犯行は間違いなく複数犯であるが、脅迫状のカムフラージュは「友だち」が「車出」
身代金を取りに行くとしたことだと思う。
これは偽装で、主犯とは「友だち関係にない共犯」が、「歩いて」取りに行くことを
悟られないための工作だったと思う。
さらにいうと、脅迫状に「30分ご」と書き、佐野屋に来た男も「30分たてば帰らなくちゃ
いけねえんだ。」と言ったことにも注目したい。
つまり犯人のアジトが往復1時間の場所にあることを匂わせているが、これも偽装で、
実際はもっと近い場所に逃げ込んだのではないかと考えられる。
佐野屋には二人来ているようで、一人は川越方面、もう一人は権現橋の方に逃げている。
(石川氏が取り調べ検事に「川越の方に逃げた仲間は誰だ」と訊かれている)
おそらく二人が逃げ込んだところはI養豚場とOGの新居だったのではないかと思われる。