[ショート] 私が作った恐い話 [ショート]

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1恐談社ホラー編集室
また、夏がやってきます。
怨霊も妖怪も幽霊さんもみんなまとめてお出ましです。

あなたの作品が「○○○の恐い話」として映像化され、
あなたのショート・ショートが台本になるかもしれません。

「下手」とか「つまらん」の批判はなしで、「こうしたらどう」
などのアドバイスをお願いします。誰かのコピペはぺけね。
2あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/11 15:28
2!
3恐談社ホラー編集室:02/06/11 15:29
hayai
4あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/11 15:29
がんばれ
5あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/11 15:29
早く作れ
6あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/11 15:29
>>1さんが土台を作ってくれんのか?
7恐談社ホラー編集室:02/06/11 15:34
>>6
編集長が「3時のあなた」浮気外出中で許可がもらえません。
8助手 ◆aGAcdY8U :02/06/11 15:37
じゃあ、知ってる怖い話や、思いついた怖そうな出来事を
適当にみんなで書き並べてくれ。一行とかでもいいから。
で、おれがそれを無理矢理繋ぎ合わせてデッチ上げるから、
それをみんなで改編してくれ。じゃ、スタートね。
9恐談社ホラー編集室:02/06/11 15:39
恐い話は必ず一人歩きをします、いつのまにか・・・。

「俺、恐い話聞いたんだよ・・・・」新たな都市伝説のスタートです。

1年後には本当に在った恐い話になって語り継がれます。
10赤鬼 ◆ehe3AOvM :02/06/11 15:41
墜落したUFOの中にからでてきたのは、チョン国住民だった・・・
11助手 ◆aGAcdY8U :02/06/11 15:43
背筋も凍るようなフレーズを頼むよ。山場ばっかりでもなんだから、
ツナギの部分は後で適当に書いとくよ。

中学生ぐらいなら泣き叫ぶような話にしよう。
12恐談社ホラー編集室:02/06/11 15:44
公園デビュー

引越しして2ケ月、子供は2歳、可愛い盛り、そろそろ公園デビュー。
服装も完璧、ブランドじゃないし、バックも普通。
ベビーカーも義姉のお下がり。

春の日差しの中におでかけ。
「こんにちは、○○裏のマンションの2階に引越しして来ました佐藤です。」
子供たちが寄ってきた、砂場で遊んでいたらしく砂だらけ・・。
「どうも〜田中です、山田です、よろしく。」
「可愛いお子さんね、いくつ・・・」息子は指を全部出した。2つなのに。
「お名前は・・・」「りょうです」まだ言えないけど愛想はいい。
「カワイイィ、、おばちゃん!私たちが遊んであげる・」と子供たち。
まだ、「おばちゃんじゃないわよ!」と口には出せない。

砂場を見るとお山が出来ている。「まぁ、大きなお山、みんなが作ったの?」
横にあいた穴にひざまで入ってみんな真っ黒、愛する息子は興味津々。
赤いバケツと黄色いスコップでヨチヨチあるき。
「おいたしたらしかってね?、」「ハァーイ」と可愛い声。
うまくやれそうだわ、「これからもよろしくね」

始めのうちはそこにいて・・・いつのまにかちょっと離れ、子供たちを横目で
みながら田中さん、山田さんのお話。
そしていつの間にか・・・。
話も弾んで夫の事、会社の事、そんな井戸端会議であっという間に時は過ぎた。

ふと、胸に風が通り過ぎた、なぜかハッとなって後ろを振り向いた。
砂場には女の子2人の姿があった。 楽しそうに・・・・。

「子供がいない!」あわてて砂場へ駆け寄った。

靴が! 子供の靴がちゃんと揃えておかれていた。

「おばちゃん、りょうくん悪い子だったからおねんねしてもらったの」

お山の横の穴はもうなかった。



これは昭和40年代にあった本当の事件を参考に創ったんだけど
屁たれ文章で申し訳ないけどよろしくです。ばらばらにしてちょ。
13中学生:02/06/11 15:44
私だったら>10が本当だったら死ぬほど泣きますが。
14恐談社ホラー編集室:02/06/11 15:51
モチーフとしてはこんなのいかがでしょうか?

:02/05/30 13:20
これは実体験なんだけど、2年前友人3人で青木ヶ原樹海へ行ったときの
ことだけど、その日に地元青年団の方々が行方不明者を探しに樹海へ行くという
企画があったんだ。 僕ら3人も最初は遊び半分で来たつもりだったけど
青年団の人に声を掛けられて「キミらも一緒に行かないか?」と言われ
OKしました。青年団は3グループに分かれてて、1グループは訳8人
程でした。 そして出発30分前になるとまた僕らみたいな人が1人来て
参加させてほしいとのことだったので、僕らと同じグループに入って
樹海へ進みました。 樹海の中は異様な雰囲気でいっぱいでした。
青年団の人が僕らによく自殺する場所というのを教えてくれました。
青年団の人たちは死体を発見しても「あった。」って感じで驚くことは
ないんだとも言ってました。
そんなことを話しながら40分ほど奥へ進んで行くと青年団の1人が
遺体を発見したのです。それも青ざめた顔をして僕らの方へ来ました。
「おい、さっきの人は??」 一体何のことかわかりませんでしたが
その1分後僕ら3人は血も凍るような体験をしたのです。
なんと発見した遺体は、樹海へ出発する30分前に我々と一緒になった
人だったのです!!!!

15助手 ◆aGAcdY8U :02/06/11 16:01
こういうのを、何人もの視線をもとに改編していこうよ。
16助手 ◆aGAcdY8U :02/06/11 16:02
あまりゴチャゴチャ混ぜすぎると単なるドタバタになるから、
長い話同士を混ぜるのは諦めようね。
17恐談社ホラー編集室:02/06/11 16:18
【リアル】あなたの身近で起こった犯罪、殺人

などのスレを参考にしたりするのもいいかもしれません。
>>12

誰かのコピペはぺけね。
19あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/11 23:40
参考になれば


五日市街道沿いにわずか500mほど間隔を空けて2件の交番が建っている。
1件は巡査が常勤している普通の交番なのだが、もう1件は電話が置いてあるだけで
普段から誰もいない。まあ警官が誰もいない交番というのは都内でも珍しくない
のだが、そんなに近くに2件も設置されている例はないという。その理由というのが、
元もと付近にはその誰もいない方の交番しかなかったのだが、ある晩オノだか
マサカリだかを手にした狂人がその交番を襲い、勤務中の警官を屠ったと。
で、それ以来、勤務する警官たちから「首のない巡査が出没する」と苦情が
20あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/11 23:45
耳掃除してたら地震が来た
適当でいいの?
じゃあ漏れの周りで妙なことばっか起きてた話。
それが場所が限られてて学校限定で授業中後ろを誰かが通る足音が聞こえたり。
誰も近寄ってないのに突如モップが倒れたり(近寄ってないというか周り誰もいない&窓も開いてない)
という話だがつまらないし、もう治まったというか勘違いみたいなのでsage。
ゴキブリに

ちんぽを

噛まれた

いま
23恐談社ホラー編集室 :02/06/12 00:09
>>19>>20
RESサンクスです、自作を貼っていただければ最高ですが
ネタ提供。プロットの提供。落ち。その他、ラストのどんでん返しが
先に決まってもいいんじゃないでしょうか?
もし最後に「こんな言葉をいわれたら恐い」でもいいと思います。
意外な事に一つの言葉から小説もスタートしたりしています。
24あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/12 01:14
>1
他に投稿した自作でもOKですか?
25恐談社ホラー編集室 :02/06/12 01:17
>>24
もちろんです、最初のうちはあまりないとおもったので1からの記入になっています
両立出来れば最高です。
夜中の2時に、学校のグランドで、二宮金次郎像に、アナル掘られた。
キャー
27あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/12 01:28
夜中の2時に、学校の生徒会室で、電波に操られて、乱交パーチーさせられた。
キャー
28あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/12 01:29
夜中の2時に、学校のトイレで、トイレの花子さんに、逆レイープされた。
キャー
29スマソ:02/06/12 04:17
目の前に握り拳くらいの空間を想像してごらん。

そう 目の前には今 空間があるよね。
そしたらさ そこに自分の拳を合わせてみて。
不思議だね さっきまであった空間がなくなってる。

そう 向こう側にもう一人いるんだよ。
30あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/12 08:26
>>29

すまん、意味がわからん・・・
ちょっと英語で言ってみてくれんか?
31bigslope ◆Kvmqq0Bs :02/06/12 09:04
>>30
ユーアーフール!!
32あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/12 09:23
私は>>31が好きになりました
最終巻でたからなあ
最終巻の最後、あの変な男の教師出てこなかった・・・
35恐談社ホラー編集室 :02/06/12 13:26
「友達の友達」から聞いた話(F&F)というおなじみのパターン
はなるべく避けましょう、信憑性があるよう見えますが曖昧な表現です。

最後にコメントできるようであればヒントになった事件、事故、場所
の由来でもあればいいのではないでしょうか?

1年後にはそれが真実味のある話として巷に流れます、きっと。
36あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/12 17:30
次の話はマダぁ
37あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/12 17:33
ネットで怖い話を作っていたらそれが本当になっていく話がいい。
そもそも「作った話」って時点で読む気は失せる罠
>>38
じゃあ、お前はオカルト映画見ないのか?
40あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/12 22:27
世の中自体が作り物らしいのでええだろう。
41新・学校の七不思議:02/06/13 00:44
@夜中に音楽室に行くとユーラシア大陸が吹っ飛ぶ。
   チョン国住民(>>10

 私の彼女は、よく正夢をみます。
 彼女は度々、私に夢の内容を教えてくれる事がありました。
 例えば、「あのお店が火事になる」とか「あの人が交通事故で死ぬ」といった内容です。
 彼女は恐ろしい夢を見る度に、怯えながら私に「これが正夢にならなければいいけど・・・」と言っていました。
 しかし彼女の夢は、必ず実現するのです。
 私は彼女を愛していましたが、彼女の正夢を恐れていたのかもしれません。
 そんなある日、私は彼女にインターネットの掲示板を見せてあげました。
 その掲示板には、色々なことが書かれています。
 彼女は、掲示板が珍しかったのでしょう。
 喜びながら、色々なスレッドを読んでいました。
 ところが、あるレスを見た時、彼女は急に怯えだしたのです。
 「昨日、あなたがこのUFOに、遭遇する夢を見てしまったの・・・」
 私は彼女の言うレスに、素早く目を通しました。
 「墜落したUFOの中からでてきたのは、チョン国住民だった・・・」と書かれています。
 でも、私が墜落したUFOに遭遇するとは思えません。
 それに「チョン国住民」が何なのか、私にも分かりませんでした。
 だから私は、「そんな馬鹿なことが、起こるはずがない」と笑いながら、彼女を慰めたのです。
 しかし数日後、彼女の不吉な予感が当たっていたことを、私は思い知らされました。
 私は今、チョン国住民から逃げ回っています。
 でも、チョン国住民の秘密を知った私は、いずれ彼等に殺されてしまうかもしれません。
 その前に、私はチョン国住民の秘密を伝えようと考えました。
 チョン国住民とは・・・。

 チョン国住民が何なのか分からなかったので、オチを作りませんでした。
43あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/13 01:28
>>42
ウソつけ(w
44あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/13 01:53
前に俺がつくってどっかのスレに貼ったんだけど、
あんまし反応よくなかったので使ってください。

うちの会社は10階建てで、僕はそのビルの3階にある職場につとめています。
仕事は2月に繁忙期を迎えるのですが、もう何年かのキャリアをもっている
僕は、少しでも早く仕事に着手したくて、1月からひとりでよく残業していました。
その当時10階にある屋上へと通じる階段の踊り場で不幸な事件がおこりました。
ある管理職が、ストレスから来るノイローゼで首を吊ったのです。
不幸なことはもうひとつ起こりました。
あまり人の立ち寄らない場所だったため、発見が遅れたのです。
僕は、そのニュースを次の日にききました。

それから数日後、僕は土曜日だというのに出勤していました。
昼から仕事を始めたのですが、いつのまにか夜も9時をまわっていました。
僕の職場のフロアは昼間なら100人からの人間が働いているのですが、
その日は当然僕ひとりでした。
時々守衛さんが見回りにきては「ご苦労さん」と声をかけてくれますが、
それ以外、その日は会社内では知り合いに会いませんでした。
僕はもう一仕事、と思い、結局11時位まで残業しました。
やがて、帰ろうかな、と荷物をまとめて席を立ち上がった時、フロアの
向こう側の方から何かの音がしました。

がたたっ

誰かが歩いているような音でした。誰もいないと思っていた僕は、
一瞬心臓が止まりそうに成ったのですが、その後耳を澄ましてもシーン…
としているだけで、何の音も聞こえません。
僕が仕事をしていたのはフロアの端の方でしたが、音がしたのは、
机が並んでいる、ずっと奥の方で、電気は消されていました。
向こう側にサッシがあり、隣の建物の明かりが見えていました。
きっと誰かが積み上げた、書類の山が崩れたのだろうとでも
思いました。よくあることじゃないか。
そう思いましたが、なんとなく気になって、僕はフロアの明かりをすべて
つけました。やはり誰もいません。
さっさと帰ろう、そう思い、僕はフロアの電気を消しました。
電気を消すと、フロアの中はシン…と静まり返りました。
なぜ夜の会社は、電気を消すととたんに別世界のように
不気味な雰囲気になるのでしょうか。
45あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/13 01:55
目玉に釘を打ちつけられました
46ベタベタだが:02/06/13 01:56
昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが死んでいました。


