遠野物語・怪談は古典に限る

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81あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/01 13:03
今。落語は落ち目だし円朝を知る人は2ch住人にはほぼいないだろうな。
82お軽と勘平:03/03/01 13:30
怪談「怪談牡丹燈籠」「菊模様皿山奇談」「真景累ケ淵」

遠野物語 「サムトの婆」「マヨイガ」「座敷童子」「神の始」

上田秋成 「雨月物語」「浅茅が宿」「夢応の鯉魚」「吉備津の釜」
     「菊花の契り」

小泉八雲 「耳なし芳一」

岡本綺堂 「水鬼」
83あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/01 20:46
「怪談・累ヶ渕」が初めて生まれたのは、享保十六年(1731)に江戸市村座というところで上演された
歌舞伎舞台「衣川かさね物語」が最初と言われています。
そこで人気を得て、以降現在に至るまで浄瑠璃、絵双紙、落語、映画の題材として使われています。
それほどなわけですから、「四谷怪談」「牡丹灯篭」「番町皿屋敷」などと同じくらいメジャーな
怪談なのですが、実はあまり知られていません。
おそらく皆さんも知らなかった、あるいは名前くらいしか知らないといった程度でしょう。
では、怪談「累ヶ渕」とはどういった怪談なのでしょうか?
『死霊解脱物語聞書』(しりょうげだつものがたりききがき)という凄いタイトルの本がある。
これは江戸時代に浄土宗の僧、残寿という人が書上げた江戸時代のベストセラーで、江戸時代の
近郊農村でおきた心霊事件をまとめた、「累ヶ渕」が登場するので、この内容を元に説明しよう。

羽生村(現在の茨城県水海道市羽生町)に累(かさね)という女がいた。
彼女は死んだ両親から譲り受けたわずかな田畑で生計を立てており、長い間ずっと独り身だった。
心根が悪く、そのうえ類ないほどに醜い女だったので、いい縁談がなかったのだ。
その醜さを『死霊解脱物語聞書』ではこう記している。「いろ黒く片目くされ、鼻はひしげ、口
のはば大きに、すべての顔の内にはもがざ(疱瘡)のあと、所せきまでひきつり、手もかがまり、
足も片みじかにして、世にたぐいなく恐ろしき」という姿だったのだ。
8483.84kopipe:03/03/01 20:48
牡丹燈籠のお露(浅茅・麗卿,以下同)さんは駒下駄をカランコロンと言わせて
やってくる幽霊です。つまり、お露さんにはしっかり足がある訳で、近年の
日本の大衆文学の中の幽霊として異例の存在です。
この足のない幽霊というのは、一般には円山応挙の幽霊画から始まったとも言
われています。応挙の幽霊画は実際見ると足がない、というより描かれていな
いあるいは見えないという雰囲気です。そこでは足だけでなく下半身があいまい
になっています。人のいろいろな思いが幽霊を生み出しているのであれば、その
思いが上半身に集中するが故に、下半身は比較的イメージが弱くなっているのか
も知れません。
また、祟るとされている四谷怪談・累ヶ淵の幽霊が、しばしば(多分本人たち
の意志に反して)凄惨な姿でイメージされているのに対して、お露は美しい幽霊で、
新三郎は彼女と熱く愛し合います。この辺りが中国伝来の物語とはいえ、また異色
の存在となっています。
心理学的に言えば、基本的に夢などで気味の悪い姿などに見えるものは、心がそれ
を拒否しているためです。
心がそれを許容し始めると相手の姿はだんだん親しみやすいものになってきます。
お岩さんや助さん・累さんが凄惨な姿で見えるのは、それはそれを殺した本人にと
って、なのかも知れません。実際にはお岩さんにしろ、助さん・累さんにしろ、
そんなひどい顔はしていなかったようにも思います。それをひどい顔の女として描
かれるとしたら、これも本人たちにとって不本意極まりないことでしょう。
85あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/01 20:53
東海道四谷怪談 妻を裏切った夫への怨念
怪談 累ヶ渕    親が子を殺める事の報い
鍋島 猫騒動    猫が主の恨みを晴らす
86あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/01 20:56
寄暢園 中国古典小説の花園。めるまが『中国の不思議な役人』は耳袋ファン必読。
座敷浪人の壺蔵 『古典文学から拾った「奇談」「怪談」「変な話」のアヤシイ現代語訳』。

