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黒白 ◆ZbPqWqWG7. :
その夢を見るようになったのはおそらく保育所に行くころだった気がする。
小さいころ毎日色んな夢を見ていた。
だがその時見た夢はいつもとちょっと違っていた。
父と母が玄関から出て何処かへ出かけようとしている。
俺は「自分も連れて行って」と言おうとしたが、何故か声が出ない。
そして体も動かない…目の前で玄関の戸が閉じられた。
その時からだ"奴"が現れるようになったのは。
玄関の戸の前で動けないでいると背後から何かの気配が近づいてくるのが感じた。
体が動かない状態だったので姿を見ることは出来なかった。
だが段々と迫ってくる恐怖は感じられた。
そして背中を引き裂かれた、そこで目が覚めた。
それからも"奴"に襲われる夢を何度も見るようになった。
中学に上がるころから"奴"に襲われる夢を見なくなった…だが
続き
中学二年のころ"奴"が再び夢に現れた。
その時俺は奇妙な場所にいた。
いや…むしろ奇妙な空間だった…とにかく周りが歪んだ空間だった。
色も奇妙で緑に黄色や白が混じったそんな感じだった。
その時だった"奴"が俺の右腕に掴み掛かって来た。
(奴の姿は黒い煙のような感じだった)
「このやろうがぁぁぁ!!!!」俺はついブチ切れてしまい。
右腕ごと空間の壁(?)のような場所に"奴"を打ちつけた。
その瞬間"奴"が煙のように消えていった。
それ以後"奴"に襲われる夢はまったく見なくなりました。
何なんでしょうねこれって、夢魔って奴ですかね?