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1 名前:パクス・ロマーナφ ★ 投稿日:02/07/05 17:30 ID:???
魔法の石の正体は−。「幸運を招く」との誘い文句で鉱石トルマリンのアクセサリーなどを販売していた通信販売会社
2社(すでに清算)の島田則康社長(41)が約6億5000万円を脱税したとして、国税から法人税法違反容疑で東
京地検に告発された一件が波紋を広げている。島田社長は別会社でもトルマリンビジネスを続けているが、ブームとな
っている関連グッズの効能に疑問の声が噴出しているのだ。
島田社長は2社を清算後も、別会社「ランディック」で、装飾品「トルマリンブレスG」や、お金がドンドン増える驚
きの財布「トルマリンウォレットG」などを販売し続けている。
雑誌広告でも「信じられない大金を手にした」「大富豪と結婚できた」「肌がキレイになった」といった真偽不明の体
験談が掲載され、「努力もなしに願望を次々と達成!」との“効果”がうたわれている。
このなかで、トルマリンには“生命エネルギー”なる力があり、「マイナスイオン」や「遠赤外線」を発生するために
変化が起きると説明。それらを「科学的な裏付けによる驚きの証明!」とも称している。
だが、東京大学生産技術研究所の安井至教授は、恋愛や金銭運の上昇話に「科学的な根拠など全くない。単なる気分の
問題」とあきれ顔だ。
また、同社のほかにもトルマリンを“環境改善素材”などと称し、多くのグッズが登場しているが、「消費者センター
にも問い合わせが多く、私のところにも、センターから『対応に困った』といった相談がある」。
そもそも、10月の誕生石として知られるトルマリンのグッズは数年前からブームとなり、水を浄化する製品も多く存
在。各社の説明では「トルマリンには半永久的に電流が流れ、水が電気分解されてマイナスイオンができる」とされる。
確かに、トルマリンは温度の変化で電気を帯びる性質があるが、安井教授は「電気はわずかなもので、水に触れたら一
瞬でなくなる。何もせず、半永久的に電流が流れることなどありえない。遠赤外線が出る話もそうだが、全部ウソです」
と一刀両断だ。
こうした批判に、ランディック側は「ユーザーから効果がないという話もあるが、感謝の手紙も来ている。ブレスレット
を買った後、100円を拾っても、うれしい人とそうじゃない人がいるように効果は主観の問題」と主張している。
引用先
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_07/3t2002070504.html