掌上之愉楽 古典からよりすぐった耳よりな話の数々。内容の充実度+精選リンクに感涙。
丑満の刻 怪談の朗読が聞ける……! 
87うちの近く:03/03/01 21:11
紀尾井町と「むじな」
ミレニアムガーデン向かいの弘済会館を下ったところに紀尾井坂、清水谷坂がある。
江戸時代に紀州徳川藩、井伊彦根藩、尾張徳川藩の屋敷があった場所で、明治にな
ってこの三藩の名前を取ってこの町を「紀尾井町」としたというのはよく知られて
いる。(現在の赤坂プリンスホテルが元紀州藩邸・ニューオータニが元彦根藩邸・
上智大学が元尾張藩邸であった。)
赤坂プリンスホテルとニューオータニの間の坂が清水谷坂で明治11年に大久保利通
がここで暗殺されるのである。霞ヶ関にあった自宅から当時の赤坂御所に出仕する
途中の惨劇であった。この谷の上にある紀尾井ビルとこの谷の間にあるに清水谷公園
に大久保利通の殉難をいたむ碑が建てられている。
清水谷坂は突き当りを右折して紀尾井ビル方面に進むが、逆に左折してニューオータニ
方面に進むと紀尾井坂である。
このあたりが小泉八雲(ラフカジオファン―)の「怪談」の中に紹介されている「むじな」の舞台。
その中に「赤坂に紀の国坂という坂があり、・・暗い坂で娘がシュクシュク泣いているの
声をかけると振り向いた顔がのっぺらぼうであった。男が驚いて暗い坂を駆け上がると、
そこに蕎麦屋がいて話し掛けると「こんな顔かい」と振り向いた顔がまたのっぺらぼう、
驚いて坂を駆け下りて逃げていった。」とある有名な話であるが、驚いた男が清水谷の方
へ逃げていく様子が描かれている。
ニューオータニの玄関前前のカギのように曲がった坂を食違見附(クイチガイミツケ)いった。
その坂を降りていくと、お堀を渡り赤坂迎賓館の脇の高速道路と平行に走る坂道に合流する。
ここが「むじな」に出てくる紀の国坂であり、ここで泣いていた町娘に声をかけ、振り向い
たノッペラ坊に驚いた男が駆け上がったところが食違見付けである。
そこにいた蕎麦屋に声をかけ振り向いた顔がまたノッペラで驚き、紀尾井坂から清水谷坂に
逃げていくのである。
デンデラノ(蓮台野)とは昔の姥捨野である。「昔は六十を越えたる老人はすべてこの蓮台野へ
追いやられるの習いありき。老人は日中は里へ下り農作して口を糊したり。近傍にあるダンノハナ
は昔館のありし時代に囚人を斬りし場所なるべしといふ。」(遠野物語111話)。
今でも尚不思議な雰囲気の漂う地である。
近くに水車小屋や遠野の物語を柳田国男に語って聞かせた佐々木喜善の生家がある。
>>87
耳なし芳一が日本人にとって怖く思うのはやはり壇ノ浦という悲劇を
聞いているからだろうと思う。
悲劇は恐怖との裏腹でもあるんじゃないか?
赤間ヶ関阿弥陀寺(今の赤間神宮)に芳一といふ名の盲人が住んでゐました。
琵琶法師としてあまりにも有名であったので、妙技入神の言葉のやうに、平家の亡霊も是非
これを聞きたいと、或夜ひそかに現われて来ました。阿弥陀寺に住んで居る琵琶法師の芳一
は、呼ばれるまゝに、誘われるがまゝに引かれてゆけば、七まがり八まがりの廊下を辿り大
広間に通されました。居ならぶ武士等は威儀を正して待って居り、正面の御廉の中からは
「御苦労であった、壇之浦の合戦を弾奏せよ」との事で、弾奏すれば厳然としてゐた武士た
ちは涙を流し婦人等は嗚咽の声を出して泣いてゐる。芳一は自分の琵琶に半ば陶酔しつゝ其
の曲を終った。「実に今日は満足した、又明日も明後日も、七日七夜は必ず頼むぞ。」と頼
まれて別れをつげて、寺に帰りました。かくて毎夜外出することが続きましたので寺の僧侶
も、ふと気のつく所と成り「是れは不思議だ、盲目の芳一が毎夜琵琶を抱えては出てゆく果
してどこへゆくのであろう……と張り込みして時の来るのを待って襖の蔭からぢっと息を呑
んで見て居りますと、だれも居らないのに一、二言ものを云ったかと思うと、ふと出てゆき
ました。僧侶は直ちにあとをつけたが、ヨウとして姿が見えません。止むなく寺に引返して
参りますと、山の森の中で琵琶の音がけたゝましく聞えるではありませんか!アレあんな所
に芳一が、!と大急ぎに草を分けて馳せ寄りますと、又驚きました。目の前は真暗やみの中
にお墓の前に単座して、一生懸命に弾いている芳一は、此の世の人とも思えぬ形相で、あた
り一面は鬼火がゆれ、其の凄惨なること二た目と見られません。僧侶乍らも身の毛のよだつ
おもいが致しました。之を呼び起し芳一をかゝえて阿弥陀寺の和尚の前に事の一部始終をか
よう〜と申し伝えますと和尚は大層驚いて、「これは平家の亡霊が恨みを以って一人でも彼
の世につれ去ろうとするのだ、今宵は声を出すな、動くな、返事をするな」と固く申し渡し
、身体中に般若心経を書きつゞりました、「さ、是れでお前は安全だ」と申し置いて法事に
出られて行ってしまいました。その夜のこと、いつものように単座していると、又昨夜のよ
うにやって来た気配がする、生ぬるい風と共に足音がピタリと自分の前で止った、「ハテ」
とおもう裡に「芳一」と呼びかけられハッと声をあやうく出そうとして和尚の云う事を思い
出し口をつむんでいるうちに、又も「芳一」と半ば大声に呼びかけられました。然し今度は
、返事も声も聞えませんでした。「今宵は声も、返事も無い、姿すら見えぬ、ハテ如何した
事であろう」とフト見ますと耳だけが闇夜にはっきりと見えました、「せめてもの是れだけ
なりと持って帰ろう」とつぶやき乍ら、鉄の氷のような、つめたい手先で耳を持ったかと思
うと、フイともぎ取っていずれともなく立ち去りました。和尚は今日こそは芳一も無事であ
ったろうと寺に帰って、ふと襖を開けて、驚いた、アッ!と云うたまゝしばらく范然として
いましたが、耳の無いのを見て、「鳴呼全身に経文を書いたが、耳に経文が無かったからだ
」とつぶやき乍ら、命びろいをした喜びに、全山の衆僧総員して、よく亡霊を弔ったという
事でございます。爾来是れを「耳なし芳一」と呼ぶように成りました。

