身内に起こった怖い話 3話目

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934924 ◆OLv0mH654E
厨房の時の体験。この頃学校に行ってなくて
僕の部屋は友達の溜り場になってました。
今でも忘れない午前11時18分。
年上の友達からの電話で起こされる。
「一時頃行くね」それだけの電話でした。
前の日に獅子座流星群を見て明け方に寝たので
まだ眠くて布団に入ってぼーっと
スイッチの入ってないテレビのモニターを
見つめていました。
(配置は四畳半で布団の足元左にテレビ、
足元に廊下に出る引き戸、頭の後ろに曇り窓)
電源が入っていないモニターって
薄暗い鏡みたいな感じで部屋の中が反射しますよね?
935その2 ◆OLv0mH654E :03/05/10 21:56
続き
電源の切れたテレビのモニターに反射する、
部屋の中をぼーっと見つめていたその時!
モニターの中の窓の外に突然人影が表れました
部屋は三階だし窓の外に人の立てる場所なんて
当然ありません。
「なんだなんだ!?」と布団に入ったまま
パニックになっていると
その瞬間金縛り!体が動かない!
窓の外の人影が物凄い勢いで窓を叩き始めました
「ドンドンドン!ドンドンドン!」
窓が割れるんじゃないかというくらいの勢いです
窓を叩く勢いが強くなってくると
今度は部屋までが揺れ始めました。
936その3 ◆OLv0mH654E :03/05/10 21:57
続き
窓の外の人影は狂った様に窓を叩き続け
本棚の上に置いてあった物が落ちて来る程の
信じられない勢いで部屋が揺れています。
「まじヤバイ!殺される!殺される!」
と金縛りにあったままの僕は大パニック、
そのうちカーテンをつけていなかった
カーテンレールまでが「シャー!シャー!」
と凄い勢いで左右に動き始め、
僕は布団の中で怯えたまま薄目を開けて
反射で部屋の異常な光景を映し出す
テレビのモニターを見つめていました
937その4 ◆OLv0mH654E :03/05/10 21:58
続き
ふと気が付くと、窓の外の人影が消えています
しかし窓は「ドンドンドン!」と揺れ、
部屋もカーテンレールも騒がしいまま。
すると突然!窓の外を周りが茶色で中の白い
長方形の物、茶色の額に紙の入ったような物が
ピュンピュンと左右に飛び始めました。
それも凄い量が。
完全に理解を越えた事態に僕は怯え切って、
でもかその窓の外の狂った世界を映し出す
電源の切れたテレビのモニターから
何故か目を離す事が出来ませんでした
その状態が何分か続いた後、突然窓が
「ガラッ!」と一瞬だけ開いてまた閉じました。
938その5 ◆OLv0mH654E :03/05/10 21:59
続き
窓が開いて閉じると、部屋の揺れが治まり
静かになり、窓の外を飛び回っていた板?
もなくなりました。
でも金縛りはとけないまま。
するとゆっくり階段を昇って来る足音が…
「パタッ、パタッ」とスリッパを
履いているような足音です。
一瞬本気で恐怖を感じました。何故か
「今度こそ本当に殺される」と思ったからです
でもすぐ、我が家でスリッパを履いてるのは
母だけだし、さっきの揺れと音を
おかしく思った母が様子を見にきたのかとも
考えました。
足音は僕の部屋の前まで近づいて来ます。
939その6 ◆OLv0mH654E :03/05/10 22:00
続き
ゆっくりと進んで来た足音が、
僕の部屋の前で止まりました。
僕は金縛りの解けないまま、心臓バクバクです
引き戸がゆっくりと、少しだけ開きました。
廊下は暗くてよくは見えなかったけど
薄目を開けている僕と
引き戸の向こうから覗いている「何か」
の目が合っているのはわかりました。
何故かその時僕は母だと思い安心しました
母は日本人にしては珍しい程
目がパッチリしているんですけど、
その「何か」も、とても目が大きかった
のが分かったからです。
940その7 ◆OLv0mH654E :03/05/10 22:01
続き
その「何か」と一分程目が合っていたでしょうか
スーッと引き戸が閉じると、またゆっくりと
足音が遠ざかって行きました
「パタッ、パタッ…」と階段を降りていった
足音が聞こえなくなると、金縛りが解けました
その瞬間飛び起きて、「お母さん!」
と叫んでしまいました。普段は「お母さん」
なんて呼ばないのに、そんな時は…w
PHSの時計を見ると11時20分、
あれだけ色々な事があって時間も長く感じたのに
起きてから2分しか経っていませんでした
941その8 ◆OLv0mH654E :03/05/10 22:02
続き
夢かとも思いましたが、本棚から
色々な物が落ちて、荒れた部屋の中が
夢じゃない事を物語っていました。
何が起きたのかわからないまま、
大慌てで下の階に降りて行くと
台所で母が昼食を作っていました。
今起きた事を一通り説明すると、
最初こそ笑って相手にしませんでしたが、
僕の必死な様子を見て信じてくれました。
そして、
僕「騒がしかったから様子見にきたんでしょ?」
母「ねえ、真面目に言うから怒らないで
聞いてね。お母さん、あんたの部屋なんて
言ってないわよ?ずっとご飯作ってたもの」…
942その9 ◆OLv0mH654E :03/05/10 22:03
母は僕の部屋には来ていませんでした。
スリッパも履いていなかったし…
あの窓を叩き、部屋を揺らし、
カーテンレールまで動かした窓の外の人影、
窓の外を飛んでいた長方形の「何か」、
僕の部屋を一分以上覗いていた「何か」、
あれはなんだったんでしょうか?
今でも理解できません。
この話が生まれて初めての霊体験?で
僕はこの後から様々な体験をする事になります
それは今でも続いていますが…


下手な文章で怖くもない話を、
長々と読んで頂いてすいませんでした。
943 ◆OLv0mH654E :03/05/10 22:13
下手な文章で怖くもない話を、
長々と申し訳ありませんでした。
ただ本当に実体験なので…
スレ違いかとも思ったんですが、
本当に良スレだと思ったから書き込みました。
もし僕がスレ汚してたらまじでごめんなさい!
言って頂ければもうレスしません。
本当に長々とすいませんでした。
最後に、あの窓の外を飛んでた
長方形の額みたいの見た事ある方他にいますか?
それかあれが何かわかる方?
一般的な表彰状くらいのサイズだったと
思うんですけど
、あんな物の話一回も聞いた事がないんで…?
あれが一番不思議でした。