                    完
4744:02/06/13 01:56
考えてみたら、僕はあの暗くて明かりの乏しい階段を下りて帰らなければ
いけないんだ。そう思い返し僕はいつもなら階段でかえるところを、
エレベータで帰ることにしました。
エレベータなら明るいし、ここは3階だ、
一瞬で1階に連れて行ってくれるだろう。
僕は大急ぎで、エレベータにかけこみ、1階のボタンを押しました。
じれったいほどゆっくりとドアが閉まります。
車イス対応のエレベータのため、ドアがゆっくりと閉まるようになっているのです。
ガクン、と振動が伝わり、エレベータを吊るしているワイヤーが
巻き上げられ始めました。
………ん?
何が起こっているのか、一瞬わかりませんでした。
エレベータの階数表示が、3,4…と増えていきます。
おかしい、さっきは▽のランプが点いていたのに……いや…そうじゃない
きっと上の階にも残業している人がいるんだ…そうに違いない。
その人がボタンを押したんだ…
だから何かのタイミングで表示が△になってしまったんだ。
そう思い、着くのをじっと待っていました。
6…7…8…まだあがっていきます。
9…僕の心臓は激しさをましていきました。
でも一抹の安堵感を覚えようとして自分に言い聞かせていました。
「これは警備員だ、これは警備員だ」
ガクン、と音がしてエレベータの階数表示が止まりました。
「10」
エレベータのドアが音もなくすうっーと開きました。
4844:02/06/13 01:57
真っ暗でした。誰もいないし、ただ、屋上から吹き込む風の音だけが聞こえます。
いや、実際に風が吹き込んでいました。ふと踊り場の方へ目を向けると
何かが動くのが見えました。
それは人の影でした。警備員ではありません。
警備員なら、懐中電灯をもっているはずです。
それに、なんとなく、ネクタイをしているような気がしました。
エレベータに気がついたのか、影はゆっくりと階段を降り始めました。
ゆっくりだけど、どこかぎこちない動き方でした。
やがて階段を降りきると、影は僕の乗っているエレベータの方に体の向きを
変えました。僕は硬直して階数ボタンを押すのすら忘れていました。
影はゆっくりとこちらへ向かって歩いてきます。
そいつが近づくにつれ、僕の中の本能が叫びました。にげろ!にげろ!
力任せに階数表示のボタンを押すと、
命令を理解したのか、再びドアがゆっくりと閉まり始めます。
じれったいほど遅い。本当に遅い。
やつがくる!ここにはいられたらおわりだ!
やつは僕の方に向かって歩きながら、ゆっくりと手をのばしはじめました。
ドアがもう少しで閉まりそうな瞬間、
僕は月明かりに照らされたそいつの顔を見ました。
4944:02/06/13 01:58
そいつは、首から赤いロープをぶらさけていました…
眼はおちくぼんでいて、それでいてこちらをみているのがわかりました。
ネクタイじゃなかった…

奴の手が扉にかかった瞬間
ドアがしまりエレベータが下降を始めました。
ネクタイだと思っていたのは、ロープだったんだ。
僕はそいつが以前そこで首をつった例の男であることを、後から写真をみて知りました。
あの時のことは決して忘れません。
やつが月明かりに照らされた時、
僕はあいつと眼があったのですから…

その夜、僕はどう家まで帰ったのかわかりません。
けれど翌朝、目を覚ますと僕は何もなかったかのようにパジャマを着て
ベッドに寝ていました。「夢だったんじゃないか?」
そう思うことにしました。
けれどその夜、仕事が終わって帰宅して眠りにつくとすぐ、あいつの夢をみたのです。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

<追記>僕はこの会社をもうやめようと思っています。
あの日以来、眠れない日々が続いています。
もう3ヶ月目です。
会社の人間には、体調がすぐれない、と言っていますが、本当は違うんです。
それは、僕が眠ると必ずみてしまう、あの夢のせいです。
最初は、あの10階の映像だけだった。だが、次の日は少し長くなった。
1ヶ月たった頃、夢は10階の映像からはじまり
…やがて暗闇の中を誰かが動いているのがわかり始めた。
次第にそれは階段を降り、やがてこちらへ向かって歩きはじめた
…明日は奴が、明かりに照らされるはずです。
僕にはわかっているんだ。眠ったら、あいつがやってくることを。
そして今度こそ、にげられない。

50あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/13 02:05
>>44
前に俺がつくってどっかのスレに貼ったんだけど、
あんまし反応よくなかった


無理ないと思うよ。
>>50
すいません。
52あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/13 02:29
「B..のCDをプレーヤーにかけたら
部屋に置いてた花瓶が大きな音をたてて破裂しました。
不思議に思ったけど気にせず今度は
D..のCDをプレーヤーにかけたら
向かいのビルから人が飛び降りました。
非常なショックを受けて動揺したので落ち着くために
スカ..のCDをかけたら
なんだ何もおきないじゃないか。
安心して今度はあ..のCDをプレーヤーにかけました。
………
………
………」

翌日彼は頭が破裂して血まみれで絶命した姿で発見されました。
↑誰か翻訳きぼん
5442:02/06/13 02:59
   (公園デビュー>>12

 私が引っ越しをして、2ヶ月ほど経った頃です。
 2歳になった息子を、私はもうそろそろ、近所の子供たちと遊ばせようと考えました。
 それで私は、息子を公園へ連れて行くことにしたのです。
 息子の身なりに、ブランド物はありません。
 私が、近所の目を気にしたからです。
 でも母親の私が言うのもなんですが、息子は可愛い盛りで、誰からも好感を持たれそうな子でした。
 「準備は完璧!」
 「さぁ、これから公園デビューよ!」
 私は息子にそう言って、公園へ出かけたのです。

 公園に着いた私たちは、陽気な春の日差しに照らされながら、久しぶりの近所付き合いを楽しんでいました。
 私は近所に住む主婦と世間話をし、息子は近所の子と楽しそうに遊んでいたのです。
 すると息子が突然に、「ウギャー」と大声で叫びました。
 息子は遊んでいる時に興奮すると、よくこんな叫び声を上げるのです。
 私と世間話をしていた主婦は「どうしたの?」と言って、驚いていました。
 でも、私が息子の性格を説明すると「元気な子ね」と言い、安心したようです。
 その後も息子は、近所の子たちと嬉しそうに仲良く遊んでいました。
 私も近所の主婦たちと、馬が合いそうなので「本当に来て良かった」と喜んでいたのです。

 ところが、私が帰ろうとした時、息子が砂場におりません。
 それで私は、砂場で遊んでいた子たちに、息子がどこへ行ったのか尋ねました。
 するとその子たちは、こう言ったのです。
 「あの子、悪い子だから、お墓に入ってもらったの」
 その子たちの前には、大きな砂山が出来ていました。
5542:02/06/13 03:00
>>12
 「屁たれ文章」なんて、とんでもないです。
 素晴らしい話だと思います。
 一応、不自然さを無くそうと、私の「屁たれ文章」で書いてみました。
 でも、独特の怖さと雰囲気が失われてしまったようです。
 せっかくの名作を駄文にしてしまい、申し訳ありません。

>>43
 最初から、作り話のつもりで書いたのですが・・・。
56恐談社ホラー編集室 :02/06/13 10:39
>>37
そんな話が出来れば最高でしょうね。
>>42
UFOが出てくることにより現実感が失われる可能性が低くなるのではと自分
では考えたりしています、あくまでも個人の意見です。
>>43
趣旨をりかいおねがいします。
>>44
2つの話をむりやり繋ごうとしているように思います、前半と後半で
独立させて話にして見たらすっきりするかもしれません。さらに追記
だけでも1つの物語になるのではないでしょうか。
>>54
ありがとうございます、話はどんどん変化して面白くなると思います。
57あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/13 10:55
>>50
一言で批判するのは簡単です、何かアドバイスでも・・。
>>52
私も良くわかりません。もう少しわかりやすいほうが・・。
58恐談社ホラー編集室 :02/06/13 12:47
昼休みは有効に使いましょう。
是非あなたのホラー話を書き込んでください。
59miumiu:02/06/13 13:01
寝苦しい夜にクーラーをつけて寝た。

久しぶりにつけたからか、なんだか冷えが甘い。あんまり涼しくないなあ…。
しばらく我慢していたら、だんだん涼しくなってきた。
首元に冷たい風があたる。

涼しくて気持ちが良くて、だんだん眠気が強くなってきた。そろそろ寝てしまう…。
あ、でもトイレ行きたいなあ。
せっかく眠れそうなのに…。

しばらくトイレに行くか行かないか迷っていたが、オネショしたらかっこわるいので思い切って行くことにした。

目を開くと、私の鼻先2cmの所に青白い女の顔があった。
女の白い手は、私の首をさすっている。
「…ひっ!!」

私が小さく悲鳴をあげると、ニヤリと薄ら笑いを浮かべながら消えていった。

冷や汗びっしょりで起き上がってみると、私の枕もとに置いてあったクーラーのリモコンが目に入った。
…あれ?スイッチが入ってない…。
あんなに涼しかったのに…。

もしかして、あの幽霊の冷気で涼しかったの?
私は幽霊の冷気で涼んで気持ちよくなっていたようだ。
60あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/13 13:18
>>涼しくて気持ちが良くて、だんだん眠気が強くなってきた。そろそろ寝てしまう…。
>>あ、でもトイレ行きたいなあ。
>>せっかく眠れそうなのに…。

この3行に違和感があります。どう直してよいのか自分はいえませんが
なんか変だなって感じです。
61長文その1:02/06/13 13:31
修学旅行の時、とある旅館で泊まった時の話です。
夜、消灯時間が過ぎ、疲れた人はすぐに寝始め、
自分を含め3人は朝まで雑談で盛り上がっていました。

深夜3時近くになり、徐々に疲れて来た頃、不意に隣の
部屋の壁の方から、「コン、コン」とノックするような
音が聞こえてきました。隣の部屋には別のクラスの生徒
が泊まっていたため、始めは「隣もまだ起きてるヤツが
いるんだ」程度にしか思いませんでしたが、その後も
5〜6回「コン、コン」という音が聞こえてきたので、
「何をやってんだろう?」という疑問で朝を迎えました。

朝になり、隣のクラスの人に「昨日、こっちの部屋を
ノックした?何をしてたの?」と聞くと、「その時間は
みんな寝てたから知らない」と言われました。あまり
追求しても仕方がないので、その場は「あっ、そうなの」
程度で話を終わらせました。

62長文その2:02/06/13 13:31
そしてその日の夜…
昨日と同じように消灯時間が過ぎ、疲れたものは既に
眠りについて、自分は友達と雑談をしていました。

数時間後、また隣の部屋から「コン、コン」とノックが
聞こえてきます。時間は深夜3時、昨日と同じくらいの
時間です。これには、さすがに友達も「朝はとぼけてた
けど、隣のヤツがやってるな」と言い、少しムッとした
様子。消灯時間も過ぎ、見回りの先生も居るため、あまり
騒ぎにしてはマズいと言う事で、友達が「こっちもノック
を返してやる」と言い、「コン、コン」と音が聞こえた壁
をノックしました。

すると、「コン、コン」とすぐに相手が返して来ます。
友達もムキになり「コン、コン」と返します。このやりとり
が4〜5回ほど続いた時、いい加減嫌気がさした友達が、
少し強めに「ゴン、ゴン、ゴン、ゴン」と4回ノックを
返しました。次の瞬間、

「バーーーーーーーーーーーーン!!!!!」

とかなり大きな音がし、壁が揺れ、友達が「うわっ!!」と
のけぞりました。寝ていた人も気づいたらしく、2人が目を
覚ましました。

後で旅館の人に聞いた話、この旅館が建つ前にあった建物内
で、7人の男に集団リンチされて殺された人がいるそうです。
その人の死体が壁に塗り込まれていたそうなんです…。
その壁から出たいがために中から壁を叩いていると…。
で、前にも同じような事があり、お寺のお坊さんに見てもらった
時にこう言われたそうです。「絶対にノックを返してはいけない!
もし返してしまったとしても、同じ数で返すのは大丈夫。もし
違う数で返してしまった時、その場に7人動いている人間がい
たら、そいつらを自分を殺したヤツだと思って呪い殺される」と…。

あの時、雑談していたのが3人、途中で起きた人が2人、
隣の部屋で起きた人が1人、計6人…。もし後一人目が覚めていたら…。

おわり
63あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/13 14:06
アパートで一人暮らしの女の人が夢を見ました。

夢の内容は、
「自分のアパートで彼氏と待ち合わせしていて、彼氏が
ちょうど自分の部屋の前まで来た時、待ち伏せしていた
全身黒ずくめのコートを着た男に刺されて死んでしう」
と、いうもの。

次の日、夢と同じく、彼氏とアパートで待ち合わせをしてた
ので、なんとなく気になった彼女が待ち合わせ場所を近所の
コンビニに変更して、何事もなかったかのように彼氏と合流
できた。

そのコンビニからアパートに帰っている途中、夢に出てきた
男とそっくりな、全身黒ずくめのコートを着た男が真っ直ぐ
こっちに向かって歩いて来た!彼女はなんとなく不安になり、
彼氏の腕にしっかりとしがみ付き、体を縮めながらゆっくりと
歩いて行った。そしてコートの男とすれ違う瞬間、コートの男が
耳元で囁いた…。

「夢と違うじゃないか…」
>63
え〜と、なんと言えばよいやら・・・
65miumiu:02/06/13 14:12
トイレに入った。
洋式便所に腰掛けて用をたしていた。