壇の浦合戦に亡びし平家一門の武将を祀るもので七盛塚とも呼ばれ耳なし芳一の伝説地とし
ても殊に有名である。
9289:03/03/02 00:45
90-91はこぴぺだよ。
93あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/03 01:35
上田秋成「雨月物語」
白峯」−映像的にも凄いものだが、祟徳院の心情吐露を中心とする物語の流れには、
一点の無駄もない。「菊花の約」−命を捨ててまで、守らなければならぬ約束だろうか..
「夢応の鯉魚」−琵琶湖を泳ぎ回る情景は、実に音楽的である。「吉備津の釜」−この恐怖
は、例えばヨーハン・シュピースの「実伝・ヨーハン・ファウスト博士」の対極にあ
94あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/03 02:06
昔々は「左翼思想の伝道者」、一昔前は「ばななの親父」、最近じゃあ「只のボケ老人」と
まるで坂道を転げ落ちていくような人生の吉本隆明の代表作に「共同幻想論」ってのがあるんだけど
あれって純粋に「遠野物語」の考察&解説として読むと、カナーリ面白いよ。

「すべての国家は、幻想だ」とか言うからおかしな方向に行くんだけどね。
95あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/03 02:11
良かったら、「共同幻想論」についてもう少し語って
96あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/03 02:36
>>95
うーん、サヨの手先だと思われても癪なので、思想抜きでね。

例えば「マヨイガ」の話などは、最初に道に迷った奴が見た幻想を聞かされたとして
自分も同じように自分も深夜の山奥で道に迷う事の不安や恐怖を思い起こした場合に
「あるある、そんな感じ!分かる分かるよ!」ってな調子でひとつのストーリーが
いつしか出来上がり、ウン十年経つ頃には
「あの山には不思議な言い伝えがある」ってな前提を持った者ばかりになってしまい
ちょっとでも不思議な(もしくは理解しにくい)現象が起こると
「ああ、あれが伝説のマヨイガかぁ!」となって行く様を社会心理学的に考察したものです。

