/ |_/
60 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/30 23:31
アメリカでコックをしております。
62 :
ダヌル・ウェブスター:03/04/30 23:32
コックを集めてサッカーをしております。
63 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/30 23:33
そういや、俺が子供のころ、ディックっていう外国のポルノ雑誌があったな。
なかなか過激で良かったよ。
それが母親に見つかり、捨てられたんだけど、、
/ロ≠ ヽ
i| ノ!ノ)从)
ヾ、イ (! (! i
ゞ!! ヮノ _ キャイン
/ ) _ _
/ ,イ 、 ノ/ ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
/ / | ( 〈 ∵. ・( 〈__ > ゛ 、_―
| ! ヽ ー=- ̄ ̄=_、 (/ , ´ノ
| | `iー__=―_ ;, / / / >>ダヌル・ウェブスター
!、リ -=_二__ ̄_=;, / / ,'
/ / / /| |
/ / !、_/ / 〉
/ _/ |_/
65 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/30 23:37
>>60 SF作家。
ブレードランナーやトータルリコール。最近ではマイノリティーレポート
など、SF映画の原作者として有名。
しかし本人が生きてるときはなかなか評価されなかったかわいそうな人。
ちなみにブレードランナーの公開の年に亡くなってる。
生涯に4−5回ほど離婚と結婚を繰り返したはちゃめちゃな人。
一時は麻薬に溺れたことも。自殺未遂は2回。
また、晩年には1974年3月に神秘体験してファンダメンタリスト(つまり
キリスト教の原理主義)になってなんだか分からない人。
66 :
ダヌル・ウェブスター:03/04/30 23:39
全然関係ないけど、ジェローム・K・ジェロームというユーモア作家がいたな。
67 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/30 23:42
>>66 まあ両方とも早川文庫から本がでてるってことくらいか、共通点は。
68 :
ダヌル・ウェブスター:03/04/30 23:44
へぇ。昔の作家かと思っていたら、今でも文庫で出てるのか。
オレが読んだのは「ボートの三人男」だけ。ほかは知らないな。
69 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/30 23:46
>>68 いや、俺も知らないけど、ググッたらそう出てきたんだよ。
ええ、俺はぐぐるしか芸がありませんから。
70 :
ダヌル・ウェブスター:03/04/30 23:48
>ええ、俺はぐぐるしか芸がありませんから。
まあまあ、水銀ちゃん。そういわずに一杯。
71 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/04/30 23:57
>>70 うん、ありがと。もう一杯以上飲んでるけどね。
まあ、俺なんか教養の欠片もありはしないし。
全部知ったかですよ。え?同情をもらおうと思って言ってるんじゃないよ。
本当にそう思ってる。
72 :
ダヌル・ウェブスター:03/05/01 00:07
大事なのはさ、知識の体系をどう泳いでどう使うか、その方法を知ることだよ。
膨大な情報をやみくもにアタマに詰め込もうとするのは、バカのすることさ。
おいらの経験からすると、辞書を引くのが早いヤツは、大抵「できるヤツ」
だったな。
誰かダヌルを語ってるだろ。
こんな知的なダヌルは見た事無い・・・・・・。
ちょっと尊敬した。
それで、ディックはどんな神秘体験をしたの?
