朝起きると毒虫になっていました。

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39毒虫
すいません。私はまだ生きております。
なぜなら実は私のフィアンセが僕を受け入れてくれたからです。
彼女は毎日、玄関口に白菜と人参、ときにはミミズなどを用意してくれます。
それで今はとりあえず彼女からしか僕は人間社会に受け入れられていないので、
当分は静かにしておりますが、正直、早く会社に出勤したいです。
彼女は「健一、あなたは毒虫なのよ!だから私以外の人とは接しちゃだめ!」
などと苦言を吐くわけですが、果たしてそうでしょうかと疑問に思います。
私は人間から見たら確かに「キモイ」存在でありましょうが、実際は元はといえば、
私は人間だったのです!それが毒虫に変わったからといってどうでしょうか!
私は生きております。安心してください。あとは人間社会に溶け込むだけです。