こう書くと実も蓋も無いみたいだが、そこかしこに遠野独特の風土や
歴史を土壌とした肯定的な視点が、個人的には吉です。

97あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/03 02:37
遠野物語は、柳田國男によってだいぶ脚色されちゃってますよね。
佐々木喜善のオリジナルの話の方がずっと怖いと思いました。
佐々木喜善の「遠野のザシキワラシとオシラサマ」からひとつ。

栗橋村字砂子畑に、清水の六兵衛というかなり裕福な家がある。
明治30年頃の、旧暦3月16日の夜、大洞犬松という男が、所要があって
この村へ行き、この家に泊まったことがある。その夜は他にも2〜3の泊客
があって、何れも常居方に寝、家人に強いられるままに、ひとり犬松ばかりが
表座敷と奥の座敷との間の処に寝させられた。表座敷には薄暗いランプが
ついていたということである。やがて夜半とも思われる刻限に、奥座敷の床の間
の方で、何者かの足音がすると思って、犬松がひょっと顔を上げてみると、
一人の坊主頭の、小さな老婆が這い出して、自分の寝ている方へやって来る。
はッと思うと、その老婆は低い声でけたけたと笑って、隅の小暗い方へ引き返して
して行く。そうして這い出して来ては、笑声を立てて又引込みそんなことを
2、3度繰返してやるので、堪りかねて夜明け頃に、常居の方へ逃げ出して
来た。朝になってその事を皆に話すと、家の人たちは笑って、この家の座敷には
昔から、ザシキワラシという物がいるのだと、言うたとのことである。
98あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/03 23:12
「又鬼(またぎ)が山さ籠もって猟をする時は、いろいろど厳しい掟があるあんだ。
特別な山言葉を使うごどになってるし、死火や産火にあだってはいげねえ。
山で女ど会ったら、話してもいけねえったい」
99あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/03 23:17
岩手県、遠野は心の故郷。
今年中にもう一回いって見ます。
10095:03/03/04 00:38
>96
なるほどそういう意味ですか。

以前ちょっと読んでみたときはあんまりぴんとこない本だったんですが、最近対幻想みたいな
ことをふと考えるようになってしまったもんで。
101あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/04 19:53
高校の時部活の遠征で遠野に逝きました
先輩がニューバラソスの新品を盗まれました
あそこには妖怪がたくさんいると思いました
103あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/07 23:44
http://www.tonotv.com/html/livecamera/

遠野のライブカメラ
104あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/07 23:53
昔、悪役で有名だった俳優の成田三樹夫さん(故人)は若い頃
遠野に一週間ほど滞在していたそうです。
あの青白い顔でぶらぶらしている姿は一寸怖い。
105あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/09 22:21
あげ
106あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/10 02:36
上田秋成『雨月物語』と宋元白話小説

上田秋成(1733〜1809)
4歳で油と紙を売る上田氏に引き取られた(実父母のことは語らない)
5歳で痘を患い、手が不自由になる。病弱の故に自由な、個性をのばせる少年期。
青年期は保養と称して各地の花柳町に出没。養父が心配して塾に通わせる。
20歳頃から漁焉と号して俳諧に遊ぶ。
漢学も修め、朝鮮使節の通訳をしたことも。
30代から浮世草子など書き始める。

三作目が『雨月物語』
刊行は8年後の安永5年(1776)、真淵の国学を学んだ後、医者として開業した頃。
人前で怒ったり、奇怪な言動もあった。しかし和漢の学問を修めた合理主義者。

江戸時代の鎖国──長崎では貿易。中国船は主に江南から往来。
キリスト教関係の図書は除いて、漢籍も輸入。国内でも和刻本を出版。
活字本『東鑑』や絵入り木版本『伊勢物語』(明の絵入り小説の影響)なども出版。
1720年にはキリスト教以外の洋書の輸入も許可。
『雨月物語』の二年前(安永3年)に杉田玄白らの『解体新書』刊行。
封建制度の完成。身分制度や幕藩体制の確立。儒学(朱子学)を国学に。
文芸は町民や下級武士らが中心になって発達。
>>97
童ワラシじゃなくて老婆じゃん!(((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
108あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/10 22:08
>107
おかっぱ頭で可愛らしく家に富を呼ぶザシキワラシのイメージは
柳田國男によって創りあげられたものが多く、実際に遠野の人々に
語りつがれてきたザシキワラシの話というのは不気味なものが多い
様です。

