墓の中まで持っていく話。

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小学3年のとき、友達と2人でマンションの階段の踊り場で遊んでいたら
「赤ちゃんってどうやってできるか知ってる?」とメガネ君でまじめそうな
青年が寄ってきた。マジで知らなかったので「知らない」と言うと、本を
取り出して懇切丁寧に説明してくれたうえ、アレを出してその赤ちゃんの素
になるものまで出して見せてくれた。
なんにも知らなかった友達と私は珍しい物が見れて大喜び!(w
多分お目目キラキラ状態だったと思う。
が、兄さんはそれが終ったらさっさと帰ろうとしたので、二人してひきとめよう
として袖をひっぱったら、足がもつれたのか兄さんが階段をころげおちた!
それはもう見事な階段落ちで、兄さんは苦しそうにうめいている・・・。
友達が泣き出したので私もつられて泣いてみたら、その泣き声でおばさん達が
出てきて階段下の兄さんをハケ―ン!そして響き渡るおばさん達の悲鳴・・・。
「怒られる!」と思ってさらに泣いたら、逆に「大丈夫?もう大丈夫よ」と
みんなにやさしくされたので驚いた。おばさん達の軽蔑の視線の先を見てみると、
そこにはアレまるだしでまだ身動きできずにうめいている兄さんの姿が。
しかも、ごていねいにエロ本と仕様済みのティッシュを握り締めて・・・。

そのあと、友達と私はうしろめたいながらも被害者になりきった。
まわりが心配してやさしくしてくれるのが心苦しかった。
でも言えなかったんだよ、
「 ア レ が も っ と 見 た く て ひ き と め よ う と し た 」
なんてことは・・・。

これが、私が墓までもっていく話です。
変態野郎とはいえ、あの兄さんが死ななくて本当に良かった・・・。
長々と失礼しました。どっとはらい。