ぽと…

小さな蛆のような虫が膝に落ちた。

「うわっ!きもっ!!」

素早く払いのける。
数秒後…

ぽと…

「やだ!!また!?」

また払いのける。

フと上を見た。

すると、無数の蟲が 自らの体から出した透明の糸にぶら下がっていた。
天井一面にぶら下がる蛆…。


…きもっ!!(寒)
66あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/13 14:17
今朝、姉に突然メールアドレスを聞かれました。
姉も俺もずっとまえからコンピュータ系なので、何故今更突然?という感じです。

それとは関係ないのですが、この間から悪夢ばかり見ます。
で、部屋に戻ってふっと姉がメールアドレスを聞いた理由を考えました。
こんなメールを送るつもりだったんじゃなかろうかと


  「さっきから、あんたの後ろに誰か立ってるよ!」


想像したら怖〜!
67恐談社ホラー編集室 :02/06/13 15:51
>>61
ありがとうございます、人数を変えて色々なパターンが出来そうですね。
>>63
結構いろいろなところに出てますね。パターンを変えて色々あるみたい。

踏み切りで前方の女性が幽霊で友人に「あれは幽霊だよ」といい、踏み切りが
開いてすれ違いざまにその女性が「なんでわかったん」と同じかな?
ほかにも何か似たようなものがありそうですね。
>>66
是非内容を膨らましていただきクライマックスまでお願いします。
私が高校1年生か2年生の頃、お休みの日に母と兄と私の3人で家にいました。
その日は遅い昼食で、ちょうど「さあ、ご飯にしようか」と用意をしていました。

時間は午後2:20。
なぜか時計を見て、「○○君、最近来ないけど元気にしてるかな」と私が言い出
すと、なんと、母も兄も全く同じ事を言ったのです。
3人が3人、同じ事を言ったんです。
「何、みんなで同じ事言ってるの? 気持ち悪い」とか言いながら、その時は気に
もしてなかったのです。

しばらくすると、突然電話が鳴りました。
電話に出たのは母でした。
戻って来た母は、無言でした。
「なんかあったの?」、私と兄が聞くと母は「○○君、死んじゃったんだって!」。
○○君とは、私より1つ年上の、いとこの男の子でした。
そのいとこが亡くなったと言うんです。
信じられなかったけど、夕方頃、そのいとこの母親から電話がきました。
いとこは電車に轢かれて亡くなりました。

その母親がいうには、彼が亡くなったのは、ちょうど午後2:20だったと言うのです。
家に居た、3人が3人とも同じ時間に同じ事を思うというのは、やっぱり彼がお別れ
に来たということでしょうか。

69あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/13 16:36
夏の夜、海の砂浜で花火をやろうという事になり、
友達3人と出かけました。

そこの砂浜には、隣接して臨海公園みたいなのが
あるんですが、その公園を通って砂浜に向かっていると
急に友達が「何、あれ!?」と言って指差しました。

見ると、電話ボックスの中に身長が2m以上あろうかという、
全身真っ白な服を着た長髪の大女が電話をしていました。
背中を丸めて身を縮ませて、やっとでボックスに入っている
ような感じで、その姿だけでも異様なものがありました。

恐いもの見たさで、もっと近くで見ようと言う事になり、
ゆっくり、ゆっくりと後ろから近づいて行くと…

ガバッッッッ!!!!

と突然女が振りかえり、ものすごい形相で電話ボックスの
ガラスに顔を押し付けながら、中からドンッ!!ドンッ!!
ってガラスを叩き出した!!

「うわぁぁぁぁ!!!!!!!!」と叫びながら、みんな
蜘蛛の子を散らすように逃げ、その日は花火どころじゃ
なくなりました。

次の日、学校でその事を友人達に話して盛り上がっていると、
友人の一人がボソッと言いました…

「あれ、そんな所に電話ボックスなんて、ないよ…」

70あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/13 17:27
僕の友達に、幽霊とか全く恐がらない人がいます。
地元に結構有名な心霊スポットの廃屋があり、
なんでも10数年前に一家心中した家族の家で、
今でも生前、生活していたままの形で家具とかも
全てそのまま残っているらしいのです。
夜、遊んでいる時に友達にその家の話をすると、
「実況リポートしてきてやる」と言って、ビデオ
カメラを持って出て行きました。

(友達の話)
廃屋なので玄関の柵は有刺鉄線で縛られている
ので、まずそれを乗り越えて玄関に入ります。
ビデオを回しながら「おじゃましま〜す」と
言いながら入り、台所らしい所に来ました。
中はほこりまみれでしたが、テーブルや冷蔵庫
などがそのまま置かれています…。
とりあえず冷蔵庫を開けてみると、中はからっぽ。
「何も入ってない」といいながら、他の部屋へ移動。
こんな調子で一通り家の中を見て、霊の気配とかは
全く感じなかったので、「おじゃましました〜」と
言って玄関から出て帰りました。

家に着き、とりあえず撮影したビデオを再生してみると…

玄関に入る時、「おじゃましま〜す」と言った後に
かすれた女の人の声で「いらっしゃい…」と聞こえます!!
驚き、画面を凝視しましたが、映像は映っていません…。
声だけが聞こえるのです!!
次に冷蔵庫を開け、「何も入ってない」と言った後に、
「何もなくて悪かったね!」と、今度は怒ってるような
声が聞こえます!!
そして最後、「おじゃましました〜」と言って玄関から
出た瞬間!!

「今度はこちらからお邪魔します…、フフフフフ…」

ここでビデオは終了しました…。
7171:02/06/13 19:03
洒落にならない〜スレに書こうと思ったがオチがつかないので
おまいら考えてください。

今、出張中で北海道の北の方の街にいるんだが、
ちょっと小洒落たホテルに泊まっている。
一昨日からそこに泊まっているんだが、ちょっと様子が変なんである。
一昨日は、客先と酒を飲んでそのまま寝たから特に気づかなかったが、
昨日、軽くビールを飲み床についた時、ピシピシというラップ音がした。
北海道はまだ寒く暖房が入っているため、その関係でそういう音がしているのかと
大して気にもせず眠りについた。

夜中。ふと目が覚める。暖房が強かったせいか汗だくになっていた。
時計を見ると2時過ぎ。
Tシャツを着替え、なんとなく寝付けないので煙草に火をつけた。
何気なく窓から外を見ると何やら人影が…
7271:02/06/13 19:03
私の部屋は3階でその人影を見下ろす形になるのだが、
距離で約100m位の所にその人影は立っている。
その人影のいる場所はホテルの駐車場で街灯はあるのだが、
こちら側からはどんな様子なのかまるでわからない。

「何をしているんだろう…」
そう思いながらぼーっとその人影を見つめていた。
するとその人影がこちらに歩み寄って来た。

近づくにつれて、その人影の姿がはっきりしてきた。
スーツ姿にネクタイ。男の様である。街灯で逆光になっている為
顔までははっきりと見て取れない。

男はまっすぐに私の部屋の真下まで近づいて来る。
得も言われぬ恐怖を感じながらも男から目を離せずにいた。

男がゆっくりと顔を上げた。

以上。あとのオチをよろしく。
73僭越ながら:02/06/13 22:15
>>71-72
のオチを考えてみた↓

その瞬間、男は口から赤い液体を大量に吐き出した。
1リットル……いやもっと沢山あったかもしれない。私は
それがすぐにその男の血であると確信した。男の口からは
液体のみならず柔らかくてグニャグニャした塊も出てくる。
きっと臓物だろう、と私が思った次の瞬間、
それまで吐いていた男の姿は消えてしまった。忽然と。
私は、男がこの世のものではないと漠然とは思っていたが、
万が一という可能性を考えて外に出てみた。

男が立っていた場所に行ってみると、臓物を履いた跡は
なかった。だが何か水浸しになったものを引きずったような、
ちょうど巨大ななめくじが這ったような跡がある。かすかに
異臭を感じて気味が悪くなり、ともあれ何事もないようなので
私の部屋に戻ろうと見上げると、そこに男が立っていた。
血塗れになった歯を見せて、ニヤニヤと笑っていた。

不意に私は強い吐き気を感じた。
私は喉の奥から血が噴き出てきた。どれだけ吐いても
収まりそうにない。茫然自失になりながら自分が
吐き出した血の海を見ているうちに、いつの間にか
気を失っていた。起きると朝だった。血の跡は
どこにもなく服にも汚れはなかった。私は部屋に戻り、
すぐさま身支度を整えてフロントと交渉して、
そのホテルから引き上げることにした。
時計は午前十一時を指していた。
その男が何者なのか、確かめる気にはなれなかった。

未だに不思議に思うのはしかしその男のことではない。
私が気絶していたのは時間から考えて午前二時から
午前十時までのはずである。しかしその間私を起こした
人間が誰もいなかったことだった。
私が倒れていたのは駐車場で、早朝になれば
ホテルの人間なり宿泊客が気が付くはずなのである。

一体どういうことなのか、未だに分からないままでいる。
74あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/13 22:44
俺が個人的にこわいな〜と思った話の特徴を考えてみました。
・話のオチが来てから、一瞬そのオチの意味をサッと考えてから
 「…それってすごいこわいじゃん…」と静かに震えがくるタイプの話の方が怖い。
 >>61の話なんかはそういうかんじ。
・イメージさせる力が強い話は怖くなる確率が高い。
 「公園デビュー」の話なんかは結構鮮明なイメージをかきたてられる。
 >>69の巨大な女の話は「座敷女」を思い出しました。
・話のバックグラウンドが結構重要。
 これはどの話にも言えるような気がします。
 >>70の話。
 >(友達の話)
 の前段でどんな家に、どんな状況で、どんな人が何をしようとしてるのか
 それを簡単に説明しているので、読んでいるほうは安心して怖がれます。
 あと>>70の話の構成はなんていうか斬新な気がしました。
 友達がしてきた肝試しをビデオという別の角度から再現したのがうまいな、
 と思いました。その後の結末をだらだら書いてないのもいいかんじ。
   チョン国住民の下書(>>10 >>56

 私はある大学で、考古学の研究をしていました。
 ある日、教授が私達の研究室で講義をしていた時です。
 教授は、こんな冗談話をしました。
 「私達が研究してる文明は、非常に珍しい特徴を持っている」
 「もしかしたら、この文明を築いた人々は宇宙人かもしれない」
 「彼等チョン国住民は優れた科学力を駆使し、現在の我々に数々の謎と難題を残してしまったのだ」
 しかし教授は、この冗談話をしたために大学を追われ、自殺してしまったのです。
 多額の研究費が費やされる考古学を、経営の苦しい二流大学が疎ましく思っていたのでしょう。
 教授は大学から言い掛かりをつけられ、辞職に追いやられました。
 しかしチョン国住民の話は呪い話として、色々な形で広まっていったのです。
 私はそんな現実を、苦々しく思っていました。
 だから、チョン国住民の話を後輩から尋ねられても、私は何も教えなかったのです。
 チョン国住民の話を呪い話と信じている人に、私が真実を伝えても信じないでしょうし・・・。
 でも、私の彼女から「チョン国住民の話を知ってたら、教えて」と、言われた時は別でした。
 後輩でもある彼女は、チョン国住民のいきさつをよく知りません。
 それで私は、大好きな彼女のために、チョン国住民と教授の話をしようと思ったのです。
 ところがその時、後ろから教授の声が聞こえました。
 「その話をするのは、よくない」と。
 私は咄嗟に振り向きましたが、後ろには教授どころか誰も居ません。
 呆然と後方を見回していると、今度は彼女がこう言うのです。
 「やっぱり、その話をするのはよくないのかな・・・」
 向き直ってみると、彼女は私の手元を見ていました。
 そして、私は信じられない事に気が付いたのです。
 私はいつの間にか、無意識のうちに走り書きのメモを書いていたのでした。
7675:02/06/14 01:29
 「その話をするのは、よくない」と・・・。
 きっと教授が私を心配するあまり、私にそのメモを書かせたのだと思います。


>>56
 ご意見を有難うございます。
 1さんの意見を参考に、書き直してみました。
 でも、怖くないオカルト話は駄目でしょうか?
 そのようなスレッドが無いので・・・。
 それからコピペになるのでURLを記述しますが、ここの39〜42に書いた内容・・・。
 ちゃんとした話になるよう、ここの皆さんにお願いしてもいいですか?
 私も自分でもう一度、この話を書いてみようと思うのですが、どうも私には扱いかねる話なので・・・。

http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1023129971/l50
7771:02/06/14 05:29
>>73
オチさんくす。
自分では考えつかなかったパターンなんで、こういうのもアリかと。
読み終えた後、ちょっと考え込むようなオチが好きです。
>>68
恐いというよりは「心霊いい話」に近いですね、虫の知らせでしょうか。
さらにその知らせが次のその家族の不幸に繋がったりして物語が進みそうですね。
>>69
2mの女性を登場させる事で現実見が少し失われるかと思います、充分に恐い話
です普通の女性の方が真実味がでます。(あくまでもこれは私感です)
小松左京のサーカスの幽霊を思い起こします。
>>70
近代的なホラーにまとまっていると思います。またお願いいたします。
79あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/14 11:20
80恐談社ホラー編集部:02/06/14 11:38


無言のURLは開かないのが一番「ブルクラ」だったらやだもんね。



81恐談社ホラー編集部:02/06/14 13:15
ナンシー関さんが死んだのでちょっとこんな話。
とりあえずプロット。

「通帳」
実は俺、通帳を拾ったんだ、電話ボックスで。
名義は関さんだったな。
全額引き出されていたよ。
残りはゼロ。

時間はもっとも貴重な商品である、しかし、それは生まれた瞬間から
どんどん減っていき、その、正確な量を教えてくれる通帳は本人には
見えない、そして、何処かに落としてしまうものだ。