 土淵村字火石の、北川という家の奥座敷に、この家から他へ行っている
叔父が、泊まりに来て寝ておると、神仏を祭ってある次の室の襖のすき間
から、細長い手が出て、自分を招くようであった。その後、この人は海嘯
に遭うて、家屋財産は申すに及ばず、妻子までも失うたのである。
それらの前兆であったろうかと言っていた。

 土淵村字火石、長田某という家の座敷に、ある時家の子供等が、用事が
あって入ってゆくと、長押しの処から細い赤い手が一本下がっていた。
それがちょうど3〜4才の小児の手位で、腕が二尺ほども長く、きわめて
細く蔓物のようであったという。子供等は驚いて叫びつつ、家の人と再び
連立って来てみると、もう何もなかった。その後間もなく大洪水で、同家
では土蔵長屋などを流したのである。

この手を俗に細手長手といって、やっぱり吉凶禍福につれて、人の家に
現れるものとしている。これもザシキワラシの一種だろうと思われる。
109あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/10 22:16

 井上ひさしの「新・遠野物語」のほーが、
 私の好みでした。

110あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/10 22:20
遠野物語の映画ってビデオ化されてる?
111あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/10 22:56
>110
されてる。前にレンタルしたよ。
映画版 遠野物語。

映画の中の、白い軍服きた兵隊さんが整列して行進してるシーンで
なんか、泣いてシマタYO・・。

敵軍の兵士が、黒い軍服を着た兵隊は撃てば倒れたけど、
白い軍服を着た兵隊はいくら撃っても倒れなかった・・と話していた

・・という遠野物語の話、思い出した。
されてるのか。探してみよっと。
サントラのLPレコードは持ってんだよね。姫神センセーション。
114あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/11 01:04
>113
姫神いーね。
神々の詩とか好きだったな。
115あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/11 01:20
>67
あの話は、本当にそういう意味合いらしいが、、、、、
116あぼーん:03/03/11 02:28
あぼーん
117間ーだ^−^:03/03/12 19:37
http://hobby2.2ch.net/test/read.cgi/occult/1039622601/l50

山にまつわる怖い話に面白いのがのっている。最後の方。
118あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/12 20:07
サンカの話じゃないのか?
119あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/12 23:20
サンカについては柳田国男もずいぶんと考察しているみたいだ。
捕手
age
122あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/15 12:34
山にまつわるなら90が一番民話っぽいかも。
>>117
炭焼きのやつ?あれちょっと怖すぎかなぁ
派手すぎっていうか
124間ーだ^−^:03/03/16 15:10
どうやら柳田は、作中に出てくる
『山男』と『山人』とを区別して使用
していて、前者を山岳生活者、後者
をいわゆるサンカ(日本の先住民)
としていたようです。(こんなんでいいのかな?)

to前スレに書き込みがあった。
125見逃してたカキコ:03/03/16 15:14
14 :つる :2000/06/28(水) 13:43
あと、
>どうやら柳田は、作中に出てくる
>『山男』と『山人』とを区別して使用
>していて、前者を山岳生活者、後者
>をいわゆるサンカ(日本の先住民)
>としていたようです。(こんなんでいいのかな?)
これは、「山民」と「山人」じゃないかなあ。(赤坂憲雄)
「山男」は山人になるんじゃないっけ。
126あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/16 15:28
【さすらい地蔵】
神社の端にあり、地蔵というよりは石という感じである。
昔、力比べに使った石で、動かしてもいつもその場所に戻っていたという。
127お駆るたとはんぺん:03/03/18 01:45
円朝のテープが大量に発見されたらしい。
128あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/21 00:26
                __∧ __ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                \ '∀' /< オシラサマ!
                 |/\|   \_________
                
                       ∧∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\   ∧ ∧   ( '∀')< いわていわていわていわて!
   いわて〜〜〜! >( '∀' )   川(((   \__________
________/  ノ川(((   ノノノハ((
               )川ノノハ) ノ川ノノハハ
              ノノ川ハハハ    ‖
                 ‖       ‖
                 ‖      ‖
129あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/22 09:35
友達に「上遠野」というやつがいまする。
130あなたのうしろに名無しさんが・・・
そいつはオカルトでつか?(w