具体的におせーて。。。。
FKDICKのビデオを短大のバザーで売ってしまった‥
結構良いネタだったけど、昔何かの雑誌コラムでビニ本全盛時代に来京して
エロ本の前で涙を流していたらしいとの記述と買った教授は彼女連れで
「オンガクはいいですね。貴方にもカのジョー上げたい」といったかどうか
は想像にお任せと言いたいところだけど、雑誌コラムもイラネ。人の2つ奥で
考えた意識潮流を匂わすだけで相関関係は割れていると。確認だよ検査だよ。
76 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/05/01 00:31
>>74 ある日、親知らずを抜く手術をした。家に帰ってからそれが痛み出した。
で薬局に電話して痛み止めを送ってもらった。
で来た女の子が金の魚のネックレスをしていた。ディックはそれに気づいて
それについて聞いた。女の子はそれはキリスト教初期のキリストのシンボルと
答えた。その瞬間、ディックは景色が2重に見え出した。
一つは現在のカリフォルニア。もう一つは古代ローマ(紀元後のこと、具体的には
キリストの死後の時)。
それからディックはピンク色の光線を照射された。その照射よっていろんな
情報を与えられた。その中には息子クリストファーのヘルニアにかかわるものも
あった。そのおかげでクリストファーは助かった。
また、そのピンク色の照射ディックはカンディスキーの絵を24時間
照射されたようだ、と言っている。
まあ、まだあるがきょうはこのくらいで。
78 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/05/02 22:47
あと、飼っていたペットが話をしたってのもあったな。猫だけど。
それと電源を入れてないラジオから音がしたとも、、
ディックには「死ね」と聞こえたらしいが、奥さんはそうは聞こえなかった
と言ってる。
79 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/05/04 21:52
まあ、反響なかったな。
それとディックのファイルキャビネットが破壊されてた事件はどう解決
してるのかな。
FBI、CIAが犯人説として挙げれていたけど。まあディック本人説
ってのもあったけど。
>>76-79の話は「ヴァリス」に書かれていたネタだろ。
作者自身がどこまで本気だったのかはわからないが、
少なくともノンフィクションやインタビューで語ったわけではなく、
SF小説の中に書かれた出来事なんだから、
「ディック自身の神秘体験」と解釈していいかどうか疑問だな。
ディック映画って主人公がヒーローに設定されてる時点でどれもダメだぁ。
映画と原作は別もんだと割り切らんと見てらんないよ。
82 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/05/04 22:22
>>80 まあ、そうだ。でも
>>79はヴァリスには載ってないよ。
それと、ヴァリスには載っていたけど、どれも書簡集などから
全て事実ディックが経験したことが証明されてるよ。だから、
>「ディック自身の神秘体験」
と思って間違いないよ。
「シビラの眼」とかいう冗談なのかマジなのか
わからない短編もあったよね。
ディック以外のキチガイ(失礼)作家のSFを読みたいのですが、オススメは何でしょうか?
「虎よ、虎よ」も、途中からわけわかめだった。
85 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/05 08:08
>>84 低脳には無理。
素直にSFマンガでも見てなちゃい。
86 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/05 08:13
>>85 て・ていのう??・・
全く。そのとうりですた。
87 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/05 08:20
>>84 団鬼六先生の『花と蛇』なんてどうですか?
88 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/05 08:25
>>84 ダーティ松本先生の闇の淫虐師なんてどうですか?
89 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/05 08:31
>>84 森山塔先生の「そうかもしんない」なんてどうですか?
90 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/05 08:32
90
91 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/05 10:24
半村良
もちろん神秘ですよ。PKディックの距離をおいた「世界への憎悪」と、
昨日の夜キメたドラッグがまだ頭に残ってる(もしくは二日酔い)うちに書いた、
みたいな文体が好き。
93 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/06 00:06
タランティーノよいね。
ブレード・ランナー
トータル・リコール
マイノリティ・レポート
全部ワケワカランかった・・・
トータル・リコールは映画もいいけど
原作の方が好きなんだな。想起装置だっけ?
96 :
Mercury ◆YXXD24Gj2U :03/05/06 00:46
>>94 スクリーマーズ(?)は?
変種2号の映画化。
あれは面白かったよ。
「キル・ビル」はまだか
>>84 沼正三「家畜人ヤプー」とか筒井康隆「最高級有機質肥料」とか。
そういえば筒井の「エンガツィオ司令塔」はディックっぽいかも。
バラードの「時の声」とかもどーぞ。
99 :
に<あと映画と言えば:03/05/06 00:51
「ディックの奇妙な日々」もお忘れなく。
100 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/06 01:01
ビーグル号
ヴォークトなら「非A」の方がキチガイっぽくね?
TVシリーズだと「プリズナーNo.6」とかいいよね。
103 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/06 01:13
何故か黒後家蜘蛛の会
さては南京玉すだれ
105 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/06 01:18
エリスンの世界の中心で〜はワケわかめ
京都の中心で藍に染め抜いた着物
107 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/06 01:27
甲斐の忠臣でふいに足もげた山本
ラルフとフローリアンは菜食主義者で、くきわかめとかが好きらしい。
と、銀星倶楽部に書いてあった。
110 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/06 01:32
>>84 「ニューロマンサー」
英語分からんけど、翻訳がメチャクチャなような気がする・・・
と、SFじゃないけど、ピエール・クロソウスキーの「ラ・バフォメット」もいってるよ。
111 :
家畜人潮金閣グラ:03/05/06 01:33
自分本読んでねえな。全く情けないわ。大概えそれどんな話?って聞いてから
ああそうでもそれは‥っていうコシャマでSFたくさん読んでる友達作って話
振ってそこから想像膨らます魂胆をそいつほとんどしゃべりやがらねえ。話の
骨格や大まかの省略デッサンじゃなくて細部の表現のこういう所が良いんだよ
って自分に言い聞かせて納得する割りに、作業的には指動かすだけっすよねえ。
ランズデールの「モンスター・ドライブイン」も翻訳メチャクチャ
らしいんですが、普通に楽しく読了した後にそんな事を言われても
困るんだよね。
>110
「ラ・バフォメット」!大好き・・・
トレアドールさん、こんばんは!美しい方。今日の英国はどうですか?