誰か話を膨らませてください。
82恐談社ホラー編集部 :02/06/14 19:04
私はそのの声に眼を覚ました、深夜2時。
額縁の裏あたりからそれは聞こえてくる、男のうめき声のようだった。
こんな夜中に何なんだよ〜うるせーな。壁をたたいた・・まだ聞こえる。
廊下へ出て隣りのチャイムを鳴らした、何回も何回も。
しかし部屋からは何の反応もなかった、ドアをノックした何回も何回も。
確かに聞こえているのだが出てくる気配はない。
男のうめき声であることは間違いない。
突然、後ろのドアが開いた、怒りをあらわにした前の部屋の女性だった。
こんな夜中にうるさいったらありゃしない・・!
飲んででるのあんた・・! そこの人は夜勤の警備員さんよ・・!
しかし、変な声が聞こえるんですよ、奥さん。
確かなの・・? その時はもう声は聞こえてこなかった。
いいかげんにしてよまったく! バタンとそのドアは怒りを込めて閉められた。
はたして本当にいないのだろうか、部屋にもどり一服つけた。
どうなってるんだ、まったく。眠れなくなってしまった自分を呪った。
このアパートに引っ越してきてまだ2週間、特に住人に面識はない。
憎らしくなった、チクショー。
あまりにも突然、電気が消えた。そして今度は向うから壁をたたく音が聞こえた。
留守である部屋から確かに聞こえている。
その時だった、後ろに気配を感じた、何かが動いている。
冷気が首筋をはしり動けなくなった、今まで金縛りの経験はない。そして、
はっきり見た、正面の鏡に浮かぶ男の姿。
部屋の中を動いている、顔がないのに声が聞こえた。あいつに殺された・・あいつに。
やめてくれ〜と叫んだが声にはならなかった。そしてそれは近づいてきた。
のりかかられる感覚にそのまま気を失ってしまった。
何時間かして気がついたとき夜は明けようとしていたていた。
感覚を失うまで事は全て覚えていた。夢ではない。
憎しみのこもった声をあげながら隣りのドアの前に立った。
あいつに殺された、あいつに・・確かにそういった。ドアを力をこめて引いた。
留守だと思ったその部屋に・・・首が浮かんでいた。
俺のからだを返してくれ・・口がひらいた。
わめきながら私はそこから逃げ出した。そして交番に飛び込んだ。
隣人たちが警備員の男の部屋から首が発見されたと聞いたのは3日あとだった。


縦読みで創りましたが、文章のヒントになるようには作れませんでした。
文章の謎を解くような縦読みの作品なども是非お願いいたします。
   チョン国住民(>>10 >>56 >>78

 私の恩師であった教授は、大学から言い掛かりをつけられ辞職しました。
 講義中に、こんな冗談話をしたためです。
 「チョン国と言う不思議な国の住民は、宇宙人かもしれない」
 「私はチョン国住民の事を知らないので、きっと地球外にあるはずだ」
 でも教授が辞職に追いやられた本当の理由は、経営の苦しい大学が研究費を削ろうとしたからです。
 教授は有能な人でしたが、辞職後に自殺してしまいました。
 そしてチョン国住民の話が呪い話として、色々な形で広まったのです。
 私はそんな現実を、苦々しく思っていました。
 そんなある日、私と交際していた女性がこう言ったのです。
 「チョン国住民の話を知ってたら、教えて」
 それで私は、大好きな彼女のために、チョン国住民と教授の話をしようと思いました。
 ところがその時、後ろから教授の声が聞こえたのです。
「その話をするのは、よくない」と・・・。
 私は咄嗟に振り向きましたが、後ろには教授どころか誰も居ません。
 呆然と後方を見回していると、今度は彼女がこう言いました。
 「やっぱり、その話をするのはよくないのかな・・・」
 向き直ってみると、彼女は私の手元を見ています。
 そして、私は信じられない事に気が付きました。
 私はいつの間にか、無意識のうちに走り書きのメモを書いていたのです。
「その話をするのは、よくない」と・・・。
 でも次の日、彼女はまたチョン国住民の話を聞き出そうとしました。
 しかも、二人の友達を引き連れて・・・。
 仕方がないので私は、彼女達にチョン国住民の冗談話と教授の事を話したのです。
 でも私の話を聞いた彼女達は、不満なようでした。
 彼女も「友達の前で面目を失った」と言わんばかりに、不機嫌な顔をしています。
 それで私は、ついこんな事を言ってしまいました。
 「辞職した教授は大学を恨み、仕返しをしようとしたんだ」
 「でも仕返しに協力してくれた人が裏切り、失敗してしまったんだよ」
 「教授は面目を失い、全てを恨みながら自殺したんだ」
8483:02/06/15 02:56
 「だからチョン国住民の話をすると、教授の幽霊が来るんだよ」
 「自分の怒りを、ぶつけようとして・・・」
 私の話を聞いて、彼女も機嫌を良くしたようでした。
 彼女達にとって、私の話はそれなりに怖かったので喜んだのでしょう。
 彼女はいつになく、私に優しくしてくれます。
 でも私は、複雑な気持ちでした。
 教授に対する罪悪感に、呵まれていたからです。
 それに不思議なあの声にも、私は不吉な予感を感じていました。
 その後、私はその予感が正しかった事を、思い知らされたのです。
 彼女達が、死んでしまったのですから・・・。
 私はあの時、彼女達に「カラオケに行かない?」と誘われました。
 でも私は憂鬱な気分だったため、彼女達の誘いを断ったのです。
 それだけで、私と彼女達の運命が変わるとは、思ってもいませんでした。
 彼女達は車に乗りカラオケへ行きましたが、交通事故で命を落としてしまったのです。
 その日の夜、私は教授の夢を見ました。
 夢の中で教授は、私にこう語りかけたのです。
 「私が殺したんじゃないぞ」
 「自分勝手な思い込みで、死んでしまったんだ」
 「その原因を作ったのは、お前だがな・・・」
 「よく見るんだ!」
 教授はそう言って、私の後ろを指さします。
 教授に促されるまま私が後ろを見ると、そこには無表情に踞っている人達が居ました。
 その人達の中には、彼女達や兄も・・・そして私の姿もあります。
 その時、教授が再び喋り出しました。
 「君の場合は思い込みではなく、責任を執ってだがな」
 そして私は、目を覚ましました。
 私はその夢が気になったので、すぐ兄にそのことを話したのです。
 でも、兄は「変な夢の事なんか、気にするな」と言って、そのまま出かけてしまいました。
 その後、兄は行方不明になったのです。
 多分もう、家に生きて帰って来る事が無いのかもしれません。
 今の私は自殺の意思などありませんが、やはり私も死ぬのでしょうか?
 教授には、未来が見えていたのでしょうから・・・。
8583:02/06/15 02:59
>>10 >>78
 アドバイス有難うございます。
 もう一度、書き直してみました。
 アドバイスのおかげで、だいぶ良くなったように思います。
 実は、あるスレッドに怖い話を書き込みたいとも考えていました。
 でも、元ネタを提供してくれた人やアドバイスをしてくれた人の許可を取るべきですよね。
 ほかのスレッドに、コピペしてよろしいでしょうか?
  夢で会えたらの下書(>>42

 私はよく、コンビニで買い物をします。
 そんなある日、私はコンビニでアルバイトをしていた、大学生ぐらいの女性に出会いました。
 私は彼女に、一目惚れをしてしまったのです。
 しかし、どうしても彼女に、自分の気持ちを伝えられません。
 だから私は、「彼女の夢が、見られるといいな」と思いながら眠るようになっていました。
 その甲斐があったのか、私は時々、彼女の夢を見るようになったのです。
 夢の中で私は、彼女と楽しく話していたり、いやらしい事までしてしまいました。
 けれど彼女の夢を見ると、私はとても幸せな気分になるのです。
 彼女と結婚式を挙げている夢を見た時など、すごく嬉しくて「本当に、そうなればいいのに」と思っていました。
 でも現実は、彼女と結婚するどころか、会話をする事すら出来ません。
 せいぜいお釣りを受け取る時に、彼女の手に触れるのが精一杯でした。
 そして、彼女の顔やホクロの位置を観察し、「よりリアルな夢が、見られないだろうか?」と、考えていたのです。
 しかし、私のそんなささやかな幸せも、長くは続きませんでした。
 彼女がコンビニに、姿を現さなくなったからです。
 それ以来、私は切なく辛い日々を送る事になりました。
 いつも彼女の事が、頭が離れません。
 彼女に似た髪型の女性を見かけると、「彼女であるはずがない」と思っていても、顔を確認したくなります。
 自分でも、「頭がどうかしてる」と思えるほどでした。
 それで私は、「風俗に挑戦しよう」と思ったのです。
 ところが信じられない事に、風俗店に彼女の写真がありました。
 「ただ、似ているだけかも・・・」
 私はそう思いながらも、その写真に写っている女性を指名したのです。
 そして「初めまして」と、彼女の声が聞こえました。
 私はその声を聞いて、「彼女に間違いない」と確信したのです。
 それから私と彼女は個室に入り、しばらく会話をしていました。
 「そういえば今の状況は、夢の中に出てきた」
 「もしかしたら、これは運命の出会いなのかも!」
8786:02/06/15 03:26
 私は、そんな考えが込み上げてきて、その事を彼女に伝えたのです。
 すると彼女は、「あっ、やっぱりコンビニで会ってた人だったんだ」と答えました。
 それから彼女とは会話が弾み、もう一度そのお店で会う約束をしたのです。
 しかし、私がもう一度その風俗店へ行った時、彼女はもう店を辞めていました。
 もしかしたら、私は彼女に嫌われてしまったのかもしれません。
 でも、彼女に再び会えて、良かったと思っています。
 「棒ほど望めば、針ほど叶う」と言いますが、私は彼女と結ばれる事を切望していたのかもしれません。
 そして、僅かにその望みが叶ったように思うのです。
 彼女と過ごした楽しいひとときは、確かに私の夢に出てきた状況でしたから・・・。


ついでに下書をもとに、違う話を作ってみました。
88あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/15 11:01
>>83
ずっと言おうと思ってたんだけど、差別用語はよくない。
てゆうかいずれ広く話を広めたいなら他人の怒りを買うような表現はやめて
別の単語に書き換えたほうがいい。
2ちゃんでこんなこというのも意味ないかもしれないけどさ。
まあ、単なる煽りとして書いてるならいいんだけどさ。
8983:02/06/15 12:32
>>88
 ご指摘を有難うございます。
 私も「チョン」という言葉を使う事に、抵抗がありました。
 でも、原案の10さんが喜ばれると思い、使ってしまったのです。
 「チョン」という名前の方や、その地名にお住まいの方には申し訳ない事をしました。
 この責任は全て、誤った判断をした私にあります。
 ただちに、この話の差別用語を書き直しますので、どうかお許し下さい。
 また10さんをはじめ、このスレッドの方達に不快な思いをさせて申し訳ありませんでした。
9083:02/06/15 14:13
   教授(>>10 >>56 >>78 >>88

 私の恩師であった教授は、大学から言い掛かりをつけられ辞職しました。
 講義中に、こんな冗談話をしたためです。
 「ある不思議な国の住民は、宇宙人かもしれない」
 「私はその国の事を知らないので、きっと地球外にあるはずだ」
 でも教授が辞職に追いやられた本当の理由は、大学が研究費を削ろうとしたからです。
 教授は有能な人でしたが、辞職後に自殺してしまいました。
 そして教授の話が呪い話として、色々な形で広まったのです。
 私はそんな現実を、苦々しく思っていました。
 そんなある日、私と交際していた女性がこう言ったのです。
 「ねぇ、教授の呪い話を知ってたら教えて」
 それで私は、大好きな彼女のために、教授の話をしようと思いました。
 ところがその時、後ろから教授の声が聞こえたのです。
 「その話をするのは、よくない」と・・・。
 私は咄嗟に振り向きましたが、後ろには教授どころか誰も居ません。
 呆然と後方を見回していると、今度は彼女がこう言いました。
 「やっぱり、その話をするのはよくないのかな・・・」
 向き直ってみると、彼女は私の手元を見ています。
 そして、私は信じられない事に気が付きました。
 私はいつの間にか、無意識のうちに走り書きのメモを書いていたのです。
 「その話をするのは、よくない」と・・・。
 でも次の日、彼女はまた教授の話を聞き出そうとしました。
 しかも、二人の友達を引き連れて・・・。
 仕方がないので私は、彼女達に教授の冗談話と、教授が辞職に追いやられた理由を話したのです。
 でも私の話を聞いた彼女達は「たったそれだけ」と、不満なようでした。
 彼女も「友達の前で面目を失った」と言わんばかりに、不機嫌な顔をしています。
 それで私は、ついこんな事を言ってしまいました。
 「辞職した教授は大学を恨み、仕返しをしようとしたんだ」
 「でも仕返しに協力してくれた人が裏切り、失敗してしまったんだよ」
 「教授は面目を失い、全てを恨みながら自殺したんだ」
 「だから教授の話をすると、教授の幽霊が来るかもしれない」
9183:02/06/15 14:14
 「自分の怒りを、ぶつけようとして・・・」
 私の話を聞いて、彼女も機嫌を良くしたようでした。
 彼女達にとって、私の話はそれなりに怖かったので喜んだのでしょう。
 彼女はいつになく、私に優しくしてくれます。
 でも私は、複雑な気持ちでした。
 教授に対する罪悪感に、呵まれていたからです。
 それに「その話をするのは、よくない」という教授のメッセージにも、私は不吉な予感を感じていました。
 その後、私はその予感が正しかった事を、思い知らされたのです。
 彼女達が、死んでしまったのですから・・・。
 私はあの時、彼女達に「カラオケに行かない?」と誘われました。
 でも私は憂鬱な気分だったため、彼女達の誘いを断ったのです。
 それだけで、私と彼女達の運命が変わるとは、思ってもいませんでした。
 彼女達は車に乗りカラオケへ行きましたが、交通事故で命を落としてしまったのです。
 その日の夜、私は教授の夢を見ました。
 夢の中で教授は、私にこう語りかけたのです。
 「私が殺したんじゃないぞ」
 「自分勝手な思い込みで、死んでしまったんだ」
 「その原因を作ったのは、お前だがな・・・」
 「よく見るんだ!」
 教授はそう言って、私の後ろを指さします。
 教授に促されるまま私が後ろを見ると、そこには無表情に踞っている人達が居ました。
 その人達の中には、彼女達や兄も・・・そして私の姿もあります。
 その時、教授が再び喋り出しました。
 「君の場合は思い込みではなく、責任を執ってだがな」
 そして私は、目を覚ましました。
 私はその夢が気になったので、すぐ兄にそのことを話したのです。
 でも、兄は「変な夢の事なんか、気にするな」と言って、そのまま出かけてしまいました。
 それ以来、兄は行方不明になったのです。
 多分もう、家に生きて帰って来る事が無いのかもしれません。
 今の私は自殺の意思などありませんが、やはり私も死ぬのでしょうか?
 幽霊となった教授には、未来が見えていたのでしょうから・・・。
92あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/15 14:51
93恐談社ホラー編集部:02/06/15 16:38
>>88
その通りかと思います、指摘ありがとうございます。
>>91
どんどん話がへんかしておもしろいです。
94あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/16 00:22
 僕はパソコン初心者なんですけど、最近友達からWinMXを教わりました。
 この間「心霊写真」で検索して、一枚落としました。
 何処に映ってるんだろうと、じっと見てたら、突然部屋の奥から女の人が出て来てとても驚きました。怖かったのですぐに消しました。
 次の日友達に言ったら、
「それはgifって言うんだよ。」
と教えてくれました。その後、「そのgifもう消しちゃった?」と訊いてきました。
 「うん。」と答えると、友達は何か意味深に「ふう・…ん。」と頷きました。
 「何で?見たかった?」と訊くと、
「いや。そのgifだかわかんないけど、出て来た後、暫くして帰ってくのがあるらしいからさ……。」
そう友達は言いました。
   山の死体の下書(>>14

