百物語2002  奥信州 旧佐々木邸より

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853ハコ ◆YHlNbABA
◆◆◆【 062/100 】◆◆◆

友人の話です。
彼女が小学生の時、友達3人が家に泊まりに来たそうです。
そして夜、2階の彼女の部屋で4人で1本の蝋燭を囲んで、百物語の真似事を
したそうです。
最後の1人が話し終えて蝋燭を消した時、窓を「コン」をノックする音がしました。
「え?」
皆自分の耳を疑いましたが、その日は台風だったため、「きっと風で石が飛んできたんだよ」
と、納得しました。ところが、
「コンコンコンコンコン」
ノックの音が鳴り止まなくなったのです!
皆は怖くなり、布団をかぶりました。
1分ほどノックは続きました。
そして、鳴り止んだ後、彼女たちはカーテンを開けるか相談しました。
しばらくして、その友人がカーテンを開けることになりました。
「いい?いっせーので開けるよ?」
そして彼女たちが見たものは
窓一面に血で

「死ね」