「ラ・バフォメット」。わかりません。翻訳出てるんですか?
どんなお話?
教えてちゃんですいません。
あ!TVさんだ!今朝の英国はお天気ですよ。嬉しいなー
「バフォメット」はね、美少年と未亡人と聖堂騎士団と
儀式魔術がちりばめられたお話でね、バルザックの「セラフィータ」より
もっと怖い両性具有な感じでねーって全然説明になってない。
けど面白そうでしょ?非常に哲学的な物語です。きっと好きですよ。
今、手元にないので翻訳者、出版社などの詳細はわからないのです(つД`)
ごめんなさい。蛇足ですがあっちのスレでTVさんが「人間のままでいい」
っておっしゃったのにすごく共感を覚えます。(・∀・)
「バフォメット」はペヨトル工房から出てますよー。
訳は忘れたけど、帯が澁澤であとがきが浅田彰という豪華メンツ(w
ペヨトル工房の本ってまだ買えるんですか?
解散したんでしたよね?
すごく欲しい「夜想」の号が・・・
世俗に疎いもので、もし皆さんご存知のことでしたらごめんなさい。
↑
世俗?世知?間違った使い方をしていたら失礼しました。
そういえば、古本屋で購入した「ロベルトは今夜」、遠藤周作訳だった。
前略 トレアドール様
情報いろいろとありがとうございました。テレタビーズ好きです。
「バフォメット」、面白そうですねー。実は114のレス書き込んだ後にピエール・クロソウスキー
を検索したら日本語のなかなかいいHPを作っている方がいまして、ある程度情報を得られました。
日本語タイトル、「肉の影」っていうんですね。手に入らなかった暁にはトレアドールさんから
お話を全て寝物語よろしく語っていただきたい所存です(笑)。実は神父さんオススメの「神話
の力」まだ読み終わってないんですー(笑)。他の本もつまみ食いならぬつまみ読みなぞしてまして・・・
情報提供していただいた方々もありがとうございます。
自分はこちらで英国人の友人が三人ほどいるんですが2人はロンドンから来ました(郷里は別です)。
一人はチェチェスター出身です。お伺いしていいのか分らないんですがトレアドールさんもロンドンですか?
あ、忘れていました。トレアドールさん
>>115 >あっちのスレでTVさんが「人間のままでいい」
>っておっしゃったのにすごく共感を覚えます。(・∀・)
ありがとございます。神父さんからもレスを頂いて誉められました。
あなた方のような素敵な方たちと知り合えて嬉しいです。
(皆様に)スレ違い失礼しました。
>>119さん
がーん!(つД`)やはりそうなのですね・・・サイトを教えてくださって
ありがとうございます。縁があれば古本屋さんで見つけられるかな。
>>TVさん
クロソウスキーはTVさんのお好みに合うと思います!私も本が
溜まっていて・・・読まなければいけない本が溜まっていると苦痛ですが、
趣味の本が溜まっているのってとても幸せですよね!
私のホームタウンは、いつかお会いした際にw詳細をお話しますね。
さて。
スピルバーグってハートフルな映画を撮るくせに、どこか冷たい感じがします。
どうも対象にいまいち感情移入しきれない、というかステロタイプに描きがちというか。
でも、その冷たさが「マイノリティ・リポート」では結構上手く生かされていたような
気がしますが、皆様はどう思われますか?
123 :
Mercury ◆BrOnzDPgJA :03/05/10 00:19
>>122 マイノリティーレポートはまだみてないな。今月中にDVD出るらしいから
レンタルで見る予定だけど。
まあディックの作品にしては、小説の方は読んだんだけど、明るい結末
だったよね。まあ中くらいの面白さだった。一番面白かったのは
変種2号。
まあそれはともかくとして、本題に戻ると、
ディックが紀元70年から時が経ってなくて、それ以後の時間と言うのは
鉄の牢獄が挿入したものだっていってるのにはなんとも言えないものを感じた。
いや、もっとちゃんと語らなきゃいけないと思うけど、言葉に出来ない。
それとディックはそれを小説の中に書き込んだだけじゃなくて、
本気でそれを信じていたんだよね、その辺がなんかね、哀れというか、
なんと言うか、、、
124 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/10 00:47
「バフォメット」のクロソウスキって、あのハニバル・レクターの従兄弟らしいよ。
小説「ハンニバル」の中で、彼が画家のバルテュスと従兄弟にあたる、って書いてあったんで。
(バルテュスとクロソウスキは実の兄弟)本人に許可とったんかいな。
でも、アンソニー・ホプキンスはとても貴族の血筋には見えないけどね・・・・
スピルバーグって政府から依頼されて啓蒙映画創ってるって、
以前何かの本で読みました。
未知との遭遇然り、ET然り、近年ではプライベートライアンですね。
エンディングのアメリカの国旗が何をかいわんや。
レクターさんとバルテュスたちが兄弟?!あの二人だけでもう十分怪しいのに!