 10年前、私は3人の友人とある山へ行きました。
 地元の青年団で、行方不明者を捜索することになったからです。
 でも私と3人の友人は、行方不明者を心配してはいましたが、懸命に探してはいませんでした。
 捜索と言っても、私達はプロの捜索隊ではありません。
 プロの捜索隊をはじめ、色々な人達が捜索をしているのです。
 だから私達は、「捜索する」というより、「遊びに来ている」という気分でもありました。
 そんな私達が、山の中を談笑しながら歩き回っていると、誰かの叫び声が聞こえたのです。
 苦しそうな、かすれ声でした。
 だから私は、友人達に「誰だろう?」と言ったのです。
 しかし友人達は「何が?」と私に聞き返し、全く叫び声に気付いていないようでした。
 「おーい、おーい」と、あんなにハッキリ聞こえ続けているのに・・・。
 それで私は不安になり「いや、何でもないよ」と、友人に答えたのです。
 そして「気付かないフリをして、通り過ぎよう」と、考えました。
 ところが不気味な叫び声は、遠離るどころかこちらに近付いて来るのです。
 相変わらず友人達は、何も気付きませんでしたが、私はあの時、すぐに逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。
 でも、私は好奇心のためか、どうしても不気味な声の正体を知りたくなってしまったのです。
 私は「俺、ちょっと用を足してくるよ」と言い、声のする方へ走り寄ってみました。
 そして私は、草むらに横たわる、行方不明者の死体を発見したのです。
 数年後、私は山登りが好きな妻の父親と、その山を一緒に歩く事になりました。
 妻の父親が、「君が死体を発見した場所を、見てみたい」と言い出したからです。
 私は、「気が進まないが、お父さんの機嫌も取らないとな」と思い、やむを得ず案内しました。
 しかし、目的の場所に着くと、奇妙な気配がするのです。
9695:02/06/16 03:56
 私は嫌な気分になり、妻の父親にこう言いました。
 「もしかしたら、ここは呪われた場所かもしれないんです」
 「僕はあの時、確かに不思議な声を聞いたんですから」
 すると妻の父親が、静かにこう言ったのです。
 「この山にも神様が居るし、神様のもんだ」
 「神様のもんに、呪われたとこなんかあらへん」
 「それに君が見つけた仏さんも、君に感謝してるよ」
 私はその言葉を聞いて「そうだといいけど・・・」と思いながらも何も言えず、黙り込んでいました。
 すると父は、続けてこう言ったのです。
 「それにしても不思議なもんやなぁー」
 「娘が好いた男が、息子を見つけた男だなんで」
 私はその時、初めてあの時の死体が、どんな人間だったのか分かったような気がしました。


>>93
 有難うございます。
 でも、不当な書込をしてしまい、申し訳ありませんでした。
 もう二度と、このような事がないようにします。
>>95
実は全く同じような経験があった驚きの中で話を読ませていただきました。
自分も山岳は大学時代のワンゲルから現在まで続いており4度ほど遭難現場
に遭遇しており、初めて遭難者(行方不明・生存)を救助した事があり
面白く読ませていただきました。
山ではたくさんの不思議・恐い話があります、山自体はもちろん、山小屋の
閉ざされた空間などではやはり何かあるのかもしれません。

山に関するヒント 単独行 アラインゲンガー

有名な話 八甲田山死の彷徨  遭難した青森の連隊の行進がいまだに山にある。
     遠野        山姥の話
     動物(狐・狸)   女性に化けた狐などに騙される
     昔話        姥捨て山・雪女

などなどな、山は不思議の倉庫です、一つよろしくです。
98恐談社ホラー編集部:02/06/16 16:28
(今日のごめんなさい)
生意気な事と聞こえたらごめんなさい。

(擬音)ぎゃーぁぁぁ、うあぁぁ! 擬音の多用は意外にしらけさせる原因になります。
                 コミックとは違います。
(Aさん・Bさん)         誰からか聞いた事や有名なロッジの4人話などで多用
                 されるが読み手にとっては想像するのに違和感があります。
                 実際ある名前の方がいいのではないでしょうか?
99祖母の写真(仮題):02/06/16 18:14
僕がまだ幼稚園に通っていたころの話だ。
ある日母の田舎から電話があった。ずっと病気で入院していた祖母(母の母)が危篤状態になったという連絡だった。
僕は母の実家に行くのは初めてで、祖母がどんな人なのかも知らなかった。
母はとりあえずその翌日に僕を連れて田舎に帰ることにした。

翌日、飛行機で田舎に向かったのだが、その途中で祖母は亡くなってしまった。昼過ぎに母の実家に着いたときには、お通夜の準備で大人たちは大忙しだった。
田舎にはちょうど僕と同じ年くらいのいとこ達もいたのだが、子供たちは足手まといになるので、近所の神社にいって遊ぶことになった。
100祖母の写真(仮題):02/06/16 18:16
神社では皆でかくれんぼをして遊んだ。
僕が社殿の裏に一人で隠れている時、少し離れたところに大人の姿があるのに気づいた。その人はおばあさんで、ベンチに腰掛け、優しそうな目で僕を見ていた。
僕はあまり気に留めることもなくかくれんぼを続けていた。

夕方になってお呼びがかかり、皆で家に帰った。母はそこで僕に「これがお前のおばあちゃんだよ」と祖母の写真を見せてくれた。僕はその写真をみた瞬間に泣き出してしまった。

そこにはさっき神社で見たおばあさんが写っていた。

101恐談社ホラー編集部 :02/06/16 18:38
>>99
書き込みありがとうございます、心霊いい話ですね。

一つ問題があります、なくなった祖母にとっては幼稚園時代の僕ははとてもかわいい
お孫さんであり、一度もあったことがないというのは少々無理かなと思います。
母の実家には意外と何度も行き来あると想定しる人も多いかと思います。(普通)
*遠隔地で何年も会えないという表現があるといいかもしれません。

さらに、この神社で一人称である僕が危険な目にあい(事故、誘拐)それを見知らぬ
おばあさんに救われる、そして家に帰ると「・・・」だった。
こんな風に膨らませる事も可能かと思います。
102あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/16 18:55
まあ、ともかく自分の好き好きにかくのがいいんじゃないかな。
それをベースに話を改良していく…と。
103恐談社ホラー編集部 :02/06/16 19:05
>>102
了解です。余計な事言ってスマソです。
10499:02/06/16 20:07
>>101
感想ありがとうございます。
実はこの話のプロットは実際の経験を基にしています。私が幼稚園のころに祖母が入院し、母に連れられて初めて母の田舎に行ったのです。(私は大阪、田舎は九州)
だから祖母と初めて会ったというのは本当です。(近所の神社にもモデルがあります)
まもなく祖母が亡くなり、お通夜、葬式というのを始めて経験しました。
私も一度も会ったことがないのは不自然に感じる人がいると思ったので、遠隔地であることを「飛行機で」行ったということで示したつもりですが、わかりづらかったみたいですね。
あともっと長くして「怖い話」にしようかとも思ったのですが、アイデアが出ませんでした。
いい案があれば付け足してくれればうれしいです。
105通りすがり(仮):02/06/16 20:49
-プレゼント-

楽しみにしていたクリスマス会を前に、○ちゃんは死んでしまいました。
病院で最後に「ボクもサンタさんに会いたかったな・・・」と言ったそうです。
クラスのみんなは、サンタさんへの手紙に書き添えました。
「○ちゃんにもプレゼントをあげてください」

クリスマスの日、クリスマス会のプレゼントに添えて、
サンタさんからのお返事が入っていました。
お返事の最後には、○ちゃんの文字でこう書添えられていたそうです。
「・・・ぼく、おともだちがほしい」
106おクスリの時間です:02/06/17 00:10
参考までに

NHKでの話
西館6階のスタジオで録音中
遠くから「ザク、ザク」と行進するような音が聞こえる。

上司に報告すると「わかっている、何も言うな」

ここは2.26事件の処刑場の跡地に建つ建物である。
107恐談社ホラー編集部:02/06/17 01:51
城ヶ島

もう何もかも疲れた・・。
男は片道切符を手に旅に出ようとしていた。
そう、黄泉の国へ
伊豆の城ヶ島,自殺の名所だ。
つり橋に青い海、砕ける波が白い。
看板があった「早まるな」「やりなおせる」「命の電話」
決心がつかなかった。
そこにあった電話を取った、番号は無い。
「ツルルルル・・ツルルルル・・呼び出し音 誰も出ないのか?」
相手がでた!「もしもし・・・応答が無い」「もしもし」

その時、突然肩をたたかれた。

驚いて振り向くと、びっしょりと濡れた女が立ったいた。

そして囁いた「ようこそ地獄へ」



   樹海の下書(>>14 >>97

 私はゴールデンウィークを利用し、久しぶりに家族サービスをしました。
 初日に遊園地へ行き、次の日、有名なある樹海を見に行ったのです。
 しかし、樹海の遊歩道を歩いている途中、息子が私達から離れてしまいました。
 いつ息子が居なくなったのか、見当もつきません。
 それで私と妻は息子を心配し、今までの道程を引き返したのです。
 しかし、遊歩道で息子は見つかりませんでした。
 その後も、私達は懸命に捜し続けまたが、どこにも息子の姿がありません。
 時間が経つにつれ、次第に辺りが暗くなってきます。
 それで、とうとう私と妻は、自分達だけで息子を見つける事を諦め、警察に捜索願を出しました。
 私と妻が、息子に会う事が出来たのは翌日の朝です。
 「樹海の奥深くで、息子さんが見つかりましたよ」
 「どうやらお父さんと間違って、違う人に付いて行ったようです」
 「怪我もなく元気ですから、ご安心下さい」
 警察の人は、そう言っていました。
 息子に会えた時、嬉しさのあまり妻は泣きながら、息子を怒鳴りつけます。
 私はそんな妻をなだめながら、息子を抱きかかえて喜びました。
 そして息子に、「もう変な人に、付いて行ったら駄目だぞ」と言ったのです。
 ところが息子は、こう言いました。
 「変な人じゃなかったよ」
 「後ろ姿がお父さんに似てて、とっても優しい人だった」
 それから、数ヶ月後の事です。
 いつものように家族3人で、テレビを見ながら夕食を食べている時でした。
 息子が迷子になったあの樹海で、「白骨化した死体が発見された」と、ニュースが流れたのです。
 所持品から身元がすぐに判明したようで、亡くなった方の写真が画面に映りました。
 その時、息子が言ったのです。
 「あっ、僕はこの人に付いて行ったんだ」
 「優しい人だったけど、お腹が空いてて寂しそうだった」
 その時から私は、「山姥や雪女は、本当に居るのかも・・・」と思うようになりました。
 山姥や雪女の正体は、山で亡くなった人の霊なのかもしれません。
 息子が見たように・・・。


>>97
 素晴らしいアドバイスを、有難うございます。
 特に「八甲田山」の話は、私にとって衝撃的でした。
 何とか、犠牲者の方も喜んでくれるような話を書きたいです。
110恐談社ホラー編集部:02/06/17 15:49
参考のコピペ

