殺意の因習、狭山事件4th

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5013-679
確か、次姉の登美恵さんとYH氏が見合い、結納を交わしたのが義枝さん殺害事件の
起きた年の秋。こういうことって、当時の農村では当たり前のことだったんでしょうか。
(現代の)普通の感覚でいうと、そういった慶事は「喪が明けてから」というのが一般的
だと思うのですが。
>>501
オレもそれ聞きたかったよー。
手元に本がないので確かではないが、
事件の前に結納はしてなかったけ?
そして通い妻してたと思ってた。(曖昧な記憶でゴメン)
>>501
確かに二人は、事件の年の秋に婚約し12月には入籍しているが、
それはYH氏の勤務先(米軍ジョンソン基地)の税金控除で
有利というためで、結婚式も挙げていないし同居もしていない。
善枝さんの喪が明けたあとの翌年の秋に挙式予定だったらしい。
つまり戸籍上では夫婦だが、実質的にはまだ婚約中という状態だった。
ちなみに法廷でのYH氏は、仮にも結婚する予定で肉体関係もあった
仲なのになぜ通夜や葬式に行かなかったのかと弁護士から追及され、
「まあ、死んで、たまげて行きましたしね、で、とにかく戸籍上では、
そういうふうになってたけれども、まだ結婚式もあれだったりして、
それ以上深く…」と答え、他の質問にも「バカだから忘れちゃう」との
返事を繰り返してまともに証言せず、弁護士は「事実上の証言拒否」と
苛立ち、傍聴していた女性の一人は
「彼女のお墓はY・登美恵となっていますよ!」と叫んだ。
5043-679:03/02/27 21:14
>>503
ちなみに、登美恵さんが相続するべきだった中田家の遺産は、YH氏の手に入った
のですか? 岩波新書版の野間本では、このあたりが省略されているので……。
お手数ですがご回答いただけると幸いです。
>>504
それについては弁護士から問われてYH氏は
「いいえ、そんなことはありません」と
この点(中田家の財産分与)だけは明解に否定している。
僅かの税金控除額をあてにして喪中に入籍した割には、
肝心の財産分けについて関心がないというのは不可解という
気もするが、ことによるとその件を持ち出したために
中田家側と気まずくなったのかもしれない。
もしそうならば葬式に出なかったのも、これが原因なのかも
という邪推もしたくなる(中田家の当主は「百万両」という
仇名があったほどらしいし)。
つまりそういう不謹慎な想像をしたくなるほど、YH氏の
法廷証言が常識はずれだったということ。