(出生からして謎ですよね。お貴族様って耽美)
>>125さん
スピルバーグってそうなのですか!
じゃあ、あの冷たさは彼自身の「自分で信じきれないものへの違和感」なのかな?
それとも「洗脳」系の熱狂だから、観客を鼻白ませてしまうのかな。
そういう風に考えていくと、色々妄想できますね・・・楽しい。
私の好きな作品は、「ヴァリス」と「真夜中のスキャナー」です。
両作品とも、なぜか読むたびに泣きます。Mercuryさんがおっしゃっている
「哀しさ」に、もしかして近いものがあるかもしれません。
ドラッグやって錯乱した時って、本当に誰も助けてくれないんだよねー。(あたりまえだけど)
僕なんか試薬系だからそんなでもないけど、年代も場所も本場で体験したディックの錯乱
ってのは想像つかない・・・
傍から見ていくら滑稽だろうと、壁に埋まっている聖書(もちろん物理的にあるはずもない)
を一生懸命引っ張り出そうとしている姿には確かに哀しみを覚えます。
代弁する訳じゃないけど、幻想と現実の区別がつかなくなる時ってあるんですよ、確かに。
壁に浮き上がった古代アステカの文字が、他人には単なる染みにしか見えなくても、
本人にとっては、啓示であるわけで・・・。
現実と虚構に架かった橋の真ん中にたって、それぞれの領域にお互いの現状を伝えなきゃ
いけないという「使命感」がディックを書くという行為に駆り立てたのかもしれませんね。
私は「聖なる侵入」が好きだなー。
失われた記憶を想起する過程に生きている意味があるっていう発想に衝撃を受けました。
見当違いかもしれませんが、ヘルメス文書を読んだときのような感覚に陥りました。
「暗闇のスキャナー」って、宮部みゆきさんが推してましたよね、なんか意外。
ドラッグと神秘って素敵な組み合わせですね。
そういや、ポスト ティム・リアリーと言われたロバート・A・ウィルソンの「コズミックトリガー」も凄いですよ。
自伝形式でかかれてるんだけど、ハクスリー、リアリー、ワッツ、クロウリーにイリュミナティー、スーフィズム
なんかをとりまぜ、緑の宇宙人は出てくるは、愛を語るは、挙句の果てに表紙は横尾忠則だは、一読の価値
はありまつよ。
酒飲んだ勢いでかいちゃった。
んではこのへんで。
わああ、「暗闇のスキャナー」でした!
A Scanner Darklyですね、
失礼しました(つД`)
129 :
Mercury ◆BrOnzDPgJA :03/05/12 21:25
>>127 うん、ディックというかポップオカルトに対する愛の感じられる文章ですね。
>、幻想と現実の区別がつかなくなる時ってあるんですよ、確かに。
壁に浮き上がった古代アステカの文字が、他人には単なる染みにしか見えなくても、
本人にとっては、啓示であるわけで・・・。
ディックの場合、この辺の境界が難しいんだよね。
単に幻想とは片づけられない何かがある。
例えば息子のヘルニアを事前にピンク色の光のメッセージの中から
見つけたり、何気なく書き留めた意味のない単語がローマ時代の
ヘブライ語だったり。あるいはギリシャ語だったかな?
それに小説に書いた通りの場面を自分が体験しちゃったり。
また、それが聖書に出てくる場面と一致しちゃったり。
なんでそんなことが起こり得るのか、よんでるこっちも考えさせられるよね。
>>126 そうそう、俺もヴァリスが一番好きだ。
それと哀しみ、でも哀しいだけでは終わらない。
非情な現実に果敢に立ち向かっていく(そして挫折する)主人公たちに
共感を覚えます。
>>127さん
いいこときいた。「コズミックトリガー」読んでみます。ありがとう(・∀・)!