八甲田の某温泉の池に女の幽霊出るってさ。

あと、本当かどうか知らないけど軍用道路ってゆーのがある。
戦争の時、朝鮮人連れてきて強制労働させて作ったって道路。
過労死した朝鮮人の霊が出るとかw
八甲田山のことは新耳袋にも載ってるし有名だね。
いろんなとこで聞くのは、
「仲間で八甲田に行っていきなりエンスト、外に出てたら軍の幽霊に
会って一人をその場において逃げた。次の日に迎えに行ったら
髪がぜんぶ真っ白になってた」ってゆう感じ。
ずいぶんはしょったけどやや都市伝説化してる。白髪になってたってとこが。
111恐談社ホラー編集部:02/06/17 16:07
【キャンディー】真夏の怪談、全話集めよう!
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1024040417/l50
Lion菓子株式会社から出ているキャンディー。
包み紙に書いてある怪談100話を全部集めるスレ。

本筋だけのショートで100編在ります、参考になります。
想像を膨らませて是非新しい話をお作りください。
112オラ™ ◆ORA.a... :02/06/17 16:27
怖い話しっていうか、切ない話し・・・かもしんないだども・・・

オラの友達がね、結構悩んでたらしいだ。友達って言っても、オラとしては
その他大勢の知り合いって感じだっただどもね。
ただ、彼は元々友人が少なく、そんな中で話しやすいオラがもしかしたら
一番近い友人って思っていたのかもしんないだ。

ある時、彼から電話があっただ
オラは仕事が忙しくて、っていうか当時は彼とは違う土地に住んでいて、
会って話してあげる事ができなかっただす

自分が確実に存在しているのは、どうすれば証明できるか
そんなような話しだっただ

難しい話だっただども、オラなりに一生懸命答えただすね

それから暫く、そう1年くらい音沙汰がなくて、ある日突然メールに
「一年前の答えを見つけた。全て準備は終わった」って入ってきただ

次の日、地元の友人から彼が自殺したって連絡があっただす

慌しく帰郷し、泣き崩れる家族を目の当たりにして呆然とし、まぁお決まり
の様に自分自身のふがいなさとかを痛感しただすね

それから3ヵ月後の彼の月命日
突然グリーディングカードが送られてきただ
彼から

「もしかしたらお前が悩んでるかもしれない。けどそれは筋違いだ・・・云々」
って内容

ホラ、グリーディングカードってプログラムの具合だか良くわかんないだども、
タイムカプセルみたいに送る日とかを設定できるだすよね
たぶんきっと、生前彼が設定してただす

んでそれから毎月、彼の月命日になると彼からのグリーディングカードが
届くようになっただすよ
「ココは明るい場所だ」
「昨日は花畑の大地の割れ目から、地獄を覗き見た」
「時間を超越した空間」

内容は毎回違うだども、死の世界を説明してくるだす

自分で死後の世界を描き、死ぬ直前までその世界に没頭していただすねキット
んでオラに毎月メールを送って、ネットの中とオラの中では未だに彼は存在し
続けている・・・それが彼の得た答えなんだかな?

アレから3年経つだども、まだ毎月送られてくるだす
113あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/17 16:55
sage!!
114無灯火 ◆X7HJwB.U :02/06/18 21:13
座敷わらしの宿

緑風荘に泊まった時に枕元で子供のものと思える足音を
聞いた経験がある。藁草履を履いて畳の上を歩くと、
「ザッ、ザッ」と音がするでしょう。あんな様な足音。
姿は見えなかったが興奮して眠れなかったな。
でも、実際に姿を目にしないと幸運は訪れないみたい。
だって、今まで一つも良いことがなかったからね
   輸送経路の下書(>>14 >>97 110)

 彼は、陸軍の兵士でした。
 彼の所属していた部隊は、輸送経路を実験するために、ある山を雪中行軍することになったのです。
 そして、その部隊の指揮を執る事になっていた大尉は、経験豊かな人物ではありませんでした。
 しかし大尉は、自分の経験不足を補おうと綿密に計画を練り、準備をしていたのです。
 ところが、実際に命令を遂行する時になり、少佐が指揮を執る事になってしまいました。
 少佐は雪山について、全く知識がありません。
 それなのに少佐は、大尉の計画を無視し、がむしゃらに行軍し続けたのです。
 その結果、彼の所属していた部隊は遭難し、ほとんどの兵士が命を落としました。
 彼もあの時、死を覚悟していたそうです。
 しかし、幸いにも彼は、何とか生き残りました。
 凍傷のために、不自由な体になってしまいましたが・・・。
 その後の彼は、しばらくの間、生きる気力を失っていたようです。
 多くの仲間が命を落とした悲しみに加え、不自由な体で生きていく事への不安もあったのでしょう。
 とうとう彼は、「仲間の所へ行きたい」と思い、死を決意してしまいました。
 でも彼は、家族の悲しみを考え、なかなか自分の考えを実行できずにいたのです。
 そんなある日、彼は誰かに揺り起こされ、目を覚ましました。
 すると何とそこに、死んだはずの仲間達が数人、彼を見つめています。
 彼は思わず「何だ、生きていたのか」と、喜びの声を上げました。
 笑顔を浮かべながら「お見舞いに来たぞ」と言う彼の仲間達は、見るからに元気そうです。
 でも彼は、「自分は夢を見ているのでは?」と思っていました。
 その時、仲間達の一人がこう言ったのです。
 「夢なんかじゃないぞ」
 「お前が俺達に会いたがっていたから、俺達が会いに来てやったんだ」
116115:02/06/18 22:12
 「お前も俺達も、寒さと疲れで大変だったから、静かに休もう」
 「ただ、お前は俺達の分まで、長生きして欲しい」
 そして彼の仲間達は、彼に激励の言葉を残し、一人、また一人と消えていきました。
 その日から彼は、「不自由な体でも、精一杯に生き続けよう」と決意したのです。
 その後、彼は体が不自由だったため、戦争に参加せず、静かな余生を送りました。


 この話を書いていて、文章が長くゴチャゴチャしてきたので、内容を削りました。
 でも、今度は平易すぎる話になってしまいまして・・・。

>>110
 素晴らしい参考コピペを、有難うございます。
 特に「白髪になってた」と言う部分を、この話でも使いたかったです。
 でも「円形脱毛症」と言う説明では、ちょっと駄目かな・・・と思ったので消しました。

>>111
 ネタ満載で、素晴らしいスレですね。
 感激しました。

>>112
 私は方言でよく悩みます。
 いつか私も、「ばだら」や「じゃけん」等の表現を使って、話を書きたいです。
 図々しいのですが、よかったらまた話を書いてもらえないでしょうか?
 私も参考にしたいので。
117恐談社ホラー編集部:02/06/19 04:09
私がいまだに覚えているTV?からのネタふり。

部屋に入ると何千本(?)もの天井から段々になり蝋燭があります、その部屋には
死神がいてその蝋燭を管理しています。蝋燭の下には名前がある。
蝋燭は長い物からもう消えそうなものまでたくさんあります。
「これは今入院している誰々さんのだよ・・ほらもう消えそうだ」死神は言う。
「みんなの寿命はこの蝋燭が知っている」

そしてとうとう私は自分の蝋燭を発見する。「残りは少なかった」
私はその蝋燭をほかの長い物と交換してしまう。これで寿命が延びたと・・。

その時、風がふっとふいてその蝋燭を消してしまう。
私は胸を押さえながら息絶える。
後には死神の一言があった(これは思い出せない)

夢なのか本当の映像なのか、今ではあやふやだが、脳裏にはその情景が
焼きついています。なんか一つ作れませんか?死神の最後の一言だけでも
色々なストーリーの展開になるかとも思います。
118無灯火:02/06/19 13:54
ある学校でマラソンするオヤジの幽霊が出る噂があった。
噂によると、毎晩丑三つ時になると校舎の壁から出て来て夜通し走った後で出てきた壁に消える、
というものだった。
その学校のOBが肝試しがてらに学校へ行くと、噂通りランニングを着たオヤジがスッタカスッタカ
マラソンをしていたそうな。
ランナーだから…ということでちょっと悪戯を思いついたそのOBは、一緒に来た友達と共にゴール
テープに見たてたロープを校舎の壁の前に張り幽霊が来るのを待った。
明け方前にその幽霊が校舎の前まで走って来て、そのロープを通りぬける瞬間、
「ゴーーール!!」
OBが叫んだ。
それから、そのマラソンの幽霊はゴールに満足したのか、ぱったりと現れなくなったそうな。

そして数年後、ゴールを切らせたOBがまたしても肝試しをしに学校へやってきた。
時間はすでに丑三つ時。
校舎の壁を眺めながらその男はこう絶叫した。
「よーい、スタート!」
冗談のつもりだった。ゴールテープを切った事によって成仏したと思っていた…が、
マラソンオヤジ再登場。スタートの声と共に壁からすうっと出て来て学校の周りをかつてのように
走り始めた…そうな。
119あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/19 14:00
オナニーしたらチン子がもげた。
   お帰り(>>14 >>95 >>110 >>115

 私の父は、体が不自由なために徴兵されませんでした。
 そのため、私は世間から、肩身の狭い思いをしてきたのです。
 だから私は、早くから軍隊に入隊しました。
 「もう少ししてからでも、遅くはないだろう」と言う、父の言葉を振り切って・・・。
 その後、私は戦争中に、捕虜となってしまったのです。
 捕虜になってからの私は、極寒の地で、強制労働を強いられました。
 仲間達も一人、また一人と死んでいきます。
 そんな状況でも、私は生きて日本へ帰る事を、諦めませんでした。
 もう一度、生きて父や友人に会いたかったからです。
 しかし、ついに私も、疲労と病に冒され倒れ込んでしまいました。
 朦朧とした意識の中で、「もう死ぬのかな?」という思いが込み上げてきます。
 するとその時、私は不思議な幻を見ました。
 私の目の前で、若い頃の父が誰かを担ぎながら、山の中を歩いているのです。
 私は父に声を掛けましたが、父は気付かずに、担いでいた女性を岩に座らせました。
 そして父は、悲しそうな表情を浮かべながら、こう言ったのです。
 「堪えてくれ、母さん」と・・・。
 すると、父の母親らしい女性が咳き込みながら、こう言いました。
 「そんなこと、いいんだよ」
 「胸の病を患った私のせいで、お前が結婚できないより」
 「私は自分の病を苦に、自分で勝手に死ぬんだ」
 「だからお前は、何も気にする事はないんだよ」
 「どうか、幸せになっておくれ」
 その時、私は亡くなった祖母の事を思い出したのです。
 祖母は当時、不治の病であった奔馬性肺結核を苦に「自殺した」と聞いていました。
 でも祖母が自殺する事を、「父も知っていた」とは聞いていません。
 祖母が自ら命を絶とうとする、その瞬間です。
 私は思わず、目を瞑りました。
 その時、父の声が聞こえたのです。
121120:02/06/19 20:38
 「人生には、色々な事があるもんさ」
 「私の分まで、どうか長生きしておくれ」
 私が再び目を開けてみると、もう幻の場景はありませんでした。
 そして戦後、私は生きて日本へ帰る事が出来たのです。
 しかしその時には、もうすでに、父は他界していました。
 家には父の姿も無く、仏壇に飾られた、父の写真があるだけです。
 私は悲しみのあまり、父の写真を抱き締め泣き続けました。
 すると、写真から父の声が聞こえたのです。
 「お帰り」と・・・。
 私が驚いて父の写真を見ると、父の顔は、まるで微笑んでいるようでした。


115で削った部分をメインに、違う話を作ってみました。
>>118
 別のスレでもこれに似た話を読みましたが、もしかしてそれをアレンジしたんでしょうか?
 素晴らしいアレンジですね。
 特に続きがありそうな雰囲気が、想像力をかき立てられるので、私も見習いたいです。
123お軽と勘平:02/06/20 03:09
最終バスに乗ったMさんはいつもよりバスが混んでいたのが不思議でした。
(neta)

とある停留所につき、お客さん達がみんなおりてゆきます。
ここはどこだろうと外をみるとなんとそこは墓地でした。
あの人たちは町にあそびに来た幽霊だったのだとMさんは思ったそうです。

