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169! ◆MneJu9uq5I :
【TL人間学提唱者・GLA主宰・教祖高橋佳子の死生観(地獄観)】
以下は、氏が実際の地獄探訪によりご自分の目で確かめられたという
地獄の一つです。(文中の「私」=高橋佳子氏)
> 彼らのあげる苦悶のうめき声、泣きわめく絶叫、悲鳴は、とうてい人間の
>口から出るものとは思えません。ほとんど全裸のまま、凄まじい炎にあぶ
>られ、脂汗を際限もなくしたたらせています。必死に助けを求め、逃れようと
>狂いまわっています。しかし、彼らの頭上の岩に立っている獣人のような
>魔王の配下たちは、はい上がろうとする者たちを無情に刺股のような得物で
>突き刺し、蹴り落としているのです。そのむごたらしさ、悲惨さは私の想像
>したこともないもので、胸が苦しくなりました。
> 業火に焼かれている彼らは、生きている時に、無慈悲に徹してきた魂たち
>です。人を、そして、自分をも信じることのない生を終えた人間たちなのです。
(中略)
> だれかが私に呼びかけていました。振り返り、声の主を目にした私は愕然と
>しました。茶褐色の乾燥しきった姿はミイラ以外のものではありませんでした。
> すべての表皮はめくれあがり、肉はひからびて縮み、頭髪は燃え尽きて灰と
>化しています。けれど、しゃれこうべの落ちくぼんだ眼窩に光る目の中には、
>憎悪の炎が燃えさかっていました。
> 彼はまだ気づいていないのです、その憎悪の炎こそ、己れを焼き、苦しめて
>いる元凶であることを。
> 私は辛い気持ちで、元のドームへと帰って行きました。
(「真 創世記 地獄編」(祥伝社) 8章 1 より。211p-212pを抜粋。)