【懐かしい】昔話はオカルト満載・第3話【語れ】

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25Zanoni
髑髏の復讐 (子不語)


孫君寿という男、獰猛で凶悪、霊魂なんかはてんで頭から馬鹿にしきって、村人からは
爪弾きにされていました。

この男がある日遊びに出かけ、腹が張ってどうしようもなくなり用をたそうとしたところ、
荒れ果てた古塚に髑髏が転がっていました。
26髑髏の復讐 (子不語):03/03/06 21:12
孫は髑髏の口を大きく開け、尻をあてがって糞をし、思う存分に飲み込ませました。
そして、
「どうだ貴様、うまいだろ!」
と、からかいました。

そのとき、髑髏の口がカッと開いたかと思うと、
「うまいぞ!」
と叫びました。
27髑髏の復讐 (子不語):03/03/06 21:17
驚いた孫は、思わず
「わっ!」
と声をあげ、一目散に逃げ出しました。
すると髑髏も、ころころと転がりながら追いかけてきます。

ところが孫が川にかかった橋を渡ると、髑髏は橋が怖いのかそれ以上追いかけて来ませんでした。
そしてまた、塚の方に転がりながら戻っていきました。
28髑髏の復讐 (子不語):03/03/06 21:24
その日から孫は大小便を垂れ流しするようになり、そのたびに自分の糞を手にとって飲み込み、大声で
「貴様、うまいか?」
と叫ぶようになりました。
そして食べ終わると更に垂れ流し、それが終わると更に糞をズルズルと飲み込むといった具合で、とうとう
三日目に死んでしまいました。

糞死としかいいようがありません。


-- 終わり --