   駐在所の下書(>>19

 私はある離島の駐在所に、勤務しております。
 この駐在所に来る前は、派出所に勤務しておりました。
 田舎に住む事になりましたが、私は「不運だった」と思っていません。
 「職住接近だし、3直交代の不規則な生活をしなくて済む」と、考えたからです。
 しかし、この駐在所には問題がありました。
 首が無い警官の幽霊が出るのです。
 私も最初は驚きました。
 でもその幽霊は、それほど危険な存在に思えません。
 私には無関心のようですし・・・。
 だから私は、段々と幽霊が現れる生活に、慣れていったのです。
 しかし、私は幽霊の正体が気になっていました。
 それで私は寄り合いの度に、それとなく駐在所の幽霊について聞き出そうとしたのです。
 ところが住民達は、いつも「気にしない方がいいよ」と話をはぐらかし、私に何も教えてくれません。
 その度に私は、「よほど言いたくない事なのかも・・・」と思い、何も聞けませんでした。
 住民との関係を、悪くしたくありませんでしたから・・・。
 そんなある日、私はその幽霊に、ついつい話しかけてしまったのです。
 「あんた、いい男だね」と。
 別に、この言葉に深い意味はありません。
 ただ、いつも現れる幽霊とコミュニケーションを取ろうとし、ちょっとおだてただけです。
 しかし私の言葉を聞き、彼は恐ろしい見幕でにじり寄ってきました。
 「俺の顔が見えるのか」と・・・。
 あんなに恐ろしい威圧感を受けたのは、初めてです。
 私は恐ろしさのあまり、すぐにその場から逃げ出しました。
 そして村長の家へ行き、その出来事を話したのです。
 その時の村長は、険しい表情を浮かべ、頑なに口をつぐんでいました。
 それでも私は、駐在所の幽霊について、強い口調で尋ねたのです。
 すると村長は、古ぼけた封筒を私に手渡しながら、こう言いました。
 「この封筒の中を見たら、あんたは間違いなく死ぬ」
125124:02/06/21 07:02
 「その覚悟があるんなら、見てみなさい」
 私が封筒を手に取り、中を確認しようとしたその時です。
 突然に玄関のドアを、誰かが叩く音がしました。
 私と村長が玄関まで行くと、ドア開かれておりましたが誰も居ません。
 「もしかしたら、あの幽霊なのか?」
 「あの幽霊が居る気配がするし・・・」
 「でも、どこにも姿が見えないな」
 私がそう思いながら、恐る恐る辺りを見回していた時です。
 突如、私の背中に悪寒が走ったかと思うと、そのまま私は気を失ってしまいました。
 それからどの位の時間が経ったのでしょうか。
 意識が戻った時は、何と私の体が金縛り状態になっていたのです。
 そして「見たな、見たな・・・」と、あの幽霊が私に呟き続けていました。
 それで、驚いた私は思わず心の中で叫んだのです。
 「一体お前は、何をしたいんだ!」
 「俺をどうする気だ!」
 その時、幽霊はこう答えました。
 「一人になりたい」
 「幸せに辿り着くまで、考え続けたいんだ」
 彼はそう言い残し、自分の家へ帰ったようでした。
 あの駐在所に・・・。
 その後、私は別の建物を駐在所代わりにし出したのです。
 そんな私に、村長は駐在所の幽霊について、こう教えてくれました。
 「あのお巡りさんは、駐在所で火の不始末から、火事を起こしたんじゃ」
 「火はすぐに消えたが、お巡りさんは大火傷をした」
 「それ以来あのお巡りさんは、人を避けるようになってな」
 「火傷のせいで、えらく人相が悪くなったから、しょうがないじゃろう」
 「だが島のみんなは、そんな駐在さんはいらんと怒ってな」
 「駐在さんは、みんなの冷たい仕打ちのせいか、自殺したんじゃ」
 「駐在さんの奥さんも、その後、ここを去っていった」
 「あの封筒にはな」
 「駐在さんの、顔写真が入っているんじゃよ」
 「もうこれ以上は、何も知らん方がいい」
 私は今でも、「彼が早く幸せに辿り着くよう」祈っています。
>>1
 終わった下書は、別のスレにコピペしてもよいでしょうか?
 原案の方も、反対しないと思いますので・・・。
 それに、別のスレの方が、ネタを提供して下さっているようですし。
127恐談社ホラー編集部:02/06/21 09:45
>>126
全く問題ありません。どんどんお願いします。
128恐談社ホラー編集部:02/06/21 11:49
死後婚ってご存知ですか、何か物語が作れそうです。

#山形県村山盆地のムカサリ絵馬
ttp://www.sankei.co.jp/databox/paper/9706/html/0625side62.html
#青森県南部町恵光院(けんこういん)花嫁人形と奉納絵馬(ムカサリ)
ttp://www4.gateway.ne.jp/~helios/sukima/12_touhoku00_01/05keikou.htm
#天童市若松寺のムサカリ絵馬
ttp://www.yomiuri.co.jp/tabi/japan/articles/19971225sc11.htm

ムガサリとは、嫁入りや花嫁をさす方言です。山形県内陸に広く用いられていますが
県外では宮城県や長野県でも使用しています。ムガサル(嫁ぐ)という動詞はもっと
分布が広くて、福島県・山梨県・静岡県、さらには鹿児島県にも分布しています。
この分布から考えると、動詞が先にうまれて、嫁入り・花嫁の順に意味が変わって
いったように思います。

http://www.informatics.tuad.ac.jp/net-expo/mapping/hougen/ja/mugasari.html

129恐談社ホラー編集部:02/06/21 12:04
ネタ提供
母親と喧嘩ケンカして、絶対にしゃべってやらないからと言い合った。
その後、翌日どうしても学校に早く行かなければばらない事を思い出し、
母の携帯に「明日、朝5時半に起して」とメールしておいた。
翌日6時を過ぎて目が覚め、無視されたと思って、ふとベットの下の
携帯を見たら『5時半だ、起きろ!」と母からメールが入っていた。
----------------------------------------------------------

こらは、ほのぼの話ですが、携帯はいまや画像も当たり前。
恐い話も当然出てきそうです、一ついかがですか?

携帯に知らない人から画像メールがくる。
よく知っている私の町の駅だった。
次のメールはいつもの帰り道のスーパー
次は曲がり角のタバコ屋・・・
もうわかりますよね。

未来からのメール(過去)・予知。色々考えてください。
130126:02/06/21 22:57
>>127
 有難うございます。
 早速コピペしてきます。
131恐談社ホラー編集部:02/06/22 00:54
                「あの8月を忘れない」

群馬県と埼玉県を結ぶ静かな山沿いの町を抜ける道路は、神流川を縫うように走っている。
左に御荷鉾山をいただき、ゆるやかな流れの所々にカラフルなキャンパーのタープが点在
している。そろそろ夕刻も近い。
キャンプで過ごした3日間を助手席の妻と語りながら、明日からの仕事を考えて、ため息を
ついた。子供たちは後ろのシートで寝息を立てている。
川の流れが大きくひろがり、深い群青にかわり湖のような景色に変わった。
「神流湖」人口湖だが都心から近いこともあり人気も高い。
「あなた、トイレに寄らしてもらってもいい?」
「そうだな、俺も飲み物でもかうかな、もうすぐレストハウスがあるよ。」
数キロ先のトンネルを抜けるたあたりにある筈だった。

道路はゆるやかなカーブに差し掛かり、軽くブレーキを踏んだ。
その時、前方に道路の右側を多くの人たちが歩いているのが見えた。
こちらに背を向け、東京方面に向かっている、色とりどりの服をまとい、子供、老人、
男も女もいる、特にハイキングのような格好をしているわけではない。

ゆっくりとその団体追い越すのに暫くの時間を要した。東京でもなかなか見られない光景
である。ミラーには所々でこちらに向かい手をあげる人も何人か見えた、先頭はちょうど
トンネルに入ろうとしていた。
「歩け歩けでもないんだろうけど、何なんだろうね」と妻に問い掛けた。

「急いで!」
急に妻は声を張り上げた、振り向くと妻は前方を凝視しながら「止まらないで!」
私はわけのわからぬままアクセルを踏み込んだ、幸いトンネルに対向車はなかった。
トンネルを抜けレストハウスの駐車場まで一気に車を滑り込ませた。
「どうしたんだ」
「みんな、靴をはいていない」
「靴!、何のことだ」
そして、私はあることに気がついて愕然となった。

駐車場から見通せるそのトンネルから出て来る人の姿はなかった、何分たっても。

--------------------------------------------------------------------------
昭和○○年8月羽田を発った日航機は迷走しながら神流川上流の御巣鷹の尾根に
墜落した。ボイスレコーダーには乗客に靴を脱ぎ安全姿勢を取るようにと機長か
らの放送が残されている。
         *現在ではエマージェンシーでも靴を脱ぐ指導はしていない。

神流湖の近くでヒッチハイクの人を拾ってはいけない、特に靴をはいていない人は。
「10年前のあの8月の事、帰りたいんだ・・・我が家へ」
---------------------------------------------------------------------------

132恐談社ホラー編集部:02/06/22 00:57
同じ話でもうひとつの結果を用意してみました。

「あの8月を忘れない」

群馬県と埼玉県を結ぶ静かな山沿いの町を抜ける道路は、神流川を縫うように走っている。
左に御荷鉾山をいただき、ゆるやかな流れの所々にカラフルなキャンパーのタープが点在
している。そろそろ夕刻も近い。
キャンプで過ごした3日間を助手席の妻と語りながら、明日からの仕事を考えて、ため息を
ついた。子供たちは後ろのシートで寝息を立てている。
川の流れが大きくひろがり、深い群青にかわり湖のような景色に変わった。
「神流湖」人口湖だが都心から近いこともあり人気も高い。
「あなた、トイレに寄らしてもらってもいい?」
「そうだな、俺も飲み物でもかうかな、もうすぐレストハウスがあるよ。」
数キロ先のトンネルを抜けるたあたりにある筈だった。

道路はゆるやかなカーブに差し掛かり、軽くブレーキを踏んだ。
その時、前方に道路の右側を多くの人たちが歩いているのが見えた。
こちらに背を向け、東京方面に向かっている、色とりどりの服をまとい、子供、老人、
男も女もいる、特にハイキングのような格好をしているわけではない。

ゆっくりとその団体追い越すのに暫くの時間を要した。東京でもなかなか見られない光景
である。ミラーには所々でこちらに向かい手をあげる人も何人か見えた、先頭はちょうど
トンネルに入ろうとしていた。
「歩け歩けでもないんだろうけど、何なんだろうね」と妻に問い掛けた。

「急いで!」
急に妻は声を張り上げた、振り向くと妻は前方を凝視しながら「止まらないで!」
私はわけのわからぬままアクセルを踏み込んだ、幸いトンネルに対向車はなかった。
トンネルを抜けレストハウスの駐車場まで一気に車を滑り込ませた。
「どうしたんだ」
「みんな、靴をはいていない」
「靴!、何のことだ?、気にするなよ、見間違いだよ」
私はドアをあけて、レストハウスまで走った、妻の「待って!」の声も聞かずに。
駐車場にほかの車はなかった。
レストハウスに入ると店内にいた人々が一斉にこちらを向いた。
大勢だった、でも話声が聞こえない。
突然後ろから声をかけられた、振り向くとそこに制服・制帽の男性の姿があった。

「〜東京まで乗せてっていただけませんか?」

その制服には覚えがあった。パイロットの制服だった。

そして窓越しに見える妻の乗った車を囲むように、多くの人たちが集まり始めていた。

本当に多くの人たちが・・・。

------------------------------------------------------------------------------
神流湖の近くでヒッチハイクの人を拾ってはいけない、特に靴をはいていない人は。
「10年前のあの8月の事、帰りたいんだ・・・我が家へ」
-------------------------------------------------------------------------------
昭和○○年8月羽田を発った日航機は迷走しながら神流川上流の御巣鷹の尾根に
墜落した。ボイスレコーダーには乗客に靴を脱ぎ安全姿勢を取るようにと機長か
らの放送が残されている。
         *現在ではエマージェンシーでも靴を脱ぐ指導はしていない。
age
134:あなたのうしろに名無しさんが・:02/06/22 17:36
池袋駅ってよく人玉がとんでるよね。
135火尭烏:02/06/22 18:11
会社帰り、私は酔いで意識も朦朧と駅のホームに突っ立っていた。
終電間際で、ホームには人もまばらだ。
私の前に、これも同じようなサラリーマン風の男が列車を待って突っ立っている。
ガクン、ガクン、とさびしい音を立てて、列車が遠くに見えた。
不意に私は均衡を失い、前の男の肩に額をぶっつけてしまった。
男は振り向かず、また気にする様子もなかった。
私は謝らねばと彼に声をかけた。これから一緒の車両に揺られるであろう間、
ずっと彼に気兼ねしなければならないなんて・・・そんなのはまっぴらだ。
『すみません、なにしろ、しこたま飲んできちまったもので・・・。
 しかし、たといあなたの肩を汚すような事があろうと、飲酒運転なんかを
 するよりは全然ましでしょう、え。どうです。まあ、わたしはこちらを選びますがね。
 まったくひどいもんですよ、飲酒運転なんてのは・・・』
 (実際、私はこの時かなり酔いが回っていた)
彼は不意にこちらを振り返った。私は驚愕した。一瞬で喉がからからになった。
そして、・・・そして私は、・・・ああ!私は彼をとげとげしい石の上に突き落とした!
列車はもう20メートルほどの所まで来ていた。ここはホームの中盤で、
列車が完全に止まるには全然はやすぎた!