ちょとずれてるかもしれませぬが。アムステルダムに行った時に、
ドラッグとテクノロジーによって、ディック的な神秘を追体験するのは
可能かも、と思いました。
神秘は存在すると思う。でもそれが我々にとって大切であるか、は別の話。
その神秘は、ぜんぜん大した意味を持っていないかもしれない。
人がその神秘を「翻訳」することで、その意味(価値)が変わる、と思う。
根本敬とディックの中間のスタンスで神秘を研究してる人っていないかな?
>>Mercuryさん
同感です。大きな渦がやってきて、それに抗うために苦しみ、それでも
飲み込まれてしまう・・・という、強くて弱くて、誰よりもマトモで
誰よりも狂っている登場人物たちが大好きです。あと、そこはかとなく漂っている
諦念も好きです。なんて、主観的な書き方ごめんなさい。
トレアドールさん、最近やけにシンクロすると思ったら。あなたの書き込みにかなりヤバいものを
感じましたよ。いい意味で。
>根本敬とディックの中間のスタンスで神秘を研究してる人っていないかな?
まさに自分ですよ(などと言い切ってみる)。
幻の名盤解放同盟、川西杏、電気大菩薩、山田花子、映像夜間中学、奥崎謙三、神様の愛い奴、さむくないかい
佐川一政、電波喫茶のママ、等々々・・・ちょっとマジでお会いしなくてはならんかもです。うーーーむ・・・
あちらにもカキコしておきましたよ。大感動してます。
あ、トリップ付けました。
「ヴァリス」、「アルべマス」、「聖なる侵入」は読んだ。よかった。
「ティモシー・アーチャーの転生」で四部作なんだっけ。後付けの感はするけど。
>>130 ディックとは関係ないですが、「神秘は存在する」かってことについて、
取りあえず「脳はいかにして<神>を見るか」と言う本がPHPから出てるのでオススメです。
人間の脳が神秘体験をするように出来ているんだ、って言うようなことが。
大脳生理学はわからんのでもしかするとトンデモな部類なのかも知れませんが、
割と真面目だったですよ。
>>133さん
ありがとうございます!その本、購入してみます。おもしろそう!
それはもしかして「ゴッド・ヘルメット」についての本でしょうか?
最近BBCでドキュメンタリーやってました。
133さんは神秘についてどうお考えになられますか?
(なんつー質問だ、と思いつつ)(・∀・)
側頭葉のとある場所に電気的な刺激をあたえると
神秘体験(どのような定義かはしらないけど)をするそうですね。
ラマチャンドランだったか、オリバー・サックスの本に書いてあった。
つーことは、電気刺激によって、信仰の如何にかかわらず万人が神秘体験をするとすれば、
それは紛れもない客観的な事実・・・神の存在が証明された・・・とかなんないかな?
そうなれば世の中もっと住みやすくなるような気がしないでもない?
なーんてね。
>>135さん
そうそう、そんなかんじです。ゴッド・ヘルメット。
それを被った被験者が80%の割合で「存在」を実験室の中に感じたそうです。
宗教家の人は「そこを刺激することで脳が錯覚するのではなく、もしかして
神がその存在を人々に伝えるために、その機能を与えたのかもしれない」
といってました。
どうでしょうね。私はそれが「神と交信するための器官」で、テクノロジーが
進んだら、人間たちは神とびゅんびゅん交信しはじめる、ていうのが
クールだと思いますw無宗教ですが。
>>136 そう言う本でした。
「恐らく性の機能云々からその機能(神秘体験可能構造)は来ているのだろう」というような旨が。
「ただ、たとえ性欲から来ているとして、それが価値を減ずるわけではない」とも書いてあります。
「どの宗教であっても神秘体験は酷似しており、後々信じている宗教によって解釈が違うだけ、
つまり脳の機能の一部だろう」みたいな。
この本自体は神の存在を否定するわけでも肯定するわけでもありませんでした。
ただ、「測定してみたら自分を越えた状態になりうる、神秘体験は存在すると言う結論になりますた」とだけ。
適当すぎる上なんか間違った要約になった悪寒。
>>135 個人的にはならないと思います。皆が信じているモノが違いすぎるから。
それで証明されるのは「脳内にそう言う機能があって自己を超越出来る」と言うことだけかと。
かなり宗教体験に酷似してはいるそうですが、ちょっと厳しい様な気がします。
それぞれ信じるものによって違う神を持っているので、「我が神は存在する」となると
それはそれでちょっと危ないと思いますし、逆に厄介になってしまうような気が。