ゴリン。

私は逃げた。
136あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/22 20:09
>>135
何故突き落としたの?
137もっちゃん ◆URb6IKO2 :02/06/22 20:16
>>136気持ちがいいからだよ。
振り向いたら誰だったのかな?
139火尭烏:02/06/23 18:34
私は逃げた。どこをどう走ったのやらぜんぜん覚えてはいなかったが、
正気を取り戻した時には、私は駅構内のトイレの、薄汚い便器の上に座っていた。
あんな物を見た後で酔いは覚めるどころかいよいよひどくなり、アンモニアの
臭いのせいもあって私の頭をがんがん揺らし始めた。上手く呼吸が出来ない。
ともするとばったりといってしまいそうだった。
いつの間にかカバンも靴も無くなっていた。

私は≪見られただ≫ろうか?いや、確実に見られた。ホームには人がいたし、
私はここまで、よく覚えていないがそうとう慌てて走ってきたようだし、
途中誰かにぶつかったような気もした。・・・確実に怪しまれている。
一体、一体これからどうするというのだ・・・。私はしばらく、恐らくかなり長い間、
そこでじっ、と何かを待っていたような気がする。今のこの状況を打開してくれる何か、
というよりは今見たものはすべて夢だった、というような事実を、だ。

ぎぃ、とドアの開く音が聞こえた。私は息を潜めた・・・。
≪追ってきた≫のだろうか? こつ、こつ、こつっ。
足音は、事もあろうに扉一枚の向こう側、私の目の前で立ち止まった。
私は信じられないような心持ちで首を振った。静かに、長いため息をついた。

「すみません、あの、先ほどそこでカバンを落としませんでしたか?」
140火尭烏:02/06/23 19:00
しめた。彼は何も知らない、カバンを拾ったのか。いや、しかしなぜ
私がここにいる事を?これは≪罠≫かもしれない。
「え。なんです?」
執拗に聞き耳を立てながら、わざと慌てたような震えた声で応えた。
「いえ、さっき私とぶつかった人がかばんを落としていったのです。靴ごとです。
 それで、そこの入り口の前に同じ靴が落ちていたので。確かに同じ靴です。
 サイズも一緒です・・・。」
しめた。そういう事か。これで落ちたかばんの中身を見られて怪しまれる事もないぞ。
「す、すみません。それ、きっと私のです。いや、申し訳ない事をしました。」
妙な懐疑心が消えて私の語調は少しばかり晴れやかになったが、代わりに幾分か舌がもつれた。
私は何をしたわけでもない便器の水を流して、がちゃと扉を開けた。
私は≪その男≫の顔を見た。途端に心臓が凍えたようにぎゅっとなり、
私はかえるの潰れたような、ぎゅっ、と言う悲鳴を上げて、黒ずんだ床の上にもんどりうった。
141火尭烏:02/06/23 19:22
再び気が付くと、私は白いベッドの上に寝ていた。しばらくの間狐につままれたような
ふわふわした気持ちでいたが、やがてそこが病院の個室である事に気付いた。
「あら、起きましたね。」
妻が私の横に座っていた。その表情はいかにも心配している、という風だった。
「いったいどうしたの。ホームでいきなり倒れたっていうじゃありませんか。
 あなた、電車が来ていたらそれこそ危ない事になっていましたよ。
 なんでもえらくお酒を飲んでいたんですってねぇ、気を付けて下さいよ、
 お酒なんかでもしものことがあったらどうするの・・・」
「なに、ホームで。私はホームで倒れた。トイレでなく?」
妻は少し驚いた顔をした。
「あきれた!そんな事もはっきりしないなんて。あなた、もうすこしで
 線路に落ちるところだったそうじゃありませんか、気を付けて下さいな・・・」
私はしばらく考えた。白い天井をじっと見つめながら。そのまま何も言わなかった。
「あなた、どうしたの。お医者様を・・・」
「は、は、は!そうか!ホームかね!!まったく、いじけた夢を見たもんだよ!」
私はとうとう我慢できなくなった。緊張の糸が切れて、壊れた人形のように笑った。
「まったく、どうかしてるよ!もう歳かね!焼きがまわったよ!は、は!は!」
「まあ、どうしたの。ほんとにあきれるよ、急に笑いだすなんて・・・」

ガチャ。扉が開いた。
142火尭烏:02/06/23 19:48
白衣の男だった。彼は出し抜けに言った。
「楽しそうですね」
私は少し怖くなって、彼の顔を見るのがためらわれた。
「あら、先生。この人ったら変なんです。考え込んだり、笑い出したりで・・・」
妻の平々凡々な反応を見て、私は自分が馬鹿らしくなった。そして見てみれば、
白衣の男はなに、どこにでもいそうな冴えない中年だった。
「いや、先生、妙な夢を見ましてな。それがなんと、物騒にも人を殺す夢なんです
 それも普通の殺人じゃないですよ。それというのも、(今考えてもおぞましいですな!)
 相手の顔が・・・いえ、つまりとても言えないようなふうなのです。」
妻が小さく、まあ、と言うのが聞こえた。私の喋りすぎる舌がこの≪先生≫に対して
失礼だと考えたらしい。私はそれが心地よくて、さらに勢いづいて続けた。
「まったく、夢の中とは言えとんだ目にあいましたよ!(ほら、見てください!
 手に汗をかいてます!)いや、実にリアルな夢でした。おお、恐ろしい。
 考えられますか?だってその、相手の顔というのが・・・」

「ほう、それはもしかして・・・こんな顔でしたか?」

私は凍りついた笑いを顔中に貼り付けて、ゆっくりと彼の顔を見た。
しかし、そこには私が恐れたような何があるわけでもなかった。
医者はいたずらっぽい卑屈な微笑で私の目を覗き込んでいた。
「は・・は、は。い、いけないことをする人ですな、あなたも・・・。私は、
 私は今心臓が止まるかと思いましたよ・・」
事実、私の額には冷たい汗がはた目からもわかるぐらいにだらだら流れていた。
「は、は、は!あ、は、は!」
医者は私の狼狽振りに満足したらしく大口を開けて笑っていた。
私はとうとういきり立った。
「君、何が面白い!君には解からんかも知れんが、今一人の人間がしに瀕したんだぞ!
 一体君には医者としての自覚がすずめの涙ほどにでもあるのかね!」
彼は悪びれもせずに笑いをこらえてひぃひぃ言っていた。
「いえ、ははは!あなた、そちらじゃありませんよ!こっち、こっちです!
 これを見て!さあ!!」
医者はどこから持ってきたものか、ちょうどノートぐらいの大きさの鏡を持っていた。


鈍い光の中に、私の顔が映っていた。

143火尭烏:02/06/23 19:49






144あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/23 23:35
うまいね。結構書きなれてます?
怖いというより教訓が含まれてるのかな。
こういう話は好きです。
145命の蝋燭のネタ:02/06/25 00:27
「どうだ、これが命の蝋燭だ
 この太くて長いのは元気な若者のもの
 この小さいのはお爺さんのだ」

男は自分のを見せてくれるように頼んだ
するとそれは予想に反して今にも消えそうな小さい蝋燭だった

「大きな蝋燭を継ぎ足してくださいよ」

男が泣いて頼むと死神は大きな蝋燭を持ってきた
そして継ぎ足すようなフリをして
小さな男の蝋燭を転がして消してしまった

男はばったりと倒れて死神の手に渡った

    おわり



386 名前: 命の蝋燭の話し 投稿日: 02/01/06 01:09

命の蝋燭」の話は光栄から出てる『爆笑グリム童話』に
載っていたものを写した物です
この本によるとこの話は『靴直しクリスピノ』と言うタイトルで
オペラにもなったそうです
明治時代にこのオペラが日本に入り
名人、三遊亭圓朝が『死神』または『誉の幇間』(ほまれのたいこ)
という落語に翻案しました
だから元はグリム童話みたいですね
って言うか向こうの国の昔話か(w
もっと詳しい人居たら訂正&付け加えよろしくお願いします

146145:02/06/25 10:01
   七人御先(>>19 >>124

 もう数年も前の話ですが、この村の駐在所で火事がありました。
 火事の原因は、駐在所さんの奥さんが火の不始末をしたからです。
 駐在所さんはその時、すぐに奥さんを避難させました。
 そして、しばらく一人で火を消そうとしていたのです。
 駐在所さんの消火活動が良かったのか、被害は軽く済みました。
 しかし駐在所さんの顔には、醜い火傷の痕が残ってしまったのです。
 その時から駐在所さんは、寄り合いにも顔を出さなくなりました。
 精神的に参っていた奥さんに、「出来るだけ側にいてあげたい」と思ったからです。
 でも私を含め、村の人達は、駐在所さんを良く思っていませんでした。
 「駐在所で火事を出し、顔に火傷が出来たから人目を避けている」
 「そんな駐在所さんは、駄目だ」
 みんなそんな事ばかりを、毎日のように話しています。
 そのうちに、駐在所さんに嫌がらせをする輩まで現れました。
 それで村長である私は、駐在所さんを訪ねました。
 駐在所さんの行動を、諌めようとして・・・。
 その時に私は、駐在所さんの事情を知ったのです。
 駐在所さんは事情を説明した後、私にこう嘆願しました。
 「このことは、誰にも言わないで欲しい。」
 「私は何を言われても平気だが、妻には何も負い目を感じさせたくない」
 駐在所さんは、真剣な眼差しで私を見つめます。
 私は仕方なく、駐在所さんの願いを了承しました。
 その数日後に、駐在所さんは心労のせいか、急死してしまったのです。
 駐在所さんの葬儀には、村中の人々が集まりました。
 しかし葬儀の最中に、奇妙な事が起こったのです。
 風もないのに、蝋燭が激しく揺れたと思ったら突然、葬儀に参加していた老人が倒れました。
 駐在所さんに「責任を取って、この島から出て行け」と、言っていた老人です。
 彼は、そのまま心臓発作で亡くなりました。
 そして、それから一週間もしないうちに、六人が死んだのです。
 村では「駐在所さんの怨念が、七人御先となり殺したのだ」と言う人もおりました。
147145:02/06/25 10:02
 この島には、七人御先の祠があります。
 昔から「無念な死を遂げた人は七人御先となり、六人を呪い殺す」という、言い伝えがありました。
 それに亡くなった人達は命を落とす前日、こんな証言をしています。
 「後ろから烏に、突かれるかと思った」と・・・。
 そんな事が続いていたので、私は村の人達と相談し、お寺に七人御先の供養を頼みました。
 「もう七人が死んでいるので、やらない方がいいのでは?」と、言う人もおりましたが・・・。
 でも、そんな人達の心配に反し、供養は無事に終わったのです。
 供養の後、私は最後までお寺に残り、後始末をしていました。
 するとお寺の住職がやって来て、こう言ったのです。
 「こんなにお供え物があっても、腐ってしまうね」
 「これらのお供え物を、持っていってくれないかい?」
 「食べ残した物を、村長さんの庭畑に埋めるといい」
 「きっと、いい肥やしになるから」
 私は住職の勧めに従い、お供え物を庭畑に埋めたのです。
 ところがその夜、私が寝ている時に、何人かの話し声が聞こえました。
 声は、外から聞こえてきます。
 それで不審に思った私は、外に出て声の主を捜しました。
 するとその話し声は、誰も居ない庭畑から聞こえていたのです。
 私は怖ろしくなり、すぐに家の中へ駆け込もうとしました。
 するとその時、後から烏の羽ばたく音が聞こえたのです。
 カラスは私の頭スレスレを、一瞬のうちに飛び去りました。
 それからというもの、私は「自分も死ぬのかな」と、そんな事ばかりを考えていたのです。
 恐怖に駆られた私は、駐在所さんの写真を取り出し、それに土下座しようと思いました。
 ところが写真には、駐在所さんの周りにボンヤリと何かが写っています。
 よく見ると、それは亡くなった人の顔でした。
 それで驚いた私は、息子にその写真を見せたのです。
 すると突然に息子は「人は、自分の意志で死ぬ事が出来る」と叫び始めました。
 そして何と息子は、台所へ行き、包丁で自殺してしまったのです。
 今も私はその写真を持っていますが、もう誰にも見せる気はありません。
148146と147:02/06/25 10:06
済みません。
名前は、146にするべきでした。
命の蝋燭のネタさん、申し訳ありません。
時間が無くて、焦っていたので・・・。
149恐談社ホラー編集部 :02/06/25 22:45
皆さんすばらしいですね、これからも宜しくお願いいたします。
150:恐談社ホラー編集部:02/06/25 23:11
想像してみい。これ以上おぞましいことがあるか?
ドイツが負けて日本にあいつらがやってくること。
偽者がでましたんんんんでトリ付きになりやした。

たわごとは無視してね。(W
152152:02/06/27 01:12
   耳掻きの下書(>>20

 彼と別れる原因になった出来事を、私は今でも覚えています。
 彼はあの日、私と息子を、車で病院まで送ってくれました。
 息子が、風邪をこじらせたからです。
 でも息子にとって病院は、物珍しい遊び場に思えたのでしょう。
 病院に着くなり息子は、はしゃぎながら走り出しました。
 私が慌てて息子を追いかけていた、その時です。
 突然に、誰かの悲鳴が聞こえました。
 駆け寄ってみると、そこには呆然と立ち尽くす息子と、耳を押さえている老婆が居ます。
 老婆はうめき声を上げながら、息子の服を掴んでいました。
 そして、私が息子が近付くと、老婆はこう叫ぶのです。
 「この子が私に、ぶつかって来たんだ」と・・・。
 老婆はその病院に、入院している人でした。
 たまたま待合室で待っている時に、「暇なので耳垢を取っていた」そうです。
 そこへ息子が運悪くぶつかったので、老婆の鼓膜は破れてしまいました。
 それで私達は、その老婆に高額な慰謝料を支払う事になったのです。
 それからというもの、私達は金銭的に苦しい生活を強いられました。
 そんな日々が続くと、心も荒んでくるものです。
 あんなに優しい夫であった彼も、段々と歪な性格になってしまいました。
 そしてある日、彼は「別れよう」と、言い出したのです。
 そのため彼とはその後、息子の親権を裁判で争う事になりました。
 私はどんな事があっても、息子を手放したくなかったのです。
 そんな私の気持ちが、認められたのでしょうか?
 裁判では、私が勝訴しました。
 そして彼は、慰謝料と養育費として、毎月15万円を支払うよう裁判所から命じられたのです。
 その時に、彼はこう言っていました。
 「私の給料は、約20万円です」
 「その中から、車のローンや保険料も支払わなければいけません」
 「私の収入以上のお金を払いながら、どう生活しろと言うんですか?」
 彼の置かれた苦境は、私にも分かります。
 でも、裁判所からの命令は正当なものでした。
153152
 それなのに彼は、1年もすると支払いが遅れるようになったのです。
 さらに2年目には、全くお金を支払わなくなりました。
 明らかに、裁判所の命令を無視した行為です。
 それで私は、生活も苦しかった事もあり、彼の家を訪ねました。
 すると彼は、アパートの自室で自殺していたのです。
 彼の遺書には、こう書かれていました。
 「もうこんな生活は、堪えられない」
 「一生懸命に、やれる事はやったんだ」
 「だから、死んで楽になろうと思う」
 「死んでも楽になれるか、分からないが・・・」
 「ただ、死ぬ前に、一度でもいいから息子に会いたかった」
 それからというもの、息子の写真を撮ると、いつも彼の姿が写るようになったのです。
 彼は今でも、息子の事を見守っているのでしょうか・・・。